JP2500560B2 - 王冠用ライナ― - Google Patents
王冠用ライナ―Info
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Description
性、衛生性に優れ且つ荷扱い、輸送、保管等の実用時に
おける瓶口への衝撃等の外力に充分耐え得る耐衝撃性、
耐荷重性を有する王冠ライナーに関する。さらに詳しく
は、エチレン系樹脂の優れた柔軟性、食品衛生性、成形
加工性等の特徴を損うことなく、飲料、特に清涼飲料、
ビール等内圧を有する内容物の密封性、保存性や実用時
の外力に対する耐久性が著しく改善された王冠ライナー
に関する。
ク、軟質PVC、オレフィン系樹脂、特にエチレン系樹
脂等が材料として使用されている。このうちコルク表ラ
イナーはその反発弾性が好まれ古くから使用されている
天然材料であるが、その品質差が大きく品質が不安定に
なることやコルクダストの発生や比較的高価であること
等から、近年軟質PVCやオレフィン系樹脂等のライナ
ーにその地位を譲りつつある。
封性に優れているものの、近年、可塑剤や塩ビモノマー
等からくる衛生性の問題から、衛生性に優れるオレフィ
ン系樹脂に変りつつある。そして、オレフィン系樹脂表
ライナーとしては、本来柔軟な性質を備えたエチレン系
樹脂が広く使用されている。
り、コルクのほか軟質PVCにみられる高分子ゾルを塗
布し乾固する方法、シート材を成形し、これを裁断し王
冠へ貼ける方法(以下、これをシートによる方法とい
う)そしてインシェル・モールディングによる方法(特
開昭52−110176号、特開昭53−89583号
等参照)等が開発されている。
ングによる方法は、シートによる方法に比べ密封を必要
とする瓶口へ相対するライナー部分の肉厚、形状を選択
的に選べるので、より有効かつ効率的なシールデザイン
をライナーに賦与できるという特長を有している。した
がって、インシェル・モールディングによって製造した
ライナーは使用材料の省資源化を可能とし経済性に優
れ、また、王冠に直接内設する状態で加工されることか
ら工程が短縮され、生産速度に優れ、特に炭酸飲料やビ
ール等のように、その生産数が膨大な容器の王冠ライナ
ー加工方法の主力となりつつある。
ン系樹脂にも、瓶口の形状欠点や同部の傷、或いは欠け
等に対し充分な密封性が得られなかったり、長期保存性
が得られない等の性能品質上の課題があった。この解決
策として、発明者等は先に特開平3−134085号公
報でシート方法による王冠とは異なるネジ付きキャップ
用ライナーを開示しているが、インシェル・モールディ
ングによる方法においては、溶融押出物の連続に安定し
た切断性、王冠への供給の安定性、溶融状態で型押しに
よる細部形状の賦形性そしてライナーの王冠への確実な
接着性、ライナーのシール部の高い耐圧性等が要求さ
れ、これらに対応するにはなお技術的に不充分な状態に
あり、これらの解決が求められていた。
題点を解決すること即ちエチレン系樹脂の優れた成形加
工性、食品衛生性を損うことなく、エチレン系樹脂の諸
性質、特に柔軟性のみでは解決し得ない密封性、保存
性、耐衝撃性を改善した王冠ライナーを提供することに
ある。
題を解決すべく検討を重ねた結果、主としてエチレン系
樹脂からなる重合体組成物を用いてインシェル・モール
ディングによりつくられたライナーを用いることにより
該課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成した。
量が12重量%以下の低密度ポリエチレンおよび/また
はエチレン・酢酸ビニル共重合体からなるエチレン系樹
脂50〜90重量%、および(B)スチレンを主体とす
る重合体ブロックと水素添加されたブタジエンを主体と
する重合体ブロックとからなる水添ブロック共重合体エ
ラストマー50〜10重量%からなり、且つそのMIが
1〜20g/10分である組成物をインシェル・モール
ディングにより成形加工して製造した王冠用ライナーを
提供するものである。
IS:K6748に規定される密度が0.910g/cm
3 以上0.930g/cm3 未満のものであるが、好まし
くは密度0.920以下が密封性を賦与する柔軟性の点
で好ましい。更に該ポリエチレンおよび/またはエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体からなるエチレン系樹脂(A)
中には酢酸ビニルが0〜12wt%、好ましくは4〜10
wt%含有されている。該含量が15wt%を超えると内容
物によってはその臭気が嫌われまた柔軟性は富むもの
の、耐荷重性に乏しく変形が大きくなり密封性や長期の
保存性の低下を発生し易くするので好ましくない。
性能が得られ難い。スチレン−ブタジエンブロック共重
合体の水素添加物は、スチレン含量が10〜45wt%か
らなり、水素添加率は80%以上、好ましくは90%以
上のもので、本重合体組成物中、配合割合は10〜50
wt%である。該含量が50wt%を超えるとゴム弾性に富
み、耐衝撃性はより好ましい方向ではあるが、王冠の打
栓時のライナーの変形も大きくなり、キャッピングを不
安定にしまた、王冠ライナーのインシェル・モールディ
ングの成形加工にも難しさが現れてくる。一方、10wt
%未満では、充分な密封性が得られ難い。
JIS:K7210、条件4に規定するMIが1g/1
0分以上が好ましく、これ未満では加熱・溶融時の粘性
抵抗が高まり、インシェル・モールディングに必要な均
一な可塑化、安定した溶融物の押出を行う上で好ましく
ない。一方、同20g/10分以上では、溶融物を切断
し、その所定量をシェル(王冠)内へ供給する上で、切
断が難しくなり、供給が不安定となり、品質が安定した
ライナーが得られ難くなる。さらに好ましくは重合体組
成物のMIは2.5〜15g/10分の範囲である。
成形加工および実用時に必要な、一般に使用される着色
剤、安定剤、改質剤、加工性改良剤等の添加剤を本発明
の重合体組成物の特性を損なわぬ範囲で加えてもかまわ
ない。本発明のライナーに用いる重合体組成物を得るに
は、(A)エチレン系樹脂と(B)スチレン−ブタジエ
ンブロック共重合体水素添加物を均一に混合すればよ
い。
シェルミキサー、ドラムブレンダー等の混合機で混合
し、押出機、バンバリーミキサー、ロールミル等の溶融
混練機を用いて均一混合させる方法がある。ライナーは
インシェル・モールディングによりつくられる。即ち、
上記の重合体組成物は押出機により均一可塑化され、そ
して押出し、切断されてから王冠内表面に供給され、溶
融状態で金型を押出し賦形され、冷却されてつくられ
る。
エチレン系樹脂の優れた成形加工性、食品衛生性を損う
ことなく、特に炭酸ガス等の内圧を有する飲料の密封
性、保存性に優れた性能が発揮され、かつ、実用時の瓶
口の耐衝撃性に優れた王冠を提供することが可能となっ
た。
る。 実施例1〜11、比較例1〜7 表3に示す重合体および添加剤を用い、下記(1)〜
(2)に示す方法で、表1,表2に示す組成物を用い
て、キャップに内設するライナーを作製した。このもの
を下記(3)に示す方法で評価した。
融混合し、ペレット(3φ×3l mm)状に押出し作製し
た。なお、予備混合は室温にてドラムブレンダーで15
分混合して行った。また、溶融混練は60mmφ押出機
(L/D28,フルフライト・スクリュー)にて200
℃で溶融押出しして行った。
た。即ち、上記組成物(ペレット)を40mmφ押出機
(L/D28,フルフライト・スクリュー)により17
0℃に均一に溶融し、押出し、この溶融物を押出し出口
に相接する回転刃で連続的に切断する。体積の調節は押
出口の開口面積を押出速度と回転刃の回数数から決めら
れ、切断物を別途秤量することにより確認される。
内面に落下することにより供給され、送られ、ライナー
金型に押圧され、冷却して、王冠内面に直接的にライナ
ーが賦形される。以下の切断、王冠の送り、ライナー金
型の押圧は全て、機械的・電気的に同調し、連続的に作
動し、ライナーが作製される。ライナーは1000ケ/
分の速度で成形加工した。
器にアサヒビール(登録商標)を充填し、表1,表2に
示す重合体組成物からなるライナーを装着した王冠(以
下試料王冠という)を用いて密封し、25℃で容器を倒
立させた状態で保存する。
により同時保存したアサヒビール(登録商標:低密度ポ
リエチレン製ライナーを使用)との差異の有無を識別試
験により検定した。検定結果は、「有意差あり」は×、
「有意差なし」は○、「有意差ありとは言えないが、何
がしかの違いを感ずるもの」を△で、各々表示する。
からなる試料王冠をガラス容器瓶口に打栓して、水圧試
験機に接続し、徐々に容器内部の圧力を上げ、瓶口から
漏れを生じ始める圧力を瞬間耐圧として測定した。試料
数は各々10個とした。試験結果は、下記のように表示
する。
瓶)に、3.0Vol.の炭酸ガス水を充填し、試料王冠を
打栓(打栓力380kg、以下同じ)し、密封する。この
容器を50℃の温水に浸漬し、水温を5℃刻みに昇温、
30分保持を繰返し、容器内温度を65℃とする。この
状態で60分保存し試料王冠からのガス洩れの有無を観
察する。
置し、翌日、20℃における容器内のガス圧を持続耐圧
として測定し、同未処理保管品の同ガス圧と比較評価す
る。試料数は各々40個とした。
(2.1〜2.4kg/cm2 )と有意差のないもの……○ ・ガス洩れが無く(目視検査)、持続耐圧が未処理品よ
り低め(2.0kg/cm2 以下)のもの……△ ・ガス洩れの有るもの……×
を充填し、表1,表2からなる試料王冠を打栓し、密封
する。床面に対し10°および20°の角度を有する鉄
製の傾斜台へ、瓶口を下方に向けた倒立状態で、落下点
から19.0mmの高さより自由落下させ、試料王冠およ
び瓶口に衝撃を与える。試験後直ちに試料王冠からの漏
れを点検する。試料数は各々20個とした。
で実施し、次いで20°の傾斜台について新たな試験容
器を用いて実施した。落下衝撃した試験容器を20℃で
24時間正立静置後、容器内ガス圧を測定し、無処理保
管品の同ガス圧と比較評価した。
後のガス圧が比較未処理品と有意差ないもの
……○ 落下衝撃により洩れがなく(目視点検)、かつ24時間
後のガス圧が比較未処理品と差異がある(2.0kg/cm
2 以下)もの ……△ 落下衝撃により洩れのあるもの ……×
す重合体組成物(ペレット)により、ライナーの成形加
工テストを実施した。試験結果は、次のように表示し
た。 試料ライナーの加工が可能 ……○ 試料ライナーの加工が不可能 ……× 試料ライナーの加工が可能であるが、溶融物の切断面の
滑さを欠く等の不安定さがみられる。
……△ (ヘ)MI JIS:K7210の条件4に準拠して測定した。
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)酢酸ビニルの含有量が12重量%
以下の低密度ポリエチレンおよび/またはエチレン・酢
酸ビニル共重合体からなるエチレン系樹脂50〜90重
量%、および(B)スチレンを主体とする重合体ブロッ
クと水素添加されたブタジエンを主体とする重合体ブロ
ックとからなる水添ブロック共重合体エラストマー50
〜10重量%からなり、且つそのMIが1〜20g/1
0分である組成物をインシェル・モールディングにより
成形加工して製造した王冠用ライナー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3358011A JP2500560B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 王冠用ライナ― |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3358011A JP2500560B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 王冠用ライナ― |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05178361A JPH05178361A (ja) | 1993-07-20 |
| JP2500560B2 true JP2500560B2 (ja) | 1996-05-29 |
Family
ID=18457088
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3358011A Expired - Fee Related JP2500560B2 (ja) | 1991-12-27 | 1991-12-27 | 王冠用ライナ― |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2500560B2 (ja) |
-
1991
- 1991-12-27 JP JP3358011A patent/JP2500560B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05178361A (ja) | 1993-07-20 |
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