JP2017222816A - 重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法 - Google Patents

重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2017222816A
JP2017222816A JP2016120873A JP2016120873A JP2017222816A JP 2017222816 A JP2017222816 A JP 2017222816A JP 2016120873 A JP2016120873 A JP 2016120873A JP 2016120873 A JP2016120873 A JP 2016120873A JP 2017222816 A JP2017222816 A JP 2017222816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inner liner
mass
rubber composition
pneumatic tire
duty pneumatic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016120873A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6926405B2 (ja
Inventor
佑樹 志水
Yuki Shimizu
佑樹 志水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yokohama Rubber Co Ltd filed Critical Yokohama Rubber Co Ltd
Priority to JP2016120873A priority Critical patent/JP6926405B2/ja
Publication of JP2017222816A publication Critical patent/JP2017222816A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6926405B2 publication Critical patent/JP6926405B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Tires In General (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】電子線照射を行わずにスプレッドコードをするようにした重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】第1インナーライナー8、第2インナーライナー7およびカーカス層4をこの順に配置した構成を有する重荷重用空気入りタイヤであって、第2インナーライナー7を構成する2IL用ゴム組成物が、ジエン系ゴム100質量部に、カーボンブラックを含む充填材を70〜100質量部、有機酸コバルト塩をコバルト量で0.10質量部以下、加硫促進剤を0.4〜1.0質量部、オイルを含む可塑剤成分を3質量部以下配合してなり、この2IL用ゴム組成物が電子線照射処理されておらず、かつ未加硫状態の100%引張り応力が0.50〜0.65MPaであることを特徴とする
【選択図】図1

Description

本発明は、加硫故障を抑制しながら生産性を改良するようにした重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法に関する。
重荷重用空気入りタイヤは、スチールコードを含むカーカス層のタイヤ径方向に、主にブチルゴムからなるインナーライナーを配置して形成される。この重荷重用空気入りタイヤを加硫成型するとき、膨径に伴いインナーライナーが外側のカーカス層に食い込みスチールコードと接触することにより剥離を起こし易くなるという課題がある。このスプレッドコードという加硫故障を抑制するためカーカス層とインナーライナーの間に第2インナーライナーを介在させ、さらに第2インナーライナーのカーカス層と接する表面に予め電子線照射を施してからカーカス層を積層することが行われている(例えば特許文献1参照)。
しかし、第2インナーライナーの表面に電子線照射を行うには、大規模な設備を必要とし、工数が増えるなど生産コストが高くなるという課題があった。
特開2007−182146号公報
本発明の目的は、電子線照射を行わずにスプレッドコードを抑制するようにした重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の重荷重用空気入りタイヤは、第1インナーライナー、第2インナーライナーおよびカーカス層をこの順に配置した構成を有する重荷重用空気入りタイヤであって、前記第2インナーライナーを構成する2IL用ゴム組成物が、ジエン系ゴム100質量部に、カーボンブラックを含む充填材を70〜100質量部、有機酸コバルト塩をコバルト量で0.10質量部以下、加硫促進剤を0.4〜1.0質量部、オイルを含む可塑剤成分を3質量部以下配合してなり、この2IL用ゴム組成物が電子線照射処理されておらず、かつ未加硫状態の100%引張り応力が0.50〜0.65MPaであることを特徴とする。
また本発明の重荷重用空気入りタイヤの製造方法は、前記2IL用ゴム組成物を、2回以下の混練・混合工程における放出温度を150℃以下にするように調製し、得られた2IL用ゴム組成物からなる第2インナーライナーに電子線照射処理を行わずにグリーンタイヤを成形することを特徴とする。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、カーカス層および第1インナーライナーの間に介在させる第2インナーライナーを、ジエン系ゴム100質量部に、カーボンブラックを含む充填材を70〜100質量部、有機酸コバルト塩をコバルト量で0.10質量部以下、加硫促進剤を0.4〜1.0質量部、オイルを含む可塑剤成分を3質量部以下配合してなり、電子線照射の処理がなされておらず、かつ未加硫状態の100%引張り応力が0.50〜0.65MPaである2IL用ゴム組成物で構成するようにしたので、スプレッドコードを抑制することができる。
前記第2インナーライナーは、タイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有し、サイド部の総厚さに対する前記第2インナーライナーの厚さが1/3以下であるとよい。
本発明の重荷重用空気入りタイヤの製造方法は、前記2IL用ゴム組成物を、2回以下の混練・混合工程における放出温度を150℃以下にするように調製することにより、2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張り応力を0.50〜0.65MPaにしやすくし、加硫成型時のスプレッドコードを抑制することができる。
また前記2IL用ゴム組成物からなるシートを1〜4枚積層することにより、加硫後の前記第2インナーライナーがタイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有するように成形するとよい。
図1は、本発明の重荷重空気入りタイヤの実施形態の一例を示す子午線方向の断面図である。
図1において、重荷重空気入りタイヤは、トレッド部1、サイド部2及びビード部3を有し、左右のビード部3,3間にカーカス層4が装架され、その両端部がビードコア5の周りにタイヤ内側から外側に折り返されている。トレッド部1におけるカーカス層4のタイヤ径方向外側には3層構造のベルト層6が配置され、最外側のベルト層6の外側にトレッドゴム9が配置される。またカーカス層4の内側には第2インナーライナー7が配置され、更にその内側に第1インナーライナー8が配置される。
本発明の重荷重用空気入りタイヤにおいて、インナーライナーは、第1インナーライナー8および第2インナーライナー7により構成される。第1インナーライナー8がタイヤ内腔側、第2インナーライナー7が隣接するカーカス層4側になるように配置される。第1インナーライナー8は、ブチルゴムを主成分とする1IL用ゴム組成物により成形される。第2インナーライナーは、2IL用ゴム組成物により成形される。
本発明の重荷重用空気入りタイヤにおいて、第2インナーライナーは、2IL用ゴム組成物を用いて成形された層である。2IL用ゴム組成物のゴム成分はジエン系ゴムであり、例えば天然ゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレン−ブタジエンゴム、アクリロニトリル−ブタジエンゴム等が挙げられる。ジエン系ゴムは好ましくは天然ゴムを含むことが好ましい。天然ゴムの含有量は、ジエン系ゴム100質量%中、好ましくは50〜100質量%、より好ましくは70〜100質量%であるとよい。天然ゴムを主成分にすることにより、カーカス層との親和性を高くすることができる。
2IL用ゴム組成物は、上述したジエン系ゴムに、カーボンブラックを含む充填剤を配合することにより、2IL用ゴム組成物のゴム強度を高くすると共に、未加硫状態の100%引張り応力を高くすることができる。2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張り応力が高いので、加硫成型時のブラダーの膨張に伴って膨径するとき、第2インナーライナーがカーカス層へ食い込まないようにして、スプレッドコードを抑制することができる。
カーボンブラックを含む充填剤は、ジエン系ゴム100質量部に対し70〜100質量部、好ましくは72〜95質量部配合する。カーボンブラックを含む充填剤の配合量をこのような範囲内にすることにより、未加硫状態の100%引張り応力を所定範囲に調節し、スプレッドコードを抑制すると共に、カーカス層および第2インナーライナーの間にエアが溜まり加硫タイヤの内面に膨れが生じるブリスターライナーといわれる故障を抑制することができる。
カーボンブラック以外の他の充填剤としては、例えばシリカ、タルク、クレー、マイカ、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化チタン等が例示される。なかでもシリカ、タルク、クレーが好ましい。カーボンブラックを含む他の充填剤を配合することによりゴム強度を高くすることができる。また2IL用ゴム組成物には上記の他、タルク、マイカを配合することができる。
カーボンブラックの窒素吸着比表面積は、特に制限されるものではないが、好ましくは40〜120m2/g、より好ましくは70〜100m2/gであるとよい。カーボンブラックの窒素吸着比表面積をこのような範囲内にすることにより、上述した100%引張り応力を調節しやすくなる。
2IL用ゴム組成物は、有機酸コバルト塩を必ず配合する。有機酸コバルト塩を配合することにより、隣接するカーカス層との間の接着性を高くすることができる。さらに2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張り応力を高くすることによりカーカス層への食い込むのを抑制することができる。有機酸コバルト塩の配合量は、ジエン系ゴム100質量部に対しコバルト含有量として0.10質量部以下、好ましくは0.01〜0.10質量部、より好ましくは0.03〜0.07質量部である。有機酸コバルト塩を金属含有量として0.10質量部以下配合することにより、隣接するカーカス層との間の接着性および未加硫状態の100%引張り応力を高くすることができる。
有機酸コバルト塩としては、例えばステアリン酸コバルト、ナフテン酸コバルト、ネオデカン酸オルトホウ酸コバルト、オレイン酸コバルト、オクチル酸コバルト、安息香酸コバルト、酢酸コバルト、メタクリル酸コバルト、トール油酸コバルト、ロジン酸コバルト、ナフテン酸ニッケル、ステアリン酸ニッケル、オクチル酸ニッケル、ロジン酸ニッケル等を例示することができる。
有機酸コバルト塩は、市販されているものを使用することができ、具体的には日本化学産業社製ナーセムニッケル(Ni含有率20.04%)、DIC社製ナフテン酸コバルト10%(Co含有率10%)、DIC社製DICNATE NBC−2(Co含有率22%)、日本化学産業社製ナーセム第二コバルト(Co含有率16.54%)などを用いることができる。
2IL用ゴム組成物は、加硫促進剤をジエン系ゴム100質量部に対し0.4〜1.0質量部、好ましくは0.5〜0.8質量部配合してなる。加硫促進剤の配合量をこのような範囲内にすることにより、2IL用ゴム組成物のゴム流れを適度に抑制し、第2インナーライナーを精度よく成形することができる。
加硫促進剤の種類としては、特に制限されるものではなく、例えばスルフェンアミド系加硫促進剤、グアニジン系加硫促進剤、チオウレア系加硫促進剤、チアゾール系加硫促進剤、チウラム系加硫促進剤、ジチオカルバミン酸系加硫促進剤、キサントゲン酸系加硫促進剤など2IL用ゴム組成物に一般的に使用されるものを使用することができる。これらの加硫促進剤は、それぞれ単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いられる。
2IL用ゴム組成物において、オイルを含む可塑剤成分の配合量をジエン系ゴム100質量部に対し3質量部以下、好ましくは1〜2質量部にする。2IL用ゴム組成物中のオイルを含む可塑剤成分をこのような範囲内に限定することにより、100%引張り応力を高くして、スプレッドコードを抑制することができる。
本明細書において、オイルを含む可塑剤とは、例えばアロマ系オイル、ナフテン系オイル、パラフィン系オイル、シリコーン系オイルなどの成分を意味し、可塑剤として後から配合された成分およびジエン系ゴムに油展成分として含有された成分の合計とする。
本発明の重荷重用タイヤにおいて、2IL用ゴム組成物は、電子線照射処理がなされていないものとする。電子線照射処理を行わないことにより、大規模な電子線照射処理設備が不要になり、さらに工数を削減することができる。これにより重荷重用タイヤの生産を効率化すると共に、生産コストを低くすることができる。
2IL用ゴム組成物は、未加硫状態の100%引張り応力が0.50〜0.65MPa、好ましくは0.52〜0.63MPaである。2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張り応力を0.50MPa以上という従来よりも高い値にすることにより、加硫成型時のブラダーの膨張に伴って膨径するとき、第2インナーライナーがカーカス層へ食い込まないようにして、スプレッドコードを抑制することができる。また2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張り応力を0.65MPa以下にすることによりカーカス層および第2インナーライナーの間にエアが溜まり加硫タイヤの内面に膨れが生じる故障を抑制することができる。2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張り応力は、2IL用ゴム組成物の未加硫状態のシートを用いて、JIS K6251に準拠して、ダンベルJIS3号形試験片を作製し、室温(20℃)で500mm/分の引張り速度で引張り試験を行い、100%伸長時の引張応力を測定するものとする。
本発明において、第2インナーライナーは、タイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有する。すなわち第2インナーライナーは、断面三日月状のプロファイルを有するものではない。第2インナーライナーの厚さは、特に制限されるものではないが、好ましくは1.0mm以上、より好ましくは1.5mm以上であるとよい。第2インナーライナーの厚さをこのような範囲内にすることにより、第1インナーライナーおよびカーカス層の接着を確保することができる。また第2インナーライナーの厚さは、サイド部の総厚さに対し好ましくは1/3以下、より好ましくは1/4以下であるとよい。
第1インナーライナーは、1IL用ゴム組成物を用いて成形された層である。1IL用ゴム組成物のゴム成分はジエン系ゴムであり、ブチルゴムを含むとよい。ブチルゴムの含有量は、ジエン系ゴム100質量%中50〜100質量%、好ましくは80〜100質量%である。ブチルゴムの含有量を50質量%以上にすることにより、空気透過防止性能を確保することができる。ブチルゴムは、その少なくとも一部をハロゲン化ブチルゴムにすることができる。
本発明において、1IL用ゴム組成物及び2IL用ゴム組成物は、加硫又は架橋剤、加硫促進剤、老化防止剤、可塑剤、加工助剤、液状ポリマー、テルペン系樹脂、熱硬化性樹脂などのインナーラーナー用ゴム組成物に一般的に使用される各種添加剤を、本発明の目的を阻害しない範囲内で配合することができ、かかる添加剤は一般的な方法で混練してゴム組成物とし、加硫又は架橋するのに使用することができる。これらの添加剤の配合量は本発明の目的に反しない限り、従来の一般的な配合量とすることができる。本発明の重荷重用空気入りタイヤは、通常のゴム用混練機械、例えば、バンバリーミキサー、ニーダー、ロール等を使用して、上記各成分を混合することによって製造することができる。
重荷重用空気入りタイヤの製造方法は、上述した2IL用ゴム組成物を、2回以下の混練・混合工程において、放出温度を150℃以下にするように調製する。2IL用ゴム組成物を混練・混合する工程を3回以上行うと、未加硫状態の100%引張り応力が低くなってしまい、スプレッドコードを抑制することができない。また混練・混合工程において2IL用ゴム組成物を1回または2回放出するとき、その放出温度が155℃以下、好ましくは120〜150℃である。いずれかの放出温度が150℃を超えると、未加硫状態の100%引張り応力が低くなる。
本発明の製造方法において、2IL用ゴム組成物からなる第2インナーライナーに電子線照射処理を行わずにグリーンタイヤを成形する。このとき、加硫後の第2インナーライナーがタイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有するように、2IL用ゴム組成物からなるシートを1〜4枚積層することにより、第2インナーライナーをグリーン成形する。すなわち加硫成型時の膨径により、第2インナーライナーの厚さが薄くなる領域に、1枚以上のシートを積層するとよい。加硫成形された重荷重用空気入りタイヤは、タイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有し、三日月状のプロファイルを有するものではない。
本発明の重荷重用空気入りタイヤは、電子線照射を行わずにスプレッドコードを抑制するようにしたので、加硫故障を抑制しながら生産性を改良することができる。
以下、実施例によって本発明をさらに説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
2IL用ゴム組成物の調製及び評価
第2インナーライナーを形成するゴム組成物として、表1に示す配合からなる11種類の2IL用ゴム組成物(実施例1〜5、標準例、比較例1〜5)を、硫黄、加硫促進剤を除く成分を270Lの密閉型ミキサーで5分間混練し放出しマスターバッチとした。得られたマスターバッチに、硫黄、加硫促進剤を加えてオープンロールで混合することにより、11種類の1IL用ゴム組成物を調製した。ここで270Lの密閉型ミキサーからの放出温度、オープンロールからの放出温度を測定し、高い方の温度を、表1の「放出温度(最高温度)」の欄に記載した。また実施例4のゴム組成物は、天然ゴムを予め素練りすることにより、混練・混合工程の数を3回とした。
得られた11種類の2IL用ゴム組成物を使用して、厚さ3mmのゴムシートを押出成形し、この未加硫シートを使用して、下記の方法で引張試験を行った。
2IL用ゴム組成物の未加硫状態の100%引張応力
得られた未加硫シートを使用し、JIS K6251に準拠して、ダンベルJIS2号形試験片を作製し、室温(20℃)で500mm/分の引張り速度で引張り試験を行い、100%伸長時の100%引張応力を測定した。得られた結果を表1の「未加硫100%引張応力」の欄に記載した。
次に、上記で得られた11種類の2IL用ゴム組成物からなる未加硫シートを使用して、1〜4枚積層した第2インナーライナーを有する、タイヤサイズ11R22.5の重荷重用空気入りタイヤをそれぞれ約2万回の加硫成型を行った。製造された重荷重用空気入りタイヤについて、加硫故障の発生頻度を測定し、以下の判定基準により評価した。
BL発生頻度
加硫されたタイヤの内表面を目視観察し、カーカス層および第2インナーライナーの間にエアが溜まり加硫タイヤの内面に膨れが生じた加硫故障(BL)が生じたタイヤの本数を数えた。得られた結果は、標準例1の加硫故障(BL)の発生頻度を100とする指数を算出し、以下の判定基準により評価し、表1の「BL発生頻度」の欄に記載した。
◎: 加硫故障(BL)の発生頻度が105未満
○: 加硫故障(BL)の発生頻度が105以上120未満
△: 加硫故障(BL)の発生頻度120以上150未満
×: 加硫故障(BL)の発生頻度150以上
SPC発生頻度
加硫されたタイヤの内表面を目視観察し、カーカスコードに第2インナーライナーが食い込み加硫タイヤの内面にカーカスコードが浮き出た加硫故障(SPC)が生じたタイヤの本数を数えた。得られた結果は、標準例1の加硫故障(SPC)の発生頻度を100とする指数を算出し、以下の判定基準により評価し、表1の「SPC発生頻度」の欄に記載した。
◎: 加硫故障(SPC)の発生頻度が105未満
○: 加硫故障(SPC)の発生頻度が105以上120未満
△: 加硫故障(SPC)の発生頻度120以上150未満
×: 加硫故障(SPC)の発生頻度150以上
Figure 2017222816
なお、表1において使用した原材料の種類を下記に示す。
・天然ゴム:RSS#3
・ブタジエンゴム:日本ゼオン社製Nipol BR 1220
・カーボンブラック:東海カーボン社製シースト300、N2SAが78m2/g
・シリカ:EVONIK社製ULTRASIL VN3GR
・酸化亜鉛:正同化学工業社製酸化亜鉛3種
・ステアリン酸Co:ステアリン酸コバルト、コバルトの含有率が10質量%、DIC CORPORATION社製ナフテン酸コバルト 10%
・オイル:NYNAS社製Nytex 4700
・硫黄:四国化成工業製社製ミュークロンOT-20
・加硫促進剤:大内新興化学工業(株)社製 ノクセラーDZ
表1から明らかなように実施例1〜5の重荷重用空気入りタイヤは、電子線照射処理を行わずに、加硫故障(SPCおよびBL)を抑制することが確認された。
比較例1,2の重荷重用空気入りタイヤは、2IL用ゴム組成物の未加硫100%引張応力が0.50MPa未満であるので、加硫故障(SPC)の発生頻度が多い。
比較例3の重荷重用空気入りタイヤは、2IL用ゴム組成物の未加硫100%引張応力が0.65MPaを超えるので、加硫故障(BL)の発生頻度が多い。
比較例4の重荷重用空気入りタイヤは、オイルの配合量が3質量部を超え、2IL用ゴム組成物の未加硫100%引張応力が0.50MPa未満であるので、加硫故障(SPC)の発生頻度が多い。
比較例5の重荷重用空気入りタイヤは、加硫促進剤の配合量が0.4質量部未満であるので、2IL用ゴム組成物のゴム流れが大きくなり、加硫故障(SPC)の発生頻度が多い。
1 トレッド部
2 サイド部
3 ビード部
4 カーカス層
7 第2インナーライナー
8 第1インナーライナー

Claims (4)

  1. 第1インナーライナー、第2インナーライナーおよびカーカス層をこの順に配置した構成を有する重荷重用空気入りタイヤであって、前記第2インナーライナーを構成する2IL用ゴム組成物が、ジエン系ゴム100質量部に、カーボンブラックを含む充填材を70〜100質量部、有機酸コバルト塩をコバルト量で0.10質量部以下、加硫促進剤を0.4〜1.0質量部、オイルを含む可塑剤成分を3質量部以下配合してなり、この2IL用ゴム組成物が電子線照射処理されておらず、かつ未加硫状態の100%引張り応力が0.50〜0.65MPaであることを特徴とする重荷重用空気入りタイヤ。
  2. 前記第2インナーライナーが、タイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有し、サイド部の総厚さに対する前記第2インナーライナーの厚さが1/3以下であることを特徴とする請求項1に記載の重荷重用空気入りタイヤ。
  3. 請求項1または2に記載の重荷重用空気入りタイヤの製造方法であって、前記2IL用ゴム組成物を、2回以下の混練・混合工程における放出温度を150℃以下にするように調製し、得られた2IL用ゴム組成物からなる第2インナーライナーに電子線照射処理を行わずにグリーンタイヤを成形することを特徴とする重荷重用空気入りタイヤの製造方法。
  4. 加硫後の前記第2インナーライナーがタイヤ子午線方向断面において略均一の厚さを有するように前記2IL用ゴム組成物からなるシートを1〜4枚積層することにより、前記第2インナーライナーを成形することを特徴とする請求項3に記載の重荷重用空気入りタイヤの製造方法。
JP2016120873A 2016-06-17 2016-06-17 重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法 Active JP6926405B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016120873A JP6926405B2 (ja) 2016-06-17 2016-06-17 重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016120873A JP6926405B2 (ja) 2016-06-17 2016-06-17 重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017222816A true JP2017222816A (ja) 2017-12-21
JP6926405B2 JP6926405B2 (ja) 2021-08-25

Family

ID=60686232

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016120873A Active JP6926405B2 (ja) 2016-06-17 2016-06-17 重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6926405B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852331A (ja) * 1981-09-25 1983-03-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The スチ−ルコ−ド被覆用ゴム組成物
JPS6038444A (ja) * 1983-08-10 1985-02-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd 接着用ゴム組成物
JP2013067736A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd オールスチールタイヤ
WO2016027382A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 横浜ゴム株式会社 重荷重用空気入りタイヤ
JP2016041777A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 住友ゴム工業株式会社 スチールブレーカー被覆用ゴム組成物及びトラック・バスタイヤ

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852331A (ja) * 1981-09-25 1983-03-28 Yokohama Rubber Co Ltd:The スチ−ルコ−ド被覆用ゴム組成物
JPS6038444A (ja) * 1983-08-10 1985-02-28 Sumitomo Rubber Ind Ltd 接着用ゴム組成物
JP2013067736A (ja) * 2011-09-22 2013-04-18 Sumitomo Rubber Ind Ltd オールスチールタイヤ
JP2016041777A (ja) * 2014-08-14 2016-03-31 住友ゴム工業株式会社 スチールブレーカー被覆用ゴム組成物及びトラック・バスタイヤ
WO2016027382A1 (ja) * 2014-08-22 2016-02-25 横浜ゴム株式会社 重荷重用空気入りタイヤ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6926405B2 (ja) 2021-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8656973B2 (en) Polymer sheet for inner liner, polymer laminate for inner liner, and pneumatic tire
DE112012003025B4 (de) Laminatkörper aus Kautschukschichten und Luftreifen mit dem Laminatkörper
JP6115647B2 (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
JP2019183011A (ja) マリンホース用ゴム組成物及びマリンホース
JP5977741B2 (ja) 空気入りタイヤ
CN104066593B (zh) 充气轮胎
JP2016175958A (ja) 建設車両用空気入りタイヤ
JP2017222816A (ja) 重荷重用空気入りタイヤおよびその製造方法
JP6720874B2 (ja) タイヤ加硫ブラダーの使用方法
KR101591871B1 (ko) 각 층의 구별이 용이한 적층구조의 등산화용 겉창의 제조방법
JP2008074926A (ja) ゴム組成物
JP5230107B2 (ja) タイヤ加硫用ブラダー
JP5569620B2 (ja) ホースの製造方法
JP2010059361A (ja) リムクッション用ゴム組成物
JP5772226B2 (ja) タイヤビードインシュレーション用ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ
JP2014205402A (ja) 重荷重用空気入りタイヤ
CN1522205A (zh) 充气轮胎及其制造方法
JP2009132835A (ja) タイヤインナーライナー用ゴム組成物
JP2009167294A (ja) タイヤ用ゴム組成物の製造方法
CN109535578A (zh) 一种硫化胶囊的制备方法
JP2012121302A (ja) 加硫ゴム積層体の製造方法および加硫ゴム積層体
JP6932970B2 (ja) タイヤ
JP5053452B1 (ja) 空気入りタイヤ
DE102015209912A1 (de) Notlaufreifen und Verfahren zu dessen Herstellung
JP2016113487A (ja) ゴム組成物およびそれを用いた空気入りタイヤ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190611

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200721

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200918

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210706

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210719

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6926405

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250