JP2017526708A - トリアジンカーバメートを製造するためのプロセス - Google Patents

トリアジンカーバメートを製造するためのプロセス Download PDF

Info

Publication number
JP2017526708A
JP2017526708A JP2017513239A JP2017513239A JP2017526708A JP 2017526708 A JP2017526708 A JP 2017526708A JP 2017513239 A JP2017513239 A JP 2017513239A JP 2017513239 A JP2017513239 A JP 2017513239A JP 2017526708 A JP2017526708 A JP 2017526708A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
group
carbon atoms
metal
butanol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2017513239A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6629301B2 (ja
Inventor
フラッド、ローレンス
Original Assignee
オルネクス イペ エス.アー.エール.エル
オルネクス イペ エス.アー.エール.エル
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オルネクス イペ エス.アー.エール.エル, オルネクス イペ エス.アー.エール.エル filed Critical オルネクス イペ エス.アー.エール.エル
Publication of JP2017526708A publication Critical patent/JP2017526708A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6629301B2 publication Critical patent/JP6629301B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/14Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrogen or carbon atoms directly attached to at least one ring carbon atom
    • C07D251/24Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrogen or carbon atoms directly attached to at least one ring carbon atom to three ring carbon atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/14Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrogen or carbon atoms directly attached to at least one ring carbon atom
    • C07D251/16Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrogen or carbon atoms directly attached to at least one ring carbon atom to only one ring carbon atom
    • C07D251/18Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with hydrogen or carbon atoms directly attached to at least one ring carbon atom to only one ring carbon atom with nitrogen atoms directly attached to the two other ring carbon atoms, e.g. guanamines
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/40Nitrogen atoms
    • C07D251/54Three nitrogen atoms
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D251/00Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings
    • C07D251/02Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings
    • C07D251/12Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
    • C07D251/26Heterocyclic compounds containing 1,3,5-triazine rings not condensed with other rings having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hetero atoms directly attached to ring carbon atoms
    • C07D251/40Nitrogen atoms
    • C07D251/54Three nitrogen atoms
    • C07D251/70Other substituted melamines

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

本発明は、分子1つ当たり少なくとも2つのアミノ基を有するアミノトリアジンAと、有機カーボネートCと、アルカリ金属であっても土類アルカリ金属であってもよい金属Mのアルコキシド及びアリールアルコキシドからなる群から選択される塩基Bとの混合物と、溶媒Sとを反応させること、並びに、該反応の生成物に、酸、又は溶媒中に酸を含む溶液を添加することによる、トリアジンカーバメートを製造するためのプロセスに関し、溶媒Sは一価アルコール溶媒R2OHであるか、又は、一価アルコールR2OH及び一価アルコールR3OHを含む溶媒の混合物であるか、又は、一価アルコールR2OHを、エーテル、アルコール、及び炭化水素溶媒からなる群から選択されるさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物である。

Description

本発明は、溶媒中又は溶媒混合物中で、アミノトリアジン及び有機カーボネートを、塩基性金属化合物の存在下で反応させることにより、トリアジンカーバメートを製造するプロセスに関する。
少なくともビス−カーバメート官能性のトリアジンを製造するためのプロセスは、米国特許第5,705,641号から知られている。「少なくともビス−カーバメート官能性のトリアジン」とは、カーバメート基である少なくとも2つの官能基を有する、1,3,5−トリアジンである。このプロセスは、少なくとも2つのアミノ基を有するアミノ官能性1,3,5−トリアジンを、非環式有機カーボネートと、塩基の存在下で反応させることを伴う。本特許において言及される有用な塩基は、アルカリ金属水素化物、アルカリ金属アルコキシド、アルカリ金属水酸化物、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭酸塩、第四級アンモニウムアルコキシド、第四級アンモニウム水酸化物、第四級ホスホニウムアルコキシド、第四級ホスホニウム水酸化物、第三級アミン、及びそれらの混合物である。ナトリウムアルコキシド及びカリウムアルコキシドが最も好ましく、アルコキシドを含有する直鎖状、分岐鎖状、及び環状のアルキル基、並びにそれらの混合物が含まれる。この反応は、溶媒中で行われ得、有用な溶媒としては、アルコール、エーテル、炭化水素、及びN,N−ジアルキルホルムアミドなどのアミド溶媒が言及されている。アルコール溶媒が好ましく、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、ペンタノール、及びヘキサノール、また、ジオール、すなわち、エチレングリコール、1,2及び1,3−プロピレングリコール、1,4及び2,3−ブチレングリコール、並びにこれらの異性体又は混合物が含まれる。実施例では、n−ブタノール、メタノール、N,N−ジメチルホルムアミド、エタノール、sec.−ブチルアルコール、イソプロピルアルコール、及び2−エチルヘキシルアルコールが使用されている。
本発明の基となる実験において、反応中に過度に高い粘度が生じ、これにより、反応中の均質化のための過度のエネルギー消費、そして薄膜反応器若しくは混練機などの特殊機器を使用する必要性、又はより多くの希釈反応混合物を使用する必要性のどちらかが生じ、結果として空時収量が減少することが分かった。したがって、より低い濃度に頼る必要又は特殊機器を使用する必要なしに、反応混合物の粘度を低減させることが所望されている。反応混合物の粘度の低減、換言すると流動性の向上、そしてそれによる可搬性の上昇により、反応混合物の簡単な取り扱いを可能にする粘度を維持しながら反応物質の濃度を上昇させること、ひいては、反応生成物混合物中の所望の反応生成物の濃度を上昇させ、それによって反応物の空時収量を増加させることも可能になる。
さらに、こうした流動性の上昇によって、より広範な温度範囲における、より容易かつより高速な混合に起因した、より効率的な中和が可能になる。
本発明の基となる実験において、反応混合物の粘度は、次の手段:
アルカリ金属(a=1)及び土類アルカリ金属(a=2)からなる群から選択される金属MのアルコキシドM(OR、又はさらなるアルコキシドM(ORとその混合物(式中R及びRは互いに異なる)である、塩基Bを、
脂肪族炭化水素溶媒、芳香族炭化水素溶媒、脂肪族−芳香族混合型炭化水素溶媒、脂肪族グリコール、脂肪族グリコールのモノアルキルエーテル、脂肪族グリコールのジアルキルエーテル、及び、直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状の脂肪族エーテルからなる群から選択される溶媒か、又は、
一価アルコール溶媒ROHである溶媒か、又は、
溶媒の混合物であって、少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHを、
一価アルコールROH(式中R及びRは互いに異なる)であるさらなる溶媒か、若しくは、
脂肪族炭化水素溶媒、芳香族炭化水素溶媒、脂肪族−芳香族混合型炭化水素溶媒、脂肪族グリコール、脂肪族グリコールのモノアルキルエーテル、脂肪族グリコールのジアルキルエーテル、及び、直鎖状、分岐鎖状、若しくは環状の脂肪族エーテルからなる群から選択されるさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物
である溶媒と一緒に使用すること、によって低減され得ることが発見され、
式中R、R、R、及びRからなる群から選択される少なくとも1つのアルキル基R(iは、0、1、2、及び3のうちの1つである)が存在し、これに関して、次の関係:
i≠jという条件で、0、1、2、及び3からなる群から選択されるすべてのjに関して、R≠R、並びに
n(R)≧[n(R)+n(R)+n(R)+n(R)]・0.02
が、
iのすべての値に関して個別に当てはまり、n(R)は、R、R、R、及びRのいずれかを表すアルキル基RのSI単位「モル」による物質量である。換言すると、反応混合物中のアルキル基R、R、R、及びRの各々の物質量分率x(R)=n(R)/[n(R)+n(R)+n(R)+n(R)](iは、0、1、2、及び3のうちのいずれか1つである)は、iのすべての値に関して、少なくとも0.02mol/mol、すなわち2%である。
好ましくは、アルキル基Rは、第三級アルキル基である。Rが、tert.−ブチル、−C(CH基、及びtert.−ペンチル、(CHC−CH−CH基からなる群から選択される第三級アルキル基である場合に、粘度の特に高度な低減が実現した。直鎖状アルキル基Rを有する溶媒としての一価アルコールROHを、第三級アルキル基Rを有するアルコキシドと組み合わせて使用することが、有利であると示された。以降、tert.−ペンチル基は「−C(CH−CH−CH」と表記され、2つのメチル置換基及び1つのエチル置換基を有する、1個の第三級炭素原子が存在すると理解されるものとする。
一価アルコール溶媒ROHとROHとの混合物(式中R及びRは互いに異なる)を、金属アルコキシドM(ORとM(ORとの混合物(式中Rは、tert.−ブチル又はtert.−ペンチルなどの第三級アルキル基であり、Rもまた、tert.−ブチル又はtert.−ペンチルなどの第三級アルキル基である)と併せて使用した場合に、粘度のさらに高度な低減が実現した。
アルコキシドM(ORの代わりに、アルカリ金属(a=1)であっても土類アルカリ金属(a=2)であってもよい金属MのアリールアルコキシドM(ORを、アルコール、エーテル、又は炭化水素溶媒と共に使用することも可能であり、式中Rは式Ar−Alk−(式中Ar−は5〜14個の炭素原子を有するアリール基であり、−Alk−は、1〜12個の炭素原子を有するアルカンジイル基である)のアリール−アルキレン残基である。
したがって、本発明は、トリアジンカーバメートを製造するためのプロセスに関し、これは、
− 分子1つ当たり少なくとも2つのアミノ基を有するアミノ−1,3,5−トリアジンAと、
− 有機カーボネートCと、
− アルカリ金属であっても土類アルカリ金属であってもよい金属Mのアルコキシド及びアリールアルコキシドからなる群から選択される塩基B
との混合物を溶媒Sと反応させることによるプロセスであり、
− 塩基Bが、アルカリ金属(a=1)及び土類アルカリ金属(a=2)からなる群から選択される金属MのアルコキシドM(OR、又はさらなるアルコキシドM(ORとその混合物(式中R及びRは互いに異なる)である場合は、
前記溶媒Sは、
− 一価アルコール溶媒ROHであるか、又は、
− 少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHと、一価アルコール溶媒ROHとを含む、溶媒の混合物であるか、又は、
− 少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHを、エーテル及び炭化水素溶媒からなる群から選択されるさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物であるか、又は、
− 少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHを、エーテル及び炭化水素溶媒からなる群から選択されるさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物であり、
式中R及びR及びR及びRは各々独立して1〜20個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から選択され、各々は、直鎖状、分岐鎖状、又は環状であってもよく、
、R、R、及びRからなる群から選択される少なくとも1つのアルキル基Rが存在し、ここで、iは、0、1、2、及び3のうちの1つであり、これに関して、次の関係:
i≠jという条件で、0、1、2、及び3からなる群から選択されるすべてのjに関して、R≠R、並びに
n(R)≧[n(R)+n(R)+n(R)+n(R)]・0.02
(式中n(R)は、R、R、R、及びRのいずれかを表すアルキル基RのSI単位「モル」による物質量である)が当てはまり、
− 前記塩基が、アルカリ金属(a=1)及び土類アルカリ金属(a=2)からなる群から選択される金属MのアリールアルコキシドM(ORである場合(式中Rは式Ar−Alk−(式中Ar−は5〜14個の炭素原子を有するアリール基であり、−Alk−は、1〜12個の炭素原子を有するアルカンジイル基である)のアリール−アルキレン残基、好ましくはPh−CH−、Ph−CH−CH−(式中Phは、1個の水素原子の除去によりベンゼンから誘導される残基か、又は1つ以上のメトキシ、エトキシ、メチル、エチル、プロピル、若しくはイソプロピル基を置換基として有する置換ベンゼンから誘導される残基である)からなる群から選択されるものである)には、
前記溶媒Sは、一価アルコール溶媒ROHと、一価アルコール溶媒ROH(式中RはRとは異なり、各々は1〜20個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から選択され、各々は直鎖状、分岐鎖状、又は環状であってもよい)、分子1つ当たり2つ以上のヒドロキシル基及び2〜12個の炭素原子を有する多官能アルコール溶媒、エーテル、並びに炭化水素溶媒からなる群から選択され得る、さらなる溶媒との混合物を含む。
好ましくは、アルキル基R及びR、並びに存在する場合はR、並びに存在する場合はRのうちの少なくとも1つは、第三級アルキル基である。Rが、tert.−ブチル、−C(CH基、又はtert.−ペンチル、−C(CH−CH−CH基などの第三級アルキル基である場合に、粘度の特に高度な低減が実現した。直鎖状アルキル基Rを有する溶媒としての一価アルコールROHを、第三級アルキル基Rを有するアルコキシドと組み合わせて使用することが、有利であると示された。塩基として、金属アルコキシドM(ORを使用することがさらに好ましく、式中Rは、tert.−ブチル、−C(CH基、又はtert.−ペンチル、−C(CH−CH−CH基などの第三級アルキル基である。
が、tert.−ブチル、−C(CH基、又はtert.−ペンチル、−C(CH−CH−CH基などの第三級アルキル基であることも好ましい。R及びRの両方が、tert.−ブチル、−C(CH基、又はtert.−ペンチル、−C(CH−CH−CH基などの第三級アルキル基であることが特に好ましく、これらは、同じであってもよいし互いに異なっていてもよい。
特に好ましくは、溶媒Sとして、一価アルコール溶媒ROHとROHとの混合物(式中R及びRは互いに異なる)が、金属アルコキシドM(ORとM(ORとの混合物と併せて使用され、式中R及びRは、tert.−ブチル又はtert.−ペンチルなどの、同じであってもよいし互いに異なっていてもよい、第三級アルキル基である。
本発明のプロセスは、−40℃〜最大150℃、好ましくは20℃〜120℃の温度で実行されてよい。アミノ−1,3,5−トリアジン成分Aをまず投入し、次いで、塩基B及び有機カーボネートCを、同時に、又は連続して添加することが可能である。アミノトリアジンAと有機カーボネートCとの混合物を投入し、次いで塩基Bを添加して、反応を開始することも可能である。溶媒Sは、他の成分のいずれかの前に、又は成分のうちのいずれか1つ以上と一緒に、反応槽に投入されてもよい。好ましい方法は、好ましくは溶媒S中にある塩基Bを最初に投入し、次いで、アミノトリアジンA及び有機カーボネートCを、一緒に、又は連続的に添加することである。
ある好ましい実施形態において、反応は、アミノトリアジンAに対する化学量論的過剰量の有機カーボネートCを用いて実行されてもよく、この有機カーボネートCは、溶媒又は希釈剤として作用し得、過剰量の有機カーボネートCは、反応完了後、及び、好ましくは過剰な有機カーボネートCの蒸留による塩基Bの中和後に除去される。
アミノトリアジンAは、少なくとも2つの第一級アミノ基を有し、メラミン、ホルモグアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、及びカプリノグアナミンからなる群、並びにN−アルキルメラミン、及びN,N−ジアルキルメラミンから選択され得、ここでアルキル基は、同じであってもよいし互いに異なっていてもよく、アルキル基は、個別に、1〜20個の炭素原子を有してもよく、炭素原子の数が3以上の場合、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、又は、炭素原子の数が3以上の場合、環状であってもよい。メラミン、アセトグアナミン、及びベンゾグアナミンが特に好ましい。
塩基Bの好ましいアニオンは、アルコキシド−ORである。リチウムアルコキシド、ナトリウムアルコキシド、カリウムアルコキシド、及びマグネシウムアルコキシド、並びにこれらのいずれかの混合物が、特に好ましい。リチウムアルコキシド、ナトリウムアルコキシド、及びカリウムアルコキシド、並びにこれらのいずれかの混合物が、とりわけ好ましい。特に好ましいアルコキシドは、第三級アルコキシド、又は、少なくとも2%の物質量分率(0.02mol/mol又は2cmol/mol)、好ましくは少なくとも5cmol/mol、より好ましくは少なくとも10cmol/molの第三級アルコキシドを含む、アルコキシドの混合物である。
ある好ましい実施形態において、アルキル基Rにおけるメチレン−CR−基のうちの1つ以上は、エーテル結合、すなわち−O−の形態の酸素原子で置換されてもよい。この場合、−CR −O−[CR −O−CR −及びCR −O−[CR −のように、アルキル鎖内の任意の2個の酸素原子間、及びアルキル鎖の末端に、少なくとも1個の、好ましくは少なくとも2個連続した炭素原子が存在し、式中n及びmは少なくとも1、好ましくは少なくとも2であり、R、R、R、R、R、及びRは、各々、同じであるか、又は互いに異なり、水素−H、又は1〜6個の炭素原子を有するアルキルを表す。かかるアルキル基Rは、好ましくは、エチレングリコール又はプロピレングリコール及びそれらのオリゴマーのモノアルキルエーテルから誘導され得る。この実施形態における特に好ましいアルコキシドは、アルカリ金属又は土類アルカリ金属Mのメトキシエトキシド、(CH−O−CH−CH−O−)M、及びオリゴマー性エチレングリコールモノアルキルエーテルから誘導されるアルコキシド、[C2p+1−(O−CH−CH−)−O−]Mであり、式中pは好ましくは1〜6の整数であり、qは好ましくは2〜10の整数であり、a及びMは上記の定義の通りである。
このアルカリ金属(a=1)又は土類アルカリ金属(a=2)のアルコキシド塩基M(ORの場合、溶媒Sであって、
− 一価アルコール溶媒ROHであるか、又は、
− 一価アルコールROHと、少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHとを含み、式中R及びRは互いに異なり、Rは好ましくは、tert.−ブチル若しくはtert.−ペンチルなどの第三級アルキル基である、溶媒の混合物であるか、又は、
− 一価アルコールROHを、分子1つ当たり1つを超えるヒドロキシル基を有するアルコール、エーテル、及び炭化水素溶媒からなる群から選択される、少なくとも2%の質量分率のさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物である、溶媒Sが使用される。
異なるアルキル基を有するアルコキシドの混合物の場合、反応混合物中の物質量n(R)のアルコキシ基RO−対物質量n(R)のアルコキシ基RO−の物質量比n(R)/n(R)は、好ましくは98mol/2mol〜2mol/98mol、特に好ましくは95mol/5mol〜5mol/95molである。最も低い粘度は、70mol/30mol〜30mol/70molの範囲内で観察された。
塩基Bが、アルカリ金属及び土類アルカリ金属からなる群から選択される金属Mのアリールアルコキシドである場合、上記に詳述されるように、溶媒Sであって、一価アルコール溶媒ROHと、一価アルコール溶媒ROH(式中RはRとは異なり、Rは、tert.−ブチル又はtert.−ペンチルなどの第三級アルキル基である)、分子1つ当たり2つ以上のヒドロキシル基を有する多官能アルコール溶媒、並びにエーテル及び炭化水素溶媒からなる群から選択され得る、さらなる溶媒との混合物を含む、溶媒Sが使用される。
アルキル基R、R、R、及びRは、各々から独立して、1個の水素原子の除去により、直鎖状、分岐鎖状、又は環状であり得るアルカンから誘導され、かつ1〜20個の炭素原子を有する、アルキル基から選択される。
好ましいアニオンは、tert.−ブトキシドなどの、ヒドロキシル基からの水素原子の除去による第三級アルコールに基づくアルコキシド−OR、並びに2−メチル−2−ヒドロキシブタン、3−メチル−3−ヒドロキシペンタン、及び3−エチル−3−ヒドロキシ−ペンタンから誘導されるアルコキシドである。一般的な有機命名法に従った第三級アルコールは、第三級炭素原子に結合したヒドロキシル基を有する。
アルコールROHの好ましいアルキル基Rは、1〜20個の炭素原子を有し、また、3個の他の炭素原子に結合している少なくとも1個の炭素原子を有するが、第二級又は第一級の炭素原子(すなわち、2個の他の炭素原子、又は1個の他の炭素原子に結合している、炭素原子)における自由原子価を有するものの、第三級炭素原子における自由原子価は有しないという意味で、直鎖状又は分岐鎖状である。エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、イソ−ブタノール、sec.−ブタノール、ネオペンタノール、n−ヘキサノール、n−オクタノール、2−エチル−ヘキサノール、及びこれらの混合物が、アルコールROHとして特に好ましい。R及びRは、互いに異なっているのが好ましい。
アルコールROHの好ましいアルキル基Rは、4〜20個の炭素原子を有し、かつ、3個の他の炭素原子に結合している少なくとも1個の炭素原子を有し、第三級、第二級、又は第一級の炭素原子(すなわち、3個の他の炭素原子、又は2個の他の炭素原子、又は1個の他の炭素原子に結合している、炭素原子)における自由原子価を有するという意味で、分岐鎖状である。tert.−ブタノール、tert.−ペンチルアルコール(=2−メチル−2−ブタノール)、2−メチル−2−ペンタノール、及び3−メチル−3−ペンタノールが、アルコールROHとして特に好ましい。R及びRは、互いに異なっているのが好ましい。
最も好ましい実施形態は、アルコール溶媒として、n−ブタノールとtert.−ブタノールとの混合物を含む。
溶媒混合物が使用される場合、ある成分について2%と記載される最小の質量分率に加えて、好ましい質量分率は、各事例において、その成分の少なくとも5%であり、特に好ましくは、各事例において、少なくとも10%であり、特に好ましくは、各事例において、少なくとも20%である。
ある好ましい実施形態は、金属(単数又は複数)又は金属化合物(単数又は複数)を、1〜6個の炭素原子を有するアルコールと、場合により同伴剤の存在下で、好ましくは加熱しながら反応させることによる、対応する金属又は金属化合物からの金属アルコキシドのインサイチュー合成を含み、該金属は、好ましくはアルカリ金属又は土類アルカリ金属であり、該金属化合物は、好ましくはアルカリ金属の化合物又は土類アルカリ金属の化合物であり、該金属化合物は、個別に、金属水素化物、金属酸化物、金属水酸化物、金属アミド、金属アルコキシド、及び有機金属化合物からなる群から選択される。この文脈では、金属又は金属化合物が、アルカリ金属及び土類アルカリ金属からなる群から選択される少なくとも2種の金属又は金属化合物、並びにそれらの化合物であることも好ましい。好ましくは、場合により使用される同伴剤は、少なくとも6個の炭素原子を有するアルカン、あるいは、トルエン又はキシレンなどの芳香族若しくはアルキル芳香族化合物である。さらに好ましいある実施形態では、アルコキシドのインサイチュー形成は、塩基の混合物B、アミノトリアジンA、及び有機カーボネートCの間の反応が実行されるものと同じ反応槽内で行われてよい。
有機カーボネートCは、構造RO−CO−ORを有し、式中R及びRは同じであってもよいし互いに異なっていてもよく、個別に、1〜20個の炭素原子を有するアルキルラジカルからなる群から選択され、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく(炭素原子の数が3以上の場合)、又は、環状であってもよく(炭素原子の数が3以上の場合)、あるいは、一緒に、2〜20個の炭素原子を有するアルカンジイル基を形成してもよく、これは、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく(炭素原子の数が3以上の場合)、又は環状であってもよい(炭素原子の数が3以上の場合)。ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、ジ−n−プロピルカーボネート、ジ−イソプロピルカーボネート、ジ−n−ブチルカーボネート、ジ−sec.−ブチルカーボネート、ジ−イソブチルカーボネート、ジ−tert.−ブチルカーボネート、及びこれらの混合物が好ましい。エチレンカーボネート、1,2−プロピレンカーボネート、及び1,3−プロピレンカーボネートなどの環状カーボネート、若しくはそれらの混合物、又は環状カーボネートと上記の式RO−CO−ORのカーボネートとの混合物を使用することもまた可能である。
炭化水素溶媒は、トルエン、エチルベンゼン、o−キシレン、m−キシレン、p−キシレン、キシレンの異性体混合物、Shellsol(登録商標)、Solvesso(商標)として市販されているものなどの芳香族溶媒の混合物、Shellsol T(登録商標)、Shellsol TD(登録商標)、及びShellsol TC(登録商標)として市販されているものなどの混合物又は脂肪族分岐鎖状パラフィンといった、標準大気圧(0.1013MPa)で少なくとも80℃の沸騰温度を有する、脂肪族溶媒、芳香族溶媒、及び脂肪族−芳香族混合型炭化水素溶媒から選択され得る。
アルコール溶媒は、好ましくは、4〜20個の炭素原子を有する脂肪族アルコール、例えばヘキサノール、オクタノール、デカノール、及びドデカノールなど、好ましくは2〜10個の炭素原子を有する脂肪族グリコール、例えばエチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,4−ブチレングリコール、及び1,6−ヘキサンジオールなど、並びに、1つを超えるヒドロキシル基と好ましくは2〜10個の炭素原子とを有する多官能アルコール及び好ましくは1〜5個の炭素原子を有するアルカノールの部分エーテルである、ヒドロキシル官能性エーテル、例えばエチレングリコールモノメチルエーテル、及びジエチレングリコールモノブチルエーテルなど、直鎖状、分岐鎖状、又は環状であってもよく、かつ4〜30個の炭素原子を有し得る脂肪族エーテル、例えばテトラヒドロフラン、ジエチレングリコールジエチルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテル、及び1,4−ジオキサンなどである。
あまり好ましくないある実施形態では、tert.−ブチルアセテートのような、官能基が第三級炭素原子などの立体障害型炭素原子上にある、分岐酸由来のエステル及び分岐鎖状アルコールのエステルといった、容易に加水分解されないエステルを使用することも可能である。
特許文献から知られる塩基及びカーボネートのプロセスで経験される高粘度の反応中間体を回避することにより、大幅に高い反応濃度の使用、ひいては生成物スループット及び空時収量の著しい向上が可能となる。特許文献から知られるプロセスでは、従来の反応器設定における撹拌器に対する反応物(reaction mass)の詰まり及び接着を防止するために大量の溶媒が必要とされるが、本発明のプロセスでは、従来の撹拌器構成で従来の反応器設計を用いることも可能である。これまでに使用されている塩基カーボネートプロセスでは、経験される高い中間反応粘度によって、反応混合物が撹拌のために十分に流動性であるためには生成物濃度(反応完了後の反応混合物中のトリアジンカーバメートの質量分率)が10%〜15%より高くなり得ないことが決まっていたが、本発明のプロセスによって、反応生成物濃度を、例えば、溶媒としてのn−ブタノールと組み合わせられたナトリウムn−ブトキシド、又は溶媒としてのn−ブタノールと組み合わせられたカリウムn−ブトキシドなどの同じアルキル基から誘導されるアルコールと組み合わせた単一のアルカリアルコキシド塩基を使用するプロセスと比較して1.5倍以上に上昇させると同時に、効率的な撹拌を維持することが可能となる。
反応完了後、反応混合物は通常、冷却され、酸の添加又は酸への反応混合物の添加によって中和されて、トリアジンカーバメート反応生成物が得られ、塩基が対応する塩に変換され、また、例えば、アルコキシドを塩基として使用する場合は、アルコールの再生。酸は、そのまま使用されるか、又は、水、アルコール、エーテル、及び炭化水素溶媒からなる群から選択される溶媒S‘中に溶解され、S’は、好ましくは、ROH及びROHと同じ群から選択されるアルコールであり、同じであるか、又はそれと異なるか、又は水である。硝酸又は硫酸などの無機酸の場合、水での希釈が好ましい。明白なことだが、他の条件が等しければ、中和温度が低いほど粘度は高くなる。本発明の基礎となる実験において、より高い中和温度は、メラミンなどのトリアミノトリアジンを反応させる場合に、モノ、ビス、及びトリス−カーバメートの混合物中に生成物として見出されるビス−カーバメートの量の増加につながることが分かった。メラミンから誘導されるアルコキシ−カルボニルアミノトリアジンの最適な架橋特性のためには、モノ、ビス、及びトリス−カーバメートの混合物中、10%過剰のビス−カーバメートの質量分率(したがって、1%超のモノカーバメートの質量分率)は回避されるべきである。したがって、混合物を十分に低い粘度に保つために、反応混合物中のより低い濃度(より多くの溶媒)の必要が生じるにしても、より低い中和温度が好ましい。
その一方で、早期の中和(すなわち、反応完了直後)は、全体的なプロセスにおいて時間を節約し、したがって有利である。驚くべきことに、第三級アルキル基を有するアルコキシド塩基を、直鎖状アルキル基から誘導されたアルコールと組み合わせて使用すると、アルコキシド塩基のアルコキシ基に対応するアルコールが溶媒として使用される系を使用する(すなわち、両方が同じアルキル基を有する)場合よりも、低い質量分率のビス−カーバメートが生成物混合物中に生じることが分かった。この効果は、塩基としてのアルカリ第三級ブトキシド、及び溶媒としてのn−ブタノールを使用する場合、又は、共塩基(co−base)としてのアルカリtert.−アルコキシドと併せた塩基としてのアルカリn−アルコキシドを、共溶媒としてのtert−ブタノールと併せた溶媒としてのn−ブタノールと共に使用する場合に、特に顕著である。したがって、そのような組み合わせの使用は、特に好ましい実施形態であり、少なくとも2つの異なる金属アルコキシドを含む塩基との組み合わせにおいて、とりわけ好ましい。
中和ステップにおいて、好ましい酸は、硫酸、硝酸、又はリン酸などの無機酸、並びにより酸性の強い有機酸、特に、ギ酸及び酢酸などの低級脂肪族酸である。これらの酸を、水で、又は、分子1つ当たり1つ以上のヒドロキシル基を有するアルコール、好ましくはアミノトリアジンと有機カーボネートとの間の反応に使用されていた脂肪族アルコールである、溶媒S‘で希釈することがさらに好ましい。硝酸などの酸化性酸は、常に、水で希釈された形態で使用されるべきである。
本発明のプロセスによって製造されるトリアジンカーバメートを使用して、硬化をもたらすのに十分な時間及び温度で、好適なポリマー性又はオリゴマー性の骨格材料と共に加熱すると、架橋コーティング、インク、接着剤、封止剤、複合材、積層品、織物及び炭素繊維用のサイズ剤、紙及び削片板用の結合剤、並びに多数の他の熱硬化適用形態を形成することができる。好適なポリマー性又はオリゴマー性の骨格材料は、触媒の有無に関わらず、硬化後に架橋ネットワークを形成するように、該トリアジンカーバメート架橋剤組成物と反応するのに適切な反応性及び官能基を有する。ヒドロキシル、若しくはカルボキシル、若しくはアミノ官能基、又はそれらの組み合わせを有する、ポリマー性又はオリゴマー性の骨格材料が特に好ましい。結果として生じる組成物は、噴霧、浸漬、ローラーコーティング、ブラッシングなどの典型的な様式で基材に適用され得る。これらの組成物は、自動車上塗りに有用な耐久性のある光安定性コーティング、及び高い耐久性を要する他のUV安定性の屋外用途に特に好適である。
本発明は、以下の実施例においてさらに説明され、実施例は、限定的と解釈されないものとする。
以下の表現は、本明細書において定義される意味で、実施例そしてまた本明細書において使用される。
「強度」又は「濃度」は、質量分率を表し、特に、水で希釈された酸又は塩基において使用され、ここで、例えば「50%強度の硫酸」は、50%の質量分率のHSOを希釈酸中に含む、硫酸の水希釈液を指す。
Brookfield粘度は、少量の試料(11g以下)の使用及び300℃までの正確な温度制御を可能にする、SC4−27スピンドル及びThermosel加熱測定チャンバを備えたBrookfield DV−II+回転式粘度計(Brookfield Engineering Laboratories Inc.,Middleboro MA)で測定した。実施例の90℃保持期間の終わりに、反応混合物から試料を採取し、予熱した測定チャンバ内に置き、次いでこれを、90℃に予熱しておいた加熱ユニット内に入れ、SC4−27スピンドルを反応媒体中に降下させた。次いで、スラリーの温度を所定の段階まで低下させ、粘度表示値が500Pa・s(500000cP、「センチポアズ」)超の値でスケール外になるまで、粘度を0.5min−1(0.5rpm)で測定した。
比較例1
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、
21%の固形物質量分率を有する240gのナトリウムn−ブトキシドn−ブタノール溶液と、15.8gのメラミンと、36.0gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ14%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。90℃で30分以内に、反応混合物は極度に粘性かつペースト状になった。この濃いスラリーをさらに1時間90℃に保ち、その後、11.0gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出し、0.5min−1の回転速度で90℃において340Pa・s、及び同じ回転速度で80℃において500Pa・sという結果を得た。次いで、この反応混合物を15℃〜20℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、23.4gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、37gの脱気したn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中20℃に保った。ブタノール性硫酸(butanolic sulfuric acid)の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、必要に応じて、さらなる濃硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、97%の2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンと、3%のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンとから構成されていることが示された。
比較例2
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、21%の固形物質量分率を有する240gのナトリウムn−ブトキシドn−ブタノール溶液と、15.8gのメラミンと、36.0gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ14%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。90℃で30分以内に、反応混合物は極度に粘性かつペースト状になった。この濃いスラリーをさらに1時間90℃に保ち、その後、11.0gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出し、90℃において340Pa・s、及び80℃において500Pa・sという結果を得た。次いで、この反応混合物を57℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、23.4gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、37gの脱気したn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中およそ65℃未満に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、必要に応じて、さらなる濃硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、84%の質量分率のトリス置換生成物(2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン)と、16%の質量分率のビス置換生成物(ビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、ビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン)とから構成されていることが示された。
例2
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、21%の固形物質量分率を有する240gのナトリウムn−ブトキシドn−ブタノール溶液と、15.8gのメラミンと、36.0gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ14.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。90℃で30分以内に、反応混合物は極度に粘性かつペースト状になった。この濃い反応スラリーをさらに1時間90℃に保ち、次いで、37gのtert.−ブタノールを添加し、この混合物を30分間撹拌し、10.5gの試料をBrookfield粘度の測定のために取り出し、次の結果:90℃において39Pa・s、及び43℃において500Pa・sを得、次いで、この反応混合物をおよそ26℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、29.6gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、49.1gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中25℃〜30℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、必要に応じて、上記の通り調製したさらなる濃硫酸n−ブタノール溶液で4.5〜6.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含み、少量のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んで、大部分が2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンであることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の98%であった。
例3
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら30分間かけて、次の順で、86%の質量分率のn−ブタノールと14%のtert.−ブタノールとの混合物中に、このブタノール混合物とのナトリウム金属の反応によりナトリウム金属から調製されたナトリウムn−ブトキシド及びナトリウムtert.−ブトキシドを含む、18%の固形物質量分率を有する473gの溶液と、26.9gのメラミンと、62gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ18.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この中程度に軽い反応スラリーを96分間90℃に保ち、反応混合物の10.8gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出して、90℃において9Pa・s、及び17℃において500Pa・sの値を得、次いで、この反応混合物を27℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、42gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、69.7gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中27℃〜33℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、上述の通り調製したさらなる濃硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、94%の質量分率の2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンと、6%のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンとから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の90%であった。
例4
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、600gの無水n−ブタノールと、76gのナトリウムtert.−ブトキシドと、25gのメラミンと、57.5gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ14.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この中程度に粘性のスラリーを100分間90℃に保ち、10.9gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出し、90℃において7Pa・s、及び21℃において500Pa・sの値を得、その後、この反応混合物を57℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、42gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率を有する)を、70gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中20℃〜25℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、上述の通り調製したさらなる濃硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、90%の質量分率の2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンと、10%のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンとから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の97%であった。
例5
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、444gの無水n−ブタノールと、96gのナトリウムtert.−ブトキシドと、31.5gのメラミンと、72.5gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ24.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この中程度に粘性のスラリーを60分間90℃に保ち、11.0gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出し、90℃において300Pa・s、及び69℃において500Pa・sの値を得、次いで、この反応混合物を18℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、46gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、76gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中9℃〜25℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、上述の通り調製したさらなる濃硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、90%の2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンと、10%のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンとから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の98%であった。
例6
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、555gの無水n−ブタノールと、73.5gのナトリウムtert.−ペントキシドと、20gのメラミンと、46gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ14.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この軽い粘性のスラリーを102分間90℃に保ち、10.6gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出し、90℃において33Pa・s、及び28℃において500Pa・sの値を得、次いで、この反応混合物を26℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、33gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、55gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中26℃〜37℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、上述の通り調製したさらなる無水硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、96%の2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンと、4%のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンとから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の98%であった。
例7
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素雰囲気の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、333gの無水n−ブタノールと、67gのキシレンと、76gのナトリウムtert.−ブトキシドと、25gのメラミンと、58gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ22.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この中程度に粘性のスラリーを88分間90℃に保ち、11.3gの試料をBrookfield粘度測定のために取り出し、90℃において36Pa・s、及び20℃未満において500Pa・sの値を得、次いで、この反応混合物を36℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、40gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、66gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中36℃〜39℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、上述の通り調製したさらなる無水硫酸n−ブタノール溶液でおよそ5.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、93%の2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンと、7%のビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンとから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の96%であった。
例8
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、21%の固形物質量分率を有する207gのナトリウムn−ブトキシドn−ブタノール溶液と、70gの無水n−ブタノールと、27.5gのtert−ブタノールと、2.4gのナトリウムtert−ブトキシドと、15gのメラミンと、34.5gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ14.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この軽い粘性のスラリーを91分間90℃に保ち、11gの試料をBrookfield粘度の測定のために取り出し、次の結果:90℃において32Pa・s、32℃において500Pa・sを得、次いで、この反応混合物を33℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、24gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、39gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中33℃〜39℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、必要に応じて、さらなる無水硫酸n−ブタノール溶液で4.5〜6.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、93%の質量分率のトリス置換生成物(2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及び2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、並びに混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジン)と、7%のビス置換生成物(ビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、ビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン)とから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の97%であった。
例9
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、21%の固形物質量分率を有する227gのナトリウムn−ブトキシドn−ブタノール溶液と、30gのtert.−ブタノールと、3gのナトリウムtert.−ブトキシドと、16.5gのメラミンと、38gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ19.5%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この軽い粘性のスラリーを102分間90℃に保ち、10gの試料をBrookfield粘度の測定のために取り出し、次の結果:90℃において111Pa・s、48℃において500Pa・sを得、次いで、この反応混合物を33℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、25gの濃硫酸(96%のHSOの質量分率)を、42gのn−ブタノールにゆっくりと添加し、この間、溶液調製中に温度が13℃を超えないように十分に冷却した(氷水)。反応器2内のn−ブタノールに硫酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中33℃〜39℃に保った。ブタノール性硫酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、必要に応じて、さらなる無水硫酸n−ブタノール溶液で4.5〜6.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を濾過して塩を除去し、次いでこの生成物の溶液をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、90%の質量分率のトリス置換生成物(2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン)と、10%の質量分率のビス置換生成物(ビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、ビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン)とから構成されていることが示された。この生成物の質量回収率は、計算値の94%であった。
例10
ドライアイス冷却器、等圧添加漏斗、1つの傾斜翼を含みU字型アンカー翼で終わるステンレス鋼撹拌軸に取り付けられたオーバーヘッド機械撹拌器、加熱マントル、及び乾燥窒素の注入口を備えた、1Lの四つ口樹脂ケトル(「反応器1」)に、撹拌しながら1時間かけて、次の順で、21%の固形物質量分率を有する207gのナトリウムn−ブトキシドn−ブタノール溶液と、50gの無水n−ブタノールと、28gのtert.−ブタノールと、2.4gのナトリウムtert.−ブトキシドと、15gのメラミンと、34.5gのジメチルカーボネートとを添加し、この間、乾燥窒素をスパージした。全試薬添加後の反応固形物の総質量分率は、およそ16%であった。撹拌を継続しながら、結果として生じた白色のスラリーを、次いで90℃に加熱した。この軽い粘性のスラリーを70分間90℃に保ち、次いで、この反応混合物を64℃に冷却した。第2の反応器(「反応器2」)に、十分に撹拌しながら、34gの氷酢酸(99%のCHCOOHの質量分率)を、18℃で49gのn−ブタノールにゆっくりと添加した。反応器2内のn−ブタノールに氷酢酸を完全に添加した後、酸性ブタノール溶液を、少量に分けて反応器1にゆっくりと移し、この間、十分な撹拌及び冷却により、反応器1内の温度を添加中60℃〜64℃に保った。ブタノール性酢酸の添加が完了した後、反応混合物の最終pH(3gの水中の3gの反応混合物試料の希釈液で上記の通り測定)を、必要に応じて、さらなる酢酸n−ブタノール溶液で4.5〜6.5のpH値に調整した。次いでこの反応混合物を数回分の水で洗浄し、生成物を含有する有機溶媒層をHPLC及び13C NMRによって分析したところ、微量のモノ−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン及びモノ−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジンを含んだ、およそ90%の質量分率のトリス置換生成物(2,4,6−トリス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、2,4,6−トリス−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合された2,4,6−トリス−n−ブチル−メチルカルバモイル−1,3,5−トリアジン)と、およそ10%のビス置換生成物(ビス−n−ブチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、ビス−n−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン、及び混合されたn−ブチル−メチル−カルバモイル−1,3,5−トリアジン)とから構成されていることが示された。
以下の表1は、実験の主要なパラメータを列記したものである。
この表から、使用されるアルコキシド(ナトリウムn−ブトキシド、比較例1)と同じアルキルラジカルからアルコール(n−ブタノール)が誘導されている溶媒を使用すると、反応完了後に90℃で測定して非常に高い粘度の反応混合物がもたらされることが分かる。ナトリウムブトキシドと一緒に溶媒として使用されるn−ブタノールへのtert.−ブタノールの混加物は、反応後の反応混合物の粘度を低下させ、二次溶媒が反応後に添加された場合(例2)よりも、二次溶媒が反応前に添加された場合(例3)により顕著である。溶媒混合物中のわずかにより高い質量分率のtert.−ブタノールによって、粘度の上昇を伴わずにナトリウムブトキシドの量を30%増加させることが可能となる。換言すると、二次溶媒成分の量を増加させるに当たり、より高い濃度を使用することができる。これは、技術的実践において、化学反応の経済性に関して重要である空時収量を増加させることにつながる。溶媒としてのn−ブタノール中にナトリウムtert.−ブトキシドを使用することは、一次溶媒成分であるn−ブタノールに二次溶媒成分としてtert.−ブタノールを添加することと、ほぼ同じ効果を有する(例2と比較して例4を参照されたい)。アルカノール溶媒成分及びアルカリアルコキシド中での異なるアルキル基の使用と組み合わせた、二次溶媒成分の添加(例7)は、より上昇したアルカリアルコキシド濃度においてでさえ、これらの2つの手段間の相乗作用を示し、したがって、最も好ましい実施形態である。キシレンを用いた例7と同様の効果が、メチルイソブチルケトン、ジエチレングリコールジブチルエーテル、テトラリン、及びデカリンなどのケトン、エーテル、又は他の炭化水素溶媒を使用する際に示され得る。

Claims (17)

  1. トリアジンカーバメートを製造するためのプロセスであって、
    − 分子1つ当たり少なくとも2つのアミノ基を有するアミノトリアジンAと、
    − 有機カーボネートCと、
    − アルカリ金属であっても土類アルカリ金属であってもよい金属Mのアルコキシド及びアリールアルコキシドからなる群から選択される塩基B
    との混合物を溶媒Sと反応させることによるプロセスであり、
    − 前記塩基Bが、アルカリ金属(a=1)及び土類アルカリ金属(a=2)からなる群から選択される金属MのアルコキシドM(OR、又はさらなるアルコキシドM(ORとその混合物(式中R及びRは互いに異なる)である場合は、
    前記溶媒Sは、
    − 一価アルコール溶媒ROHであるか、又は、
    − 少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHと、一価アルコール溶媒ROHとを含み、式中R及びRが互いに異なる、溶媒の混合物であるか、又は、
    − 少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHを、分子1つ当たり2つ以上のヒドロキシル基及び2〜12個の炭素原子を有する多官能アルコール、エーテル、並びに炭化水素溶媒からなる群から選択されるさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物であるか、又は、
    − 少なくとも2%の質量分率の一価アルコールROHを、エーテル及び炭化水素溶媒からなる群から選択されるさらなる溶媒と共に含む、溶媒の混合物であり、
    式中R及びR及びR及びRは各々独立して1〜20個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から選択され、各々は、直鎖状、分岐鎖状、又は環状であってもよく、
    、R、R、及びRからなる群から選択される少なくとも1つのアルキル基Rが存在し、ここで、iは、0、1、2、及び3のうちの1つであり、これに関して、次の関係:
    i≠jという条件で、0、1、2、及び3からなる群から選択されるすべてのjに関して、R≠R、並びに
    n(R)≧[n(R)+n(R)+n(R)+n(R)]・0.02
    (式中n(R)は、R、R、R、及びRのいずれかを表すアルキル基RのSI単位「モル」による物質量である)が当てはまり、
    − 前記塩基が、アルカリ金属(a=1)及び土類アルカリ金属(a=2)からなる群から選択される金属MのアリールアルコキシドM(ORである場合(式中Rは式Ar−Alk−(式中Ar−は5〜14個の炭素原子を有するアリール基であり、−Alk−は1〜12個の炭素原子を有するアルカンジイル基である)のアリール−アルキレン残基、好ましくはPh−CH−、Ph−CH−CH−(式中Phは、1個の水素原子の除去によりベンゼンから誘導される残基か、又は1つ以上のメトキシ、エトキシ、メチル、エチル、プロピル、若しくはイソプロピル基を置換基として有する置換ベンゼンから誘導される残基である)からなる群から選択されるものである)には、
    前記溶媒Sは、一価アルコール溶媒ROHと、一価アルコール溶媒ROH(式中RはRとは異なり、各々は、1〜20個の炭素原子を有するアルキル基からなる群から選択され、各々は、直鎖状、分岐鎖状、又は環状であってもよい)、分子1つ当たり2つ以上のヒドロキシル基及び2〜12個の炭素原子を有する多官能アルコール溶媒、エーテル、並びに炭化水素溶媒からなる群から選択され得る、さらなる溶媒との混合物を含む、
    プロセス。
  2. は、第三級アルキル基である、請求項1に記載のプロセス。
  3. は、第三級アルキル基である、請求項1に記載のプロセス。
  4. 及びRは、第三級アルキル基である、請求項1に記載のプロセス。
  5. 前記アミノトリアジンAは、少なくとも2つの第一級アミノ基を有しており、メラミン、ホルモグアナミン、アセトグアナミン、ベンゾグアナミン、及びカプリノグアナミンからなる群、並びにN−アルキルメラミン、及びN,N−ジアルキルメラミンから選択されてもよく、前記アルキル基は、同じであってもよいし互いに異なっていてもよく、前記アルキル基は、個別に、1〜20個の炭素原子を有してもよく、炭素原子の数が3以上の場合、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、又は、炭素原子の数が3以上の場合、環状であってもよい、請求項1〜4のいずれかに記載のプロセス。
  6. 前記塩基は、金属の混合物又は金属化合物を、1〜20個の炭素原子を有するアルコールと共に、場合により同伴剤の存在下で、加熱することによって対応する金属又は金属化合物からインサイチューで調製される金属アルコキシドを含み、前記金属化合物は、個別に、金属水素化物、金属酸化物、金属水酸化物、金属アミド、金属アルコキシド、及び有機金属化合物からなる群から選択される、請求項1〜5のいずれかに記載のプロセス。
  7. 前記有機カーボネートCは、構造RO−CO−ORを有し、式中R及びRは同じであってもよいし互いに異なっていてもよく、個別に1〜20個の炭素原子を有するアルキルラジカルからなる群から選択され、炭素原子の数が3以上の場合、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、又は、炭素原子の数が3以上の場合、環状であってもよく、あるいは一緒に2〜20個の炭素原子を有するアルカンジイルラジカルを形成してもよく、炭素原子の数が3以上の場合、直鎖状であっても分岐鎖状であってもよく、又は、炭素原子の数が3以上の場合、環状であってもよい、請求項1〜6のいずれかに記載のプロセス。
  8. 前記アミノトリアジンAは、メラミン、アセトグアナミン、及びベンゾグアナミンからなる群から選択される、請求項1〜7のいずれかに記載のプロセス。
  9. − 分子1つ当たり少なくとも2つのアミノ基を有するアミノトリアジンAと、
    − 有機カーボネートCと、
    − アルカリ金属であっても土類アルカリ金属であってもよい金属Mのアルコキシド及びアリールアルコキシドからなる群から選択される塩基B
    との前記混合物の、前記溶媒(単数又は複数)S中での反応後、
    酸、若しくは、溶媒(単数又は複数)Sと同じであってもよいしそれと異なっていてもよい溶媒S‘中に酸を含む溶液を、前記反応の生成物に添加するか、又は、溶媒(単数又は複数)Sと同じであってもよいしそれと異なっていてもよい溶媒S‘中に酸を含む溶液に、前記反応の生成物を添加する、追加のステップを含む、請求項1〜8のいずれかに記載のプロセス。
  10. 前記塩基はアルカリ金属のtert.−ブトキシドである、請求項1〜9のいずれかに記載のプロセス。
  11. 前記アルカリ金属はリチウム、ナトリウム、及びカリウムからなる群から選択される、請求項10に記載のプロセス。
  12. 前記塩基はアルカリ金属のn−ブトキシドとtert.−ブトキシドとの混合物である、請求項1〜9のいずれかに記載のプロセス。
  13. 前記溶媒Sはn−ブタノールを含む、請求項1〜12のいずれかに記載のプロセス。
  14. 前記溶媒Sはtert.−ブタノールをさらに含む、請求項13に記載のプロセス。
  15. 前記溶媒Sはキシレンをさらに含む、請求項13に記載のプロセス。
  16. 前記酸は硝酸、硫酸、リン酸、ギ酸、及び酢酸からなる群から選択される、請求項1〜9のいずれかに記載のプロセス。
  17. 前記酸はn−ブタノール、tert.−ブタノール、及び水からなる群から選択される溶媒S‘中に溶解される、請求項16に記載のプロセス。
JP2017513239A 2014-09-09 2015-09-07 トリアジンカーバメートを製造するためのプロセス Active JP6629301B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP14184020.7 2014-09-09
EP14184020.7A EP2995613A1 (en) 2014-09-09 2014-09-09 Process for the preparation of triazine carbamates
PCT/EP2015/070369 WO2016037973A1 (en) 2014-09-09 2015-09-07 Process for the preparation of triazine carbamates

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017526708A true JP2017526708A (ja) 2017-09-14
JP6629301B2 JP6629301B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=51535339

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017513239A Active JP6629301B2 (ja) 2014-09-09 2015-09-07 トリアジンカーバメートを製造するためのプロセス

Country Status (9)

Country Link
US (1) US10071972B2 (ja)
EP (2) EP2995613A1 (ja)
JP (1) JP6629301B2 (ja)
KR (1) KR102446766B1 (ja)
CN (1) CN107074786B (ja)
BR (1) BR112017003846B1 (ja)
MX (1) MX367770B (ja)
TW (1) TWI662029B (ja)
WO (1) WO2016037973A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP4282859A1 (en) * 2022-05-25 2023-11-29 Allnex USA Inc. Triazine carbamate crosslinker

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072804A (ja) * 1993-05-14 1995-01-06 Cytec Technol Corp アミノ−1,3,5−トリアジンと有機炭酸エステルとから1,3,5−トリアジンカルバメートの製造法
JP2005511546A (ja) * 2001-10-23 2005-04-28 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト アルコキシカルボニルアミノ−トリアジンの製造法
JP2006511540A (ja) * 2002-12-18 2006-04-06 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト アルコキシカルボニルアミノトリアジンの製造方法
US20100292409A1 (en) * 2007-05-31 2010-11-18 Borealis Agrolinz Melamine Gmbh Triazine Derivatives and a Method for Their Production
WO2014135463A1 (en) * 2013-03-05 2014-09-12 Allnex Ip S.À.R.L. Process for the preparation of triazine carbamates

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102004018544A1 (de) * 2004-04-14 2005-11-03 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von 1,3,5-Triazincarbamaten und -harnstoffen

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH072804A (ja) * 1993-05-14 1995-01-06 Cytec Technol Corp アミノ−1,3,5−トリアジンと有機炭酸エステルとから1,3,5−トリアジンカルバメートの製造法
JP2005511546A (ja) * 2001-10-23 2005-04-28 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト アルコキシカルボニルアミノ−トリアジンの製造法
JP2006511540A (ja) * 2002-12-18 2006-04-06 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト アルコキシカルボニルアミノトリアジンの製造方法
US20100292409A1 (en) * 2007-05-31 2010-11-18 Borealis Agrolinz Melamine Gmbh Triazine Derivatives and a Method for Their Production
WO2014135463A1 (en) * 2013-03-05 2014-09-12 Allnex Ip S.À.R.L. Process for the preparation of triazine carbamates

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
BRAVO-SANCHEZ, M. G. ET AL: "Densities and Viscosities of Binary Mixtures of n-Butanol with 2-Butanol, Isobutanol, and tert-Butan", JOURNAL OF CHEMICAL & ENGINEERING DATA, vol. 55(6), JPN6019001832, 2010, pages 2310 - 2315, ISSN: 0003961658 *
SALEH, M. A. ET AL: "Viscosity of the systems m-xylene, +1-propanol, +2-propanol, +1-butanol, +t-butanol", PHYSICS AND CHEMISTRY OF LIQUIDS, vol. 43(5), JPN6019001830, 2005, pages 485 - 494, ISSN: 0003961657 *

Also Published As

Publication number Publication date
KR20170054392A (ko) 2017-05-17
BR112017003846A2 (pt) 2018-01-23
BR112017003846A8 (pt) 2018-07-31
EP2995613A1 (en) 2016-03-16
MX367770B (es) 2019-09-05
EP3191460A1 (en) 2017-07-19
CN107074786A (zh) 2017-08-18
US20170233353A1 (en) 2017-08-17
JP6629301B2 (ja) 2020-01-15
CN107074786B (zh) 2020-09-22
TWI662029B (zh) 2019-06-11
US10071972B2 (en) 2018-09-11
WO2016037973A1 (en) 2016-03-17
EP3191460B1 (en) 2020-01-29
MX2017002077A (es) 2017-05-04
KR102446766B1 (ko) 2022-09-22
TW201615630A (zh) 2016-05-01
BR112017003846B1 (pt) 2021-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4083413B2 (ja) オルガノアルコキシシロキサンの混合物の連続的製造方法、それらの混合物並びにそれらの使用
TWI449729B (zh) 含有少量揮發性有機化合物之環氧矽烷寡聚物及含有彼之組成物
JP2013518945A5 (ja)
CN102666758A (zh) 具有含烷氧基的氨基官能的硅酮树脂的涂层组合物
EP0512418A1 (de) Verfahren zur Herstellung von Beschichtungen auf Siliconharzbasis
CN107787343A (zh) 生产具有氨基酸基团的有机硅化合物的方法
TWI597272B (zh) 胺甲酸三 酯之製備方法
JP6629301B2 (ja) トリアジンカーバメートを製造するためのプロセス
JP5937082B2 (ja) 環状尿素と多官能性アルデヒドの反応生成物
JP2001139539A (ja) カチオン硬化用のウレタン基含有光開始剤
JPH09501731A (ja) エーテル化アルキルまたはアリールカルバミルメチル化アミノトリアジンおよびそれらを含有する硬化性組成物
KR20160111847A (ko) 소르브산 에스테르 함유 코팅 조성물
JP2018522092A (ja) アミノ酸部分を有する有機ケイ素化合物およびその調製方法
EP2831037B1 (en) Amine compounds and their use as zero or low voc neutralizers
JP7312463B2 (ja) メタ-フェノールスルホン酸系樹脂、及びその触媒としての利用
JP2006249160A (ja) スルホン化ポリオルガノシルセスキオキサン及びその製造方法
EP4282859A1 (en) Triazine carbamate crosslinker
WO2012147511A1 (ja) 4,4-ビス[(エテニロキシ)メチル]シクロヘキセンおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180323

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180912

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20180912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181212

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190123

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20190416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191204

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6629301

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250