JP2020004785A - デバイスチップの強度検出方法 - Google Patents

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一弘 久保田
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Abstract

【課題】手間が掛からず生産性の向上を図ることができるデバイスチップの強度検出方法を提供する。
【解決手段】デバイスチップの強度検出方法は、複数のデバイス6が分割予定ライン4によって区画され表面2aに形成されたウエーハ2を個々のデバイスチップに分割するウエーハの分割工程と、デバイスチップを水槽28に沈没させ超音波を付与する超音波付与工程と、デバイスチップが破壊するか否かによってデバイスチップの強度を検出する強度検出工程とから少なくとも構成される。
【選択図】図4

Description

本発明は、デバイスチップの強度を検出するデバイスチップの強度検出方法に関する。
IC、LSI等の複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハは、ダイシング装置、レーザー加工装置等によって個々のデバイスチップに分割され、分割された各デバイスチップは携帯電話、パソコン等の電気機器に利用される。
また、ウエーハを個々のデバイスチップに分割する加工方法として前記した加工方法に加え、デバイスチップの仕上がり厚さに相当する深さの切削溝をウエーハの表面に形成しその後、ウエーハの表面に保護テープを貼着してウエーハの裏面を研削し切削溝を裏面に露出させてウエーハを個々のデバイスチップに分割する先ダイシングと称される加工方法、先ダイシングで分割したデバイスチップの裏面と側面をプラズマエッチングして歪を除去する加工方法、先ダイシングで分割したデバイスチップの裏面をポリッシングする加工方法と、枚挙にいとまがない。
しかし、デバイスチップの厚み、形状、大きさが全て同じで、見た目に区別が付かないデバイスチップであっても加工方法によってデバイスチップの強度が異なり三点曲げまたは四点曲げによってデバイスチップの強度を検出しており、デバイスチップの強度の検出には手間が掛かり、生産性が悪いという問題がある(たとえば特許文献1参照。)。
特開2002−16021号公報
上記事実に鑑みてなされた本発明の課題は、手間が掛からず生産性の向上を図ることができるデバイスチップの強度検出方法を提供することである。
上記課題を解決するために本発明が提供するのは以下のデバイスチップの強度検出方法である。すなわち、デバイスチップの強度を検出するデバイスチップの強度検出方法であって、複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハを個々のデバイスチップに分割するウエーハの分割工程と、デバイスチップを水槽に沈没させ超音波を付与する超音波付与工程と、デバイスチップが破壊するか否かによってデバイスチップの強度を検出する強度検出工程と、から少なくとも構成されるデバイスチップの強度検出方法である。
好ましくは、該強度検出工程において、超音波を生成する超音波振動子の出力、周波数又は超音波付与時間のいずれかで強度を検出する。
本発明が提供するデバイスチップの強度検出方法は、複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハを個々のデバイスチップに分割するウエーハの分割工程と、デバイスチップを水槽に沈没させ超音波を付与する超音波付与工程と、デバイスチップが破壊するか否かによってデバイスチップの強度を検出する強度検出工程と、から少なくとも構成されているので、相対的なデバイスチップの強度を簡易的に検出することができ、デバイスチップの強度の検出に手間が掛からず生産性の向上を図ることができる。
ウエーハの斜視図。 ダイシング装置を用いて分割工程を実施している状態を示す斜視図。 レーザー加工装置を用いて分割工程を実施している状態を示す斜視図。 超音波付与工程を実施する状態を示す斜視図。 強度検出工程を実施している状態を示す斜視図。 デバイスチップが破壊したか否かについて、超音波付与時間の依存性の一例を示す表。
以下、本発明のデバイスチップの強度検出方法の好適実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1には、本発明のデバイスチップの強度検出方法によって強度が検出されるデバイスチップに分割される前のウエーハ2が示されている。シリコン等を素材とする円盤状のウエーハ2の表面2aは格子状の分割予定ライン4によって複数の矩形領域に区画され、複数の矩形領域のそれぞれにはIC、LSI等のデバイス6が形成されている。また、図示の実施形態では、周縁が環状フレーム8に固定された粘着テープ10にウエーハ2の裏面2bが貼り付けられている。なお、ウエーハ2の表面2aが粘着テープ10に貼り付けられていてもよい。
図示の実施形態では、まず、複数のデバイス6が分割予定ライン4によって区画され表面2aに形成されたウエーハ2を個々のデバイスチップに分割するウエーハの分割工程を実施する。ウエーハの分割工程は、たとえば図2に一部を示すダイシング装置12を用いて実施することができる。
ダイシング装置12は、ウエーハ2を吸引保持するチャックテーブル(図示していない。)と、チャックテーブルに吸引保持されたウエーハ2を切削する切削手段14とを備える。チャックテーブルは、回転自在に構成されていると共に、図2に矢印Xで示すX軸方向に移動自在に構成されている。切削手段14は、X軸方向に直交するY軸方向を軸心として回転自在に構成されたスピンドル16と、スピンドル16の先端に固定された環状の切削ブレード18とを含む。なお、X軸方向およびY軸方向が規定する平面は実質上水平である。
ウエーハの分割工程では、まず、ウエーハ2の表面2aを上に向けて、チャックテーブルの上面でウエーハ2を吸引保持する。次いで、X軸方向に整合させた分割予定ライン4に、高速回転させた切削ブレード18の刃先を表面2aから裏面2bに至るまで切り込ませると共に、切削手段14に対してチャックテーブルを相対的にX軸方向に加工送りすることによって、ウエーハ2を完全に分割する深さの分割溝20を分割予定ライン4に沿って形成する分割溝形成加工を施す。
そして、分割予定ライン4のY軸方向の間隔の分だけ、チャックテーブルに対して切削ブレード18を相対的にY軸方向に割り出し送りしながら分割溝形成加工を繰り返し、X軸方向に整合させた分割予定ライン4のすべてに沿って分割溝20を形成する。また、チャックテーブルを90度回転させた上で、割り出し送りしながら分割溝形成加工を繰り返し、先に分割溝20を形成した分割予定ライン4と直交する分割予定ライン4のすべてに沿って分割溝20を形成する。このようにしてウエーハの分割工程を実施し、ウエーハ2を個々のデバイス6ごとのデバイスチップに分割する。
ウエーハの分割工程は上述した方法に限定されず、たとえば上記ダイシング装置12を用いて、デバイスチップの仕上がり厚さに相当する深さ(裏面2bに至らない深さ)の切削溝を格子状の分割予定ライン4のすべてに沿ってウエーハ2の表面2aに形成した後、ウエーハ2の表面2aに保護テープ(図示していない。)を貼着して、公知の構成でよい研削装置(図示していない。)によって、ウエーハ2の裏面2bを研削し切削溝をウエーハ2の裏面2bに露出させて、ウエーハ2を個々のデバイス6ごとのデバイスチップに分割する先ダイシングと称される加工方法を実施してもよい。
また、ウエーハの分割工程においては、先ダイシングを実施した後、公知の構成でよいエッチング装置(図示していない。)を用いて、先ダイシングで分割したデバイスチップの裏面と側面をプラズマエッチングして歪を除去する加工方法を実施することもできる。あるいは、先ダイシングを実施した後、公知の構成でよい研磨装置(図示していない。)を用いて、先ダイシングで分割したデバイスチップの裏面をポリッシングする加工方法を実施してもよい。
さらに、ウエーハの分割工程においては、図3に一部を示すレーザー加工装置22を用いて、分割予定ライン4に沿ってレーザー光線LBを照射し、ウエーハ2を個々のデバイス6ごとのデバイスチップに分割してもよい。レーザー加工装置22を用いる場合は、ウエーハ2に対して透過性を有する波長のレーザー光線LBの集光点を分割予定ライン4の内部に位置づけてレーザー光線LBをウエーハ2に照射し、分割予定ライン4に沿ってウエーハ2の内部に格子状に改質層24を形成した後、粘着テープ10を拡張すること等によりウエーハ2に外力を付与して、ウエーハ2を個々のデバイス6ごとのデバイスチップに分割することができる。あるいは、レーザー加工装置22を用いて分割予定ライン4に沿ってウエーハ2の内部に改質層24を形成した後、ウエーハ2の裏面2bを研削することによりウエーハ2を個々のデバイス6ごとのデバイスチップに分割してもよい。
ウエーハの分割工程を実施するためのレーザー加工装置は、上述の改質層24を形成するためのレーザー加工装置22に限定されず、ウエーハ2に対して吸収性を有する波長のレーザー光線の集光点をウエーハ2の上面(表面2aでも裏面2bでもよい。)に位置づけてレーザー光線をウエーハ2に照射し、アブレーション加工によって分割予定ライン4に沿って格子状に加工溝を形成するタイプのレーザー加工装置であってもよい。あるいは、ウエーハ2に対して透過性を有する波長のレーザー光線の集光点を分割予定ライン4に位置づけてレーザー光線をウエーハ2に照射し、ウエーハ2の厚み方向に延びる細孔と細孔を囲繞する非晶質とからなるシールドトンネルを分割予定ライン4に沿って格子状に形成するタイプのレーザー加工装置をウエーハの分割工程に用いることもできる。
ウエーハの分割工程を実施した後、デバイスチップを水槽に沈没させ超音波を付与する超音波付与工程を実施する。超音波付与工程は、たとえば図4に示す超音波付与装置26を用いて実施することができる。超音波付与装置26は、水が貯留された水槽28と、水槽28内の水に浸漬された超音波振動子30とを備える。なお、図4では、水槽28内の水面を符号Sで示している。
図示の実施形態の超音波付与工程では、図4に示すとおり、まず、周縁が環状フレーム32に固定された粘着テープ34にウエーハの分割工程で分割したデバイスチップを貼り付ける。粘着テープ34に貼り付けるデバイスチップは、1個でも複数でもよい。また、粘着テープ34に貼り付けるデバイスチップは、1種類の加工方法で分割したデバイスチップでもよく、あるいは異なる方法で分割した複数のデバイスチップでもよい。
図示の実施形態では、異なる方法で分割した7個のデバイスチップAないしGを粘着テープ34に貼り付けている。これらのデバイスチップAないしGは、以下に示す分割方法によって分割したデバイスチップである。
デバイスチップA:ダイシング装置の切削ブレードで完全切断したデバイスチップ
デバイスチップB:先ダイシングで分割したデバイスチップ
デバイスチップC:先ダイシングの後、裏面と側面をプラズマエッチングしたデバイス
チップ
デバイスチップD:先ダイシングの後、裏面をポリッシングしたデバイスチップ
デバイスチップE:ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射して
ウエーハの内部に改質層を形成した後、外力を付与して分割した
デバイスチップ
デバイスチップF:ウエーハに対して吸収性を有する波長のレーザー光線を照射して
アブレーション加工により分割したデバイスチップ
デバイスチップG:ウエーハに対して透過性を有する波長のレーザー光線を照射して
ウエーハの内部に改質層を形成した後、ウエーハの裏面を研削して
分割したデバイスチップ
次いで、粘着テープ34を介して環状フレーム32で支持したデバイスチップAないしGを水槽28の水に浸漬し、超音波振動子30の上面に載せる。次いで、超音波振動子30を作動させ、デバイスチップAないしGに超音波(たとえば、周波数28kHz、出力200W)を付与する。このようにして超音波付与工程を実施する。なお、超音波付与工程では、超音波振動子30の出力、超音波振動子30の周波数、超音波付与時間を任意に設定することができる。
超音波付与工程を実施した後、デバイスチップが破壊するか否かによってデバイスチップの強度を検出する強度検出工程を実施する。強度検出工程は、たとえば図5に示すとおり、撮像手段36と、撮像手段36に電気的に接続された表示手段38とを用いて実施することができる。強度検出工程では、超音波を付与したデバイスチップAないしGを撮像手段36で撮像し、撮像手段36で撮像したデバイスチップAないしGの画像を表示手段38に表示させる。そして、デバイスチップAないしGが破壊しているか否か(たとえば、図5に符号40で示す割れが生じているか否か、又は欠けが生じているか)を確認する。
強度検出工程では、超音波を生成する超音波振動子30の出力、周波数又は超音波付与時間のいずれかで強度を検出することができる。図6には、超音波振動子30の出力および周波数を一定にし、超音波付与時間のみを変えた場合にデバイスチップが破壊したか否かによってデバイスチップの強度を検出した結果が示されている。図6に示す×印は、デバイスチップの破壊が確認された超音波付与時間を示している。図6に示す例では、デバイスチップAは超音波を10分間付与した後に破壊が確認され、デバイスチップBは超音波を30分間付与した後に破壊が確認された。一方、デバイスチップCは、超音波を60分間付与した後にも破壊が確認されなかった。また、図6を参照することによって理解されるとおり、破壊が確認された超音波付与時間については、デバイスチップDが60分であり、デバイスチップEは40分であり、デバイスチップFは20分であり、デバイスチップGは50分である。
図6に示す強度検出結果の例において、破壊が確認された超音波付与時間の短い順にデバイスチップAないしGを並べると以下のとおりである。
1 デバイスチップA(切削ブレードによる完全切断)
2 デバイスチップF(アブレーション加工による分割)
3 デバイスチップB(先ダイシングによる分割)
4 デバイスチップE(改質層を形成した後に外力による分割)
5 デバイスチップG(改質層を形成した後に裏面研削による分割)
6 デバイスチップD(先ダイシングによる分割の後に裏面をポリッシング)
7 デバイスチップC(先ダイシングの後に裏面と側面をプラズマエッチング)
破壊が確認された超音波付与時間が短いほどデバイスチップの強度が小さく、超音波付与時間が長いほど強度が大きいと考えられる。したがって、図示の実施形態では、デバイスチップAないしGの相対的な強度を簡易的に検出することができ、デバイスチップの強度の検出に手間が掛からず生産性の向上を図ることができる。
なお、上述の説明においては、超音波振動子30の出力および周波数を一定にし、超音波付与時間のみを変えた場合についての強度検出結果の例を挙げて説明したが、超音波振動子30の出力、周波数、超音波付与時間のそれぞれを任意に変えて、各種方法で分割したデバイスチップに様々な条件で超音波を付与して、デバイスチップの強度を検出するようにしてもよい。たとえば、超音波付与時間を10分、20分、30分等とし、超音波振動子30の出力を150W、200W、250W等として、各種方法で分割したデバイスチップに様々な条件で超音波を付与して、各条件でデバイスチップが破壊したか否かを確認するようにして、デバイスチップの強度を検出するようにしてもよい。
2:ウエーハ
2a:ウエーハの表面
2b:ウエーハの裏面
4:分割予定ライン
6:デバイス
28:水槽
30:超音波振動子
A〜G:デバイスチップ

Claims (2)

  1. デバイスチップの強度を検出するデバイスチップの強度検出方法であって、
    複数のデバイスが分割予定ラインによって区画され表面に形成されたウエーハを個々のデバイスチップに分割するウエーハの分割工程と、
    デバイスチップを水槽に沈没させ超音波を付与する超音波付与工程と、
    デバイスチップが破壊するか否かによってデバイスチップの強度を検出する強度検出工程と、
    から少なくとも構成されるデバイスチップの強度検出方法。
  2. 該強度検出工程において、超音波を生成する超音波振動子の出力、周波数又は超音波付与時間のいずれかで強度を検出する請求項1記載のデバイスチップの強度検出方法。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6153545A (ja) * 1984-08-24 1986-03-17 Fujitsu Ltd 定加速度試験用治具
JP2017228653A (ja) * 2016-06-22 2017-12-28 株式会社ディスコ 切削方法、及び、切削装置

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