JP2531003Y2 - 車両用冷蔵装置 - Google Patents

車両用冷蔵装置

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JP2531003Y2
JP2531003Y2 JP8987791U JP8987791U JP2531003Y2 JP 2531003 Y2 JP2531003 Y2 JP 2531003Y2 JP 8987791 U JP8987791 U JP 8987791U JP 8987791 U JP8987791 U JP 8987791U JP 2531003 Y2 JP2531003 Y2 JP 2531003Y2
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absorption refrigerator
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利彦 今堀
裕毅 阿部
英輝 波田
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、清涼飲料、食品等を
冷蔵する車両用冷蔵装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車内に冷蔵庫があれば、夏の暑い時
期、清涼飲料や食品を冷やして保管することができ、便
利である。このような自動車用の冷蔵庫として、いわゆ
る吸収式冷蔵庫がある。
【0003】これは、液冷媒を気化させて庫内を冷却す
る蒸発器、この蒸発器で気化した冷媒を吸収して液化さ
せる吸収器、この吸収器で液化された冷媒を外部から与
えられる熱で加熱して気化させる発生器、この発生器で
気化された高圧のガス冷媒を液化させて蒸発器に送る凝
縮器からなり、たとえばエンジンの熱エネルギが加熱用
として吸収器に与えられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記の吸収
式冷蔵庫は、庫内温度の立ち下がりが遅いという欠点が
ある。この考案は上記の事情を考慮したもので、その目
的とするところは、庫内温度の早い立ち下がりを可能と
する車両用冷蔵装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の車両用冷蔵装
置は、車室内に冷気を供給する空気調和機を搭載した車
両において、エンジン排気から熱エネルギを取込んで動
作する吸収式冷蔵庫と、同吸収式冷蔵庫の庫内に上記空
気調和機の冷気を導入または同冷気の熱を伝達する手段
とを備える。
【0006】
【作用】エンジン排気の熱エネルギによって吸収式冷蔵
庫が動作するとともに、その吸収式冷蔵庫の庫内に空気
調和機の冷気が導入または同冷気の熱が伝達される。
【0007】
【実施例】以下、この考案の一実施例について図面を参
照して説明する。
【0008】図2は自動車の車体の概略を示しており、
車室1の後部にシート2が設けられている。このシート
2の後方にはリヤシェルフ3があり、そのリヤシェルフ
3の下面側にはトランクルーム4が存している。このト
ランクルーム4は、リヤシェルフ3の下面側から車体後
部に延びている。そして、図3に示すように、リヤシェ
ルフ3の下面側に空気調和機(以下、リヤクーラと称す
る)40が設けられている。
【0009】このリヤクーラ40は、圧縮式の冷凍サイ
クルを搭載しており、リヤシェルフ3の吸込口を通して
車室1内の空気を吸込み、それを冷却して両側のダクト
41,41に吹出す構成となっている。
【0010】ダクト41,41の先にはダクト42,4
2が接続され、これらダクト42,42は車室1の後部
の両リヤピラーを通って天井面の両側に延設される。そ
して、ダクト42,42の先端に吹出しグリル43,4
3が連通され、これら吹出しグリル43,43は天井面
の両側に設けられて車室1内に臨んでいる。
【0011】つまり、空気調和機40で作成される冷気
がダクト41,41,42,42によって吹出しグリル
43,43に導かれ、そこから車室1内に吹出されるよ
うになっている。また、リヤシェルフ3に埋設される形
でトランクルーム4に吸収式冷蔵庫10が設けられる。
【0012】この吸収式冷蔵庫10は、図1に示すよう
に、発生器部11、凝縮器部12、蒸発器部13、およ
び吸収器部14を配管で順次接続した吸収式の冷凍サイ
クルと、同冷凍サイクルの蒸発器部13が冷却器として
設けられる収容庫15とを一体化したもので、車室1か
らの物品の出し入れが自在なように収容庫15の取入口
が車室1内に臨んでおり、その取入口は開閉自在な蓋体
15aで閉塞されている。なお、収容庫15内に庫内温
度センサ16が設けられている。
【0013】発生器部11は、外部から与えられる熱エ
ネルギによって内部の冷媒を気化させる働きをする。凝
縮器部12は、発生器部11で気化される高圧のガス冷
媒をトランクルーム4内の空気との熱交換によって液化
させる働きをする。蒸発器部13は、凝縮器部12で液
化された冷媒を収容庫15内の空気との熱交換によって
気化させる働きをする。吸収器部14は、蒸発器部13
で気化されたガス冷媒を吸収して液化させる働きをす
る。
【0014】一方、図示していないが車体前部にエンジ
ンがあり、そのエンジンから車体後部にかけてエンジン
排気の経路を構成する排気管20が延設されている。こ
の排気管20には、サブマフラ21、触媒22、および
メインマフラ23が順次設けられている。
【0015】そして、排気管20において、触媒22と
メインマフラ23との間の任意の箇所に熱伝達手段であ
るところのヒートパイプ30の一端が接続される。この
ヒートパイプ30の他端は、トランクルーム4内に入り
込み、吸収式冷蔵庫10の発生器部11に接続される。
ヒートパイプ30は、銅やステンレス等の金属性のパイ
プに作動液を入れたもので、一端が吸熱部、他端が放熱
部となっている。
【0016】また、図1に示すように、リヤクーラ40
の一方のダクト41に気管51の一端が連通され、その
気管51の他端が吸収式冷蔵庫10の収容庫15に連通
される。収容庫15に気管52の一端が連通され、その
気管52の他端が上記一方のダクト41の連通される。
気管51に電磁式の開閉弁53が設けられる。気管52
に電磁式の開閉弁54が設けられる。
【0017】図1において、60は制御部で、マイクロ
コンピュータおよびその周辺回路からなる。この制御部
60に、庫内温度センサ16、リヤクーラ40、開閉弁
53,54、および操作部61が接続される。制御部6
0は、次の機能手段を備える。 (1)操作部61の操作に応じてリヤクーラ40の運転
を制御する手段。 (2)庫内温度センサ16の検知温度Taを取込み、そ
の検知温度Taと設定値(たとえば10℃)とを比較する
手段。 (3)検知温度Taが設定値と同じまたはそれ以上で、
しかもリヤクーラ40が運転オンのとき、開閉弁53,
54を開く手段。 (4)検知温度Taが設定値以下のとき、またリヤクー
ラ40が運転オフのとき、それぞれ開閉弁53,54を
閉じる手段。
【0018】こうして、吸収式冷蔵庫10、ヒートパイ
プ30、気管51、気管52、開閉弁53、開閉弁5
4、および制御部60により、この考案の車両用冷蔵装
置が構成される。
【0019】また、図示していないが車室1からトラン
クルーム4にかけてベンチレーション用の風路が形成さ
れており、その風路を通して車室1内の空気がトランク
ルーム4に流れる構成となっている。そして、トランク
ルーム4内に流れた空気は車体側面に形成されているベ
ンチレーションアウトレット(図示しない)から外に排
出される構成となっている。つぎに、図4のフローチャ
ートを参照しながら作用を説明する。自動車のエンジン
が始動されると、そのエンジンの排気が排気管20を通
して外に排出される。
【0020】このとき、高温度の排気熱が排気管20か
らヒートパイプ30に伝わる。この熱エネルギはそのま
まヒートパイプ30によって吸収式冷蔵庫10の発生器
部11に伝えられる。したがって、吸収式冷蔵庫10が
動作を始め、収容庫15内の空気が冷却される。搭乗者
は、収容庫15の蓋体15aを開くことにより、冷えた
缶ジュースCを取出したり、あるいは生鮮食品等を収容
庫15に収めることができる。ところで、収容庫15内
の温度が庫内温度センサ16によって検知されており、
その検知温度Taと設定値であるところの10℃とが逐次
比較される。検知温度Taが10℃と同じまたはそれ以上
のとき、しかもリヤクーラ40が運転オンしていれば、
開閉弁53,54が開かれる。開閉弁53,54が開く
と、収容庫15が気管51,52を通してリヤクーラ4
0のダクト41と連通される。
【0021】したがって、リヤクーラ40で作成される
冷気の一部がダクト41から気管51を通って収容庫1
5に導入される。収容庫15に導入された冷気は庫内を
循環し、気管52を通ってダクト41に戻る。こうし
て、吸収式冷蔵庫10の持つ冷却作用にリヤクーラ40
の持つ冷房作用が重畳された形となり、庫内温度Taの
早い立ち下がりが達成される。庫内温度Taが10℃以下
に下がると、開閉弁53,54が閉じられ、収容庫15
に対する冷気の導入が遮断される。
【0022】リヤクーラ40が運転がオフした場合に
も、同様に開閉弁53,54が閉じられる。この場合、
収容庫15からダクト41への冷気の漏れが防止される
ことになる。
【0023】ところで、排気管20を通る排気の温度は
エンジン本体の温度に比べてはるかに高い。したがっ
て、吸収式冷蔵庫10の動作用として高エネルギを確保
することができ、冷却能力の向上が図れる。
【0024】また、ベンチレーション作用によって車室
1内の空気がトランクルーム4に流れるが、リヤクーラ
40が運転オンしている場合は冷えた空気がトランクル
ーム4に流れ込むことになる。したがって、吸収式冷蔵
庫10における凝縮器部12および吸収器部14での放
熱作用が促進されることになり、冷却能力の向上、ひい
ては庫内温度の立ち下がり特性の向上に大きく貢献する
ことができる。
【0025】さらに、排気管20の熱を吸収式冷蔵庫1
0で回収する構成であるから、排気温度を下げる作用が
あり、排気がクリーン化されて低公害化が図れるととも
に、省エネルギ化が図れる。
【0026】なお、上記実施例では、リヤクーラ40で
作成される冷気を収容庫15内に直接的に導入する構成
としたが、図5に示すように、ダクト41の内部空間と
収容庫15の内部空間とを熱伝達手段たとえばヒートパ
イプ70で接続し、リヤクーラ40で作成される冷気の
熱を収容庫15に伝達する構成としてもよい。
【0027】また、上記実施例では、各機器を一体型の
吸収式冷蔵庫10を適用した場合について説明したが、
それに限らず、図6に示す分割型の吸収式冷蔵庫の適用
についても同様に実施可能である。
【0028】すなわち、リヤシェルフ3に収容庫85が
埋設される。この収容庫85は、本体がトランクルーム
4内に侵入するとともに、車室1からの物品の出し入れ
が自在なように取入口が車室1内に臨んでおり、その取
入口は開閉自在な蓋体85aで閉塞されている。
【0029】さらに、マフラ23に発生器81が取付け
られ、その発生器81に凝縮器82、蒸発器83、およ
び吸収器84がそれぞれ配管80により順次接続され、
吸収式の冷凍サイクルが構成される。
【0030】ここで、発生器81は、マフラ23の熱を
回収して内部の冷媒を気化させるものである。吸収器8
4は、ガス冷媒を吸収して液化させる働きをする。
【0031】この冷凍サイクルを構成する機器のうち、
蒸発器83は冷却器として収容庫85内に配置され、吸
収器84はシート2のシートバックに沿って斜めに配置
される。つまり、冷凍サイクルを構成する各機器は、ト
ランクルーム4内で互いに分離した状態で配置される。
【0032】また、トランクルーム4において、凝縮器
82の近傍から車体側部のベンチレーションアウトレッ
ト5にかけてダクト86が設けられる。このダクト86
内にファン87が設けられる。ダクト86およびファン
87は、車室1からトランクルーム4に流れた空気を凝
縮器82に集中して送る働きをする。
【0033】こうして、収容庫85、発生器81、凝縮
器82、蒸発器83、吸収器84、配管80、ダクト8
6、およびファン87により、車両用冷蔵装置が構成さ
れている。そして、図6には示してしないが、上記実施
例と同じく、リヤクーラ40の一方のダクト41に収容
庫85が連通されている。
【0034】
【考案の効果】以上述べたようにこの考案によれば、エ
ンジン排気の熱エネルギによって吸収式冷蔵庫を動作さ
せるとともに、その吸収式冷蔵庫の庫内に空気調和機の
冷気を導入または同冷気の熱を伝達する構成としたの
で、庫内温度の早い立ち下がりを可能とする車両用冷蔵
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例における吸収式冷蔵庫およ
びリヤクーラの要部の構成を示す図。
【図2】同実施例の構成および同実施例に関わる車両の
構成を示す図。
【図3】同実施例における吸収式冷蔵庫およびリヤクー
ラの構成を示す斜視図。
【図4】同実施例の作用を説明するためのフローチャー
ト。
【図5】同実施例における熱伝達手段の変形例の構成を
示す図。
【図6】同実施例における吸収式冷蔵庫の変形例の構成
を示す図。
【符号の説明】
4…トランクルーム、10…吸収式冷蔵庫、11…発生
器部、15…収容庫、16…庫内温度センサ、20…排
気管、30…ヒートパイプ、40…リヤクーラ(空気調
和機)、41…ダクト、51,52…気管、53,54
…開閉弁、60…制御部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室内に冷気を供給する空気調和機を搭
    載した車両において、エンジン排気から熱エネルギを取
    込んで動作する吸収式冷蔵庫と、同吸収式冷蔵庫の庫内
    に上記空気調和機の冷気を導入または同冷気の熱を伝達
    する手段とを備えたことを特徴とする車両用冷蔵装置。
JP8987791U 1991-10-31 1991-10-31 車両用冷蔵装置 Expired - Lifetime JP2531003Y2 (ja)

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JPH0540766U JPH0540766U (ja) 1993-06-01
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Effective date: 19961112