JP2530721B2 - 混繊交絡糸 - Google Patents

混繊交絡糸

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は単繊維繊度および熱収縮率が異なる2種以上
のフィラメントの混繊交絡糸に関する。
本発明のかかる混繊交絡糸は、編物、織物、組物など
にされて、その特徴を生かして高級衣料用途あるいは高
級装飾用途などに最適に用いられるものである。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題] 従来、マルチフィラメントにループや交絡を与える方
法としては、特公昭35-6684号公報、特公昭35-13168号
公報などがある。この方法は、気流を利用したいわゆる
タスラン加工と呼ばれるもので、交絡糸の表面に無数に
突出したループやたるみを発生させて、紡績糸様の外観
や風合いを得るものであるが、交絡糸表面に無数に突出
したループやたるみが長く、多いため、加工糸の巻層か
らの解舒性が悪く、解舒張力むらを生じて、製編織時の
加工性が著しく劣るばかりでなく、編織物の表面品位を
極度に低下させる欠点がある。また風合い的には染色仕
上加工工程で熱処理を受けると、いずれのフィラメント
も均一に収縮し、糸加工で与えた各々のフィラメント間
の分散性を低下させて、いわゆる芯のある風合いと呼ば
れる欠点があった。
また、特公昭62-60485号公報、特公昭58-31415号公報
では、交絡糸の表面のループやたるみを短く、少なくす
る方法が提案されている。特に特公昭58-31415号公報で
は、熱収縮率や単繊維繊度の異なるフィラメントの組み
合せについても記載されている。しかし、これらの発明
は、前記タスラン加工に比べて、加工糸の巻層からの解
舒性は向上しているが、本発明が狙いとしている単繊維
繊度の範囲に及ぶ場合は、特に高繊度フィラメントのル
ープが糸表面に突出することになり、依然として解舒不
良やそれに起因する欠点は改良されなかった。また単繊
維間の熱収縮率差についても本発明の範囲になく、本発
明の狙いとするふくらみとは異質の範囲にあるものであ
った。
前記のような従来のいずれの技術においてもフィラメ
ント糸の混繊交絡糸で、解舒性等加工糸の取扱い性の良
さと、際立った風合い効果を同時に得ることは難しかっ
たのが実状である。
本発明者らは、前記したような点に鑑み、従来のフィ
ラメント糸の混繊交絡糸の有する数々の欠点や特徴不足
を解消し得て、際立った風合い効果を発揮し得る新規な
混繊交絡糸について鋭意検討を重ねた結果、本発明に到
達したものである。
すなわち、本発明の目的は、特に混繊交絡糸の加工糸
巻層からの解舒性等糸扱い性が良く、際立った風合い効
果を発揮し得る新規なフィラメント糸の混繊交絡糸を提
供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記した目的を達成するため、本発明の混繊交絡糸
は、以下の構成からなるものである。
すなわち、 乾熱収縮率が異なる2種以上のフィラメントの混繊交
絡糸であって、乾熱収縮率の高いフィラメント(以下、
低収縮フィラメント)の単繊維繊度が3.5〜6.0デニー
ル,乾熱収縮率の低いフィラメント(以下、低収縮フィ
ラメント)が三葉以上の多葉形断面を有し、該フィラメ
ントの単繊維繊度が0.4〜2.0デニールの範囲にあり、沸
騰水収縮率が10〜18%、2mg/d荷重下,170℃,5分乾熱処
理後の混繊交絡糸の乾熱糸長差率が15%以上、以下に定
義する仮想糸表面Dより上にあるループ(以下、Dルー
プ数)を150〜250個/m、以下に定義する仮想糸表面Aか
ら0.35mm以上の高さのループ(以下、Aループ数)を5
個/m以下有し、CF値が50以上であることを特徴とする混
繊交絡糸である。
Dループ数、Aループ数およびこれを計測するもとと
なる仮想糸表面D、仮想糸表面Aは次のようにして決定
されるものである。
東レエンジニアリング(株)製FRAY COUNTER(DT-104
型)を用いて、糸速25m/min、測定部走行糸張力はDル
ープ数測定の場合1.0g/dの張力下、Aループ数測定の場
合0.1g/dの張力下、25m間のループを測定し、1m当りの
ループ数を求めて、3個所の平均値で表わす。この場
合、加工糸の仮想糸表面Dより上にあるループ数がDル
ープ数であり、加工糸の仮想糸表面Aから0.35mm以上の
高さのループ数がAループ数である。
ここで、加工糸の仮想糸表面Dは、あらかじめDルー
プ数測定の張力条件で糸表面からの高さを変えてループ
数を測定したとき最多ループ数を示す高さとした。
また、加工糸の仮想糸表面Aは、あらかじめAループ
数測定の張力条件で糸表面からの高さを変えてループ数
を測定したとき最多ループ数を示す高さとした。
[作用] 以下、図面等にしたがって、本発明の混繊交絡糸につ
いて説明する。
第1図Aおよび第1図Bは本発明の混繊交絡糸の一例
をモデル的に示す糸側面の該略図である。
第1図Aは、高収縮フィラメント1と低収縮フィラメ
ント2が互いに糸断面方向に混合されながら交絡して、
部分的に微小ループを形成している状態を示す。
また、第1図Bは、Aの加工糸が例えば編織物にして
精錬や染色加工中の湿熱や乾熱で収縮し、収縮後の高収
縮フィラメント1′と収縮後の低収縮したフィラメント
2′の構造を示す。
図からわかるように、混繊交絡糸を構成する高収縮フ
ィラメントと低収縮フィラメントの作用は、高収縮フィ
ラメントが糸や編織物の風合い、特に際立った張り・腰
を与えるために必要なもので、単繊維繊度が3.5デニー
ル以上6デニール以下、好ましくは4.5デニール以上6
デニール以下である。この高収縮フィラメントの繊度範
囲では、従来の熱収縮差混繊糸のように、糸の長さ方向
に平行に配列されると、張り・腰というよりはむしろ、
かたくて芯のある風合いになり、一般にきらわれるが、
本発明では、例えば第1図Bの1′のように、高収縮し
てもなおかつ見掛上三次元的巻縮を有し、編織物の曲げ
に対しバネ的な作用を与えて、好ましい風合いを与える
のである。
高収縮フィラメントの単繊維繊度が3.5デニールより
低いと狙いの張り・腰が不足し、6デニールより高い
と、張り・腰というよりはむしろかたくて芯のある風合
いになると同時に、低収縮糸との間の光沢や染色後の明
度に差が生じ、イラツキとなって、好ましくない。
また、低収縮フィラメントは、糸や編織物が際立った
張り・腰を有しながら、極めてソフトな表面タッチを与
えるために必要なもので、単繊維繊度が0.4デニール以
上2.0デニール以下、好ましくは、0.6デニール以上1.25
デニール以下である。
低収縮フィラメントの単繊維繊度が0.4デニールより
低いと糸や編織物で染色した場合、希望の色、特に深色
効果が得られ難く、2.0デニールより高いと際立ってソ
フトな表面タッチが得られ難くて、好ましくない。
本発明の混繊交絡糸は、編物や織物のふくらみ効果を
発揮し、かつ編物や織物の設計や染色加工を容易にする
と同時に、本発明の際立ったふくらみを発揮させるため
に、沸騰水収縮率が10〜18%である。
さらに、本発明の混繊交絡糸は、高収縮フィラメント
と低収縮フィラメントの収縮差によって糸や編織物の風
合い、特にふくらみに際立った効果を与えると同時に、
張り・腰があってかつソフトな表面タッチを与えるため
に、低収縮フィラメントの熱収縮率は高収縮フィラメン
トに比べて低いものが用いられる。
また、この収縮差は、編織物の加工条件や糸の特性を
考慮すると、混繊交絡糸の2mg/d荷重下,170℃,5分乾熱
処理後の乾熱糸長差率が15%以上である。なお、同様の
観点から、高収縮フィラメントの2mg/d荷重下,170℃,5
分乾熱処理後の乾熱収縮率は19%以上が好ましい。
ここで沸騰水収縮率、乾熱糸長差率は次のようにして
求めたものをいう。
〈混繊交絡糸の沸騰水収縮率〉 枠周1mの検尺器で10回巻の綛をとり、あらかじめ加工
糸の繊度の10分の1グラム(0.1g/d)荷重を掛けて原長
(l0)を読取った後、綛をカーゼに包んで沸騰水中で30
分間処理する。
処理した綛に前記荷重を掛けて収縮後の長さ(l1)を
読取って、次式で計算し、5回の平均値で収縮率を求め
る。
〈乾熱糸長差率〉 混繊交絡糸をあらかじめ分解針で丁寧に構成単繊維1
本1本に分解し、旭光精工(株)製Denicomを用いて個
々の単繊維の繊度を測定する。この個々の単繊維に0.1g
/dの荷重を掛けて、10cmの長さに目印をつけた後、2mg/
d荷重を掛けて熱風式乾燥機中で170℃×5分間処理す
る。処理した個々の単繊維に0.1g/dの荷重を掛けて収縮
後の長さ(cm)を読取って、高収縮繊維群、低収縮繊維
群および組合せによってはその他中収縮群に分類し、次
式で計算し、5個所の平均値で高収縮フィラメントの乾
熱収縮率(HS)、および低収縮フィラメントの乾熱収縮
率(LS)および乾熱糸長差率を求める。
第2図は、従来のタスラン法で得られる交絡糸の側面
をモデル的に示したもので、交絡糸の表面には、長いル
ープが無数にあり、加工糸巻層からの解舒性が悪く、解
舒張力むらを生じて、製編織時の加工性が著しく劣るば
かりでなく、編織物の表面品位を極度に低下させる欠点
があることはすでに記載した通りである。本発明では、
これらの欠点を解消すると同時に高収縮フィラメントの
表面ループを有していても前記欠点を生じない加工糸の
構造として、小ループ数の目安であるDループ数が250
個/m以下で、粗ループの目安であるAループ数が5個/m
以下であることが望ましい。
また、本発明の混繊交絡糸は、第1図Bの1′のよう
に、高収縮してもなおかつ見掛上三次元的巻縮を有し、
編織物の曲げに対しバネ的な作用を与えて、好ましい風
合いを与える要素で、単繊維の屈曲度の目安でもあるD
ループ数を150個/m以上、CF値を50以上とするものであ
る。
ここでCF値は次のようにして求められる。
〈CF値〉 第4図に示すように、中心軸の周りを無抵抗で左右に
回転可能な溝付滑車に試料糸を滑らないように掛け、2
個所に荷重N1、N2を掛ける。
N1、N2は試料糸の平均繊度の0.4倍グラムとする。
次いで外径0.6mmの固定針Nを試料糸の構成フィラメ
ント束のほぼ中間に実質的に直角に刺し固定する。試料
糸の左側に掛けた荷重N1にさらに前記試料糸の平均繊度
の0.1倍グラムの荷重N3を掛け、試料糸が左側に移動し
て止まる所まで左側に移動させる。次に荷重N1に掛けて
いた荷重N3を外して、右側の荷重N2に加えて掛け、試料
糸が荷重N3によって右側に移動して止まる所まで右側に
移動させる。前記方法による試料糸の右側への移動距離
L(mm)を求め、次式でCF値を計算する。20個について
測定し、その平均値で表示したものである。
第5図Aおよび第5図Bは、本発明に用いるフィラメ
ント好ましい断面のモデル図である。
本発明の加工糸は、前記したように加工糸内の単繊維
が糸軸に対して屈曲し、かつ編織物にして染色加工する
と、際立ったふくらみを発揮するため、布帛表面の艶が
見掛上少なくなり、高級感が減退する方向にあり、艶の
出やすい三葉形断面が好ましい。
さらに好ましくは、第5図Aのように、アルカリ減量
速度が異なるA,Bの2成分ポリマからなる複合繊維で、
A成分がB成分に比べてアルカリ減量速度が大なるポリ
マであって、かつ断面形状が三葉以上の多葉形であり、
A成分が各葉の先端に断面の中心方向に向って先細りの
矢形状に複合されている繊維で、この加工糸を編織物に
してA成分の一部または全部を溶解して第5図Bのよう
に繊維内部方向に先細りの矢形状溝を与えることによっ
て、本絹様の絹鳴りや、さらっとした表面タッチを与
え、風合いをさらに質の高いものとし、望ましい方向に
する作用がある。
本発明の前記内容を容易に達成し得るポリマーとして
は、エチレンテレフタレートを主成分とするポリエステ
ル繊維が望ましい。
[実施例] 以下、実施例に基づき本発明の混繊交絡糸についてさ
らに詳細に説明する。
(実施例1) テレフタル酸/エチレングリコールおよびイソフタル
酸/エチレングリコールスラリーを用いてエステル化反
応を行なった後、2,2−ビス{4-(2−ヒドロキシエト
キシ)フェニル}プロパン(以下、BHPP)のエチレング
リコール溶液を添加し、通常の方法により重合を行な
い、イソフタル酸のモル分率9.2%、BHPPのモル分率4.3
%の高収縮性共重合ポリエチメンテレフタレートのチッ
プを得た。
このチップと通常の方法により得られる低収縮性のポ
リエチレンテレフタレートのチップを使用し、それぞれ
別々に紡糸速度1450m/minで紡糸し、第3図のような延
伸混繊交絡機で本発明糸を得た。この場合、未延伸糸3
は、両成分の2ドラムを使用し、流体乱流ノズル9のエ
ヤー圧力:3.2〜5.5kg/cm2、表面速度394m/minの延伸ロ
ーラ7とリラックスローラ10の間のリラックス率(オー
バーフィード率):2.7〜9.2%、加熱体11の温度:室温
〜180℃の範囲で条件を変更して、表1に示す19水準の
加工糸を得た。
ここで、水準No.2,3,4,7,8,9,12,13,15,16,18が本発
明の実施例、水準No.1,5,6,10,11,14,17,19が比較例で
ある。
なお高収縮成分は丸断面糸で、低収縮成分は三角断面
糸とし、第3図の供給ローラ5と延伸ローラの間で延伸
され、流体乱流ノズル9に供給される延伸糸としては、
高収縮フィラメント糸および低収縮フィラメント糸とも
に30デニールとした。
これら19水準の加工糸をダウンツイスターを用いて50
0T/mのSヨリを掛けてタテ糸に使用し、ヨコ糸は通常の
100デニール96フィラメントポリエステル糸に2300T/mの
SおよびZヨリを掛け、2本交互に使用し、生機密度タ
テ168本/in、ヨコ82本/inの平織にした。表1から明ら
かなように、加工糸のDループ数が250個/mを越えるか
又はAループ数が5個/mを越えると、ダウンツイスター
での撚糸中に加工糸表面のループ同士がからみ合って解
舒性が悪く、糸切れが多発した。またこの水準は、製織
時のタテ糸開口不良を生じ、製織性も良くないものであ
った。
さらに、これら製織性の悪い水準も含め、通常のポリ
エステル織物の染色加工法を用いて精錬・中間セット、
アルカリ減量加工し、茄子紺の無地染めにし、それぞれ
の水準の収縮特性に応じてタテ198〜201本/in、ヨコ115
〜119本/inの織物に仕上げた。これら染色織物の風合い
および各水準の製織性等を含めた総合評価結果を表1に
示す。表1から明らかなように、本発明の混織交絡糸
は、製織性が良く、際立った風合い効果を発揮するもの
であった。
(実施例2) 実施例1と同様にして得られた高収縮性共重合ポリエ
チレンテレフタレートのチップを第5図Aに示すような
三葉断面のB成分に使用し、通常の方法により得られる
低収縮性のポリエチレンテレフタレートのチップを第5
図Aのような三葉断面でかつ前記高収縮成分よりは繊度
の低いフイラメントを紡糸する口金のB成分に使用し、
更に前記2成分のフイラメントのA成分としては、5−
ナトリウムスルホイソフタレートを5モル%共重合した
ポリエチレンテレフタレート25重量%と通常のポリエチ
レンテレフタレート75重量%をブレンドしたポリマーを
使用して、3成分複合紡糸した。A成分とB成分の複合
比は、高収縮フィラメントおよび低収縮フィラメント共
にA:B=15:85で、紡糸速度は1400m/minとした。
得られた複合未延伸糸3を第3図のような延伸交絡機
を用いて、供給ローラ5に供給し、100℃の延伸ピン6
に1回巻きで延伸ローラ7との間で延伸した。
延伸後の混繊糸を高収縮成分糸と低収縮成分糸に分繊
した延伸糸は、高収縮成分糸が32デニール、9フィラメ
ント、低収縮成分糸が43デニール、24フィラメントであ
った。
この延伸混繊糸を連続して流体乱流ノズル9で交絡
し、加熱体11で糸表面のループやたるみを短くする熱処
理をして、巻取装置13に巻取って、混繊交絡糸を得た。
糸加工条件は、実施例の水準No.3と同一条件とした。得
られた加工糸は、高収縮糸乾熱収縮率24.7%、乾熱糸長
差率18.9%、交絡糸沸騰水収縮率12.9%、Dループ数19
8個/m、Aループ数0個/m、CF値111であった。
この加工糸をタテ糸は1本でS方向900T/m、ヨコ糸は
2本引揃えでS方向900T/mの撚をダウンツイスターで掛
け、生機密度がタテ168本/in、ヨコ72本/inのカシミア
組織に織上げた。撚糸性および製織性は良好であった。
この生機を通常のポリエステル織物の染色加工法を用
いて精錬、中間セット、アルカリ減量加工し、ブラウン
に無地染めにした。アルカリ減量処理は、25%、仕上げ
密度はタテ215本/in、ヨコ糸108本/inの織物に仕上げ
た。
得られた織物は、狙い通り際立ったふくらみ、腰、張
りおよびソフト感を有し、染めイラツキも目立たないも
ので、表面タッチはドライ感があり本絹様の絹鳴りする
極めて新規な風合いをもった良好な織物であった。
[発明の効果] 本発明は、糸表面にループやたるみが存在する交絡糸
でありながら、糸表面のループ状態を特定の範囲にする
ことによって、加工糸巻層からの解舒性や製織時の開口
性等、製織時の糸扱い性が良好な混繊交絡糸を提供し、
混繊交絡糸を構成する各単繊維の繊度範囲および熱収縮
率や糸長差率を特定範囲にし、前記交絡による単繊維の
屈曲度合いを制御することと相まって、際立ったふくら
み、腰、張り、ソフト感をもった新規な風合いの編織物
を得る混繊交絡糸を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図Aおよび第1図Bは本発明の混繊交絡糸の一例の
構造をモデル的に示した糸側面概略図、第2図は従来の
流体乱流処理糸の糸構造をモデル的に示した糸側面該略
図である。第3図は、本発明の混繊交絡糸を製造する工
程の一実施態様を説明する工程概略図、第4図は本発明
の混繊交絡度を表わす交絡度測定装置の該略図である。
第5図Aおよび第5図Bは、本発明糸のより好ましい単
繊維断面のモデル図である。 図中、 1,1′:高収縮フィラメント 2,2′:低収縮フィラメント 3:未延伸糸 4:ガイド 5:供給ローラ 6:延伸ピン 7:延伸ローラ 8:ガイド 9:流体乱流ノズル 10:ローラ 11:加熱体 12:取り出しローラ 13:巻取装置 N:固定針 N1,N2,N3:荷重 A:易溶解性成分 B:難溶解性成分
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D01F 6/84 301 D01F 6/84 301J 305 305C 8/14 8/14 B D02G 3/04 D02G 3/04 D02J 1/00 D02J 1/00 K R D06M 11/38 D06M 5/02 G

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】乾熱収縮率が異なる2種以上のフィラメン
    トの混繊交絡糸であって、乾熱収縮率の高いフィラメン
    トの単繊維繊度が3.5〜6.0デニール,乾熱収縮率の低い
    フィラメントが三葉以上の多葉形断面を有し、該フィラ
    メントの単繊維繊度が0.4〜2.0デニールの範囲にあり、
    沸騰水収縮率が10〜18%、2mg/d荷重下,170℃,5分乾熱
    処理後の混繊交絡糸の乾熱糸長差率が15%以上、本文中
    に定義する仮想糸表面Dより上にあるループを150〜250
    個/m、本文中に定義する仮想糸表面Aから0.35mm以上の
    高さのループを5個/m以下有し、CF値が50以上であるこ
    とを特徴とする混繊交絡糸。
  2. 【請求項2】乾熱収縮率の低いフィラメントがアルカリ
    減量速度の異なる2成分ポリマからなる複合繊維であっ
    て、アルカリ減量速度の大なる成分ポリマが少なくとも
    一葉の先端に断面の中心方向に向って先細りの矢形状に
    配置されていることを特徴とする請求項(1)記載の混
    繊交絡糸。
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