JP2000220353A - 出 窓 - Google Patents
出 窓Info
- Publication number
- JP2000220353A JP2000220353A JP11024069A JP2406999A JP2000220353A JP 2000220353 A JP2000220353 A JP 2000220353A JP 11024069 A JP11024069 A JP 11024069A JP 2406999 A JP2406999 A JP 2406999A JP 2000220353 A JP2000220353 A JP 2000220353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- bay window
- plate
- lower roof
- outdoor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000463 material Substances 0.000 claims abstract description 74
- 239000011358 absorbing material Substances 0.000 claims abstract description 39
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims abstract description 21
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims abstract description 21
- 238000013016 damping Methods 0.000 claims description 32
- 239000006261 foam material Substances 0.000 claims description 28
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 claims description 14
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 6
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 3
- 238000012856 packing Methods 0.000 abstract 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 22
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 10
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 10
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 10
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 6
- 239000003566 sealing material Substances 0.000 description 5
- PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N Styrene Chemical compound C=CC1=CC=CC=C1 PPBRXRYQALVLMV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 4
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 4
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 3
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 2
- JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N Ethyl urethane Chemical compound CCOC(N)=O JOYRKODLDBILNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 2
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 229920001971 elastomer Polymers 0.000 description 2
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 2
- 239000006260 foam Substances 0.000 description 2
- 239000011491 glass wool Substances 0.000 description 2
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 2
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 2
- 229920002803 thermoplastic polyurethane Polymers 0.000 description 2
- 210000002268 wool Anatomy 0.000 description 2
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bay Windows, Entrances, And Structural Adjustments Related Thereto (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】出窓の屋根の雨音のレベルを従来構成のものよ
りさらに低減することが可能な構成の出窓を提供する。 【解決手段】出窓の屋根を下屋根1と上屋根2の2層構
造とする。下屋根1または上屋根2は、その室内外面、
上下面を構成する部材内に構造部材としての発泡材11
を充填して強度を持たせる。上屋根2は、下屋根1との
間で離間させて設けられた鋼板製の屋根板13を有す
る。屋根板13と下屋根1との間、または下屋根1内に
制振シ−ト14および吸音材15の少なくともいずれか
を介在させる。
りさらに低減することが可能な構成の出窓を提供する。 【解決手段】出窓の屋根を下屋根1と上屋根2の2層構
造とする。下屋根1または上屋根2は、その室内外面、
上下面を構成する部材内に構造部材としての発泡材11
を充填して強度を持たせる。上屋根2は、下屋根1との
間で離間させて設けられた鋼板製の屋根板13を有す
る。屋根板13と下屋根1との間、または下屋根1内に
制振シ−ト14および吸音材15の少なくともいずれか
を介在させる。
Description
【発明の属する技術分野】本発明は、出窓に係わり、特
に雨音の低減を図った屋根の構造に関する。
に雨音の低減を図った屋根の構造に関する。
【従来の技術】特開平10−88916号公報には、出
窓の屋根の雨音のレベルを低減するため、出窓屋根を中
屋根とシャッターボックスとの2重構造としたものがあ
る。
窓の屋根の雨音のレベルを低減するため、出窓屋根を中
屋根とシャッターボックスとの2重構造としたものがあ
る。
【発明が解決しようとする課題】出窓の屋根については
更なる雨音の遮音効果が得られる構成のものが求められ
ている。本発明は、このような要望に応え、出窓の屋根
の雨音の遮音効果をより高めることができる構成の出窓
を提供することを目的とする。
更なる雨音の遮音効果が得られる構成のものが求められ
ている。本発明は、このような要望に応え、出窓の屋根
の雨音の遮音効果をより高めることができる構成の出窓
を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】請求項1の出窓は、出窓
の屋根を下屋根と上屋根の2層構造とし、前記下屋根
は、その室内外面、上下面を構成する部材内に構造部材
としての発泡材を充填して強度を持たせ、前記上屋根
は、前記下屋根との間で離間させて設けられた鋼板製の
屋根板を有し、該屋根板と下屋根との間に、制振材、吸
音材および遮音材の少なくともいずれかを介在させたこ
とを特徴とする出窓。請求項2の出窓は、出窓の屋根を
下屋根と上屋根の2層構造とし、前記上屋根は、その室
内外面、上下面を構成する部材内に構造部材としての発
泡材を充填して強度を持たせ、少なくとも該上屋根の上
面の屋根板は鋼鈑により形成してなり、前記下屋根は、
前記下屋根の屋根板との間で離間させて設けられた板状
部材を有し、該板状部材と下屋根の屋根板との間に、制
振材、吸音材および遮音材の少なくともいずれかを介在
させたことを特徴とする。請求項1、2の構成とすれ
ば、下屋根または上屋根材内の充填発泡材が強度部材と
して作用するのみならず、吸音材としても作用する上、
上屋根の屋根板と下屋根との間、または下屋根とその下
の板状部材との間の制振材、吸音材および遮音材の少な
くともいずれかにより低減されるので、雨音の低減効果
がより高められる。請求項3の出窓は、請求項1または
2において、前記上屋根は下屋根と別体をなし、上屋根
を下屋根に取付けたことを特徴とする。このように、上
屋根が下屋根とを別体とすることにより、上屋根の振動
が下屋根に伝わりにくくなり、雨音低減効果が助長され
る。請求項4の出窓は、請求項1から3までのいずれか
において、前記上屋根の屋根板の室外側を、下屋根の屋
根板の室外側先端または室外側の面を覆うように延出さ
せたことを特徴とする。このように、上屋根の屋根板に
よって下屋根を覆うことにより、屋根を2重にしたこと
が外部から見えず、外観が向上する。請求項5の出窓
は、請求項1から4までのいずれかにおいて、前記上屋
根と前記下屋根の見込み寸法はほぼ同じであり、前記下
屋根の屋根板の室内側フィンに前記上屋根の室内側を固
定し、前記上屋根の室外側端部を、下屋根の上面または
前面の下屋根板取付け部、出窓本体のサッシ上枠の係止
部、あるいは下屋根の室外側の辺に設けた取付け部材に
固定するか、または前記上屋根の室外側端部を下屋根の
室外側の面に固定具により固定したことを特徴とする。
このような上屋根の取付け構造とすることにより、上屋
根の下屋根に対する取付けが容易となる。請求項6の出
窓は、請求項1または2において、前記上屋根は前記下
屋根と別体をなし、既設の出窓屋根の上面に別体の上屋
根を積層し、上屋根の室内側フィンを外装材を貫通する
固定具により躯体に固定してシールしたことを特徴とす
る。このように、上屋根を外装材の外に付ける構造にす
れば、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外装材を剥
離する必要がない。
の屋根を下屋根と上屋根の2層構造とし、前記下屋根
は、その室内外面、上下面を構成する部材内に構造部材
としての発泡材を充填して強度を持たせ、前記上屋根
は、前記下屋根との間で離間させて設けられた鋼板製の
屋根板を有し、該屋根板と下屋根との間に、制振材、吸
音材および遮音材の少なくともいずれかを介在させたこ
とを特徴とする出窓。請求項2の出窓は、出窓の屋根を
下屋根と上屋根の2層構造とし、前記上屋根は、その室
内外面、上下面を構成する部材内に構造部材としての発
泡材を充填して強度を持たせ、少なくとも該上屋根の上
面の屋根板は鋼鈑により形成してなり、前記下屋根は、
前記下屋根の屋根板との間で離間させて設けられた板状
部材を有し、該板状部材と下屋根の屋根板との間に、制
振材、吸音材および遮音材の少なくともいずれかを介在
させたことを特徴とする。請求項1、2の構成とすれ
ば、下屋根または上屋根材内の充填発泡材が強度部材と
して作用するのみならず、吸音材としても作用する上、
上屋根の屋根板と下屋根との間、または下屋根とその下
の板状部材との間の制振材、吸音材および遮音材の少な
くともいずれかにより低減されるので、雨音の低減効果
がより高められる。請求項3の出窓は、請求項1または
2において、前記上屋根は下屋根と別体をなし、上屋根
を下屋根に取付けたことを特徴とする。このように、上
屋根が下屋根とを別体とすることにより、上屋根の振動
が下屋根に伝わりにくくなり、雨音低減効果が助長され
る。請求項4の出窓は、請求項1から3までのいずれか
において、前記上屋根の屋根板の室外側を、下屋根の屋
根板の室外側先端または室外側の面を覆うように延出さ
せたことを特徴とする。このように、上屋根の屋根板に
よって下屋根を覆うことにより、屋根を2重にしたこと
が外部から見えず、外観が向上する。請求項5の出窓
は、請求項1から4までのいずれかにおいて、前記上屋
根と前記下屋根の見込み寸法はほぼ同じであり、前記下
屋根の屋根板の室内側フィンに前記上屋根の室内側を固
定し、前記上屋根の室外側端部を、下屋根の上面または
前面の下屋根板取付け部、出窓本体のサッシ上枠の係止
部、あるいは下屋根の室外側の辺に設けた取付け部材に
固定するか、または前記上屋根の室外側端部を下屋根の
室外側の面に固定具により固定したことを特徴とする。
このような上屋根の取付け構造とすることにより、上屋
根の下屋根に対する取付けが容易となる。請求項6の出
窓は、請求項1または2において、前記上屋根は前記下
屋根と別体をなし、既設の出窓屋根の上面に別体の上屋
根を積層し、上屋根の室内側フィンを外装材を貫通する
固定具により躯体に固定してシールしたことを特徴とす
る。このように、上屋根を外装材の外に付ける構造にす
れば、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外装材を剥
離する必要がない。
【発明の実施の形態】図1は本発明の出窓の一実施の形
態を示す斜視図である。図1において、1は下屋根、2
は上屋根、3は地板部、4は前面窓部、5は袖窓部であ
る。図2は下屋根1と上屋根2とからなる屋根部を示す
縦断面図である。図2において、下屋根1は、鋼板でな
る下屋根の屋根板6と、鋼板でなる室内側部材7と、天
井板9と、出窓の前窓部4や袖窓部5等の枠となる出窓
本体を構成するアルミニウム合金製押出形材でなる上枠
10と、これらの中に囲まれた空間内に充填された硬質
発泡ウレタン樹脂等でなる発泡材11とからなる。発泡
材11は、硬質樹脂製発泡材とすることにより、下屋根
1に構造部材としての強度を持たせると共に、吸音材と
しての機能も有する。下屋根1の屋根板6の室外側の面
の下端は、前記上枠10に形成した係止部10aに折曲
部6aを係止させて結合される。本実施の形態の上屋根
2は、下屋根1と別体に製作されて後付け可能に構成し
たものであり、上屋根2の屋根板13は鋼板からなり、
下面にゴム系、アスファルト系等の減衰係数を持つ材料
製の制振材14を貼り付け、さらに軟質ウレタン樹脂製
発泡材あるいはスチロール樹脂製発泡材、ガラスウール
のような多孔質材料、テックスや木毛セメントのような
板状材料、布切等の吸音材15をその下に貼り付けてな
る。前記制振材14、吸音材15の一方のみを用いるこ
とができる。また、これらの双方または一方と同時に、
またはこれらの代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったア
スファルト板のように質量の大きい遮音材を用いること
もできる。屋根板13の下面には屋根板13の垂れ下が
りを防止する硬質樹脂製発泡材でなるスペーサ16が貼
り付けられる。該上屋根2は、図3(A)に示すよう
に、前記下屋根1の室内側フィン6bにリベット等の固
定具17により結合された前記室内側面材7に、取付け
板18を、ねじなど固定具19により結合し、屋根板1
3の室内側フィン13aの上端に設けた折曲部13bを
前記取付け板18の上端に係止させ、釘やねじ等の固定
具20により躯体21に固定している。また、図3
(B)に示すように、上屋根2の屋根板13の室外側の
面13cは、前記下屋根1の屋根板6の室外側の面6c
を覆い、室外側の面13cの下端に形成した折曲部13
dを、前記折曲部6aに重ねて係止することにより固定
している。この構造の上屋根2は、室外側の端部の折曲
部13dを上枠10の係止部10aに下屋根1の折曲部
6aを介して係止させ、また、取付け板18の上端に室
内側フィン13aの上端の折曲部13bを掛けてフィン
13aを固定具20により躯体21に固定することで簡
単に取付けることができる。図4は本発明の他の実施の
形態を示す断面図であり、本実施の形態においては、上
屋根2Aを、その室内外面、上下面を構成する部材1
3、23内に構造部材としての発泡材11を充填して強
度を持たせ、上屋根の上面の屋根板13は鋼鈑により形
成してなる。また、下屋根1Aは、屋根板6との間で離
間させて設けられた板状部材(本例では天井板)9を有
し、板状部材9と下屋根の屋根板6との間に、制振材1
4および吸音材15を介在させたものである。制振材1
4および吸音材15の双方または一方と同時に、または
これらの代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったアスファ
ルト板のように質量の大きい遮音材を用いることもでき
る。図5は前記図2、図3に示した屋根の雨音低減効果
を比較して示す図であり、従来例は上屋根2、2Aの無
い屋根について、一定の降雨試験条件における雨音レベ
ルを各周波数について室内側で測定した結果を示す。本
発明についての測定は、前記図1〜図3に示した実施の
形態について音圧レベルを室内側で測定した結果を示
す。図1〜図3に示すような上屋根2の屋根板13と下
屋根1の屋根板6との間に制振材14と発泡材としての
吸音材15を設けた場合には、1kHzにおいて約25
デシベル程度の大幅な低減効果が得られる。また、単に
制振材14のみあるいは吸音材15のいずれか一方のみ
を設けた場合であっても、雨音の低減効果が得られるこ
とを確認している。本発明は、上屋根2を下屋根1を工
場において予め一体に構成したものであってもよいが、
本実施の形態のように、上屋根2を別体に構成し、これ
により上屋根2を後付け可能とすることにより、既設の
出窓の屋根に雨音の遮音処理を施すことが可能となる。
また、上屋根2が下屋根1と別体にすることにより、上
屋根の振動が下屋根に伝わりにくくなり、雨音遮音効果
が助長される。また、前記上屋根2の屋根板13は下屋
根1の屋根板6の室外側の面を覆うように延出させるこ
とにより、屋根を2重にしたことが外部から見えず、外
観が向上する。また、前記実施の形態においては、前記
上屋根2と前記下屋根1の見込み寸法はほぼ同じであ
り、また、前記下屋根1の室内側のフィンに前記上屋根
2の室内側を固定し、前記上屋根2の室外側端部を、出
窓本体のサッシ上枠10の係止部10aに固定すること
により、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
なお、上屋根2の屋根板13の室外側端部の固定構造と
しては、図6(A)に示すように、上屋根2の室外側端
部を、下屋根1の室外側の面に固定具24により固定す
る構造としてもよい。図6(A)の例では、出窓本体を
構成しかつ下屋根1の一部を構成する上枠10の上端の
係止部10bに下屋根1の屋根板6の室外側端部6dを
係止させてビート25により固定しかつ水密性を確保す
るものについて、上屋根2を取付ける例を示している。
図6(B)の例は、上枠10に設けた凹状係止部10c
に下屋根1の係止片6eを係止させると共に、該凹状部
10cに上屋根2の屋根板13の先端の係止片13eを
係止させたものである。図7(A)の例は、出窓本体で
かつ下屋根1の一部を構成する上枠10の屋外側に形成
した係止部10dに下屋根1の屋根板6の室外側端部6
fを係止させると共に、同じ係止部10dに上屋根2の
屋根板13の係止片13fを係止させ、シーリング材2
6により固定し、かつシールしたものである。また、図
7(B)の例は、出窓本体のサッシ上枠としての機能を
持ちかつ下屋根1の一部を構成する上枠10の上端に上
屋根2用の取付け金具27を取付け、該取付け金具27
のねじ孔にねじ込むねじ等の固定具29によって、上屋
根2の屋根板13を固定したものである。この例におい
て、取付金具27を使わずに、サッシ上枠としての機能
を持つ部分に、直に上屋根2の屋根板13を固定するこ
ともできる。また、上枠10が、サッシ上枠として機能
する部分と、下屋根の前面を構成する部分とが別体であ
る場合においては、そのいずれか一方に上屋根2の屋根
板13を固定することもできる。図8は本発明の他の実
施の形態であり、前記上屋根2は下屋根1と別体をな
し、既設の出窓屋根の上面に別体の上屋根2を積層し、
上屋根2の屋根板13の室内側フィン13gを外装材3
0を貫通する固定具31により躯体21に固定してシー
リング材32によりシールしたものである。このよう
に、上屋根2を外装材30の外に付ける構造にすれば、
既設の出窓に上屋根2を取付ける場合、外装材20を剥
離する必要がなく、後付け作業が容易となる。以上本発
明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場
合、上屋根2の屋根板13上に、さらに前記制振材、あ
るいは鉛のような大きな質量を持った材料でなる遮音材
を添設することによってさらに雨音を低減させることが
できる。また、上記実施例においては、下屋根1の上面
の屋根板は鋼鈑としたが、その材質として、アルミニウ
ムのような他の金属、その他、木材、樹脂材等を使用す
ることもできる。また、下屋根1、上屋根2、発泡材1
1、屋根板6、13、制振材14、吸音材15等の具体
的形状、構造、材質等については上記例に限らず、種々
に変更できる。
態を示す斜視図である。図1において、1は下屋根、2
は上屋根、3は地板部、4は前面窓部、5は袖窓部であ
る。図2は下屋根1と上屋根2とからなる屋根部を示す
縦断面図である。図2において、下屋根1は、鋼板でな
る下屋根の屋根板6と、鋼板でなる室内側部材7と、天
井板9と、出窓の前窓部4や袖窓部5等の枠となる出窓
本体を構成するアルミニウム合金製押出形材でなる上枠
10と、これらの中に囲まれた空間内に充填された硬質
発泡ウレタン樹脂等でなる発泡材11とからなる。発泡
材11は、硬質樹脂製発泡材とすることにより、下屋根
1に構造部材としての強度を持たせると共に、吸音材と
しての機能も有する。下屋根1の屋根板6の室外側の面
の下端は、前記上枠10に形成した係止部10aに折曲
部6aを係止させて結合される。本実施の形態の上屋根
2は、下屋根1と別体に製作されて後付け可能に構成し
たものであり、上屋根2の屋根板13は鋼板からなり、
下面にゴム系、アスファルト系等の減衰係数を持つ材料
製の制振材14を貼り付け、さらに軟質ウレタン樹脂製
発泡材あるいはスチロール樹脂製発泡材、ガラスウール
のような多孔質材料、テックスや木毛セメントのような
板状材料、布切等の吸音材15をその下に貼り付けてな
る。前記制振材14、吸音材15の一方のみを用いるこ
とができる。また、これらの双方または一方と同時に、
またはこれらの代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったア
スファルト板のように質量の大きい遮音材を用いること
もできる。屋根板13の下面には屋根板13の垂れ下が
りを防止する硬質樹脂製発泡材でなるスペーサ16が貼
り付けられる。該上屋根2は、図3(A)に示すよう
に、前記下屋根1の室内側フィン6bにリベット等の固
定具17により結合された前記室内側面材7に、取付け
板18を、ねじなど固定具19により結合し、屋根板1
3の室内側フィン13aの上端に設けた折曲部13bを
前記取付け板18の上端に係止させ、釘やねじ等の固定
具20により躯体21に固定している。また、図3
(B)に示すように、上屋根2の屋根板13の室外側の
面13cは、前記下屋根1の屋根板6の室外側の面6c
を覆い、室外側の面13cの下端に形成した折曲部13
dを、前記折曲部6aに重ねて係止することにより固定
している。この構造の上屋根2は、室外側の端部の折曲
部13dを上枠10の係止部10aに下屋根1の折曲部
6aを介して係止させ、また、取付け板18の上端に室
内側フィン13aの上端の折曲部13bを掛けてフィン
13aを固定具20により躯体21に固定することで簡
単に取付けることができる。図4は本発明の他の実施の
形態を示す断面図であり、本実施の形態においては、上
屋根2Aを、その室内外面、上下面を構成する部材1
3、23内に構造部材としての発泡材11を充填して強
度を持たせ、上屋根の上面の屋根板13は鋼鈑により形
成してなる。また、下屋根1Aは、屋根板6との間で離
間させて設けられた板状部材(本例では天井板)9を有
し、板状部材9と下屋根の屋根板6との間に、制振材1
4および吸音材15を介在させたものである。制振材1
4および吸音材15の双方または一方と同時に、または
これらの代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったアスファ
ルト板のように質量の大きい遮音材を用いることもでき
る。図5は前記図2、図3に示した屋根の雨音低減効果
を比較して示す図であり、従来例は上屋根2、2Aの無
い屋根について、一定の降雨試験条件における雨音レベ
ルを各周波数について室内側で測定した結果を示す。本
発明についての測定は、前記図1〜図3に示した実施の
形態について音圧レベルを室内側で測定した結果を示
す。図1〜図3に示すような上屋根2の屋根板13と下
屋根1の屋根板6との間に制振材14と発泡材としての
吸音材15を設けた場合には、1kHzにおいて約25
デシベル程度の大幅な低減効果が得られる。また、単に
制振材14のみあるいは吸音材15のいずれか一方のみ
を設けた場合であっても、雨音の低減効果が得られるこ
とを確認している。本発明は、上屋根2を下屋根1を工
場において予め一体に構成したものであってもよいが、
本実施の形態のように、上屋根2を別体に構成し、これ
により上屋根2を後付け可能とすることにより、既設の
出窓の屋根に雨音の遮音処理を施すことが可能となる。
また、上屋根2が下屋根1と別体にすることにより、上
屋根の振動が下屋根に伝わりにくくなり、雨音遮音効果
が助長される。また、前記上屋根2の屋根板13は下屋
根1の屋根板6の室外側の面を覆うように延出させるこ
とにより、屋根を2重にしたことが外部から見えず、外
観が向上する。また、前記実施の形態においては、前記
上屋根2と前記下屋根1の見込み寸法はほぼ同じであ
り、また、前記下屋根1の室内側のフィンに前記上屋根
2の室内側を固定し、前記上屋根2の室外側端部を、出
窓本体のサッシ上枠10の係止部10aに固定すること
により、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
なお、上屋根2の屋根板13の室外側端部の固定構造と
しては、図6(A)に示すように、上屋根2の室外側端
部を、下屋根1の室外側の面に固定具24により固定す
る構造としてもよい。図6(A)の例では、出窓本体を
構成しかつ下屋根1の一部を構成する上枠10の上端の
係止部10bに下屋根1の屋根板6の室外側端部6dを
係止させてビート25により固定しかつ水密性を確保す
るものについて、上屋根2を取付ける例を示している。
図6(B)の例は、上枠10に設けた凹状係止部10c
に下屋根1の係止片6eを係止させると共に、該凹状部
10cに上屋根2の屋根板13の先端の係止片13eを
係止させたものである。図7(A)の例は、出窓本体で
かつ下屋根1の一部を構成する上枠10の屋外側に形成
した係止部10dに下屋根1の屋根板6の室外側端部6
fを係止させると共に、同じ係止部10dに上屋根2の
屋根板13の係止片13fを係止させ、シーリング材2
6により固定し、かつシールしたものである。また、図
7(B)の例は、出窓本体のサッシ上枠としての機能を
持ちかつ下屋根1の一部を構成する上枠10の上端に上
屋根2用の取付け金具27を取付け、該取付け金具27
のねじ孔にねじ込むねじ等の固定具29によって、上屋
根2の屋根板13を固定したものである。この例におい
て、取付金具27を使わずに、サッシ上枠としての機能
を持つ部分に、直に上屋根2の屋根板13を固定するこ
ともできる。また、上枠10が、サッシ上枠として機能
する部分と、下屋根の前面を構成する部分とが別体であ
る場合においては、そのいずれか一方に上屋根2の屋根
板13を固定することもできる。図8は本発明の他の実
施の形態であり、前記上屋根2は下屋根1と別体をな
し、既設の出窓屋根の上面に別体の上屋根2を積層し、
上屋根2の屋根板13の室内側フィン13gを外装材3
0を貫通する固定具31により躯体21に固定してシー
リング材32によりシールしたものである。このよう
に、上屋根2を外装材30の外に付ける構造にすれば、
既設の出窓に上屋根2を取付ける場合、外装材20を剥
離する必要がなく、後付け作業が容易となる。以上本発
明を実施の形態により説明したが、本発明を実施する場
合、上屋根2の屋根板13上に、さらに前記制振材、あ
るいは鉛のような大きな質量を持った材料でなる遮音材
を添設することによってさらに雨音を低減させることが
できる。また、上記実施例においては、下屋根1の上面
の屋根板は鋼鈑としたが、その材質として、アルミニウ
ムのような他の金属、その他、木材、樹脂材等を使用す
ることもできる。また、下屋根1、上屋根2、発泡材1
1、屋根板6、13、制振材14、吸音材15等の具体
的形状、構造、材質等については上記例に限らず、種々
に変更できる。
【発明の効果】請求項1によれば、出窓の屋根を下屋根
と上屋根の2層構造とし、前記下屋根は、その室内外
面、上下面を構成ずる部材内に構造部材としての発泡材
を充填して強度を持たせ、前記上屋根は、前記下屋根と
の間で離間させて設けられた鋼板製の屋根板を有し、該
屋根板と下屋根との間に制振材および吸音材の少なくと
もいずれかを介在させたので、下屋根内の充填発泡材が
強度部材として作用するのみならず、吸音材としても作
用する上、上屋根の屋根板と下屋根との間の制振材およ
び吸音材の少なくともいずれかにより低減されるので、
従来より雨音の遮音効果の高い出窓が得られる。請求項
2によれば、出窓の屋根を下屋根と上屋根の2層構造と
し、前記上屋根は、その室内外面、上下面を構成する部
材内に構造部材としての発泡材を充填して強度を持た
せ、少なくとも該上屋根の上面の屋根板は鋼鈑により形
成してなり、前記下屋根は、前記下屋根との間で離間さ
せて設けられた板状部材を有し、該板状部材と下屋根と
の間に、制振材および吸音材の少なくともいずれかを介
在させたので、請求項1と同様の効果が得られる。請求
項3によれば、請求項1または2において、前記上屋根
は下屋根と別体をなし、上屋根を下屋根に取付けたの
で、上屋根の振動が下屋根に伝わりにくくなり、雨音低
減効果が助長される。請求項4によれば、請求項1から
3までのいずれかにおいて、前記上屋根の屋根板は下屋
根の屋根板の室外側先端または室外側の面を覆うように
延出させたので、屋根を2重にしたことが外部から見え
ず、外観が向上する。請求項5によれば、請求項1から
4までのいずれかにおいて、前記上屋根と前記下屋根の
見込み寸法はほぼ同じであり、前記下屋根の屋根板の室
内側フィンに前記上屋根の室内側を固定し、前記上屋根
の室外側端部を、下屋根の上面の下屋根板取付け部、出
窓本体のサッシ上枠の係止部、あるいは下屋根の室外側
の辺に設けた取付け部材に固定するか、または前記上屋
根の室外側端部を下屋根の室外側の面に固定具により固
定したので、上屋根の下屋根に対する取付けが容易とな
る。請求項6によれば、請求項1または2において、前
記上屋根は下屋根と別体をなし、既設の出窓屋根の上面
に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側フィンを外装
材を貫通する固定具により躯体に固定してシールしたの
で、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外装材を剥離
する必要がなく、取付けが容易となる。
と上屋根の2層構造とし、前記下屋根は、その室内外
面、上下面を構成ずる部材内に構造部材としての発泡材
を充填して強度を持たせ、前記上屋根は、前記下屋根と
の間で離間させて設けられた鋼板製の屋根板を有し、該
屋根板と下屋根との間に制振材および吸音材の少なくと
もいずれかを介在させたので、下屋根内の充填発泡材が
強度部材として作用するのみならず、吸音材としても作
用する上、上屋根の屋根板と下屋根との間の制振材およ
び吸音材の少なくともいずれかにより低減されるので、
従来より雨音の遮音効果の高い出窓が得られる。請求項
2によれば、出窓の屋根を下屋根と上屋根の2層構造と
し、前記上屋根は、その室内外面、上下面を構成する部
材内に構造部材としての発泡材を充填して強度を持た
せ、少なくとも該上屋根の上面の屋根板は鋼鈑により形
成してなり、前記下屋根は、前記下屋根との間で離間さ
せて設けられた板状部材を有し、該板状部材と下屋根と
の間に、制振材および吸音材の少なくともいずれかを介
在させたので、請求項1と同様の効果が得られる。請求
項3によれば、請求項1または2において、前記上屋根
は下屋根と別体をなし、上屋根を下屋根に取付けたの
で、上屋根の振動が下屋根に伝わりにくくなり、雨音低
減効果が助長される。請求項4によれば、請求項1から
3までのいずれかにおいて、前記上屋根の屋根板は下屋
根の屋根板の室外側先端または室外側の面を覆うように
延出させたので、屋根を2重にしたことが外部から見え
ず、外観が向上する。請求項5によれば、請求項1から
4までのいずれかにおいて、前記上屋根と前記下屋根の
見込み寸法はほぼ同じであり、前記下屋根の屋根板の室
内側フィンに前記上屋根の室内側を固定し、前記上屋根
の室外側端部を、下屋根の上面の下屋根板取付け部、出
窓本体のサッシ上枠の係止部、あるいは下屋根の室外側
の辺に設けた取付け部材に固定するか、または前記上屋
根の室外側端部を下屋根の室外側の面に固定具により固
定したので、上屋根の下屋根に対する取付けが容易とな
る。請求項6によれば、請求項1または2において、前
記上屋根は下屋根と別体をなし、既設の出窓屋根の上面
に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側フィンを外装
材を貫通する固定具により躯体に固定してシールしたの
で、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外装材を剥離
する必要がなく、取付けが容易となる。
【図1】本発明による出窓の一実施の形態を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1の出窓の屋根を示す縦断面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ図2の上屋根の室内
側端部、室外側端部の下屋根に対する取付け構造を示す
側面図である。
側端部、室外側端部の下屋根に対する取付け構造を示す
側面図である。
【図4】本発明の出窓の屋根の他の実施の形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明による出窓の屋根と従来例の雨音レベル
を種々の周波数について示す折れ線グラフである。
を種々の周波数について示す折れ線グラフである。
【図6】(A)、(B)は本発明における上屋根の屋根
板の下屋根に対する室外側の固定構造をそれぞれ示す側
面図である。
板の下屋根に対する室外側の固定構造をそれぞれ示す側
面図である。
【図7】(A)、(B)は本発明における上屋根の屋根
板の下屋根に対する室外側の固定構造の他の例をそれぞ
れ示す側面図である。
板の下屋根に対する室外側の固定構造の他の例をそれぞ
れ示す側面図である。
【図8】本発明の出窓の屋根の他の実施の形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
1、1A:下屋根、2、2A:上屋根、3:地板部、
4:前面窓部、5:袖窓部、6:屋根板、7:室内側面
材、9:天井板、10:上枠、11:発泡材、13:屋
根板、14:制振材、15:吸音材、16スペーサ、1
7:固定具、18:取付け板、19、20:固定具、2
1:躯体、24:固定具、25:ビート、26:シーリ
ング材、27:取付け金具、29:固定具、30:外装
材、31:固定具、32:シーリング材
4:前面窓部、5:袖窓部、6:屋根板、7:室内側面
材、9:天井板、10:上枠、11:発泡材、13:屋
根板、14:制振材、15:吸音材、16スペーサ、1
7:固定具、18:取付け板、19、20:固定具、2
1:躯体、24:固定具、25:ビート、26:シーリ
ング材、27:取付け金具、29:固定具、30:外装
材、31:固定具、32:シーリング材
【手続補正書】
【提出日】平成11年2月1日(1999.2.1)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 出窓
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、出窓に係わり、特
に雨音の低減を図った屋根の構造に関する。
に雨音の低減を図った屋根の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平10−88916号公報には、出
窓の屋根の雨音のレベルを低減するため、出窓屋根を中
屋根とシャッターボックスとの2重構造としたものがあ
る。
窓の屋根の雨音のレベルを低減するため、出窓屋根を中
屋根とシャッターボックスとの2重構造としたものがあ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】出窓の屋根については
更なる雨音の遮音効果が得られる構成のものが求められ
ている。
更なる雨音の遮音効果が得られる構成のものが求められ
ている。
【0004】本発明は、このような要望に応え、出窓の
屋根の雨音の遮音効果をより高めることができる構成の
出窓を提供することを目的とする。
屋根の雨音の遮音効果をより高めることができる構成の
出窓を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の出窓は、出窓
の屋根を下屋根と上屋根の2層構造とし、前記下屋根
は、その室内外面、上下面を構成する部材内に構造部材
としての発泡材を充填して強度を持たせ、前記上屋根
は、前記下屋根との間で離間させて設けられた鋼板製の
屋根板を有し、該屋根板と下屋根との間に、制振材、吸
音材および遮音材の少なくともいずれかを介在させたこ
とを特徴とする出窓。
の屋根を下屋根と上屋根の2層構造とし、前記下屋根
は、その室内外面、上下面を構成する部材内に構造部材
としての発泡材を充填して強度を持たせ、前記上屋根
は、前記下屋根との間で離間させて設けられた鋼板製の
屋根板を有し、該屋根板と下屋根との間に、制振材、吸
音材および遮音材の少なくともいずれかを介在させたこ
とを特徴とする出窓。
【0006】請求項2の出窓は、出窓の屋根を下屋根と
上屋根の2層構造とし、前記上屋根は、その室内外面、
上下面を構成する部材内に構造部材としての発泡材を充
填して強度を持たせ、少なくとも該上屋根の上面の屋根
板は鋼鈑により形成してなり、前記下屋根は、前記下屋
根の屋根板との間で離間させて設けられた板状部材を有
し、該板状部材と下屋根の屋根板との間に、制振材、吸
音材および遮音材の少なくともいずれかを介在させたこ
とを特徴とする。
上屋根の2層構造とし、前記上屋根は、その室内外面、
上下面を構成する部材内に構造部材としての発泡材を充
填して強度を持たせ、少なくとも該上屋根の上面の屋根
板は鋼鈑により形成してなり、前記下屋根は、前記下屋
根の屋根板との間で離間させて設けられた板状部材を有
し、該板状部材と下屋根の屋根板との間に、制振材、吸
音材および遮音材の少なくともいずれかを介在させたこ
とを特徴とする。
【0007】請求項1、2の構成とすれば、下屋根また
は上屋根材内の充填発泡材が強度部材として作用するの
みならず、吸音材としても作用する上、上屋根の屋根板
と下屋根との間、または下屋根とその下の板状部材との
間の制振材、吸音材および遮音材の少なくともいずれか
により低減されるので、雨音の低減効果がより高められ
る。
は上屋根材内の充填発泡材が強度部材として作用するの
みならず、吸音材としても作用する上、上屋根の屋根板
と下屋根との間、または下屋根とその下の板状部材との
間の制振材、吸音材および遮音材の少なくともいずれか
により低減されるので、雨音の低減効果がより高められ
る。
【0008】請求項3の出窓は、請求項1または2にお
いて、前記上屋根は下屋根と別体をなし、上屋根を下屋
根に取付けたことを特徴とする。
いて、前記上屋根は下屋根と別体をなし、上屋根を下屋
根に取付けたことを特徴とする。
【0009】このように、上屋根が下屋根とを別体とす
ることにより、上屋根の振動が下屋根に伝わりにくくな
り、雨音低減効果が助長される。
ることにより、上屋根の振動が下屋根に伝わりにくくな
り、雨音低減効果が助長される。
【0010】請求項4の出窓は、請求項1から3までの
いずれかにおいて、前記上屋根の屋根板の室外側を、下
屋根の屋根板の室外側先端または室外側の面を覆うよう
に延出させたことを特徴とする。
いずれかにおいて、前記上屋根の屋根板の室外側を、下
屋根の屋根板の室外側先端または室外側の面を覆うよう
に延出させたことを特徴とする。
【0011】このように、上屋根の屋根板によって下屋
根を覆うことにより、屋根を2重にしたことが外部から
見えず、外観が向上する。
根を覆うことにより、屋根を2重にしたことが外部から
見えず、外観が向上する。
【0012】請求項5の出窓は、請求項1から4までの
いずれかにおいて、前記上屋根と前記下屋根の見込み寸
法はほぼ同じであり、前記下屋根の屋根板の室内側フィ
ンに前記上屋根の室内側を固定し、前記上屋根の室外側
端部を、下屋根の上面または前面の下屋根板取付け部、
出窓本体のサッシ上枠の係止部、あるいは下屋根の室外
側の辺に設けた取付け部材に固定するか、または前記上
屋根の室外側端部を下屋根の室外側の面に固定具により
固定したことを特徴とする。
いずれかにおいて、前記上屋根と前記下屋根の見込み寸
法はほぼ同じであり、前記下屋根の屋根板の室内側フィ
ンに前記上屋根の室内側を固定し、前記上屋根の室外側
端部を、下屋根の上面または前面の下屋根板取付け部、
出窓本体のサッシ上枠の係止部、あるいは下屋根の室外
側の辺に設けた取付け部材に固定するか、または前記上
屋根の室外側端部を下屋根の室外側の面に固定具により
固定したことを特徴とする。
【0013】このような上屋根の取付け構造とすること
により、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
により、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
【0014】請求項6の出窓は、請求項1または2にお
いて、前記上屋根は前記下屋根と別体をなし、既設の出
窓屋根の上面に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側
フィンを外装材を貫通する固定具により躯体に固定して
シールしたことを特徴とする。
いて、前記上屋根は前記下屋根と別体をなし、既設の出
窓屋根の上面に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側
フィンを外装材を貫通する固定具により躯体に固定して
シールしたことを特徴とする。
【0015】このように、上屋根を外装材の外に付ける
構造にすれば、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外
装材を剥離する必要がない。
構造にすれば、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外
装材を剥離する必要がない。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明の出窓の一実施の形
態を示す斜視図である。図1において、1は下屋根、2
は上屋根、3は地板部、4は前面窓部、5は袖窓部であ
る。
態を示す斜視図である。図1において、1は下屋根、2
は上屋根、3は地板部、4は前面窓部、5は袖窓部であ
る。
【0017】図2は下屋根1と上屋根2とからなる屋根
部を示す縦断面図である。図2において、下屋根1は、
鋼板でなる下屋根の屋根板6と、鋼板でなる室内側部材
7と、天井板9と、出窓の前窓部4や袖窓部5等の枠と
なる出窓本体を構成するアルミニウム合金製押出形材で
なる上枠10と、これらの中に囲まれた空間内に充填さ
れた硬質発泡ウレタン樹脂等でなる発泡材11とからな
る。発泡材11は、硬質樹脂製発泡材とすることによ
り、下屋根1に構造部材としての強度を持たせると共
に、吸音材としての機能も有する。下屋根1の屋根板6
の室外側の面の下端は、前記上枠10に形成した係止部
10aに折曲部6aを係止させて結合される。
部を示す縦断面図である。図2において、下屋根1は、
鋼板でなる下屋根の屋根板6と、鋼板でなる室内側部材
7と、天井板9と、出窓の前窓部4や袖窓部5等の枠と
なる出窓本体を構成するアルミニウム合金製押出形材で
なる上枠10と、これらの中に囲まれた空間内に充填さ
れた硬質発泡ウレタン樹脂等でなる発泡材11とからな
る。発泡材11は、硬質樹脂製発泡材とすることによ
り、下屋根1に構造部材としての強度を持たせると共
に、吸音材としての機能も有する。下屋根1の屋根板6
の室外側の面の下端は、前記上枠10に形成した係止部
10aに折曲部6aを係止させて結合される。
【0018】本実施の形態の上屋根2は、下屋根1と別
体に製作されて後付け可能に構成したものであり、上屋
根2の屋根板13は鋼板からなり、下面にゴム系、アス
ファルト系等の減衰係数を持つ材料製の制振材14を貼
り付け、さらに軟質ウレタン樹脂製発泡材あるいはスチ
ロール樹脂製発泡材、ガラスウールのような多孔質材
料、テックスや木毛セメントのような板状材料、布切等
の吸音材15をその下に貼り付けてなる。前記制振材1
4、吸音材15の一方のみを用いることができる。ま
た、これらの双方または一方と同時に、またはこれらの
代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったアスファルト板の
ように質量の大きい遮音材を用いることもできる。屋根
板13の下面には屋根板13の垂れ下がりを防止する硬
質樹脂製発泡材でなるスペーサ16が貼り付けられる。
体に製作されて後付け可能に構成したものであり、上屋
根2の屋根板13は鋼板からなり、下面にゴム系、アス
ファルト系等の減衰係数を持つ材料製の制振材14を貼
り付け、さらに軟質ウレタン樹脂製発泡材あるいはスチ
ロール樹脂製発泡材、ガラスウールのような多孔質材
料、テックスや木毛セメントのような板状材料、布切等
の吸音材15をその下に貼り付けてなる。前記制振材1
4、吸音材15の一方のみを用いることができる。ま
た、これらの双方または一方と同時に、またはこれらの
代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったアスファルト板の
ように質量の大きい遮音材を用いることもできる。屋根
板13の下面には屋根板13の垂れ下がりを防止する硬
質樹脂製発泡材でなるスペーサ16が貼り付けられる。
【0019】該上屋根2は、図3(A)に示すように、
前記下屋根1の室内側フィン6bにリベット等の固定具
17により結合された前記室内側面材7に、取付け板1
8を、ねじなど固定具19により結合し、屋根板13の
室内側フィン13aの上端に設けた折曲部13bを前記
取付け板18の上端に係止させ、釘やねじ等の固定具2
0により躯体21に固定している。
前記下屋根1の室内側フィン6bにリベット等の固定具
17により結合された前記室内側面材7に、取付け板1
8を、ねじなど固定具19により結合し、屋根板13の
室内側フィン13aの上端に設けた折曲部13bを前記
取付け板18の上端に係止させ、釘やねじ等の固定具2
0により躯体21に固定している。
【0020】また、図3(B)に示すように、上屋根2
の屋根板13の室外側の面13cは、前記下屋根1の屋
根板6の室外側の面6cを覆い、室外側の面13cの下
端に形成した折曲部13dを、前記折曲部6aに重ねて
係止することにより固定している。この構造の上屋根2
は、室外側の端部の折曲部13dを上枠10の係止部1
0aに下屋根1の折曲部6aを介して係止させ、また、
取付け板18の上端に室内側フィン13aの上端の折曲
部13bを掛けてフィン13aを固定具20により躯体
21に固定することで簡単に取付けることができる。
の屋根板13の室外側の面13cは、前記下屋根1の屋
根板6の室外側の面6cを覆い、室外側の面13cの下
端に形成した折曲部13dを、前記折曲部6aに重ねて
係止することにより固定している。この構造の上屋根2
は、室外側の端部の折曲部13dを上枠10の係止部1
0aに下屋根1の折曲部6aを介して係止させ、また、
取付け板18の上端に室内側フィン13aの上端の折曲
部13bを掛けてフィン13aを固定具20により躯体
21に固定することで簡単に取付けることができる。
【0021】図4は本発明の他の実施の形態を示す断面
図であり、本実施の形態においては、上屋根2Aを、そ
の室内外面、上下面を構成する部材13、23内に構造
部材としての発泡材11を充填して強度を持たせ、上屋
根の上面の屋根板13は鋼鈑により形成してなる。
図であり、本実施の形態においては、上屋根2Aを、そ
の室内外面、上下面を構成する部材13、23内に構造
部材としての発泡材11を充填して強度を持たせ、上屋
根の上面の屋根板13は鋼鈑により形成してなる。
【0022】また、下屋根1Aは、屋根板6との間で離
間させて設けられた板状部材(本例では天井板)9を有
し、板状部材9と下屋根の屋根板6との間に、制振材1
4および吸音材15を介在させたものである。制振材1
4および吸音材15の双方または一方と同時に、または
これらの代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったアスファ
ルト板のように質量の大きい遮音材を用いることもでき
る。
間させて設けられた板状部材(本例では天井板)9を有
し、板状部材9と下屋根の屋根板6との間に、制振材1
4および吸音材15を介在させたものである。制振材1
4および吸音材15の双方または一方と同時に、または
これらの代わりに、鉛板や所定の厚さを持ったアスファ
ルト板のように質量の大きい遮音材を用いることもでき
る。
【0023】図5は前記図2、図3に示した屋根の雨音
低減効果を比較して示す図であり、従来例は上屋根2、
2Aの無い屋根について、一定の降雨試験条件における
雨音レベルを各周波数について室内側で測定した結果を
示す。本発明についての測定は、前記図1〜図3に示し
た実施の形態について音圧レベルを室内側で測定した結
果を示す。図1〜図3に示すような上屋根2の屋根板1
3と下屋根1の屋根板6との間に制振材14と発泡材と
しての吸音材15を設けた場合には、1kHzにおいて
約25デシベル程度の大幅な低減効果が得られる。ま
た、単に制振材14のみあるいは吸音材15のいずれか
一方のみを設けた場合であっても、雨音の低減効果が得
られることを確認している。
低減効果を比較して示す図であり、従来例は上屋根2、
2Aの無い屋根について、一定の降雨試験条件における
雨音レベルを各周波数について室内側で測定した結果を
示す。本発明についての測定は、前記図1〜図3に示し
た実施の形態について音圧レベルを室内側で測定した結
果を示す。図1〜図3に示すような上屋根2の屋根板1
3と下屋根1の屋根板6との間に制振材14と発泡材と
しての吸音材15を設けた場合には、1kHzにおいて
約25デシベル程度の大幅な低減効果が得られる。ま
た、単に制振材14のみあるいは吸音材15のいずれか
一方のみを設けた場合であっても、雨音の低減効果が得
られることを確認している。
【0024】本発明は、上屋根2を下屋根1を工場にお
いて予め一体に構成したものであってもよいが、本実施
の形態のように、上屋根2を別体に構成し、これにより
上屋根2を後付け可能とすることにより、既設の出窓の
屋根に雨音の遮音処理を施すことが可能となる。また、
上屋根2が下屋根1と別体にすることにより、上屋根の
振動が下屋根に伝わりにくくなり、雨音遮音効果が助長
される。
いて予め一体に構成したものであってもよいが、本実施
の形態のように、上屋根2を別体に構成し、これにより
上屋根2を後付け可能とすることにより、既設の出窓の
屋根に雨音の遮音処理を施すことが可能となる。また、
上屋根2が下屋根1と別体にすることにより、上屋根の
振動が下屋根に伝わりにくくなり、雨音遮音効果が助長
される。
【0025】また、前記上屋根2の屋根板13は下屋根
1の屋根板6の室外側の面を覆うように延出させること
により、屋根を2重にしたことが外部から見えず、外観
が向上する。
1の屋根板6の室外側の面を覆うように延出させること
により、屋根を2重にしたことが外部から見えず、外観
が向上する。
【0026】また、前記実施の形態においては、前記上
屋根2と前記下屋根1の見込み寸法はほぼ同じであり、
また、前記下屋根1の室内側のフィンに前記上屋根2の
室内側を固定し、前記上屋根2の室外側端部を、出窓本
体のサッシ上枠10の係止部10aに固定することによ
り、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
屋根2と前記下屋根1の見込み寸法はほぼ同じであり、
また、前記下屋根1の室内側のフィンに前記上屋根2の
室内側を固定し、前記上屋根2の室外側端部を、出窓本
体のサッシ上枠10の係止部10aに固定することによ
り、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
【0027】なお、上屋根2の屋根板13の室外側端部
の固定構造としては、図6(A)に示すように、上屋根
2の室外側端部を、下屋根1の室外側の面に固定具24
により固定する構造としてもよい。図6(A)の例で
は、出窓本体を構成しかつ下屋根1の一部を構成する上
枠10の上端の係止部10bに下屋根1の屋根板6の室
外側端部6dを係止させてビート25により固定しかつ
水密性を確保するものについて、上屋根2を取付ける例
を示している。
の固定構造としては、図6(A)に示すように、上屋根
2の室外側端部を、下屋根1の室外側の面に固定具24
により固定する構造としてもよい。図6(A)の例で
は、出窓本体を構成しかつ下屋根1の一部を構成する上
枠10の上端の係止部10bに下屋根1の屋根板6の室
外側端部6dを係止させてビート25により固定しかつ
水密性を確保するものについて、上屋根2を取付ける例
を示している。
【0028】図6(B)の例は、上枠10に設けた凹状
係止部10cに下屋根1の係止片6eを係止させると共
に、該凹状部10cに上屋根2の屋根板13の先端の係
止片13eを係止させたものである。
係止部10cに下屋根1の係止片6eを係止させると共
に、該凹状部10cに上屋根2の屋根板13の先端の係
止片13eを係止させたものである。
【0029】図7(A)の例は、出窓本体でかつ下屋根
1の一部を構成する上枠10の屋外側に形成した係止部
10dに下屋根1の屋根板6の室外側端部6fを係止さ
せると共に、同じ係止部10dに上屋根2の屋根板13
の係止片13fを係止させ、シーリング材26により固
定し、かつシールしたものである。
1の一部を構成する上枠10の屋外側に形成した係止部
10dに下屋根1の屋根板6の室外側端部6fを係止さ
せると共に、同じ係止部10dに上屋根2の屋根板13
の係止片13fを係止させ、シーリング材26により固
定し、かつシールしたものである。
【0030】また、図7(B)の例は、出窓本体のサッ
シ上枠としての機能を持ちかつ下屋根1の一部を構成す
る上枠10の上端に上屋根2用の取付け金具27を取付
け、該取付け金具27のねじ孔にねじ込むねじ等の固定
具29によって、上屋根2の屋根板13を固定したもの
である。
シ上枠としての機能を持ちかつ下屋根1の一部を構成す
る上枠10の上端に上屋根2用の取付け金具27を取付
け、該取付け金具27のねじ孔にねじ込むねじ等の固定
具29によって、上屋根2の屋根板13を固定したもの
である。
【0031】この例において、取付金具27を使わず
に、サッシ上枠としての機能を持つ部分に、直に上屋根
2の屋根板13を固定することもできる。また、上枠1
0が、サッシ上枠として機能する部分と、下屋根の前面
を構成する部分とが別体である場合においては、そのい
ずれか一方に上屋根2の屋根板13を固定することもで
きる。
に、サッシ上枠としての機能を持つ部分に、直に上屋根
2の屋根板13を固定することもできる。また、上枠1
0が、サッシ上枠として機能する部分と、下屋根の前面
を構成する部分とが別体である場合においては、そのい
ずれか一方に上屋根2の屋根板13を固定することもで
きる。
【0032】図8は本発明の他の実施の形態であり、前
記上屋根2は下屋根1と別体をなし、既設の出窓屋根の
上面に別体の上屋根2を積層し、上屋根2の屋根板13
の室内側フィン13gを外装材30を貫通する固定具3
1により躯体21に固定してシーリング材32によりシ
ールしたものである。
記上屋根2は下屋根1と別体をなし、既設の出窓屋根の
上面に別体の上屋根2を積層し、上屋根2の屋根板13
の室内側フィン13gを外装材30を貫通する固定具3
1により躯体21に固定してシーリング材32によりシ
ールしたものである。
【0033】このように、上屋根2を外装材30の外に
付ける構造にすれば、既設の出窓に上屋根2を取付ける
場合、外装材20を剥離する必要がなく、後付け作業が
容易となる。
付ける構造にすれば、既設の出窓に上屋根2を取付ける
場合、外装材20を剥離する必要がなく、後付け作業が
容易となる。
【0034】以上本発明を実施の形態により説明した
が、本発明を実施する場合、上屋根2の屋根板13上
に、さらに前記制振材、あるいは鉛のような大きな質量
を持った材料でなる遮音材を添設することによってさら
に雨音を低減させることができる。また、上記実施例に
おいては、下屋根1の上面の屋根板は鋼鈑としたが、そ
の材質として、アルミニウムのような他の金属、その
他、木材、樹脂材等を使用することもできる。また、下
屋根1、上屋根2、発泡材11、屋根板6、13、制振
材14、吸音材15等の具体的形状、構造、材質等につ
いては上記例に限らず、種々に変更できる。
が、本発明を実施する場合、上屋根2の屋根板13上
に、さらに前記制振材、あるいは鉛のような大きな質量
を持った材料でなる遮音材を添設することによってさら
に雨音を低減させることができる。また、上記実施例に
おいては、下屋根1の上面の屋根板は鋼鈑としたが、そ
の材質として、アルミニウムのような他の金属、その
他、木材、樹脂材等を使用することもできる。また、下
屋根1、上屋根2、発泡材11、屋根板6、13、制振
材14、吸音材15等の具体的形状、構造、材質等につ
いては上記例に限らず、種々に変更できる。
【0035】
【発明の効果】請求項1によれば、出窓の屋根を下屋根
と上屋根の2層構造とし、前記下屋根は、その室内外
面、上下面を構成ずる部材内に構造部材としての発泡材
を充填して強度を持たせ、前記上屋根は、前記下屋根と
の間で離間させて設けられた鋼板製の屋根板を有し、該
屋根板と下屋根との間に制振材および吸音材の少なくと
もいずれかを介在させたので、下屋根内の充填発泡材が
強度部材として作用するのみならず、吸音材としても作
用する上、上屋根の屋根板と下屋根との間の制振材およ
び吸音材の少なくともいずれかにより低減されるので、
従来より雨音の遮音効果の高い出窓が得られる。
と上屋根の2層構造とし、前記下屋根は、その室内外
面、上下面を構成ずる部材内に構造部材としての発泡材
を充填して強度を持たせ、前記上屋根は、前記下屋根と
の間で離間させて設けられた鋼板製の屋根板を有し、該
屋根板と下屋根との間に制振材および吸音材の少なくと
もいずれかを介在させたので、下屋根内の充填発泡材が
強度部材として作用するのみならず、吸音材としても作
用する上、上屋根の屋根板と下屋根との間の制振材およ
び吸音材の少なくともいずれかにより低減されるので、
従来より雨音の遮音効果の高い出窓が得られる。
【0036】請求項2によれば、出窓の屋根を下屋根と
上屋根の2層構造とし、前記上屋根は、その室内外面、
上下面を構成する部材内に構造部材としての発泡材を充
填して強度を持たせ、少なくとも該上屋根の上面の屋根
板は鋼鈑により形成してなり、前記下屋根は、前記下屋
根との間で離間させて設けられた板状部材を有し、該板
状部材と下屋根との間に、制振材および吸音材の少なく
ともいずれかを介在させたので、請求項1と同様の効果
が得られる。
上屋根の2層構造とし、前記上屋根は、その室内外面、
上下面を構成する部材内に構造部材としての発泡材を充
填して強度を持たせ、少なくとも該上屋根の上面の屋根
板は鋼鈑により形成してなり、前記下屋根は、前記下屋
根との間で離間させて設けられた板状部材を有し、該板
状部材と下屋根との間に、制振材および吸音材の少なく
ともいずれかを介在させたので、請求項1と同様の効果
が得られる。
【0037】請求項3によれば、請求項1または2にお
いて、前記上屋根は下屋根と別体をなし、上屋根を下屋
根に取付けたので、上屋根の振動が下屋根に伝わりにく
くなり、雨音低減効果が助長される。
いて、前記上屋根は下屋根と別体をなし、上屋根を下屋
根に取付けたので、上屋根の振動が下屋根に伝わりにく
くなり、雨音低減効果が助長される。
【0038】請求項4によれば、請求項1から3までの
いずれかにおいて、前記上屋根の屋根板は下屋根の屋根
板の室外側先端または室外側の面を覆うように延出させ
たので、屋根を2重にしたことが外部から見えず、外観
が向上する。
いずれかにおいて、前記上屋根の屋根板は下屋根の屋根
板の室外側先端または室外側の面を覆うように延出させ
たので、屋根を2重にしたことが外部から見えず、外観
が向上する。
【0039】請求項5によれば、請求項1から4までの
いずれかにおいて、前記上屋根と前記下屋根の見込み寸
法はほぼ同じであり、前記下屋根の屋根板の室内側フィ
ンに前記上屋根の室内側を固定し、前記上屋根の室外側
端部を、下屋根の上面の下屋根板取付け部、出窓本体の
サッシ上枠の係止部、あるいは下屋根の室外側の辺に設
けた取付け部材に固定するか、または前記上屋根の室外
側端部を下屋根の室外側の面に固定具により固定したの
で、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
いずれかにおいて、前記上屋根と前記下屋根の見込み寸
法はほぼ同じであり、前記下屋根の屋根板の室内側フィ
ンに前記上屋根の室内側を固定し、前記上屋根の室外側
端部を、下屋根の上面の下屋根板取付け部、出窓本体の
サッシ上枠の係止部、あるいは下屋根の室外側の辺に設
けた取付け部材に固定するか、または前記上屋根の室外
側端部を下屋根の室外側の面に固定具により固定したの
で、上屋根の下屋根に対する取付けが容易となる。
【0040】請求項6によれば、請求項1または2にお
いて、前記上屋根は下屋根と別体をなし、既設の出窓屋
根の上面に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側フィ
ンを外装材を貫通する固定具により躯体に固定してシー
ルしたので、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外装
材を剥離する必要がなく、取付けが容易となる。
いて、前記上屋根は下屋根と別体をなし、既設の出窓屋
根の上面に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側フィ
ンを外装材を貫通する固定具により躯体に固定してシー
ルしたので、既設の出窓に上屋根を取付ける場合、外装
材を剥離する必要がなく、取付けが容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による出窓の一実施の形態を示す斜視図
である。
である。
【図2】図1の出窓の屋根を示す縦断面図である。
【図3】(A)、(B)はそれぞれ図2の上屋根の室内
側端部、室外側端部の下屋根に対する取付け構造を示す
側面図である。
側端部、室外側端部の下屋根に対する取付け構造を示す
側面図である。
【図4】本発明の出窓の屋根の他の実施の形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明による出窓の屋根と従来例の雨音レベル
を種々の周波数について示す折れ線グラフである。
を種々の周波数について示す折れ線グラフである。
【図6】(A)、(B)は本発明における上屋根の屋根
板の下屋根に対する室外側の固定構造をそれぞれ示す側
面図である。
板の下屋根に対する室外側の固定構造をそれぞれ示す側
面図である。
【図7】(A)、(B)は本発明における上屋根の屋根
板の下屋根に対する室外側の固定構造の他の例をそれぞ
れ示す側面図である。
板の下屋根に対する室外側の固定構造の他の例をそれぞ
れ示す側面図である。
【図8】本発明の出窓の屋根の他の実施の形態を示す縦
断面図である。
断面図である。
【符号の説明】 1、1A:下屋根、2、2A:上屋根、3:地板部、
4:前面窓部、5:袖窓部、6:屋根板、7:室内側面
材、9:天井板、10:上枠、11:発泡材、13:屋
根板、14:制振材、15:吸音材、16スペーサ、1
7:固定具、18:取付け板、19、20:固定具、2
1:躯体、24:固定具、25:ビート、26:シーリ
ング材、27:取付け金具、29:固定具、30:外装
材、31:固定具、32:シーリング材
4:前面窓部、5:袖窓部、6:屋根板、7:室内側面
材、9:天井板、10:上枠、11:発泡材、13:屋
根板、14:制振材、15:吸音材、16スペーサ、1
7:固定具、18:取付け板、19、20:固定具、2
1:躯体、24:固定具、25:ビート、26:シーリ
ング材、27:取付け金具、29:固定具、30:外装
材、31:固定具、32:シーリング材
Claims (6)
- 【請求項1】出窓の屋根を下屋根と上屋根の2層構造と
し、 前記下屋根は、その室内外面、上下面を構成する部材内
に構造部材としての発泡材を充填して強度を持たせ、 前記上屋根は、前記下屋根との間で離間させて設けられ
た鋼板製の屋根板を有し、該屋根板と下屋根との間に、
制振材、吸音材および遮音材の少なくともいずれかを介
在させたことを特徴とする出窓。 - 【請求項2】出窓の屋根を下屋根と上屋根の2層構造と
し、 前記上屋根は、その室内外面、上下面を構成する部材内
に構造部材としての発泡材を充填して強度を持たせ、少
なくとも該上屋根の上面の屋根板は鋼鈑により形成して
なり、 前記下屋根は、前記下屋根の屋根板との間で離間させて
設けられた板状部材を有し、該板状部材と下屋根の屋根
板との間に、制振材、吸音材および遮音材の少なくとも
いずれかを介在させたことを特徴とする出窓。 - 【請求項3】請求項1または2において、 前記上屋根は前記下屋根と別体をなし、上屋根を下屋根
に取付けたことを特徴とする出窓。 - 【請求項4】請求項1から3までのいずれかにおいて、 前記上屋根の屋根板の室外側を、前記下屋根の屋根板の
室外側先端または室外側の面を覆うように延出させたこ
とを特徴とする出窓。 - 【請求項5】請求項1から4までのいずれかにおいて、 前記上屋根と前記下屋根の見込み寸法はほぼ同じであ
り、 前記下屋根の室内側フィンに前記上屋根の室内側を固定
し、 前記上屋根の室外側端部を、下屋根の上面または前面の
下屋根板取付け部、出窓本体のサッシ上枠の係止部、あ
るいは下屋根の室外側の辺に設けた取付け部材に固定す
るか、または前記上屋根の室外側端部を下屋根の室外側
の面に固定具により固定したことを特徴とする出窓。 - 【請求項6】請求項1または2において、 前記上屋根は前記下屋根と別体をなし、既設の出窓屋根
の上面に別体の上屋根を積層し、上屋根の室内側フィン
を外装材を貫通する固定具により躯体に固定してシール
したことを特徴とする出窓。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11024069A JP2000220353A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 出 窓 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11024069A JP2000220353A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 出 窓 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000220353A true JP2000220353A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12128157
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11024069A Pending JP2000220353A (ja) | 1999-02-01 | 1999-02-01 | 出 窓 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000220353A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007205070A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Asahi Kasei Homes Kk | 雨垂れ音の低減構造 |
| WO2017101820A1 (zh) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | Ife-威奥轨道车辆门系统(青岛)有限公司 | 用于轨道车辆的车辆门以及包括该车辆门的轨道车辆 |
| JP2020038031A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | 三菱地所レジデンス株式会社 | 換気口端末部材、及び、建物 |
-
1999
- 1999-02-01 JP JP11024069A patent/JP2000220353A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007205070A (ja) * | 2006-02-03 | 2007-08-16 | Asahi Kasei Homes Kk | 雨垂れ音の低減構造 |
| WO2017101820A1 (zh) * | 2015-12-15 | 2017-06-22 | Ife-威奥轨道车辆门系统(青岛)有限公司 | 用于轨道车辆的车辆门以及包括该车辆门的轨道车辆 |
| US10927594B2 (en) | 2015-12-15 | 2021-02-23 | Ife-Victall Railway Vehicle Door Systems (Qingdao) Co., Ltd. | Vehicle door for railway vehicle and railway vehicle comprising the vehicle door |
| JP2020038031A (ja) * | 2018-09-04 | 2020-03-12 | 三菱地所レジデンス株式会社 | 換気口端末部材、及び、建物 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| AU2020239196B2 (en) | Process for assembling a fire-, smoke-, sound- and/or water-proof system within a dynamic curtain wall facade | |
| EP3625402B1 (en) | Dynamic, fire-resistance-rated thermally insulating and sealing system for use with curtain wall structures | |
| US7526897B2 (en) | J-channel backer material | |
| JP3693146B2 (ja) | ガラスブロックパネルの取付構造 | |
| JP2000220353A (ja) | 出 窓 | |
| JP2000291345A (ja) | 出 窓 | |
| JP3300796B2 (ja) | 縦目地構造 | |
| JP2004204606A (ja) | 建築用パネルおよび建物の断熱構造 | |
| US9777531B1 (en) | Load bearing spacer for skylight installations | |
| JP6795719B2 (ja) | 簡易構造体 | |
| US3834097A (en) | Double glazed window assembly | |
| JPS642006Y2 (ja) | ||
| JP7801103B2 (ja) | 複合サッシ枠、本体枠及びサッシ改修方法 | |
| JP3396715B2 (ja) | 縦目地構造 | |
| JP3283351B2 (ja) | 外壁の防水構造及び水切りシート | |
| JP2997567B2 (ja) | カット自在の断熱パネル | |
| JPH06299613A (ja) | 建築物の断熱、気密パネル構法およびこれに用いるパネルと気密シート | |
| JPH0575862B2 (ja) | ||
| JP2975548B2 (ja) | 付設構造物および増築構造 | |
| JP2025070035A (ja) | 窓開口部を含む外断熱外壁構造 | |
| JPS6219776Y2 (ja) | ||
| JPH08260656A (ja) | 外壁パネルの接合部構造及び建物ユニットの接合部構造 | |
| JPH11107638A (ja) | サッシ枠の気密構造 | |
| JPS6023426Y2 (ja) | 断熱出窓 | |
| JP2000027334A (ja) | 建物の外壁パネル |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050407 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080117 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080123 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080603 |