JP2020182009A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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鈴木 健司
Kenji Suzuki
健司 鈴木
徹雄 高橋
Tetsuo Takahashi
徹雄 高橋
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Mitsuru Kaneda
充 金田
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龍 上馬場
康一 西
Koichi Nishi
康一 西
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Abstract

【課題】リーク電流抑制およびSCSOAを両立するように改善された半導体装置およびその製造方法を提供する。【解決手段】ドリフト層と、第1導電型の半導体材料で形成されたドリフト層と、該ドリフト層の表面に設けられたセル部と、該ドリフト層の表面における該セル部の周囲に設けられた外周部と、該ドリフト層の裏面に設けられ、該第1導電型を有するバッファ層と、該バッファ層の裏面において該セル部の直下領域および該外周部の直下領域に渡って設けられ、第2導電型を有し、該外周部の直下領域における不純物濃度が該セル部の直下領域における不純物濃度よりも低いコレクタ層と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、半導体装置に関するものである。
従来、例えば、特開2011−119542号公報に開示されているように、ドリフト層裏面側に不純物濃度の異なる2層のバッファ層を設けたIGBTが知られている。この公報にかかるIGBTは、IGBTが有するp+コレクタ層から遠い側の低不純物濃度バッファ層と、p+コレクタ層から近い側の高不純物濃度バッファ層とを備えている。
この公報にかかる技術では、低不純物濃度バッファ層と高不純物濃度バッファ層との合計厚さおよび総不純物量を一定範囲に収めることを特徴の一つとしている。当該公報の段落0022に、低不純物濃度バッファ層であるバッファ層24の具体的構造について、不純物濃度が2×1016cm−3であり、厚さが40μmであり、総不純物量が8×1013cm−2である旨の記載がある。
特開2011−119542号公報
上記従来技術にかかる、p+コレクタ層から遠い側の低不純物濃度バッファ層を、以下、ドリフト層に深く形成された不純物濃度が相対的に低いバッファ層という意味で、「深い低濃度バッファ層」とも称す。また、上記従来技術にかかる、p+コレクタ層に近い側の高不純物濃度バッファ層を、以下、ドリフト層に浅く形成された不純物濃度が相対的に高いバッファ層という意味で、「浅い高濃度バッファ層」とも称す。
浅い高濃度バッファ層が設けられていない場合、深い低濃度バッファ層の不純物濃度が低いほど、IGBTのリーク電流が顕著に大きくなる。浅い高濃度バッファ層が設けられると、深い低濃度バッファ層の不純物濃度が低い場合でもリーク電流が十分に小さく抑制されるという利点がある。
一方、深い低濃度バッファ層の不純物濃度を高くすると、絡電流遮断時の安全動作領域においてドリフト層裏面側の電界が高くなりすぎるという欠点がある。絡電流遮断時の安全動作領域とは、スイッチング素子の性能の一つであり、SCSOA(Short Circuit Safe Operating Area)とも呼称される。深い低濃度バッファ層の不純物濃度を適切な範囲に設計する必要があるものの、上記特開2011−119542号公報はある程度高い濃度を開示しているにすぎず、SCSOAについての十分な考察がなされていなかった。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、SCSOAが改善された半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
また、上記特開2011−119542号公報では、浅い高濃度バッファ層と深い低濃度バッファ層のドーパントおよび製造方法について具体的な説明がない。本願発明者は鋭意研究を行った結果、浅い高濃度バッファ層と深い低濃度バッファ層を備える半導体装置を製造する上で好ましい方法を見出した。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、浅い高濃度バッファ層と深い低濃度バッファ層を備える半導体装置を製造するための好ましい製造方法を提供することを目的とする。
また、スイッチング素子の性能の一つに、逆バイアス安全動作領域(Reverse Bias Safe Operation Area:RBSOA)がある。本願発明者は、鋭意研究の結果、良好なRBSOAを満足する好ましい構造を見出すに至った。
本開示の他の目的は、RBSOAが改善された半導体装置を提供することを目的とする。
本開示に係る半導体装置は、ドリフト層と、第1導電型の半導体材料で形成されたドリフト層と、該ドリフト層の表面に設けられたセル部と、該ドリフト層の表面における該セル部の周囲に設けられた外周部と、該ドリフト層の裏面に設けられ、該第1導電型を有するバッファ層と、該バッファ層の裏面において該セル部の直下領域および該外周部の直下領域に渡って設けられ、第2導電型を有し、該外周部の直下領域における不純物濃度が該セル部の直下領域における不純物濃度よりも低いコレクタ層と、を備える。
半導体装置内部の最大電界を抑制できるように第1のバッファ層が有する不純物濃度の上限値を適切に定めたので、SCSOAを好ましい特性に維持することができる。
必要なバッファ層の構造に応じてドーパントを適切に使い分けることで、ドリフト層裏面における深い領域と浅い領域とに第1、2のバッファ層それぞれを精度良く形成することが容易となる。
セル部の外側からセル部へのホールの供給を防止してRBSOAを改善することができる。これとともに、不純物濃度の薄いコレクタ層をゲート配線部の直下領域に存在させることで逆耐圧の低下を防止することもできる。
実施の形態1にかかる半導体装置を示す図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の不純物濃度分布を示すグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の作用効果を説明するためのグラフである。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1にかかる半導体装置の製造方法を説明するための図である。 実施の形態1に対する比較例にかかる半導体装置を示す図である。 実施の形態1対する比較例にかかる半導体装置の不純物濃度分布を示すグラフである。 実施の形態2にかかる半導体装置を示す図である。 実施の形態2の変形例にかかる半導体装置を示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる半導体装置20を示す図である。実施の形態1にかかる半導体装置20は、トレンチゲートを備える絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)である。図1において、半導体装置20は、基板1を備えている。基板1は、珪素からなりn型の導電性を有する。基板1は、IGBTにおけるドリフト層1として機能するので、以下基板1をドリフト層1とも呼称する。
ドリフト層1の上に、表面プロセスによりMOSFET部22が設けられている。MOSFET部22は、p型ベース層2と、n+型エミッタ層3と、トレンチゲート4と、p+型層5と、層間絶縁膜6と、エミッタ電極7と、を備えている。p型ベース層2は、ドリフト層1の表面に設けられている。p型ベース層2は、ドリフト層1とpn接合し、空乏層を形成する。複数のn+型エミッタ層3が、p型ベース層2の表面の複数個所に渡って離間的に形成されている。トレンチゲート4は、それぞれのn+型エミッタ層3を貫通して設けられている。p+型層5は、p型ベース層2の表面において複数のn+型エミッタ層3の間に設けられている。層間絶縁膜6は、n+型エミッタ層3およびトレンチゲート4の表面側を覆っている。エミッタ電極7は、層間絶縁膜6およびp+型層5の表面を覆っている。
ドリフト層1の裏面側には、第1のn型バッファ層8と、第2のn型バッファ層11とが設けられている。第1のn型バッファ層8は、不純物濃度が低く、ドリフト層1の深い領域まで形成されたn型のバッファ層である。第1のn型バッファ層8は、イオン注入機を用いてドリフト層1の裏面にプロトンを注入することで作製される。具体的には、第1のn型バッファ層8は、プロトン注入機を用いて、一例として最大1500keVまで加速電圧を変えつつ複数回注入することで形成される。実施の形態1では、イオン注入前のドリフト層1裏面から30μm程度の深さまで第1のn型バッファ層8を形成するものとする。
第2のn型バッファ層11は、ドリフト層1の裏面側における浅い領域に形成された層であり、第1のn型バッファ層8よりも不純物濃度が高い。第2のn型のバッファ層11は、第1のn型バッファ層8を形成した後のドリフト層1裏面に対してリンあるいはヒ素をイオン注入し、熱処理で活性化することで、形成される。
第2のn型バッファ層11の裏面には、p型のコレクタ層9が設けられている。コレクタ層9の裏面には、さらにコレクタ電極10が設けられている。
図2は、実施の形態1にかかる半導体装置20の不純物濃度分布を示すグラフである。図2に、半導体装置20のドリフト層1の裏面側における不純物濃度プロファイルを示す。最も裏面側のコレクタ層9は最も高い不純物濃度を有する。コレクタ層9よりもドリフト層1に近い第2のn型バッファ層11は、約4×1016cm−3の不純物濃度ピークを有する。第2のn型バッファ層11よりもドリフト層1に近い第1のn型バッファ層8は、複数の濃度ピーク、具体的には4つの濃度ピークを有している。第1のn型バッファ層8が有する4つの濃度ピークのうち、第2のn型バッファ層11に最も近い濃度ピークが、約1.0×1015cm−3である。残り3つの濃度ピークそれぞれは、第2のn型バッファ層11から遠ざかるにつれて徐々に低い値となっている。
なお、第1のn型バッファ層8および第2のn型バッファ層11それぞれの厚さについて例示する。一例としては、後述する図10および図11に示すシミュレーションで設定したように、第1のn型バッファ層8を形成する際のプロトンの注入深さは30μm程度としてもよく、第2のn型バッファ層11の厚さは約1μm〜数μm程度としてもよい。第1のn型バッファ層8の厚さは、プロトン注入深さである30μmから、第2のn型バッファ層11およびコレクタ層9の合計厚さを減算した値となる。
以下、実施の形態1にかかる半導体装置20の作用効果について説明する。図3〜図11は、実施の形態1にかかる半導体装置20の作用効果を説明するためのグラフである。
ここで、比較説明のために、図23および図24に示す比較例も用いる。図23は、実施の形態1に対する比較例にかかる半導体装置120を示す図である。図24は、実施の形態1に対する比較例にかかる半導体装置120の不純物濃度分布を示すグラフである。比較例にかかる半導体装置120は、第2のn型バッファ層11が設けられていない点を除いては、図1に示す半導体装置20と同様の構造および不純物濃度分布を備えている。
第2のn型バッファ層11を形成することの効果を、デバイスシミュレーションを用いて検証した。なお模擬したデバイスはIGBTであり、比抵抗が約67Ω・cm、ウエハ厚みが110μm、定格175A/1200Vという条件で計算した。
図3に第1のn型バッファ層8の単位面積当りの電気的に活性な不純物総量と1200V印加時のリーク電流の関係を示す。第1のn型バッファ層8のみの場合に比べて、さらに第2のn型バッファ層11を保有することで、リーク電流が大きく低減していることがわかる。その理由は、第2のn型バッファ層11がコレクタのホール電流のSi内部への供給を抑制するからである。また、他の理由として、電圧が印加された時、低濃度である第1のn型バッファ層8内にまで空乏層が拡張しても、高濃度である第2のn型バッファ層11で空乏層を止める役割を果たすからである。
図4〜図6は、SCSOA試験時のSi内部のそれぞれ電界、電子濃度、ホール濃度をシミュレーションで調べたものである。シミュレーションは、次の4つの構造について行った。一つ目の構造は、第1のn型バッファ層8を低めに設定し、かつ第2のn型バッファ層11を設けたものである。二つ目の構造は、第1のn型バッファ層8を低めに設定し、かつ第2のn型バッファ層11を省略したものである。三つ目の構造は、第1のn型バッファ層8を高めに設定し、かつ第2のn型バッファ層11を設けたものである。四つ目の構造は、第1のn型バッファ層8を高めに設定し、かつ第2のn型バッファ層11を省略したものである。SCSOAの条件はVce=800V、Vge=15V、tw=5μsであり、t=4μsの時の、電界、電子濃度、ホール濃度をそれぞれシュミレーションしている。
図4は、半導体装置20の表面を原点とした、厚さ方向における電界分布を示している。上記の4つの構造それぞれの結果が、Q1〜Q4の特性カーブで示されている。図4の特性カーブQ3およびQ4からわかるように、第1のn型バッファ層8の不純物濃度が高くなると、表面から厚さ80μmの位置、すなわちドリフト層1と第1のn型バッファ層8の接合部で電界が高くなる。逆に、図4の特性カーブQ1およびQ2からわかるように、第1のn型バッファ層8の不純物濃度が低くなると、ドリフト層1の表面側、具体的には表面から厚さ5μm〜6μm付近において電界が高くなる傾向にある。
図5は、半導体装置20の表面を原点とした、厚さ方向における電子濃度を示している。図6は、半導体装置20の表面を原点とした、厚さ方向におけるホール濃度を示している。図5の特性カーブQ1〜Q4からわかるように、第1のn型バッファ層8の不純物濃度が高い場合と低い場合を比べても、ドリフト層1内つまり基板1内の電子濃度はあまり変わらない。しかし、図6に示すように、第1のn型バッファ層8の不純物濃度が高い特性カーブQ3およびQ4ではドリフト層1内のホール濃度が減少している。これは第1のn型バッファ層8の内部でホールが消滅してしまうためである。その結果、ドリフト層1の裏面側においてキャリアが不足する。キャリアの不足により、ドリフト層1と第1のn型バッファ層8の間で空乏層が拡張する。これに伴って電界が上昇し、正帰還がかかることで過大な電界が生じてしまう。
なお、第2のn型バッファ層11を設けた場合とそうでない場合とを比較すると、半導体装置20内部の電界分布はほとんど変わらない。これは第2のn型バッファ層11でホールの消滅を防止することができるからである。
図7は、第1のn型バッファ層8についての、単位面積当りの電気的に活性な不純物総量とSCSOA試験時の半導体装置20内部の最大電界値との関係を示すシミュレーション結果である。図7に示すように不純物総量が6×1011cm−2付近において最大電界の極小値が得られる。このような傾向となる理由を説明すると、まず、第1のn型バッファ層8の不純物濃度が低いほど、半導体装置20の表面側において電界が高くなる。反対に、第1のn型バッファ層8の不純物濃度が高いほど、半導体装置20の裏面側において電界が高くなる。従って、半導体装置20内の最大電界を低くする観点からは、第1のn型バッファ層8の不純物濃度には丁度良い適正な範囲がある。
特に、図7に示すグラフに従えば、第1のn型バッファ層8の単位面積当りの電気的に活性な不純物総量を4.5×1011cm−2〜1.0×1012cm−2の範囲内に設定することで、半導体装置20内部の最大電界を1.0×10V/cm以下に抑えることができる。その結果、半導体装置20内部の最大電界を抑制でき、高いSCSOAを満足することができる。
図3と図7の結果を合わせると、第2のn型バッファ層11を設けるとともに、第1のn型バッファ層8の不純物濃度を適正範囲内に収めることで、リーク電流を抑えながら、高いSCSOAを保持することができる。
なお、第1のn型のバッファ層8を形成するメリットとして、次の点がある。まず、第2のn型バッファ層11と比べると、形成時に裏面の異物および傷に対して感度が低く、リーク電流のバラつきを抑えて、品質を向上させることができる。また、ターンオフ時の空乏層を第1のn型バッファ層8内で止めることで、キャリアの枯渇を防止し、ターンオフ時の発振を抑制することができる。電圧または電流の発振が起きると、放射ノイズが発生してしまう。特に性能改善のためにウエハを薄くすると、電圧がデバイスに印加された時に、空乏層が裏面に届きやすくなる。これらの課題への対策として第1のn型のバッファ層8を設けることが好ましい。
図8は、ターンオフ時の発振の波形の例である。図8における矢印Sは、「ターンオフ発振開始時の電圧振動幅」を示す。ターンオフ発振開始時の電圧振動幅は、ターンオフに応じて極大値となった電圧がその後減少し、発振が起こることで再度電圧が上昇したときの、極小電圧値と極大電圧値との差である。
図9に第1のn型バッファ層8の単位面積当りの電気的に活性な不純物総量とターンオフ発振開始時の電圧最大振動幅との関係を示す。ターンオフ時の空乏層の伸び方は時間によって変わるので、静的な場合で空乏層の伸び方をシミュレーションで確認した。第1のn型バッファ層8の不純物濃度が低いと、発振が起こりやすくなる。第1のn型バッファ層8の不純物濃度が高いと、電圧の発振を抑制することができる。より詳細には、図9によれば、単位面積当りの電気的に活性な不純物総量が4.5×1011cm−2以上になると、発振電圧が抑制されていることが読み取れる。
図10は定格電圧Vce=1200Vを印加した時の半導体装置20内における電界強度を示した図である。第1のn型バッファ層8の不純物総量を異なる5つの不純物総量に設定し、それぞれの計算結果を示す特性カーブC1〜C5が示されている。5つの不純物総量と特性カーブC1〜C5の関係は、C1が1.6×1011cm−2であり、C2が3.1×1011cm−2であり、C3が4.5×1011cm−2であり、C4が5.9×1011cm−2であり、C5が1.4×1012cm−2である。図10に破線で記入した縦線は、ドリフト層1と第1のn型バッファ層8との接合部J1と、第1のn型バッファ層8と第2のn型バッファ層11との接合部J2と、第2のn型バッファ層11とコレクタ層9との接合部J3とをそれぞれ示している。第1のn型バッファ層8内ではドリフト層1よりも不純物濃度が高くなるので、第1のn型バッファ層8内では空乏層が伸びにくい。
図11は、図10の厚さ90μm〜110μmの領域を拡大した図である。図11に拡大された領域は、第1のn型バッファ層8からコレクタ層9までの領域に対応している。ターンオフ時の発振を抑制するためには、静的な状態で定格電圧が印加された場合において、あるいはスイッチング動作時又はオフ状態の耐圧保持時において、空乏層が第2のn型のバッファ層11に到達しないようにすることが好ましい。この点、図11によれば、単位面積当りの電気的に活性な不純物総量が4.5×1011cm−2以上に設定された特性カーブC3〜C5では、空乏層が第2のn型のバッファ層11に到達していない。4.5×1011cm−2という不純物総量は、ターンオフ時の発振電圧を抑制する最低の不純物総量と一致する。
以上説明したように、実施の形態1では、第1、2のn型バッファ層8、11が設けられた半導体装置20において、第1のn型バッファ層8が有する単位面積当りの電気的に活性な不純物の総量が、1.0×1012cm−2以下とされている。半導体装置20内部の最大電界を抑制できるように、第1のn型バッファ層8が有する不純物総量の上限値を適切に定めたので、SCSOAを好ましい特性に維持することができる。一方、第1のn型バッファ層8が有する単位面積当りの電気的に活性な不純物の総量の下限が、4.5×1011cm−2以上であることが好ましい。これにより、ターンオフ時の発振を抑制する効果が得られる。すなわち、図3、図7、および図9の結果から、第1のn型バッファ層8の単位面積当りの電気的に活性な不純物総量を4.5×1011cm−2〜1.0×1012cm−2の範囲内にすることが好ましい。これにより、リーク電流を抑えつつ、広いSCSOAと高いターンオフ時発振抑制効果を備えることができる。
なお、第2のn型バッファ層11の不純物濃度は、第1のn型バッファ層8よりも高いことが必要である。ただし、リーク電流抑制効果および半導体装置20内部の最大電界抑制効果をより高いものとするためには、第2のn型バッファ層11の不純物濃度にも好ましい範囲がある。図2に示すグラフの縦軸目盛は対数であり、図2では一例として、実施の形態1にかかる第2のn型バッファ層11は不純物濃度分布のピークが3×1016cm−3である。一例としては、第2のn型バッファ層11の厚さ方向における不純物濃度分布の濃度ピーク値を、3×1016cm−3〜6×1016cm−3の範囲内に収まるように設定してもよい。また、第2のn型バッファ層11の単位面積当たりの電気的に活性な不純物総量を、7×1011cm−2〜1.4×1012cm−2の範囲内に収まるように設定してもよい。
なお、実施の形態1にかかる半導体装置20の変形例として次のような半導体装置が提供されてもよい。
実施の形態1では、半導体材料が珪素であり、第1のn型バッファ層8のドーパントが、プロトンであり、第2のn型バッファ層11のドーパントが、リンまたはヒ素である半導体装置20を例示した。しかしながら、ドリフト層1の半導体材料が炭化珪素すなわちSiCであってもよい。この場合は、第1のn型バッファ層8のドーパントが、プロトンであり、第2のn型バッファ層11のドーパントが、窒素であってもよい。
実施の形態1ではトレンチゲートを備えるIGBTを対象にしたが、変形例として、プレーナゲートを備えるIGBTであってもよい。また、コレクタ層9が省略されることで、MOSFETが提供されてもよい。
図12〜図22は、実施の形態1にかかる半導体装置20の製造方法を説明するための図である。図12は、実施の形態1にかかる半導体装置20の製造方法を示すフローチャートである。表面構造つまりMOSFET部22を製造する表面プロセスは、公知のIGBTを製造する方法と同様であり、新規な事項ではない。従って、表面プロセスについては詳細な説明を省略している。
(ステップS100)
図12に示すフローチャートでは、まず、図13に示すように、表面プロセスが完了した時点の半導体ウエハが準備される。半導体ウエハは、珪素からなる基板1にMOSFET部22を形成したものである。図12に示す裏面プロセスの完了後の所定の段階で半導体ウエハがダイシングされることで、チップ化された半導体装置20が提供される。図13の時点ではウエハ厚みは700μm程度であり、ベアウエハとほぼ同じである。
(ステップS102)
次に、図14に示すように、半導体ウエハの裏面側、つまりドリフト層1の裏面側をグラインダーあるいはウェットエッチングで所望の厚みにまで研磨する。実施の形態1では、一例として、ウエハ厚みが110μmとなるまで研磨を行う。
次に、「第1のバッファ層形成工程」を行う。第1のバッファ層形成工程では、ドリフト層1の裏面に第1の深さまでプロトンをイオン注入し、熱処理を行う。これにより、図2に示すような、厚さ方向における不純物濃度分布が第1の濃度ピークを有する第1のn型バッファ層8を形成する。
(ステップS104)
具体的には、まず、図15のように、裏面側からプロトンを最大1500keVの加速電圧で複数回注入する。プロトンの飛程は500keVで6μm、1500keVで30μm程度である。第1のバッファ層形成工程におけるイオン注入は、1.5×10eV以下の加速電圧でのイオン注入を、複数回、行うものであることが好ましい。活性化アニールを実施することでプロトンを拡散させてブロードな不純物濃度勾配が形成されるものの、よりガウス分布に近い不純物濃度勾配を構成するために加速電圧を変更して複数回の注入を行うことが好ましい。
さらに、第1のバッファ層形成工程で、プロトンの注入角度を7度以上、60度以下に設定することが好ましい。イオン注入角度をある程度大きくすることで、第1のn型バッファ層8が有する厚さ方向の不純物濃度勾配を緩やかにすることができる。この点について具体的に説明する。図22に1.0×1012cm−2のプロトンを注入角度7度および60度で半導体基板に注入した場合の不純物濃度プロファイルを示す。プロトン注入角度を小さく設定した場合であっても、活性化アニールを実施することで、プロトンは拡散してブロードなプロファイルにはなるが、半値幅が小さく不純物濃度勾配が急である。この場合、ガウス分布に類似したプロファイルにするために、加速電圧を変更しつつ複数回の注入を行う必要がある。そこで、イオン注入角度を大きく設定することで、すなわち一例としてイオン注入角度を7度〜60度の範囲内に設定することで、飛程は小さくなるものの、図22に示すイオン注入角度が60度の不純物濃度分布のような緩やかな不純物濃度勾配を作りやすくなる。その結果、注入回数を減らすことが可能となり、加速電圧を変更する時にビーム電流を調整する手間などでかかる時間を短縮できるという利点がある。なお、注入深さは注入角度θの関数であり、注入深さはcosθでほぼ決まる。θ=60度ではθ=7度の場合と比べて飛程が半分となる。複数回のイオン注入を行う場合に、7度に設定した注入と60度に設定した注入とを行うことで、第1のn型バッファ層8の不純物濃度ピーク位置を深さ30μm付近と深さ15μm付近とに配置することができる。これにより、耐圧保持時における空乏層の伸び具合をバランスのよいものとすることができる。
(ステップS106)
次に350℃〜450℃程度でのファーネスアニールを行う。これによりプロトンが活性化され、図16のように第1のn型バッファ層8が形成される。
次に、「第2のバッファ層形成工程」を行う。第2のバッファ層形成工程では、第1のn型バッファ層8の裏面に第1の深さよりも浅い第2の深さまでV族元素をイオン注入し、熱処理を行う。これにより、図2に示すような、厚さ方向における不純物濃度分布が第1の濃度ピークよりも高い第2の濃度ピークを有する第2のn型バッファ層11を形成する。
(ステップS108)
具体的には、まず、図17に示すように、加速電圧を1MeV以下でリンを注入する。これにより、ドリフト層1の裏面側の浅い部分、言い換えると第1のn型バッファ層8の裏面の浅い部分に第2のn型バッファ層11を形成する。なお、リンの代わりにヒ素を注入してもよい。
(ステップS110)
その後、レーザーアニールで活性化を実施し、図18で示すように第2のn型バッファ層11を形成する。
このように、第1のバッファ層形成工程はファーネスアニールを行い、第2のバッファ層形成工程はレーザーアニールを行うことが好ましい。
(ステップS112)
次に図19のように、コレクタ層9を形成するために、第2のn型バッファ層11の裏面にホウ素を注入する。
(ステップS114)
次に、レーザーアニールを実施し、図20に示すようにコレクタ層9を形成する。
(ステップS116)
その後、図21のように、コレクタ電極10をスパッタで作製する。コレクタ電極10の材料は、Al/Ti/Ni/AuまたはAlSi/Ti/Ni/Auなどを用いてもよい。
(ステップS118)
最後にn型珪素基板1とコレクタ電極10のコンタクト抵抗の低減のために、熱処理を行う。なお、変形例として、ステップS106におけるプロトンの活性化の熱処理を省略しておき、コレクタ電極10を形成した時の熱処理で兼ねてもよい。
同一の加速電圧においてプロトンは比較的飛程が大きいので、ドリフト層1裏面の深い領域まで第1のn型バッファ層8を形成することに適している。一方、V族元素は比較的飛程が短いので、ドリフト層1裏面の浅い領域に、精度よく高不純物濃度領域を形成することができる。これらの特長を生かしてドーパントを使い分けることで、所望の深さまで所望の不純物濃度で第1のn型バッファ層8および第2のn型バッファ層11を形成することが容易となる。
実施の形態2.
図25は、実施の形態2にかかる半導体装置50を示す図である。実施の形態1ではドリフト層1の裏面側全体に渡ってコレクタ層9を形成している。これに対し、実施の形態2では、セル部62の直下にp型のコレクタ層9を形成し、ゲート配線部64および耐圧保持部66の直下にはコレクタ層9よりも不純物濃度が低いp型のコレクタ層14を形成する。この点を除いては、実施の形態2にかかる半導体装置50は実施の形態1にかかる半導体装置20と同様の構造を備えている。従って、以下では実施の形態1との相違点を中心に説明するものとし、実施の形態1と実施の形態2との間で同一または対応する要素には同一の符号を付し、説明を簡略化または省略する。
図25に示すように、半導体装置50は、ドリフト層1の表面に、セル部62と、セル部62を囲むように設けられた外周部68とを備えている。外周部68は、ゲート配線部64と、耐圧保持部66とを含んでいる。ゲート配線部64は、ドリフト層1の表面におけるセル部62の隣に設けられている。ゲート配線部64は、ゲート配線13を備えている。ゲート配線13は、詳細は図示しないが公知の配線方法に従ってトレンチゲート4と接続している。ゲート配線部64のさらに隣には、耐圧保持部66が設けられている。耐圧保持部66は、ガードリング12を備えている。なお、半導体装置50を平面視した場合には、半導体チップの中央にセル部62が設けられ、このセル部62の周囲にゲート配線部64が設けられ、ゲート配線部64の更に外側に耐圧保持部66が設けられる。
コレクタ層9は、p型を有し、第2のn型バッファ層11の裏面においてセル部62の直下領域に設けられている。コレクタ層14は、p型を有し、第2のn型バッファ層11の裏面においてゲート配線部64の直下領域および耐圧保持部66の直下領域に渡って設けられている。コレクタ層14の不純物濃度は、コレクタ層9の不純物濃度よりも低い。
ゲートに閾値電圧を超える電圧が与えられてIGBTがオンしている状況では、電子電流はセル部62の直下のコレクタ領域に向かって流れる。従って、セル部62領域直下のコレクタ領域がオン動作することから、耐圧保持部66の直下に設けられた低不純物濃度のコレクタ層14の有無に関係なく同等のオン電圧となる。しかしながら、逆バイアス安全動作領域(Reverse Bias Safe Operation Area:RBSOA)のようなターンオフの遮断耐量の試験では、ターンオフ時にゲート電圧が切れる時に、一時的にIGBTがpnp動作に入る。そのため、耐圧保持部66の直下に低濃度のコレクタ層14を設けることで、耐圧保持部66直下のコレクタ層14からセル部62へ流れ込むホール電流を抑制することができる。その結果、ターンオフ遮断耐量が改善される。
図26は、実施の形態2の変形例にかかる半導体装置150を示す図である。半導体装置150では、コレクタ層9をセル部62の直下領域にのみ形成している。つまり、ゲート配線部64および耐圧保持部66の直下領域においてはコレクタ層が設けられておらず、ゲート配線部64および耐圧保持部66の直下領域では第2のn型バッファ層11の裏面にコレクタ電極10が形成されている。
半導体装置50、150の効果の違いについて説明する。耐圧保持部66の直下のコレクタ層14の不純物濃度を下げるよりも、半導体装置150のようにコレクタ層9を外周部68直下部分に形成しないほうが、ターンオフ遮断耐量は改善される。しかしながら、その一方で、半導体装置150では、第1、2のn型バッファ層8、11とコレクタ層9に逆方向の電圧が印加された場合の耐圧が低下する欠点もある。より詳細に説明すると、スイッチング動作時に誘導負荷に溜まったエネルギーを環流ダイオードに流れ始める時に、瞬間的にダイオードに数十ボルト程度の電圧が印加される場合がある。この場合、環流するダイオードと並列接続されているIGBTにはコレクタ側にマイナスの電圧が印加されてしまう。このため、裏面のpnジャンクションの耐圧が必要になる場合がある。そのような耐圧を得るために、半導体装置50では、耐圧保持部66の直下には逆方向耐圧が保持できる程度の不純物濃度を有するコレクタ層14を形成している。
なお、耐圧保持部66はゲート配線部64よりも半導体装置50、150の面方向における幅が広い。耐圧保持部66の直下におけるコレクタ層の構造を工夫することが、RBSOAの向上にとってはより重要である。従って、少なくとも耐圧保持部66の直下領域に対しては、コレクタ層14を設けるかあるいはコレクタ層9、14の何れも設けないことが好ましい。また、ゲート配線部64および耐圧保持部66は、ともにトランジスタが形成されない無効部位、つまり裏面側のコレクタ層が必須ではない部位である。従って、ゲート配線部64および耐圧保持部66をまとめて外周部68として取り扱うことができ、半導体装置50のように外周部68直下領域にコレクタ層14を設けてもよく、あるいは半導体装置150のように外周部68の直下領域にはコレクタ層を設けなくともよい。
なお、実施の形態2にかかる半導体装置50を製造するときには、一例として、実施の形態1の製造方法におけるステップS112のホウ素注入工程およびステップS114のレーザーアニール工程に変形を加えてもよい。具体的には、写真製版技術を用いて、セル部62の直下領域と、ゲート配線部64および耐圧保持部66の直下領域とで、コレクタ層の不純物濃度を変更すればよい。
なお、実施の形態2にかかるコレクタ層14は、いわゆる縦型IGBTおよび縦型MOSFETに対して適用できる。実施の形態1にかかる第1のn型バッファ層8および第2のn型バッファ層11の有無とは関係なく、公知の縦型IGBTおよび縦型MOSFETに適用でき、トレンチゲートおよびプレーナゲートの両方に適用することができる。
1 基板(ドリフト層)、2 p型ベース層、3 n+型エミッタ層、4 トレンチゲート、5 p+型層、6 層間絶縁膜、7 エミッタ電極、8 第1のn型バッファ層、9 コレクタ層、10 コレクタ電極、11 第2のn型バッファ層、12 ガードリング、13 ゲート配線、14 コレクタ層、20、120、50、150 半導体装置、22 MOSFET部、62 セル部、64 ゲート配線部、66 耐圧保持部、68 外周部

Claims (11)

  1. ドリフト層と、
    第1導電型の半導体材料で形成されたドリフト層と、
    前記ドリフト層の表面に設けられたセル部と、
    前記ドリフト層の表面における前記セル部の周囲に設けられた外周部と、
    前記ドリフト層の裏面に設けられ、前記第1導電型を有するバッファ層と、
    前記バッファ層の裏面において前記セル部の直下領域および前記外周部の直下領域に渡って設けられ、第2導電型を有し、前記外周部の直下領域における不純物濃度が前記セル部の直下領域における不純物濃度よりも低いコレクタ層と、
    を備える半導体装置。
  2. 前記バッファ層は、
    前記ドリフト層よりも不純物濃度が高く、単位面積当りの電気的に活性な不純物の総量が1.0×1012cm−2以下である第1のバッファ層と、
    前記第1のバッファ層の裏面に設けられ、前記第1導電型を有し、前記第1のバッファ層よりも不純物濃度が高い第2のバッファ層と、
    を備える請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記第1のバッファ層が有する単位面積当りの電気的に活性な不純物の総量が、4.5×1011cm−2以上である請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体材料が珪素であり、
    前記第1のバッファ層のドーパントが、プロトンであり、
    前記第2のバッファ層のドーパントが、リンまたはヒ素である請求項2または3に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体材料が炭化珪素であり、
    前記第1のバッファ層のドーパントが、プロトンであり、
    前記第2のバッファ層のドーパントが、窒素である請求項2または3に記載の半導体装置。
  6. 前記バッファ層の裏面に設けられ前記第2導電型を有するコレクタ層を、さらに備える請求項1〜5のいずれか1項に記載の半導体装置。
  7. 前記外周部は、前記ドリフト層の表面において前記セル部の隣に設けられたゲート配線部と、前記ゲート配線部のさらに隣に設けられた耐圧保持部とを含み、
    前記コレクタ層は、前記バッファ層の裏面において前記ゲート配線部の直下領域および前記耐圧保持部の直下領域に渡って設けられ、かつ前記ゲート配線部の直下領域および前記耐圧保持部の直下領域における不純物濃度が前記セル部の直下領域における不純物濃度よりも低い請求項1〜6のいずれか1項に記載の半導体装置。
  8. 表面にセル部を備えるドリフト層を準備する工程と、
    前記ドリフト層の裏面に第1の深さまでプロトンをイオン注入することで、厚さ方向における不純物濃度分布が第1の濃度ピークを有する第1のバッファ層を形成する第1のバッファ層形成工程と、
    前記第1のバッファ層の裏面に前記第1の深さよりも浅い第2の深さまでV族元素をイオン注入することで、厚さ方向における不純物濃度分布が前記第1の濃度ピークよりも高い第2の濃度ピークを有する第2のバッファ層を形成する第2のバッファ層形成工程と、
    を備える半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1のバッファ層形成工程で、前記プロトンの注入角度を7度〜60度とする請求項8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第1のバッファ層形成工程は、ファーネスアニールを含み、
    前記第2のバッファ層形成工程は、レーザーアニールを含む請求項8または9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第1のバッファ層形成工程におけるイオン注入は、1.5×10eV以下の加速電圧でのイオン注入を、複数回、行うものである請求項8〜10のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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