JP2020138457A - コンクリート製品の表面の模様付け方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】作業性に優れ、簡便に意匠面への模様付けを行うことが可能なコンクリート製品の表面の模様付け方法を提供する。【解決手段】コンクリート製品の表面の模様付け方法であって、コンクリートの固化前にコンクリート製品の意匠面となる表面57を平滑にする平滑化工程と、コンクリートの固化前に、平滑にされた表面57へ目地付け具44を一部沈み込ませる目地付け工程と、コンクリートの固化後に、目地付け具44を除去する目地付け具除去工程と、を備え、コンクリート製品の表面に目地状部20を形成する。【選択図】図6
Description
本発明は、コンクリート製品の表面の模様付け方法の改良に関する。
型枠を用いて成形されるコンクリート製品の表面に模様付けを行う場合、型枠の内向きの面に、模様に対応した凹凸を形成しておき、型枠内のコンクリート成形空間に流し込まれたコンクリートが固化する際、コンクリートの表面(意匠面となる面)に型枠側の凹凸形状を転写させるのが一般的である。しかしながら、意匠面となる面が型枠の下部に位置することも考えられるが、型枠の制約で、デザインの変更がほぼ不可能であるため、実際の現場に対応できない。
一方、意匠面となる面が型枠の上部に位置する場合は、上向きに開放した表面(意匠面となる面)に凹凸模様を備えたスタンプを押し付け、スタンプの凹凸模様をコンクリート表面に転写することも可能である(下記特許文献1参照)。
しかしながら、スタンプを用いて模様付けを行う工法では、通常、意匠面に対してスタンプは小さく、スタンプをコンクリートの表面に押し付け/引き剥がす作業を、位置をずらしながら繰り返し実行するため、作業性に難があった。
しかしながら、スタンプを用いて模様付けを行う工法では、通常、意匠面に対してスタンプは小さく、スタンプをコンクリートの表面に押し付け/引き剥がす作業を、位置をずらしながら繰り返し実行するため、作業性に難があった。
本発明は以上のような事情を背景とし、作業性に優れ、簡便に意匠面への模様付けを行うことが可能なコンクリート製品の表面の模様付け方法を提供することを目的としてなされたものである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明に想到した。
この発明の第1の局面は次のように規定される。即ち、
コンクリートの固化前にコンクリート製品の意匠面となる表面を平滑にする平滑化工程と、
前記コンクリートの固化前に、平滑にされた前記表面へ目地付け具を一部沈み込ませる目地付け工程と、
前記コンクリートの固化後に、前記目地付け具を除去する目地付け具除去工程と、
を備え、前記コンクリート製品の表面に目地状部を形成するコンクリート製品の表面の模様付け方法。
この発明の第1の局面は次のように規定される。即ち、
コンクリートの固化前にコンクリート製品の意匠面となる表面を平滑にする平滑化工程と、
前記コンクリートの固化前に、平滑にされた前記表面へ目地付け具を一部沈み込ませる目地付け工程と、
前記コンクリートの固化後に、前記目地付け具を除去する目地付け具除去工程と、
を備え、前記コンクリート製品の表面に目地状部を形成するコンクリート製品の表面の模様付け方法。
このように規定される第1の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、コンクリートの表面へ目地付け具を一部沈み込ませた後、コンクリートが固化するまで目地付け具を放置しておくことが可能であり、従来のスタンプを用いた工法のように、コンクリート表面に押し付け/引き剥がす作業を繰り返し実行する必要がなく、模様付けの作業を簡便に行うことができる。
この発明の第2の局面は次のように規定される。即ち、
第1の局面で規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け工程と目地付け具除去工程の間に石または砂を前記コンクリートの表面に付着させる。
このように規定される第2の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、コンクリート製品の表面は、目地状部が形成された部分以外は石または砂で覆われるため、コンクリート製品が屋外に埋設された際、周辺の景観との調和を図ることができる。また、石または砂が付着していない目地状部のデザインをより強調することができる。
第1の局面で規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け工程と目地付け具除去工程の間に石または砂を前記コンクリートの表面に付着させる。
このように規定される第2の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、コンクリート製品の表面は、目地状部が形成された部分以外は石または砂で覆われるため、コンクリート製品が屋外に埋設された際、周辺の景観との調和を図ることができる。また、石または砂が付着していない目地状部のデザインをより強調することができる。
この発明の第3の局面は次のように規定される。即ち、
第1又は第2の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け具における前記コンクリートと接する模様形成部を、前記目地状部の形状に対応して直線状もしくは曲線状に延びる断面が円形、台形若しくは三角等の棒材若しくはパイプ材で構成する。
このように規定される第3の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、目地付け具は、後述する端部部材や取手等を考慮しなければ、実質的に目地状部に対応した長さの棒材若しくはパイプ材のみで構成される。このため目地付け具の軽量化が図られ、目地付け具の取り扱いを容易なものとすることができる。パイプ材とすれば軽量化も図れる。
第1又は第2の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け具における前記コンクリートと接する模様形成部を、前記目地状部の形状に対応して直線状もしくは曲線状に延びる断面が円形、台形若しくは三角等の棒材若しくはパイプ材で構成する。
このように規定される第3の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、目地付け具は、後述する端部部材や取手等を考慮しなければ、実質的に目地状部に対応した長さの棒材若しくはパイプ材のみで構成される。このため目地付け具の軽量化が図られ、目地付け具の取り扱いを容易なものとすることができる。パイプ材とすれば軽量化も図れる。
この発明の第4の局面は次のように規定される。即ち、
第3の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け具の前記模様形成部の端部に端部部材を固定し、前記コンクリート製品を成形する型枠の上部開口の縁部に、前記端部部材を支持する支持台を設け、
前記端部部材を前記支持台の上に載せることで、前記目地付け具の前記模様形成部の一部を沈み込んだ状態とする。
このように規定される第4の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、目地付け工程における目地付け具(詳しくは模様形成部)の沈み込み量を簡便に規定することができる。
第3の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け具の前記模様形成部の端部に端部部材を固定し、前記コンクリート製品を成形する型枠の上部開口の縁部に、前記端部部材を支持する支持台を設け、
前記端部部材を前記支持台の上に載せることで、前記目地付け具の前記模様形成部の一部を沈み込んだ状態とする。
このように規定される第4の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、目地付け工程における目地付け具(詳しくは模様形成部)の沈み込み量を簡便に規定することができる。
この発明の第5の局面は次のように規定される。即ち、
第4の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け具を分離可能な複数の分割体で構成する。
このように規定される第5の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、大型化した目地付け具を分割体単位での取り扱うことが可能となり作業性を向上させることができる。
第4の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、前記目地付け具を分離可能な複数の分割体で構成する。
このように規定される第5の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、大型化した目地付け具を分割体単位での取り扱うことが可能となり作業性を向上させることができる。
この発明の第6の局面は次のように規定される。即ち、
第5の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、第1の分割体を前記型枠に設けた前記支持台にて3点支持する一方、
第2の分割体を前記型枠に設けた前記支持台による2点と、前記第1の分割体の前記模様形成部上に設けた1点により3点支持する。
このように規定される第6の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、
各分割体は3点で支持されるため、型枠に対する各分割体のガタツキが抑制される。また、第1の分割体の模様形成部を利用して第2の分割体を支持することで、第1の分割体に近接した位置に第2の分割体を配置することが可能となり、第1の分割体と第2の分割体とに跨った連続的な目地状部を形成することができる。
第5の局面に規定のコンクリート製品の表面の模様付け方法において、第1の分割体を前記型枠に設けた前記支持台にて3点支持する一方、
第2の分割体を前記型枠に設けた前記支持台による2点と、前記第1の分割体の前記模様形成部上に設けた1点により3点支持する。
このように規定される第6の局面のコンクリート製品の表面の模様付け方法によれば、
各分割体は3点で支持されるため、型枠に対する各分割体のガタツキが抑制される。また、第1の分割体の模様形成部を利用して第2の分割体を支持することで、第1の分割体に近接した位置に第2の分割体を配置することが可能となり、第1の分割体と第2の分割体とに跨った連続的な目地状部を形成することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の一実施形態に係るコンクリート製品の表面の模様付け方法(以下、単に模様付け方法という場合がある)について説明する。
図1(A)および図1(B)は、本実施形態に係る模様付け方法が適用されたコンクリート製品の正面図および平面図を示している。このコンクリート製品10は、盛土や切土、河川等の側面に埋設されるもので、矩形板状に形成された前壁12および後壁14が一対の連結脚部16,16を介して一体的に連結されている。図1(A)で示す前壁12の幅寸法Aは2000mm、高さ寸法Hは1000mmを例示することができる。前壁12の前面13は意匠面とされており、目地状部20が形成されている。ここで目地状部20は、化粧目地としての役割をはたすもので前壁12の前面13に浅く溝を形成したものである。尚、前面13の周縁部には面取部24が形成されている。
このコンクリート製品10は、型枠30を用いて製造される。型枠30は鋼製とされ、内部にコンクリート製品10の形状に対応したコンクリート成形空間を備えている。型枠30の上部には、図2(A)に示すように、上向きに開放した平面視四角形状の上部開口32が形成されている。コンクリート製品10を製造する際には、上部開口32から型枠30内のコンクリート成形空間にコンクリートが流し込まれる。
この型枠30では、コンクリート製品10の前壁12が、上部開口32近傍のコンクリート成形空間にて形成され、前壁12の前面13は上部開口32を取り囲む縁部34と略面一に形成される。尚、図2(A)において、33はコンクリート成形空間に配設された鉄筋である。
この型枠30では、コンクリート製品10の前壁12が、上部開口32近傍のコンクリート成形空間にて形成され、前壁12の前面13は上部開口32を取り囲む縁部34と略面一に形成される。尚、図2(A)において、33はコンクリート成形空間に配設された鉄筋である。
図2(A)に示すように、型枠30の縁部34には、周方向の異なる位置に36−1〜36−5で表される計5つの支持部36が設けられている。支持部36は、後述する目地付け具44を支持する部位で、図2(B)および図2(C)に示すように、縁部34に固定された支持台37と、支持台37から上方に突出するように設けられた突部38,39,40を備えている。
支持台37は、目地付け具44と当接して目地付け具44の高さを規定する部位で、本例では厚みS1を有するものとされている。即ち、支持台37上に載った目地付け具44は、縁部34よりも厚みS1分だけ上方に持ち上げられた状態で支持される。
突部38,39は、支持台37上に載った目地付け具44の水平方向の移動を規定する部位である。突部38,39は、所定の距離だけ離間して対向配置されており、突部38,39の間には目地付け具44の端部(詳しくは端部部材47)を収容可能な凹状の収容空間41が形成されている。また、収容空間41の、開口32とは反対の側の開放端を閉鎖するように突部40が設けられている。
支持台37は、目地付け具44と当接して目地付け具44の高さを規定する部位で、本例では厚みS1を有するものとされている。即ち、支持台37上に載った目地付け具44は、縁部34よりも厚みS1分だけ上方に持ち上げられた状態で支持される。
突部38,39は、支持台37上に載った目地付け具44の水平方向の移動を規定する部位である。突部38,39は、所定の距離だけ離間して対向配置されており、突部38,39の間には目地付け具44の端部(詳しくは端部部材47)を収容可能な凹状の収容空間41が形成されている。また、収容空間41の、開口32とは反対の側の開放端を閉鎖するように突部40が設けられている。
図3は、目地状部を形成する際に用いる目地付け具44を示した斜視図である。目地付け具44は、図1(A)に示す目地状部20の形状に対応して直線状もしくは曲線状に延びる模様形成部46を備えている。本例では、この模様形成部46が断面円形状の中空のパイプ材で構成されている。
図3に示すように、目地付け具44は、第1の分割体45Aと第2の分割体45Bとに分離可能とされている。
第1の分割体45Aは、2本のパイプ材を一体に接合させた模様形成部46を備え、模様形成部46の3箇所の端部には図中47−1,47−2,47−3で表されている端部部材47がそれぞれ固定されている。端部部材47は、丸棒材で構成され、図2の部分拡大図で示すように、模様形成部46の上部に固定され、端部部材47の下面47aは模様形成部46の下面46aよりも段差寸法Sだけ高い位置に設定されている。このように構成された端部部材47−1,47−2,47−3は、それぞれ型枠30側の支持部36−1,36−2,36−3で支持され、第1の分割体45Aの型枠30に対する位置が規定される。
第1の分割体45Aは、2本のパイプ材を一体に接合させた模様形成部46を備え、模様形成部46の3箇所の端部には図中47−1,47−2,47−3で表されている端部部材47がそれぞれ固定されている。端部部材47は、丸棒材で構成され、図2の部分拡大図で示すように、模様形成部46の上部に固定され、端部部材47の下面47aは模様形成部46の下面46aよりも段差寸法Sだけ高い位置に設定されている。このように構成された端部部材47−1,47−2,47−3は、それぞれ型枠30側の支持部36−1,36−2,36−3で支持され、第1の分割体45Aの型枠30に対する位置が規定される。
また第1の分割体45Aは、模様形成部46の上部の3箇所に取手49が設けられている。各取手49は、パイプ材同士が接合された接合部48からそれぞれパイプ材の端部の側に離間した位置に取り付けられ、詳しくは取手49同士を結んだ三角形の領域内に、第1の分割体45Aの重心が位置するように配設されている。
また第1の分割体45Aの模様形成部46の上部には、一対の突部50,51が長手方向に沿って設けられている。突部50,51の間には第2の分割体45Bの端部部材47−6を収容可能な凹状の収容空間52が形成されている。即ち、突部50,51およびこれら突部50,51を備えた模様形成部46は、第2の分割体45Bの端部(詳しくは第2の分割体45Bの端部部材47−6)を支持する支持部53を構成する。図4に示すように、支持部53の収容空間52に端部部材47−6に差し込んだ状態で、模様形成部46の上部が端部部材47−6の下面47aと当接して端部部材47−6の高さを規定するとともに、突部50,51が端部部材47−6の水平方向の移動を規制する。
図3に示すように、第2の分割体45Bもまた、2本のパイプ材を一体に接合させた模様形成部46を備え、模様形成部46の3箇所の端部には図中47−4,47−5,47−6で表されている端部部材47がそれぞれ固定されている。ここで、第2の分割体45Bの模様形成部46に用いられるパイプ材の外径寸法は、第1の分割体45Aと同じである。本例では、これら2箇所の端部部材47−4,47−5が、それぞれ型枠30側の支持部36−4,36−5で支持され、残りの端部部材47−6が第1の分割体45Aの支持部53で支持されることで、第2の分割体45Bの型枠30に対する位置が規定される。
このように構成された目地付け具44では、第1の分割体45Aと第2の分割体45Bとが連結される支持部53において、第2の分割体45Bの模様形成部46を、第1の分割体45Aの模様形成部46に近接して配置することができるため、第1の分割体45Aと第2の分割体45Bとに跨った連続した目地状部を形成することができる。
尚、第2の分割体45Bは、模様形成部46の上部の2箇所に取手55が設けられている。取手55は、パイプ材同士が接合された接合部54に近接した位置に設けられている。これら2箇所に設けられた取手55は、取手55同士を結んだ線状に、第2の分割体45Bの重心が位置するように配設されている。
次に、コンクリート製品10の意匠面への模様付け方法について説明する。
まず、型枠30の上部開口32から型枠30内のコンクリート成形空間にコンクリート56を流し込んだ後、図5に示すように、型枠30の上部開口32周りの縁部34と略面一となるように、コンクリート56の表面57を金コテ等で均して平滑にする(本発明の平滑化工程である)。
まず、型枠30の上部開口32から型枠30内のコンクリート成形空間にコンクリート56を流し込んだ後、図5に示すように、型枠30の上部開口32周りの縁部34と略面一となるように、コンクリート56の表面57を金コテ等で均して平滑にする(本発明の平滑化工程である)。
引き続きコンクリート固化前に、目地付け具44における模様形成部46の高さ方向の一部を、平滑にされた表面57に沈み込ませる(本発明の目地付け工程である)。詳しくは、図6および図7(A)に示すように、目地付け具44を構成する第1の分割体45Aの端部部材47−1,47−2,47−3をそれぞれ型枠30の支持部36−1,36−2,36−3の各収容空間41にセットする。第2の分割体45Bについては、端部部材47−4,47−5をそれぞれ型枠30の支持部36−4,36−5の各収容空間41にセットするとともに、端部部材47−6を第1の分割体45Aに設けられた支持部53の収容空間52にセットする。
このとき、図7(B)に示すように、端部部材47(詳しくは47−1〜47−5)は支持台37で支持され、目地付け具44の模様形成部46は、寸法S2だけ、コンクリート56の表面57から沈み込んだ状態となる。この沈み込み量を示す寸法S2は、端部部材47と模様形成部46との段差寸法Sから支持台37の高さ寸法S1を差し引いた値である。
尚、本例では、支持部53において端部部材47−6を支持する第1の分割体45Aの模様形成部46(図4参照)の高さは、支持台37と同じであり、支持部53で支持された第2の分割体45Bの模様形成部46においても寸法S2だけ、コンクリート56の表面57から沈みこんだ状態となる。
尚、本例では、支持部53において端部部材47−6を支持する第1の分割体45Aの模様形成部46(図4参照)の高さは、支持台37と同じであり、支持部53で支持された第2の分割体45Bの模様形成部46においても寸法S2だけ、コンクリート56の表面57から沈みこんだ状態となる。
そして、目地付け具44としての第1の分割体45Aおよび第2の分割体45Bがセットされた状態を、コンクリート56が固化するまで維持すると、コンクリート56の表面57に寸法S2の溝深さを有する目地状部20が形成される。ここで固化とは、完全に固まらなくとも、目地付け具44によって形成された目地形状が容易に変形しない状態であればよい。
次にコンクリート56の固化後、目地付け具44を除去し(本発明の目地付け具除去工程である)、更に脱型することで、図1に示す前面13に目地状部20が形成されたコンクリート製品10が得られる。
以上のように、本実施形態の模様付け方法によれば、コンクリート56の表面57に目地付け具44を一部沈み込ませた後は、コンクリート56が固化するまで目地付け具44を放置しておくこと可能であり、従来のスタンプを用いた工法のように、コンクリートの表面に押し付け/引き剥がす作業を繰り返し実行する必要がなく、模様付けの作業を簡便に行うことができる。
また本実施形態の模様付け方法では、目地付け具44の模様形成部46が、目地状部20の形状に対応して直線状もしくは曲線状に延びるパイプ材で構成されている。このため、目地付け具44は端部部材47や取手49,55を考慮しなければ実質的にコンクリート製品10の表面に形成される目地状部20に対応した長さのパイプ材のみで構成される。従って、目地付け具44の軽量化が図られ、目地付け具44の取り扱いを容易なものとすることができる。
また本実施形態の模様付け方法では、目地付け具44の模様形成部46の端部に端部部材47を固定するとともに、型枠30の縁部34に端部部材47を支持する支持台37を設け、端部部材47を支持台37の上に載せることで、目地付け具44の模様形成部46の一部を沈み込んだ状態としているため、目地付け具44(詳しくは模様形成部46)の沈み込み量を簡便に規定することができる。
また本実施形態の模様付け方法では、目地付け具44を分離可能な第1の分割体45Aおよび第2の分割体45Bで構成しているため、目地付け具44の取り扱い性を向上させることができる。
また本実施形態の模様付け方法では、第1の分割体45Aを型枠30に設けた支持台37にて3点支持させ、第2の分割体45Bを、型枠30の支持台37による2点と、第1の分割体45Aの模様形成部46上の1点により3点支持させるため、型枠30に対する各分割体のがたつきを抑制することができる。また、第2の分割体45Bを、第1の分割体45Aの模様形成部46上で支持する構成を採用することで、第1の分割体45Aに近接した位置に第2の分割体45Bを配置することが可能となり、第1の分割体45Aと第2の分割体45Bとに跨った連続的な目地状部を形成することができる。
以下、上で説明した模様付け方法の変形態様を図8、図9に基づき説明をする。なお、図8、図9において、図1〜図7の要素と同一の要素には同一の符号を付してその説明を部分的に省略する。
図8に示す変形態様は、目地付け具を支持する構造が上記実施形態と異なっている。図8(A)に示すように、本例の目地付け具144は、丸棒材から成る2つの端部部材147A,147Bが模様形成部46の左右の側面にそれぞれ固定されている。一方、型枠30の支持部136では、縁部34に直方体状の突部138が設けられており、目地付け具144の端部部材147A,147Bは、図8(B)および図8(C)に示すように、突部138を両側から挟み込んだ状態で縁部34により支持されている。
本例では上記実施形態のような別体の支持台を有しておらず、縁部34自身が本発明の支持台を構成するため、目地付け具144の模様形成部46は、端部部材147A,147Bと模様形成部46との段差寸法Sだけ、コンクリート56の表面57から沈み込んだ状態となり、段差寸法Sと同じ溝深さの目地状部20が形成される。
本例では上記実施形態のような別体の支持台を有しておらず、縁部34自身が本発明の支持台を構成するため、目地付け具144の模様形成部46は、端部部材147A,147Bと模様形成部46との段差寸法Sだけ、コンクリート56の表面57から沈み込んだ状態となり、段差寸法Sと同じ溝深さの目地状部20が形成される。
また本発明の模様付け方法では、図9に示すように、意匠面としての前面13の目地状部20以外の領域に石(または砂)22を付着させることも可能である。
前面13に石または砂を付着させる場合は、上記実施形態の模様付け方法の場合と同様、図5に示すように、型枠30の上部開口32周りの縁部34と略面一となるように、コンクリート56の表面57を金コテ等で均して平滑にし、引き続き目地付け具44における模様形成部46の高さ方向の一部を、平滑にされた表面57に沈み込ませ(図6参照)、その後、ふるいを利用するなどして固化前のコンクリート56の表面57上に石または砂を散布し、固化前のコンクリート56の表面57に石または砂を付着させればよい。
前面13に石または砂を付着させる場合は、上記実施形態の模様付け方法の場合と同様、図5に示すように、型枠30の上部開口32周りの縁部34と略面一となるように、コンクリート56の表面57を金コテ等で均して平滑にし、引き続き目地付け具44における模様形成部46の高さ方向の一部を、平滑にされた表面57に沈み込ませ(図6参照)、その後、ふるいを利用するなどして固化前のコンクリート56の表面57上に石または砂を散布し、固化前のコンクリート56の表面57に石または砂を付着させればよい。
表面57に付着した石または砂は、コンクリート56の固化に伴って、コンクリート56の表面57に固定される。
そしてコンクリート56の固化後、目地付け具44を除去し、更に型枠30を脱型することで、図9に示すように前面13の目地状部20以外の領域に石(または砂)22を付着させたコンクリート製品110を得ることができる。
このようにして得られたコンクリート製品110では、前面13の多くの部分が石または砂で覆われるため、屋外に埋設された際、周辺の景観との調和を図ることができる。また、石または砂が付着していない目地状部20のデザインをより強調することができる。
そしてコンクリート56の固化後、目地付け具44を除去し、更に型枠30を脱型することで、図9に示すように前面13の目地状部20以外の領域に石(または砂)22を付着させたコンクリート製品110を得ることができる。
このようにして得られたコンクリート製品110では、前面13の多くの部分が石または砂で覆われるため、屋外に埋設された際、周辺の景観との調和を図ることができる。また、石または砂が付着していない目地状部20のデザインをより強調することができる。
以上本発明の実施形態およびその変形態様について詳述したが、これらの説明に何ら限定されるものではない。例えば、目地付け具は分離不能な一体構造とすることも可能であり、また3つ以上の分割体で構成することも可能である。また、目地付け具およびその分割体は2点もしくは4点以上で支持することも可能である。また、目地付け具の模様形成部は中実構造であってもよく、またその横断面形状は円以外の多角形状とすることも可能であるなど、特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様もこの発明に含まれる。
10、110 コンクリート製品
13 前面(意匠面)
20 目地状部
22 石(または砂)
30 型枠
37 支持台
44、144 目地付け具
45A 第1の分割体
45B 第2の分割体
47、147A、147B 端部部材
56 コンクリート
57 表面
13 前面(意匠面)
20 目地状部
22 石(または砂)
30 型枠
37 支持台
44、144 目地付け具
45A 第1の分割体
45B 第2の分割体
47、147A、147B 端部部材
56 コンクリート
57 表面
Claims (6)
- コンクリートの固化前にコンクリート製品の意匠面となる表面を平滑にする平滑化工程と、
前記コンクリートの固化前に、平滑にされた前記表面へ目地付け具を一部沈み込ませる目地付け工程と、
前記コンクリートの固化後に、前記目地付け具を除去する目地付け具除去工程と、
を備え、前記コンクリート製品の表面に目地状部を形成するコンクリート製品の表面の模様付け方法。 - 前記目地付け工程と目地付け具除去工程の間に石または砂を前記コンクリートの表面に付着させる請求項1に記載のコンクリート製品の表面の模様付け方法。
- 前記目地付け具における前記コンクリートと接する模様形成部を、前記目地状部の形状に対応して直線状もしくは曲線状に延びる断面が円形、台形若しくは三角等の棒材若しくはパイプ材で構成した請求項1,2の何れか1項に記載のコンクリート製品の表面の模様付け方法。
- 前記目地付け具の前記模様形成部の端部に端部部材を固定し、
前記コンクリート製品を成形する型枠の上部開口の縁部に、前記端部部材を支持する支持台を設け、
前記端部部材を前記支持台の上に載せることで、前記目地付け具の前記模様形成部の一部を沈み込んだ状態とする請求項3に記載のコンクリート製品の表面の模様付け方法。 - 前記目地付け具を分離可能な複数の分割体で構成した請求項4に記載のコンクリート製品の表面の模様付け方法。
- 第1の分割体を前記型枠に設けた前記支持台にて3点支持する一方、
第2の分割体を前記型枠に設けた前記支持台による2点と、前記第1の分割体の前記模様形成部上に設けた1点により3点支持する請求項5に記載のコンクリート製品の表面の模様付け方法。
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| JP2019036245A JP2020138457A (ja) | 2019-02-28 | 2019-02-28 | コンクリート製品の表面の模様付け方法 |
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| JP (1) | JP2020138457A (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10193324A (ja) * | 1996-12-27 | 1998-07-28 | Kaiee Techno:Kk | コンクリート製品の表面処理方法とそれに使用する製造用型枠 |
| JP2002070298A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-03-08 | Nagano Kida Kogyo Kk | パネル板模様を持つコンクリート面形成法 |
| JP2003145516A (ja) * | 2001-11-07 | 2003-05-20 | Tokai Rubber Ind Ltd | コンクリート製品の製法 |
| JP2011031525A (ja) * | 2009-08-03 | 2011-02-17 | Toyota T & S Kensetsu Kk | プレキャストコンクリート部材とその製造方法 |
-
2019
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