JP2017151082A - 3つのビーム経路のための切り換えシステムを備えるx線光学アセンブリ、及び関連するx線回折装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明の目的は、簡単な方法でさまざまな測定形状に対してさらに普遍的に使用され得るX線光学アセンブリ及びX線回折装置を提供することである。
本目的は、冒頭で言及したタイプのX線光学アセンブリによって実現され、
このX線光学アセンブリはまた、モノクロメータ、特にチャンネルカット結晶を含み、
X線ビームのための3つのビーム経路が、切り換えシステムを使用して選択可能であり、
切り換えシステムの第1の位置にある第1のビーム経路は、多層ミラーを通り越し、モノクロメータを通り越し、
切り換えシステムの第2の位置にある第2のビーム経路は、多層ミラーを含み、モノクロメータを通り越し、
切り換えシステムの第3の位置にある第3のビーム経路は、多層ミラーを含み、モノクロメータを含むことを特徴とする。
キャリッジ機構の実施形態
好ましい一実施形態では、
切り換えシステムが、多層ミラーに対して可動であり且つ切り換え可能なアパーチャシステムを有するキャリッジを有し、
切り換え可能なアパーチャシステム及びモノクロメータは、キャリッジ上に配置され、
キャリッジを移動させることによって、
−第1のビーム経路又は第2のビーム経路を選択するために切り換え可能なアパーチャシステムがX線ビームに選択的に配置されるか、又は、
−第3のビーム経路を選択するために、モノクロメータがX線ビームに選択的に配置される。
好適な一実施形態では、モノクロメータは、少なくとも2つの自由度で回転可能な関節ジョイントを介して支持された調整ユニットに留め付けられる。モノクロメータの回転位置を、回転可能な関節ジョイントを介して(多層ミラー又はそこから放射するX線ビームに対して)調整することができる。関節ジョイント又は回転軸(複数可)は、例えば2cm以下の距離で、モノクロメータ又はX線ビームの近くに位置することが好ましい。関節ジョイントは、通常、モノクロメータ及び切り換え可能なアパーチャシステムを担持するX線光学アセンブリの可動キャリッジ上に支持される。調整ユニットは、通常、関節ジョイントが設けられた保持要素と、モノクロメータを調整するための調整要素、特に、保持要素から横方向に突出する調整レバーとを含む。回転可能な関節ジョイントは、厳密に2つの自由度を有する(もともと有するか、又はさらなる自由度をブロックすることによる)のが好ましく、これによってより容易な調整を可能にする。ただし、調整オプションの制限を可能な限り少なくするために、3つの自由度すべてに関する回転自在性を提供することもできる。
相互に対向する2つのガイド部を有するガイド装置が設けられ、ガイド部間で調整ユニットが接触した状態でガイドされ、これにより調整ユニットは、ボールジョイントの中点を通ってガイド面に対して垂直に延びる第1の軸線(y)を中心として、ガイド部に平行なガイド面に平行に旋回可能であり、
さらに、調整ユニットは、ボールジョイントの中点を通って第1の軸線(y)に対して垂直に延びる第2の軸線(x)を中心に回転可能であり、
調整ユニットは、ボールジョイントの中点から第2の軸線(x)の方向に関して離れてガイド部に当接し、これにより、ボールジョイントの中点を通って第1の軸線(y)に対して垂直且つ第2の軸線(x)に対して垂直に延びる第3の軸線(z)を中心とする調整ユニットの旋回がブロックされる。
また、本発明の範囲は、X線回折装置を包含し、
−X線源と、
−サンプルのための位置であるサンプル用位置と、
−サンプルの位置を中心に円弧上で可動であるX線検出器と、
−X線ビームためのビーム経路が選択可能な調整システムと
を含む、X線回折装置において、
X線回折装置はまた、本発明による上述のX線光学アセンブリを含み、
X線回折装置の調整システムは、少なくともX線光学アセンブリの切り換えシステムを含み、
−切り換えシステムが第1の位置にある、調整システムの第1の調整における第1のビーム経路と、
−切り換えシステムが第2の位置にある、調整システムの第2の調整における追加的な第2のビーム経路と、
−切り換えシステムが第3の位置にある、調整システムの第3の調整における追加的な第3のビーム経路と
が、いずれの場合にも、X線ビームをX線源からサンプルの位置に向ける
ことを特徴とする。
本発明は、図面に示され、以下のように、例示的な実施形態を参照してより詳細に説明される。
本発明は、3つの異なる測定形状においてX線回折測定を行うことができるX線光学アセンブリ及びそのようなアセンブリを有するX線回折装置を提供する。測定形状間の切り換えは、好ましくは自動化された方法で行われるので、光学装置の再調整を必要とする可能性がある測定機器における(手動)介入は必要ではない。本発明の範囲内では、一般に光学装置の中間調整を必要とせずに、さまざまなモードを使用して同じサンプルを測定することができる。
図1は、本発明によるX線回折装置1の一実施形態の概略図を示している。X線回折装置は、Cuアノードを有するX線管などのX線源2、(点線で囲まれた)X線光学アセンブリ3、測定されるサンプルのための位置4、及びX線検出器5を備えている。X線管2のソース焦点(又は任意で、それに対応する画像)及びX線検出器5(又は任意で、対応する検出器アパーチャ)が、サンプルの位置4の周りの円弧(測定円)6上に配置されている。X線源2及び/又はX線検出器5は、サンプルを測定するために、慣習的な方法で円弧6上を移動することができる。並びに/もしくは、サンプルをこの目的のために回転させることができる。
本発明によるX線光学アセンブリ3の一実施形態であって、図1、図2、図3aのX線回折装置に設置することができる実施形態が、図4aでは、前景に基体40を表した概略斜視図で示されており、図4bでは、前景にキャリッジ8を表した概略斜視図で示されている。
Claims (20)
- 多層ミラー(7)、特にゲーベルミラーと、X線ビームのためのビーム経路(15;16;17)が選択可能である切り換えシステム(13)とを備えた、X線回折装置(1)のためのX線光学アセンブリ(3)において、
前記X線光学アセンブリ(3)はさらに、モノクロメータ(9)、特にチャンネルカット結晶(9a)を含み、
前記X線ビームのための3つのビーム経路(15;16;17)が、前記切り換えシステム(13)を使用して選択可能であり、
前記切り換えシステム(13)の第1の位置にある第1のビーム経路(15)は、前記多層ミラー(7)を通り越し、前記モノクロメータ(9)を通り越し、
前記切り換えシステム(13)の第2の位置にある第2のビーム経路(16)は、前記多層ミラー(7)を含み、前記モノクロメータ(9)を通り越し、
前記切り換えシステム(13)の第3の位置にある第3のビーム経路(17)は、前記多層ミラー(7)を含み、前記モノクロメータ(9)を含む
ことを特徴とするX線光学アセンブリ(3)。 - 前記切り換えシステム(13)は、前記多層ミラー(7)に対して可動であり且つ切り換え可能なアパーチャシステム(10)を有するキャリッジ(8)を有し、
前記切り換え可能なアパーチャシステム(10)及び前記モノクロメータ(9)は、前記キャリッジ(8)上に配置され、
前記キャリッジ(8)を移動させることによって、
−前記第1のビーム経路(15)又は前記第2のビーム経路(16)を選択するために、前記切り換え可能なアパーチャシステム(10)が前記X線ビームに選択的に配置されるか、又は、
−前記第3のビーム経路(17)を選択するために、前記モノクロメータ(9)が前記X線ビームに選択的に配置される
ことを特徴とする請求項1記載のX線光学アセンブリ(3)。 - 前記キャリッジ(8)は、前記X線光学アセンブリ(3)の基体(40)上の2つの端部ストッパ(100,101)の間、特に、変位可能な設計を有する2つの端部ストッパ(100,101)の間で、ガイド(42)を介して可動であることを特徴とする請求項2記載のX線光学アセンブリ(3)。
- ガイドボルト(52)が前記キャリッジ(8)上又は前記キャリッジ(8)内でガイドされ、前記キャリッジ(8)の移動方向(VRS)に平行に、スライド方向(SRF)に沿って前記キャリッジ(8)に対して可動であり、
前記スライド方向(SRF)において、前記ガイドボルト(52)の両側の前記キャリッジ(8)上又は前記キャリッジ(8)内に接触要素(53,54)が形成され、前記スライド方向(SRF)に平行に前記キャリッジ(8)上又は前記キャリッジ(8)内で可動であり、それぞれの第1のばね要素(55,56)を介して前記キャリッジ(8)上に支持される
ことを特徴とする請求項3記載のX線光学アセンブリ(3)。 - 前記X線光学アセンブリ(3)の前記基体(40)上に、前記基体(40)上をガイドされるスピンドルナット(50)が載置される駆動スピンドル(43)が設けられ、前記ガイドボルト(52)は、特に前記ガイドボルト(52)から横方向に突出するキャリヤ(51)を介して、前記スピンドルナット(50)に連結されることを特徴とする請求項4記載のX線光学アセンブリ(3)。
- 前記モノクロメータ(9)は、少なくとも2つの自由度で回転可能な関節ジョイント(79)を介して支持された調整ユニット(46)に留め付けられることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のX線光学アセンブリ(3)。
- 前記回転可能な関節ジョイント(79)はボールジョイント(79a)として設計されることを特徴とする請求項6記載のX線光学アセンブリ(3)。
- 前記調整ユニット(46)は、保持要素(69)及び調整要素(73)を含み、前記保持要素(69)は、ボール部(71)と、前記ボール部(71)から前記モノクロメータ(9)への第1の接続部(70)と、前記ボール部(71)から前記調整要素(73)への第2の接続部(72)とを有することを特徴とする請求項7記載のX線光学アセンブリ(3)。
- 前記調整ユニット(46)にボール部(71)が設けられ、前記ボール部(71)は、2つのジョイントソケット要素(74,75)の間に位置し、特に、穿孔されたプラスチック円盤として設計された前記ジョイントソケット要素(74,75)の間に位置し、
前記ジョイントソケット要素(74,75)は、1つ又は複数の第2のばね要素(76)、特に皿ばね(76a)によって互いにプレテンションされている
ことを特徴とする請求項7又は8記載のX線光学アセンブリ(3)。 - 相互に対向する2つのガイド部(82,83)を有するガイド装置(84)が設けられ、前記ガイド部(82,83)間で前記調整ユニット(46)が接触した状態でガイドされ、これにより前記調整ユニット(46)は、前記ボールジョイント(79a)の中点(M)を通ってガイド面(FEB)に対して垂直に延びる第1の軸線(y)を中心として、前記ガイド部(82,83)に平行な前記ガイド面(FEB)に平行に旋回可能であり、
さらに、前記調整ユニット(46)は、前記ボールジョイント(79a)の前記中点(M)を通って前記第1の軸線(y)に対して垂直に延びる第2の軸線(x)を中心に回転可能であり、
前記調整ユニット(46)は、前記ボールジョイント(79a)の前記中点(M)から前記第2の軸線(x)の方向に関して離れて前記ガイド部(82,83)に当接し、これにより、前記ボールジョイント(79a)の前記中点(M)を通って前記第1の軸線(y)に対して垂直且つ前記第2の軸線(x)に対して垂直に延びる第3の軸線(z)を中心とする前記調整ユニット(46)の旋回がブロックされる
ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載のX線光学アセンブリ(3)。 - 前記ガイド装置(84)は、前記第2の軸線(x)の周りを回転可能であるように設計され、前記調整ユニット(46)は、前記第3の軸線(z)の方向に関して前記ボールジョイント(79a)の前記中点(M)から離れて前記ガイド部(82,83)に当接し、これにより前記調整ユニット(46)が前記第2の軸線(x)の周りを回転すると、前記ガイド装置(84)、特に、ロックスリーブ(84a)を備えて設計された前記ガイド装置(84)も回転することを特徴とする請求項10記載のX線光学アセンブリ(3)。
- 前記ガイド装置(84)は回転可能に固定された設計を有し、
前記調整ユニット(46)は円筒の外側表面部を有する前記ガイド部(82,83)に当接し、前記円筒の外側表面部の共通円筒軸(ZA)は前記ボールジョイント(79a)の前記中点(M)を通って延び、これにより、前記調整ユニット(46)が前記第2の軸線(x)の周りを回転すると、前記調整ユニット(46)は、前記ガイド装置(84)に対して、特に、前記調整ユニット(46)を円筒状領域(111)内にガイドする前記ガイド装置(84)に対して、前記共通円筒軸(ZA)の周りを回転することを特徴とする請求項10記載のX線光学アセンブリ(3)。 - 前記調整ユニット(46)を第1の軸線(y)の周りに旋回させる第1の調整機構(91)と、前記調整ユニット(46)を第2の軸線(x)の周りに回転させる第2の調整機構(92)とをさらに備えた、請求項6乃至12のいずれか1項に記載のX線光学アセンブリ(3)。
- 前記調整ユニット(46)は、前記第2の軸線(x)に対して実質的に横方向に突出する調整レバー(73a)を有し、前記調整レバー(73a)には前記第1及び前記第2の調整機構(91,92)が係合し、
前記調整レバー(73a)は、前記第1の調整機構(91)を介して前記第2の軸線(x)に略平行な方向にたわみ可能であり、
前記調整レバー(73a)は、前記第1の軸線(y)に略平行な方向に前記第2の調整機構(92)を介してたわみ可能である
ことを特徴とする、請求項13に記載のX線光学アセンブリ(3)。 - 前記第1の調整機構(91)及び前記第2の調整機構(92)は、それぞれ、各第3のばね要素(95;96)、特に引っ張りばね(95a;96a)の力で、変位可能な調整ストッパ(93;97)、特にねじスピンドル(93a;97a)又は調整スクリュに対して前記調整ユニット(46)を押す
ことを特徴とする請求項13又は14記載のX線光学アセンブリ(3)。 - −X線源(2)と、
−サンプルのための位置(4)と、
−前記サンプルの前記位置(4)を中心に円弧(6)上で可動であるX線検出器(5)と、
−X線ビームのためのビーム経路(15;16;17)が選択可能な調整システム(14)と
を含む、X線回折装置(1)において、
前記X線回折装置(1)はさらに、請求項1乃至15のいずれか1項に記載のX線光学アセンブリ(3)を含み、
前記X線回折装置(1)の前記調整システム(14)は、少なくとも前記X線光学アセンブリ(3)の前記切り換えシステム(13)を含み、
−前記切り換えシステム(13)が前記第1の位置にある、前記調整システム(14)の第1の調整における前記第1のビーム経路(15)と、
−前記切り換えシステム(13)が前記第2の位置にある、前記調整システム(14)の第2の調整における追加的な前記第2のビーム経路(16)と、
−前記切り換えシステム(13)が前記第3の位置にある、前記調整システム(14)の第3の調整における追加的な前記第3のビーム経路(17)と
が、いずれの場合にも、前記X線ビームを前記X線源(2)から前記サンプルの前記位置(4)に向ける
ことを特徴とするX線回折装置(1)。 - 前記調整システム(14)はさらに、一次側に、少なくとも前記X線源(2)と前記X線光学アセンブリ(3)とが配置されたキャリッジ(12)を含み、前記キャリッジ(12)は少なくとも第1の位置と第2の位置との間で移動可能及び/又は旋回可能であり、
特に、前記一次側の前記キャリッジ(12)の前記第2の位置と前記第1の位置との間の位置差(18)が、前記第2のビーム経路(16)に対して、前記第3のビーム経路(17)内で前記モノクロメータ(9)によるX線ビーム変化(19)を補償する
ことを特徴とする請求項16記載のX線回折装置(1)。 - 前記モノクロメータ(9)は、前記X線光学アセンブリ(3)の出力側の前記第2のビーム経路(16)及び前記第3のビーム経路(17)が前記X線光学アセンブリ(3)に対して同じ方法で延在するように設計され、特に、前記モノクロメータ(9)は、Bartels装置に2つのチャンネルカット結晶(9b,9c)を連続的に含み、
前記調整システム(14)は、前記X線光学アセンブリ(3)の前記切り換えシステム(13)のみを含む
ことを特徴とする請求項16記載のX線回折装置(1)。 - ブラッグ・ブレンターノ形状の前記第1のビーム経路(15)は、前記サンプルの前記位置(4)での反射後に、前記X線ビームを前記円弧(6)上に集束させ、
前記第2のビーム経路(16)及び前記第3のビーム経路(17)が、それぞれ平行ビーム形状の場合には、前記X線ビームを前記サンプルの前記位置(4)に向ける
ことを特徴とする、請求項16乃至18のいずれか1項に記載のX線回折装置(1)。 - ブラッグ・ブレンターノ形状の前記第1のビーム経路(15)は、前記サンプルの前記位置(4)での反射後に、前記X線ビームを前記円弧(6)上に集束させ、
平行ビーム形状の前記第2のビーム経路(16)は、前記X線ビームを前記サンプルの前記位置(4)に向け、
前記第3のビーム経路(17)は、前記サンプルの前記位置(4)、特にヨハンソン型モノクロメータを含む前記モノクロメータ(9)を通って、前記円弧(6)上に前記X線ビームを集束させる、
ことを特徴とする請求項16乃至18のいずれか1項に記載のX線回折装置(1)。
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