JP2575361Y2 - アークヒータの冷却構造 - Google Patents

アークヒータの冷却構造

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JP2575361Y2
JP2575361Y2 JP1991094045U JP9404591U JP2575361Y2 JP 2575361 Y2 JP2575361 Y2 JP 2575361Y2 JP 1991094045 U JP1991094045 U JP 1991094045U JP 9404591 U JP9404591 U JP 9404591U JP 2575361 Y2 JP2575361 Y2 JP 2575361Y2
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雅博 石井
尚記 安田
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、プラズマを用いた加熱
装置であるアークヒータ、特にその冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】アークヒータは、一般にプラズマ化学反
応用熱源としてのプラズマジェットを作り出す装置であ
る。
【0003】図5は、従来のアークヒータの構成を示す
もので、環状のアノード電極aと同軸的に棒状のカソー
ド電極bを設け、これら電極a,b間に直流電圧を印加
してアークcを発生させ、このアークcにより作動ガス
dをプラズマ状態にして、上記アノード電極a内面側か
ら外部に噴出させている。
【0004】一方、アークヒータの電極a,bは、アー
ク温度やガス温度が高いことによる特性劣化を防ぐため
に、冷却水による冷却が行われている。アノード電極a
については、その肉厚内に環状の冷却水流路fが形成さ
れており、この流路fに冷却水を一側から供給し逆側か
ら排出することにより冷却されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上述したア
ノード電極aの冷却構造としては、その電極aの加熱面
である内面e側を重点的に冷却する必要がある。しかし
ながら、従来の冷却構造では、図5(b) のように、冷却
水が環状流路f内側部であるスロート部gの周囲を二手
に分かれて流れるため、電極内面eに加えられた熱は、
主として環状流路f内側を流れる冷却水により排出され
るだけで、流路f外側の冷却水はほとんど冷却に寄与し
ない。このため、従来の冷却構造では、甚だ冷却能力が
低く、より大きなパワーのアークヒータには適用が難し
かった。
【0006】そこで本考案の目的は、冷却能力を向上さ
せて高温特性を維持できるアークヒータの冷却構造を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、環状のアノード電極と棒状のカソード電極
とを同軸的に配設したアークヒータにおいて、上記環状
のアノード電極を、アークジェットを導入するアーク通
路が形成された第2環状部材とアークジェットを噴射す
る噴射口が形成された第1環状部材とそれら部材間に介
設され絶縁材からなる環状の仕切板とで構成し、上記第
1環状部材内に冷却用の冷却水流路を形成し、上記第2
環状部材内に冷却用の環状の空間を形成すると共に、該
環状空間に、その内周側にのみ冷却水流路を形成する中
子を設けたものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、第1環状部材と第2環状部
材には別々に冷却水が供給される。第2環状部材内の環
状の空間に給水された冷却水は、その環状の空間の内側
に形成された、従来に比べて狭い冷却水流路を通って流
れていく。これにより、第2環状部材内に供給された冷
却水は、流速が高まり、かつ均一に第2環状部材から冷
却水に伝熱され、アノード電極から冷却水への熱伝達量
を増やすことができる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を添附図面に基づいて
説明する。
【0010】図1は、アークヒータの全体構成を示すも
ので、1は円環状のSUS製フランジ、2はフランジ1
の内面側に嵌着されアークジェットを噴射する噴射口2
5が形成された銅製の第1環状部材であり、アークジェ
ットを導入するアーク通路26が形成された後述する第
2環状部材8と対をなす。このフランジ1および環状部
材2からなるブロック3には、内部に冷却水を流すため
に冷却水流路4が形成されている。冷却水流路4は、環
状部材2の厚肉内にこれと同心に形成した環状流路4
a、環状流路4aにフランジ1外周の2箇所から互いに
逆方向に冷却水を供給する給水流路4b,4b、これら
流路4bによる給水箇所と直交する2箇所から冷却水を
排出する排水流路4c,4c(図2)からなる。環状流
路4aは、その外周が十分な大きさとされており、環状
部材2の外周にその周方向に連続して溝6を形成し、こ
の環状部材2をフランジ1に嵌着することで得られてい
る。給水流路4b,4bは、図2に示すように、環状流
路4aに対しその径方向外方から互いに直線状に連通さ
れ、それらの噴射口が環状流路4a内側のスロート部2
aを挾んで相対向している。これと同様に排水流路4
c,4cは、両給水流路4bと直交する位置に連通形成
されている。なお、これらの流路4b,4cは、フラン
ジ1にその外周から内周にまで延在させて環状流路4a
に向けて4つの連通孔5を放射状に形成することで得ら
れている。
【0011】また、7は上記フランジ1の一側面に取付
けられたFRP製の構体で、その中央に貫通孔7aを有
する。貫通孔7aのフランジ1側には複数段の段差部7
bが形成され、この段差部7bに銅製の第2環状部材8
と絶縁材製のカソードカバ9が嵌着されている。第2環
状部材8は、構体7のフランジ1への取付時に上記第1
環状部材2の側面凹部2bに嵌め込まれ、この環状部材
2に対し同軸に位置決めされている。第1・第2環状部
材2,8間には、絶縁材からなる断面コ字状の環状仕切
板10が介設されており、いわば従来のアノード電極を
互いに絶縁された2つの環状部材2,8に分割した構造
となっている。このように本例で、分割型のアノード電
極構造を採用したのは、第1環状部材2を定常時に、第
2環状部材8を放電スタート時にそれぞれ使用するため
である。
【0012】上記構体7及び第2環状部材8等は、上記
フランジ1に一体物として取付けられるブロック11を
なし、このブロック11にも、上記ブロック3と同様に
冷却水流路12が形成されている。冷却水流路12は、
第2環状部材8内に形成した流路12a、この流路12
aに構体7外から冷却水を供給する給水流路12b、給
水流路12bと逆側から流路12aの冷却水を排出する
排水流路12cからなる。すなわち、構体7の外周から
上記孔7aの段差部7bに延在させて連通孔13,13
を形成し、この段差部7bに第2環状部材8を嵌着して
流路12aと両連通孔13を連通させることで得られて
いる。
【0013】図3は、第2環状部材8内の流路12a形
状を示したものである。第2環状部材8は、軸方向に互
いに対峙された2つの環状片14,15からなる。環状
片15の接合面には予め環状溝15aが同心的に形成さ
れており、これにより環状部材8内部には環状の空間1
6が区画形成されている。空間16は環状部材8外観と
ほぼ同一形状とされ、その内部には部材8と同じ銅製の
中子18が配設されている。中子18は、図4に示すよ
うに、空間16と同じ幅W及び外径Dをもつ環状のベー
ス部18aと、このベース部18aの内面側に一体形成
された区画部18bからなり、この区画部18bが空間
16と同一形状とされている。このため、中子18を図
3のように空間16内に設けることで、空間16の内側
には環状部材8内面側と略同一形状 (断面略V字状) の
細い冷却水流路19が区画形成される。中子18の外周
2箇所には、中心に向けて孔18cが設けてあり、この
孔18cはこれと交差する孔18dにより上記冷却水流
路19と連通している。なお、17は、環状片15に形
成した連通孔で、上記孔18cを給水流路12bおよび
排水流路12cと接続する。
【0014】図1において、上記環状部材2,8の一端
側には、棒状のカソード電極20が配置されている。カ
ソード電極20は、予めカソードホルダー21に支持さ
れており、このホルダ21を上記構体7の孔7a内に嵌
め込むことで、上記カソードカバ9の内側に且つ両環状
部材2,8と同軸に配設されている。なお、図1中、2
2はカソード電極20を冷却するための冷却水流路、2
3は構体7内側に作動ガスを注入するためのガス流路で
ある。
【0015】次に、本実施例の作用について説明する。
【0016】いま、構体7の内側にガス流路23を通じ
て作動ガスを注入し、カソード電極20および第1環状
部材2間に直流電圧を印加した状態で第2環状部材8に
トリガー電圧を印加すると、カソード電極20先端で生
じたアークは、第2環状部材8の内面に付着したのち、
その付着点が第1環状部材2の内面上に移る。これによ
り、注入ガスはアークにより加熱されてプラズマ状態と
なり、両環状部材2,8内を通過して外部に噴射され
る。
【0017】このとき、冷却水流路4,12には冷却水
が供給され、これによって両環状部材2,8は冷却され
ている。即ち、冷却水流路4には、図2のように、その
給水流路4b,4bにフランジ1外から冷却水が供給さ
れ、この冷却水が流路4b,4bを通って環状流路4a
に導入される。このとき、給水流路4b,4bは、環状
部材2中央のスロート部2aを挾んで相対向しているた
め、これら流路4bからの冷却水はスロート部2aにそ
の両側から噴射されたのち、排出流路4c,4cを経て
フランジ1外に排出される。一方、冷却水流路12に
は、図1のように、その給水流路12bに構体7外から
冷却水が供給され、この冷却水が環状部材8内に導入さ
れる。環状部材8では、図3のように、冷却水が連通孔
17、中子18の孔18c,18dを通って流路19に
供給され、この流路19内を二手に分かれて周方向に流
れたのち、逆側の連通孔17を通って排水流路12cに
導かれる。そして、この排水流路12cにより構体7外
部に排出される。
【0018】以上のように、本アークヒータでは、従来
型アノード電極を2つの環状部材2,8に分割し、カソ
ード電極20とこれに対し遠方の環状部材2間にアーク
を発生させたので、同じ投入電力に対し電流よりも電圧
を相対的に大きくし、熱効率の向上等を図ることができ
る。また、近方の環状部材8はアーク発生時のトリガー
として使用したので、上述のように放電路を長くして
も、着火性に劣ることはない。
【0019】また、環状部材2内に環状流路4aを形成
し、この流路4a内側のスロート部2aに互いに逆側か
ら冷却水を噴射させるようにしたので、環状流路4a内
の冷却水を攪拌し、従来、冷却に寄与しない環状流路4
a外側の冷却水をも冷却に利用でき、冷却能力を向上す
ることができる。
【0020】また、環状部材8内にはこれと同軸に環状
の空間16を形成し、この空間16に中子18を設けて
その空間16内側にのみ冷却水流路19を形成したの
で、その流路19の断面を従来に比べて飛躍的に狭め
て、冷却水の流速を増大させることができる。しかも、
中子18を冷却に寄与しない空間16外側に設けたの
で、環状部材8の冷却性を阻害することもない。従っ
て、冷却水への熱伝達量を増大させて環状部材8の発熱
を速やかに抑えることができ、冷却能力を大幅に向上で
きる。通常、冷却能力を高めるためには、流路を大きく
し且つ冷却水量を増せばよいが、環状部材8は上記環状
部材2との兼合いで大きくすることが難しい。本冷却構
造によれば、小さな環状部材8のまま冷却能力を向上で
きるので極めて有用である。
【0021】なお、上記実施例では、環状部材8の冷却
構造を分割型アノード電極構造に適用した例について説
明したが、通常の一体型アノード電極に適用してもよい
ことは当然である。また、この冷却構造における中子1
8の形状は、上述したものに限られない。
【0022】
【考案の効果】以上要するに本考案によれば、第1環状
部材と第2環状部材の温度に応じて別々に冷却できる。
また、第2環状部材から冷却水への熱伝達量を増大させ
て、冷却能力を向上させることができ、恒温特性を良好
に維持できる。また、本考案は、冷却水流路を大きく形
成したり冷却水量を多くしたりせずに冷却能力を向上で
きるので、極めて有用な冷却構造といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案冷却構造が適用されるアークヒータの一
例を示す断面図である。
【図2】図1のA−A矢視縮小断面図である。
【図3】アークヒータの部分拡大断面図である。
【図4】中子の概略構成図である。
【図5】従来のアークヒータを示す断面図である。
【符号の説明】
1 フランジ 2 第1環状部材(アノード電極) 7 構体 8 第2環状部材(アノード電極) 16 環状空間 18 中子 19 冷却水流路 20 カソード電極
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H05H 1/28 - 1/34

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状のアノード電極と棒状のカソード電
    極とを同軸的に配設したアークヒータにおいて、上記環
    状のアノード電極を、アークジェットを導入するアーク
    通路が形成された第2環状部材とアークジェットを噴射
    する噴射口が形成された第1環状部材とそれら部材間に
    介設され絶縁材からなる環状の仕切板とで構成し、上記
    第1環状部材内に冷却用の冷却水流路を形成し、上記第
    2環状部材内に冷却用の環状の空間を形成すると共に、
    該環状空間に、その内周側にのみ冷却水流路を形成する
    中子を設けたことを特徴とするアークヒータの冷却構
    造。
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