JPH11264206A - コンクリートブロック並びにタイル及びタイル施工方法 - Google Patents

コンクリートブロック並びにタイル及びタイル施工方法

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JPH11264206A
JPH11264206A JP10067954A JP6795498A JPH11264206A JP H11264206 A JPH11264206 A JP H11264206A JP 10067954 A JP10067954 A JP 10067954A JP 6795498 A JP6795498 A JP 6795498A JP H11264206 A JPH11264206 A JP H11264206A
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JP
Japan
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tile
block
wall
tiles
blocks
Prior art date
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JP10067954A
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English (en)
Inventor
Nobuyasu Okuda
信泰 奥田
Tokusaburo Satomi
徳三郎 里見
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OOMI KAGAKU TOUKI KK
Original Assignee
OOMI KAGAKU TOUKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 門柱や壁等のほぼ垂直な面にタイルを貼り付
ける工法に関し、未熟練者でも容易に施工でき、整然と
配列されて優れた外観のタイル壁面を得ることのできる
ブロック並びにタイル及びタイル施工方法を提供するこ
とである。 【解決手段】 ブロック下地壁17にタイルを貼り付け
る施工方法において、ブロック下地壁17に設けられた
凹凸12と、タイル裏面に設けられた凸凹18とを嵌合
させて貼り付けることである。また、ブロック下地壁1
7に設けられた凹凸12を、ブロック下地壁17を構成
するブロック10自体に設けることである。またさら
に、凹凸12が設けられたブロック10を、上下方向だ
けに分割される金型を用いて製造することである。ま
た、ブロック下地壁17を構成するブロック10が、上
下又は/及び左右に隣接するブロック15と互いに凹凸
嵌合することである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタイルの貼り付け工
法に関し、より詳しくは、門柱や壁等の下地面に、未熟
練者でも簡単にタイルを貼ることができ、タイルが整然
と配列されて優れた外観のタイル壁面を得ることのでき
るタイル施工方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、門柱や壁等のほ
ぼ垂直な面にタイルを貼る場合には、予めコンクリート
ブロックを積んでブロック下地壁を構築しておき、これ
にタイルを貼りつける方法が取られてきた。コンクリー
トブロックとしては、390mm×190mm×100
mmの市販の規格品が使用されることが多い。通常、ブ
ロック間は10mm幅位の目地とされモルタルでつなが
れている。また、貼り付ける平板状タイルの大きさは、
JISに基づく種々のサイズが用いられるが、108m
m×60mm、227mm×60mm、145mm×4
5mm、95mm×45mm等の大きさのものがよく使
用される。厚さは10mm〜15mm位である。
【0003】タイルは次のような手順で貼り付けられ
る。まず、ブロック下地に下地モルタルと貼り付け用の
モルタルを塗布し、端のほうから一定間隔でタイルを押
しつけ貼り付けていく。あるいは、タイルの裏面に貼り
付け用モルタルを団子状に盛り、直接、ブロック下地に
押しつけて施工してもよい。あるいは、貼り付け用モル
タルの替わりに接着剤を用いてもよい。コーナー部分に
はL型のタイル等を用い、全体をタイルでカバーできた
ら、タイル間の目地を目地セメントやモルタル等で埋め
て整え完成する。
【0004】しかしながら、上述の従来施工法はかなり
の熟練を要し、素人が日曜大工等で実行することが難し
いという問題があった。すなわち、上下左右にわたり、
タイルを一定間隔で貼り付けていくのが非常に難しく、
配列が乱れれば外観が大きく損なわれてしまう。あるい
は、正確を期すことばかりに気を使って作業が遅くなれ
ば、貼り付け用のモルタルが乾いてしまう等のトラブル
が発生し、綺麗に仕上げられないことになる。あるい
は、目地セメントや貼り付け用のモルタルの粘度が低す
ぎると、正しい位置に貼り付けたタイルがずり落ちてし
まうことになる。
【0005】また、タイルを並べるピッチが問題であ
る。ピッチが適切でないと、ブロック下地の端部に貼る
タイルの寸法が、既成のL型タイル等の寸法と合わなく
なる。このため、タイルを切ったり割ったりして寸法を
合わせる必要が生じ、作業量が著しく増えてしまう。ま
た、外観品位も低下してしまうので好ましくない。
【0006】そこで本発明者らは、上述の従来技術の問
題点に鑑み、門柱や壁等のほぼ垂直な面に、未熟練者で
も簡単にタイルを貼ることができ、タイルが強固に貼着
されて整然と配列され、優れた外観のタイル壁面を得る
ことのできるタイル施工方法について鋭意研究を重ねた
結果、本発明に至ったのである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係るコンクリー
トブロックの要旨とするところは、少なくとも表面の一
部に、多角形、円等々の周辺が閉じられた一定の形状の
凹部又は凸部が設けられたことにある。
【0008】あるいは、本発明に係るコンクリートブロ
ックの別の要旨とするところは、少なくとも表面の一部
に、横に延びる一定形状の溝状の凹部が設けられたこと
にある。
【0009】また、本発明に係るタイルの要旨とすると
ころは、少なくとも裏面の一部に、高さ1mm以上の一
定の形状をした凸部又は深さ1mm以上の一定の形状を
した凹部が設けられたことにある。
【0010】次に、本発明に係るタイル施工方法の要旨
とするところは、ブロック下地壁にタイルを貼り付ける
施工方法において、ブロック下地壁に設けられた凹凸
と、タイル裏面に設けられた凸凹とを嵌合させて貼り付
けることにある。
【0011】また、かかるタイル施工方法において、ブ
ロック下地壁に設ける凹凸を、ブロック下地壁を構成す
るブロックに設けることにある。
【0012】また、かかるタイル施工方法において、凹
凸が設けられたブロックを、上下方向だけにに分割され
る金型によって製造することにある。
【0013】さらに、かかるタイル施工方法において、
ブロック下地壁を構成するブロックを、上下又は/及び
左右に隣接するブロックと互いに凹凸嵌合させることに
ある。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るタイル並びに
コンクリートブロック及びタイル施工方法の実施の形態
を図面に基づいて詳しく説明する。
【0015】図1、図2は、ブロック1個当たり3段に
タイルを貼る例を説明するものである。図1(a)に示
されるように、ブロック下地面13には、ブロック1個
の上下方向を3段に分け、タイルを貼り付けるための凹
部12、14が設けられている。また、同図(b)は、
このブロック下地面13に対して用いられるタイル16
を示しているが、ブロック10に設けられた凹部12と
嵌合可能な凸部18が設けられている。凹部12と凸部
18との嵌合状態は模式的に同図(c)に示される。図
2に示されるように、タイル半個分に相当する凹部14
は、隣接するブロック15との間を跨いでタイル16を
貼り付けるためのものであり、本例によれば、タイル壁
面全体として千鳥模様状にタイルが配置された、いわゆ
る、馬踏み目地模様の配置となる。
【0016】本発明でいうブロック下地とは、タイルを
貼り付ける場所を意味し、主にコンクリートブロックか
ら構成されるものである。
【0017】また、凹部12と凸部18との嵌合をより
安定にするには、凸部18の高さ及び凹部12の深さを
1mm以上、好ましくは3mm以上とするのが好まし
い。
【0018】また、凹部12と凸部18との嵌合をさら
に安定にするには、凸部18の四囲を凹部12で囲むこ
とが望ましく、凹部12及び凸部18は、多角形、円等
々の周辺が閉じた形状であることが好ましい。
【0019】本例のブロック下地とタイルを用いれば、
タイルの貼り付け作業を次のように簡便に行うことがで
きる。すなわち、タイルの裏面に貼り付け用モルタルを
団子状に盛り、その凸部18をブロック下地の凹部12
に押し当てタイルを貼着する。この作業を順次繰り返す
だけで、整然と配列して目地パターンの美しいタイル壁
面を得ることができる。貼り付け用モルタルの替わりに
接着剤を用い、タイルの裏面またはブロック下地に塗布
することにより行ってもよい。作業時間は従来より大幅
に短縮されるし、凹凸嵌合面で接着されているので耐久
性も向上する。
【0020】また、本例において、凹部12が設けられ
るピッチはブロック10の寸法を基準としている。すな
わち、上下方向ピッチは、ブロック10の高さと目地幅
との和のほぼ3分の1であり、左右方向のピッチは、ブ
ロック10の横幅と目地幅との和のほぼ2.5分の1で
ある。したがって、凹部12に凸部18を嵌合させなが
ら貼り付けて得られるタイル壁面の上端は、ブロック下
地の端部と良く揃うことになり、特別形状のタイル部材
を必要とすることがない。また左右の端部は、1段おき
に半個分の空所が規則的に発生するだけなので、半個分
の大きさのタイルを用意するか、L型のタイルを用意す
ればよく、タイルを切断したり割ったりして大きさを調
節する作業が不要になる。
【0021】図3は、凹部12を横に延びる連続した溝
状として形成した例である。本例によれば、タイル16
の下方が溝状凹部12によって支持さているので、ずり
下がったりすることがなく安定にタイル16を貼り付け
ることができる。また、タイル16の横方向の位置を自
由に定めることができるので、一段毎に横方向の貼り付
け位置をずらすことにより、貼り付け模様の異なる種々
のタイル壁を形成することができる。本例のブロックに
用いるタイルの例としては、同図(b)に示されるよう
に、帯状の凸部18を設けたものでもよく、あるいは、
同図(c)に示されるように、裏面に凸部18が設けら
れていないタイルでもよい。
【0022】図4は、真四角なタイルを貼着させる例で
ある。例えば、390mm×190mm×100mmの
ブロックに、190mm×190mmのタイル2枚を貼
ることに対応する説明図である。ブロック10には2個
の凹部12が設けられ、タイル16には凸部18が設け
られている。図1(c)に示されるのと同様にして、凹
部12と凸部18とを嵌合して貼着させることにより、
タイルが格子状に配置された、いわゆる、通し目地模様
のタイル壁面を得ることができる。190mm×190
mmのタイルを、190mm×92mmのタイル部が目
地部を挟んで上下に2枚並ぶように模様付けしてもよ
い。
【0023】タイル裏面に設けられる凸部18は数個に
分割されていてもよい。図5は、1個のタイル16に2
個の凸部18が設けられることに対応して、ブロック1
0に4個の凹部12が設けられた例を示す。本例の組み
合わせによれば、タイル配置パターンが異なる2通りの
タイル壁面を得ることができる。すなわち、同図(b)
に示されるように、1個のブロック10に2個のタイル
16が収まるように貼り付けられれば、同図(d)に示
されるように通し目地の配置パターンが得られ、同図
(c)に示されるように貼り付ければ、同図(e)に示
されるように馬踏み目地配置のパターンが得られる。一
種類のブロック10で、2通りの配置パターンを得るこ
とができるので、金型投資の軽減、在庫量の縮小、運転
資金の圧縮等が可能となる。
【0024】上述した例では、ブロック10に凹部12
が設けられ、タイル16に凸部18が設けられていた。
しかしながら、本発明においては、ブロック10に凸部
18を設け、タイル16に凹部12を設けることもでき
る。凹部と凸部とは相対的なものであり、一方的に定義
されるものではない。重要なのは、ブロック下地が平面
ではなく凹凸があり、同様に、タイル裏面にも凹凸があ
って、両者が嵌合されるように形成されていることであ
る。
【0025】図6は、ブロック10の縁部及び中央部に
溝状の凹部12を設け、タイル16の縁部四囲に畝状の
凸部18を設けた例である。別な表現では、ブロック1
0に凸部を設け、タイル16に凹部を設けたともいえ
る。本例では、図4に示されるのと同様に、1個のブロ
ック10に対し2個のタイル16が貼り付けられる。ま
た、図7(a)に示されるブロック10では、同図
(b)、(c)に示されるように2通りの貼り付け方が
可能であり、図5(d)、(e)に示されるのと同様
の、通し目地又は馬踏み目地ののタイル壁面を得ること
ができる。
【0026】図6、図7に示されるブロック10は、上
下だけに2分割される金型を用いて製造することができ
る。ブロックは、通常、軽量化を図ること、隣接するブ
ロック間を連結すること、補強鉄筋を挿入すること等の
ために、上下方向に貫通穴が設けられる。このため、金
型の抜き方向は上下方向を含むことになる。ブロック
が、左右方向や前後方向に窪みの無い形状であれば、左
右方向や前後方向へ金型を抜く必要がないため、上下方
向へ抜くだけで成形できる。その結果、金型投資が軽減
され、1回の成形当たり取り数を増加できることになる
ので、製造コストを低減させる効果がある。
【0027】上述してきた実施態様の例は、全て、ブロ
ック自体に凹凸を設ける例であった。ブロック成形時に
凹凸を形成すれば、その形状を自由に設定することがで
きるので、種々の大きさや形状のタイルに対応すること
ができる。また、凹凸の形状を精度良く成形できるの
で、タイル裏面に設けられた凸凹との嵌合精度が向上
し、タイルが整然と配列して外観の優れたタイル壁面を
得ることができる。
【0028】一方、図6、図7に例示されるような形状
のブロック10においては、その縁部に設けられる溝状
凹部12の機能を、ブロック間に形成される間隙によっ
て代行させることができる。すなわち、ブロック下地の
目地部分を溝状に凹に形成し、その間隙にタイル裏面の
凸部18を嵌合させることが可能である。タイルが比較
的大きい場合等には、ブロック間に形成される間隙だけ
でブロック下地面の凹部を構成し、特別仕様品ではな
く、通常の市販規格品のブロックを用いて、本発明を実
施することもできる。ブロック間の間隙幅を調整するた
めブロック間にスペーサー等を用いることは、本実施態
様において特に有効な手段である。
【0029】上述したように、凹部12や凸部18の形
状は、四囲が閉じられた形が特に好ましいが、本発明
は、これに限定されず種々の形状で実施可能である。上
下方向と左右方向の位置を決めるためには、少なくと
も、それぞれの方向に1箇所の嵌合・固定点があれば良
い。図8(b)〜(f)は、凹部12や凸部18の形状
について幾つかの例を示している。凹部12又は凸部1
8の形状に合わせ、嵌合しやすいように、凸部18又は
凹部12の形状を定めればよい。しかしながら、本発明
はこれらの形状例に限定されるものではない。
【0030】図8(b)、(c)、(d)、(f)等に
示される形状の凹部12や凸部18を利用すれば、図9
に説明されるような貼り方も可能となり便利である。す
なわち、図9は、図7(a)に示されるブロック10を
用いた例であるが、タイルを上向きに使用するのと下向
きに使用するのとを組み合わすことにより、2段貼り
で、通し目地と馬踏み目地の2通りの貼り付け方が可能
となる。
【0031】本発明の基本的構成は、ブロック下地を形
成する各々のブロックを基準にしてタイルを貼着するこ
とにある。したがって、ブロック下地におけるブロック
の配列が乱れていれば、その上に貼られるタイルの配列
も乱れてしまうので、ブロック下地の構築には十分の注
意が必要である。ブロック下地を構築する場合には、通
常、左右に糸を貼って配列が乱れないように注意して施
工されるが、調合モルタルの固さ等によって仕上がりが
影響されるので、熟練を要する作業である。したがっ
て、ブロックが正しく配列されたブロック下地を、未熟
練者でも簡便に構築できる方法があれば、本発明にとっ
て非常に有用である。
【0032】図10は、下地壁を構成する凹部12を備
えたブロックが、上下及び左右に隣接するブロックと互
いに凹凸嵌合することが可能な一例を示している。すな
わち、同図(a)に示される突起20と窪み22との嵌
合により、左右に隣接するブロック間が連結され、幅
(w1−w2)の目地溝が形成される。図11は、隣接
するブロック間の凹凸嵌合状態を説明するものである。
同様に、図10(b)に示される突起21と窪み23と
の嵌合により、上下に重なるブロック間が連結され、幅
(h1−h2)の目地溝が形成される。本例のブロック
11によってブロック下地を構築する場合には、下方及
び隣接するブロックに当接させながら積み上げていくだ
けで、ブロックが整然と配列されたブロック下地を構築
することができる。したがって、未熟練者でも容易に構
築することができるようになる。ブロック間の連結は、
従来どおり、貫通穴24にモルタルを埋めたり鉄筋を通
すことによって行われる。
【0033】図10に示される例は、上下及び左右に隣
接するブロックと互いに凹凸嵌合されているが、必ずし
も本例に限定されず、上下又は左右に隣接するブロック
とだけ凹凸嵌合されるようにしても、構築の作業性とブ
ロック配置の整然性は大幅に向上する。また、凹凸嵌合
部の形状も、図10の例に限定されず種々の形状・組み
合わせが可能である。
【0034】その他、本発明はその趣旨を逸脱しない範
囲内で、ブロック下地壁の構成、タイルの形状や材質、
凹凸嵌合部の形状や組み合わせ、タイルを貼り付けるモ
ルタルや接着剤の種類等々につき種々なる改良、修正、
変形を加えた態様で実施し得るものである。
【0035】本発明の実施例を、以下に詳しく説明す
る。
【0036】実施例1 図1(a)に示されるのと同様のブロック10、及び、
図1(b)に示されるのと同様のタイル16を用いてタ
イル壁を構築した。390mm×190mm×100m
mのコンクリートブロック10の前面には、深さが5m
mで133mm×40mmの大きさの凹部12が6個、
深さが5mmで64mm×40mmの大きさの凹部14
が3個設けられている。タイル16の大きさは153m
m×60mmであり、裏面の中央部には、高さ5mmで
131mm×38mmの大きさの凸部18が設けられて
いる。
【0037】本ブロック10を積み上げ、上下、左右の
目地幅がそれぞれ5mmになるように注意しながらモル
タルを用いてブロック下地壁を構築した。モルタルが十
分に乾くまでの時間を置いてからタイル16の貼り付け
作業を行ったが、まず、タイル16の裏面凸部18に石
材用の接着剤を適量塗布し、ブロック10に設けられた
凹部12に押しつけて接着した。また、凹部14には、
図2に示されるようにしてタイルを貼着した。凹部12
と凸部18との嵌合によりタイル16が支持されている
ため、接着剤が固化する前でも、タイル16は外れたり
下方にずれたりすることがなく、所定の位置に正しく固
定することができた。同様にしてタイル16を順次貼り
付け、左右・上下に形成される5mm幅の間隙に目地セ
メントを埋めて目地を整え、馬踏目地模様のタイル壁を
完成させた。
【0038】実施例2 実施例1で用いたブロック10の替わりに、図10に示
されるのと同様のブロック11を用いた。ブロック11
は、突起20、21と窪み22、23が設けられ、凹部
12が4個設けられたたことの他は、実施例1で用いた
ブロック10とほぼ同じ形状である。図10で示され
る、w1、h1は15mm、w2、h2は10mmであ
った。隣接するブロック間の突起20と窪み22とを当
接・嵌合させながら積み上げ、貫通穴24、又は、隣接
するブロック間に形成される貫通穴25に鉄筋を通した
りモルタルを埋めたりして補強し、目地幅が5mmに揃
えられたブロック下地壁を構築することができた。
【0039】このように構築されたブロック下地壁に、
実施例1と同様にしてタイル16を貼り付け、タイル壁
を完成することができた。全体の構築作業が容易なので
未熟練者でも実施可能であった。また、出来上がった馬
踏み目地模様のタイル壁は、目地幅5mmでタイルが整
然と並び、極めて優れた外観を呈していた。
【0040】
【発明の効果】本発明に係るコンクートブロックによれ
ば、多角形、円等々の周辺が閉じられた一定の形状の凹
部又は凸部が設けられているので、タイルの裏面に設け
られたれた凸部又は凹部を嵌合させることにより、ブロ
ック下地壁の所定の位置に、タイルのずり落ち等のトラ
ブル無しに、安定にタイルを貼着することができる。
【0041】あるいは、本発明に係るコンクートブロッ
クの別な実施態様によれば、横に伸びる溝状凹部が設け
られているので、タイルの下端部を溝で支持させ、ずり
落ちを防ぐことができる。また、タイルの横方向位置を
自由に決めることができるので、一段ごとに横方向位置
をずらすことにより、種々の模様のタイル壁を得ること
ができる。
【0042】また、本発明に係るタイルによれば、高さ
1mm以上の一定の形状をした凸部又は深さ1mm以上
の一定の形状をした凹部が設けられているので、ブロッ
クの表面に設けられたれた凹部又は凸部に嵌合させるこ
とにより、ブロック下地壁の所定の位置に、タイルのず
り落ち等のトラブル無しに、安定にタイルを貼着するこ
とができる。
【0043】また、本発明に係るタイル施工方法によれ
ば、ブロック下地面に設けられた凹凸とタイル裏面に設
けられた凸凹とが嵌合されて貼着されるので、所定の位
置に正しくタイルを貼着することができる。また、凹凸
嵌合されているので貼着固定力が安定し耐久性が向上す
る効果が得られる。
【0044】さらに、ブロック下地面に設けられる凹凸
を、ブロック下地面を構成するブロック自体に設けれ
ば、その形状を自由に設定することができるので、種々
の大きさや形状のタイルに対応することができる。ま
た、凹凸の形状を精度良く成形できるので、タイル裏面
に設けられた凸凹との嵌合精度が向上し、タイルが整然
と配列して外観の優れたタイル壁面を得ることができ
る。
【0045】さらにまた、ブロックに設けられる凹凸の
形状を、左右あるいは前後の分割を必要とせず、上下に
分割されるだけの金型で製造可能の形状とすれば、複雑
な構造の金型を必要としないため金型への投資を軽減す
ることができる。また、1回の成形当たり取り数を増加
できるので、製造コストを大幅に低減させることができ
る。
【0046】さらに、本発明に用いるブロックの形状
を、上下又は/及び左右に隣接するブロックと互いに凹
凸嵌合可能の形状とすれば、下方及び隣接するブロック
に当接させながらブロックを積み上げていくだけでいい
ので、未熟練者でも容易に構築することができるように
なる。また、目地幅が一定のブロック下地が構築される
ので、そのブロックを基準として貼られたタイルも整然
と配列されることになり、優れた外観のタイル壁を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係り、タイル施工方法の一実施態様を
模式的に説明するものであり、同図(a)はブロック下
地のブロック部分を拡大して示す斜視図、同図(b)は
タイルをを示す斜視図、同図(c)は凹凸嵌合部を示す
側面断面図である。
【図2】本発明に係り、図1で示されたタイル施工方法
を補足説明するものであり、ブロック間に跨がってタイ
ルを貼着する方法を示す正面図である。
【図3】本発明に係り、タイル施工方法の別の一実施態
様を模式的に説明するものであり、同図(a)はブロッ
ク下地のブロック部分を拡大して示す斜視図、同図
(b)、(c)はタイルをを示す斜視図である。
【図4】本発明に係り、タイル施工方法の他の実施態様
を模式的に説明するものであり、同図(a)はブロッ
ク、同図(b)はタイルを示す斜視図である。
【図5】本発明に係り、タイル施工方法の他の実施態様
を模式的に説明するものであり、同図(a)はブロック
の正面図、同図(b)と同図(c)はタイルの貼り付け
方を模式的に説明する正面図、同図(d)と同図(e)
はタイル壁のタイル配置例を示し、同図(d)は通し目
地配置、同図(e)は馬踏み目地配置を示す。
【図6】本発明に係り、タイル施工方法の他の実施態様
を模式的に説明するものであり、同図(a)はブロック
を示す正面図、同図(b)はタイルを示す斜視図であ
る。
【図7】本発明に係り、タイル施工方法の他の実施態様
を模式的に説明するものであり、同図(a)はブロック
の正面図、同図(b)と同図(c)はタイルの貼り付け
方を模式的に説明する正面図である。
【図8】本発明に係り、タイル裏面に設けられる凸部又
は凹部の形状例を示す背面図であり、同図(a)、
(b)、(c)は周囲だけに配設した例、同図(d)、
(e)、(f)は中央部にも配設した例を示す。
【図9】本発明に係り、タイル施工方法の他の実施態様
を模式的に説明する正面図であり、同図(a)は通し目
地配列の例、同図(b)は馬踏み目地配列の例を示す。
【図10】本発明に係り、ブロックの他の一例を模式的
に説明するものであり、同図(a)は中央部の上下方向
断面図、同図(b)は中央部の側方断面図、同図(c)
は正面図である。
【図11】本発明に係り、図9に示されるブロックを使
用した場合の、隣接ブロック間の凹凸嵌合状態を模式的
に説明する中央部の上下方向断面図である。
【符号の説明】
10、11、15、19:ブロック 12、14:凹部 16:タイル 17:ブロック下地壁 18:凸部 20、21:突起 22、23:窪み 24、25:貫通穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも表面の一部に、多角形、円等
    々の周辺が閉じられた一定の形状の凹部又は凸部が設け
    られたことを特徴とするコンクリートブロック。
  2. 【請求項2】 少なくとも表面の一部に、横に延びる一
    定形状の溝状の凹部が設けられたことを特徴とするコン
    クリートブロック。
  3. 【請求項3】 少なくとも裏面の一部に、高さ1mm以
    上の一定の形状をした凸部又は深さ1mm以上の一定の
    形状をした凹部が設けられたことを特徴とするタイル。
  4. 【請求項4】 ブロック下地壁にタイルを貼り付ける施
    工方法において、該ブロック下地壁に設けられた凹凸
    と、タイル裏面に設けられた凸凹とを嵌合させて貼り付
    けることを特徴とするタイル施工方法。
  5. 【請求項5】 前記ブロック下地壁に設けられた凹凸
    が、該ブロック下地壁を構成するブロックに設けられた
    ことを特徴とする前記請求項4に記載するタイル施工方
    法。
  6. 【請求項6】 前記凹凸が設けられたブロックが、上下
    方向だけに分割される金型によって製造されたことを特
    徴とする前記請求項5に記載するタイル施工方法。
  7. 【請求項7】 前記ブロック下地壁を構成するブロック
    が、上下又は/及び左右に隣接するブロックと互いに凹
    凸嵌合されていることを特徴とする前記請求項5又は請
    求項6に記載するタイル施工方法。
JP10067954A 1998-03-18 1998-03-18 コンクリートブロック並びにタイル及びタイル施工方法 Withdrawn JPH11264206A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002081149A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Kotogawa:Kk ブロックを用いた構造物の施工方法
JP2009280961A (ja) * 2008-04-22 2009-12-03 Toyo Kogyo Kk ブロック部材積上体への板状体の貼付施工補助部材およびこの貼付施工補助部材を用いた板状体の貼付施工方法
KR101091798B1 (ko) 2009-04-10 2011-12-12 전남대학교산학협력단 삽입형 디자인 가변 벽돌 및 이들을 이용한 디자인 가변 벽체
CN110424411A (zh) * 2019-08-27 2019-11-08 南京市测绘勘察研究院股份有限公司 一种不规则基坑装配式钢支撑装置及其施工应用方法

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