JP2575181B2 - 重量物搬送用エアローラー - Google Patents

重量物搬送用エアローラー

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JP2575181B2
JP2575181B2 JP63130867A JP13086788A JP2575181B2 JP 2575181 B2 JP2575181 B2 JP 2575181B2 JP 63130867 A JP63130867 A JP 63130867A JP 13086788 A JP13086788 A JP 13086788A JP 2575181 B2 JP2575181 B2 JP 2575181B2
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靜雄 西垣
秀昌 栗島
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Kumagai Gumi Co Ltd
Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Kumagai Gumi Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、重量物の下部に挿入し膨張支持して搬送
するローラーとして使用する、耐久性と極めて高度の安
全性の構成を有し且つ横すべりすることなく円滑な回転
が得られ、また、ローラートレッド部の再生が容易であ
る重量物搬送用エアローラーに関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ケーソン等の重量物の搬送は、主として、横引
台車、あるいは、クレードル(cradle)+トラバーサ
(traverser)上に搭載して搬送するものが実用的に使
用されている。その他、エアバック式では、タイヤ式の
ものがあるが、大型の重量物の支持用エアローラーとし
ては、操作上の問題、耐久性の問題、操作性の問題、円
滑な一定方向へのローリングの問題等多くの未解決の事
項が多く実用化されていないのが現状である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の横引台車やクレードル+トラバーサ上に搭載し
て搬送する方式は、すべて鉄輪による軌条上の走行であ
り、次の様な準備工事が必要である。
(イ)ケーソン搬送路を平坦にするための整地が必要、 (ロ)軌条装置のための地盤強化工事と軌条設置工事が
必要、 (ハ)ケーソン製作のための函台や、ケーソンを横引台
車等へ搭載するための油圧ジャッキが必要、 (ニ) (ハ)の設置場所の地盤強化工事が必要 (ホ)油圧装置、配管工事が必要、 (ヘ)以上の条件のためケーソンの製作位置が限定され
る。
従って、ケーソンの製作並びに搬送が任意の場所で、
適宜に容易に実施されうることが必要であり、そのため
には大形のエアバッグ式のものが考えられるが、エアバ
ック式では、その両端部の強度と耐久性、保管と移動の
容易性と耐圧性に対する適性な肉厚、圧縮荷重時には、
大きな接地面積の増大による支持性、圧力封入時並びに
圧縮荷重時にエアバックの直線性維持、圧縮荷重時の円
滑なローリング性と方向性、エアバックの外傷保護のた
めの適正な構造、メンテナンスが容易な構成と耐久性構
造等の解決が必要である。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解消するためには、鉄輪による軌条の走
行方式では、上記のとおり、多くの準備工事が必要とな
り、また多くの制約を伴うものである。従って、適宜の
場所で実施され、容易に搬送されるためには、路面の凹
凸に容易に順応でき、且つ比較的低空気圧で重量物を支
持するための大きな接地面積の得られるエアバッグ方式
が好適な手段である。
困って、探求の結果、昔より最も便利で手軽に多用さ
れてきた剛性のコロの代りにエアローラーを使用し、前
記の問題点を解消するため、3層構造を構成するもので
ある。すなわち、本発明は、繊維コードにて補強された
ゴム弾性体からなり、円筒状の直線ベース部とその両端
をテーパー状に縮小形状としたテーパー端部とから構成
されたローラーベースと、該ローラーベースと同様に内
外圧に耐える繊維コードにて補強されたゴム弾性体から
なり、前記ローラーベースの外側に嵌挿されたストレー
ト管状のローラートレッドと、前記ローラーベースに内
接するように、織物を柔軟なゴム類にて被覆したシート
を気密な袋状に加工成形し、両端部を弾頭形状としてロ
ーラベースに内装されたローラー用チューブとを備えた
3層構造とし、チューブの一端に空気バルブを取付けて
膨張収縮可能に構成し、ローラートレッドは、そのロー
ラー軸線方向の端部がローラーベースの直線ベース部か
ら少なくともテーパー端部に達する程度までに直線ベー
ス部よりも長く形成し、ローラートレッドの端部全周を
直線ベース部の端部に対して軸線方向に均等に突出さ
せ、トレッド端部とローラーベースのテーパー端部との
間に段差部を形成したことを特徴とするものである。
なお、補強形態は、空気充填前は縮小可能な肉厚に構
成し、保管と移動を容易にすると共に、圧縮荷重時に
は、比較的低圧にて支持性の得られる大きな接地面積の
増大を図るようにする。
また、圧力封入時と圧縮荷重時における軸線方向の寸
法的変動のほとんどない安定した直線性を維持するた
め、また、円滑なローリングが得られる様に、ローラー
ベースとローラートレッドの補強には、ゴムにてトッピ
ングされたローラー周方向に走る繊維コードの3プライ
と、その内外側にそれぞれローラー軸線方向に走る繊維
コードの少なくとも1プライとを組合せて補強体を構成
し、この補強体を内外ゴム層にて被覆した構成を基準と
するものである。ローラー軸線方向の繊維コードは、耐
支持荷重に応じて、すなわち荷重負荷の内圧に応じて、
ローラー周方向に走る繊維コードの3プライの内外側に
それぞれ複数プライを組合せ得るものである。
ここで、ローラー周方向とは、ローラーの転動方向を
いい、また、ローラー軸線方向とは、ローラーの回転中
心軸の方向をいう。この周方向の繊維コードによって、
空気圧の充填によって均等な円形状が保持され、軸線方
向の繊維コードによって、軸線方向の伸びが阻止されロ
ーラーベースとローラートレッドは、安定したストレー
ト管が形成され、円滑なローリングが得られる。
また、ローラートレッドは、直線状の円筒状に形成さ
れたローラーベースの直線部に嵌挿して組み立てる2層
構成として、ローラートレッドの外傷のローラーベース
への拡大波及を阻止するようにし且つ外傷を受けやすい
ローラートレッドの取替えを容易にして作業に支障を招
来することのないように構成するものであり、この構成
によって耐久性の著しい増大を企図するものである。
さらに、ローラートレッドをローラーベースの直線ベ
ース部より少し長く形成して、ローラーベースの直線ベ
ース部の端部の保護と、ローラーベースのテーパー部に
段差部を形成して、エアローラーの横すべりを阻止する
ようにして、安定した方向性が得られるようにするもの
である。従って、ローラートレッド端部の直線ベース部
からの突出長さは、上記機能を達成できる程度の長さ、
すなわち、少なくとも直線ベース部の端部から突出して
テーパー端部に達する程度で十分であり、最大突出長さ
もローラーベースの端縁を超えない範囲が適当である。
また、ローラートレッドの端部と、ローラーベースの
テーパー端部との間に形成される段差部に、断面三角状
リングの横すべり防止ゴムを接着して、段差部によるエ
アローラーの横すべり阻止作用をさらに強化する様にし
て強力に横すべり防止を図り、重量物支持時にローリン
グ作動の一定の方向性と耐久性が得られる様に構成する
ものである。
〔作用〕
この発明のエアローラーは、ローラー周方向と軸線方
向の繊維コードにて補強されたローラーベースとローラ
ートレッドとの組合せのため、空気圧充填時には、変動
のない一定の長さの均等な円形状の一体的状態になり、
円滑なローリング作動が得られる。
また、ローラートレッドの両端部がローラーベースの
直線ベース部より長く形成されているので、ローラーベ
ースの接地端部の損傷が保護され、且つテーパー端部と
の間に段差部または横すべり防止ゴムが形成されている
ので、重量負荷時のローリング作動に一定の方向性が得
られる。
また、圧縮変形によって大きな接地面積が得られるた
め、比較的低空気圧にて重量物を支持する作用が得られ
る。また、容易に変形して接地面積が増大するため、接
地圧が小さくなり、軟弱地盤や砂地でも良好なローリン
グ作用が得られる。
〔実施例〕
例示の図面に基づいて、この発明の構成を説明する。
第1図は、この発明のエアローラーの片側の断面図で
ある。
図において、1は気密性を保持するローラー用チュー
ブ、1aは直線部、1bは両端部に形成される弾頭形状部、
1cは閉塞部であり、閉塞部の一端には、エアバルブを取
り付けられる。は耐圧性のローラーベース、2aは円筒
状の中央直線ベース、2bは直線端部ベース、2cはテーパ
ー端部ベースであり、本例は、内径約600mmφ、長さ100
00mmの場合の例であって、製作の都合上、ローラーベー
は、円筒状の中央直線ベース2aと、直線端部ベース
2b+テーパー端部ベース2cからなる先端径を縮小した端
部ベース部(2b+2c)からなるもので、中央直線ベース
2aと端部ベース部とを一体に接合したものである。すな
わち、円筒状の中央直線ベース2aと直線端部ベース2bと
からなる円筒状の直線ベース部(2a+2b)を形成してい
るものである。
上記ローラー用チューブ1は、ローラーベースの内
部に沿接され、ローラーベースの円筒状の直線ベース
部(円筒状の中央直線ベース2a+直線端部ベース2b)の
外側には、ローラーベース2の円筒状の直線ベース部
(2a+2b)より少し長いストレート管状のローラートレ
ッド3が嵌挿され、ローラーベース2の直線ベース部
(2a+2b)の端部から均等に突出したトレッド端部3aを
形成し、ローラーベース2のテーパー端部ベース2cにお
いて、段差部DLを構成するものである。
この段差部DLの構成によって、重量物を支持した場
合、エアローラーARは断面形状が円形から長円形に変形
して、ローリングする際、この段差部DLが横すべりを防
止し、ローリングの方向を一定に抑制する作用をするも
のである。
第2図は、トレッド端部3aと、テーパー端部ベース2c
との間に、断面三角状リングの横すべり防止ゴム4を、
トレッド端部3aの内側あるいはローラーベースとの両方
に接着して段差部DLを強化して横すべり防止作用を増大
したものである。
なお、ローラートレッドの本例の補強層は、ゴムにて
トッピングしたポリエステル繊維の1000d/2の繊維コー
ドを中間にローラー周方向に3プライ、この内外ゴム層
側に各1プライを軸線方向に設定し、内層ゴム厚2mm、
外層ゴム厚4mmとし、ローラーベースの本例の補強層
は、ローラートレッドと同様とし、内層ゴム厚2mm、外
層ゴム厚2mmに形成したものである。
また、ローラー用チューブの本例の補強は、ポリエス
テル繊維コード(1000d/2)からなる織物(テキスタイ
ルファブリック)をゴムにて被覆した厚み3mmのシート
を、ローラーベースに内接するように袋状に気密に加
工して形成した両端部が弾頭形状のローラー用チューブ
1を形成するものである。
上記の構成からなるエアローラーの使用方法は、ケー
ソン等の重量搬送物をあらかじめ、必要ピッチの架台上
で製作し、エアローラーを架台間に挿入し、エアローラ
ーへ必要内圧を封入し、搬送物を架台より浮上させ、ウ
インチ等により搬送する。
エアローラーは必要な予備数を準備し、搬送物の下を
通過後、順次、搬送物の前方へ移設し、循環使用し、目
的場所で停止、エアローラー間へ架台を挿入、エアロー
ラーの内圧を排除して搬送物を架台上に載置し、エアロ
ーラーを搬送物の下より抜き取られる。以上のように操
作するものである。また、使用法の工夫により進水台車
の代りにもなりうるものである。
本例のエアローラーの場合、破壊圧力はフリー状態で
計算上、最低8.7kg/cm2、荷重負荷200t、圧縮高さ200mm
の時、内圧1.5kg/cm2が約4kg/cm2となる(内圧は高くな
るが、フリー状態よりも圧縮状態の方が安全率は高くな
る)。
このエアローラーの高さと内圧および支持荷重との関
係は、第3図の関係曲線図の内圧曲線IPおよび支持荷重
曲線BLに示すとおりである。
因って、エアローラーの最大支持荷重が150t/1本を越
えない範囲の使用が耐久性上好ましい、従って、5000t
の重量物の場合、エアローラーを左右複列配置とする
と、片側にエアローラー18本を使用すると、1本当り、
2500t/18本≒139tとなる。
〔発明の効果〕
この発明は、前記作用項のような作用機能を有するも
のであり、その構成が3層構造のため大きな構造体を著
しく縮小することが可能であり、保管並びに輸送が容易
である。また、最も損傷され易いローラートレッド部の
取替えが容易であり、また、3層構造のため補修が容易
で、長期に使用することができ、すぐれた経済的、実用
的価値を有するものである。
また、エアローラーは、路面の凹凸等に対するすぐれ
た適応性のため、搬送路面の整備が簡単で、ケーソンの
製作並びに搬送が任意の場所で実施されうる利点を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明のエアローラーの一例を示す片側断
面図、 第2図は、同じく他の実施例を示す片側断面図、 第3図は、エアローラーの高さと支持荷重および内圧と
の関係曲線図である。 AR……エアローラー 1……ローラー用チューブ 1a……直線部 1b……弾頭形状部 ……ローラーベース 2a+2b……円筒状の直線ベース部 2a……円筒状の中央直線ベース 2b……直線端部ベース 2c……テーパー端部ベース 3……ローラートレッド、3a……トレッド端部、4……
横すべり防止ゴム DL……段差部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】繊維コードにて補強されたゴム弾性体から
    なり、円筒状の直線ベース部とその両端をテーパー状に
    縮小形状としたテーパー端部とから構成されたローラー
    ベースと、 該ローラーベースと同様に繊維コードにて補強されたゴ
    ム弾性体からなり、前記ローラーベースの外側に嵌挿さ
    れたストレート管状のローラートレッドと、 前記ローラーベースに内接するように、織物を柔軟なゴ
    ム類にて被覆したシートを気密な袋状に加工成形し、両
    端部を弾頭形状として前記ローラベースに内装されたロ
    ーラー用チューブと を備えた3層構造とし、、 前記チューブの一端に空気バルブを取付けて膨張収縮可
    能に構成し、 前記ローラートレッドは、そのローラー軸線方向の端部
    が前記ローラーベースの直線ベース部から少なくとも前
    記テーパー端部に達する程度までに前記直線ベース部よ
    りも長く形成し、該ローラートレッドの端部全周を前記
    直線ベース部の端部に対して前記軸線方向に均等に突出
    させ、該トレッド端部と前記ローラーベースのテーパー
    端部との間に段差部を形成したことを特徴とする重量物
    搬送用エアローラー。
  2. 【請求項2】前記ローラートレッドおよびローラーベー
    スは、ゴムにてトッピング加工されたローラー周方向に
    走る繊維コードの3プライと、その内外側にそれぞれ前
    記軸線方向に走る繊維コードの少なくとも1プライとを
    組み合わせて補強体を構成し、該補強体を内外ゴム層に
    て被覆した補強構造である請求項1記載の重量物搬送用
    エアローラー。
  3. 【請求項3】前記ローラートレッドの端部の内側と前記
    ローラベースのテーパー端部との間に断面三角状リング
    の横すべり防止ゴムを介在し、該横すべり防止ゴムを少
    なくとも前記ローラートレッドの端部内側に接着した請
    求項1記載の重量物搬送用エアローラー。
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