JP2552368B2 - アクティブマトリクス表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス表示装置

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JP2552368B2 JP25289789A JP25289789A JP2552368B2 JP 2552368 B2 JP2552368 B2 JP 2552368B2 JP 25289789 A JP25289789 A JP 25289789A JP 25289789 A JP25289789 A JP 25289789A JP 2552368 B2 JP2552368 B2 JP 2552368B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は表示用絵素電極にスイッチング素子を介して
駆動信号を印加することにより表示を実行する表示装置
に関し、特に絵素電極をマトリクス状に配列して高密度
表示を行うアクティブマトリクス駆動方式の表示装置に
関する。
(従来の技術) 従来より、液晶表示装置、EL表示装置、プラズマ表示
装置等に於いては、マトリクス状に配列された絵素電極
を選択駆動することにより、画面上に表示パターンを形
成している。選択された絵素電極とこれに対向する対向
電極との間に電圧が印加され、その間に介在する表示媒
体の光学的変調が行われる。この光楽的変調が表示パタ
ーンとして視認される。絵素電極の駆動方式として、個
々の独立した絵素電極を配列し、この絵素電極のそれぞ
れにスイッチング素子を連結して駆動するアクティブマ
トリクス駆動方式が知られている。絵素電極を選択駆動
するスイッチング素子としては、TFT(薄膜トランジス
タ)素子、MIM(金属−絶縁層−金属)素子、MOSトラン
ジスタ素子、ダイオード、バリスタ等が一般的に知られ
ている。アクティブマトリクス駆動方式は、高コントラ
ストの表示が可能であり、液晶テレビジョン、ワードプ
ロセッサ、コンピュータの端末表示装置等に実用化され
ている。
(発明が解決しようとする課題) このような表示装置を用いて高密度の表示を行う場
合、非常に多数の絵素電極とスイッチング素子とを配列
することが必要となる。しかしながら、スイッチング素
子は基板上に作製した時点で動作不良素子として形成さ
れることがある。このような不良素子に連結された絵素
電極は、表示に寄与しない絵素欠陥を生ずることにな
る。
絵素欠陥を修正する為の構成が、例えば特開昭61−15
3619号公報に開示されている。この構成では、絵素電極
1個当り複数個のスイッチング素子が設けられる。複数
個のスイッチング素子のうちの一つが絵素電極に接続さ
れ、他は絵素電極には接続されない。絵素電極に接続さ
れたスイッチング素子が不良の場合は、レーザトリマ、
調音波カッタ等により該スイッチング素子が絵素電極か
ら切り離され、他のスイッチング素子が絵素電極に接続
される。スイッチング素子と絵素電極との接続は、微小
な導体をディスペンサ等で付着させることにより、或い
は基板上にAu、Al等を所定部位にコートすることにより
行われる。更に、特開昭61−56382号公報及び特開昭59
−101693号公報には、レーザ光を照射して金属を溶融さ
せることにより、金属層相互間を電気的に接続する構成
が開示されている。
上記の欠陥修正は、表示装置を組み立てる前のアクテ
ィブマトリクス基板の状態で行われなければならない。
その理由は、表示装置を完成した後では、レーザ光照射
によって蒸発或いは溶融した金属の一部が、絵素電極と
対向電極との間に介在する液晶等の表示媒体中に混入
し、表示媒体の光学的特性を著しく劣化させるからであ
る。従って、上記従来の絵素欠陥の修正は何れも表示装
置組立前、即ち表示媒体封入前のアクティブマトリクス
基板製作プロセスで適用されている。
ところが、絵素欠陥をアクティブマトリクス基板の製
作段階で検出することは極めて困難である。特に絵素数
が10万個〜50万個以上もある大型表示装置では、全ての
絵素電極の電気的特性を検出して不良スイッチング素子
を発見するには、極めて高精度の測定機器等を使用しな
ければならない。このため、検査工程が繁雑となり、量
産性が阻害される。従って、コスト高になるという結果
を招く。このような理由で、絵素数の多い大型表示装置
では、上述のレーザ光を用いた基板の状態での絵素欠陥
の修正を行なうことができないというのが実情である。
表示装置の状態でレーザ光を用いた絵素欠陥の修正が
可能なアクティブマトリクス表示装置が、特願平1−11
6694に示されている。第1A図にこのような表示装置の改
良例に用いられるアクティブマトリクス基板の平面図を
示す。第1A図の基板を用いて表示装置を組み立て、第1A
図のB−B線及びC−C線に沿ったこの表示装置の断面
の構成を、第3図及び第4図に示す。ガラス基板1上に
ベースコート膜2が形成され、ベースコート膜2上には
ゲートバス配線3とソースバス配線4とが格子状に配列
されている。ゲートバス配線3とソースバス配線4とに
囲まれた矩形の領域には、透明導電膜(ITO)から成る
絵素電極5が設けられ、マトリクス状の絵素パターンを
構成している。
絵素電極5の隅部付近にはTFT6が配され、TFT6と絵素
電極5とはドレイン電極16によって電気的に接続されて
いる。絵素電極5の他の隅部付近には予備TFT7が配さ
れ、予備TFT7と絵素電極5とはドレイン電極16aによっ
て電気的に接続されている。TFT6及び予備TFT7はゲート
バス配線3上に並設され、TFT6のソース電極15とソース
バス配線4とは枝配線8によって接続されている。予備
TFT7のソース電極15aはソース電極延設端8aによって、
接続部25に導かれる。接続部25ではソース電極延設端8a
は、非導通状態で枝配線8に対置されている。従って、
二つのTFT6及び7のうち、TFT6のみがソースバス配線4
に電気的に接続され、予備TFT7はソースバス配線4には
接続されていない。
TFT6近傍の断面構成を第3図に従って説明する。尚、
予備TFT7の構成もTFT6と同様である。ゲートバス配線3
の一部として形成されるゲート電極9上にゲート絶縁膜
10が形成されている。この上から、ゲート絶縁膜として
も機能しているベース絶縁膜11が基板全面に亙って堆積
されている。ベース絶縁膜11上にはアモルファスシリコ
ン(a−Si)の真性半導体層12、真性半導体層12の上面
を保護する半導体層保護膜13が順次積層されている。更
にその上から、a−Siから成るn型半導体層14、14が積
層されている。n型半導体層14、14上にはそれぞれソー
ス電極15、及びドレイン電極16が形成されている。上記
半導体層保護膜13は、エッチングによりソース電極及び
ドレイン電極がパターン形成される際に、エッチングス
トッパとして機能する。
絵素電極5は、ベース絶縁膜11上にパターン形成され
る。TFT6及び絵素電極5の上面を覆って基板全面に保護
膜17及び配向層19が堆積されている。
第4図に示すように接続部25では、ベースコート膜2
上に継手金属層24が形成されている。継手金属層24上に
は前述のベース絶縁膜11が堆積されている。ベース絶縁
膜11上には、予備TFTのソース電極15に接続されたソー
ス電極延設端8aと、ソースバス配線4に接続された枝配
線8とが載置されている。ソース電極延設端8aと枝配線
8とは、互いに離隔され非導通状態を維持している。従
って、予備TFT7はソースバス配線4とは電気的には接続
されていない。ソース電極延設端8aと枝配線8とは保護
膜17によって完全に被覆されている。保護膜17は枝配線
8とソース電極延設端8aとの間の電気的接続を、表示媒
体である液晶層18と離隔した状態で行うために設けられ
ている。
ガラス基板1に対向する他方のガラス基板20の内面に
は、カラーフィルタ21が形成されている。カラーフィル
タ21上の全面に、対向電極22、及び配向層23が重畳形成
されている。上記一対のガラス基板1、20の間には表示
媒体として液晶層18が封入されている。
このような構成を有する液晶表示装置の全絵素電極5
に、TFT6を介して駆動電圧を印加する。このように表示
装置を全面駆動した状態では、絵素欠陥が容易に視認さ
れる。TFT6の不良による絵素欠陥が発生している場合に
は、接続部25を用いて容易に修正することができる。即
ち、下方のガラス基板1を介して外部よりレーザ光等の
エネルギーが継手金属層24と、枝配線8及びソース電極
延設端8aとの重畳部分に照射される。枝配線8と継手金
属層24との重畳部分では、レーザ光が照射されるとベー
ス絶縁膜11の絶縁破壊が起こり、枝配線8と継手金属層
24とは互いに溶融接続されて導通状態となる。同様に、
ソース電極延設端8aと継手金属層24との重畳部分でも、
ベース絶縁膜11の絶縁破壊が起こり、ソース電極延設端
8aと継手金属層24とは互いに溶融接続されて導通状態と
なる。このようにして枝配線8とソース電極延設端8aと
が継手金属層24を介して電気的に接続され、予備TFT7が
ソースバス配線4によって駆動される。
TFT6の絶縁不良等により、TFT6を絵素電極5から切り
離す必要がある場合には、TFT6のドレイン電極16の部分
にレーザ光が照射され、該部分が切断される。TFT6と絵
素電極5とを切り離すことにより、絵素電極5は予備TF
T7によって正常に駆動される。
この表示装置では、接続部25の上方に保護膜17が形成
されているので、上述のレーザ光照射による接続は基板
1と保護膜17との間で行われる。従って、レーザ光照射
によって溶融した金属の表示媒体中への混入は起こらな
い。しかし、レーザ光の安定性、再現性、継手金属層2
4、ベース絶縁膜11、枝配線8、ソース電極延設端8a、
保護膜17等の材料、形状等によっては、保護膜17が破壊
される場合がある。保護膜17の破壊が生じると、レーザ
光照射によって溶融した金属が表示媒体である液晶層18
に混入され、更に対向電極22に接触することがある。こ
のような接触が生じると、ソースバス配線4と対向電極
22との間にリークを生ずることになる。このようなリー
クにより、レーザ光照射によって絵素欠陥を確実に修正
することができない。
本発明はこのような問題点を解決するために為された
ものである。即ち、本発明の目的は、絵素欠陥の発生位
置を容易に特定できる表示装置の状態で、スイッチング
素子不良による絵素欠陥を確実に修正し得るアクティブ
マトリクス表示装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明のアクティブマトリクス表示装置は、少なくと
も一方が透光性を有する一対の対向する基板と、該基板
間に挿入され印加電圧に応答して光学的特性が変調され
る表示媒体と、該一対の基板の何れか一方の基板内面に
マトリクス状に配された絵素電極と、該絵素電極にそれ
ぞれ電気的に接続されたスイッチング素子及び予備スイ
ッチング素子と、該スイッチング素子と該予備スイッチ
ング素子とに接続された走査線と、該スイッチング素子
に接続された信号線と、該一方の基板に対向する該基板
の内面に形成された対向電極と、を備え、該予備スイッ
チング素子の信号入力端子の延設端と該信号線から分岐
した枝配線とが、少なくとも絶縁膜を介して非導通状態
で近接対置する接続部が形成され、該スイッチング素子
が不良の場合に該接続部に光エネルギーを照射して該予
備スイッチング素子の信号入力端子の延設端と該枝配線
とが電気的に接続される構成となっており、更に、該光
エネルギーの照射に際しての欠陥発生を防止すべく、該
対向電極が該接続部と対向する部分以外の部分に形成さ
れていると共に該スイッチング素子、該予備スイッチン
グ素子、該信号線および該走査線を少なくとも覆って保
護膜が形成されており、そのことによって上記目的が達
成される。
(作用) 上記構成からなるアクティブマトリクス表示装置を全
面駆動すれば、絵素欠陥の発生位置を容易に確認するこ
とができる。全絵素電極の駆動により、これに対応する
表示媒体は駆動電圧に応じた光学的変調を生ずる。しか
し、スイッチング素子が不良の場合は、この光学的変調
が起こらず絵素欠陥として視認される。この絵素欠陥は
微小な絵素電極が数十万個以上配列されている表示装置
に於いても、拡大レンズ等を使用すれば容易に識別が可
能である。
絵素欠陥の発生位置が確認されると、透光性の基板を
介して外部より接続部に、レーザ光等の光エネルギーが
照射される。接続部ではレーザ光照射によって、予備ス
イッチング素子の信号入力端子の延設端と、信号線から
分岐した枝配線とが互いに電気的に接続される。このよ
うにして予備TFT7と信号線とが接続部を介して電気的に
接続される。更に、必要に応じて絵素電極に接続されて
いた不良のスイッチング素子を、光エネルギーの照射に
より切断して絵素電極と切り離すこともできる。
上記の光エネルギー照射による接続を行うと、信号入
力端子の延設端と枝配線とを構成する金属が溶融され
る。溶融した金属は表示媒体中に混入し、更に対向基板
側へ接触することがある。このような接触が生じると、
絵素欠陥を生じる。しかし、本発明のアクティブマトリ
クス表示装置では、対向基板上の対向電極が接続部に対
向する部分以外の部分に形成されている。そのため、溶
融した金属等が表示媒体中に混入した場合にも、対向電
極に接触することはない。従って、本発明の構成により
絵素欠陥が確実に修正され得る。
(実施例) 本発明を実施例について以下に説明する。第1A図に本
発明の表示装置の一実施例に用いられるアクティブマト
リクス基板を示す。本実施例では、前述の改良例で説明
したものと同様のアクティブマトリクス基板が用いられ
ている。第1A図の基板を用いた本実施例のB−B線及び
C−C線に沿った各断面の構成を、第1B図及び第1C図に
示す。ガラス基板1上にTa2O5、Al2O3、Si3N4等から成
るベースコート膜2が厚さ3000Å〜9000Åで形成されて
いる。ベースコート膜2は必ずしも設ける必要はなく、
廃止してもよい。ベースコート膜2上に走査信号を供給
するゲートバス配線3と、データ信号を供給するソース
バス配線4とが格子状に配列されている。ゲートバス配
線3は一般にTa、Al、Ti、Ni、Mo等の単層又はこれらの
多層金属で形成されるが、本実施例ではTaを使用してい
る。ソースバス配線4も同様の金属で形成されるが、本
実施例ではTiを使用している。ゲートバス配線3とソー
スバス配線4との交差位置には、基板全面に形成された
ベース絶縁膜11が介在している。
ゲートバス配線3とソースバス配線4とに囲まれた矩
形の領域には、透明導電膜(ITO)から成る絵素電極5
が設けられ、マトリクス状の絵素パターンを構成してい
る。絵素電極5の隅部付近にはTFT6が配設され、TFT6と
絵素電極5とはドレイン電極16によって電気的に接続さ
れている。絵素電極5の他の隅部付近には予備TFT7が配
設され、予備TFT7と絵素電極5とはドレイン電極16aに
よって電気的に接続されている。TFT6及び予備TFT7はゲ
ートバス配線3上に並設され、TFT6のソース電極15とソ
ースバス配線4とは枝配線8によって接続されている。
予備TFT7のソース電極15aはソース電極延設端8aによっ
て、接続部25に導かれる。接続部25ではソース電極延設
端8aは、非導通状態で枝配線8に対置されている。従っ
て、二つのTFT6及び7のうち、TFT6のみがソースバス配
線4に電気的に接続され、予備TFT7はソースバス配線4
には接続されていない。接続部25の断面構成の詳細につ
いては後述する。
TFT6近傍の断面構成を第1B図に従って説明する。尚、
予備TFT7の構成もTFT6と同様である。ゲートバス配線3
の一部として形成されるTaのゲート電極9上に、ゲート
電極9の表面を陽極酸化して得られるTa2O3から成るゲ
ート絶縁膜10が形成されている。この上から、ゲート絶
縁膜としても機能しているSiNX(例えばSi3N4)のベー
ス絶縁膜11が基板全面に亙って堆積されている。ベース
絶縁膜11上にはアモルファスシリコン(a−Si)の真性
半導体層12、真性半導体層12の上面を保護するSiNXから
成る半導体層保護膜13が順次積層されている。更にその
上から、後に形成されるソース電極及びドレイン電極と
オーミックコンタクトを得るための、a−Siから成るn
型半導体層14が積層されている。n型半導体層14上には
ソース電極15、及びドレイン電極16が形成されている。
ソース電極15及びドレイン電極16は、Ti、Ni、Al等から
成る。
絵素電極5は、ベース絶縁膜11上にパターン形成され
る。ベース絶縁膜11の厚さは1500Å〜6000Å程度が適切
であるが、本実施例では2000Å〜3500Åに設定されてい
る。TFT6及び絵素電極5の上面を覆って基板全面にSiNX
から成る保護膜17が形成され、保護膜17上に液晶層18の
液晶分子の配向を規制する配向層19が堆積されている。
保護膜17の厚さは2000Å〜10000Å程度が適切である
が、本実施例では5000Å前後に設定されている。ベース
絶縁膜11及び保護膜17はSiNX以外に、SiOX、Ta2O5、Al2
O3その他の酸化物或いは窒化物によって形成され得る。
保護膜17は基板全面に形成せずに、TFT6、予備TFT7、バ
ス配線等の直接表示に関与しない部分のみを覆い、絵素
電極5の中央部で除去した窓あき構造としてもよい。
接続部25の断面構成を第1C図を用いて説明する。ベー
スコート膜2上に継手金属層24が形成されている。継手
金属層24の形状は、第1A図に示すように平面視矩形であ
る。継手金属層24は、ゲートバス配線3と同様にTa、A
l、Ti、Ni、Mo等から成り、ゲートバス配線3の形成と
同時にパターン形成することができる。継手金属層24上
には前述のベース絶縁膜11が堆積されている。ベース絶
縁膜11上には、予備TFT7のソース電極15に接続されたソ
ース電極延設端8aと、ソースバス配線4に接続された枝
配線8とが載置されている。ソース電極延設端8aと枝配
線8とは、互いに離隔され非導通状態を維持している。
従って、予備TFT7はソースバス配線4とは電気的には接
続されていない。ソース電極延設端8aと枝配線8とは保
護膜17によって完全に被覆されている。
継手金属層24と、ソース電極延設端8a及び枝配線8と
の間に位置するベース絶縁膜11は、これらの金属層及び
配線間の層間絶縁膜としても機能している。層間絶縁膜
としての厚さは1000Å〜7000Åが適しているが、本実施
例ではTFT6及び7のゲート絶縁膜としても機能するベー
ス絶縁膜11を利用しているので、前述のように2000Å〜
3500Åに設定されている。
保護膜17は枝配線8とソース電極延設端8aとの間の電
気的接続を、表示媒体である液晶層18と離隔した状態で
行うためのものである。そのため、保護膜17の厚さは15
00Å〜15000Å程度が適切である。本実施例ではTFT6及
び7の保護膜を利用しているため、その厚さは5000Å前
後に設定されている。
第1B図及び第1C図に示すように、絵素電極5の形成さ
れたガラス基板1に対向する他方のガラス基板20の内面
には、カラーフィルタ21が形成されている。カラーフィ
ルタ21上は対向電極28が形成されている。本実施例では
対向基板上のTFT6及び接続部25に対向する部分には、対
向電極28は形成されていない。このような対向電極28の
形状は、エッチング等を用いたパターニングにより容易
に形成され得る。対向電極28上の全面には配向層23が重
畳形成されている。
上記一対のガラス基板1、20の間には表示媒体とし
て、ツィステドネマチック液晶層18が封入されている。
液晶層18は絵素電極5と対向電極22との間の印加電圧に
応答して配向変換され、光学的変調が行われる。この光
学的変調が表示パターンとして視認される。
上記構成を有する液晶表示装置の全絵素電極5に、TF
T6を介して駆動電圧を印加する。このように表示装置を
全面駆動した状態では、絵素欠陥が容易に視認される。
TFT6の不良による絵素欠陥が発生している場合には、接
続部25を用いて容易に修正することができる。
第2図に絵素欠陥の修正を行った後の接続部25の断面
図を示す。第2図の矢印26で示すように、下方のガラス
基板1を介して外部よりレーザ光、赤外線、電子ビー
ム、その他のエネルギーが継手金属層24に照射される。
本実施例ではYAGレーザ光を用いた。枝配線8とベース
絶縁膜11と継手金属層24との重畳部分では、レーザ光が
照射されるとベース絶縁膜11の絶縁破壊が起こり、枝配
線8と継手金属層24とは互いに溶融接続されて導通状態
となる。同様に、ソース電極延設端8aとベース絶縁膜11
と継手金属層24との重畳部分でも、ベース絶縁膜11の絶
縁破壊が起こり、ソース電極延設端8aと継手金属層24と
は互いに溶融接続されて導通状態となる。このようにし
て枝配線8とソース電極延設端8aとが継手金属層24を介
して電気的に接続され、予備TFT7がソースバス配線4に
よって駆動される。本実施例ではレーザ光をガラス基板
1側から照射したが、レーザ光を透過させる基板であれ
ば何れの基板側から照射してもよい。
TFT6の絶縁不良等により、TFT6を絵素電極5から切り
離す必要がある場合には、TFT6のドレイン電極16の部分
にレーザ光が照射され、該部分が切断される。TFT6と絵
素電極5とを切り離すことにより、絵素電極5は予備TF
T7によって正常に駆動される。
このようにレーザ光を照射して絵素欠陥の修正を行っ
ても、本実施例では接続部25及びTFT6の上方には保護膜
17が形成されているので、溶融した金属の液晶中への混
入は起こらない。また、保護膜17は透明絶縁体なので、
レーザ光はこれを透過する。従って、保護膜17のレーザ
光による破壊は通常では生じない。しかし、レーザ光照
射の条件、継手金属層24、ソース電極延設端8a、枝配線
8、保護膜17等の材質、形状等によっては保護膜17が破
壊される場合がある。本実施例では対向基板21上に設け
られた対向電極28が、接続部25及びTFT6と対向する部分
以外の部分に形成されているので、レーザ光照射によっ
て保護膜17の破壊が生じ、溶融した金属が液晶層18に混
入しても、対向電極28に接触することはない。従って、
本実施例では接続部25へのレーザ光照射によって、絵素
欠陥を確実に修正し得る。
上記の実施例では透過型の液晶表示装置を示したが、
本発明は反射型の表示装置にも同様に用し得る。また、
上記実施例ではTFTを用いたアクティブマトリクス型液
晶表示装置について説明したが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。本発明はMIM素子、ダイオード、バ
リスタ等の種々のスイッチング素子を用いた広範囲の表
示装置にも適用可能である。更に、表示媒体として、薄
膜発光層、分散型EL発光層、プラズマ発光体等を用いた
各種表示装置にも適用し得る。
また、上記実施例に於いて、ベースコート膜2は必ず
しも設ける必要はなく、廃止することもできる。
(発明の効果) 本発明のアクティブマトリクス表示装置は、接続部へ
の光エネルギー照射により予備スイッチング素子の信号
入力端子の延設端と枝配線とを電気的に接続できるの
で、スイッチング素子が不良のとき、予備スイッチング
素子を介して信号線と絵素電極との間を電気的に接続で
きる。よって、絵素欠陥の発生位置を容易に特定できる
表示装置の状態で、スイッチング素子の不良による絵素
欠陥を確実に修正できるので、検査工程及び修正工程が
容易となり、量産性が確保される。従って、本発明は、
表示装置としてのコスト低減に寄与するものである。
また、本発明のアクティブマトリクス表示装置は、保
護膜を有するで、上述した接続部への光エネルギー照射
の際に生じる溶融した金属が保護膜より外側に出て対向
基板側へ接触するのを防止でき、新たな絵素欠陥の発生
を防ぐことが可能となる。また、対向電極が接続部と対
向する部分以外の部分に形成されているので、溶融した
金属が保護膜を破って対向基板側へ接触しても、対向電
極には接触し難いため、新たな絵素欠陥の発生を防ぐこ
とが可能となる。また、溶融した金属が保護膜を破って
外側へ出ても、移動速度が遅くなる故に対向基板側への
接触範囲が狭くなり、対向電極の大きさを余り小さくす
る必要がなく、1絵素当りにおける表示面積を大きくで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本発明の表示装置の一実施例に用いられるアク
ティブマトリクス基板の平面図、第1B図及び第1C図は第
1A図のアクティブマトリクス基板を用いた表示装置を、
それぞれ第1A図のB−B線及びC−C線に沿った面で切
断した断面図、第2図は絵素欠陥の修正に用いられた接
続部の断面図、第3図はアクティブマトリクス表示装置
の改良例のTFT近傍の断面図、第4図はアクティブマト
リクス表示装置の改良例の接続部近傍の断面図である。 1,20……ガラス基板、3……ゲートバス配線、4……ソ
ースバス配線、5……絵素電極、6……TFT、7……予
備TFT、8……枝配線、8aソース電極延設端、9……ゲ
ート電極、11……ベース絶縁膜、15,15a……ソース電
極、16,16a……ドレイン電極、17……保護膜、18……液
晶層、19,23……配向層、21……カラーフィルタ、24…
…継手金属層、25……接続部、28……対向電極。
フロントページの続き (72)発明者 片山 幹雄 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−22455(JP,A) 特開 昭60−262134(JP,A) 特開 昭60−55382(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも一方が透光性を有する一対の対
    向する基板と、該基板間に挿入され印加電圧に応答して
    光学的特性が変調される表示媒体と、該一対の基板の何
    れか一方の基板内面にマトリクス状に配された絵素電極
    と、該絵素電極にそれぞれ電気的に接続されたスイッチ
    ング素子及び予備スイッチング素子と、該スイッチング
    素子と該予備スイッチング素子とに接続された走査線
    と、該スイッチング素子に接続された信号線と、該一方
    の基板に対向する該基板の内面に形成された対向電極
    と、を備え、 該予備スイッチング素子の信号入力端子の延設端と該信
    号線から分岐した枝配線とが、少なくとも絶縁膜を介し
    て非導通状態で近接対置する接続部が形成され、該スイ
    ッチング素子が不良の場合に該接続部に光エネルギーを
    照射して該予備スイッチング素子の信号入力端子の延設
    端と該枝配線とが電気的に接続される構成となってお
    り、更に、該光エネルギーの照射に際しての欠陥発生を
    防止すべく、該対向電極が該接続部と対向する部分以外
    の部分に形成されていると共に該スイッチング素子、該
    予備スイッチング素子、該信号線および該走査線を少な
    くとも覆って保護膜が形成されているアクティブマトリ
    クス表示装置。
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