JP2017176532A - ワクシング用ヒータ - Google Patents

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Abstract

【課題】加熱対象物に対するワックス等の浸透性を向上させることができるワクシング用ヒータを提供する。
【解決手段】底面が開口し加熱口Oを形成する筐体2と、筐体2内に配置されるヒータ本体5と、を備え、ヒータ本体5の放射熱により加熱対象物を赤外線加熱するワクシング用ヒータ1であって、ヒータ本体5は、近赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する近赤外線出力部5aと、遠赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する遠赤外線出力部5bと、を含んで構成される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、スキー板又はスノーボード板などの滑走面にワックス等を浸透させるためのワクシング用ヒータに関する。
スキー板は、芯材に、滑走面となるソール、エッジ、トップシート、サイドウォールなどを積層又は複合して形成されている。一般に、滑走面となるソールには、スキー板の滑走性を向上させるため、スキー用のワックスを塗布する。スキー用のワックスは、固形のもの、液体のもの、粉末状のものがある。
レジャーとしてスキーを楽しむ層には、スキー板の滑走性は最低限確保されていれば良いので、ワックスはそれほど重要なものではない。一方で、アルペンスキーのうちの回転、大回転などの競技スキーや、ノルディックスキーのクロスカントリー等のタイムを争う種目及びスキーのエアリアルやスノーボードのハーフパイプ及びスロープスタイルのように技術力を争う種目に関しては、ワクシングによるスキー及びスノーボードの滑走性は非常に重要である。
スキー用のワックスは、一般的に、固形の炭化水素(パラフィン)にフッ素を配合するなどして形成されており、これを、高密度ポリエチレンで形成された滑走面に塗布する。このワックスの塗布作業(ワクシング)は以下のような手順で行う。
まず、100〜140℃程度に暖めたスキーワクシング用アイロンに、固形のワックスを当て、溶解させて滑走面に滴下する。続いて、アイロンの発熱面を、滑走面を滑らすように当てることで、滴下されたワックスを引き延ばして、滑走面中に染みこませる。このようなアイロンによる滑走面へのワクシングによって、滑走面の表面にワックスが余剰して溜まる厚塗り状態になる。
ここで、本来、ワックスは、滑走面の表面に滞留したものが滑走性を高めるのではなく、滑走面内部に浸透したワックスが、滑走面側に排出されることで、滑走面の撥水性を高め、静電気を抑え、それにより滑走性の向上に繋がる。そのため、上記のように厚塗りとなったワックスは、余剰分であり、滑走性を高めるためにはこれを除去する必要がある。そこで、スクレーパといわれるプラスティック等からなる硬質の薄板状部材により、滑走面上に残った余分なワックスを削り取り、さらに、スチール又はナイロン性のブラシでブラッシングし、さらに余剰のワックスを除去し、最後に馬毛製のブラシ等で磨きを掛けて完了する。
このようなスキー板のワクシングを行う道具としては、従来様々な改良が施されており、例えば、スキー板の滑走面に浸透されない余分なワックスがアイロンのベース面に沿って周囲に飛散したり、垂れ落ちたりすることを防止するための改良として、余分なワックスを指で取り除く指先収納部を備えたアイロンが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、アイロンによる接触加熱のみでは、スキー板の滑走面に十分にワックスが浸透しないことから、滑走面に対するワックスの塗布後に、スキー板を減圧雰囲気内や、高温雰囲気内に置くことで、滑走面へのワックスの浸透を図る大がかりな装置も提案されている(例えば、特許文献2及び3参照)。
しかしながら、上記特許文献1に代表されるようなワクシング用のアイロンは、アイロンの加熱面を直接スキー板の滑走面に押し当てて熱をかけるため、スキー板の滑走面を焦げ付かせる可能性があった。
また、アイロンでは結局のところ接触加熱であるので、滑走面の表面は加熱されても、内部まで加熱しないため、十分なワックスの浸透は期待できなかった。また、上述のように、滑走面の表面にワックスが余剰して溜まる厚塗り状態になることが必然であり、この滞留したワックスは、結局のところ滑走前に削り取られてしまうため、ワックスの大半は効果を発揮することなくゴミとなってしまい、無駄が多かった。
競技スキーの愛好家にとって、スキーシーズンは連日泊まり込みで滑走し、その腕を磨くこともあり、スキー板のワクシングは、毎日行う作業であって、ワクシングのためのツールもまた日常的な利用が可能なものであるのが好ましい。しかしながら、上記特許文献2や特許文献3の装置は、個人ユースというより、ワクシングを業として行うビジネスユースのものである。したがって、競技スキーの愛好家にとっては、日常的に手軽に使用でき、かつ、業者が装置を用いて行うレベルに引けを取らない、ワックスの浸透度を手にできる装置が、潜在的に望まれていた。
そこで、以上のような従来技術の課題を解決するために提案されたものであり、その目的は、大がかりな装置を用いなくとも、スキー板の滑走面にワックスを浸透させることでスキー板の滑走性を飛躍的に向上させるとともに、従来のスキー板に対するワクシングの常識を覆し新たなワクシングの手法を確立することが可能なワクシング用ヒータを提供することにある(例えば、特許文献4参照)。
具体的に、特許文献4には、スキー板にワックス掛けを行うためのワクシング用ヒータであって、底面が開口し加熱口を形成する箱形の筐体と、前記筐体の上部に設けられた持ち手と、前記筐体内に配置されるハロゲンランプと、前記筐体内に、外部空気を取り込み、前記筐体を冷却するとともに、加熱対象物に送風するファンと、前記ハロゲンランプを挟んで前記加熱口と対向する位置に設けられた反射板と、を備え、前記ハロゲンランプの放射熱により加熱対象物を赤外線加熱するワクシング用ヒータが開示されている。
特開2004−236907号公報 特開2003−230655号公報 特開2002−355353号公報 特開2013−81612号公報
ところが、特許文献4に記載された発明では、ハロゲンランプの放射熱により加熱対象物を赤外線加熱することができるが、加熱対象物の表面側が最も加熱されることになり、加熱対象物の内部まで均等に加熱することができない課題があった。すなわち、ハロゲンランプの出力を高くしても、加熱対象物の表面側の温度が上昇するだけで加熱対象物の内部に熱が残らず、加熱対象物の厚み方向にわたって温度差が顕著であった。これにより、加熱対象物に対するワックス等の浸透性に限界があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑み、加熱対象物に対するワックス等の浸透性を向上させることができるワクシング用ヒータを提供することを目的とする。
第1発明は、底面が開口して加熱口を形成する筐体と、前記筐体内に配置されるヒータ本体と、を備え、前記ヒータ本体の放射熱により加熱対象物を赤外線加熱するワクシング用ヒータであって、前記ヒータ本体は、近赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する近赤外線出力部と、遠赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する遠赤外線出力部と、を含むことを特徴とする。
この場合、前記近赤外線出力部は、ピーク波長が0.7〜2.5μmの電磁波を放射し、前記遠赤外線出力部は、ピーク波長が4.0〜1000μmの電磁波を放射してもよい。
特に、前記近赤外線出力部は、ピーク波長が0.75〜1.5μmの電磁波を放射し、前記遠赤外線出力部は、ピーク波長が8.0〜14μmの電磁波を放射してもよい。
第2発明は、底面が開口して加熱口を形成する筐体と、前記筐体内に配置されるヒータ本体と、を備え、前記ヒータ本体の放射熱により加熱対象物を赤外線加熱するワクシング用ヒータであって、前記ヒータ本体は、近赤外線を前記加熱対象物に照射する近赤外線出力部と、遠赤外線を前記加熱対象物に照射する遠赤外線出力部と、を含むことを特徴とする。
また、前記近赤外線出力部は、0.7〜2.5μmの近赤外線を前記加熱対象物に照射し、前記遠赤外線出力部は、4.0〜1000μmの遠赤外線を前記加熱対象物に照射してもよい。
特に、前記近赤外線出力部は、0.75〜1.5μmの近赤外線を前記加熱対象物に照射し、前記遠赤外線出力部は、8.0〜14μmの遠赤外線を前記加熱対象物に照射してもよい。
第3発明は、前記筐体内に外部空気を取り込み、前記筐体を冷却するとともに、加熱対象物に送風するファンと、前記ヒータ本体を挟んで前記加熱口と対向する位置に設けられた反射板と、をさらに有し、反射板と前記ファンとの間と、前記反射板と前記ヒータ本体との間を、前記ファンの送風を通すための連通した流路として利用してもよい。
本発明によれば、大がかりな装置を用いなくとも、スキー板の滑走面にワックスを浸透させることでスキー板の滑走性を飛躍的に向上させるとともに、従来のスキー板に対するワクシングの常識を覆し新たなワクシングの手法を確立することが可能なワクシング用ヒータを提供することができる。
特に、加熱対象物に近赤外線と遠赤外線の2種類の赤外線が照射されることにより、加熱対象物の放射表面において近赤外線が加熱し、加熱対象物の内部を波長の長い遠赤外線が加熱する。これにより、加熱対象物の蓄熱効果が向上し、加熱対象物の内部の熱残留効果が向上する。この結果、加熱対象物の厚み方向にわたる温度の高低差が抑制され、加熱対象物に対するワックス等の浸透度が高くなる。
本発明の第1実施形態に係るワクシング用ヒータの全体斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るワクシング用ヒータの底面図である。 本発明の第1実施形態に係るワクシング用ヒータの側断面図である。 本発明の第1実施形態に係るワクシング用ヒータの側断面図である。 赤外線による加熱原理の概念図である。 従来のアイロンによる加熱工程と、近赤外線と遠赤外線の2つの放射体を用いた加熱工程の各々において加熱対象物の温度を測定した温度測定試験の結果である。 本発明の第2実施形態に係るワクシング用ヒータの側面図である。 本発明の第2実施形態に係るワクシング用ヒータの底面図である。 本発明の第2実施形態に係るワクシング用ヒータの正面図である。 本発明の第2実施形態に係るワクシング用ヒータの内部の構成を示した図である。 本発明のワクシング用ヒータを載置するための治具の構成図である。
以下、本発明の実施形態のワクシング用ヒータについて、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1−1.構成]
第1実施形態のワクシング用ヒータ1は、図1にその外観を示すように、スキー板にワックス掛けを行うための道具であり、底面が開口し加熱口Oを形成する箱形で直方体形状の筐体2と、筐体2の上部に設けられた持ち手3と、筐体2内に外部空気を取り込み、筐体2を冷却するとともに加熱対象物に送風するファン4と、を備える。
なお、本実施形態は、スキー板へのワックス掛けについて言及するが、これに限定されず、スノーボード板へのワックス掛けに対しても本発明を適用することができる。また、スキー板及びスノーボード板以外の加熱対象物に対してワックス掛け処理を行う態様も含まれる。さらに、ワックス以外の塗料等の浸透性向上としても利用できる。
筐体2は、重量を考慮すると、アルミで構成することが好ましいが、耐熱性さえ満たせば、公知のいかなる素材によっても構成可能である。また、電源コードCを介して電源が供給され、ファン4と後述のヒータ本体5に電力が供給されるようになっている。また、電源のオン・オフは、筐体2の側面に設けられたスイッチSにより行うことができるようになっている。
図2にワクシング用ヒータ1の底面を示すように、ワクシング用ヒータ1は、筐体2の加熱口Oから見える筐体2内部にはヒータ本体5が設けられている(ここでは2本)。また、図3の左側断面図(方向は斜視図を基準)に示すように、ヒータ本体5を挟んで加熱口Oと対向する位置には反射板6が設けられている。このようなワクシングヒータ1は、ヒータ本体5の放射熱により加熱対象物であるスキーの滑走面を赤外線加熱するものである。
より具体的な構成を、図3の裏面側の断面図を用いて説明すると、持ち手3とファン4とは、筐体2の上面側に設けられ、持ち手3のハンドル部分の下部に、ファン4が筐体2上面を貫通するようにして設けられている。
ヒータ本体5は、例えば、加熱口Oの近傍で2つ並列に設置されている。本実施形態で用いるヒータ本体5では、例えば電圧調整により60℃〜120℃程度、好ましくは80℃〜100℃の放射熱が発せられればよいが、特に限定されるものではない。なお、ヒータ本体5の個数及び位置関係については、特に限定されるものではない。
反射板6は、ファン4の直下に、加熱口Oの長尺方向の両側に隙間Hを空けて、筐体2の長尺方向に沿って半円状に形成されている。ファン4の送風は、図3中に矢印で示すように、反射板6における反射面の裏を通って、筐体2の内側面全体に流れ、隙間Hを通って加熱口Oから放出される。
換言すれば、反射板6は、ファン4の直下に、加熱口Oの長尺方向の両側に隙間を空けて形成され、ファン4の送風は、反射板6における反射面の裏を通って、筐体2の内側面全体に流路が形成され、隙間を通って加熱口Oから放出される。すなわち、反射板6とファン4との間と、反射板6とヒート本体5との間を、ファン4の送風を通すための連通した流路として利用されるものである。
これにより、ファン4を駆動させることにより筐体2の外部からエアを取り込み、そのエアを筐体2の内部に連通して形成された流路に流すことにより、筐体2全体の冷却効果を促すことができる。また同時に、加熱口Oからエアを排出することにより、加熱対象物にエアが効率良く供給されるため、加熱対象物におけるワックスの浸透度を高めることができる。
ヒータ本体5には、設定温度以上に達すると回路を遮断する温度ヒューズが設けられている(図示せず)。
[1−1−1.ヒータ本体の構成]
ここで、ヒータ本体5の詳細な構成について説明する。
(第1構成態様)
先ず、第1構成態様について説明する。2つ並列に並べられているヒータ本体5のうち一方が、例えば、近赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する近赤外線ヒータ5aであり、他方が、例えば、遠赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する遠赤外線ヒータ5bである。換言すれば、一方の近赤外線ヒータ5aが近赤外線を放射し、他方の遠赤外線ヒータ5bが遠赤外線を放射する。
なお、ヒータ本体5は、近赤外線を放射するものと、遠赤外線を放射するものが混在していればよく、個数に限定されるものではない。
また、ヒータ本体5は、2個であることに限らず、個数は限定されない。また、並列に限定されず、直列でも可能であり、その他の配置構成は問われない。
特に、一方の近赤外線ヒータ5aは、ピーク波長が0.7〜2.5μmの電磁波を放射し、他方の遠赤外線ヒータ5bは、ピーク波長が4.0〜1000μmの電磁波を放射することが好ましい。換言すれば、一方の近赤外線ヒータ5aは、0.7〜2.5μmの近赤外線を放射し、他方の遠赤外線ヒータ5bは、4.0〜1000μmの遠赤外線を放射する。
さらに好ましくは、一方の近赤外線ヒータ5aは、ピーク波長が0.75〜1.5μmの電磁波を放射し、他方の遠赤外線ヒータ5bは、ピーク波長が8.0〜14μmの電磁波を放射することがさらに好ましい。換言すれば、一方の近赤外線ヒータ5aは、0.75〜1.5μmの近赤外線を放射し、他方の遠赤外線ヒータ5bは、8.0〜14μmの遠赤外線を放射することが好ましい。
ここで、近赤外線ヒータ5a及び遠赤外線ヒータ5bは、既存のものを利用することができ、特に限定されるものではない。例えば、近赤外線ヒータ5aとして、例えばハロゲンランプを使用してもよい。遠赤外線ヒータ5bとして、ハロゲンランプの他に、セラミック、石英、金属酸化面などの比較的低温の発熱体から放射される光を利用してもよい。
これにより、加熱対象物には近赤外線ヒータ5aによって近赤外線が照射され、遠赤外線ヒータ5bによって遠赤外線が照射される。近赤外線及び遠赤外線の定義及び波長域については、上述の通りである。
(第2構成態様)
次に、第2構成態様について説明する。2本のヒータ本体5の両方が、例えば、近赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する近赤外線ヒータ5aで構成されていてもよい。この場合、一方のヒータのみの出力(電力あるいはワット数)を多角することが好ましい。すなわち、各ヒータ間に出力(電力あるいはワット数)の高低が実現されるようにヒータ出力を制御する。
あるいは、2本のヒータ本体5の両方が、例えば、遠赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する遠赤外線ヒータ5bで構成されていてもよい。この場合、一方のヒータのみの出力(電力あるいはワット数)を高くすることが好ましい。すなわち、各ヒータ間に出力(電力あるいはワット数)の高低が実現されるようにヒータ出力を制御する。
特に、ヒータ本体5が2つの近赤外線ヒータ5aで構成されている場合には、双方のうち一方の近赤外線ヒータ5aの出力(電力あるいはワット数)が他方よりも高く設定されることにより、近赤外線効果がより高くなる。あるいは、他方の近赤外線ヒータ5aの出力(電力あるいはワット数)が低く設定されることにより、遠赤外線効果がより高くなる。すなわち、加熱対象物に対して近赤外線と遠赤外線が照射されたのと同様の作用効果が得られる。このように、ヒータ本体5が2つの近赤外線ヒータ5aで構成されている場合でも、近赤外線効果と遠赤外線効果の両方を実現できる。
また、ヒータ本体5が2つの遠赤外線ヒータ5bで構成されている場合には、双方のうち一方の遠赤外線ヒータ5bの出力(電力あるいはワット数)が他方よりも高く設定されることにより、近赤外線効果がより高くなる。あるいは、他方の遠赤外線ヒータ5bの出力(電力あるいはワット数)が低く設定されることにより、遠赤外線効果がより高くなる。すなわち、加熱対象物に対して近赤外線と遠赤外線が照射されたのと同様の作用効果が得られる。このように、ヒータ本体5が2つの遠赤外線ヒータ5bで構成されている場合でも、近赤外線効果と遠赤外線効果の両方を実現できる。
また、ヒータとして例えばハロゲンランプヒータを用いた場合、ガラス管表面にブラック(黒色)のコーティングをすることにより出力を高くして遠赤外線を放射する効果を実現してもよい。
また、内部のフィラメントも通常のタングステンでは、明るいヒータ(近赤外線ヒータ)になるため、カーボンコイルを使用してもよい。これにより、遠赤外線効果が強くなる。カーボンコイルランプを使用することにより、ピーク波長が遠赤外線領域(2.5〜8.0μm)にあり、高い放射量が維持される。
その他として、タングステン・フィラメントのーを用いた遠赤外線ランプ、タングステン・フィラメントを用いガラス管表面にブラックコーティングされた遠赤外線ランプ、カーボンコイルを用いた遠赤外線ランプをそれぞれ利用することができる。
第2構成態様についても、近赤外線及び遠赤外線の定義については、上述した通りであるので、その説明を省略する。
[1−2.作用効果]
以上のような構成からなる本実施形態のワクシング用ヒータ1の使用方法について説明する。まず、従来のワクシングと同様に、スキー板を、滑走面を上に向けてバイス台といわれる作業台に固定する。次に、図1に示すワクシング用ヒータ1の電源コードCをコンセントに繋ぎ、スイッチSをオンにする。そうすると、ファン4及びヒータ本体5に通電し、ファン4が回転するとともにヒータ本体5は発熱する。
この状態で、固定したスキー板に対して、ワクシング用ヒータ1をその持ち手3を持ちながら近接させ、スキー板の滑走面上を平行移動させながら加熱する。この際、スキー板の滑走面とワクシング用ヒータ1の加熱口Oとの距離を100mm程度離して移動させる。この程度の温度は従来のアイロンより低温であるので好ましい。このとき、ワックスのスキー板への塗布方法は、以下の通り、種々考えられる。
ここで、赤外線加熱の原理について説明する。図5に示すように、一般的に、物質を構成する分子は、物質自体が持つ温度に応じた分子運動(熱運動)を行う。この運動(振動)に一致した電磁波を投入すると、電磁波のエネルギーが分子の運動を増幅させ、物質の温度が上昇する。なお、電磁波の一種である赤外線は、それ自身が熱のエネルギーではなく、ある波長を持つ光のエネルギーである。光源から赤外線が放射されると、加熱対象物において反射・吸収・透過という3つのエネルギーに分けられ、その中で、加熱対象物に共振吸収されたエネルギーが分子の運動(振動)を誘発させ、振動させられた物質間ではその摩擦より熱が発生する。この一連の動作が赤外線加熱の原理である。
特に、2つ並列に並べられているヒータ本体5のうち一方のヒータ本体5が、近赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する近赤外線ヒータ5aであり、他方のヒータ本体5は、遠赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する遠赤外線ヒータ5bである。換言すれば、一方の近赤外線ヒータ5aが近赤外線を放射し、他方の遠赤外線ヒータ5bが遠赤外線を放射する。この構成を有するために、以下に示す格別の作用効果が発生する。
すなわち、近赤外線と遠赤外線の異なる波長帯の近赤外線ヒータ5aと遠赤外線ヒータ5bを併用することで加熱対象物におけるワックス等の吸収速度を変化させることができる。具体的には、一方の近赤外線ヒータ5aから放射される波長の短い近赤外線により加熱対象物の表面温度を急激に上げてワックスを即座に溶解させる。他方の遠赤外線ヒータ5bから放射される波長の長い遠赤外線により加熱対象物の内部温度を上げる。これにより、加熱対象物の表面温度が低下しても、加熱対象物の内部温度が下がり難くなる。この結果、加熱対象物の内部の厚み方向における温度差が小さくなり、依然としてワックスが加熱対象物の内部に浸透しようとする作用が継続する。このように、加熱対象物に対するワックスの浸透力が格段に向上する。
他方、従来では、アイロンの加熱面にワックスを当て、滑走面上に滴下してから、アイロンで引き延ばしていた。ワクシング用ヒータ1においても、このようにアイロンを用いて滑走面上にワックスを滴下した上で、ヒータ本体5の放射熱により加熱し、塗布する方法も、もちろん採用可能である。これに限らず、例えば、アイロンでのワクシングが主流のため、従来市販されているものの余り需要のない、粒状のワックスを予め滑走面に散布し、これをワクシング用ヒータ1で加熱することにより、ワックスを塗布することもできる。また、固形ブロック状のワックスを、予め滑走面に常温でこすり付けて塗り込み、この滑走面表面にこすり付いたワックスをワクシング用ヒータ1で加熱し、滑走面へ浸透させることも可能である。さらには、作業者が片手にワクシング用ヒータ1を持ち、他の手で、固形ブロック状のワックスを持ちながら滑走面に当接させ、ワクシング用ヒータ1の加熱点付近を移動させることで、ワックスを滑走面上で溶かしながら塗布することも可能である。
このようなワックスの種々の塗布方法を利用しながら、ワクシング用ヒータ1により、滑走面へワックスを塗布し、浸透させる。
ワクシング用ヒータ1では、ヒータ本体5の放射熱が筐体2内で360度の方向に放射されるが、上方に向いた放射熱は反射板6を利用して加熱口O側に向けることにより、加熱対象物であるスキー板の滑走面側に効率よく熱を放射できるとともに、筐体2の加熱を防止できる。また、ファン4が、ヒータ本体5の稼働中、回転して、筐体2内に外気を取り込み、この外気を筐体2内に送ることで、筐体2自体の冷却を行うことができる。また、ファン4の回転により生じる空気の流れは、最終的にはヒータ本体5から放射される熱を熱風として加熱口Oから加熱対象物に対して吹き付けることができる。
なお、ワクシング用ヒータ1を使用しない際は、スイッチSをオフにするとともに、床面に置く際には、図1の斜視図でいう右側面又は左側面を下にして置くようにし、加熱口Oを床面に向けないで置く配慮が必要である。従来のアイロンでは、電源をオンした後、アイロン自体が加熱されるまでに時間を要したが、ワクシング用ヒータ1ではヒータ本体5を用いているので、スイッチSをオンにした後、数秒で使用可能な状態になるため、頻繁にスイッチSのオン・オフを繰り返しても、作業効率に与える影響は少ない。
以上のような本実施形態のワクシング用ヒータ1によれば、手持ちが可能なアイロン型のワクシング用ヒータにおいて、赤外線加熱によるワクシングが可能となる。したがって、スキー板の滑走面を内部から加熱することができるので、溶融したワックスが、滑走面内部に著しく浸透し易くなる。また、従来のアイロンに比較して低温での加熱でも内部加熱により十分にワックスを浸透させることができるので、スキー板の滑走面が焼き付いて酸化してしまうことを防ぐことができる。
特にヒータ本体5として、近赤外線ヒータ5aと、遠赤外線ヒータ5bと、を併用した構成であるため、加熱対象物であるスキー板の表面と内部を同時に加熱することができる。これにより、スキー板の表面と内部の温度が同時に上げることができ、スキー板の内部の厚み方向にわたる温度差が小さくなる。この結果、ワックスのスキー板に対する浸透度が向上する。
従来、アイロンによる滑走面へのワックスの塗布を行った後、大がかりなヒータ装置にスキー板を挿入し、時間を掛けて滑走面内部にワックスを浸透させていたが、本実施形態によれば、このような大がかりな装置は不要で、従来のアイロン掛けと同様の作業のみで済むので、著しく利便性が高い。
また、ヒータ本体5を熱源とすることでエネルギー効率が高く、また、ファンを設けて筐体の冷却と送風による加熱対象物の補助加熱を行い、さらに反射板を設けてヒータ本体5から放出される熱エネルギーを、加熱口方向に向けることで、加熱効率を高めることができる。
また、ヒータ本体5が所定の設定温度に達すると回路を遮断し、加熱をストップする温度ヒューズを設けたことで、安全面に配慮したワクシング用ヒータを提供することができるようになる。
従来は、まずアイロンの加熱面にワックスを当てて、滑走面にワックスを滴下させた後、アイロンを滑走面に当てて滴下されたワックスを引き伸ばしながらワックスを塗布していた。そのため、滑走面の表面にワックスが余剰して溜まる厚塗り状態になることが必然的に行われていた。この点、本実施形態では、ヒータを滑走面に接触させず、所定の距離置いて加熱する。そのため、滑走面におけるワックスの浸透具合を常に目視しながらワクシングを行うことができるので、必要量のワックスを塗布して、厚塗り状態を防止することができる。これにより、余剰のワックスを発生させず、無駄がない。
また、従来のアイロンによるワクシングでは、アイロンの加熱面を滑走面に擦り当ててワクシングをする関係上、粉末状のワックスを予め滑走面に散布して塗布するようなことは難しかった。そのため、競技スキーヤーは、総じて固形のブロック状のワックスを上述のように溶解し滑走面に滴下し塗布するという作業を行っていた。本実施形態のワクシング用ヒータでは、滑走面にヒータの加熱面を接触させる必要がないので、例えば、粉末状のワックスを予め所定量、滑走面に散布しておき、それを所定距離はなれた箇所からヒータで加熱することでワックスの溶解、塗布及び浸透を行うことができる。この点においても、本実施形態は、必要量のワックスを塗布して、厚塗り状態を防止することができる。これにより、余剰のワックスを発生させず、無駄がない。
従来の競技スキーの現場では、この滑走面に余剰に塗布されたワックスを滑走直前(スタート前)にスクレーパと呼ばれるプラスティック等の板状部材により、削り取る作業(これを「スクレイピング」という。)を行うのが常識的で、ワールドカップを転戦するトップスキーヤーにおいても、いわゆるサービスマンといわれる帯同スタッフが当該作業をスタート地点近辺で行う姿が見受けられる。そして、このようないわゆるエリートレーサーの所作から、競技スキーを愛好する一般スキーヤーにおいても、このような光景が見られていた。すなわち、余剰ワックスをスタート直前にスクレイピングする作業イコール速いというようなイメージが、競技スキーヤーの間では定着している。
しかしながら、本実施形態のワクシング用ヒータを用いれば、このようなワックスの厚塗りをせずに、ワックスを必要な量だけを十分に滑走面に浸透させることができるので、結果として、スクレイピング作業なくして十分な滑走性を発揮することができるのであるから、スタート直前のスクレイピング作業イコール速いというイメージを覆す可能性を秘めている。これは、本実施形態のワクシング用ヒータにより、競技スキー界の常識を覆し、新たな文化を定着させる可能性があることを示すものである。
[1−3.温度測定試験]
次に、温度測定試験について説明する。温度測定試験では、スノーボード板のバインディング設置位置に関して、それぞれのソール面(滑走面)とデッキ面(非滑走面)のワックス掛け前後及び所定時間経過後の温度変化を測定した。スノーボード板へのワックス掛けは、従来のアイロンによる方法と、近赤外線及び遠赤外線の併用構成を利用した方法(IRと称する)を採用した。なお、熱及び各赤外線は、いずれもソール面側(滑走面側)から加熱及び照射した。
温度測定試験は、室温13.6度の部屋で実施され、時間の経過とともに赤外線温度計を用いて温度を計測した。ワックス掛け前の温度は、ソール面(滑走面)で12.8度、デッキ面(非滑走面)で12.3度であった。
バインディング設置位置は、メスビスが埋め込まれたボードの中央部位であり、最も厚い部位である。
図6に温度測定試験の結果を示す。図6に示すように、バインディング設置位置では、従来方法であるアイロンによる施行後において、スノーボード板のソール面(滑走面)の温度変化が、施工直後に54.0度、30秒後に32.0度、60秒後に28.2度、90秒後に25.2度、120秒後に23.4度と変化したのに対し、デッキ面(非滑走面)の温度変化が、施工直後に13.6度、120秒後に19.2度になった。
本実施形態のIRによる施行後において、スノーボード板のソール面(滑走面)の温度変化が、施工直後に50.0度、30秒後に32.0度、60秒後に31.8度、90秒後に28.9度、120秒後に27.4度と変化したのに対し、デッキ面(非滑走面)の温度変化が、施工直後に13.8度、120秒後に21.6度になった。
上記した温度測定試験の結果によれば、ソール面(滑走面)の120秒後の温度変化において、従来のアイロンによる方法での温度(23.4度)よりも本実施形態のIRによる方法の温度(27.4度)の方が高くなった。このことは、スノーボード板の内部がより加熱されてソール面(滑走面)の熱が内部に奪われず、ソール面(滑走面)に熱が残り易い状態を維持していることを証明したものである。
他方、デッキ面(非滑走面)の120秒後の温度変化において、従来のアイロンによる方法での温度(19.2度)よりも本実施形態のIRによる方法での温度(21.6度)の方が高くなった。このことは、スノーボード板の内部がより加熱されてソール面(滑走面)と反対側の面であるデッキ面(非滑走面)まで移動する熱量が多くなり、デッキ面(非滑走面)において高温状態を維持していることを証明したものである。
以上のように、温度測定試験によれば、近赤外線と遠赤外線の2つ異なる波長帯の赤外線を利用することにより、加熱対象物での蓄熱効果が高くなり、加熱対象物の内部に熱が残留し易くなり、放射面の表面温度の低下が抑制される。この結果、加熱対象物の内部の厚み方向にわたる温度の高低差が小さくなり、加熱対象物に対するワックス等の浸透度が向上する。
[2.変形例]
本発明は、本実施形態に示される態様に限定されるものではなく、例えば、以下の変形例も包含する。上記実施形態において、筐体を直方体形状としているが、本発明はこのような態様に限られず、角をR状に形成して、筐体の上面を曲面で構成するなど、種々の構成を採用しうる。
また、ファン4を、筐体2の上面に設けているが、このような態様に限られず、図1の方向で右側面や左側面、正面や背面など、他の面に設けることも可能である。ただし、上述したように、上面に設けることで、筐体内面全体に冷却空気の流路が形成されるので、筐体2の加熱を抑える構成としては、上記実施形態の構成が最適である。
第1実施形態において、ヒータ本体5は並列に2本設けたが、本発明では、このような態様に限られず、1本で構成したり、あるいは3本以上の複数本設けることも可能である。特に、近赤外線のヒータ本体と、遠赤外線のヒータ本体と、を併設することが前提になる。
本実施形態において、ワクシング用ヒータ1の加熱対象物をスキー板としているが、本発明は、スキー板に限らず、もちろんスノーボード板に使用することも可能である。スノーボード板は、長さこそスキー板ほどではないものの、幅はアルペン用であってもスキー板2本分より広く、ワクシングの手間は、スキー板の場合以上に掛かるが、本発明のワクシング用ヒータ1を用いれば、ワクシング自体も簡易で、さらにスクレイピングも不要になる。したがって、スノーボード板に用いた場合においても、ワクシング作業の効率を飛躍的向上させることが可能である。
特に、遠赤外線と近赤外線の両方を加熱対象物に照射させることにより、一方の近赤外線ヒータ5aから放射される波長の短い近赤外線により加熱対象物の表面温度を急激に上げてワックスを即座に溶解させる。他方の遠赤外線ヒータ5bから放射される波長の長い遠赤外線により加熱対象物の内部温度を上げる。これにより、加熱対象物の表面温度が低下しても、加熱対象物の内部温度が下がり難くなる。この結果、加熱対象物の内部の厚み方向における温度差が小さくなり、依然としてワックスが加熱対象物の内部に浸透しようとする作用が継続する。このように、加熱対象物に対するワックスの浸透力が格段に向上する。
[3.第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態のワクシング用ヒータ1について、図面を参照しながら説明する。なお、第1実施形態のワクシング用ヒータ1の構成と同様の構成には同符号を付し、その説明を省略する。
第2実施形態のワクシング用ヒータ1は、図7乃至図10に示すように、スキー板又はスノーボードにワックス掛けを行うための道具であり、筐体2と、筐体2の上部に設けられた持ち手3と、反射板6と、ヒータ本体5と、を備えている。
図9に示すように、筐体2内に外部空気を取り込み、筐体2を冷却するとともに加熱対象物に送風するファン4が設けられている。ファン4は筐体2の長手方向の一方側に配置されているが、この位置に限定されるものではない。
ヒータ本体5の構成については、第1実施形態のワクシング用ヒータ1の構成と同様であるので説明を省略する。
第2実施形態のワクシング用ヒータ1によれば、加熱対象物に対して遠赤外線と近赤外線を照射することができるため、加熱対象物に対するワックスの浸透力を格段に向上させることができる。
(治具)
次に、本発明のワクシング用ヒータを載置するための治具について説明する。
図11に示すように、治具20は、レール部22と、レール部22上を水平方向に移動可能なベース部24と、を有している。ベース部24には、ワクシング用ヒータ1を載置する。これにより、ベース部24を水平方向に移動させることにより、ワクシング用ヒータ1も水平方向に沿って移動させることができ、取扱いが容易になる。
レール部22の内部に、2つの台26を設置して、各台26の上面にスキー板等の加熱対象物を配置させる。この状態で、ベース部24を水平方向に移動させることにより、ベース部24に載置されたワクシング用ヒータ1から遠赤外線と近赤外線を加熱対象物の全面に照射することができる。このように、治具20を利用することにより、ワクシング用ヒータ1を治具20で支持することができるため、作業が容易になる。
なお、治具20の形状、材質及び構成については、特に限定されるものではなく、ワクシング用ヒータ1を支持するとともに水平方向に移動させる構成であればよい。
1 ワクシング用ヒータ
2 筐体
3 持ち手
4 ファン
5 ヒータ本体
5a 近赤外線出力部
5b 遠赤外線出力部
6 反射板
20 治具
H 隙間
O 加熱口
S スイッチ

Claims (7)

  1. 底面が開口して加熱口を形成する筐体と、
    前記筐体内に配置されるヒータ本体と、
    前記ヒータ本体を挟んで前記加熱口と対向する位置に設けられた反射板と、を備え、
    前記ヒータ本体の放射熱により加熱対象物を赤外線加熱するワクシング用ヒータであって、
    前記ヒータ本体は、
    近赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する近赤外線出力部と、
    遠赤外線領域にピーク波長を持つ電磁波を放射する遠赤外線出力部と、
    を含むことを特徴とするワクシング用ヒータ。
  2. 底面が開口して加熱口を形成する筐体と、
    前記筐体内に配置されるヒータ本体と、
    前記ヒータ本体を挟んで前記加熱口と対向する位置に設けられた反射板と、を備え、
    前記ヒータ本体の放射熱により加熱対象物を赤外線加熱するワクシング用ヒータであって、
    前記ヒータ本体は、
    近赤外線を前記加熱対象物に照射する近赤外線出力部と、
    遠赤外線を前記加熱対象物に照射する遠赤外線出力部と、
    を含むことを特徴とするワクシング用ヒータ。
  3. 前記近赤外線出力部は、ピーク波長が0.7〜2.5μmの電磁波を放射し、
    前記遠赤外線出力部は、ピーク波長が4.0〜1000μmの電磁波を放射することを特徴とする請求項1に記載のワクシング用ヒータ。
  4. 前記近赤外線出力部は、0.7〜2.5μmの近赤外線を前記加熱対象物に照射し、
    前記遠赤外線出力部は、4.0〜1000μmの遠赤外線を前記加熱対象物に照射することを特徴とする請求項2に記載のワクシング用ヒータ。
  5. 前記近赤外線出力部は、ピーク波長が0.75〜1.5μmの電磁波を放射し、
    前記遠赤外線出力部は、ピーク波長が8.0〜14μmの電磁波を放射することを特徴とする請求項1に記載のワクシング用ヒータ。
  6. 前記近赤外線出力部は、0.75〜1.5μmの近赤外線を前記加熱対象物に照射し、
    前記遠赤外線出力部は、8.0〜14μmの遠赤外線を前記加熱対象物に照射することを特徴とする請求項2に記載のワクシング用ヒータ。
  7. 前記筐体内に外部空気を取り込み、前記筐体を冷却するとともに、加熱対象物に送風するファンと、
    前記ヒータ本体を挟んで前記加熱口と対向する位置に設けられた反射板と、をさらに備え、
    前記反射板と前記ファンとの間と、前記反射板と前記ヒータ本体との間を、前記ファンの送風を通すための連通した流路として利用することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のワクシング用ヒータ。
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