JP2020038031A - 換気口端末部材、及び、建物 - Google Patents

換気口端末部材、及び、建物 Download PDF

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Abstract

【課題】水滴落下衝突時における中高周波数帯域の音を低減させる効果を向上させた換気口端末部材等を提供する。【解決手段】本発明の換気口端末部材は、建物の外壁に形成された換気孔に取付けられる換気口端末部材であって、建物の外壁面より建物の外側に突出するフード部3と、フード部3の天板32の上に弾性支持体4を介して設けられた水滴受板5とを備え、水滴受板5と弾性支持体4とで構成される防振体の一次固有振動数f0が、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定されたことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、水滴落下衝突音の居室内への伝播を低減させることができる構造を備えた換気口端末部材等に関する。
集合住宅、ホテル、事務所ビル等の建物においては、換気設備の設置が義務付けられている。当該換気設備としては、居室に換気口が設置されて、居室の外壁にベントキャップ等と呼称される換気口端末部材が設置されることが多い。
当該換気口端末部材は、フード部が外壁面よりも外側に突出するように建物の上下階の外壁の換気孔にそれぞれ取付けられ、上下階の各換気口端末部材が、垂直線上に位置されることが多い。
当該建物においては、降雨等の後に、上階の換気口端末部材から水滴が落下して下階の換気口端末部材のフード部の天板の上に衝突した際に、水滴落下衝突音が生じ、当該水滴落下衝突音が固体伝播音として居室内に伝播する。
当該水滴落下衝突音の低下対策を施した換気口端末部材としては、例えば、フード部の天板の上に弾性支持体を介して水滴受板が設けられた構造のものが知られている(特許文献1参照)。
特許第5258712号公報
しかしながら、特許文献1に開示された換気口端末部材では、弾性支持体が支持板と弾性部材とで構成される。当該弾性支持体の支持板は、板厚1mm前後であるため剛性が高く、弾性部材はゴムであるので、弾性支持体と水滴受板とで構成される防振体の一次固有振動数fが高くなり、上述した水滴落下衝突時における中高周波数帯域の音を低減させる効果が十分ではないという課題があった。
本願発明は、水滴落下衝突時における中高周波数帯域の音を低減させる効果を向上させた換気口端末部材等を提供するものである。
本発明に係る換気口端末部材は、建物の外壁に形成された換気孔に取付けられる換気口端末部材であって、建物の外壁面より建物の外側に突出するフード部と、フード部の天板の上に弾性支持体を介して設けられた水滴受板とを備え、水滴受板と弾性支持体とで構成される防振体の一次固有振動数fが、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定されたことを特徴とする。
また、弾性支持体が板ばねであることを特徴とする。請求項1に記載の換気口端末部材。
また、弾性支持体がコイルばねであることを特徴とする。
以上のように構成された換気口端末部材によれば、水滴落下衝突時における中高周波数帯域の音を低減させる効果が向上した換気口端末部材を得ることができる。
また、弾性支持体がゴムであることを特徴とする。
また、弾性支持体がばねとゴムとで構成されたことを特徴とする。
以上のように構成された換気口端末部材によれば、ゴムが有する減衰の効果によって、防振体の共振ポイントの増幅倍率を低下させる効果が付与されるので、共振ポイントの弊害を抑えて水滴落下衝突音の低減効果を向上した換気口端末部材を得ることができる。
また、水滴受板の板厚を0.5mm〜5mmとしたことによって、水滴受板と弾性支持体とで構成される防振体の一次固有振動数fが、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定されたことを特徴とするので、防振体を構造体として成立させることができて、かつ、水滴落下衝突時における中高周波数帯域の音を低減させることができる換気口端末部材を得ることができる。
また、本発明に係る建物は、上述したいずれかの換気口端末部材のフード部及び水滴受板が外壁面よりも外側に突出するように当該換気口端末部材が外壁に設けられた建物であって、建物の上下階の外壁に設けられた各換気口端末部材の各水滴受板が、垂直線上に位置されたので、上階の換気口端末部材から水滴が落下して下階の換気口端末部材の水滴受板に衝突した際に生じる水滴落下衝突音の低減効果に優れた建物を提供できる。
換気口端末部材を前側から見た斜視図(実施形態1)。 換気口端末部材を後側から見た斜視図(実施形態1)。 換気口端末部材の正面図(実施形態1)。 換気口端末部材の背面図(実施形態1)。 建物の上下階の外壁に取付けられた上の換気口端末部材から下の換気口端末部材に水滴が落下する状態を示す図(実施形態1)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態1)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態2)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態3)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態4)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態5)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態6)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態7)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態8)。 弾性支持体の構造を示す断面図(実施形態9)。 各試験体での水滴落下衝突音のFFT解析結果を示す図。 各試験体での水滴落下衝突音の測定結果を示す図であり、(a)は数値表、(b)は比較グラフ。
実施形態1
図1乃至図6に示すように、実施形態1に係る換気用端末部材1は、建物90の外壁91に建物90の内外に連通するように形成された換気孔92に挿入される筒部2と、建物90の外壁面93より外側に突出するフード部3と、フード部3の天板32の上に弾性支持体4を介して設けられた水滴受板5とを備え、水滴受板5と弾性支持体4とで構成される防振体の一次固有振動数fが、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定されている。
当該換気用端末部材1の筒部2、フード部3、水滴受板5は、例えば金属板により形成される。
図1,図2に示すように、フード部3は、四角形状の前板31と、天板(上板)32と、左側板33と、右側板34と、後板35とを備えた直方体函状に形成されており、下部が開口された室外側通風孔36(図1参照)に形成されて、かつ、後板35を形成する四角形状の板の中央側が開口された室内側通風孔37に形成され、当該室内側通風孔37の孔縁側に筒部2の一端開口縁側が接続されている。即ち、筒部2が、フード部3の後板35に接続されて当該後板35の後方に延長するように設けられた構成となっている。筒部2は、例えば、円筒部に形成される。
即ち、フード部3は、換気口端末部材1が換気孔92に取付けられることによって、下部の室外側通風孔36、及び、室内側通風孔37を介して、建物90の内側から建物90の外側に、又は、建物90の外側から建物90の内側に空気が流通可能となる。
また、室外側通風孔36、及び、室内側通風孔37のうち、少なくとも、一方の通風孔はガラリ38(図1参照)に形成されている。
換言すれば、フード部3は、四角形状の前板31と、前板31の板面と対向する板面を備えた後板35と、前板31の四角形の上辺と後板35の四角形の上辺とを繋ぐ天板32と、前板31の四角形の上辺の一端より下方に延長する四角形の左辺と後板35の四角形の上辺の一端より下方に延長する左辺とを繋ぐ左側板33と、前板31の四角形の上辺の他端より下方に延長する四角形の右辺と後板35の四角形の上辺の他端より下方に延長する右辺とを繋ぐ右側板34とで構成され、換気口端末部材1が換気孔92に取付けられた場合、これら前板31と天板32と左側板33と右側板34と後板35とで囲まれた空間が、下部の室外側通風孔36を介して室外と連通し、かつ、後板35の室内側通風孔37を介して室内と連通するように構成されている。
即ち、換気口端末部材1は、筒部2が筒部2の他端側から建物90の外壁91に形成された換気孔92に挿入されて、フード部3の後板35の後面35aが建物90の外壁面93に近接し、かつ、天板32が上方、左側板33が左側、右側板34が右側に位置された状態となるように設置される。
尚、筒部2の外周面には、例えば図外の板ばねが設けられており、当該筒部2が換気孔92内に押し込まれて当該板ばねが換気孔92の内面にばね弾性によって押し付けられることによって、換気口端末部材1が換気孔92に固定され、当該固定された状態で、フード部3の後板35の上縁、左縁、右縁と外壁面93との隙間にシーリング材等の隙間充填剤が充填されることにより、換気口端末部材1が換気孔92に取付けられる。
また、フード部3の後板35の下端側には、フード部35の板面を伝って流れてくる水を受けて当該受けた水を外壁面93から離れた外壁面93の前側に流す水切部39を備える。
水切部39は、例えば、フード部3の後板35において室外側通風孔36よりも下方に突出した部分により形成された奥板39aと、奥板39aの下端側の左右の側縁より突出する突出片39b,39bと、奥板39aの下端及び左右の突出片39b,39bの下端より前方下方に傾斜して突出する傾斜片39cと、傾斜片39cの左右の側縁より上方に立ち上がるように設けられた左右の規制片39d,39dとを備えた構成である。
当該水切部39を備えたので、フード部3の板面を伝って流れてくる水滴が傾斜片39cを介して外壁面93の前側に流下して、下階の換気孔92に取付けられた換気口端末部材1の水滴受板5上に落下するので、水滴が外壁面93を伝って流れ落ちることを防止でき、外壁面93に水跡が付いてしまうことを防止できる。
フード部3の天板32の上に弾性支持体4を介して設けられた水滴受板5は、フード部3の天板32の上方を覆うように配置された屋根形状の板材により構成される。
図1に示すように、例えば、水滴受板5の上面は、寄棟の頂上部がフード部3の天板32の長方形よりも一回り小さい相似な長方形の平面状となった屋根形状に形成される。
換言すれば、水滴受板5は、例えば、フード部3の天板32の長方形よりも一回り小さい長方形状の板により形成されて板面がフード部3の天板32の板面と所定の間隔を隔てて平行に対向すように配置された中央板部51と、当該中央板部51を構成する長方形の各辺縁から対応するフード部3の天板32の長方形の各辺縁に近付くように傾斜する傾斜板により形成された周辺板部52,52…とを備えた構成である。
そして、水滴受板5は、中央板部51を構成する長方形の中心5Cが、フード部3の天板32の板面と直交して当該天板32の長方形の中心を通過する垂直線V上に位置されるように、弾性支持体4を介してフード部3の天板32の上に設けられる。
そして、図5に示すように、上下階の外壁91,91に、換気口端末部材1のフード部3及び水滴受板5が外壁面93より外側に突出するように各換気口端末部材1,1が設けられ、各換気口端末部材1,1の各水滴受板5,5の中心5C,5Cが、垂直線V上に位置された建物90が構成される。
当該建物90においては、上階に取付けられた換気口端末部材1のフード部3の板面を伝って水切部39に流れてくる水が水切部39の傾斜片39cの前端を介して下階に取付けられた換気口端末部材1の水滴受板5の上に落下する。
そこで、実施形態1の換気口端末部材1では、フード部3の天板32の上に弾性支持体4を介して水滴受板5を設けた構成とし、当該水滴受板5と弾性支持体4とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定することによって、当該換気口端末部材1の水滴受板5の上に水滴が落下した際の水滴落下衝突音における中高周波数帯域の音を低減させるようにした。
図6に示すように、実施形態1の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、ばねとしての板ばね60により構成し、当該板ばね60と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
板ばね60は、水滴受板5の中央板部51の下面と平行となる面を有して中央板部51に連結される中央板部62と、中央板部62の左右両方の端部からそれぞれ中央板部51の下面と直交して天板32に近づく方向に延長する左右の立ち下がり板部63,63と、左右の立ち下がり板部63,63の下端からそれぞれ互いに反対方向に下って延長する左右の傾斜板部64,64と、各傾斜板部64,64の下端からそれぞれ互いに反対方向に延長して天板32と平行となる面を有して天板32に連結される左右両方の端板部61,61とを備えた形状のものを用いた。
実施形態1の換気口端末部材1は、例えば図6に示すように、板ばね60の左右両方の端板部61,61がフード部3の天板32にボルト41及びナット42により連結されるとともに、天板32に連結された板ばね60の左右両方の端板部61,61よりも上方に位置された板ばね60の中央板部62と水滴受板5の中央板部51とが1組以上のボルト41及びナット42により連結された構成とした。
尚、天板32の下面とナット42との間、中央板部62の下面とナット42との間には、例えば、平座金43及びばね座金44が設置される。
実施形態2
図7に示すように、実施形態2の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、ばねとしての複数の板ばね60A,60Bにより構成し、当該複数の板ばね60A,60Bと水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
板ばね60Aは、天板32の上面と平行となる面を有して天板32に連結される左右両方の端板部61A,61Aと、左右両方の端板部61A,61A間を繋ぐ湾曲板部62Aとを備えた形状のものを用いた。
また、板ばね60Bは、水滴受板5の中央板部51の下面と平行となる面を有して中央板部51に連結される左右両方の端板部61B,61Bと、左右両方の端板部61B,61B間を繋ぐ湾曲板部62Bとを備えた形状のものを用いた。
実施形態2の換気口端末部材1は、例えば図7に示すように、一方の板ばね60Aの左右両方の端板部61A,61Aが天板32の左右側にボルト41及びナット42により連結されるとともに、他方の板ばね60Bの左右両方の端板部61B,61Bが水滴受板5の中央板部51の左右側にボルト41及びナット42により連結され、かつ、一方の板ばね60Aの左右両方の端板部61A,61Aよりも上方に位置された一方の板ばね60Aの湾曲板部62Aの中央部と他方の板ばね60Bの左右両方の端板部61B,61Bよりも下方に位置された他方の板ばね60Bの湾曲板部62Bの中央部とがボルト41及びナット42により連結された構成とした。
尚、天板32の下面とナット42との間、他方の板ばね60Bの端板部61Bの下面とナット42との間、一方の板ばね60Aの湾曲板部62Aの中央部の下面とナット42との間には、例えば、平座金43及びばね座金44が設置される。
実施形態3
図8に示すように、実施形態3の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、ばねとしてのコイルばね(圧縮コイルばね)60Cと支軸46とにより構成し、当該コイルばね60Cと支軸46と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
コイルばね60Cは、水滴受板5の中央板部51の左端部側に配置された左のコイルばね60Cと、水滴受板5の中央板部51の右端部側に配置された右のコイルばね60Cとを用いた。
実施形態3の換気口端末部材1は、例えば図8に示すように、コイルばね60Cの一端61C側が、天板32の上面と接触するか、又は、天板32と連結されるとともに、コイルばね60Cの他端62C側が、水滴受板5の下面と接触するか、又は、水滴受板5と連結された構成とした。
具体的には、図8に示すように、水滴受板5の中央板部51の下面の左右側には、当該下面から突出するように支軸46,46が設けられている。即ち、当該支軸46の他端46aが溶接等の固定手段によって水滴受板5の中央板部51に下面に取付けられている。
また、フード部3の天板32において、コイルばね60Cの一端61Cが配置される位置には、それぞれ、支軸46を貫通させるための軸貫通孔47が形成されている。
そして、実施形態3の換気口端末部材1は、水滴受板5の中央板部51の下面に固定されている支軸46を、コイルばね60Cの他端62C側からコイルばね60Cの中空部及び天板32の軸貫通孔47に通して、支軸46の一端46b側を天板32の下面より下方に突出させ、当該支軸46の一端46b側に軸止部材48を取付けることによって、コイルばね60Cの他端62Cが水滴受板5の中央板部51の下面に接触し、かつ、コイルばね60Cの一端61Cが天板32の上面に接触した状態が維持されるように構成される。
また、実施形態3では、弾性支持体4は、コイルばね60Cの他端62Cと水滴受板5の中央板部51の下面とを溶接、接着等の固定手段によって連結するとともに、コイルばね60Cの一端61Cと天板32の上面とを溶接、接着等の固定手段によって連結した構成としてもよい。
また、図示しないが、実施形態3では、弾性支持体4は、支軸46を備えずに、例えば、コイルばね60Cの他端62Cと水滴受板5の中央板部51の下面とが溶接、接着等の固定手段によって連結され、かつ、コイルばね60Cの一端61Cと天板32の上面とが溶接、接着等の固定手段によって連結された構成としてもよい。
即ち、実施形態3の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、ばねとしてコイルばね(圧縮コイルばね)60Cにより構成し、当該コイルばね60Cと水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した構成としてもよい。
実施形態4
図9に示すように、実施形態4の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、実施形態1(図6参照)の板ばね60と同じものにより構成し、当該板ばね60と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
即ち、図9に示すように、板ばねとして図6の板ばね60と同じものを使用して、当該板ばね60の左右両方の端板部61,61と水滴受板5の中央板部51の左右側とがボルト41及びナット42により連結されるとともに、中央板部51の左右側に連結された左右両方の端板部61,61よりも下方に位置された中央板部62と天板32の中央側とが1組以上のボルト41及びナット42により連結された構成とした。
尚、天板32の下面とナット42との間、端板部61の下面とナット42との間には、例えば、平座金43及びばね座金44が設置される。
実施形態5
図10に示すように、実施形態5の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、ばねとしての板ばね60xとゴム70とにより構成し、当該板ばね60xとゴム70と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
板ばね60xは、水滴受板5の中央板部51の下面と平行となる面を有して中央板部51に連結される中央板部62xと、中央板部62xの左右の端部からそれぞれ中央板部51と直交して天板32に近づく方向に延長する左右の立ち下がり板部63x,63xと、左右の立ち下がり板部63x,63xの下端からそれぞれ互いに反対方向に延長して天板32の上面と平行となる面を有した左右両方の端板部61x,61xとを備えた形状のものを用いた。
実施形態5の換気口端末部材1は、例えば図10に示すように、板ばね60xの左右両方の端板部61x,61xの延長端部側が天板32にゴム70を介してボルト41及びナット42により連結されるとともに、天板32に連結された板ばね60xの左右両方の端部61x,61xよりも上方に位置された板ばね60の中央板部62xと水滴受板5の中央板部51とが1組以上のボルト41及びナット42により連結された構成とした。
尚、中央板部62xの下面とナット42との間には、例えば、平座金43及びばね座金44が設置される。
板ばね60xの左右の端板部61x,61xの延長端部側とフード部3の天板32とのゴム連結部7,7は、具体的には、次のように構成される。
板ばね60xの左右両方の端板部61x,61xの延長端部側には、それぞれ、ボルト41を貫通させるボルト貫通孔が形成されている。
また、ゴム70は、中心に、金属筒45を装着するための装着孔73が形成された円筒状でかつ外周面には外周面を一周するリング状の溝71が形成された円筒状のゴムである。
また、フード部3の天板32において、板ばね60xの左右両方の端板部61x,61xの延長端部側が連結される位置には、それぞれ、円筒状のゴム70が嵌め込まれる嵌合用貫通孔72が形成されている。
予めゴム70の装着孔73内に金属筒45を装着しておき、そして、フード部3の天板32に形成された嵌合用貫通孔72の孔縁が円筒状ゴム70のリング状の溝71に嵌まり込むように、ゴム70を嵌合用貫通孔72に取付ける。
その後、板ばね60xの端板部61xの延長端部側に形成されたボルト貫通孔とゴム70の内側に装着された金属筒45の筒孔とが一致するように、板ばね60xの端板部61xを天板32の上面より上方に突出するゴム70の一端面に設置し、ボルト41を板ばね60xの端板部61xのボルト貫通孔と金属筒45の筒孔とに通してボルト41の先端側を天板32の下面より下方に突出するゴム70の他端面より下方に突出させる。
そして、このゴム70の他端面より下方に突出させたボルト41の先端側に例えば平座金43及びばね座金44を介してナット42を締結することにより、板ばね60xの端板部61xの延長端部側と天板32とがゴム70を介してボルト41及びナット42により連結された構造のゴム連結部7が構成される。
尚、図示しないが、実施形態5においては、弾性支持体4は、板ばね60xの端板部61x側及び中央板部62xのうちの少なくとも一方が、ゴム連結部7によって連結された構成とすればよい。例えば、実施形態5の弾性支持体4は、板ばね60xの左右両方の端板部61x,61xがゴム連結部7を介して天板32に連結されるとともに、板ばね60xの中央板部62xがゴム連結部7を介して水滴受板5に連結された構成としてもよい。
実施形態6
図11に示すように、実施形態6の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、実施形態2(図7参照)の複数の板ばね60A,60Bとゴム70,70とにより構成し、当該複数の板ばね60A,60Bとゴム70,70と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
即ち、図11に示すように、複数の板ばね60A,60Bとして実施形態2の複数の板ばね60A,60Bと同じものを使用して、一方の板ばね60Aの左右両方の端板部61A,61Aと天板32との連結部をゴム連結部7により構成した。
図11において特に説明しなかった部分の構成は、実施形態2(図7)の構成と同じである。
尚、図示しないが、実施形態6においては、弾性支持体4は、一方の板ばね60Aの左右両方の端板部61A,61Aと天板32との連結部、他方の板ばね60Bの左右両方の端板部61B,61Bと水滴受板5との連結部、一方の板ばね60Aの湾曲板部62Aの中央部と他方の板ばね60Bの湾曲板部62Bの中央部との連結部のうちの、1つ以上の連結部が、ゴム連結部7により構成されていればよい。
実施形態7
図12に示すように、実施形態7の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、実施形態3(図8参照)の複数のコイルばね60C,60Cとゴム70,70とにより構成し、当該複数のコイルばね60C,60Cとゴム70,70と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
即ち、実施形態7の換気口端末部材1は、図12に示すように、実施形態3と同じ複数のコイルばね60C,60Cを使用して、装着孔73内に金属筒45が装着されたゴム70を、コイルばね60Cの一端61Cと軸止部材48との間に設置して構成されたゴム連結部7Aを備えた構成とした。
図12において特に説明しなかった部分の構成は、実施形態3(図8)の構成と同じである。
尚、コイルばね60Cの一端61Cと水滴受板5とをゴム連結部7Aを用いて連結してもよい。
即ち、図示しないが、実施形態7においては、弾性支持体4は、コイルばね60Cの一端61Cと天板32との連結部、コイルばね60Cの一端61Cと水滴受板5との連結部のうちの、1つ以上の連結部が、ゴム連結部7Aにより構成されていればよい。
実施形態8
図13に示すように、実施形態8の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、実施形態4(図9参照)の板ばね60とゴム70,70とにより構成し、当該板ばね60とゴム70,70と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
即ち、実施形態8の換気口端末部材1は、図13に示すように、実施形態4の板ばね60と同じものを使用して、当該板ばね60の中央板部62と天板32の中央側との連結部を1組以上のゴム連結部7により構成した。
図13において特に説明しなかった部分の構成は、実施形態4(図9)の構成と同じである。
尚、実施形態8においては、弾性支持体4は、板ばね60Cの中央板部62と天板32との連結部、板ばね60Cの端板部61と水滴受板5との連結部のうちの、少なくとも一方の連結部が、ゴム連結部7により構成されていればよい。
実施形態9
図14に示すように、実施形態9の換気口端末部材1は、弾性支持体4を、例えば実施形態4(図9参照)や実施形態8(図13参照)で示した板ばね60と同様な形状に形成されてばね機能を持つゴムとしてのゴム板600により構成し、当該ゴム板600と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
ゴム板600は、フード部3の天板32に連結される中央板部602と、中央板部602の左右の端部からそれぞれ天板32と直交して水滴受板5に近づく方向に延長する左右の立ち上がり板部603,603と、左右の立ち上がり板部603,603の上端からそれぞれ互いに反対方向に上がって延長する左右の傾斜板部604,604と、各傾斜板部604,604の上端からそれぞれ互いに反対方向に延長して水滴受板5に連結される左右両方の端板部601,601とを備えた形状のものを用いた。
即ち、実施形態9の換気口端末部材1は、図14に示すように、ゴム板600の左右両方の端板部601,601が水滴受板5の中央板部51の左右側にボルト41及びナット42により連結されるとともに、中央板部51の左右側に連結された左右の端板部601,601よりも下方に位置された中央板部602が天板32の中央側にボルト41及びナット42により連結された構成とした。
尚、天板32の下面とナット42との間、端板部601の下面とナット42との間には、例えば、平座金43及びばね座金44が設置される。
本発明の換気口端末部材1の水滴落下衝突音低減効果を確認するための実験を以下のように行った。
・実験方法
共同住宅の給気孔に取付けた換気口端末部材の各試験体に水滴が落下する状況を模擬した実験を簡易無響室内で行った。
実験設備は以下のとおりである。
足場の下部に内径900mm角の箱(内部をグラスウールで吸音処理した箱)を設置し、箱の正面中央の位置の外側に換気口端末部材の試験体を設置するとともに、内側にレジスター(内側換気口)を設置した。レジスターは樹脂製のプッシュタイプとし、実験時は「開」の状態とした。
共同住宅の一般的な階高を想定し,換気口端末部材の試験体天端に高さ3mの位置からスポイトを使って水滴を落下させた。
水滴落下衝突音の測定は、マイクロホンを箱内部の中心の位置に設置し、水滴落下衝突音のA特性音圧レベル、及び、1/3オクターブバンド音圧レベルの最大値を測定した。水滴の落下回数は,1試験体に対し50回とし,外部からの影響の小さい40回のデータの平均値を測定値とした。
・換気口端末部材の試験体
実験に用いた換気口端末部材の試験体の設計値は、以下のとおりである。
(a)従来品=天板32の上に水滴受板5を備えない構成の換気口端末部材。
(b)先行技術文献品=特許文献1に開示された構成の換気口端末部材(防振体のばね定数k=248.8N/mm、防振体の一次固有振動数f=300Hz)。
(c)出願品=実施形態5(図10参照)の換気口端末部材1(板ばね60のばね定数k=11.0N/mm、防振体の一次固有振動数f=63Hz)。
尚、各換気口端末部材の試験体の材質、寸法等は、以下のとおりである。
筒部、フード部、水滴受板の材質=ステンレス鋼SUS304、筒部の径=97mm、水滴受板の短辺43mm、長辺150mm、水滴受板の板厚1mm、水滴受板の質量m=70g。
・実験結果
図15に、上述した換気口端末部材の各試験体の水滴落下衝突音のFFT解析結果を示し、図16に、各試験体の1/3オクターブバンド中心周波数−音圧レベルの測定結果を示す。
従来品と先行技術文献品とを比較すると、先行技術文献品では1000Hz近辺の音圧レベルが低下していることがわかる。
また、先行技術文献品と出願品とを比較すると、出願品では100Hz以上の音圧レベルが大幅に低下していることがわかる。このことは、本発明の換気口端末部材1では、防振体が有効に作用して、水滴受板5からフード部3への振動エネルギーの伝達率が低くなっていることを表している。
出願品の防振体の一次固有振動数はオクターブバンド63Hzに設定したものであり、この63Hzの√2倍である89Hz以上の領域が防振領域となったと考えられる。
また、先行技術文献品と出願品との100Hz以下の領域を比較すると、出願品の方が音圧レベルが高くなっており、一次固有振動数である63Hzの周辺は先行技術文献品に比べて振動が増幅されていることがわかる。
即ち、出願品では、防振体の一次固有振動数fを低い周波数帯に設定したことにより、高い周波数帯域の振動伝達量が小さくなったと考えられる。
このように、出願品によれば、水滴Wが水滴受板5に衝突した際に生じる水滴落下衝突音における中高周波数帯域の音を低減させる効果が向上することがわかった。
また、出願品のA特性音圧レベルは、30dB以下であり、人が気になるレベルではないことがわかる。
尚、水滴受板5と弾性支持体4とで構成される防振体の一次固有振動数fは、式(1)で求めることができる。
Figure 2020038031
ここで、
:一次固有振動数(Hz)
m:水滴受板の質量(kg)
k:ばね定数(N/m)
一般に、上述した防振体の一次固有振動数fを低くするためには、弾性支持体4のばね定数を小さくすればよいが、弾性支持体4のばね定数を小さくしすぎると、弾性支持体4が柔らかくなりすぎて、防振体を構造体として成立させることが難しくなる。
そこで、このような場合は、水滴受板5の質量を大きくすることによって、防振体の一次固有振動数fを目標値(例えば、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下)に設定すればよい。
即ち、設計時において、防振体の一次固有振動数fの目標値を決め、防振体の一次固有振動数fが当該目標値となるように、上述した式(1)に基づいて、防振体を構成する、水滴受板5の質量m、及び、弾性支持体4のばね定数kを決める。
以下に、換気口端末部材1の筒部2の径を変えた場合における、水滴受板5の質量mと弾性支持体4のばね定数kとの組み合わせを例示する。尚、ここでは、水滴受板5として、板厚1mm,2.5mmのステンレス鋼SUS303を使用した場合の設計例を示す。
設計例1=筒部2の径が75mm、水滴受板5の短辺33mm、長辺125mmの場合。
[1]水滴受板5の板厚1mmの場合。
(a)防振体の一次固有振動数fの目標値=30Hz→水滴受板5の質量m=51g、弾性支持体4のばね定数k=1.8N/mm。
(b)防振体の一次固有振動数fの目標値=40Hz→水滴受板5の質量m=51g、弾性支持体4のばね定数k=3.2N/mm。
[2]水滴受板5の板厚2.5mmの場合。
(a)防振体の一次固有振動数fの目標値=30Hz→水滴受板5の質量m=100g、弾性支持体4のばね定数k=3.6N/mm。
(b)防振体の一次固有振動数fの目標値=40Hz→水滴受板5の質量m=100g、弾性支持体4のばね定数k=6.4N/mm。
設計例2=筒部2の径が100mm、水滴受板5の短辺43mm、長辺150mm。
[1]水滴受板5の板厚1mmの場合。
(a)防振体の一次固有振動数fの目標値=30Hz→水滴受板5の質量m=70g、弾性支持体4のばね定数k=2.5N/mm。
(b)防振体の一次固有振動数fの目標値=40Hz→水滴受板5の質量m=70g、弾性支持体4のばね定数k=4.4N/mm。
[2]水滴受板5の板厚2.5mmの場合。
(a)防振体の一次固有振動数fの目標値=30Hz→水滴受板5の質量m=147g、弾性支持体4のばね定数k=5.2N/mm。
(b)防振体の一次固有振動数fの目標値=40Hz→水滴受板5の質量m=147g、弾性支持体4のばね定数k=9.3N/mm。
各実施形態の換気口端末部材1では、落下する水滴の衝撃力に対して十分な剛性があり、加工が可能な板厚であることを考慮して、水滴受板5の板厚を0.5mm〜5mmとしたことによって、水滴受板5と弾性支持体4とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定した。
例えば、筒部2の径が75mmの場合において、水滴受板5の板厚を1mm、水滴受板5の質量を50gとすることで、防振体のばね定数を0.8にでき、防振体の一次固有振動数fをオクターブバンドの20Hzに設計できる。
また、筒部2の径が150mmの場合において、水滴受板5の板厚を3mm、水滴受板5の質量を300gとすることで、防振体のばね定数を4.7にでき、防振体の一次固有振動数fをオクターブバンドの20Hzに設計できる。
尚、水滴受板5の質量mを調整する場合において、水滴受板5の質量mを大きくする場合は、例えば、水滴受板5のに所望の質量mのおもり等を付加すればよい。
この場合、おもり等は、弾性支持体4と水滴受板5とが連結されている位置の上方に位置する水滴受板5の上面に付加することが好ましい。
各実施形態1乃至実施形態9の換気口端末部材1によれば、弾性支持体4を、ばね(板ばね60、板ばね60Aと板ばね60Bの組み合わせ、コイルばね60C)、あるいは、ばねとゴム7、あるいは、ゴム板(ゴム)600により構成し、当該弾性支持体4と水滴受板5とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように、より好ましくは、オクターブバンドの16Hz以上で63Hz以下の周波数となるように設定したので、水滴Wが水滴受板5に衝突した際に生じる水滴落下衝突音における中高周波数帯域の音を低減させることができる。
即ち、各実施形態1乃至実施形態9の換気口端末部材1によれば、一次固有振動数fの√2倍にあたる周波数より高い周波数帯において振動伝達率が1以下の防振域となるので、水滴受板5からフード部3への振動伝達が抑制されて、水滴の落下衝突で生成された振動エネルギーのフード部3への伝播を抑制することができる。
また、当該一次固有振動数fの周辺の周波数帯は振動増幅域であり、各実施形態1乃至実施形態9で示した防振体の構造を採用することにより、防振体の一次固有振動数fの共振ポイントの増幅倍率は大きくなるが、一次固有振動数fの近辺の周波数帯は周波数補正A特性での補正量が大きな領域であるため、人が感じる音圧レベルとしては低い値になる。
また、実施形態5乃至実施形態8(図10〜図13参照)に示した換気口端末部材1のように、弾性支持体4がゴム連結部7やゴム連結部7Aを備えた構成の場合、ゴム連結部7,7Aのゴム70が有する減衰の効果によって、防振体の共振ポイントの増幅倍率を低下させる効果が付与されるので、共振ポイントの弊害を抑えて水滴落下衝突音の低減効果を向上した換気口端末部材1を得ることができる。
また、実施形態9(図14参照)に係る換気口端末部材1によれば、弾性支持体4を、ばね機能を持つように形成されたゴム板600で構成したため、ゴムが有する減衰の効果を持たせることができるので、防振体の共振ポイントの増幅倍率を低下させる効果が付与され、共振ポイントの弊害を抑えて水滴落下衝突音の低減効果を向上した換気口端末部材1を得ることができる。
また、本発明によれば、水滴受板5の板厚を0.5mm〜5mmとしたことによって、水滴受板5と弾性支持体4とで構成される防振体の一次固有振動数fを、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定したので、防振体を構造体として成立させることができて、かつ、水滴落下衝突時における中高周波数帯域の音を低減させることができる換気口端末部材1を得ることができる。
また、本発明によれば、上述した換気口端末部材1のフード部3及び水滴受板5が外壁面93よりも外側に突出するように当該換気口端末部材1が外壁91に設けられ、上下階の外壁91に設けられた各換気口端末部材1,1…の各水滴受板5,5…が、垂直線V上に位置された建物90を構築することによって、上階の換気口端末部材1から水滴Wが落下して下階の換気口端末部材1の水滴受板5に衝突した際に生じる水滴落下衝突音の低減効果に優れた建物90を提供できる。
尚、板ばねの形状としては、例えば、Z型やコ字型に形成されたものでも良い。
また、板ばねやコイルばねやゴム板を複数個用いた構成であってもよい。
例えば、実施形態3や実施形態7においては、弾性支持体4は、1つ以上のコイルばね60Cにより構成されていればよい。
また、板ばね、コイルばね、ゴム板のうちの2つ以上を用いて弾性支持体4を構成してもよい。
換気用端末部材1の全体形状は丸形でもよい。
また、換気用端末部材1のフード部3の天板32や水滴受板5の形状は矩形でなくてもよい。
また、換気用端末部材1は、開口部が、フード部3の下部のみでなく、フード部3の側面、正面に設けられた構成であってもよい。また、開口部にネットが張られた構成のものであってもよい。
また、換気用端末部材1は、筒部2を備えずに、外壁に直接取り付けられる構成のものであってもよい。
また、水滴受板5と弾性支持体4との連結、弾性支持体4と天板32との連結は、ボルト及びナットによる連結でなくともよい。例えば、溶接や接着剤等によって連結された構成としてもよい。
1 換気口端末部材、3 フード部、4 弾性支持体、5 水滴受板、7 ゴム、
32 フード部の天板、60,60A,60B 板ばね、60C コイルばね、
90 建物、91 外壁、92 換気孔、93 外壁面、600 ゴム板。

Claims (7)

  1. 建物の外壁に形成された換気孔に取付けられる換気口端末部材であって、
    建物の外壁面より建物の外側に突出するフード部と、フード部の天板の上に弾性支持体を介して設けられた水滴受板とを備え、
    水滴受板と弾性支持体とで構成される防振体の一次固有振動数fが、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定されたことを特徴とする換気口端末部材。
  2. 弾性支持体が板ばねであることを特徴とする請求項1に記載の換気口端末部材。
  3. 弾性支持体がコイルばねであることを特徴とする請求項1に記載の換気口端末部材。
  4. 弾性支持体がゴムであることを特徴とする請求項1に記載の換気口端末部材。
  5. 弾性支持体がばねとゴムとで構成されたことを特徴とする請求項1に記載の換気口端末部材。
  6. 水滴受板の板厚を0.5mm〜5mmとしたことによって、水滴受板と弾性支持体とで構成される防振体の一次固有振動数fが、オクターブバンドの16Hz以上で125Hz以下の周波数となるように設定されたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の換気口端末部材。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載された換気口端末部材のフード部及び水滴受板が外壁面よりも外側に突出するように当該換気口端末部材が外壁に設けられた建物であって、
    建物の上下階の外壁に設けられた各換気口端末部材の各水滴受板が、垂直線上に位置されたことを特徴とする建物。
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