JP2017166425A - 燃料配管の保護部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】保護部材を介して燃料配管よりも外側に配置された部材が衝突等により外力を受けた場合でも、当該部材に起因して燃料配管が破損することを防止する。【解決手段】インジェクタに燃料を供給する燃料配管を保護する保護部材であって、内燃機関本体の気筒列方向に沿って設けられた前記燃料配管と、前記燃料配管を挟んで前記内燃機関本体の反対側に設けられた部材と、の間に配置され、前記燃料配管よりも下側で前記内燃機関本体に固定されている第1固定部と、前記第1固定部から前記部材側に延出する基部と、前記基部から上方に延出するガイド部と、前記ガイド部に連続し、前記燃料配管よりも上側で前記内燃機関本体に固定されている第2固定部と、を備え、前記ガイド部は、上方にいくほど前記内燃機関本体に近づくように傾斜し、前記ガイド部の高さ方向の位置は前記部材の高さ方向の位置と重複する。【選択図】図1

Description

本発明は、燃料配管の保護部材に関する。
乗員室よりも車両前方に搭載された内燃機関において、シリンダヘッドの前側壁に沿って設けられた燃料配管の衝突による破損を防止するために、特許文献1では、シリンダヘッドの前側壁に、燃料配管を保護するための保護部材を設けている。
特開2014−95323号公報
気筒列方向が車幅方向となるよう車両に対して横置きに搭載されている内燃機関において、保護部材を介して燃料配管よりも外側、すなわち、保護部材よりも車両前方に、EGR(Exhaust Gas Recirculation)デリバリ等の他部材が配置されている場合、衝突などにより前方から他部材に外力が加えられると、他部材が保護部材側に変位する。このとき、変位した他部材により保護部材が変形・破損してしまい、燃料配管が破損するおそれがある。
また、気筒列方向が車両の前後方向となるよう車両に対して縦置きに搭載されている内燃機関において、保護部材を介して燃料配管よりも外側に他部材が配置されている場合にも、衝突などにより側方から他部材に外力が加えられると、同様の理由から、燃料配管が破損するおそれがある。
そこで、本明細書開示の燃料配管の保護部材は、保護部材を介して燃料配管よりも外側に配置された部材が衝突等により外力を受けた場合でも、当該部材に起因して燃料配管が破損することを防止することを課題とする。
かかる課題を解決するために、本明細書に開示された燃料配管の保護部材は、インジェクタに燃料を供給する燃料配管を保護する保護部材であって、内燃機関本体の気筒列方向に沿って設けられた前記燃料配管と、前記燃料配管を挟んで前記内燃機関本体の反対側に設けられた部材と、の間に配置され、前記燃料配管よりも下側で前記内燃機関本体に固定されている第1固定部と、前記第1固定部から前記部材側に延出する基部と、前記基部から上方に延出するガイド部と、前記ガイド部に連続し、前記燃料配管よりも上側で前記内燃機関本体に固定されている第2固定部と、を備え、前記ガイド部は、上方にいくほど前記内燃機関本体に近づくように傾斜し、前記ガイド部の高さ方向の位置は前記部材の高さ方向の位置と重複することを特徴とする燃料配管の保護部材である。
本明細書開示の燃料配管の保護部材によれば、保護部材を介して燃料配管よりも外側に配置された部材が衝突等により外力を受けた場合でも、当該部材に起因して燃料配管が破損することを防止することができる。
図1(a)は、一実施形態に係る保護部材が適用されたエンジンの構成を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿った、エンジンの部分断面図である。 図2は、衝突時の保護部材の作用を説明する図である。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。ただし、図面中、各部の寸法、比率等は、実際のものと完全に一致するようには図示されていない場合がある。また、図面によっては細部が省略されて描かれている場合もある。
図1(a)及び図1(b)を参照し、一実施形態に係る保護部材が適用されたエンジンについて説明する。図1(a)は、一実施形態に係る保護部材が適用されたエンジンの構成を示す概略図であり、図1(b)は、図1(a)のA−A線に沿った、エンジンの部分断面図である。
本実施形態において、内燃機関としてのエンジン10は、4気筒直列のポート噴射を行うエンジンである。エンジン10の気筒数及び配列は、4気筒直列に限られるものではない。また、エンジン10は、ポート噴射の他、筒内噴射を行ってもよい。
また、本実施形態において、エンジン10は、気筒列方向が車幅方向となるように、乗員室よりも車両前方に搭載されている。すなわち、エンジン10は車両に対して横置きに搭載されている。
エンジン10は、内燃機関本体に相当するエンジン本体20を備える。エンジン本体20は、不図示のシリンダブロック、シリンダブロック上に取り付けられたシリンダヘッド21、カムキャリア23、及び、シリンダヘッドカバー27等を備えている。シリンダブロックには、複数の気筒(本実施形態では4つ)が直列で形成され、各気筒には、シリンダブロック、ピストン及びシリンダヘッド21にて区画された燃焼室が形成されている。シリンダヘッド21には、各気筒に通じる吸気ポート及び排気ポートがそれぞれ形成されるとともに、それらのポートを開閉する吸気弁及び排気弁が取り付けられている。カムキャリア23はシリンダヘッド21上に取り付けられ、吸気弁及び排気弁のそれぞれを開閉駆動するための不図示のカムシャフトを回転自在に支持する。シリンダヘッドカバー27は不図示のカムを覆うようにしてカムキャリア23に取り付けられている。なお、カムキャリア23はシリンダヘッド21と一体化されていてもよい。
燃料配管30は、エンジン本体20の気筒列方向に沿って設けられ、エンジン本体20よりも車両前側に位置する。燃料配管30は、気筒毎に分岐した吸気経路、例えば吸気ポートにおいて燃料を噴射するインジェクタ25に燃料を供給する。
燃料配管30を挟んでエンジン本体20の反対側、すなわち、燃料配管30よりも車両前側には、EGRデリバリ53が設けられている。EGRデリバリ53は、エンジン10の吸気系に接続される。より具体的には、EGRデリバリ53は、インテークマニホールド40が備える吸気分岐管に共通に接続されている。また、EGRデリバリ53は、排気通路から排気ガスの一部を吸気通路へ環流させるためのEGRパイプ51に接続されている。EGRデリバリ53は、燃料配管を挟んで内燃機関本体の反対側に設けられた部材の一例である。
燃料配管30とEGRデリバリ53との間には、保護部材60が配置されている。保護部材60は、第1固定部60aと、基部60bと、ガイド部60cと、第2固定部60dと、を備える。
第1固定部60aは、燃料配管30よりも下側でエンジン本体20に固定されている。具体的には、第1固定部60aは、インテークマニホールド40と共にエンジン本体20の一部であるシリンダヘッド21にボルト等により固定されている。なお、第1固定部60aをシリンダヘッド21に固定する箇所数は、適宜決定すればよく、例えば、3箇所とすることができる。
基部60bは、第1固定部60aからEGRデリバリ53側(車両前側)に延出している。
ガイド部60cは、基部60bから上方に延出している。ガイド部60cは、上方に行くほどエンジン本体20に近づくように傾斜している。さらに、ガイド部60cの高さ方向の位置は、EGRデリバリ53の高さ方向の位置と重複している。
第2固定部60dは、ガイド部60cから連続し、燃料配管30よりも上側でエンジン本体20に固定されている。具体的には、第2固定部60dは、エンジン本体20の一部であるカムキャリア23にボルト等によって固定されている。なお、第2固定部60dをカムキャリア23に固定する箇所数は、適宜決定すればよく、例えば、3箇所とすることができる。
上述のように構成された保護部材60が適用されたエンジン10を備える車両の前方(正面前方、又は、斜め前方)からの衝突時における保護部材60の作用について、図2を用いて説明する。
車両が前方から衝突すると、EGRデリバリ53は外力を受け、矢印A1で示すように燃料配管30側に変位する。EGRデリバリ53が大きく変位し、保護部材60のガイド部60cに接触した場合、ガイド部60cが上方に行くほどエンジン本体20に近づくように傾斜しているため、矢印A2で示すように、EGRデリバリ53はガイド部60cに沿って上方へと押し上げられる。つまり、EGRデリバリ53は、上方に移動させられる。これにより、衝突時に、燃料配管30よりも前方に配置されたEGRデリバリ53によって保護部材60が破損することを防止することができ、さらに、保護部材60がEGRデリバリ53の侵入を防ぐため、EGRデリバリ53が燃料配管30に干渉して燃料配管30が破損するのを防止することができる。
上述の説明から明らかなように、本実施形態に係る燃料配管30を保護する保護部材60は、エンジン本体20の気筒列方向に沿って設けられた燃料配管30と、燃料配管30を挟んでエンジン本体20の反対側に設けられたEGRデリバリ53と、の間に配置され、燃料配管30よりも下側でエンジン本体20に固定されている第1固定部60aと、第1固定部60aからEGRデリバリ53側に延出する基部60bと、基部60bから上方に延出するガイド部60cと、ガイド部60cに連続し、燃料配管30よりも上側でエンジン本体20に固定されている第2固定部60dと、を備え、ガイド部60cは、上方にいくほどエンジン本体20に近づくように傾斜し、ガイド部60cの高さ方向の位置はEGRデリバリ53の高さ方向の位置と重複している。これにより、エンジン10が横置きに搭載された車両の前方からの衝突時、外力を受けたEGRデリバリ53は、ガイド部60cに沿って上方に移動する。そのため、保護部材60よりも前方に配置されているEGRデリバリ53が外力を受けた場合にも、EGRデリバリ53によって保護部材60が破損するのを防止することができ、さらに、保護部材60がEGRデリバリ53の侵入を防ぐため、EGRデリバリ53が燃料配管30に干渉して燃料配管30が破損するのを防止することができる。なお、保護部材60の設置により、シリンダヘッド21及びカムキャリア23からインテークマニホールド40への受熱を抑制することができる。これにより、吸気温度が低減し、エンジン本体20の性能が向上することが期待できる。
上記実施形態は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
上記実施形態において、燃料配管を挟んで内燃機関本体の反対側に設けられた部材の一例として、EGRデリバリ53を説明したが、これに限られるものではない。燃料配管を挟んで内燃機関の反対側に設けられた部材は、例えば、エアインレットダクト、エアクリーナーホース等であってもよい。
また、上記実施形態において、車両に横置きに搭載されたエンジン10に保護部材60を適用する場合について説明したが、これに限定されない。気筒列方向が車両の前後方向となるよう縦置きに搭載されたエンジン10に保護部材60を適用してもよい。この場合、車両の側方からの衝突時に、保護部材60よりも外側に配置された部材によって保護部材60が破損するのを防止することができ、ひいては、燃料配管30が破損することを防止することができる。
10 エンジン(内燃機関)
20 エンジン本体(内燃機関本体)
21 シリンダヘッド
23 カムキャリア
25 インジェクタ
30 燃料配管
53 EGRデリバリ(部材)
60 保護部材
60a 第1固定部
60b 基部
60c ガイド部
60d 第2固定部

Claims (1)

  1. インジェクタに燃料を供給する燃料配管を保護する保護部材であって、
    内燃機関本体の気筒列方向に沿って設けられた前記燃料配管と、前記燃料配管を挟んで前記内燃機関本体の反対側に設けられた部材と、の間に配置され、
    前記燃料配管よりも下側で前記内燃機関本体に固定されている第1固定部と、
    前記第1固定部から前記部材側に延出する基部と、
    前記基部から上方に延出するガイド部と、
    前記ガイド部に連続し、前記燃料配管よりも上側で前記内燃機関本体に固定されている第2固定部と、
    を備え、
    前記ガイド部は、上方にいくほど前記内燃機関本体に近づくように傾斜し、
    前記ガイド部の高さ方向の位置は前記部材の高さ方向の位置と重複する
    ことを特徴とする燃料配管の保護部材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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