JP2601875Y2 - シリンドリカルレンズを用いた測量機 - Google Patents

シリンドリカルレンズを用いた測量機

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JP2601875Y2
JP2601875Y2 JP1992072110U JP7211092U JP2601875Y2 JP 2601875 Y2 JP2601875 Y2 JP 2601875Y2 JP 1992072110 U JP1992072110 U JP 1992072110U JP 7211092 U JP7211092 U JP 7211092U JP 2601875 Y2 JP2601875 Y2 JP 2601875Y2
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Inventor
裕幸 土金
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株式会社ソキア
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はシリンドリカルレンズを
用いた測量機に係り、特に光軸上にシリンドリカルレン
ズを設けた測量機に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】ある種の測量機、例えば道
路等の勾配等の傾斜した平面を設定するのに用いられる
平面設定用の測量機では、光軸上の取付け面にシリンド
リカルレンズを接着剤等で固着して配設し、シリンドリ
カルレンズによって上下方向に所定幅の光束を出射し、
この光束を受光器側で受光するように構成している。
【0003】一般にシリンドリカルレンズは、いわゆる
かまぼこ型の平凸レンズ,両凸レンズ等のR面形状を有
しており、一方向のみに結像性能をもつため、例えば図
11で示すように、シリンドリカルレンズ30の背面か
ら平行に入射した光(光束)は、かまぼこ型の長手方向
に対して直角方向に一直線となる。そこで、もしシリン
ドリカルレンズ30の前方にスクリーン40を置いたと
すると、スクリーン40上には一方向に延びるパターン
P(所定幅の光束)を形成する。
【0004】しかし、シリンドリカルレンズのR面を正
確な曲面に加工することは難しく、また測量機のレンズ
取付面に取付ける際の誤差等によって、結像面である一
方向の所定幅の光束は、所定幅方向を軸として、軸回り
(即ち図11のZ軸回り)に傾斜した状態となっている
場合がある。そしてこのようなときにはシリンドリカル
レンズ30から出射した光束は、スクリーン40上では
一方向に対して湾曲したパターン(即ち図11の場合に
は、符号31,32で示すように、左右に湾曲したパタ
ーン)を示し、光束の進行方向軸Xと、結像方向軸Y上
に沿って真直な光束ではなく歪んだ光束となり、これが
測量機における測定誤差となるおそれがあった。
【0005】本考案の目的は、シリンドリカルレンズ出
射光が適正な光束パターンとなるように調整することが
可能な測量機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係るシリンドリ
カルレンズを用いた測量機は、光軸上にシリンドリカル
レンズが設けられた測量機において、該測量機内に配設
される枠筒と、前記シリンドリカルレンズを一体に保持
する支持枠と、該支持枠を前記枠筒に軸支する揺動軸
と、前記支持枠に形成された軸孔と、前記枠筒に形成さ
れたねじ孔と、前記軸孔及びねじ孔に螺合する調整ねじ
と、を備え、前記調整ねじを回動することによって、前
記支持枠を前記シリンドリカルレンズに入射する光の方
向と該シリンドリカルレンズの長手方向とに直交する方
向を軸として揺動調整可能とし、レーザ光束の適正なパ
ターンを得ることを特徴とする。
【0007】
【作用】本考案では、シリンドリカルレンズを一体に保
持する支持枠を、シリンドリカルレンズのR面方向と直
角方向に揺動調整可能としたので、R面が正確な曲面に
加工されていない場合や、また測量機のレンズ取付面に
取付ける際の誤差等があっても、支持枠をシリンドリカ
ルレンズに入射する光の方向とシリンドリカルレンズの
長手方向とに直交する方向を軸として揺動調整して、結
像面である一方向の所定幅の光束を適正なパターンとす
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。なお以下に説明する部材,配置等は、本考案を
限定する趣旨ではなく、本考案の趣旨の範囲内で種々改
変することができる。
【0009】図1乃至図6は本考案の第1実施例を示す
ものであり、図1は測量機内に配設される枠筒の斜視
図、図2は図1の縦断面図、図3は図1の一部断面を含
む正面図、図4は図5の部分拡大断面図、図5は図1の
横断面図、図6は測量機の概略正面図である。本例にお
けるシリンドリカルレンズを用いた測量機Sは、図6で
示すように、整準台2に設けられた枠台3上に対向する
支柱4,4が立設され、この支柱4,4間には水平回転
軸5が設けられている。この水平回転軸5には投光ユニ
ット6が軸支されて水平回転軸5回りに回動可能に支持
されている。この測量機Sの投光ユニット6内には、次
述する枠筒10が配設されている。なお符号2aは整準
ねじである。
【0010】本例の枠筒10は、図1で示すように径の
異なる円筒体10a,10bが一体となった外形をして
おり、内部が中空部11(図2参照)となっている。枠
筒10の一方の端部側(後端部側)11aには、半導体
レーザ12が他端側11bに向けて配置されている。枠
筒10内の所定位置にはコリメーションレンズ14が設
けられ、また枠筒10の他方の端部側11bには、両側
に立壁13a,13bを備えた係合部13が形成されて
いる。枠筒10の係合部13の正面側には、中空部11
を挟んでねじ孔19,19(図5参照)が対向して2つ
形成されている。この係合部13には、上記ねじ孔19
と直角方向で枠筒10の外周側部である立壁13a,1
3bから係合部13へ向けて貫通孔15が形成されてい
る。そしてこの係合部13には支持枠としての調整板1
6が配設されている。
【0011】本例の調整板16は、上記係合部13に取
着されるものであり、正面には中空部16aが形成さ
れ、この中空部16aを挟んで上下には貫通孔16bが
形成され、上記貫通孔16bに対して直角方向の側部に
は軸孔16cが形成されている。そして調整板16には
シリンドリカルレンズ20が接着一体化されている。上
記調整板16の貫通孔16bと上記枠筒10のねじ孔1
9は整合されており、また調整板16の軸孔16cと上
記枠筒10の貫通孔15は整合されている。
【0012】そして筒枠10に調整板16を組み付ける
には、枠筒10の係合部13に調整板16を配置させ
て、軸孔16cと枠筒10の貫通孔15を整合させ、揺
動軸17を枠筒10の両側外周から装着して調整板16
を軸支する。また調整板16の貫通孔16bと上記枠筒
10のねじ孔19を整合して、調整ねじ18,18を貫
通孔16bを通して枠筒10のねじ孔19に螺合させ
る。
【0013】次に上記構成からなる測量機において、調
整板16の動作について説明すると、前記したように筒
枠10に組み付けられた調整板16にはシリンドリカル
レンズ20が取着されているが、例えば、シリンドリカ
ルレンズ20のR面が正確な曲面に加工されていない場
合や、また測量機Sのシリンドリカルレンズ取付面に取
付ける際の誤差によって、図11で示すように一方向の
所定幅の光束が適正なパターンとなっていない場合に
は、調整ねじ18の一方を左回りに回動し、次にもう一
方を右回りに回動することにより、シリンドリカルレン
ズ20を一体に保持する調整板16を揺動軸17を中心
としてシリンドリカルレンズ20のR面方向と直角方向
に揺動調整して、結像面である一方向の所定幅の光束を
適正なパターンとすることができる。
【0014】図7乃至図9は本考案の第2実施例を示す
ものであり、図7は水平断面図、図8は縦断面図、図9
は図8の部分拡大断面図である。本例において上記第1
実施例と同一部材等には同一符号を付してその説明を省
略する。本例では、調整ねじ21を1本で構成し、枠筒
10と調整板16間に圧縮コイルスプリング22a,2
2bを介装したものである。本例のように構成すると、
前記実施例と同様の作用効果を奏することができると共
に、調整時における調整板16の応答が良好となり、1
つの調整ねじ21を回動することにより調整板16を調
整することができる。
【0015】図10は本考案の第3実施例を示すもので
あり、本例では、上記第2実施例におけるスプリング2
2bを取り除いたものであり、本例のようにスプリング
を用いない構造としても、前記第1実施例と同様な作用
を奏することができる。
【0016】上記各実施例においては、シリンドリカル
レンズに入射する光の方向とシリンドリカルレンズの長
手方向とに直交する方向を軸として揺動調整可能とした
例を示したが、R面方向を軸としてシリンドリカルレン
ズを揺動可能にすることもでき、この場合には、光束の
幅方向の調整をすることもできる。
【0017】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、シリン
ドリカルレンズを一体に保持する支持枠を、シリンドリ
カルレンズに入射する光の方向とシリンドリカルレンズ
の長手方向とに直交する方向を軸として揺動調整可能と
したので、シリンドリカルレンズから出射する光の光束
パターンが適正な形状でない場合には、調整ねじによっ
てシリンドリカルレンズ出射光が適正な光束パターンと
なるように調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すもので、測量機内に
配設される枠筒の斜視図である。
【図2】図1の縦断面図である。
【図3】図1の一部断面を含む正面図である。
【図4】図5の部分拡大断面図である。
【図5】図1の横断面図である。
【図6】測量機の概略正面図である。
【図7】本考案の第2実施例を示す縦断面図である。
【図8】本考案の第2実施例を示す横断面図である。
【図9】図8の部分拡大断面図である。
【図10】本考案の第3実施例を示す横断面図である。
【図11】シリンドリカルレンズの結像状態の説明図で
ある。
【符号の説明】
2 整準台2a 整準ねじ 3 枠台 4 支柱 5 水平回転軸 6 投光ユニット 10 枠筒 11 中空部 12 半導体レーザ 13 係合部13a,13b 立壁 14 コリメーションレンズ 15 貫通孔 16 支持枠(調整板) 16a 中空部 16b 貫通孔16b 16c 軸孔17 揺動軸 18 調整ねじ 19 ねじ孔 20 シリンドリカルレンズ 21 調整ねじ 22a,22b 圧縮コイルスプリング30 シリンドリカルレンズ 40 スクリーン P パターン S シリンドリカルレンズを用いた測量機

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光軸上にシリンドリカルレンズが設けら
    れた測量機において、該測量機内に配設される枠筒と、
    前記シリンドリカルレンズを一体に保持する支持枠と、
    該支持枠を前記枠筒に軸支する揺動軸と、前記支持枠に
    形成された軸孔と、前記枠筒に形成されたねじ孔と、前
    記軸孔及びねじ孔に螺合する調整ねじと、を備え、前記
    調整ねじを回動することによって、前記支持枠を前記シ
    リンドリカルレンズに入射する光の方向と該シリンドリ
    カルレンズの長手方向とに直交する方向を軸として揺動
    調整可能とし、レーザ光束の適正なパターンを得ること
    を特徴とするシリンドリカルレンズを用いた測量機。
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