JP2020007784A - 鋼橋直結軌道用レール締結装置 - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、特許文献1のレール締結装置においては、レール敷設方向と直交する方向に長いボルト挿通用の長穴をベースプレートに形成することで、橋桁との間でボルト挿通穴同士の位置ずれを吸収できるようにしている。
また、後述のレール締結装置のように、レールの下部フランジ部を押える押さえ具を、矩形状の板ばねで押圧する構造を有するものにおいては、板ばねが回転して継目ボルトの頭に接触してしまい、レールと枕木との間が電気的に導通状態になってしまうおそれがあるという課題があることが明らかになった。
本発明の他の目的は、押さえ具を押圧する板ばねが回転して継目ボルトの頭に接触してレールと枕木との間が電気的に導通状態になってしまうおそれのない鋼橋直結軌道用レール締結装置を提供することにある。
レールの左右の下部フランジを直接または継目板を介して下方へ押圧してレールを鋼橋の橋桁に固定するための一対の押さえ具と、鋼橋の橋桁に結合されて前記一対の押さえ具を保持する受け金具とを備えた鋼橋直結軌道用レール締結装置であって、
前記受け金具は、当該受け金具および前記橋桁を貫通するように配設される固定用ボルトが挿通される2以上のボルト挿通穴を有し、
前記押さえ具は、当該押さえ具を貫通し頭部が前記受け金具の係合部に係止されるように配設される締結用ボルトが挿通されるボルト挿通穴を有し、
前記受け金具および前記押さえ具のボルト挿通穴は、それぞれレール延設方向に長い長穴として形成されているように構成した。
前記3個以上のボルト挿通穴のうち隣り合う2個のボルト挿通穴にそれぞれ固定用ボルトが挿通され、端部の雄ネジ部に固定用ナットが螺合されることで前記橋桁に固定されるように構成する。
かかる構成によれば、ボルト挿通穴が長穴として形成されている上、3個以上設けられ、そのうち隣接する2個を用いて固定する構成であるため、長穴の長径を超えてレール締結装置の取付け位置を調節することができ、それによってレールのふく進による締結装置と鋼橋の橋桁のボルト挿通穴同士のより大きな位置ずれを吸収し、押さえ具と継目板固定用ナットとの干渉を回避することができる。
かかる構成によれば、押さえ具の上面の高さが継目板固定用のボルトおよびナットの下端よりも低い位置になるように設定されるため、押さえ具と継目板固定用ナットとの干渉を回避することができる。また、この場合、レールのふく進がさらに進むと継目板固定用ナットとレール締結用のナットとが干渉するおそれが生じるが、レール締結用のナットに絶縁性キャップを被せることで、両者間が電気的導通状態になるのを回避することができる。
かかる構成によれば、ボルト挿通穴が長穴として形成されることで受け金具が回転したりずれたりし易くなったとしても、受け金具の底面の抵抗が増加して回転や横ずれを抑制することができ、それによってレールの締結状態が緩むのを防止することができる。
前記押さえ具の上面には、前記板バネの縁部に沿って設けられたリブもしくは凹部を形成する段差が設けられているように構成する。
かかる構成によれば、押さえ具を押圧する板ばねが回転して継目ボルトの頭に接触してレールと枕木との間が電気的に導通状態になってしまうのを防止することができる。
(第1実施形態)
図1は第1の実施形態に係る鋼橋直結軌道用レール締結装置100の構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は一部断面正面図で鋼橋の橋桁200上に固定した状態を示している。また、図2はレール締結装置100を構成するレール押さえ部材としての押さえ具の詳細を示すもので、(A)は平面図、(B)は断面正面図である。
一方、レールRの両側には継目板21A,21Bが接合され、これらを貫通するボルト22とナット23によって結合されている。上記固定用ボルト12A,12Bと固定用ナット13A,13Bは、図1(A)に示すように、レールの延設方向に沿ってそれぞれ2組設けられており、橋桁200上で回転しないように構成されている。
さらに、本実施形態では、継目板21A,21Bの下部が外側に膨らむように形成されるとともに、横圧受け金具11A,11Bは、断面がほぼコの字状をなし、下向きに設置されており、押さえ具14A,14BのレールRに近い側の端部の下面が継目板21A,21Bの下部の膨らんでいる部位を下方へ押圧することでレールを橋桁に締結するように構成されている。
つまり、押さえ具14A,14Bに設けられる締結用ボルト15A,15Bの挿通穴と横圧受け金具11A,11Bに設けられる固定用ボルト12A,12Bの挿通穴を、共に長穴とすることで、いずれか一方のみ長穴とする場合に比べて、レール延設方向への調整量が大きくなり、横圧受け金具11A,11Bと継目板をレール側部に固定するためのナット23との干渉を回避した取付けが可能となる。
さらに、固定用ボルト12A,12Bに螺合された固定用ナット13A,13Bと横圧受け金具11A,11Bの上面との間には、図1に示すように、長穴12a,12bを覆うカバープレート20A,20Bが介挿されており、長穴12a,12b内に水が入らないように工夫されており、長穴12a,12b内に水が溜まってボルト12A,12Bがさび付き易くなるのを防止している。
図3は第2の実施形態に係る鋼橋直結軌道用レール締結装置100の構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は一部断面正面図である。
本実施形態の鋼橋直結軌道用レール締結装置100は、図3(A)に示すように、横圧受け金具11A,11Bのレール延設方向の幅が第1実施形態のものよりも広く(約2倍)なるように形成され、横圧受け金具11Aの外側縁部には、4個の長穴12a,12b,12c,12dが、レールの延設方向に沿ってレールと平行に1列に並んで形成されている。なお、4個の長穴12a〜12dのうち2個を使用して固定用ボルト12A,12Bが挿通され、上端の雄ネジ部に固定用ナット13A,13Bが螺合されることによって橋桁200に固定されている。横圧受け金具11Bも同様である。
図4は第3の実施形態に係る鋼橋直結軌道用レール締結装置100の構成を示すもので、(A)は平面図、(B)は一部断面正面図である。
本実施形態の鋼橋直結軌道用レール締結装置100は、横圧受け金具11A,11Bの上面の高さが第1実施形態における横圧受け金具11A,11Bよりも低くなるように形成され、レールRに近い側の端部の下面がレールRの左右の下部フランジの上面に接触して、直接フランジを下方へ押圧することで橋桁200との間に挟み込んでレールを締結するように構成されている。
一方、押さえ具14A,14Bとナット23との干渉を回避できたとしても、ふく進がさらに進むと、締結用ボルト15A,15Bに螺合している締結用ナット16A,16Bとナット23とが干渉する事態が生じる。そこで、本実施形態では、締結用ボルト15A,15Bの先端と締結用ナット16A,16Bを覆う絶縁材料からなるキャップ24A,25Bを被着するように構成されている。これにより、締結用ナット16A,16Bとナット23との間が電気的に導通した状態になるのを防止することができる。
また、前記実施形態では、横圧受け金具11A,11Bは、底面がサンドブラスト処理されていると説明したが、複数の溝を形成して横移動抵抗を増大させたものであっても良い。
12a,12b,12c,12d 長穴
12A,12B 固定用ボルト
13A,13B 固定用ナット
14A,14B 押さえ具
14a,14b リブ
15A,15B 締結用ボルト
16A,16B 締結用ナット
21A,21B 継目板
22 継目板固定用ボルト
23 継目板固定用ナット
24A,24B 絶縁性キャップ
100 レール締結装置
200 橋桁
Claims (5)
- レールの左右の下部フランジを直接または継目板を介して下方へ押圧してレールを鋼橋の橋桁に固定するための一対の押さえ具と、鋼橋の橋桁に結合されて前記一対の押さえ具を保持する受け金具とを備えた鋼橋直結軌道用レール締結装置であって、
前記受け金具は、当該受け金具および前記橋桁を貫通するように配設される固定用ボルトが挿通される2以上のボルト挿通穴を有し、
前記押さえ具は、当該押さえ具を貫通し頭部が前記受け金具の係合部に係止されるように配設される締結用ボルトが挿通されるボルト挿通穴を有し、
前記受け金具および前記押さえ具のボルト挿通穴は、それぞれレール延設方向に長い長穴として形成されていることを特徴とする鋼橋直結軌道用レール締結装置。 - 前記受け金具には、前記固定用ボルトが挿通されるボルト挿通穴が、その長径がレールと平行な方向を向くようにして3個以上形成され、
前記3個以上のボルト挿通穴のうち隣り合う2個のボルト挿通穴にそれぞれ固定用ボルトが挿通され、端部の雄ネジ部に固定用ナットが螺合されることで前記橋桁に固定されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の鋼橋直結軌道用レール締結装置。 - 前記押さえ具の上面の高さが前記継目板をレールに固定するためのボルトおよびナットの下端よりも低い位置になるように設定され、前記押さえ具の下端が前記レールの下部フランジを直接押圧して固定するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の鋼橋直結軌道用レール締結装置。
- 前記受け金具は、底面がサンドブラスト処理されていることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鋼橋直結軌道用レール締結装置。
- 前記押さえ具の上面と前記締結用ボルトに螺合される締結用ナットとの間に介挿される板バネを備え、
前記押さえ具の上面には、前記板バネの縁部に沿って設けられたリブもしくは凹部を形成する段差が設けられていることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の鋼橋直結軌道用レール締結装置。
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Cited By (2)
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-
2018
- 2018-07-09 JP JP2018129596A patent/JP7051623B2/ja active Active
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