JP2600295B2 - 環状オレフィン系ランダム共重合体組成物 - Google Patents

環状オレフィン系ランダム共重合体組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、誘電特性、
剛性などに優れるとともに、耐衝撃性にも優れた環状オ
レフィン系ランダム共重合体組成物に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
剛性、衝撃強度のバランスに優れた合成樹脂として
は、ポリカーボネート、ABS(アクリロニトリル・ブタ
ジエン・スチレン共重合体)等が知られている。たとえ
ばポリカーボネートは剛性とともに耐熱性、耐衝撃性に
も優れた樹脂である。しかし、強アルカリに対しては容
易に侵されて、耐薬品性に劣り、吸水率が大きいという
問題点がある。またABSは機械的性質には優れるものの
耐薬品性および耐熱性に劣るという問題点がある。
一方、結晶性の汎用ポリオレフィン、例えばポリエチ
レン、ポリプロピレンは耐薬品性、耐溶剤性に優れてい
るが、耐熱性に乏しいものが多く、さらに結晶化度が充
分高くないため剛性にも劣る。このため一般にポリオレ
フィンの剛性および耐熱性を改善するには、造核剤を添
加して結晶の成長を速めたり、あるいは徐冷を行って結
晶の成長を促す方法が採用されているが、その効果は充
分とは言い難い。むしろ造核剤のような第三成分を添加
することは、ポリオレフィンが本来有している優れた諸
性質を損うおそれがあり、また徐冷法は生産効率が悪い
などの問題点がある。
またエチレンと特定の崇高な環状オレフィンとからな
る環状オレフィン系ランダム共重合体が、耐熱性を有
し、しかも耐薬品性、耐溶剤性、誘電特性、剛性をもつ
合成樹脂として提案されている(特開昭60−168708号公
報、特開昭61−115912号公報、特開昭61−115916号公
報、特開昭62−120816号公報など)。
しかしながら、これらの環状オレフィン系ランダム共
重合体はオレフィン系重合体であるにもかかわらず、耐
熱性、剛性に優れた樹脂ではあるが、用途によっては耐
衝撃性が充分ではないという問題点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、これらの問題点を解決するため、耐
熱性、耐薬品性、耐溶剤性、誘電特性、剛性などに優れ
るとともに、耐衝撃性にも優れた環状オレフィン系ラン
ダム共重合体組成物を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、〔A〕エチレン成分および下記一般式
〔I〕または〔II〕で表わされる環状オレフィン成分か
らなり、135℃のデカリン中で測定した極限粘度〔η〕
が0.05〜10dl/g、軟化温度(TMA)が70℃以上である環
状オレフィン系ランダム共重合体、 〔B〕少なくとも2種のα−オレフィンから形成される
非晶性ないし低結晶性のα−オレフィン系共重合体、お
よび 〔C〕スチレンまたはその誘導体をモノマー構成成分の
1つとし、少なくともガラス転位温度の1つが0℃以下
である非晶性ないし低結晶性のスチレン系共重合体 からなり、上記〔A〕成分100重量部に対して、〔B〕
成分と〔C〕成分の合計量が5〜100重量部存在し、か
つ〔B〕成分と〔C〕成分の割合が重量比で95:5〜5:95
であることを特徴とする環状オレフィン系ランダム共重
合体組成物である。
一般式 〔式中、nおよびmはいずれも0もしくは正の整数であ
り、は3以上の整数であり、R1ないしR10はそれぞれ
水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。〕 本発明の環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を
構成する環状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕は、
エチレン成分および特定の環状オレフィン成分から構成
される環状オレフィン系ランダム共重合体である。上記
環状オレフイン成分は前記一般式〔I〕または一般式
〔II〕で表わされる環状オレフィンであり、本発明の環
状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕中においては、
下記一般式〔III〕または一般式〔IV〕で表わされる構
造の繰り返し単位を形成している。
〔式中、n、m、およびR1ないしR10は前記と同じで
ある。〕 本発明の環状オレフィン系ランダム共重合体組成物を
構成する環状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕の構
成成分の環状オレフィンは、一般式〔I〕および一般式
〔II〕で表わされる不飽和単量体からなる群から選ばれ
た少なくとも1種の環状オレフィンである。一般式
〔I〕で表わされる環状オレフィンはシクロペンタジエ
ン類と相応するオレフィン類とを、ディールス・アルダ
ー反応によって縮合させることにより、容易に製造する
ことができる。また一般式〔II〕で表わされる環状オレ
フィンも同様にシクロペンタジエン類と相応する環状オ
レフィン類とを、ディースル・アルダー反応によって縮
合させることにより、容易に製造することができる。
一般式〔I〕で表わされる環状オレフィンとして具体
的には、表1に記載した化合物、あるいは1,4,5,8−ジ
メタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン
の他に、2−メチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−エチル−1,4,5,
8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン、2−プロピル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,
5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−ヘキシル−1,4,
5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフ
タレン、2,3−ジメチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,
4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−メチル−3
−エチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、2−クロロ−1,4,5,8−ジメタ
ノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2
−ブロモ−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オ
クタヒドロナフタレン、2−フルオロ−1,4,5,8−ジメ
タノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、
2,3−ジクロロ−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8
a−オクタヒドロナフタレン、2−シクロヘキシル−1,
4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナ
フタレン、2−n−ブチル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,
3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタレン、2−イソブ
チル−1,4,5,8−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタ
ヒドロナフタレンなどのオクタヒドロナフタレン類、お
よび表2に記載した化合物などを例示することができ
る。
また、一般式〔II〕で表わされる環状オレフィンとし
て具体的には、たとえば、表3および表4に示した化合
物などを例示することができる。
本発明の組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体〔A〕は、エチレン成分および前記環状オレフ
ィン成分を必須成分とするものであるが、これらの必須
の二成分の他に本発明の目的を損なわない範囲で、必要
に応じて他の共重合可能な不飽和単量体成分を含有して
いてもよい。任意に共重合されていてもよい不飽和単量
体として具体的には、たとえば生成するランダム共重合
体中のエチレン成分単位と等モル未満の範囲のプロピレ
ン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、1−デセン、1−ドデセン、1−
テトラデセン、1−ヘキサデセン、1−オクタデセン、
1−エイコセンなどの炭素数3〜20のα−オレフィンな
どを例示することができる。
本発明の組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体〔A〕において、エチレン成分に由来する繰り
返し単位(a)は40〜85モル%、好ましくは50〜75モル
%の範囲、環状オレフィン成分に由来する繰り返し単位
(b)は15〜60モル%、好ましくは25〜50モル%の範囲
が適当であり、エチレン成分に由来する繰り返し単位
(a)および環状オレフィン成分に由来する繰り返し単
位(b)はランダムに配列した実質上線状の環状オレフ
ィン系ランダム共重合体を形成している。上記環状オレ
フィン系ランダム共重合体が実質上線状であり、ゲル状
架橋構造を有していないことは、同共重合体が135℃の
デカリン中に完全に溶解することによって確認できる。
本発明の組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体〔A〕の135℃のデカリン中で測定した極限粘
度〔η〕が0.05〜10dl/g、好ましくは0.08〜5dl/gの範
囲である。
本発明の組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体〔A〕としては、サーモ・メカニカル・アナラ
イザーで測定した軟化温度(TMA)が70℃以上、好まし
くは90〜250℃、さらに好ましくは100〜200℃の範囲、
環状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕のガラス転移
温度(Tg)は通常50〜230℃、好ましくは70〜210℃の範
囲が好ましい。また環状オレフィン系ランダム共重合体
〔A〕のX線回折法によって測定した結晶化度は0〜10
%、好ましくは0〜7%、とくに好ましくは0〜5%の
範囲が好ましい。
本発明の組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体〔A〕としては、上記範囲の特性を有するもの
のみからなる共重合体を用いてもよいが、上記範囲外の
物性を有する共重合体が一部含まれていてもよく、この
場合全体の物性値が上記範囲に含まれていればよい。
本発明の組成物を構成する環状オレフィン系ランダム
共重合体〔A〕は、特開昭60−168708号公報、特開昭61
−120816号公報、特開昭61−115912号公報、特開昭61−
115916号公報、特開昭61−271308号公報、特開昭61−27
2216号公報、特開昭62−252406号公報、特開昭62−2524
07号公報などにおいて本出願人が提案した方法に従い適
宜条件を選択することにより、製造することができる。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体組成
物を構成するα−オレフィン系共重合体〔B〕は、少な
くとも2種のα−オレフィンから形成される非晶性ない
し低結晶性の共重合体であり、具体的には、(i)エチ
レン・α−オレフィン共重合体、(ii)プロピレン・α
−オレフィン共重合体が用いられる。
(i)エチレン・α−オレフィン共重合体を構成する
α−オレフィンとしては、通常炭素数3〜20のα−オレ
フィン、たとえばプロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、4−メチル−1−ペテン、1−オク
テン、1−デセン、あるいはこれらの混合物などを例示
することができる。このうち特にプロピレンまたは1−
ブテンが好ましい。
また(ii)プロピレン・α−オレフィン共重合体を構
成する。α−オレフィンとしては、通常炭素数4〜20の
α−オレフィン、たとえば1−ブテン、1−ペテン、1
−ヘキセン、4−メチル−1−ペンテン、1−オクテ
ン、1−デセン、あるいはこれらの混合物などを例示す
ることができる。このうち特に1−ブテンが好ましい。
上記のような(i)エチレン・α−オレフィン共重合
体においては、エチレンと、α−オレフィンとのモル比
(エチレン/α−オレフィン)は、α−オレフィンの種
類によっても異なるが、一般に50/50〜95/5であること
が好ましい。上記モル比は、α−オレフィンがプロピレ
ンである場合には、50/50〜90/10であることが好まし
く、α−オレフィンが炭素数4以上である場合には60/4
0〜95/5であることが好ましい。
上記のような(ii)プロピレン・α−オレフィン共重
合体においては、プロピレンとα−オレフィンとのモル
比(プロピレン/α−オレフィン)は、α−オレフィン
の種類によっても異なるが、一般に50/50〜95/5である
ことが好ましい。
このようなα−オレフィン系共重合体〔B〕は、X線
回折法により測定した結晶化度が0〜50%、好ましくは
0〜25%であることが望ましい。
またα−オレフィン系共重合体〔B〕の135℃のデカ
リン中で測定した極限粘度〔η〕は0.2〜10dl/g、好ま
しくは1〜7dl/gであることが望ましい。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体組成
物を構成するスチレン系共重合体〔C〕はスチレンまた
はその誘導体をモノマー構成成分の1つとし、かつ少な
くともガラス転位温度の1つが0℃以下である非晶性な
いし低結晶性の共重合体であり、具体的にはスチレンま
たはα−メチルスチレンと、ブタジエンまたはイソプレ
ンとのランダム共重合体、ブロック共重合体およびこれ
らの水添物があげられる。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体組成
物は、環状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕100重
量部に対して、α−オレフィン系共重合体〔B〕とスチ
レン系共重合体〔C〕の合計量が5〜100重量部、好ま
しくは7〜80重量部、特に好ましくは10〜70重量部の量
で存在するものである。〔A〕成分100重量部に対し
て、〔B〕成分と〔C〕成分の合計量が5重量部未満の
場合は、剛性に優れているものの、耐衝撃性に劣るため
好ましくなく、一方100重量部を越えると、耐衝撃性は
優れているものの、剛性が低く、剛性と衝撃強度のバラ
ンスが悪いため好ましくない。〔B〕成分と〔C〕成分
の割合は重合比で95:5〜5:95、好ましくは90:10〜10:90
の範囲である。それぞれの割合が5重量%未満では、耐
衝撃性向上効果が小さくなるため好ましくない。
本発明の組成物は、上記〔A〕ないし〔C〕成分の他
に耐熱安定剤、耐候安定剤、帯電防止剤、スリップ剤、
アンチブロッキング剤、防曇剤、滑剤、染料、顔料、天
然油、合成油、ワックスなどを配合することができ、そ
の配合割合は適宜量である。たとえば、任意成分として
配合される安定剤として具体的には、テトラキス〔メチ
レン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロピオネート〕メタン、β−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸アルキ
ルエステル、2,2′−オキザミドビス〔エチル−3(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネートなどのフェノール系酸化防止剤、ステアリン酸亜
鉛、ステアリン酸カルシウム、12−ヒドロキシステアリ
ン酸カルシウムなどの脂肪酸金属塩、グリセリンモノス
テアレート、グリセリンモノラウレート、グリセリンジ
ステアレート、ペンタエリスリトールモノステアレー
ト、ペンタエリスリトールジステアレート、ペンタエリ
スリトールトリステアレート等の多価アルコール脂肪酸
エステルなどをあげることができる。これらは単独で配
合してもよいが、組合せて配合してもよく、たとえばテ
トラキス〔メチレン−3(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンとステア
リン酸亜鉛およびグリセリンモノステアレートとの組合
せ等を例示することができる。
本発明に係る環状オレフィン系ランダム共重合体組成
物の製法としては、公知の方法が適用でき、環状オレフ
ィン系ランダム共重合体〔A〕、α−オレフィン系共重
合体〔B〕およびスチレン系共重合体〔C〕、ならびに
必要により添加される他の成分を押出機、ニーダー等で
機械的にブレンドする方法、あるいは各成分を適当な良
溶媒、たとえばヘキサン、ヘプタン、デカン、シクロヘ
キサン、ベンゼン、トルエン、キシレン等の炭化水素溶
媒に同時に溶解し、またはそれぞれを別々に溶解した後
混合し、溶媒を除去する方法、さらにこれらの二つの方
法を組合せて行う方法等をあげることができる。
上記により得られる環状オレフィン系ランダム共重合
体組成物は〔A〕成分に〔B〕および〔C〕成分を配合
するため、環状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕の
有する耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、誘電特性などの優
れた特性を損なうことなく、耐衝撃性を向上させること
ができる。この場合α−オレフィン系共重合体〔B〕と
スチレン系共重合体〔C〕を併用することにより、これ
らを単独で使用した場合の組成物に比べ飛躍的に性能が
向上する。
本発明の環状オレフィン系ランダム共重合体組成物
は、上記の特性により、ポリカーボネート、ABS等と同
様の用途、例えば自動車の内装材等に使用することがで
きる。
〔発明の効果〕
本発明の環状オレフィン系ランダム共重合体組成物
は、環状オレフィン系ランダム共重合体〔A〕、α−オ
レフィン系共重合体〔B〕およびスチレン系共重合体
〔C〕からなるため、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性、誘
電特性、剛性などに優れるとともに、耐衝撃性にも優れ
ている。
〔実施例〕
以下、実施例によって本発明を具体的に説明する。
なお、本発明における各種物性値の測定方法および評
価方法を次に示す。
(1)溶融流れ指数(MRF260℃) ASTM D1238に準じ温度260℃、荷重2.16kgで測定し
た。
(2)試験片の作成 東芝機械(株)製射出成形機IS−35および所定の試験
片用金型を用い、以下の成形条件で成形した。試験片は
成形後室温で48時間放置後測定に供した。
成形条件:シリンダ温度220℃、金型温度60℃、射出出
力一次/二次=1000/800kg/cm2、射出速度(一次)30mm
/sec、スクリュー回転数150rpm、サイクル(〔射出+保
圧〕/冷却)=7/15sec (3)曲げ試験 ASTM D790に準じて行った。
試験片形状:5×1/2×1/8tインチ、スパン間距離51mm 試験速度:20mm/min 試験温度:23℃ (4)アイゾット衝撃試験 ASTM D256に準じて行った。
試験片形状:2×1/2×1/8tインチ(ノッチ付) 試験温度:23℃ (5)熱変形温度(HDT) ASTM D648に準じて行った。
試験片形状:5×1/4×1/2tインチ 荷重:264psi (6)ガラス転位温度(Tg) SEIKO電子工業(株)製DSC−20を用いて昇温度速度10
℃/minで測定した。
実施例1 13C−NMRで測定したエチレン含量62mol%、MFR260℃3
5g/10min、135℃デカリン中で測定した極限粘度〔η〕
0.47dl/g、軟化温度(TMA)148℃のエチレンと1,4,5,8
−ジメタノ−1,2,3,4,4a,5,8,8a−オクタヒドロナフタ
レン(構造式: 以下DMONと略す)のランダム共重合体のペレット4kg、
エチンレン・プロピレンランダム共重合体(エチレン含
量80mol%、Tg−54℃、MFR230℃0.7g/10min、〔η〕2.2
dl/g)のペレット1kg、スチレン・ブタジエン・スチレ
ンブロック共重合体(シェル化学社製カリフレックスTR
−1101、商標、Tg−80℃および95℃)のペレット1kgを
充分混合した後、二軸押出機(池貝鉄工(株)製PCM4
5)によりシリンダ温度220℃で溶融ブレンドし、ペレタ
イザーにてペレット化した。得られたペレットを用いて
前記の方法により試験片を作成し、物性を測定した。
結果を表5に示す。
実施例2、3 実施例1において用いたエチレン・プロピレンランダ
ム共重合体およびスチレン・ブタジエン・スチレンブロ
ック共重合体の使用量を変える以外は実施例1と同様に
行った。
結果を表5に示す。
実施例4〜8 実施例1において用いたスチレン・ブタジエン・スチ
レンブロック共重合体に代えて種々のスチレン系共重合
体を用いる以外は実施例1と同様に行った。
結果を表6に示す。
実施例9 実施例1において用いてエチレン・DMONランダム共重
合体に代えてエチレン含量71mol%、MFR260℃20g/10mi
n、〔η〕0.60dl/g、TMA115℃のエチレン・DMONランダ
ム共重合体を用いる以外は実施例1と同様に行った。得
られた組成物のMFR260℃、アイゾット衝撃強度、曲げ弾
性率、曲げ強度、HDTはそれぞれ6.7g/10min、29kg・cm/
cm、18000kg/cm2、690kg/cm2、93℃であった。
比較例1 実施例1においてスチレン・ブタジエン・スチレンブ
ロック共重合体を用いず、エチレン・プロピレンランダ
ム共重合体の使用量を2kgに変える以外は同様に行っ
た。
結果を表7に示す。
比較例2 実施例1においてエチレン・プロピレンランダム共重
合体を用いず、スチレン・ブタジエン・スチレンブロッ
ク共重合体の使用量を2kgに変える以外は同様に行っ
た。
結果を表7に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 25:04) (72)発明者 岸村 小太郎 山口県玖珂郡和木町和木6丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−115912(JP,A) 特開 昭61−115916(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】〔A〕エチレン成分および下記一般式
    〔I〕または〔II〕で表わされる環状オレフィン成分か
    らなり、135℃のデカリン中で測定した極限粘度〔η〕
    が0.05〜10dl/g、軟化温度(TMA)が70℃以上である環
    状オレフィン系ランダム共重合体、 〔B〕少なくとも2種のα−オレフィンから形成される
    非晶性ないし低結晶性のα−オレフィン系共重合体、お
    よび 〔C〕スチレンまたはその誘導体をモノマー構成成分の
    1つとし、少なくともガラス転位温度の1つが0℃以下
    である非晶性ないし低結晶性のスチレン系共重合体 からなり、上記〔A〕成分100重量部に対して、〔B〕
    成分と〔C〕成分の合計量が5〜100重量部存在し、か
    つ〔B〕成分と〔C〕成分の割合が重量比で95:5〜5:95
    であることを特徴とする環状オレフィン系ランダム共重
    合体組成物。 一般式 〔式中、nおよびmはいずれも0もしくは正の整数であ
    り、は3以上の整数であり、R1ないしR10はそれぞれ
    水素原子、ハロゲン原子または炭化水素基を示す。〕
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