JP2575984B2 - べき乗計算器及び乗算器 - Google Patents

べき乗計算器及び乗算器

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JP2575984B2 JP4671692A JP4671692A JP2575984B2 JP 2575984 B2 JP2575984 B2 JP 2575984B2 JP 4671692 A JP4671692 A JP 4671692A JP 4671692 A JP4671692 A JP 4671692A JP 2575984 B2 JP2575984 B2 JP 2575984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は数xと数nとのべき乗
n を、nを2べき乗に分解することにより少ない演算
回数で計算するべき乗計算器、および加算と減算とによ
り乗算n・xを計算する乗算器に関する。
【0002】
【従来の技術】べき乗計算を少ない演算回数で(高速
に) 行なう方法としてバイナリ法(Binary me
thod)が知られている。(D.E.Knuth:
“Seminumerical algorithm
(arithmetic)”TheArt of Co
mputer Programming Vol.2,
Addison Wesley(1969)バイナリ法
はnを2のべき乗の和n=2 k1+2k2+…+2kmに分解
し、(x2 ) k1×(x2 ) k2×…×(x2 ) kmを計算し
てxn を得るものである。たとえば、X47(n=47)
の演算回路は以下のようになる。まず、x32は以下のよ
うに5回の乗算で計算できる。
【0003】x→x2 →x4 →x8 →x16→x32((x
2 ) k は2乗をk回繰り返すことで計算できる)また、
47=32+8+4+2+1より、さらに4回の乗算で
32×x8 ×x 4 ×x2 ×x=x32+8+4+2+1=x47とな
る。よってX47は9回の乗算で計算できる。
【0004】バイナリ法の演算回数をrB は指数nに対
して式(1) のとおりである。 rB (n) =a(n)+Σi=0 a(n)-1i (1) ただしa(n)=〔log2 n〕, Bi ∈{0,
1}, n=2a(n)+Σi=0 a(n)-1i ・2i (2) ただし、〔D〕はDの小数点以下を切捨た整数、Bi
組B=〔Ba(n)-1, a(n)-2, …,B1 ,B0 〕はn−
a(n)の二進表現である。
【0005】バイナリ法の特徴として、指数nを二進表
現したとき“1”の桁数が少ない場合には少ない乗算回
数でべき乗が求まるが、“1”の桁数が多い場合には乗
算回数が多くなることが問題であった。そのようなnに
対しては、乗算に加え除算を用いることで演算回数(乗
算回数と除算回数の和) を減らせることが知られてい
る。Morain−Olivos法は、加算と減算を用
いてnxを計算する方式であり、その加算と減算をそれ
ぞれ乗算と除算に置き換えることによりべき乗計算に適
用できる。この方法では、加算と減算の組合せを求める
手順においてnの上位桁に対する場合分けが不十分であ
り、減算を用いるよう拡張したバイナリ法の枠組のなか
で演算回数を最小化する手順になっていない。
【0006】この発明は、べき乗計算や乗算において、
それぞれ従来より少ない演算回数で計算することができ
るべき乗計算器及び乗算器を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明のべき乗計算器
によれば、三値化変換回路と三値化二進計算回路とより
なり、三値化変換回路ではnの二進表現の各ビットが順
次得られ、そのビットの“0”と“1”の出現回数の差
が順次計数され、この差の値により反転状態と非反転状
態との間で遷移され、その状態と“0”及び“1”の出
現回数の差とにより1,0,−1の列である三値化二進
数Tが出力され、n=2a(n)+Σi=0 a(n)i i
(Ti ∈{−1,0,1},a(n)=〔log2
n〕となるTi の組T=〔Ta(n),…,T1 ,T0
のうち、Σi=0 a(n)|Ti |が最小なる組合せが求めら
れる。三値化二進計算回路はXレジスタにxが初期値と
して格納され、そのXレジスタの値が各i回目ごとに2
乗手段で2乗されてXレジスタに格納され、Yレジスタ
及びZレジスタにそれぞれ初期値として1が格納され、
乗算手段により、i回目の繰り返しで得られたXレジス
タの値(X2 ) i と、Tiに応じてYレジスタ(Ti
1のとき) の値とが乗算されてYレジスタに格納され、
またはZレジスタ(Ti =−1のとき) の値とが乗算さ
れてZレジスタに格納され、繰り返しの終了後にXレジ
スタの値とYレジスタの値とが乗じられて、その乗算結
果がZレジスタの値で除算され、(x2 ) a(n)Πi=0
a(n)(x2Tiが演算されてxn が得られる。
【0008】この発明の乗算器によれば、三値化変換回
路と、三値化二進計算回路とよりなり、三値化変換回路
は前記べき乗計算器のそれと同一であり、三値化二進計
算回路はXレジスタにxが初期値として格納され、その
Xレジスタの値が2倍手段により各i回目ごとに2倍し
てXレジスタに格納され、YレジスタおよびZレジスタ
にそれぞれ初期値として1が格納され、加算手段によ
り、i回目の繰り返しで得られるXレジスタの値2i
xと、Ti に応じてYレジスタ(Ti =1のとき) の値
とが加算されてYレジスタに格納され、またはZレジス
タ(Ti =−1のとき) の値とが加算されてZレジスタ
に格納され、繰り返しの終了後にXレジスタの値とYレ
ジスタの値とが加算され、その加算結果からZレジスタ
の値が減算され、2a(n)・x+Σi=0 a(n)i ・2i
xが演算されてnxが得られる。
【0009】べき乗計算においてこの発明により乗算と
除算を用いることで従来のバイナリ法にくらべて演算回
数が削減できる例としてx47を考える(上記と同じ例で
あり、バイナリ法では9回の乗算が必要となる) 。ま
ず、x32は以下のように5回の乗算で計算できる。 x→x2 →x4 →x8 →x16→x32 また、47=32+16−1であるから、さらに2回の
乗除算でx32×x16/x=x32+16-1 =x47となる。よ
ってx47は7回の乗除算で計算できる。
【0010】演算回数は以下の式で与えられる。 r0 (n)=a(n)+Σi=0 a(n)|Ti | (3) ただし Ti ={1,0,−1},n=2a(n)+Σi=0 a(n)i ・2i (4) 式(4) を満たすTi の組をT=〔Ta(n),Ta(n)-1
…,T1 ,T0 〕と表す。Tは一意でなく、式(3) を
最小にする組合せが存在する。
【0011】
【実施例】この発明のべき乗計算は図1に示すように (i) 三値化変換回路11により、nを入力し、式
(1) を最小にする三値化二進表現Tを出力する。 (ii) 三値化二進計算回路12により,T,xを入力し
n を出力する。
【0012】三値化変換回路11は、nの二進表現B′
から三値化二進表現Tを求めるものである。二進表現
B′は、式(2) から{Ba(n),Ba(n)-1, a(n)-2
…,B 1 ,B0 }であり、また、三値化二進表現Tは式
(4) で与えられる〔Ta(n),Ta(n)-1,…,T1 ,T
0 〕である。ところで、j≦kのときΣi=j k i =2
k+1 −2j より、 2k+1 −2j −Σi=j k i =0(j≦k) (5) また、Bj =1,〜Bk =1,Bk+1 =0のとき(5) より、 Σi=j k i ・2i =Σi=j k i ・2i +(2k+1 −2j −Σi=j k i ) =Σi=j k (Bi −1)・2i +2k+1 −2j =Σi=j+1 k (Bi −1) ・2i +2k+1 −2j (Bj =1より) よって、 Σi=j k i ・2i =2k+1 +Σi=j+1 k (Bi −1)・2i −2j (Bj = 1,Bk+1 =0,j≦k) (6) が導かれる。
【0013】また、式(6) の右辺=Σi=j k+1 i
i とおいて2i の係数を比較することにより、右辺第
1項はBk =1,第3項はBj =−1であるから、以下
のように二進表現から三値化二進表現への変換が得られ
る。 Bj =1,Bk+1 =0のときTj =−1,Tk+1 =1,Ti =Bi −1 (j<i≦k) (7) なお演算回数は式(1) 、(3) より0でない桁の数に
よって決まることがわかる。したがって式(6) の両辺
の0でない桁の数に着目すると、左辺はΣi=j k i
右辺は2+Σi=j k (1−Bi ) となる。Bj =1であ
るから(i−B j ) =0となり、Σi=j+1 k(1-Bi) =Σ
i=j k(1-Bi) これより、二進表現(左辺) にくらべて三
値化二進表現(右辺) の項の数が等しいかまたは少なく
なるのは以下の場合である。
【0014】 Σi=j k i −Σi=j k (1−Bi ) ≧2 (8) すなわちBj からBk までにおいて“1”の桁の数と
“0”の桁の数の差が3以上の場合には、右辺の三値化
二進数で計算する方が少ない演算回数となる。ただしk
=a(n)−1の場合には、Ta(n)=1となり三値化二
進表現Tの桁数がBの桁数より多くなるため追加の乗算
が必要となるため、(8) の条件にさらに場合分けが必
要である。(7) を適用して三値化二進表現に変換した
区間(jビット目からkビット目) を反転区間と呼び、
それ以外を非反転区間と呼ぶ。
【0015】三値化変換回路11では、nの二進表現を
最下位ビットから順次読みだし、“1”の桁が現れた回
数から“0”の桁が現れた回数を引いた値(回数差) を
順次カウントする。以下の条件を満たし、かつカウント
の差が最大となるj,kで反転/非反転区間の切替を行
なっている。 (i) カウントの差(“1”の回数から“0”の回数を
引いた値) が3以上のとき非反転から反転に切替える。 (ii) k≠a(n)−1かつカウントの差が−2以下の
とき反転から非反転に切替える。 (iii)k=a(n)−1かつカウントの差が0以下のと
き反転から非反転に切替える。
【0016】この手順の詳細を図2、3に示す。以下、
図2,3を参照して、三値化変換回路11の処理手順を
示す。nを入力し値をNに代入し、M,J,Y,X,
U,V,W,Zの値を0に初期化する(S 1 ,S2 )。
Nの値が1になるまで、以下の処理を繰り返す
(S3 )。Yは、Nの最下位ビットが1のとき1加算さ
れ、0のとき1減算される(S4 )。Nは繰り返し処理
中で一回左シフト(N=N/2)されるため、Nの最下
位ビットは繰り返し処理の先頭で順次B0 ,B1
2 ,…となる。Xは繰り返しごとに1加算され、Nを
1ビットづつ読みとる際のビット位置を表す(S5 )。
Mは非反転(M=0)または、反転(M=1)を表し、
Mの値により処理がわかれる(S6)。
【0017】非反転中(M=0)のときはルーチンR1
が実行される。すなわち、Yの最小値をZに保存し、Y
が最小となるときのビット位置Xの値をWに保存する
(S8,S9 )。このWは、非反転区間から反転区間へ
切り替わるビット位置の候補となる。またY−Z≧3の
場合、すなわちYが最小値Zとなったビット位置Wから
現在のビット位置Xまでにおいて二進表現での1の桁の
数が0の桁の数より3以上多くなるとき(S7 )、ビッ
ト位置Wにおいて反転区間に切替え(M=1)、現在の
Yを反転区間の最大値としてVに保存し、このときのX
をUに保存する。同時にビット位置JからW−1までを
非反転で計算するようJをインクリメントしながら繰り
返しTJ を1にセットする(TJ =BJ )(S10
11,S12)。三値化二進数Tは下位ビットから順次決
定していくが、このインデックスがJである。つまり反
転区間とする必要がある所を探し、その前のビット位置
までを非反転区間とする。
【0018】同様に、反転中(M=1)のときはルーチ
ンR2 が実行される。すなわちYの最大値をVに保存
し、Yが最大となるときのビット位置Xの値をUに保存
する(S14,S15)。このUは、反転区間から非反転区
間へ切り替わるビット位置の候補となる。またV−Y≧
2の場合、すなわちYが最大値Vとなったビット位置U
から現在のビット位置Xまでにおいて二進表現での1の
桁の数が0の桁の数より2以上少なくなるとき、ビット
位置Uにおいて非反転区間に切替え(M=0)、現在の
Yを非反転区間の最小値としてZに保存し、このときの
XをWに保存する。同時にビット位置JからU−1まで
を非反転で計算するようJをインクリメントしながら繰
り返しTJ を−1にセットする(TJ =BJ −1)。以
上をNが1となるまで繰り返す(S13,S16,S17,S
18)。
【0019】このように逆のぼってTJ を決めているた
め、N=1となって繰り返しを終了したあとは図3に示
すようにして残りの部分のTJ を決定する。すなわち、
非反転中(M=0)のとき、JからX−1までを非反転
で計算するようJをインクリメントしながらTJ をセッ
トする(TJ =BJ −M=BJ )(S20,S21
22)。反転中(M=1)かつV≦Yのとき、JからX
−1までを反転で計算するようJをインクリメントしな
がらTJ をセットする(TJ =BJ −M=BJ −1)。
また、反転中(M+1)かつV>Yのとき、JからU−
1までを反転で計算するよう、Jをインクリメントしな
がらTJ をセットし(TJ =BJ −1)、さらにUから
X−1までを非反転で計算するよう、Jをインクリメン
トしながらTJをセットする(TJ =BJ )(S19,S
23〜S29)。そして最後にTを出力する(S30)。
【0020】三値化二進計算回路12におけるべき乗計
算の処理の流れを図4に示す。Tとxとを入力し
(S31)、Xをxとし、Iを0とし、Y及びZをそれぞ
れ1とする(S32)。T〔I〕が+1の場合はY×Xを
Yとし(S33,S34)、T〔I〕が−1の場合はz×X
をZとし(S33,S35,S36)、Iがa(n)以下の間
はT〔I〕の値に無関係にX×XをXとすると共にI+
1をIとしてステップS33に戻る(S37,S38)。I<
a(n)でなくなると、X×Y/Zを演算して計算結果
とする(S39)。
【0021】この処理を実行する三値化二進計算回路1
2の具体例を図5に示すように三値化二進数Tを入力
し、Tレジスタ13に値を格納する。またxを入力しX
レジスタ14に格納する。以下、Tレジスタ13を1桁
ずつ左シフトしながら処理を繰り返す。Tレジスタ13
の最下位桁の内容によりスイッチ15,16が切替え制
御され、T0 =−1で乗算器17にZレジスタ18が接
続され、T0 =1で乗算器17にYレジスタ19が接続
される。乗算器21は、Tレジスタ13をシフトするご
とに、Xレジスタ14の値を2乗してXレジスタ14に
格納する。乗算器17は、T0 =1の場合、Yレジスタ
19の値にXレジスタ14の値を掛け込みその結果をY
レジスタ19に格納し、また、T0 =−1の場合にはZ
レジスタ18の値にXレジスタ14の値を掛け込み、そ
の結果をZレジスタ18に格納する。乗算器22は、上
記の繰り返し処理の終了後Xレジスタ14の内容とYレ
ジスタ19の内容とを乗ずる。乗算器23は、乗算器2
2の結果をZレジスタ18の内容で割算する。
【0022】xn のべき乗計算における乗算と除算と
を、それぞれ加算と減算とに置き換えることによりnx
の乗算を行うことができることが知られている。従って
図2、図3に示した三値化二進計算により、nの三値化
二進表現Tを求め、これを三値化二進計算によりnxを
計算するには、図6に示すようにすればよい。つまり図
4に示したべき乗計算の処理において、ステップS32
Y=0、Z=0とし、ステップS34でY+X=Yとし、
ステップS36でZ+X=Zとし、ステップS37でX+X
=Xとし、ステップS38でX+Y−Zとすればよく、そ
の他は同一である。
【0023】従ってこの処理を実行する三値化二進計算
回路の構成例は図7に示すようになる。つまり図5に示
したべき乗計算回路において、乗算器17,21,22
の代りにそれぞれ加算器24,25,26が用いられ、
除算器23の代りに減算器27が用いられる。Zレジス
タ18及びYレジスタ19にはそれぞれ初期値として0
がセットされる。加算器24はT0 =−1でXレジスタ
14の値とZレジスタ18の値とを加算してその結果を
Zレジスタ18に格納し、T=1でXレジスタ14の値
とYレジスタ19の値とを加算し、その結果をYレジス
タ19に格納する。加算器25はXレジスタ14の値を
2倍にしてその結果をXレジスタ14に格納する。加算
器26はXレジスタ14の値とYレジスタ19の値とを
加算し、減算器27は加算器26の加算結果からZレジ
スタ18の値を減算し、その結果をnxとして出力す
る。
【0024】
【発明の効果】この発明の装置は以下の場合に特に有効
である。 (1)三値化変換のコストに較べて、乗除算(または加
減算)のコストが大きい場合 (2)指数nが大きい数の場合 (3)指数nが定数であり、予め三値化変換のみを行な
うことができる場合 適応型バイナリ法、Morain−Olivos法、バ
イナリ法の演算回数をそれぞれrO,M,B とするとa
(n)≦rO (n)≦rM (n)≦rB (n)が成り立
つ。
【0025】例として、n=47(101111)2
は、rO (47)=7,rM (47)=8,rB (4
7)=9である。このとき適応型バイナリ法ではT=
〔0,1,0,0,0,−1〕であり、Morain−
Olivos法の演算回数は適応型バイナリ法において
T=〔1,−1,0,0,0,−1〕とした場合と等価
である。
【0026】また、Morain−Olivosの文献
にある例n=6775=(110100111011
1)2 では、rO (6775)=17,rM (677
5)=18,rB (6775)=20である。適応型バ
イナリ法において、式(6)の適用は一区間のみでj=
0,k=6となっている。よってT=〔1,0,1,
0,1,0,0,0,−1,0,0,−1〕である。
【0027】二進k+1桁のすべてのn(2k ≦n<2
k+1 )のうち演算回数が最も少なくなるのはn=2k
場合であり、k=a(n)=rO (n)=rM (n)=
B(n)である。またrB は二項分布となる。k=1
6の場合の演算回数は、バイナリ法では最小16,最大
32,平均24であり、適応型バイナリ法では最小1
6,最大25,平均で約21.77となる。適応型バイ
ナリ法ではバイナリ法に比べ最大44%(n=216−1
のとき)、平均で約9.3%の速度向上ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の基本構成を示すブロック図。
【図2】三値化変換回路11の処理の一例の前半を示す
流れ図。
【図3】図2の続きを示す流れ図。
【図4】この発明によるべき乗計算器における三値化二
進計算回路12の処理の一例を示す流れ図。
【図5】図4に示した処理を実現するハードウェア構成
の例を示すブロック図。
【図6】この発明による乗算器における三値化二進計算
回路12の処理の一例を示す流れ図。
【図7】図6に示した処理を実現するハードウェア構成
の例を示すブロック図。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正の整数nおよびxからxn を計算する
    べき乗計算器において、 nを入力してnの二進表現の各ビットを順次得る手段
    と、そのビットの“0”と“1”の出現回数の差を順次
    計数する手段と、この差の値により反転状態と非反転状
    態との間の遷移を行なう手段と、その状態および“0”
    と“1”の出現回数の差により1,0,−1の列である
    三値化二進数Tを出力する手段とにより、n=2a(n)
    Σi=0 a(n)i ・2i (Ti ∈{−1,0,1},a
    (n)=〔log2 n〕,ここで〔B〕はBの小数点以
    下を切捨た整数を意味する)、となるTi の組T=〔T
    a(n),…,T1,0 〕のうち、Σi=0 a(n)|Ti |が最
    小となる組合せを求める三値化変換回路と、 初期値としてxが格納されるXレジスタと、Xレジスタ
    の値を各i回目ごとに2乗してXレジスタに格納する2
    乗手段と、ともに初期値が1であるYレジスタ及びZレ
    ジスタと、i回目の繰り返しで得られる上記Xレジスタ
    の値(x2 ) iと、Ti に応じてYレジスタ(Ti =1
    のとき) の値とを乗じてYレジスタに格納し、またはZ
    レジスタ(Ti =−1のとき) の値と乗じてZレジスタ
    に格納する乗算手段と、繰り返しの終了後にXレジスタ
    の値とYレジスタの値とを乗じる手段と、その乗算結果
    をZレジスタの値で除する手段とにより、xn =(x
    2 )a(n)・Πi=0 a(n)((x2i Tiとなるxn を計
    算する三値化二進計算回路とを具備するべき乗計算器。
  2. 【請求項2】 正の整数nおよびxからn・xを計算す
    る乗算器において、nを入力してnの二進表現の各ビッ
    トを順次得る手段と、そのビットの“0”と“1”の出
    現回数の差を順次計数する手段と、この差の値により反
    転状態と非反転状態との間の遷移を行う手段と、その状
    態および“0”と“1”の出現回数の差により1,0,
    −1の列である三値化二進数Tを出力する手段とによ
    n=2a(n)+Σi=0 a(n)i ・2i (Ti ∈{−
    1,0,1},a(n)=〔log2 n〕) となるT
    i の組T=〔Ta(n),…,T1 ,T0 〕のうち、Σi=0
    a(n)|Ti |が最小となる組合せを求める三値化変換回
    路と、 初期値としてxが格納されるXレジスタと、そのXレジ
    スタの値を各i回目ごとに2倍してXレジスタに格納す
    る2倍手段と、ともに初期値が0であるYレジスタ及び
    Zレジスタと、i回目の繰り返しで得られる上記Xレジ
    スタの値2i 、xと、Ti に応じてYレジスタ(Ti
    1のとき) の値とを加算してYレジスタに格納し、また
    はZレジスタ(Ti =−1のとき) の値とを加算してZ
    レジスタに格納する加算手段と、繰り返しの終了後にX
    レジスタの値とYレジスタの値とを加算する手段と、そ
    の加算結果からZレジスタの値を減ずる手段とにより、
    n・x=2a(n)・x+Σi=0 a(n)i ・2i ・xとなる
    n・xを計算する三値化二進計算回路とを具備する乗算
    器。
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