JPH0558562U - 油圧パワーステアリング装置 - Google Patents
油圧パワーステアリング装置Info
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- JPH0558562U JPH0558562U JP545792U JP545792U JPH0558562U JP H0558562 U JPH0558562 U JP H0558562U JP 545792 U JP545792 U JP 545792U JP 545792 U JP545792 U JP 545792U JP H0558562 U JPH0558562 U JP H0558562U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 シリンダに挿入されると共に操舵用車輪に連
動するピストン5が移動端近傍に達すると、そのピスト
ン5により仕切られる油室15、16を連通する油通路
25がボールスクリューシャフト3の外周に形成され
る。そのピストン5の内周側に周溝32が形成され、こ
の周溝32に径方向に弾性変形可能な金属製シールリン
グ38がボールスクリューシャフト3の外周に押し付け
られるように挿入される。その金属製シールリング38
の外周面と前記周溝32の底面との間に弾性材製のバッ
クアップ用シールリング39が挟み込まれている。 【効果】 操舵限界において操舵補助力の付与を解除で
きる。シールリングは金属製であるので、油通路の開口
周縁部との引っ掛かりにより損傷しない。金属製シール
リングと周溝との間の加工公差による隙間をバックアッ
プ用シールリングによりシールできる。
動するピストン5が移動端近傍に達すると、そのピスト
ン5により仕切られる油室15、16を連通する油通路
25がボールスクリューシャフト3の外周に形成され
る。そのピストン5の内周側に周溝32が形成され、こ
の周溝32に径方向に弾性変形可能な金属製シールリン
グ38がボールスクリューシャフト3の外周に押し付け
られるように挿入される。その金属製シールリング38
の外周面と前記周溝32の底面との間に弾性材製のバッ
クアップ用シールリング39が挟み込まれている。 【効果】 操舵限界において操舵補助力の付与を解除で
きる。シールリングは金属製であるので、油通路の開口
周縁部との引っ掛かりにより損傷しない。金属製シール
リングと周溝との間の加工公差による隙間をバックアッ
プ用シールリングによりシールできる。
Description
【0001】
本考案は、操舵限界近傍において操舵補助力の付与を解除する油圧パワーステ アリング装置に関する。
【0002】
例えばボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置にあっては、シリンダ と、このシリンダに挿入されると共に操舵用車輪と連動するピストンと、このピ ストンと一体のボールナットに挿入されるボールスクリューシャフトとを備え、 そのピストンによりシリンダの内部が仕切られることで一対の油室が形成され、 操舵方向に応じて油室の一方に供給される高圧油により操舵の補助力を発生して いる。そのピストンと操舵用車輪との連動のため、ボールナットの外周にラック が形成され、このラックに噛み合うセクターギヤに出力軸が一体化され、その出 力軸にピットマンアームが取り付けられ、そのピットマンアームにリンクロッド を介して操舵用車輪が連結されている。
【0003】 また、ラックピニオン型油圧パワーステアリング装置にあっては、シリンダと 、このシリンダに挿入されると共に操舵用車輪に連動するピストンとを備え、そ のピストンにより一対の油室が形成され、操舵方向に応じて油室の一方に供給さ れる高圧油により操舵の補助力を発生している。そのピストンと操舵用車輪との 連動のため、ピストンにラックを一体化し、そのラックにタイロッド、ナックル アームを介して操舵用車輪が連結されている。
【0004】
上記のようなボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置にあっては、操 舵角度を一定範囲に制限するため、ピットマンアームと操舵用車輪とを連結する リンクロッドの動きを、車体側部材に取り付けたストッパーにより操舵限界にお いて阻止していた。
【0005】 また、上記のようなラックピニオン型油圧パワーステアリング装置にあっては 、操舵角度を一定範囲に制限するため、ラックの動きをシリンダ側部材に取り付 けたストッパーにより操舵限界において阻止していた。
【0006】 しかし、ボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置において、リンクロ ッドがストッパーに当接する際に操舵補助力が作用していると、リンクロッドが 曲がってしまったり、ストッパーが損傷したり、衝撃や衝突音が生じるという問 題があった。また、ラックピニオン型油圧パワーステアリング装置において、ラ ックがストッパーに当接する際に操舵補助力が作用していると、衝撃や衝突音が 生じるという問題があった。
【0007】 そこで、前記ピストンが移動端近傍に達するとピストンにより仕切られる一対 の油室を連通することで、操舵限界において操舵補助力の付与を解除することが 提案されている(実願平2‐75942号、実願平2‐75943号参照)。
【0008】 すなわち、油圧パワーステアリング装置のピストンが移動端近傍に達すると両 油室を連通することができるように、シリンダの内周やボールスクリューシャフ トの外周に油通路を形成している。
【0009】 しかし、通常の操舵範囲ではピストンにより仕切られる両油室を互いにシール する必要があることから、図11の(2)に示すようにピストン101の外周に 形成された周溝102に合成樹脂製のシールリング103を挿入し、ピストン1 01の外周とシリンダ104の内周との間をシールしている。そのため、シリン ダ104の内周に両油室を連通する油通路105を形成すると、シールリングが 油通路105の開口周縁部105′に引っ掛かり損傷してしまい、シール機能を 奏することができなくなる虞がある。また、ボールスクリュー型油圧パワーステ アリング装置においては、ピストンの内周にも周溝を形成して合成樹脂製のシー ルリングを挿入し、ピストンの内周とボールスクリューシャフトの外周との間を シールしている。そのため、ボールスクリューシャフトの外周に両油室を連通す る油通路を形成すると、やはりシールリングが油通路の周縁部に引っ掛かって損 傷してしまい、シール機能を奏することができなくなる虞がある。
【0010】 そこで、そのシールリングを金属製とすることでその損傷を防止することが考 えられる。しかし、シールリングを金属製とすると、図11に示すようにシール リング103′とピストン101に形成される周溝102との間に加工公差によ る隙間δが必要になり、通常の操舵範囲では充分なシール機能を奏することがで きなくなって初期設定性能を奏することができなくなるという問題がある。この 問題は、ピストンの内周とボールスクリューシャフトの外周との間をシールする 場合も同様に生じる。
【0011】 本考案は上記従来技術の問題を解決することのできる油圧パワーステアリング 装置を提供することを目的とする。
【0012】
本件第1考案の特徴とするところは、シリンダと、このシリンダに挿入される と共に操舵用車輪に連動するピストンとを備え、そのピストンによりシリンダの 内部が仕切られることで一対の油室が形成され、操舵方向に応じて油室の一方に 供給される高圧油により操舵の補助力を発生する油圧パワーステアリング装置に おいて、前記ピストンが移動端近傍に達すると両油室を連通することができるよ うにシリンダの内周に油通路が形成され、前記ピストンの外周側に周溝が形成さ れ、この周溝に径方向に弾性変形可能な金属製シールリングがシリンダの内周に 押し付けられるように挿入され、その金属製シールリングの内周面と前記周溝の 底面との間に弾性材製のバックアップ用シールリングが挟み込まれている点にあ る。
【0013】 本件第2考案の特徴とするところは、シリンダと、このシリンダに挿入される と共に操舵用車輪に連動するピストンと、このピストンと一体のボールナットに 挿入されるボールスクリューシャフトとを備え、そのピストンによりシリンダの 内部が仕切られることで一対の油室が形成され、操舵方向に応じて油室の一方に 供給される高圧油により操舵の補助力を発生するボールスクリュー型油圧パワー ステアリング装置において、前記ピストンが移動端近傍に達すると両油室を連通 することができるようにボールスクリューシャフトの外周に油通路が形成され、 前記ピストンの内周側に周溝が形成され、この周溝に径方向に弾性変形可能な金 属製シールリングがボールスクリューシャフトの外周に押し付けられるように挿 入され、その金属製シールリングの外周面と前記周溝の底面との間に弾性材製の バックアップ用シールリングが挟み込まれている点にある。
【0014】
本件第1考案の構成によれば、ピストンが移動端近傍に達すると、そのピスト ンにより仕切られる両油室がシリンダの内周に形成された油通路により連通され るため操舵補助力の付与が解除される。そのシリンダの内周とピストンの外周と の間は、ピストンの外周側の周溝に挿入された金属製のシールリングによりシー ルされる。その金属製シールリングの内周面と周溝の底面との間に弾性材製のバ ックアップ用シールリングが挟み込まれるため、金属製シールリングと周溝との 間の加工公差による隙間は、そのバックアップ用シールリングによりシールされ る。
【0015】 本件第2考案の構成によれば、ピストンが移動端近傍に達すると、そのピスト ンにより仕切られる両油室がボールスクリューシャフトの外周に形成された油通 路により連通されるため、操舵補助力の付与が解除される。そのボールスクリュ ーシャフトの外周とピストンの内周との間は、ピストンの内周側の周溝に挿入さ れた金属製シールリングによりシールされる。その金属製シールリングの外周面 と周溝の底面との間に弾性材製のバックアップ用シールリングが挟み込まれるた め、金属性シールリングと周溝との間の加工公差による隙間は、そのバックアッ プ用シールリングによりシールされる。
【0016】
図1〜図7を参照して第1実施例を説明する。
【0017】 図4および図5に示すボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置1のハ ウジング2は、ピストン5が挿入されるシリンダ2aと、出力軸8がベアリング 10を介し挿入される出力軸カバー2bとで主構成されている。そのピストン5 にボールナット5aが一体化され、そのボールナット5aにボール4を介してボ ールスクリューシャフト3が挿入されている。そのボールスクリューシャフト3 は、シリンダの両端開口を閉塞する蓋部材11、12にベアリング13、14を 介し回転可能に支持されている。また、ボールスクリューシャフト3には貫通孔 3aが設けられ、この貫通孔3aにトーションバー17が挿入され、このトーシ ョンバー17を介しボールスクリューシャフト3と入力軸18とが連結されてい る。その入力軸18は車両の操舵用ハンドル(図示省略)に連結される。
【0018】 また、そのボールナット5aの外周にラック6が形成され、このラック6に噛 み合うセクターギヤ7が前記出力軸8に一体化されている。その出力軸8にピッ トマンアーム9がセレーションを介し嵌合され、そのピットマンアーム9にリン クロッドおよびナックルアームを介し操舵用車輪が連結される。
【0019】 これにより、操舵入力により入力軸18が回転すると、その回転がトーション バー17を介してボールスクリューシャフト3に伝達され、このボールスクリュ ーシャフト3の回転によりボールナット5aがピストンと共に軸方向移動する。 このボールナット5aの移動がラック6とセクターギヤ7を介して出力軸8に伝 達されて出力軸8が回転する。この出力軸8の回転によりピットマンアーム9が 揺動し、このピットマンアーム9の揺動がリンクロッドとナックルアームを介し て操舵用車輪に伝達されて車両の操舵がなされる。
【0020】 そのシリンダ2aの内部はピストン5により仕切られることで一対の油室15 、16が形成されている。なお、ボールスクリュー5aの内周とボールスクリュ ーシャフト3の外周との間は一方の油室15に連通するものとされている。
【0021】 そのピストン5の外周とシリンダ2aの内周との間のシールのため、ピストン 5の外周に周溝30が形成され、この周溝30にOリング31が挿入されている 。
【0022】 そのピストン5の内周とボールスクリューシャフト3の外周との間のシールの ため、ピストン5の内周にシール装置33が設けられている。図1および図2に 示すように、そのシール装置33は筒状の第1部材34と筒状の第2部材35と を備えている。その第1部材34は径方向内方に張り出す張出部34aを有し、 ピストン5の内周にOリング36を介して挿入され、そのピストン5の内周に形 成された段部5bとピストン5の内周に嵌め込まれた止め輪37とに挟まれて固 定されている。その第2部材35は径方向内方に張り出す張出部35aを有し、 第1部材34の内周に挿入され、第1部材34の張出部34aとピストン5の段 部5bとに挟まれて固定されている。その第1部材34の張出部34aの内周に 段差面34bが形成され、この段差面34bと第2部材35の張出部35aの端 面35bとにより周溝32が形成されている。その周溝32に金属製のシールリ ング38が挿入されている。
【0023】 その金属製シールリング38は、図3に示すように分離部分を有し、この分離 部分において軸方向に重ね合わせられる重ね合わせ部38a、38bが形成され 、径方向に弾性変形可能とされている。この金属製シールリング38の内径は、 自然状態においてボールスクリューシャフト3の外径よりも小さくされている。 これにより、金属製シールリング38はボールスクリューシャフト3の外周に押 し付けられている。
【0024】 その金属製シールリング38の外周面と前記周溝32の底面との間に弾性材製 のバックアップ用シールリングとしてOリング39が挟み込まれている。そのO リング39の内径は、自然状態においてボールスクリューシャフト3に嵌合した 金属製シールリング38の外径よりも小さく、そのOリング38の外径は、自然 状態において周溝32の底面の径よりも大きくされている。これにより、Oリン グ39は周溝32の底面と金属製シールリング38の外周面とに挟み込まれて弾 性変形する。
【0025】 また、入力軸18の外周にはロータリーバルブ19が設けられている。このロ ータリーバルブ19は、図外ポンプから供給される高圧油を操舵方向と操舵抵抗 に応じて油室15、16の一方に供給し、油室15、16の他方から油を図外タ ンクに還流させるものであり、公知のものを用いることができる。これにより、 ボールナット5aと一体のピストン5を軸方向移動させようとする油圧が作用し 、操舵補助力を付与することができる。
【0026】 そして、ピストン5が移動端近傍に達すると両油室15、16を連通すること ができるように、ボールスクリューシャフト3の外周に油通路25、26が形成 されている。すなわち、図6に示すようにピストン5が図中左方の移動端近傍に 達した場合に両油室15、16を連通する油通路25は、ボールスクリューシャ フト3の内周に形成される周溝25aと、この周溝25aと一方の油室15とを 連通する第1通路25bと、その周溝25aと他方の油室16とを連通する第2 通路25cとで構成されている。また、図7に示すようにピストン5が図中右方 の移動端近傍に達した場合に両油室15、16を連通する油通路26は、ボール スクリューシャフト3の内周孔3aと、この内周孔3aと一方の油室15とを連 通する第1通路26bと、その内周孔3aと他方の油室16とを連通する第2通 路26cとで構成されている。各第1通路25b、26bと第2通路25c、2 6cとは周方向等間隔に4か所形成されている。
【0027】 上記構成によれば、ピストン5が移動端近傍に達すると両油室15、16が連 通するので操舵補助力の付与は解除される。よって、操舵限界においてピットマ ンアーム9と操舵用車輪とを連結するリンクロッドがストッパーとの衝突により 曲がってしまったり、ストッパーが損傷したり、大きな衝撃や衝突音が発生する のを防止できる。そして、ボールスクリューシャフト3の外周とピストン5の内 周との間をシールするシールリング38は金属製であるため、両油室15、16 を連通するため形成された油通路25、26の開口周縁部25′、26′との引 っ掛かりにより損傷することはなく、長期に亘りシール機能を奏することができ る。また、金属製シールリング38と、このシールリング38を挿入する周溝3 2との間に加工公差による隙間δがあっても、その隙間δは弾性材製のOリング 39によりシールされるため、通常の操舵範囲において高圧油が油室15、16 の一方から他方に漏洩することはない。なお、図2は図中左方側の油室が高圧の 場合を示し、図中右方側の油室が高圧の場合は隙間δはシールリング38の図中 右方側に移る。
【0028】 図8〜図10を参照して第2実施例のボールスクリュー型油圧パワーステアリ ング装置1′を示す。なお、上記第1実施例と同一部分は同一符号で示し、相違 点を説明する。
【0029】 まず、ピストン5が移動端近傍に達すると両油室15、16を連通する油通路 40、41は、シリンダ2の内周に形成された凹部40a、41aとピストン5 の外周に形成された溝5cとにより構成されている。すなわち、ピストン5が図 9に示す実線位置から図中右方もしくは左方に移動して仮想線で示すように移動 端近傍に達すると、両油室15、16を連通することができるように、ピストン 5の移動端近傍それぞれにおいてシリンダ2aの内周に凹部40a、41aが形 成されると共に、ピストン5の外周にその凹部40a、41aと一方の油室16 を連通する溝5cが形成されている。これにより、ピストン5が移動端に達する と、一方の油室15は溝5cを介し凹部40a、41aに連通し、他方の油室1 6は凹部40a、41aに直接連通する。なお、各凹部40a、41aと溝5c とは周方向等間隔に4か所形成されている。
【0030】 そして、ピストン5の外周に形成された周溝30に、金属製シールリング45 が挿入されている。その金属製シールリング45は図3に示したシールリング3 8と同様の構造で径方向に弾性変形可能とされている。この金属製シールリング 45の内径は自然状態においてシリンダ2の内径よりも大きくされている。これ により、金属製シールリング45はシリンダ2の内周に押し付けられている。ま た、その金属製シールリング45の内周面と前記周溝30の底面との間に弾性材 製のバックアップ用シールリングとしてOリング46が挟み込まれている。その Oリング46は自然状態において、外径はシリンダ2に押し付けられた金属製シ ールリング45の内径よりも大きく、内径は周溝30の底面の径よりも小さくさ れている。これにより、Oリング46は金属製シールリング45の内周面と周溝 30の底面とに挟み込まれて弾性変形する。
【0031】 なお、ボールスクリューシャフト3aの外周とシール装置33の第2部材35 との間のシールはOリング39′とされている。
【0032】 この第2実施例によっても、第1実施例と同様にピストン5が移動端近傍に達 すると両油室15、16が連通することで操舵補助力の付与が解除される。また 、シールリング45が金属製であることから、油通路40、41の開口周縁部4 0′、41′との引っ掛かりにより損傷することはない。また金属製シールリン グ45と周溝30との間の加工公差による隙間δはOリング46によりシールさ れる。
【0033】 なお、本件各考案は上記実施例に限定されるものでない。例えば、上記第2実 施例ではボールスクリュー型油圧パワーステアリング装置に本件第1考案を適用 したが、ラックピニオン型油圧パワーステアリング装置において、操舵補助力を 付与する油圧シリンダのピストンが移動端近傍に達すると両油室を連通する油通 路をシリンダ内周に形成する場合は、本件第1考案を適用することができる。
【0034】
本件各考案の油圧パワーステアリング装置によれば、シリンダの内周あるいは ボールスクリューシャフトの外周に油通路を形成し、ピストンにより仕切られる 両油室をピストンの移動端近傍において連通するため、操舵限界において操舵補 助力を解除することができる。しかも、通常の操舵範囲においてピストンとシリ ンダとの間あるいはピストンとボールスクリューとの間をシールするシールリン グは金属製であるので、その油通路の開口周縁部との引っ掛かりにより損傷する ことはなく、シール機能が損なわれることはない。また、その金属製シールリン グとピストンに形成される周溝との間に弾性材製のバックアップ用シールリング が挟み込まれるため、その金属製シールリングと周溝との間の加工公差による隙 間をそのバックアップ用シールリングによりシールでき、通常の操舵範囲におい て高圧油が一方の油室から他方の油室に漏洩するのを防止することができる。
【図1】第1実施例の油圧パワーステアリング装置の要
部の断面図
部の断面図
【図2】第1実施例の油圧パワーステアリング装置の要
部の拡大断面図
部の拡大断面図
【図3】第1実施例の金属製シールリングを示し、
(1)は正面図、(2)は底面図
(1)は正面図、(2)は底面図
【図4】第1実施例のボールスクリュー型油圧パワース
テアリング装置の平断面図
テアリング装置の平断面図
【図5】第1実施例のボールスクリュー型油圧パワース
テアリング装置の縦断面図
テアリング装置の縦断面図
【図6】第1実施例の油圧パワーステアリング装置の作
用説明用断面図
用説明用断面図
【図7】第1実施例の油圧パワーステアリング装置の作
用説明用断面図
用説明用断面図
【図8】第2実施例の油圧パワーステアリング装置の要
部の断面図
部の断面図
【図9】第2実施例のボールスクリュー型油圧パワース
テアリング装置の平断面図
テアリング装置の平断面図
【図10】図9のX‐X線断面図
【図11】従来例の説明図
2a シリンダ 5 ピストン 15、16 油室 25、26 油通路 30、32 周溝 38、45 金属製シールリング 39、46 バックアップ用シールリング
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダと、このシリンダに挿入される
と共に操舵用車輪に連動するピストンとを備え、そのピ
ストンによりシリンダの内部が仕切られることで一対の
油室が形成され、操舵方向に応じて油室の一方に供給さ
れる高圧油により操舵の補助力を発生する油圧パワース
テアリング装置において、前記ピストンが移動端近傍に
達すると両油室を連通することができるようにシリンダ
の内周に油通路が形成され、前記ピストンの外周側に周
溝が形成され、この周溝に径方向に弾性変形可能な金属
製シールリングがシリンダの内周に押し付けられるよう
に挿入され、その金属製シールリングの内周面と前記周
溝の底面との間に弾性材製のバックアップ用シールリン
グが挟み込まれていることを特徴とする油圧パワーステ
アリング装置。 - 【請求項2】 シリンダと、このシリンダに挿入される
と共に操舵用車輪に連動するピストンと、このピストン
と一体のボールナットに挿入されるボールスクリューシ
ャフトとを備え、そのピストンによりシリンダの内部が
仕切られることで一対の油室が形成され、操舵方向に応
じて油室の一方に供給される高圧油により操舵の補助力
を発生するボールスクリュー型油圧パワーステアリング
装置において、前記ピストンが移動端近傍に達すると両
油室を連通することができるようにボールスクリューシ
ャフトの外周に油通路が形成され、前記ピストンの内周
側に周溝が形成され、この周溝に径方向に弾性変形可能
な金属製シールリングがボールスクリューシャフトの外
周に押し付けられるように挿入され、その金属製シール
リングの外周面と前記周溝の底面との間に弾性材製のバ
ックアップ用シールリングが挟み込まれていることを特
徴とするボールスクリュー型油圧パワーステアリング装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP545792U JPH0558562U (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 油圧パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP545792U JPH0558562U (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 油圧パワーステアリング装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0558562U true JPH0558562U (ja) | 1993-08-03 |
Family
ID=11611757
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP545792U Pending JPH0558562U (ja) | 1992-01-16 | 1992-01-16 | 油圧パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0558562U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4987031A (ja) * | 1972-12-22 | 1974-08-20 | ||
| JPS6144071A (ja) * | 1984-08-09 | 1986-03-03 | Atsugi Motor Parts Co Ltd | 動力操向装置 |
-
1992
- 1992-01-16 JP JP545792U patent/JPH0558562U/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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