JP2020006285A - 液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回転軸心から変位した位置にて回転体にチューブが軸支された液体噴射装置において、回転体を回転させた場合に回転体さらには液体噴射装置が振動することを抑止する。【解決手段】回転軸心を中心に回転される回転体と、回転体の回転軸心から回転体の径方向に変位した位置で軸支されるチューブと、チューブから供給された流体を噴射するノズルとを備える液体噴射装置であって、回転軸心に沿った方向から見て、回転軸心を挟んでチューブと反対側の位置に配置されると共に回転体に固定されたカウンタマスユニットを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、液体噴射装置に関するものである。
従来から、ノズルから噴射する流体をより広範囲に噴き付けることを可能とするために、ノズルがシャフトの先端に取り付けられた液体噴射装置が用いられている。例えば、特許文献1においては、チューブを回転軸心から変位した位置にて回転体に対して軸支し、回転軸心を中心として回転体を回転させることでチューブの先端に接続されたノズルを回動させている。このような液体噴射装置によれば、回転シール等を用いずにノズルを回動させることができるため、極低温の液体窒素等の液体を噴射することに適している。
特表2012−533422号公報
ところが、特許文献1に開示された液体噴射装置では、回転体の回転軸心から変位した位置にてチューブが軸支されている。このため、回転体を回転させると、回転体の回転軸心を挟んだ両側に作用する遠心力に偏りが生じ、回転体さらに液体噴射装置の全体が振動する。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、回転軸心から変位した位置にて回転体にチューブが軸支された液体噴射装置において、回転体を回転させた場合に回転体さらには液体噴射装置が振動することを抑止することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するための手段として、以下の構成を採用する。
第1の発明は、 回転軸心を中心に回転される回転体と、上記回転体の上記回転軸心から回転体の径方向に変位した位置で軸支されるチューブと、上記チューブから供給された流体を噴射するノズルとを備える液体噴射装置であって、上記回転軸心に沿った方向から見て、上記回転軸心を挟んで上記チューブと反対側の位置に配置されると共に上記回転体に固定されたカウンタマスユニットを備えるという構成を採用する。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記カウンタマスユニットが、上記回転体に固定される基体部と、上記基体部に対して着脱可能な着脱ウェイトとを有するという構成を採用する。
第3の発明は、上記第2の発明において、上記基体部が、上記回転体から上記回転軸心に沿って突出された柱状に形状設定され、上記カウンタマスユニットが、上記基体部の先端面に対して螺合されると共に上記基体部に対して上記着脱ウェイトを締結するボルトを有するという構成を採用する。
第4の発明は、上記第1〜第3いずれかの発明において、上記カウンタマスユニットが、上記回転軸心に沿った方向における上記カウンタマスユニットの重心位置を調節する重心位置調節機構を備えるという構成を採用する。
第5の発明は、上記第4の発明において、上記重心位置調節機構が、回転させることによって頭部を上記回転軸心に沿った方向に移動させるボルトを有するという構成を採用する。
本発明によれば、回転体の回転軸心を挟んでチューブと反対側の位置にカウンタマスユニットが設けられている。このため、回転体に作用する遠心力の周方向における偏りが減少し、回転体を回転させた場合に回転体さらには液体噴射装置が振動することを抑止することが可能となる。
本発明の一実施形態における液体噴射装置の断面図である。 図1の領域Aの拡大図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る液体噴射装置の一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の液体噴射装置1の断面図である。また、図2は、液体噴射装置1の先端領域(図1の領域A)の拡大図である。本実施形態において、液体噴射装置1は、液体窒素Xを噴射する。ただし、本発明の液体噴射装置が噴射する流体は液体窒素に限定されるものではない。図1に示すように、本実施形態の液体噴射装置1は、ケーシング2と、回転ユニット3と、供給チューブ4と、ノズルユニット5と、チューブ保持機構6と、エアドリル7と、動力伝達機構8とを備えている。
ケーシング2は、回転ユニット3や供給チューブ4を収容しており、例えば少なくとも一部が作業者によって把持可能とされた部位である。本実施形態においてケーシング2は、回転体収容部2aと、伝達機構収容部2bと、チューブ挿入部2cとを有している。回転体収容部2aは、内部に回転ユニット3が収容された筒状の部位である。この回転体収容部2aは、回転ユニット3の回転軸心Lに中心軸が重ねて配置されており、根本側が伝達機構収容部2bに固定され、先端側が開放端とされている。
伝達機構収容部2bは、動力伝達機構8を収容する部位である。この伝達機構収容部2bは、図1に示すように、上端部に回転体収容部2aが固定されており、下端部がエアドリル7の取付箇所とされている。また、伝達機構収容部2bの上端部には、供給チューブ4が通過可能な開口部2b1が設けられている。
チューブ挿入部2cは、内部に供給チューブ4が挿通された筒状の部位であり、伝達機構収容部2bの上端部に対して伝達機構収容部2bと反対側から固定されている。このチューブ挿入部2cは、後端側の端部が閉塞端とされ、先端側の端部が開放端とされ、回転軸心Lに沿った方向から見て伝達機構収容部2bと同芯状に配置されている。このチューブ挿入部2cは、先端側の開放端が開口部2b1と接続されるようにして伝達機構収容部2bに対して固定されている。また、チューブ挿入部2cの後端側の閉塞端は、供給チューブ4を保持している。つまり、供給チューブ4は、途中部位がケーシング2のチューブ挿入部2cの後端部分に固定されている。
このような回転体収容部2aと、伝達機構収容部2bと、チューブ挿入部2cとを有するケーシング2は、例えば断熱性を有する樹脂材料によって形成されており、供給チューブ4を流れる液体窒素Xの冷熱が作業者に伝熱されることを抑制している。
回転ユニット3は、ケーシング2の回転体収容部2aの内部に収容されており、先端側軸受3aと、後端側軸受3bと、回転筒3c(回転体)と、カウンタマスユニット3dとを備えている。先端側軸受3aは、後端側軸受3bよりも回転体収容部2aの先端寄りに配置された軸受である。この先端側軸受3aは、外輪が回転体収容部2aの内周面に固定され、内輪が回転筒3cの外周面に固定されており、回転軸心Lを中心として回転筒3cを回転可能に支持している。後端側軸受3bは、先端側軸受3aよりも回転体収容部2aの根本寄りに配置された軸受である。この後端側軸受3bは、外輪が回転体収容部2aの内周面に固定され、内輪が回転筒3cの外周面に固定されており、回転軸心Lを中心として回転筒3cを回転可能に支持している。
回転筒3cは、先端側の端部が先端壁3c1によって閉塞された閉塞端とされ、後端側の端部が開放端とされた筒状の部位である。この回転筒3cは、先端壁3c1が回転体収容部2aの先端から僅かに前方に配置され、後端側の端部がケーシング2の伝達機構収容部2bに設けられた開口部2b1と対向するように先端側軸受3a及び後端側軸受3bによって軸支されている。この回転筒3cには、図1に示すように供給チューブ4が挿通されている。
図2に示すように、先端壁3c1には、供給チューブ4が通過可能とされ、さらにチューブ保持機構6が取り付けられる貫通部3c2が設けられている。この貫通部3c2は、先端壁3c1を貫通して設けられており、供給チューブ4が回転筒3cの内部から外部に通過可能とされている。また、先端壁3c1には、カウンタマスユニット3dを固定するための取付部3c3が設けられている。この取付部3c3には、カウンタマスユニット3dの後述する基体部3d1が螺合される雌ネジが設けられている。
これらの貫通部3c2と取付部3c3とは、回転軸心Lを中心とした点対称な位置に配置されている。このため、貫通部3c2取り付けられるチューブ保持機構6に保持された供給チューブ4と、取付部3c3に取り付けられるカウンタマスユニット3dとは、回転軸心Lに沿った方向から見て、回転軸心Lを挟んで配置されている。つまり、回転軸心Lに沿った方向から見て、回転軸心Lを挟んで供給チューブ4と反対側の位置に、回転筒3cに固定されたカウンタマスユニット3dが配置されている。
また図2に示すように、先端壁3c1の外縁部は、回転筒3cの周壁よりも回転軸心Lを中心とした径方向外側に膨出する鍔部3c4とされている。この鍔部3c4は、回転軸心Lを中心として回転筒3cの全周に渡って設けられている。このような鍔部3c4は、ケーシング2の外側から見て、回転筒3cとケーシング2の回転体収容部2aとの隙間を覆うように設けられており、回転筒3cの回転中を含め常に回転筒3cと回転体収容部2aと隙間に外部から異物が侵入することを防止する。
カウンタマスユニット3dは、基体部3d1と、着脱ウェイト3d2と、ウェイト固定ボルト3d3(ボルト、重心位置調節機構)とを備えている。基体部3d1は、回転筒3cの先端壁3c1に設けられた取付部3c3に対して螺合されている。この基体部3d1は、カウンタマスユニット3dの主要部となる重量部材である。この基体部3d1の質量は、回転筒3cが回転した際に、供給チューブ4及びチューブ保持機構6の質量によって回転筒3cに作用する遠心力と、カウンタマスユニット3dの質量によって回転筒3cに作用する遠心力とが略同一となるように設定されている。このような基体部3d1は、略円柱状とされており、回転筒3cから回転筒3cの前方に向けて突出するように回転筒3cの先端壁3c1に固定されている。このような基体部3d1の先端面には、ウェイト固定ボルト3d3を螺合するためのボルト孔3d4が設けられている。
着脱ウェイト3d2は、回転軸心Lに沿った方向から見て、基体部3d1と略同一径の円板状の部材であり、中央部にウェイト固定ボルト3d3が通過可能な開口を有している。この着脱ウェイト3d2は、ウェイト固定ボルト3d3によって基体部3d1に対して着脱可能とされており、着脱を選択することによりカウンタマスユニット3dの総質量(すなわち回転筒3cの回転時にカウンタマスユニット3dの質量によって作用する遠心力)を調整可能とする。
このような着脱ウェイト3d2は、カウンタマスユニット3dに対して設けられていない状態とすることもでき、またはカウンタマスユニット3dに対して複数枚積層されて設けられた状態とすることもできる。また、複数枚の着脱ウェイト3d2をカウンタマスユニット3dに設ける場合に、これらの着脱ウェイト3d2の質量や形状は同一である必要はない。
ウェイト固定ボルト3d3は、軸部が基体部3d1のボルト孔3d4に螺合され、頭部にて着脱ウェイト3d2を基体部3d1に押し当てることによって、着脱ウェイト3d2を基体部3d1に対して締結する。このようなウェイト固定ボルト3d3は、着脱ウェイト3d2を固定する他、カウンタマスユニット3dの回転軸心Lに沿った方向における重心位置を調節するための重心位置調節機構として用いることができる。例えば、ウェイト固定ボルト3d3と基体部3d1(あるいは着脱ウェイト3d2)との間にシムを挿入してウェイト固定ボルト3d3の頭部の回転軸心Lに沿った方向における位置を調節することによって、カウンタマスユニット3dの回転軸心Lに沿った方向における重心位置を調節することができる。
図1に示すように、供給チューブ4は、液体窒素Xを不図示の供給源からノズルユニット5まで案内するための可撓性の金属チューブである。この供給チューブ4は、ケーシング2のチューブ挿入部2cの内部から伝達機構収容部2bの開口部2b1を通じて回転ユニット3の回転筒3cの内部(すなわち回転体収容部2aの内部)に挿通されている。供給チューブ4は、先端部が回転筒3cの先端壁3c1に設けられた貫通部3c2を通じて回転筒3cの外部に引き出されており、貫通部3c2にてチューブ保持機構6によって回転軸心Lから径方向に変位した位置で軸支されると共に先端部にノズルユニット5が接続されている。また、供給チューブ4は、チューブ挿入部2cの後端部分に固定されている。このような供給チューブ4は、回転筒3cが回転軸心Lを中心として回転されると、途中部位がチューブ挿入部2cに固定された状態で、先端部が回転軸心Lを中心として旋回するように回動される。なお、後述するように、供給チューブ4の先端部は、チューブ保持機構6によって回転筒3cに対して相対的に回転可能に支持されている。このため、供給チューブ4は、回転筒3cの回転によって大きく捩じられることがなく、常に先端部が回転軸心Lを中心として旋回するように回動可能とされている。
ノズルユニット5は、供給チューブ4の先端部に固定されている。このノズルユニット5は、図2に示すように、ベース部5aと、第1ノズル5bと、第2ノズル5cとを有している。ベース部5aは、供給チューブ4と接続されており、第1ノズル5bと第2ノズル5cとに接続された内部流路を有したブロック体である。このベース部5aの内部流路は、ベース部5aの根本側(供給チューブ4側)において単一であり、先端側で複数に分岐している。なお、内部流路の分岐数は任意である。また、内部流路を分岐させない構成も採用可能である。
第1ノズル5bは、内部流路に接続されるようにベース部5aに固定されている。この第1ノズル5bは、ベース部5aの内部流路を介して供給チューブ4から供給される液体窒素Xを外部に向けて噴射する。第2ノズル5cは、内部流路に接続されるようにベース部5aに固定されている。この第2ノズル5cは、ベース部5aの内部流路を介して供給チューブ4から供給される液体窒素Xを外部に向けて噴射する。つまり、本実施形態においては、第1ノズル5bと第2ノズル5cとから液体窒素Xが外部に向けて噴射される。
チューブ保持機構6は、回転筒3cの先端壁3c1に設けられた貫通部3c2に取り付けられており、供給チューブ4を回動可能に支持している。このようなチューブ保持機構6による供給チューブ4の保持位置及び保持角度と、供給チューブ4の長さは、供給チューブ4に対して局所的に大きな応力が作用しないように設定されている。例えば、ノズルユニット5が供給チューブ4の接続端における軸心の延長線上に液体窒素Xを噴射する単一の噴射開口を有する構造であると仮定する。さらに、回転筒3cの回転軸心Lを中心とした径方向における回転軸心Lからノズルユニット5の先端位置までの距離をδとする。また、ノズルユニット5の噴射軸心(接続端における供給チューブ4の軸心)と回転軸心Lとが成す角度をαとする。また、回転軸心Lに沿った方向におけるチューブ挿入部2cの供給チューブ4の保持位置からノズルユニット5の先端位置までの距離をdとする。この場合、まず液体噴射装置1に要求される仕様に基づいて、距離δと角度αを設定する。さらに、供給チューブ4に作用する最大曲げ応力が供給チューブ4の疲労限界値の半分以下となるように距離dを設定する。このようにして設定された距離δ、角度α及び距離dが実現されるように、チューブ保持機構6による供給チューブ4の保持位置及び保持角度と、供給チューブ4の長さを設定する。このように、チューブ保持機構6による供給チューブ4の保持位置及び保持角度と、供給チューブ4の長さを設定することによって、供給チューブ4が疲労により損傷することをより確実に防止することができる。
図1に戻り、エアドリル7は、外部から供給される圧縮エアを受けて回転筒3cを回転させるための回転動力を生成するものであり、ケーシング2の伝達機構収容部2bの下端に接続されている。このようなエアドリル7は、図2に示すように、出力軸7aが伝達機構収容部2bの内部に配置されており、この出力軸7aが動力伝達機構8と接続されている。
動力伝達機構8は、エアドリル7と回転筒3cとを接続し、エアドリル7から回転筒3cに回転動力を伝達する機構である。この動力伝達機構8は、図2に示すように、エアドリル7の出力軸7aに固定された駆動ギア8aと、回転筒3cの周面に固定されて駆動ギア8aと噛合された従動ギア8bとを有している。
このような構成を採用する本実施形態の液体噴射装置1では、エアドリル7に外部から圧縮エアが供給されると、エアドリル7にて回転動力が生成される。エアドリル7で生成された回転動力は、動力伝達機構8によって回転ユニット3の回転筒3cに伝達される。この結果、回転筒3cが回転軸心Lを中心として回転される。
回転筒3cが回転されると、供給チューブ4は、ケーシング2のチューブ挿入部2cとの接続箇所が固定された状態で、回転筒3cに伴って回転されるチューブ保持機構6に保持された部位が回転軸心Lを中心として回動(旋回)される。このとき、供給チューブ4は、チューブ保持機構6によって回転可能に保持されているため、供給チューブ4が大きく捩じれることなく先端部が連続して回転される。この結果、供給チューブ4の先端に接続されたノズルユニット5が回転軸心Lを中心として回動される。
さらに、不図示の供給装置から液体窒素Xが供給チューブ4に供給されると、液体窒素Xは、回転されるノズルユニット5に供給され、第1ノズル5b及び第2ノズル5cから噴射される。例えば、液体窒素がコンクリートに噴射される場合には、液体窒素がコンクリートのポーラスに入り込み、噴射後に液体窒素が気化するときの膨張力によって、コンクリートを加工することができる。このように回転されるノズルユニット5から液体窒素Xを噴射することによって、作業者が液体噴射装置1を移動させなくても、広い範囲に液体窒素Xを噴射することが可能となる。
ここで、本実施形態の液体噴射装置1においては、回転軸心Lに沿った方向から見て、回転軸心Lを挟んで供給チューブ4と反対側の位置に配置されると共に回転筒3cに固定されたカウンタマスユニット3dを備えている。このような本実施形態の液体噴射装置1によれば、カウンタマスユニット3dの質量によって、回転筒3cに作用する遠心力の周方向における偏りが減少し、回転筒3cを回転させた場合の回転筒3cの振動を抑止することができる。このため、本実施形態の液体噴射装置1によれば、回転筒3cを回転させた場合における液体噴射装置1の振動を抑止することが可能となる。
また、本実施形態の液体噴射装置1においては、カウンタマスユニット3dが、回転筒3cに固定される基体部3d1と、基体部3d1に対して着脱可能な着脱ウェイト3d2とを有している。このため、本実施形態の液体噴射装置1によれば、着脱ウェイト3d2の着脱によって、カウンタマスユニット3dの質量を調節することができる。このため、回転筒3cの回転数が変更となったり、噴射する液体窒素Xの流量が変更となったりした場合であっても、これらの変更に合わせてカウンタマスユニット3dの質量を適切に調整することが可能となる。
また、本実施形態の液体噴射装置1においては、基体部3d1が、回転筒3cから回転軸心Lに沿って突出された柱状に形状設定され、カウンタマスユニット3dが、基体部3d1の先端面に対して螺合されると共に基体部3d1に対して着脱ウェイト3d2を締結するウェイト固定ボルト3d3を有している。このため、基体部3d1に対してウェイト固定ボルト3d3を回転させるのみで、容易に着脱ウェイト3d2を基体部3d1に取り付けることが可能となる。さらに、ウェイト固定ボルト3d3の頭部と基体部3d1との間には複数の着脱ウェイト3d2を積層することができる。このため、単一のウェイト固定ボルト3d3によって複数の着脱ウェイト3d2を基体部3d1に対して固定することができる。
また、本実施形態の液体噴射装置1においては、カウンタマスユニット3dが、回転軸心Lに沿った方向におけるカウンタマスユニット3dの重心位置を調節する重心位置調節機構として機能するウェイト固定ボルト3d3を備えている。このため、回転軸心Lに沿った方向におけるウェイト固定ボルト3d3の頭部の位置を調整することによって、カウンタマスユニット3dの回転軸心Lに沿った方向における重心位置を調整することができる。
また、重心位置調整機構としてウェイト固定ボルト3d3を用いることにより、ウェイト固定ボルト3d3を基体部3d1に対して回転させることで容易にカウンタマスユニット3dの重心位置の調整を行うことができる。このため、回転筒3cに直接的に固定された基体部3d1を移動させる必要がなく、重心位置の調整作業によって回転筒3cの取付精度が低下する等の影響を低減することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の趣旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上記実施形態においては、カウンタマスユニット3dを1つのみ設ける構成について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、複数のカウンタマスユニット3dを設ける構成を採用することが可能である。例えば、複数のカウンタマスユニット3dを設ける場合には、回転軸心Lを中心とする周方向に複数のカウンタマスユニット3dを配列すれば良い。これによって、回転筒3cが回転された場合に作用する遠心力が、回転軸心Lを中心とする周方向において均等化され、さらに回転筒3cの振動を抑制することが可能となる。
また、例えば本実施形態の液体噴射装置1によってコンクリートの加工を行うような場合には、加工中に飛散したコンクリート片がカウンタマスユニット3dの基体部3d1に衝突することになる。このため、長期亘る使用の結果、基体部3d1が徐々に削られて質量が変化する可能性がある。したがって、取り換えが容易でかつ基体部3d1を覆うような保護部材をカウンタマスに設置し、基体部3d1が削られることを防止するようにしても良い。
また、上記実施形態においては、液体噴射装置1が噴射する流体が液体窒素である構成について説明した。しかしながら、本発明は限定されるものではない。噴射する流体としては、液体窒素以外の極低温の液体、水、ブラスト剤等を用いることができる。つまり、本発明の液体噴射装置1は、ウォータジェット装置や研磨装置に適用することも可能である。
1……液体噴射装置
2……ケーシング
2a……回転体収容部
2b……伝達機構収容部
2b1……開口部
2c……チューブ挿入部
3……回転ユニット
3a……先端側軸受
3b……後端側軸受
3c……回転筒(回転体)
3c1……先端壁
3c2……貫通部
3c3……取付部
3c4……鍔部
3d……カウンタマスユニット
3d1……基体部
3d2……着脱ウェイト
3d3……ウェイト固定ボルト(ボルト、重心位置調節機構)
3d4……ボルト孔
4……供給チューブ(チューブ)
5……ノズルユニット
5a……ベース部
5b……第1ノズル
5c……第2ノズル
6……チューブ保持機構
7……エアドリル
7a……出力軸
8……動力伝達機構
8a……駆動ギア
8b……従動ギア
L……回転軸心
X……液体窒素

Claims (5)

  1. 回転軸心を中心に回転される回転体と、前記回転体の前記回転軸心から回転体の径方向に変位した位置で軸支されるチューブと、前記チューブから供給された流体を噴射するノズルとを備える液体噴射装置であって、
    前記回転軸心に沿った方向から見て、前記回転軸心を挟んで前記チューブと反対側の位置に配置されると共に前記回転体に固定されたカウンタマスユニットを備えることを特徴とする液体噴射装置。
  2. 前記カウンタマスユニットは、
    前記回転体に固定される基体部と、
    前記基体部に対して着脱可能な着脱ウェイトと
    を有することを特徴とする請求項1記載の液体噴射装置。
  3. 前記基体部が、前記回転体から前記回転軸心に沿って突出された柱状に形状設定され、
    前記カウンタマスユニットは、前記基体部の先端面に対して螺合されると共に前記基体部に対して前記着脱ウェイトを締結するボルトを有する
    ことを特徴とする請求項2記載の液体噴射装置。
  4. 前記カウンタマスユニットは、前記回転軸心に沿った方向における前記カウンタマスユニットの重心位置を調節する重心位置調節機構を備えることを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の液体噴射装置。
  5. 前記重心位置調節機構は、回転させることによって頭部を前記回転軸心に沿った方向に移動させるボルトを有することを特徴とする請求項4記載の液体噴射装置。
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