JP2576802Y2 - ボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
ボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置Info
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- JP2576802Y2 JP2576802Y2 JP1992072243U JP7224392U JP2576802Y2 JP 2576802 Y2 JP2576802 Y2 JP 2576802Y2 JP 1992072243 U JP1992072243 U JP 1992072243U JP 7224392 U JP7224392 U JP 7224392U JP 2576802 Y2 JP2576802 Y2 JP 2576802Y2
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- piston
- screw shaft
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操舵限界近傍において
操舵補助を解除することのできるボールスクリュー型油
圧パワーステアリング装置に関する。
操舵補助を解除することのできるボールスクリュー型油
圧パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ボールスクリュー型油圧パワーステアリ
ング装置にあっては、シリンダと、このシリンダに挿入
されるピストンと、このピストンと一体のボールナット
と、このボールナットに挿入されるボールスクリューシ
ャフトとを備え、そのピストンによりシリンダの内部を
仕切ることで一対の油室を形成し、その油室の一方に供
給される高圧油により操舵補助力を発生している。その
ピストンと操舵用車輪との連動のため、ボールナットの
外周にラックが形成され、このラックに噛み合うセクタ
ーギヤに出力軸が一体化され、その出力軸にピットマン
アームが取り付けられ、そのピットマンアームにリンク
ロッドを介して操舵用車輪が連結されている。
ング装置にあっては、シリンダと、このシリンダに挿入
されるピストンと、このピストンと一体のボールナット
と、このボールナットに挿入されるボールスクリューシ
ャフトとを備え、そのピストンによりシリンダの内部を
仕切ることで一対の油室を形成し、その油室の一方に供
給される高圧油により操舵補助力を発生している。その
ピストンと操舵用車輪との連動のため、ボールナットの
外周にラックが形成され、このラックに噛み合うセクタ
ーギヤに出力軸が一体化され、その出力軸にピットマン
アームが取り付けられ、そのピットマンアームにリンク
ロッドを介して操舵用車輪が連結されている。
【0003】上記のようなボールスクリュー型油圧パワ
ーステアリング装置にあっては、操舵角度を一定範囲に
制限するため、ピットマンアームと操舵用車輪とを連結
するリンクロッドの動きを、車体側部材に取り付けたス
トッパーにより操舵限界において阻止している。
ーステアリング装置にあっては、操舵角度を一定範囲に
制限するため、ピットマンアームと操舵用車輪とを連結
するリンクロッドの動きを、車体側部材に取り付けたス
トッパーにより操舵限界において阻止している。
【0004】しかし、そのリンクロッドがストッパーに
当接する際に操舵補助力が作用していると、リンクロッ
ドが曲がってしまったり、ストッパーが損傷したり、衝
撃や衝突音が生じるという問題がある。そこで、前記ピ
ストンが移動端近傍に達するとピストンにより仕切られ
る一対の油室を連通することで、操舵限界において操舵
補助を解除することが提案されている(実願平2‐75
943号参照)。すなわち、そのピストンが移動端近傍
に達すると両油室を連通することができるように、ボー
ルスクリューシャフトに油通路を形成している。
当接する際に操舵補助力が作用していると、リンクロッ
ドが曲がってしまったり、ストッパーが損傷したり、衝
撃や衝突音が生じるという問題がある。そこで、前記ピ
ストンが移動端近傍に達するとピストンにより仕切られ
る一対の油室を連通することで、操舵限界において操舵
補助を解除することが提案されている(実願平2‐75
943号参照)。すなわち、そのピストンが移動端近傍
に達すると両油室を連通することができるように、ボー
ルスクリューシャフトに油通路を形成している。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】通常の操舵範囲では、
ピストンにより仕切られる両油室を互いにシールする必
要があることから、そのピストンの内周側に周溝が形成
され、その周溝にシールリングがボールスクリューシャ
フトの外周に押し付けられるように挿入されている。そ
のシールリングが、ボールスクリューシャフトの外周に
開口する前記油通路の高圧油導入側開口を通過すること
で、操舵限界近傍において両油室が連通する。
ピストンにより仕切られる両油室を互いにシールする必
要があることから、そのピストンの内周側に周溝が形成
され、その周溝にシールリングがボールスクリューシャ
フトの外周に押し付けられるように挿入されている。そ
のシールリングが、ボールスクリューシャフトの外周に
開口する前記油通路の高圧油導入側開口を通過すること
で、操舵限界近傍において両油室が連通する。
【0006】そのシールリングの材質は、良好にシール
機能を奏させる上では合成樹脂製とすることが望まし
い。しかし、シールリングを合成樹脂製にすると、金属
製のボールスクリューの外周に開口する前記油通路の高
圧油導入側開口を通過する際、その開口周縁に引っ掛か
り損傷し易く耐久性が低下してしまう。また、そのシー
ルリングを金属製にすると耐久性は向上するが、良好に
シール機能を奏させることができない。
機能を奏させる上では合成樹脂製とすることが望まし
い。しかし、シールリングを合成樹脂製にすると、金属
製のボールスクリューの外周に開口する前記油通路の高
圧油導入側開口を通過する際、その開口周縁に引っ掛か
り損傷し易く耐久性が低下してしまう。また、そのシー
ルリングを金属製にすると耐久性は向上するが、良好に
シール機能を奏させることができない。
【0007】本考案は、上記従来技術の問題を解決する
ことのできるボールスクリュー型油圧パワーステアリン
グ装置を提供することを目的とする。
ことのできるボールスクリュー型油圧パワーステアリン
グ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の特徴とするとこ
ろは、シリンダと、このシリンダに挿入されるピストン
と、このピストンと一体のボールナットと、このボール
ナットに挿入されるボールスクリューシャフトとを備
え、そのピストンによりシリンダの内部を仕切ることで
一対の油室を形成し、その油室の一方に供給される高圧
油により操舵補助力を発生し、そのピストンが移動端近
傍に達すると両油室を連通する油通路がボールスクリュ
ーシャフトに形成され、そのピストンの内周側に周溝が
形成され、その周溝に合成樹脂製のシールリングがボー
ルスクリューシャフトの外周に押し付けられるように挿
入されているボールスクリュー型油圧パワーステアリン
グ装置において、前記ボールスクリューシャフトの外周
に合成樹脂製部材が取り付けられ、その合成樹脂製部材
に前記油通路の高圧油導入側開口が形成されている点に
ある。
ろは、シリンダと、このシリンダに挿入されるピストン
と、このピストンと一体のボールナットと、このボール
ナットに挿入されるボールスクリューシャフトとを備
え、そのピストンによりシリンダの内部を仕切ることで
一対の油室を形成し、その油室の一方に供給される高圧
油により操舵補助力を発生し、そのピストンが移動端近
傍に達すると両油室を連通する油通路がボールスクリュ
ーシャフトに形成され、そのピストンの内周側に周溝が
形成され、その周溝に合成樹脂製のシールリングがボー
ルスクリューシャフトの外周に押し付けられるように挿
入されているボールスクリュー型油圧パワーステアリン
グ装置において、前記ボールスクリューシャフトの外周
に合成樹脂製部材が取り付けられ、その合成樹脂製部材
に前記油通路の高圧油導入側開口が形成されている点に
ある。
【0009】
【作用】本考案の構成によれば、ピストンが移動端近傍
に達し、ピストンの内周側の周溝に挿入された合成樹脂
製シールリングが、ボールスクリューシャフトの外周に
開口する油通路の高圧油導入側開口を通過すると、その
油通路を介しピストンにより仕切られる両油室が連通
し、操舵補助が解除される。その高圧油導入側開口は、
ボールスクリューシャフトの外周に取り付けられた合成
樹脂製部材に形成されているので、その開口縁が合成樹
脂製シールリングに引っ掛かったとしても、合成樹脂材
同志の接触であるため損傷が生じにくい。
に達し、ピストンの内周側の周溝に挿入された合成樹脂
製シールリングが、ボールスクリューシャフトの外周に
開口する油通路の高圧油導入側開口を通過すると、その
油通路を介しピストンにより仕切られる両油室が連通
し、操舵補助が解除される。その高圧油導入側開口は、
ボールスクリューシャフトの外周に取り付けられた合成
樹脂製部材に形成されているので、その開口縁が合成樹
脂製シールリングに引っ掛かったとしても、合成樹脂材
同志の接触であるため損傷が生じにくい。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本考案の実施例を説明
する。
する。
【0011】図4および図5に示すボールスクリュー型
油圧パワーステアリング装置1のハウジング2は、ピス
トン5が挿入されるシリンダ2aと、出力軸8がベアリ
ング10を介し挿入される出力軸カバー2bとで主構成
されている。そのピストン5にボールナット5aが一体
化され、そのボールナット5aにボール4を介してボー
ルスクリューシャフト3が挿入されている。そのボール
スクリューシャフト3は、シリンダ2aの両端開口を閉
塞する蓋部材11、12にベアリング13、14を介し
回転可能に支持されている。また、ボールスクリューシ
ャフト3には貫通孔3aが設けられ、この貫通孔3aに
トーションバー17が挿入され、このトーションバー1
7を介しボールスクリューシャフト3と入力軸18とが
連結されている。その入力軸18は車両の操舵用ハンド
ル(図示省略)に連結される。
油圧パワーステアリング装置1のハウジング2は、ピス
トン5が挿入されるシリンダ2aと、出力軸8がベアリ
ング10を介し挿入される出力軸カバー2bとで主構成
されている。そのピストン5にボールナット5aが一体
化され、そのボールナット5aにボール4を介してボー
ルスクリューシャフト3が挿入されている。そのボール
スクリューシャフト3は、シリンダ2aの両端開口を閉
塞する蓋部材11、12にベアリング13、14を介し
回転可能に支持されている。また、ボールスクリューシ
ャフト3には貫通孔3aが設けられ、この貫通孔3aに
トーションバー17が挿入され、このトーションバー1
7を介しボールスクリューシャフト3と入力軸18とが
連結されている。その入力軸18は車両の操舵用ハンド
ル(図示省略)に連結される。
【0012】そのボールナット5aの外周にラック6が
形成され、このラック6に噛み合うセクターギヤ7が前
記出力軸8に一体化されている。その出力軸8にピット
マンアーム9がセレーションを介し嵌合され、そのピッ
トマンアーム9にリンクロッドおよびナックルアームを
介し操舵用車輪が連結される。
形成され、このラック6に噛み合うセクターギヤ7が前
記出力軸8に一体化されている。その出力軸8にピット
マンアーム9がセレーションを介し嵌合され、そのピッ
トマンアーム9にリンクロッドおよびナックルアームを
介し操舵用車輪が連結される。
【0013】これにより、操舵によって入力軸18が回
転すると、その回転がトーションバー17を介してボー
ルスクリューシャフト3に伝達され、このボールスクリ
ューシャフト3の回転によりボールナット5aがピスト
ン5と共に軸方向移動する。このボールナット5aの移
動がラック6とセクターギヤ7を介して出力軸8に伝達
されて出力軸8が回転する。この出力軸8の回転により
ピットマンアーム9が揺動し、このピットマンアーム9
の揺動がリンクロッドとナックルアームを介して操舵用
車輪に伝達されて車両の操舵がなされる。
転すると、その回転がトーションバー17を介してボー
ルスクリューシャフト3に伝達され、このボールスクリ
ューシャフト3の回転によりボールナット5aがピスト
ン5と共に軸方向移動する。このボールナット5aの移
動がラック6とセクターギヤ7を介して出力軸8に伝達
されて出力軸8が回転する。この出力軸8の回転により
ピットマンアーム9が揺動し、このピットマンアーム9
の揺動がリンクロッドとナックルアームを介して操舵用
車輪に伝達されて車両の操舵がなされる。
【0014】そのシリンダ2aの内部はピストン5によ
り仕切られることで一対の油室15、16が形成されて
いる。なお、ボールスクリュー5aの内周とボールスク
リューシャフト3の外周との間は一方の油室15に連通
するものとされている。
り仕切られることで一対の油室15、16が形成されて
いる。なお、ボールスクリュー5aの内周とボールスク
リューシャフト3の外周との間は一方の油室15に連通
するものとされている。
【0015】そのピストン5の外周とシリンダ2aの内
周との間のシールのため、ピストン5の外周に周溝30
が形成され、この周溝30にOリング31が挿入されて
いる。
周との間のシールのため、ピストン5の外周に周溝30
が形成され、この周溝30にOリング31が挿入されて
いる。
【0016】そのピストン5の内周とボールスクリュー
シャフト3の外周との間のシールのため、ピストン5の
内周にシール装置33が設けられている。図1および図
2に示すように、そのシール装置33は筒状の第1部材
34と筒状の第2部材35とを備えている。その第1部
材34は径方向内方に張り出す張出部34aを有し、ピ
ストン5の内周にOリング36を介して挿入され、その
ピストン5の内周に形成された段部5bとピストン5の
内周に嵌め込まれた止め輪37とに挟まれて固定されて
いる。その第2部材35は径方向内方に張り出す張出部
35aを有し、第1部材34の内周に挿入され、第1部
材34の張出部34aとピストン5の段部5bとに挟ま
れて固定されている。その第1部材34の張出部34a
の内周に段差面34bが形成され、この段差面34bと
第2部材35の張出部35aの端面35bとにより周溝
32が形成されている。その周溝32に合成樹脂製のシ
ールリング38が挿入されている。そのシールリング3
8の内径は、自然状態においてボールスクリューシャフ
ト3の外径よりも小さくされ、これにより、シールリン
グ38はボールスクリューシャフト3の外周に押し付け
られている。そのシールリング38の外周面と前記周溝
32の底面との間に弾性材製のバックアップ用シールリ
ングとしてOリング39が挟み込まれている。そのOリ
ング39の内径は、自然状態においてシールリング38
の外径よりも小さく、そのOリング38の外径は、自然
状態において周溝32の底面の径よりも大きくされてい
る。これにより、Oリング39は周溝32の底面とシー
ルリング38の外周面とに挟み込まれて弾性変形する。
シャフト3の外周との間のシールのため、ピストン5の
内周にシール装置33が設けられている。図1および図
2に示すように、そのシール装置33は筒状の第1部材
34と筒状の第2部材35とを備えている。その第1部
材34は径方向内方に張り出す張出部34aを有し、ピ
ストン5の内周にOリング36を介して挿入され、その
ピストン5の内周に形成された段部5bとピストン5の
内周に嵌め込まれた止め輪37とに挟まれて固定されて
いる。その第2部材35は径方向内方に張り出す張出部
35aを有し、第1部材34の内周に挿入され、第1部
材34の張出部34aとピストン5の段部5bとに挟ま
れて固定されている。その第1部材34の張出部34a
の内周に段差面34bが形成され、この段差面34bと
第2部材35の張出部35aの端面35bとにより周溝
32が形成されている。その周溝32に合成樹脂製のシ
ールリング38が挿入されている。そのシールリング3
8の内径は、自然状態においてボールスクリューシャフ
ト3の外径よりも小さくされ、これにより、シールリン
グ38はボールスクリューシャフト3の外周に押し付け
られている。そのシールリング38の外周面と前記周溝
32の底面との間に弾性材製のバックアップ用シールリ
ングとしてOリング39が挟み込まれている。そのOリ
ング39の内径は、自然状態においてシールリング38
の外径よりも小さく、そのOリング38の外径は、自然
状態において周溝32の底面の径よりも大きくされてい
る。これにより、Oリング39は周溝32の底面とシー
ルリング38の外周面とに挟み込まれて弾性変形する。
【0017】前記入力軸18の外周にロータリーバルブ
19が設けられている。そのロータリーバルブ19は、
図外ポンプから供給される高圧油を操舵方向と操舵抵抗
に応じて前記油室15、16の一方に供給し、油室1
5、16の他方から油を図外タンクに還流させるもので
あり、公知のものを用いることができる。これにより、
ボールナット5aと一体のピストン5を軸方向移動させ
ようとする油圧を作用させ、操舵補助力を付与する。
19が設けられている。そのロータリーバルブ19は、
図外ポンプから供給される高圧油を操舵方向と操舵抵抗
に応じて前記油室15、16の一方に供給し、油室1
5、16の他方から油を図外タンクに還流させるもので
あり、公知のものを用いることができる。これにより、
ボールナット5aと一体のピストン5を軸方向移動させ
ようとする油圧を作用させ、操舵補助力を付与する。
【0018】前記ピストン5が移動端近傍に達すると両
油室15、16を連通することができるように、ボール
スクリューシャフト3に油通路25、26が形成されて
いる。すなわち、図6に示すようにピストン5が図中左
方の移動端近傍に達した場合に両油室15、16を連通
する油通路25は、ボールスクリューシャフト3の内周
に形成される周溝25aと、この周溝25aと一方の油
室15とを連通する第1通路25bと、その周溝25a
と他方の油室16とを連通する第2通路25cとで構成
されている。また、図7に示すようにピストン5が図中
右方の移動端近傍に達した場合に両油室15、16を連
通する油通路26は、ボールスクリューシャフト3の内
周孔3aと、この内周孔3aと他方の油室16とを連通
する第1通路26bと、その内周孔3aと一方の油室1
5とを連通する第2通路26cとで構成されている。各
第1通路25b、26bと第2通路25c、26cとは
周方向等間隔に4か所形成されている。
油室15、16を連通することができるように、ボール
スクリューシャフト3に油通路25、26が形成されて
いる。すなわち、図6に示すようにピストン5が図中左
方の移動端近傍に達した場合に両油室15、16を連通
する油通路25は、ボールスクリューシャフト3の内周
に形成される周溝25aと、この周溝25aと一方の油
室15とを連通する第1通路25bと、その周溝25a
と他方の油室16とを連通する第2通路25cとで構成
されている。また、図7に示すようにピストン5が図中
右方の移動端近傍に達した場合に両油室15、16を連
通する油通路26は、ボールスクリューシャフト3の内
周孔3aと、この内周孔3aと他方の油室16とを連通
する第1通路26bと、その内周孔3aと一方の油室1
5とを連通する第2通路26cとで構成されている。各
第1通路25b、26bと第2通路25c、26cとは
周方向等間隔に4か所形成されている。
【0019】各油通路25、26の第1通路25b、2
6bは、ピストン5が移動端近傍に達した場合に両油室
15、16のうちの高圧側に位置する。この高圧側に位
置する各第1通路25b、26bの、ボールスクリュー
シャフト3の外周における高圧油導入側開口は、ボール
スクリューシャフト3の外周に取り付けられた合成樹脂
製のリング部材50、51に形成されている。すなわ
ち、ボールスクリューシャフト3の外周に各第1通路2
5b、26bに沿って周溝52、53が形成され、各周
溝52、53に合成樹脂製のリング部材50、51が嵌
合され、各リング部材50、51それぞれに径方向に沿
う貫通孔50a、51aが周方向等間隔に4か所形成さ
れ、各貫通孔50a、51aが各第1通路25b、26
bに連通する高圧油導入側開口とされている。なお、各
第1通路25b、26bと高圧油導入側開口を構成する
各貫通孔50a、51aとの周方向位置を一致させるた
め、各リング部材50、51には軸方向に突出する突起
50′、51′が一体的に形成され、その突起50′、
51′が嵌合する凹部52′、53′が各周溝52、5
3に連なってボールスクリューシャフト3に形成されて
いる。また、各貫通孔50a、51aは、径方向内方側
が外方側よりも大径とされている。また、前記シールリ
ング38が移動端近傍において各リング部材50、51
上を円滑に通過することができるように、各リング部材
50、51の軸方向両端の外周面は、軸方向外方に向か
うに従い径方向内方に向かうテーパ面50″、51″と
されている。
6bは、ピストン5が移動端近傍に達した場合に両油室
15、16のうちの高圧側に位置する。この高圧側に位
置する各第1通路25b、26bの、ボールスクリュー
シャフト3の外周における高圧油導入側開口は、ボール
スクリューシャフト3の外周に取り付けられた合成樹脂
製のリング部材50、51に形成されている。すなわ
ち、ボールスクリューシャフト3の外周に各第1通路2
5b、26bに沿って周溝52、53が形成され、各周
溝52、53に合成樹脂製のリング部材50、51が嵌
合され、各リング部材50、51それぞれに径方向に沿
う貫通孔50a、51aが周方向等間隔に4か所形成さ
れ、各貫通孔50a、51aが各第1通路25b、26
bに連通する高圧油導入側開口とされている。なお、各
第1通路25b、26bと高圧油導入側開口を構成する
各貫通孔50a、51aとの周方向位置を一致させるた
め、各リング部材50、51には軸方向に突出する突起
50′、51′が一体的に形成され、その突起50′、
51′が嵌合する凹部52′、53′が各周溝52、5
3に連なってボールスクリューシャフト3に形成されて
いる。また、各貫通孔50a、51aは、径方向内方側
が外方側よりも大径とされている。また、前記シールリ
ング38が移動端近傍において各リング部材50、51
上を円滑に通過することができるように、各リング部材
50、51の軸方向両端の外周面は、軸方向外方に向か
うに従い径方向内方に向かうテーパ面50″、51″と
されている。
【0020】上記構成によれば、ピストン5が移動端近
傍に達し、ピストン5の内周側の周溝32に挿入された
合成樹脂製シールリング38が、油通路25、26の高
圧油導入側開口50a、51aを通過すると、両油室1
5、16が油通路25、26を介し連通するので操舵補
助は解除される。よって、操舵限界においてピットマン
アーム9と操舵用車輪とを連結するリンクロッドがスト
ッパーとの衝突により曲がってしまったり、ストッパー
が損傷したり、大きな衝撃や衝突音が発生するのを防止
できる。そして、その高圧油導入側開口50a、51a
は、ボールスクリューシャフト3の外周に取り付けられ
た合成樹脂製のリング部材50、51に形成されている
ので、その高圧油導入側開口50a、51aの開口縁が
合成樹脂製シールリング38に引っ掛かったとしても、
合成樹脂材同志の接触であるため損傷は生じにくく、シ
ールリング38は長期に亘りシール機能を奏することが
できる。なお、操舵補助の解除状態において油通路2
5、26によって高圧油を絞ることで、多少の操舵補助
力を付与してもよい。
傍に達し、ピストン5の内周側の周溝32に挿入された
合成樹脂製シールリング38が、油通路25、26の高
圧油導入側開口50a、51aを通過すると、両油室1
5、16が油通路25、26を介し連通するので操舵補
助は解除される。よって、操舵限界においてピットマン
アーム9と操舵用車輪とを連結するリンクロッドがスト
ッパーとの衝突により曲がってしまったり、ストッパー
が損傷したり、大きな衝撃や衝突音が発生するのを防止
できる。そして、その高圧油導入側開口50a、51a
は、ボールスクリューシャフト3の外周に取り付けられ
た合成樹脂製のリング部材50、51に形成されている
ので、その高圧油導入側開口50a、51aの開口縁が
合成樹脂製シールリング38に引っ掛かったとしても、
合成樹脂材同志の接触であるため損傷は生じにくく、シ
ールリング38は長期に亘りシール機能を奏することが
できる。なお、操舵補助の解除状態において油通路2
5、26によって高圧油を絞ることで、多少の操舵補助
力を付与してもよい。
【0021】本考案は上記実施例に限定されるものでな
い。例えば、高圧油導入側開口50a、51aを形成す
る合成樹脂製部材の形状はリング形状に限定されず、例
えばその軸方向がボールスクリューシャフトの径方向に
沿うようにボールスクリューシャフトに挿入される筒状
であってもよい。
い。例えば、高圧油導入側開口50a、51aを形成す
る合成樹脂製部材の形状はリング形状に限定されず、例
えばその軸方向がボールスクリューシャフトの径方向に
沿うようにボールスクリューシャフトに挿入される筒状
であってもよい。
【0022】
【考案の効果】本考案のボールスクリュー型パワーステ
アリング装置によれば、ピストンとボールスクリューと
の間をシールするシールリングを合成樹脂製として良好
にシール機能を奏させることができると共に、ピストン
により仕切られる両油室を操舵限界において連通する油
通路の高圧油導入側開口を、ボールスクリューシャフト
の外周に取り付けられた合成樹脂製部材に形成するの
で、そのシールリングの耐久性を向上することができ
る。
アリング装置によれば、ピストンとボールスクリューと
の間をシールするシールリングを合成樹脂製として良好
にシール機能を奏させることができると共に、ピストン
により仕切られる両油室を操舵限界において連通する油
通路の高圧油導入側開口を、ボールスクリューシャフト
の外周に取り付けられた合成樹脂製部材に形成するの
で、そのシールリングの耐久性を向上することができ
る。
【図1】 本考案の実施例の油圧パワーステアリング装
置の要部の断面図
置の要部の断面図
【図2】 本考案の実施例の油圧パワーステアリング装
置の要部の拡大断面図
置の要部の拡大断面図
【図3】 本考案の実施例の合成樹脂製リング部材の正
断面図
断面図
【図4】 本考案の実施例のボールスクリュー型油圧パ
ワーステアリング装置の平断面図
ワーステアリング装置の平断面図
【図5】 本考案の実施例のボールスクリュー型油圧パ
ワーステアリング装置の縦断面図
ワーステアリング装置の縦断面図
【図6】 本考案の実施例の油圧パワーステアリング装
置の作用説明用断面図
置の作用説明用断面図
【図7】 本考案の実施例の油圧パワーステアリング装
置の作用説明用断面図
置の作用説明用断面図
2a シリンダ 3 ボールスクリューシャフト 5 ピストン 5a ボールナット 15、16 油室 25、26 油通路 32 周溝 38 シールリング 50、51 合成樹脂製リング部材 50a、51a 高圧油導入側開口
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダと、このシリンダに挿入される
ピストンと、このピストンと一体のボールナットと、こ
のボールナットに挿入されるボールスクリューシャフト
とを備え、そのピストンによりシリンダの内部を仕切る
ことで一対の油室を形成し、その油室の一方に供給され
る高圧油により操舵補助力を発生し、そのピストンが移
動端近傍に達すると両油室を連通する油通路がボールス
クリューシャフトに形成され、そのピストンの内周側に
周溝が形成され、その周溝に合成樹脂製のシールリング
がボールスクリューシャフトの外周に押し付けられるよ
うに挿入されているボールスクリュー型油圧パワーステ
アリング装置において、前記ボールスクリューシャフト
の外周に合成樹脂製部材が取り付けられ、その合成樹脂
製部材に前記油通路の高圧油導入側開口が形成されてい
ることを特徴とするボールスクリュー型油圧パワーステ
アリング装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992072243U JP2576802Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992072243U JP2576802Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0627435U JPH0627435U (ja) | 1994-04-12 |
| JP2576802Y2 true JP2576802Y2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=13483662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992072243U Expired - Fee Related JP2576802Y2 (ja) | 1992-09-22 | 1992-09-22 | ボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2576802Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-22 JP JP1992072243U patent/JP2576802Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0627435U (ja) | 1994-04-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R323533 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |