JP2023056830A - 衣類処理装置 - Google Patents

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Abstract

Figure 2023056830000001
【課題】防水性に優れた蓋部材を備えた衣類処理装置を提供する。
【解決手段】衣類処理装置は、上方に向けて開口した本体開口部を有する本体と、本体の上部に回動可能に支持されて本体開口部を開閉し、本体の外側を向いた第1面と、第1面に対向して本体開口部側を向いた第2面302と、回動軸が位置するヒンジ部303と、を有する蓋部材30と、蓋部材30の内部に設けられて第1面側から視認可能に情報を表示する表示装置と、表示装置に接続されたリード線50と、本体から延びるリード線50と、を接続するコネクタ53と、を備える。蓋部材30は、内部にコネクタ53を収容するコネクタ収容部322と、コネクタ収容部322を覆うカバー部材34と、を有する。
【選択図】図12

Description

本発明の実施形態は、衣類処理装置に関する。
いわゆる縦軸型の洗濯機において、本体内部に上面が開口した洗濯槽を備え、本体の上部に設けられたトップカバーに洗濯槽の上方に位置する出入口を設け、出入口を開閉する洗濯機蓋はトップカバーのヒンジ部によって回動可能に支持されている。
近年、洗濯機蓋の上面に表示装置を設けた構成が開発されている。表示装置の基板が洗濯機蓋の内部に収容されている場合、洗濯機本体に設けられた制御装置と基板とを接続するリード線は、例えばヒンジ部を通って洗濯機本体から洗濯機蓋側に導かれる。
洗濯機は運転時に水や液状の洗濯処理剤を使用するため、表示装置の基板に水や液体が侵入しないように、防水性能を高めることが好ましい。
特開2017-131424号公報
そこで、防水性に優れた蓋部材を備えた衣類処理装置を提供する。
実施形態の衣類処理装置は、上方に向けて開口した本体開口部を有する本体と、前記本体の上部に回動可能に支持されて前記本体開口部を開閉し、前記本体の外側を向いた第1面と、前記第1面に対向して前記本体開口部側を向いた第2面と、回動軸が位置するヒンジ部と、を有する蓋部材と、前記蓋部材の内部に設けられて前記第1面側から視認可能に情報を表示する表示装置と、前記表示装置に接続されたリード線と、前記本体から延びるリード線と、を接続するコネクタと、を備える。前記蓋部材は、内部に前記コネクタを収容するコネクタ収容部と、前記コネクタ収容部を覆うカバー部材と、を有する。
一実施形態による洗濯機の外観を示すもので、蓋部材が閉じた閉鎖状態を示す斜視図 一実施形態による洗濯機の内部構成を概略的に示す断面図 一実施形態による洗濯機の外観を示すもので、蓋部材が開いた開放状態を示す斜視図 一実施形態による洗濯機の蓋部材を第2面側から示す図 一実施形態による洗濯機の蓋部材の主要な構成を示す分割斜視図 一実施形態による洗濯機の蓋部材の主要な構成を示す分割右側面図 一実施形態による洗濯機の支持部材を第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機の基板保持部材を第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機のメインカバーを第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機のヒンジ部カバーを第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機の蓋部材からヒンジ部カバーを外して第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機の蓋部材からヒンジ部カバーを外した状態でメインカバーの一部を取り除いて第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機の支持部材のコネクタ収容部周辺を第2面側から見た図 その他の実施形態による洗濯機の支持部材のコネクタ収容部周辺を第2面側から見た図 一実施形態による洗濯機のコネクタを図13のXV-XV線に沿って示す断面図 一実施形態による洗濯機の防水部材に被覆された状態のリード線を示す断面図
以下、一の実施形態について図面を参照して説明する。図1~図3に示す衣類処理装置としての洗濯機10は、本体20、水槽11、回転槽12、モータ13、排水弁14、給水弁15、給水経路16、及び表示装置17を備えている。なお、図1の左手前側を洗濯機10の前側とし、図1の右奥側を洗濯機10の後側とする。洗濯機10の使用時に、ユーザは、洗濯機10の前側に位置するものとする。また、洗濯機10の設置面側つまり鉛直下側を、洗濯機10の下側とし、設置面と反対側つまり鉛直上側を、洗濯機10の上側とする。そして、洗濯機10の前後方向及び上下方向に対して直角方向を、洗濯機10の幅方向すなわち左右方向とする。
本実施形態の洗濯機10は、回転槽12の回転軸が鉛直方向を向いたいわゆる縦軸型の洗濯機である。なお、洗濯機10は、縦軸型に限らず、例えば回転槽12の回転軸が地面に対して水平又は傾斜したいわゆるドラム式の洗濯機であっても良い。また、洗濯機10は、乾燥機能を備えていても良いし、備えていなくても良い。
本体20は、図1に示すように、箱体21、トップカバー22、バックカバー23、及び蓋部材30を有している。箱体21は、洗濯機10の外殻を構成している。箱体21は、例えば鋼板等によって略矩形の箱状に形成されており、上側が開口している。水槽11は、本体20の内部すなわち箱体21の内部に収容されている。回転槽12は、水槽11の内部に収容されている。水槽11は、上側が開口した有底円筒形状に形成されている。同様に、回転槽12も、上側が開口した有底円筒形状に形成されている。水槽11と回転槽12とは、洗濯機10の運転時に内部に衣類を収容する洗濯槽を構成する。
トップカバー22は、箱体21の上部に設けられている。トップカバー22の外形は、箱体21の外形に沿った形状に形成されており、図2及び図3に示すように内側に上下方向に貫通する本体開口部221を有している。本体開口部221は、前方に弧を有する概ね半円のような形状を有する。トップカバー22の上部は、前方に向けて下降するように傾斜している。バックカバー23は、図1から図4に示すように、トップカバー22の後方に設けられている。バックカバー23は、全体として洗濯機10の左右方向に長い矩形の箱状に構成されている。バックカバー23の内部には、例えば給水弁15と、給水経路16の一部とが収容される。また、洗濯機10が乾燥機能を備えたものである場合、例えばヒータ等で構成されて乾燥風を生成するための乾燥ユニットも、バックカバー23の内部に収容することができる。
トップカバー22は、図3に示すように左右の側壁部222が左右方向に関する中央部よりも上方に突出した形状となっている。つまり、トップカバー22の上部は、本体開口部221の周囲における床面からの高さ位置よりも、左右の側壁部222における床面からの高さ位置が高く設定されている。なお、本明細書において左右方向に関する中央部とは、左右方向の中心に限られず、少なくとも左右方向の縁部以外の部分を指す。トップカバー22の後部寄りの上部には、左右方向に延びるヒンジ受部223が設けられている。
蓋部材30は、トップカバー22の上方であってバックカバー23の前方に設けられており、トップカバー22の本体開口部221を開閉する。蓋部材30は、トップカバー22の上部後方に設けられたヒンジ受部223によって回動可能に支持されている。なお、本実施形態では、蓋部材30は一枚の板状に形成され折り曲げ不可能な構成となっているが、前後方向の中心部で2つに折り曲げ可能に構成することもできる。
蓋部材30は、図2等に示すように、第1面301と第2面302とヒンジ部303とを有する。第1面301は、蓋部材30によって本体開口部221を閉じた閉鎖状態において、洗濯機10の外側を向く面である。第2面302は、第1面301と対向する面であって、閉鎖状態においてトップカバー22、及び本体開口部221を介して水槽11及び回転槽12と対面する。蓋部材30の第1面301は平坦に構成されており、洗濯機10の上面を構成する。ヒンジ部303は、蓋部材30のうちヒンジ受部223によって回動可能に支持される部分である。ヒンジ部303は、平面視において左右方向に延びて蓋部材30の後部の辺を形成し、側面視において第2面302側に膨出している。
図1及び図2に示すように、蓋部材30を閉じた閉鎖状態において、蓋部材30は、後方から前方に向かって下方へ傾斜した姿勢つまり前下がりの姿勢で配置される。すなわち、蓋部材30を閉じた際、洗濯機10の上面は、後方から前方へ向かって下降傾斜している。なお、蓋部材30は、閉鎖状態において第2面302とトップカバー22の左右の側壁部222とが接触する。これにより、蓋部材30は、トップカバー22の左右の側壁部222によって下方から支持される。
モータ13は、図2に示すように水槽11の底部の外側に設けられており、水槽11を貫いて回転槽12に接続されている。モータ13は、例えばアウターロータ型のDCブラシレスモータで構成することができる。モータ13は、図示しない制御装置の制御を受けて駆動し、回転槽12を回転させる。
排水弁14は、電磁駆動可能な液体用の開閉弁であり、図示しない制御装置によって駆動制御される。排水弁14の入力側は、水槽11の下端部に設けられた排水口111に接続されており、排水弁14の出力側は、洗濯機10の外部に接続されている。排水弁14は、水槽11内に貯留されている水を機外の外部に排水するための排水経路を開閉する。排水弁14が閉じると、水槽11内は水を貯留可能な状態となる。また、排水弁14が開くと、水槽11内に貯留された水が機外へ排水可能となる。
給水弁15は、バックカバー23の内部に設けられている。給水弁15は電磁駆動可能な液体用の開閉弁であり、給水経路16を開閉する。給水経路16は、外部の給水源と接続する接続口と水槽11とを繋ぐ経路である。給水経路16の一部はバックカバー23の内部を通り、一部はトップカバー22の内部を通って水槽11まで延びる。給水経路16の途中には、注水ケースが設けられている。注水ケースには、洗剤や柔軟剤などの洗濯処理剤を収容可能な処理剤ケースが設けられている。
表示装置17は、図1に示すように蓋部材30の第1面301側から視認及び操作可能に設けられている。表示装置17は、表示し、及びユーザの操作を受け付ける表示部171と、表示部171の動作を制御する基板172とを含んで構成される。表示部171は、例えば静電容量式のタッチパネルであって、詳細は図示しないが、スタートキーや一時停止キー、及びユーザが洗濯運転の内容の設定等を行うための各種操作キーなどが設けられている。
モータ13、排水弁14、給水弁15、及び表示装置17などは、図示しない制御装置によって駆動制御される。制御装置は、洗濯機10の洗い工程、濯ぎ工程、脱水工程、及び乾燥工程のうち少なくとも1工程を含む洗濯運転を実行する。
蓋部材30の構成について図4~図16も参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断らない限り、上下方向は閉鎖状態における蓋部材30の姿勢に関して言及されている。つまり、第1面301側が上側、第2面302側を下側とする。また、蓋部材30の自由端部側つまり閉鎖状態においてトップカバー22の前端部に面する側を前側とし、ヒンジ受部223に支持されている固定端部側を後側とする。
図5及び図6等に示すように、蓋部材30は、板部材31と、支持部材32と、保持部材33と、メインカバー34と、ヒンジ部カバー35とを含んで構成される。板部材31は、支持部材32の上面側に配置され、蓋部材30の第1面301を形成する。つまり、板部材31は、蓋部材30の閉鎖状態において外部に露出してユーザによって視認される部分である。板部材31は、透明又は半透明の部材で構成され、概ね矩形の板状に形成されている。本実施形態では、板部材31は強化ガラスで形成されている。他の実施形態では、板部材31を例えばアクリル樹脂などの合成樹脂で形成しても良い。
支持部材32は、概ね矩形の板状に形成されて、板部材31を第2面302側からつまり下方から支持する。支持部材32と板部材31との間には、図示しない例えば接着剤や接着テープなどの貼付部材が設けられている。
図7に示すように、支持部材32は、表示装置収容部321と、コネクタ収容部322と、ガイド溝323とを有する。表示装置収容部321は、支持部材32の中央部に設けられ、支持部材32を厚み方向に貫通する概ね矩形の開口である。表示装置収容部321は、内部に表示部171及び表示部171の動作を制御する基板172を収容する。表示部171は、第1面301側から視認可能に設置され、基板172は、表示部171の第2面302寄りつまり下方に設けられている。なお、表示部171と基板172とは、一体に構成されていても良いし、別体に構成されていても良い。
コネクタ収容部322は、表示装置収容部321よりも後方つまりヒンジ部303寄りに設けられている。コネクタ収容部322は、支持部材32を第2面302側から第1面301側に向かって窪ませた容器状に形成されている。本実施形態では、コネクタ収容部322は、左右方向に長い矩形に形成されている。コネクタ収容部322は、本体20から延びるリード線50と基板172から延びるリード線51とを接続するコネクタ53を内部に収容する。コネクタ収容部322とヒンジ部303とは接しておらず、前後方向に離れている。つまり、コネクタ収容部322とヒンジ部303との間には、前後方向に所定の距離を有する空間が設けられている。
ガイド溝323は、支持部材32の第2面302寄りの面つまり下面に設けられており、リード線51を内部に収容しつつコネクタ収容部322から表示装置収容部321まで導く機能を有する。ガイド溝323は、支持部材32と一体に形成されている。本実施形態では、ガイド溝323は支持部材32の第2面302寄りの面を第1面301に向けて窪ませて形成されている。なお、ガイド溝323が第1面301に向けて窪ませて形成されているとは、支持部材32の第2面302寄りの面の大部分よりも底部が第1面301寄りに位置する溝形状を形成していることだけでなく、支持部材32の第2面302寄りの面から第2面302に向かって突出して形成された壁部によって囲まれることにより溝形状を形成していることも含まれる。
保持部材33は、概ね矩形の板状に形成されており、表示装置収容部321の開口を第2面302側から覆って表示装置収容部321の開口を開閉する。保持部材33は、表示装置収容部321に収容された表示装置17が支持部材32から脱落することを抑制する。本実施形態では、表示装置17は、予め保持部材33に装着されて、保持部材33を表示装置収容部321に装着することによって、蓋部材30に取り付けられる。
メインカバー34は、図4、図6、及び図11等に示すように、支持部材32の第2面302側つまり下方に配置されて、蓋部材30の第2面302を形成する。図4、図9等に示すように、メインカバー34は、全体として矩形に形成され第1面301側つまり上方に向かって開口した浅い容器状に形成されている。メインカバー34を支持部材32に組み付けると、少なくとも表示装置収容部321が覆い隠される。本実施形態では、メインカバー34はコネクタ収容部322を覆っていない。この場合、メインカバー34は、切欠き部341を有している。切欠き部341は、メインカバー34の後部の一部を前方に向かって凹ませるように切り欠いて形成されている。切欠き部341は、メインカバー34の後部の左右方向の中央部であって、メインカバー34を支持部材32に組付けた際にコネクタ収容部322の外周部と概ね対応する位置に設けられている。なお、他の実施形態では、メインカバー34がコネクタ収容部322を覆う構成であっても良い。
図10に示すように、ヒンジ部カバー35は、左右方向に長い矩形の板状に形成されており、少なくともヒンジ部303の第2面302側の面を形成する。つまり、ヒンジ部カバー35は、ヒンジ部303を第2面302側から覆う。本実施形態では、ヒンジ部カバー35は、コネクタ収容部322の開口を開閉する。メインカバー34とヒンジ部カバー35とは、共に蓋部材30の第2面302を形成するカバー部材を構成している。
図11、12に示すように、ガイド溝323はカバー部材具体的にはメインカバー34によって第2面302側から覆われる。つまり、ガイド溝323の第2面寄りの開口は、メインカバー34によって覆われる。これにより、ガイド溝323の内部には液体や水蒸気が侵入し難くなる。そのため、リード線51を伝って液体が基板172やコネクタ53に到達することを抑制することができる。
本実施形態では、ヒンジ部カバー35とメインカバー34とは、ヒンジ部カバー35の前部であってメインカバー34の後部において、この場合コネクタ収容部322の周囲において第1面301に垂直方向に関して重なっている。メインカバー34は、ヒンジ部カバー35と重なる後部において、第2面302側に段差を有している。つまり、メインカバー34は、ヒンジ部カバー35と重なる部分において、ヒンジ部カバー35を受け入れるように第1面301側に向かって窪んでいる。本実施形態では、メインカバー34は、後部においてヒンジ部カバー35の厚み分だけ窪んでおり、メインカバー34とヒンジ部カバー35とが支持部材32に装着された状態で、メインカバー34とヒンジ部カバー35との双方の第2面302側の面は、同一面上となるいわゆる面一の状態で配置される。これにより、カバー部材の概ね全体に亘って、同一の厚みを維持することができる。そのため、切欠き部341が形成されていても、カバー部材の強度が全体として概ね一定に保たれている。
ヒンジ部カバー35の左右方向の中央部には、開口部351が形成されている。開口部351は、ヒンジ部カバー35の後部を切り欠いて形成され、ヒンジ部カバー35とメインカバー34とを支持部材32に装着した状態で、開口部351によって蓋部材30の内部と外部とが連通する。
ヒンジ部カバー35によってコネクタ収容部322を覆った状態つまりヒンジ部カバー35を支持部材32及びメインカバー34に装着した状態で、ヒンジ部カバー35とコネクタ収容部322の開口部との間には隙間が設けられている。この隙間は、リード線50、51がコネクタ収容部322内部に引き込まれ又は引き出される空間となる。つまり、ヒンジ部カバー35の内側表面すなわち第1面301側の表面と、コネクタ収容部322の開口部とは、第1面301に垂直な方向に関して所定距離離れている。この所定距離は、リード線50、51を通すことができればよく、例えば1mm~5mmの範囲内に設定することができる。
蓋部材30は、更に連結部材36を有する。連結部材36は、ヒンジ部303において、ヒンジ部カバー35の開口部にはまり込むように位置している。連結部材36は、トップカバー22のヒンジ受部223の中央部に回動不可能に支持されて、支持部材32やメインカバー34、ヒンジ部カバー35に対しては回動可能に設けられている。連結部材36は、トップカバー22と、蓋部材30とを連結する機能を有する。詳細は図示しないが、連結部材36は、後部と右側面とに内部をリード線50が通過可能に連通下開口部を有している。
リード線50、51は、本体20内部に設けられた制御装置と表示装置17より具体的には基板172とを電気的に接続する。図12を参照して、本体20から基板172まで延びるリード線50、51の配設方法を説明する。リード線50は、本体20からヒンジ部303を通って蓋部材30に導かれる。この場合、リード線50は連結部材36と、ヒンジ部カバー35の開口部351とを通ってカバー部材の内側に引き込まれる。
リード線50は、ヒンジ部カバー35の内側つまり第1面301寄りにおいて、直接前方に設けられたコネクタ収容部322に向けて延びてはいない。つまり、リード線50は、まず左右方向この場合右方に引き回されて、メインカバー34の後部に設けられたガイド部342によって向きを変えられて前方に向かう。ガイド部342は、リード線50の向きを変えてリード線50を屈曲させる機能を有する。本実施形態では、ガイド部342は、ヒンジ部303において切欠き部341を後方に延長した領域、この場合切欠き部341の右端部を後方に延長した領域に設けられている。ガイド部342は、メインカバー34から第2面302側に突出して第1面301に垂直な方向に延びる軸部と、軸部の第2面302側の先端部から第1面301に水平な方向に延びる爪部とを有する。爪部は、軸部の周囲を引き回されるリード線50が、ガイド部342から脱落することを抑制する機能を有する。
リード線50は、ガイド部342の周囲を回ってこの場合概ね270°向きを変えて前方のコネクタ収容部322に向けて進む。コネクタ収容部322に至ったリード線50は、左右方向この場合左方へ向きを変えて、左右方向に長いコネクタ収容部322内部を進み、コネクタ53に接続される。例えば、リード線50のコネクタ53に接続される先端部は雄側コネクタ501であり、コネクタ53は雌型コネクタである。コネクタ53のリード線50との接続側に対する反対側からは、リード線51が延びている。
リード線51は、コネクタ53から左右方向この場合左方に向かって延びて、コネクタ収容部322の外部に出る。コネクタ収容部322の外に出たリード線51は、メインカバー34の内側つまり第1面301寄りを更に左方に向かって延びる。リード線51は、支持部材32の第2面302寄りの面つまり下面に設けられたガイド溝323によって基板172まで導かれる。ガイド溝323は、コネクタ収容部322の左方から更に左方に向けて延びて、基板172の左辺を後方に延長させた領域よりも右側で方向を変えて前方に向けて延びる。すなわち、リード線51は、コネクタ収容部322から左方に延び、方向を転換して前方に向かって延びて、基板172の後部左寄り部分に接続される。
蓋部材30は、更に、図13~図16に示すように、防水構造を有する。防水構造は、少なくともコネクタ53及び又コネクタ53の周辺への液体や水蒸気の侵入を低減する機能を有する。例えば、防水構造は、防水性能を有する防水部材によって、コネクタ53やコネクタ53の周辺の構成を覆うことによって実現することができる。なお、図13~図16以外の図では、防水構造の図示は省略されている。
一の実施形態では、蓋部材30は、図13に網掛けで示すように、防水部材60を有する。防水部材60は、コネクタ収容部322の開口部を密封する。例えば、防水部材60は、コネクタ収容部322の開口部とヒンジ部カバー35との間に配置されて、コネクタ収容部322内部を密封する。これにより、コネクタ収容部322内部に液体や水蒸気が侵入することを抑制して、コネクタ53の内部に液体や水蒸気が到達することを抑制する。防水部材60は、防水性、柔軟性及び伸縮性を有する例えば合成又は天然ゴムで形成されたパッキンやクッション材である。この場合、防水部材60は、例えばコネクタ収容部322の開口部の外形つまり中央部が開口した枠状に形成されてもよい。他の実施形態では、図14に網掛けで示すように、蓋部材30は、コネクタ収容部322の全体を覆う形状この場合矩形に形成された防水部材70を有していてもよい。
一の実施形態では、図15に示すように、蓋部材30は防水部材61を有する。防水部材61は、コネクタ53の表面を直接又は間接的に被覆する。防水部材61は、例えばコネクタ53の周囲を巻回して密封する。これにより、コネクタ53を被覆することで、コネクタ53の内部に外部から液体や水蒸気が侵入することを抑制する。防水部材61は、防水性、伸縮性及び柔軟性を有するシート状又はテープ状の部材であり、例えば合成樹脂で形成されている。他の実施形態では、防水部材61は、防水性及び柔軟性を有する袋状の部材であり、内部にコネクタ53を封入する。
一の実施形態では、図16に示すように蓋部材30は防水部材62を有する。防水部材62は、直接又は間接的にリード線50及び又はリード線51を包む。これにより、リード線50及び又はリード線51に液体や水蒸気が付着することを抑制すると共に、リード線50及び又はリード線51の表面を伝ってコネクタ53の内部に液体や水蒸気が侵入することを抑制する。防水部材62は、例えば合成樹脂で形成された防水性であって、粘着性又は非粘着性のテープである。防水部材62は、リード線50、51の表面に巻き付けることができる。他の実施形態では、防水部材62は、例えば防水性及び柔軟性を有するチューブ状部材である。防水部材62は、例えば、合成樹脂で形成されたいわゆる絶縁チューブである。なお、リード線50及び又はリード線51の表面を絶縁チューブで覆った後に、更に防水性のテープを巻き付けて防水部材62としてもよい。
防水部材60若しくは70、61又は62は、それぞれ単独で使用しても良いし、2以上を組み合わせて使用しても良い。本実施形態では、蓋部材30は防水部材60、61、及び62をいずれも含んで構成されている。
ここで、洗濯機10の運転には水や洗濯処理剤などの液体が使用される。また、温水や乾燥機能を使用した場合には、本体20内部に水蒸気が発生する。一方、本体20から蓋部材30内部にリード線50が引き込まれるためには、蓋部材30にリード線50を通す開口が必要となる。この場合、本体20内部において防水性を高めていても、蓋部材30の内部とりわけ通電されるリード線50、51やコネクタ53の防水性が低いと、開口から侵入した液体や水蒸気などによって、漏電などの虞がゼロではない。
以上説明した本実施形態によれば、衣類処理装置としての洗濯機10は、本体20と、蓋部材30と、表示装置17と、コネクタ53と、を備える。本体20は、上方に向けて開口した本体開口部221を有する。蓋部材30は、本体20の上部に回動可能に支持されて本体開口部221を開閉し、本体20の外側を向いた第1面301と、第1面301に対向して本体開口部221側を向いた第2面302と、回動軸Axが位置するヒンジ部303と、を有する。表示装置17は、蓋部材30の内部に設けられて第1面301側から視認可能に情報を表示する。コネクタ53は、表示装置17に接続されたリード線51と、本体20から延びるリード線50と、を接続する。蓋部材30は、コネクタ収容部322と、カバー部材を構成するメインカバー34及びヒンジ部カバー35と、を有する。コネクタ収容部322は、内部にコネクタ53を収容する。メインカバー34及び又はヒンジ部カバー35は、コネクタ収容部322を覆う。
これによれば、蓋部材30の内部において液体や水蒸気が侵入した際に漏電のリスクのあるコネクタ53は、カバー部材によって保護される。そのため、コネクタ53に液体や水蒸気が侵入することを抑制できる。したがって、防水性に優れた蓋を備えた衣類処理装置が提供される。
更に、蓋部材30は、防水部材としての防水部材60、61、62を備える。防水構造は、リード線50、51及びコネクタ53の少なくともいずれか一方への液体又は水蒸気の侵入を防ぐ。これによれば、蓋部材30の内部において漏電のリスクのあるリード線50、51及び又はコネクタ53は、防水構造によって保護される。したがって、防水性に優れた蓋を備えた衣類処理装置が提供される。
蓋部材30は、リード線50の少なくともコネクタ53に接続される部分からヒンジ部303を通過する部分までを包んでいる防水部材62を有する。
これによれば、ヒンジ部カバー35の開口部351において、外部への露出の可能性があり、液体や水蒸気への露出の可能性が高くなりがちなリード線50自体への液体や水蒸気の侵入を抑制することができる。更に、液体や水蒸気がリード線50の表面を伝ってコネクタ53に到達することを抑制することができる。したがって、蓋部材30の防水性が向上した衣類処理装置が提供される。
蓋部材30は、表示装置17とコネクタ53とを接続するリード線51を被覆する防水部材62を有する。
これによれば、液体や水蒸気がリード線51を伝って基板172まで到達することが抑制される。したがって、蓋部材30の防水性が向上した衣類処理装置が提供される。
コネクタ収容部322は蓋部材30この場合支持部材32の第2面302側から第1面301側に向かって窪ませて形成されている。蓋部材30は、ヒンジ部カバー35によってコネクタ収容部322が覆われた状態においてコネクタ収容部322の開口部とカバー部材この場合ヒンジ部カバー35との間の隙間を埋めるように配置される前記防水部材を有する。
これによれば、コネクタ収容部322外部からの液体又は水蒸気の侵入を抑制することができる。したがって、蓋部材30の防水性が向上した衣類処理装置が提供される。
蓋部材30は、コネクタ53を包み込む防水部材61を有する。この場合、例えば防水部材61は、防水性のシート状の部材であってコネクタ53を巻回してもよいし、防水性の袋状の部材であってコネクタ53を封入してもよい。
これによれば、仮にコネクタ収容部322内部に液体や水蒸気が侵入してしまったとしても、コネクタ53の内部まで液体や水蒸気が侵入することを抑制することができる。したがって、蓋部材30の防水性が向上した衣類処理装置が提供される。
コネクタ収容部322とヒンジ部303との間には、蓋部材30が閉じた閉鎖状態において前後方向に関して空間が形成される。つまり、コネクタ収容部322とヒンジ部303とは、第1面301に垂直な方向に関して互いに離れている。
これによれば、コネクタ収容部322を、開口部351が設けられたヒンジ部303から離して配置することにより、開口部351を介して液体や水蒸気がコネクタ53の内部に侵入することを抑制することができる。したがって、蓋部材30の防水性が向上した衣類処理装置が提供される。
リード線50、51は、リード線50のヒンジ部303を通る部分から、リード線51の表示装置17この場合基板172との接続部までが、一直線上にない。つまり、リード線50、51は、開口部351から基板172との接続部まで、少なくとも一度屈曲している。
これによれば、リード線50、51を屈曲した形状とすることで、蓋部材30の閉鎖状態では、仮に液体がリード線50,51を伝って流れ落ちても最下点であるリード線50、51の屈曲部に溜まり、その先の基板172との接続部まで伝い難くなる。また、蓋部材30が開いた開放状態においては、水蒸気がリード線50、51の周囲を直線的に上昇して基板172まで到達し難くなる。そのため、基板172との接続部や基板172に液体や水蒸気が侵入することを抑制することができる。したがって、蓋部材30の防水性が向上した衣類処理装置が提供される。
なお、上記各実施形態は、相互に組み合わせることができる。また、2以上の実施形態の特徴部分のみを抽出して組み合わせることもできる。上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲及び要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…洗濯機、11…水槽(洗濯槽)、12…回転槽(洗濯槽)、17…表示装置、171…表示部、172…基板、20…本体、30…蓋部材、301…第1面、302…第2面、303…ヒンジ部、31…板部材、32…支持部材、表示装置収容部321、コネクタ収容部、33…基板保持部材、34…メインカバー、35…ヒンジ部カバー、50,51…リード線、53…コネクタ、60,61,62…防水部材、70…防水部材、Ax…回動軸

Claims (7)

  1. 上方に向けて開口した本体開口部を有する本体と、
    前記本体の上部に回動可能に支持されて前記本体開口部を開閉し、前記本体の外側を向いた第1面と、前記第1面に対向して前記本体開口部側を向いた第2面と、回動軸が位置するヒンジ部と、を有する蓋部材と、
    前記蓋部材の内部に設けられて前記第1面側から視認可能に情報を表示する表示装置と、
    前記表示装置に接続されたリード線と、前記本体から延びるリード線と、を接続するコネクタと、を備え、
    前記蓋部材は、
    内部に前記コネクタを収容するコネクタ収容部と、
    前記コネクタ収容部を覆うカバー部材と、を有する
    衣類処理装置。
  2. 前記蓋部材は、前記リード線の前記コネクタに接続される部分から前記ヒンジ部を通過する部分までを包んでいる防水部材を有する
    請求項1に記載の衣類処理装置。
  3. 前記蓋部材は、前記表示装置と前記コネクタとを接続する前記リード線を被覆する防水部材を有する
    請求項1又は2に記載の衣類処理装置。
  4. 前記コネクタ収容部は前記蓋部材の前記第2面側から前記第1面側に向かって窪ませて形成されており、
    前記蓋部材は、前記カバー部材によってコネクタ収容部322が覆われた状態において前記コネクタ収容部の開口部と前記カバー部材との間の隙間を埋めるように配置される防水部材を有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の衣類処理装置。
  5. 前記蓋部材は、前記コネクタを包み込む防水部材を有する
    請求項1から4のいずれか一項に記載の衣類処理装置。
  6. 前記コネクタ収容部と前記ヒンジ部との間には、前記蓋部材が閉じた閉鎖状態において前後方向に関して空間が形成される
    請求項1から5のいずれか一項に記載の衣類処理装置。
  7. 前記リード線は、前記ヒンジ部を通る部分から前記表示装置との接続部までが、一直線上にない
    請求項1から6のいずれか一項に記載の衣類処理装置。
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