JP2729545B2 - ハロゲン化銀カラー写真感光材料用の処理液及びそれを用いた処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀カラー写真感光材料用の処理液及びそれを用いた処理方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はハロゲン化銀カラー写真
感光材料(以下、単に感光材料ということあり。)の処
理に使用される処理液及びそれを用いた処理方法に関
し、特にホルムアルデヒド蒸気圧が低減され、色素画像
の安定化に優れた処理液及びそれを用いた処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般にハロゲン化銀カラー写真感光材料
の処理の基本工程は、発色現像工程と脱銀工程である。
発色現像工程では発色現像主薬により露光されたハロゲ
ン化銀が還元されて銀を生ずるとともに、酸化された発
色現像主薬は発色剤(カプラー)と反応して色素画像を
与える。次の脱銀工程においては、漂白剤と通称される
酸化剤の作用により、発色現像工程で生じた銀が酸化さ
れ、しかるのち、定着剤と通称される銀イオンの錯イオ
ン形成剤によって溶解される。この脱銀工程を経ること
によって、カラー感光材料には色素画像のみができあが
る。
【0003】通常は、これらの工程の後、水洗処理が行
われ、不要の処理液成分が除去される。カラーペーパー
や反転カラーペーパーの場合には、以上で処理が終了し
乾燥工程へと進むのが一般的であるが、カラーネガフィ
ルムやカラー反転フィルムの処理においては、この他に
安定化工程が必要である。これらの処理の最終工程にあ
る安定浴には、ホルマリン(ホルムアルデヒド37%水
溶液)が使用されており、その目的が処理後の感光材料
中の残存マゼンタカプラーに起因するマゼンタ色素の褪
色防止であることは周知のとおりである。このようなホ
ルマリンを含有する安定浴の調製の際や安定液の付着し
た感光材料の乾燥の際には、若干のホルムアルデヒドの
蒸気が発生する。
【0004】ホルムアルデヒドの吸入は人体に有害であ
ることが知られており、日本産業衛生学会はホルムアル
デヒドの作業環境許容濃度として0.5ppmを勧告し
ている。このため、作業環境改善の観点から安定浴中の
ホルムアルデヒド濃度の低減やホルマリン代替物への転
換の努力がなされて来ている。
【0005】ホルマリン代替物としては、例えば特開昭
63−244036号公報には、ヘキサメチレンテトラ
ミン系化合物が記載されている。この化合物を用いれ
ば、確かにホルムアルデヒド蒸気圧は減少するが、本来
の目的であるマゼンタ色素の褪色防止能が不十分で室温
でも数週間で顕著な褪色が発生する。
【0006】また、米国特許第4786583号、同4
859574号明細書等に尿素やグアニジン、メラミン
等のN−メチロール化合物が記載されている。更に、特
開昭61−75354号、同61−42660号、同6
2−255948号、特開平1−295258号、同2
−54261号等に1−(ジヒドロキシアミノメチル)
ベンゾトリアゾール類、特開平1−230043号等に
N−(モルホリノメチル)又はN−(ピペリジノメチ
ル)ヘテロ環チオンが、特開平2−153350号にビ
ス(アルキルアミノ)メタン、ビス(アニリノ)メタン
が記載されている。
【0007】しかしながら、これらの化合物は、ホルマ
リンと比較してホルムアルデヒド蒸気圧が低減されるも
のは画像保存性が悪く、画像保存性を改良するに必要な
量を使用したものはホルマリン並みのホルムアルデヒド
蒸気圧であり、画像保存性の改良効果とホルムアルデヒ
ド蒸気圧の低減とを同時に満足させるものではなかっ
た。
【0008】しかもホルマリン並に画像保存性の改良効
果を示すためホルムアルデビドより多くのモル量を添加
した場合には、副作用が生じやすい欠点がある。このよ
うな副作用としてはステインの発生、イエロー色素、シ
アン色素や感光材料中に存在する他の色素の保存性の悪
化、感光材料に付着することによる処理済みの画像汚染
がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って、マゼンタ色素
の褪色防止能が十分で、且つホルムアルデヒド蒸気圧を
低くする技術の開発が強く望まれていた。即ち、本発明
の第一の目的は、人体に有害な化合物を実質的に放出し
ない処理液を提供することである。更に、本発明の第二
の目的は、安全で且つ処理後の感光材料の画像保存性に
優れた処理方法を提供することである。また、本発明の
第三の目的は、画像保存性に優れ、且つ処理液の濁りや
沈殿生成等の弊害が発生しない優れた処理方法を提供す
ることである。また、本発明の第四の目的は、低コスト
で、且つ画像保存性に優れた処理方法を提供することで
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究し
た結果、下記一般式(I)で表される化合物の少なくと
も一種と下記一般式(A)で表わされる化合物の少なく
とも一種を含有する処理液によって、またこれらを含有
する処理液でハロゲン化銀カラー写真感光材料を処理す
ることによって上記目的が達成できることがわかった。 一般式(I)
【0011】
【化5】
【0012】(上記一般式(I)において、Xは、含窒
素ヘテロ芳香環を形成するのに必要な非金属原子群を表
す。) 一般式(A)
【0013】
【化6】
【0014】(上記一般式(A)において、X0は含窒
素ヘテロ芳香環で且つ非縮合の単環を形成するのに必要
な非金属原子群を表わす。Ra及びRbは同一でも異な
ってもよく、それぞれアルキル基またはアルケニル基を
表わす。RaとRbは互いに結合して4〜8環を形成し
てもよい。)
【0015】一般式(I)で表される化合物と一般式
(A)で表される化合物との併用は、一般式(A)で表
される化合物単独と比較しても本発明の効果は極めて大
きいものである。本発明の処理液は、ホルムアルデヒド
蒸気圧が大巾に低減された作業環境を提供できるもので
あり、あらゆる感光材料の処理に使用することができ
る。
【0016】以下に、本発明の化合物を更に詳細に説明
する。一般式(I)において、Xは含窒素ヘテロ芳香環
を形成するのに必要な非金属原子群を表わし、この結果
得られる含窒素ヘテロ芳香環としては、例えば、ピロー
ル環、ピラゾール環、イミダゾール環、トリアゾール
環、テトラゾール環、これらの環にベンゼンが縮環した
環(例えば、インダゾール環、インドール環、イソイン
ドール環、ベンツイミダゾール環、ベンツトリアゾール
環)、ヘテロ環が縮環した環(例えば、プリン環)、脂
環が縮環した環(例えば、4,5,6,7−テトラヒド
ロインダゾール環)などが挙げられる。これらの含窒素
ヘテロ芳香環は置換基を有してもよく、これらの置換基
としては、例えば、アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、n−プロピル、ブチル、シクロプロピル、ヒドロキ
シメチル、メトキシメチル)、アルケニル基(例えば、
アリル)、アリール基(例えば、フェニル、4−ter
t−ブチルフェニル)、ヘテロ環基(例えば、5−ピラ
ゾリル、4−ピラゾリル)、ハロゲン原子(例えば、塩
素、臭素、弗素)、ニトロ基、シアノ基、スルホ基、カ
ルボキシル基、ホスホ基、アシル基(例えば、アセチ
ル、ベンゾイル、プロパノイル)又はスルホニル基(例
えば、メタンスルホニル、オクタンスルホニル、ベンゼ
ンスルホニル、トルエンスルホニル)、スルフィニル基
(例えば、ドデカンスルフィニル)、アシルオキシ(例
えば、アセトキシ)、アルコキシカルボニル基(例え
ば、メトキシカルボニル、ブトキシカルボニル)、カル
バモイル基(例えば、カルバモイル、N−エチルカルバ
モイル)、スルファモイル基(例えば、スルファモイ
ル、N−エチルスルファモイル)、アミノ基、アルキル
アミノ基(例えば、メチルアミノ、ジメチルアミノ)、
アシルアミノ基(例えば、アセチルアミド、ベンゾイル
アミド)、スルホンアミド基(例えば、メタンスルホン
アミド)、イミド基(例えば、スクシンイミド)、ウレ
イド基(例えば、メチルウレイド)、スルファモイルア
ミノ基(例えば、N−メチルスルファモイルアミノ)、
ウレタン基(例えば、メトキシカルボニルアミノ)、ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ)、アルキル
チオ基(例えば、メチルチオ、オクチルチオ、ヒドロキ
シアルキルチオ)、アリールオキシ基(例えば、フェノ
キシ)、アリールチオ基(例えば、フェニルチオ)、ヘ
テロ環チオ基(例えば、ベンゾチアゾリルチオ)、ヘテ
ロ環オキシ基(1−フェニルテトラゾール−5−オキ
シ)が挙げられる。
【0017】一般式(I)で表される化合物のうち、炭
素数の総和が20以下のものが好ましく、より好ましく
は15以下、更に好ましくは10以下である。また、X
によって形成される含窒素ヘテロ芳香環は非縮合の単環
が好ましく、更に好ましくはピラゾール環、トリアゾー
ル環である。トリアゾール環である場合は1,2,4−
トリアゾール環である場合が好ましい。これらの環は無
置換のもの、またはアルキル基、アルケニル基、アルコ
キシ基、アルキルチオ基、ハロゲン原子、アミド基から
選択された基が置換されたものが好ましい。特に好まし
くは、無置換のものである。以下に、本発明の一般式
(I)で表される化合物の具体例を示すが、本発明はこ
れらに限定されるものではない。
【0018】
【化7】
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】これらの化合物は市販されており、容易に
入手することができる。
【0024】一般式(A)においてX0 は含窒素ヘテロ
芳香環を形成するのに必要な非金属原子群を表わし、こ
の結果得られる含窒素ヘテロ芳香環としては、上述した
Xで形成される含窒素ヘテロ芳香環として列記したもの
が挙げられる。これらの含窒素ヘテロ芳香環も置換基を
有してもよく、これらの置換基としても、Xで形成され
る含窒素ヘテロ芳香環が有してもよい置換基として列記
したものが挙げられる。
【0025】RaおよびRbは同一でも異なってもよ
く、それぞれアルキル基(例えば、メチル、エチル、n
−プロピル、ブチル、シクロプロピル、ヒドロキシエチ
ル、メトキシエチル)およびアルケニル基(例えば、ア
リル)を表わす。これらの基は置換基で置換されていて
もよく、例えば上記Xによって形成された環に置換して
もよい基として列記した置換基や、更にヒドロキシル
基、トリアルキルシリル基などが挙げられる。RaとR
bは互いに結合して4〜8員環を形成してもよい。Ra
とRbが互いに結合して4〜8員環を形成する場合に
は、RaおよびRbのアルキル基、アルケニル基が直接
結合してもよいし、酸素原子、窒素原子、硫黄原子等を
介して結合してもよい。代表例としては、ピロリジン
環、ピペリジン環、モルホリン環、ピペラジン環、ピロ
リン環、ピロール環、イミダゾール環、イミダゾリン
環、イミダゾリジン環、1、4−オキサジン環、1、4
−チアジン環、アゼチジン環などが挙げられる。これら
の環も上記Raの基が置換してもよい基として列記した
置換基で置換していてもよい。
【0026】 一般式(A)で表される化合物のうち、
X0によって形成される含窒素ヘテロ芳香環は非縮合の
単環であり、好ましくはピラゾール環、トリアゾール環
である。トリアゾール環である場合は1,2,4−トリ
アゾール環である場合が好ましい。これらの含窒素ヘテ
ロ芳香環は無置換のもの、またはアルキル基、アルケニ
ル基、アルコキシ基、アルキルチオ基、ハロゲン原子、
アミド基から選択された基で置換されたものが好まし
い。特に好ましくは、無置換のものである。一方、Ra
及びRbは−N(Ra)(Rb)に対応する下記一般式
(II)で示される二級アミンのうち酸解離定数pKa
(室温(約25℃以下)下、水中での値)が8以上にな
るような二級アミンでのRa及びRbであることが好ま
しい。 一般式(II)
【0027】
【化12】
【0028】以下に、一般式(II)で表される化合物の
具体例及びそのpKaを示すが、これらに限定されるも
のではない。
【0029】
【化13】
【0030】
【化14】
【0031】
【化15】
【0032】
【化16】
【0033】RaおよびRbの内、より好ましいものは
RaとRbが互いに結合して5〜6員環を形成した場合
であり、更に好ましいものは5〜6員の飽和環を形成し
た場合であり、この形成された環がピロリジン環、ピペ
リジン環、モルホリン環、ピペラジン環である場合は特
に好ましく、ピペラジン環を形成する場合が最も好まし
い。一般式(A)で表される化合物のうち、本発明の効
果の点で優れたものは下記一般式(A−I)で表すこと
ができる。 一般式(A−I)
【0034】
【化17】
【0035】 上記一般式(A−I)において、X0は
一般式(A)で定義したX0を表し、X0’はX0と同
じ意味を表す。一般式(A)で表される化合物は、水溶
性であることが好ましく、総炭素数では30以下である
ことが好ましく、更に好ましくは20以下、特に好まし
くは16以下である。以下に、本発明の一般式(A)で
表される化合物の具体例を示すが、本発明はこれらに限
定されるものではない。また、A−21、A−50、A
−52、A−55、A−56、A−60、A−65〜6
8、A−71及びA−73は参考例である。
【0036】
【化18】
【0037】
【化19】
【0038】
【化20】
【0039】
【化21】
【0040】
【化22】
【0041】
【化23】
【0042】
【化24】
【0043】
【化25】
【0044】
【化26】
【0045】
【化27】
【0046】
【化28】
【0047】本発明の一般式(A)で表される化合物
は、J. Org. Chem.,vol.35,P883(1970年)、Chem. Be
r.,vol.85,P820(1952 年)、米国特許第4,599,427 号等
に記載の方法、またはそれに準じた方法で合成すること
ができる。以下に本発明の化合物の代表的な合成例を示
す。
【0048】合成例1(化合物 A−22) 撹拌器、温度計及び冷却管のついた500mlの三口フ
ラスコにピラゾール68g、メタノール80mlを加
え、50℃で加熱撹拌した。これに95%パラホルムア
ルデヒド31.6g、28%のNaOCH3 含有メタノ
ール0.67g及びメタノール70mlの混合液を滴下
し、50℃で1時間加熱撹拌した。この三口フラスコを
水冷し、ピペラジンの6水和物97.1gを少量づつ添
加した後、約1時間撹拌した。反応液をロ過し、そのロ
液を減圧濃縮した。得られた濃縮物を酢酸エチルエステ
ル300mlとn−ヘキサン50mlの混合溶媒で晶析
し、無色の結晶として化合物(A−22)を得た。(収
量;100g、融点;109〜112℃)化学構造は、
元素分析、各種スペクトルで確認した。
【0049】合成例2(化合物 A−23) 撹拌器、温度計及び冷却管のついた500mlの三口フ
ラスコに1,2,4−トリアゾール69.1g、メタノ
ール170mlを加え、50℃で加熱撹拌した。これに
95%パラホルムアルデヒド31.6g、28%のNa
OCH3 含有メタノール0.67g及びメタノール67
mlの混合液を滴下し、50℃で1時間加熱した。この
三口フラスコを水冷し、ピペラジンの6水和物97.1
gを少量づつ添加した後、約1時間撹拌した。この時、
反応の進行とともに結晶が析出する。反応後、水冷し、
析出した結晶をロ過して取り出し、冷却したメタノール
で水洗することによって無色の結晶として化合物(A−
23)を得た。(収量;103g、融点;205〜20
9℃)化学構造は、元素分析、各種スペクトルで確認し
た。他の化合物も同様に合成することができる。
【0050】一般式(A)で表される化合物の含有量
は、処理液1リットル当り1.0×10-4〜0.5モル
が好ましく、更に好ましくは0.001〜0.1モルで
あり、より好ましくは0.001〜0.03モルであ
る。一般式(I)で表される化合物の含有量は、一般式
(A)で表される化合物1モルに対し、0.01〜10
0モルが好ましく、より好ましくは0.1〜20モル、
最も好ましくは1〜10モルである。本発明の一般式
(A)で表される化合物は水溶液中では部分的に加水分
解を生じることがある。本発明の処理液中においてはこ
れらの加水分解物や更にはこれらの縮合体等を含有して
も構わない。この様な化合物として以下のようなものが
ある。
【0051】
【化29】
【0052】式中、X0、Ra及びRbは一般式(A)
で定義した基を表す。X0’はX0と同義である。本発
明において好ましい一般式(A−I)で表される化合物
においては、以下のようなものがある。
【0053】
【化30】 式中、X0及びX0’は一般式(A−I)で定義した基
を表す。
【0054】一般式(I)で表される化合物と、一般式
(A)で表される化合物とを処理液中に含有させるに
は、一般式(I)で表される化合物と、一般式(A)で
表される化合物とを処理液中に添加することによって達
成できるが、以下の方法によっても同様に一般式(I)
で表される化合物と、一般式(A)で表される化合物と
を処理液中に含有させることができる。
【0055】 ホルムアルデヒド、ホルマリン、パラ
ホルムアルデヒド等のホルムアルデヒド誘導体、一般式
(I)で表される化合物及び一般式(II)で表される化
合物を処理液中に添加することによって液中で生じた一
般式(A)で表される化合物と過剰に添加した一般式
(I)で表される化合物を存在させる。 一般式
(I)で表される化合物のN−メチロール体と、一般式
(II)で表される化合物及び一般式(I)で表される化
合物を処理液中に添加して調合する。この場合も、一般
式(I)で表される化合物のN−メチロール体と一般式
(II)で表される化合物が液中で反応して一般式(A)
の化合物を生じる。 一般式(II)で表される化合物
のN−メチロール体と、これと当モル以上の一般式
(I)で表される化合物を処理液中に添加して調合す
る。 上記〜で一度水溶液状態で得られたものを
処理液に添加する。などの多くの方法があり、本発明に
おいては何れの方法を用いても構わない。
【0056】これらのうち、は最も簡便で製造コスト
も低く、有用であり好ましい。上記反応において、一般
式(II)で表される化合物が二級アミンとして1当量
(1分子中に1つの二級アミンを有する)の場合にはホ
ルムアルデヒド、一般式(I)で表される化合物、一般
式(II)で表される化合物がそれぞれ1モルずつ反応し
て一般式(A)で表される化合物を生成する。例えば、
において、一般式(II)で表される化合物としてII−
21を用い、一般式(I)で表される化合物としてI−
4を用いた場合、ホルムアルデヒド、II−21、I−4
が1モルずつ反応し、A−26が1モルの割合で生成す
る。この場合、本発明の態様にするには、少なくともホ
ルムアルデヒドよりも一般式(I)で表される化合物を
過剰に(1.01〜100倍モル)添加すればよい。ま
た、一般式(II)で表される化合物は、好ましくはホル
ムアルデヒドよりも過剰に添加することが好ましく、従
って、一般式(I)で表される化合物は、一般式(II)
で表される化合物よりも過剰に添加することが好まし
い。同様に、ホルムアルデヒドと一般式(I)あるいは
一般式(II)の化合物があらかじめ反応してN−メチロ
ール体となった場合が、それぞれ及びであり、やは
り一般式(I)の化合物を過剰に添加する必要がある。
【0057】また、一般式(II)の化合物が1分子あた
り2つの二級アミンを有する場合、すなわち2当量の場
合には、1当量の場合に比べ一般式(II)の化合物は、
半分のモル数でよく、例えば、II−22を用いた場合に
は、ホルムアルデヒド、II−22、I−4がそれぞれ2
モル、1モル、2モルで反応しA−35が1モルの割合
で生成する。従って、本発明の態様にするには、少なく
ともホルムアルデヒドに対して一般式(I)で表される
化合物を過剰に(1.01〜100倍モル)添加すれば
よい。また、一般式(II)で表される化合物は、好まし
くはホルムアルデヒドに対して1/2モル以上添加する
ことが好ましく、従って一般式(I)で表される化合物
は、一般式(II)で表される化合物に対して2.02〜
200倍モル添加すればよい。
【0058】本発明の処理液は感光材料の処理工程のう
ち、どの工程に用いてもよい。本発明の処理液とは、本
発明のそれぞれの化合物を含有させることで、発色現像
により形成された色素画像を安定化させる効果(特に、
マゼンタ色素の経時による褪色を防止する効果)を有す
る処理液を言い、補充液も包含するものである。好まし
くは、発色現像後に使用される処理液であり、具体的に
は、漂白液、漂白定着液、定着液、停止液、調整液、水
洗液、リンス液及び安定液等であり、より好ましくは安
定液、停止液、調整液及び漂白液である。さらに好まし
くは、安定液、調整液及び漂白液であり、特に好ましく
は安定液である。本発明のそれぞれの化合物は、各工程
の補充液に添加してもよく、本発明の好ましい態様であ
る。本発明における補充液とは、連続処理時によりその
処理液の組成を維持するために補充する処理液である。
本発明のそれぞれの補充液は、感光材料の処理や自動現
像機内での経時中の劣化によって減少する化合物の処理
液への補給と、逆に処理によって感光材料から溶出する
化合物の濃度をコントロールすることにより、性能を一
定に保つように調整される。従って、減少する化合物は
処理液よりも高濃度に、また後者の化合物は低濃度にす
る。また、処理や経時により濃度変化を起こしにくい化
合物は、通常処理液とほぼ同濃度で含有される。
【0059】以下、本発明の化合物を添加することので
きる処理液及び本発明の処理液を用いた処理方法におい
て使用されるその他の処理液について説明する。なお、
安定液以外に本発明の化合物を使用する場合には、安定
液には本発明の化合物を含有しなくてもよく、その場合
にはその処理液自体はカラー画像の安定化効果を有しな
くので安定液なる呼称は適当でないが、便宜上以下同一
に呼称する。
【0060】まず、本発明のそれぞれの化合物を含有す
るのに好ましい安定液及び調整液について説明する。本
発明における安定液とは、従来カラーネガフイルムやカ
ラー反転フイルムの最終処理工程に用いられている安定
液や水洗代替安定液であり、最終工程が水洗工程やリン
ス工程の場合のその前浴の安定化工程に用いられている
安定液も包含するものであるが、最終工程で使用するの
が好ましい。
【0061】安定液には、処理後の感光材料の乾燥時の
水滴ムラを防止するため、種々の界面活性剤を含有する
ことが好ましい。これらの界面活性剤としては、ポリエ
チレングリコール型非イオン性界面活性剤、ポリグリセ
ロール型非イオン性界面活性剤、多価アルコール型非イ
オン性界面活性剤、アルキルベンゼンスルホン酸塩型ア
ニオン性界面活性剤、高級アルコール硫酸エステル塩型
アニオン性界面活性剤、アルキルナフタレンスルホン酸
塩型アニオン性界面活性剤、4級アンモニウム塩型カチ
オン性界面活性剤、アミン塩型カチオン性界面活性剤、
アミノ塩型両性界面活性剤、ベタイン型両性界面活性剤
があるが、ノニオン性界面活性剤を用いるのが好まし
く、特にアルキルフェノールエチレンオキサイド付加
物、アルキルフェノール・グリシドール付加物が好まし
い。アルキルフェノールとしては特にオクチル、ノニ
ル、ドデシル、ジノニルフェノールが好ましく、またエ
チレンオキサイドの付加モル数としては特に8〜14が
好ましい。また、グリシドールの付加モル数としては、
5〜12が、特に6〜9が好ましい。さらに消泡効果の
高いシリコン系界面活性剤を用いることも好ましい。好
ましい界面活性剤としては、p−ノニルフェニル−ポリ
(エチレンオキサイド)(平均重合度10)、p−オク
チルフェニル−ポリ(エチレンキサイド)(平均重合度
8)、p−ノニルフェニル−ポリ(グリコシド)(平均
重合度7)などがあげられる。
【0062】また安定液には、水アカの発生や処理後の
感光材料に発生するカビの防止のために、種々の防バク
テリア剤、防カビ剤を含有させることが好ましい。これ
らの防バクテリア剤、防カビ剤の例としては特開昭57
−157244号及び同58−105145号に示され
るようなチアゾリルベンゾイミダゾール系化合物、特開
昭57−8542号に示されるような1,2−ベンズイ
ソチアゾロン−3−オン等のイソチアゾロン系化合物、
トリクロロフェノールに代表されるようなクロロフェノ
ール系化合物、プロモフェノール系化合物、有機スズや
有機亜鉛化合物、酸アミド系化合物、ダイアジンやトリ
アジン系化合物、チオ尿素系化合物、ベンゾトリアゾー
ル系化合物、1,1−イミノジ(オクタメチレン)ジグ
アニジウムトリアセテート、ポリヘキサメチレンビグア
ニジン塩酸塩等のアルキルグアニジン化合物、ベンズア
ルコニウムクロライドに代表されるような4級アンモニ
ウム塩、スルファニルアミド、スルファピリジン等のサ
ルファ剤、ペニシリンに代表されるような抗生物質等、
ジャーナル・アンティバクテリア・アンド・アンティフ
ァンガス・エイジェント(J.Antibact.An
tifung.Agents) Vol 1.No.
5,p.207〜223(1983)に記載の汎用の防
バイ剤等が挙げられるこれらは2種以上併用してもよ
い。また、特開昭48−83820号記載の種々の殺菌
剤も用いることができる。これらの防バクテリア剤、防
カビ剤は単独で用いてもよく、また複数のものを併用す
るのも好ましい。
【0063】また安定液には、各種キレート剤を含有さ
せることが好ましい。好ましいキレート剤としては、マ
ロン酸、クエン酸、グリコール酸のようなカルボン酸
類、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン五
酢酸などのアミノポリカルボン酸や1−ヒドロキシエチ
リデン−1,1−ジホスホン酸、エチレンジアミン四酢
酸、ジエチレントリアミン−N,N,N’,N’−テト
ラメチレンホスホン酸などの有機ホスホン酸、あるい
は、欧州特許345172A1に記載の無水マレイン酸
ポリマーの加水分解物などをあげることができる。
【0064】また、本発明の化合物の他に色素画像を安
定化させる化合物、例えば、ヘキサメチレンテトラミン
及びその誘導体、ヘキサヒドロトリアジン及びその誘導
体、ジメチロール尿素、有機酸やpH緩衝剤を併用して
もよい。pH緩衝剤としてはイミダゾール等のイミダゾ
ール化合物、トリエタノールアミン、ジエタノールアミ
ン等のアルカノールアミンと有機酸との組み合わせが処
理汚れを発生しにくい点で好ましい。また、その他必要
に応じて塩化アンモニウムや亜硫酸アンモニウム等のア
ンモニウム化合物、Bi、Alなどの金属化合物、蛍光
増白剤、硬膜剤、米国特許4786583号に記載のア
ルカノールアミンや、後述の定着液や漂白定着液に含有
することができる保恒剤を含有させることも好ましい。
これらの内、特開平1−231051号明細書に記載の
スルフイン酸化合物(例えば、ベンゼンスルフイン酸、
トルエンスルフイン酸、あるいはこれらのナトリウム、
カリウム等の塩)が好ましく、これらの添加量としては
安定液1リットルあたり1×10−5〜1×10−3モ
ルが好ましく、特に3×10−5〜5×10−4モルが
より好ましい。安定液としては、pHは通常4〜10の
範囲で用いられるが、6〜9が好ましい。安定液の補充
量は処理される感光材料1m2当り200〜1500m
l好ましく、300〜800mlが更に好ましく、特に
300〜600mlがより好ましい。安定液の処理温度
としては30〜45℃が好ましい。また、処理時間は短
い場合において本発明の効果が顕著となり10秒〜2
分、更に15〜70秒、特に10〜60秒が好ましい。
更に、10秒〜25秒において最も効果が顕著となるの
で好ましく、画像保存性を劣化させることなく短時間処
理を行うことが可能である。
【0065】調整液とは漂白促進液といわれることもあ
る処理液である。調整液としては、本発明の化合物以外
には、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレントリアミン
五酢酸、1,3−ジアミノプロパン四酢酸、シクロヘキ
サンジアミン四酢酸のようなアミノポリカルボン酸キレ
ート剤;亜硫酸ナトリウム、亜硫酸アンモニウムのよう
な亜硫酸塩及びチオグリセリン、アミノエタンチオー
ル、スルホエタンチオールなど漂白液のところで説明す
る各種漂白促進剤を含有させることができる。またスカ
ム防止の目的で、米国特許4,839,262号に記載
のエチレンオキシドで置換された脂肪酸のソルビタンエ
ステル類、米国特許4,059,446号及びリサーチ
・ディスクロージャー誌191巻、19104(198
0)に記載されたポリオキシエチレン化合物等を含有さ
せることが好ましい。これらの化合物は、調整液1リッ
トル当たり0.1g〜20gの範囲で使用することがで
きるが、好ましくは1g〜5gの範囲である。調整浴の
pHは、通常3〜11の範囲で用いられるが、好ましく
は4〜9、更に好ましくは4.5〜7である。調整浴で
の処理時間は、20秒〜5分であることが好ましい。よ
り好ましくは20秒〜100秒であり、最も好ましくは
20秒〜60秒である。また、調整浴の補充量は、感光
材料1m2 当たり30ml〜3000mlが好ましいが、特
に50ml〜1500mlであることが好ましい。調整浴の
処理温度は20℃〜50℃が好ましいが、特に30℃〜
40℃であることが好ましい。
【0066】通常、ハロゲン化銀カラー写真感光材料は
像様露光を施した後、ネガ型及び直接ポジ型の感光材料
は、発色現像を行い、反転ポジ型の感光材料は、黒白現
像、反転処理等を経てから発色現像を行う。本発明に使
用することのできる発色現像液は、芳香族第一級アミン
カラー現像主薬を主成分として含有するアルカリ水溶液
である。好ましいカラー現像主薬はp−フェニレンジア
ミン誘導体であり、代表例を以下に示すがこれらに限定
されるものではない。 D−1 N,N−ジエチル−p−フェニレンジアミン D−2 2−メチル−N,N−ジエチル−p−フェニレ
ンジアミン D−3 4−[N−エチル−N−(β−ヒドロキシエチ
ル)アミノ]アニリン D−4 2−メチル−4−[N−エチル−N−(β−ヒ
ドロキシエチル)アミノ]アニリン D−6 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
[β−(メタンスルホンアミド)エチル]アニリン D−7 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−メ
トキシエチルアニリン D−8 4−アミノ−3−メチル−N−エチル−N−
(4−ヒドロキシブチル)アニリン 上記のp−フェニレンジアミン誘導体のうち特に好まし
くは、D−4及びD−6である。また、これらのp−フ
エニレンジアミン誘導体は硫酸塩、塩酸塩、亜硫酸塩、
p−トルエンスルホン酸塩などの塩であってもよい。芳
香族第一級アミンカラー現像主薬の使用量は、発色現像
液1リットル当り0.001〜0.1モルの濃度が好ま
しく、より好ましくは0.01〜0.06モルの濃度で
ある。
【0067】また発色現像液には保恒剤として、亜硫酸
ナトリウム、亜硫酸カリウム、重亜硫酸ナトリウム、重
亜硫酸カリウム、メタ亜硫酸ナトリウム、メタ亜硫酸カ
リウム等の亜硫酸塩や、カルボニル亜硫酸付加物を必要
に応じて添加することができる。これらの保恒剤の好ま
しい添加量は、発色現像液1リットル当り0.5〜10
g、さらに好ましくは1〜5gである。また、前記芳香
族第一級アミンカラー現像主薬を直接、保恒する化合物
として、特開昭63−5341号や同63−10665
5号に記載の各種ヒドロキシルアミン類(中でもスルホ
基やカルボキシ基を有する化合物が好ましい。)、特開
昭63−43138号に記載のヒドロキサム酸類、同6
3−146041号に記載のヒドラジン類やヒドラジド
類、同63−44657および同63−58443号に
記載のフエノール類、同63−44656号に記載のα
−ヒドロキシケトン類やα−アミノケトン類、同63−
36244号記載の各種糖類などを挙げることができ
る。また、上記化合物と併用して、特開昭63−423
5号、同63−24254号、同63−21647号、
同63−146040号、同63−27841号および
同63−25654号等に記載のモノアミン類、同63
−30845号、同63−14640号、同63−43
139号等に記載のジアミン類、同63−21647
号、同63−26655号および同63−44655号
に記載のポリアミン類、同63−53551号に記載の
ニトロキシラジカル類、同63−43140号及び同6
3−53549号に記載のアルコール類、同63−56
654号に記載のオキシム類および同63−23944
7号に記載の3級アミン類を使用することができる。そ
の他保恒剤として、特開昭57−44148号および同
57−53749号に記載の各種金属類、同59−18
0588号に記載のサリチル酸類、同54−3582号
に記載のアルカノールアミン類、同56−94349号
に記載のポリエチレンイミン類、米国特許第3,74
6,544号に記載の芳香族ポリヒドロキシ化合物等を
必要に応じて含有しても良い。特に芳香族ポリヒドロキ
シ化合物の添加が好ましい。
【0068】本発明に使用される発色現像液は、好まし
くはpH9〜12、より好ましくは9〜11.0であ
る。上記pHを保持するためには、各種緩衝剤を用いる
のが好ましい。緩衝剤の具体例としては、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カリウ
ム、リン酸三ナトリウム、リン酸三カリウム、リン酸二
ナトリウム、リン酸二カリウム、ホウ酸ナトリウム、ホ
ウ酸カリウム、四ホウ酸ナトリウム(ホウ砂)、四ホウ
酸カリウム、o−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム(サリ
チル酸ナトリウム)、o−ヒドロキシ安息香酸カリウ
ム、5−スルホ−2−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム
(5−スルホサリチル酸ナトリウム)、5−スルホ−2
−ヒドロキシ安息香酸カリウム(5−スルホサリチル酸
カリウム)などを挙げることができる。緩衝剤の添加量
は、発色現像液1リットル当り0.1モル以上であるこ
とが好ましく、特に0.1〜0.4モルであることが特
に好ましい。
【0069】その他、発色現像液中にはカルシウムやマ
グネシウムの沈澱防止剤として、あるいは発色現像液の
安定性向上のために、各種キレート剤を用いることが好
ましい。キレート剤としては有機酸化合物が好ましく、
例えばアミノポリカルボン酸類、有機ホスホン酸類、ホ
スホノカルボン酸類をあげることができる。これらの代
表例としてはジエチレントリアミン五酢酸、エチレンジ
アミン四酢酸、N,N,N−トリメチレンホスホン酸、
エチレンジアミン−N,N,N’,N’−テトラメチレ
ンホスホン酸、トランスシクロヘキサンジアミン四酢
酸、1,2−ジアミノプロパン四酢酸、ヒドロキシエチ
ルイミノジ酢酸、グリコールエーテルジアミン四酢酸、
エチレンジアミンオルトヒドロキシフエニル酢酸、2−
ホスホノブタン−1,2,4−トリカルボン酸、1−ヒ
ドロキシエチリデン−1,1−ジホスホン酸、N,N’
−ビス(2−ヒドロキシベンジル)エチレンジアミン−
N,N’−ジ酢酸などが挙げられる。これらのキレート
剤は必要に応じて2種以上併用してもよい。キレート剤
の添加量は発色現像液中の金属イオンを封鎖するのに充
分な量であればよく、例えば発色現像液1リットル当り
0.1g〜10g程度である。
【0070】発色現像液には、必要により任意の現像促
進剤を添加することができる。しかしながら、本発明に
おける発色現像液は、公害性、調液性および色汚染防止
の点で、ベンジルアルコールを実質的に含有しない場合
が好ましい。ここで「実質的に」とは発色現像液1リッ
トル当り2ml以下、好ましくは全く含有しないことを
意味する。その他の現像促進剤としては、特公昭37−1
6088号、同37−5987号、同38−7826
号、同44−12380号、同45−9019号、米国
特許第3,818,247号等に記載のチオエーテル系
化合物、特開昭52−49829号および同50−15
554号に記載のp−フエニレンジアミン系化合物、特
開昭50−137726号、特公昭44−30074
号、特開昭56−156826号、同52−43429
号等に記載の4級アンモニウム塩類、米国特許第2,4
94,903号、同第3,128,182号、同第4,
230,796号、同第3,253,919号、特公昭
41−11431号、米国特許第2,482,546
号、同第2,596,926号、同第3,582,34
6号等に記載のアミン系化合物、特公昭37−1608
8号、同42−25201号、米国特許第3,128,
183号、特公昭41−11431号、同42−238
83号、米国特許第3,532,501号等に記載のポ
リアルキレンオキサイド、その他1−フエニル−3−ピ
ラゾリドン類、イミダゾール類等を必要に応じて添加す
ることができる。現像促進剤の添加量は発色現像液1リ
ットル当り0.01g〜5g程度である。
【0071】本発明においては、さらに必要に応じて、
任意のカブリ防止剤を添加できる。カブリ防止剤として
は、塩化ナトリウム、臭化カリウム、沃化カリウムのよ
うなアルカリ金属ハロゲン化物および有機カブリ防止剤
が使用できる。有機カブリ防止剤としては、例えばベン
ゾトリアゾール、6−ニトロベンズイミダゾール、5−
ニトロイソインダゾール、5−メチルベンゾトリアゾー
ル、5−ニトロベンゾトリアゾール、5−クロロ−ベン
ゾトリアゾール、2−チアゾリル−ベンズイミダゾー
ル、2−チアゾリルメチル−ベンズイミダゾール、イン
ダゾール、ヒドロキシアザインドリジン、アデニンのよ
うな含窒素ヘテロ環化合物を代表例としてあげることが
できる。カブリ防止剤の添加量は発色現像液1リットル
当り0.001g〜1g程度である。本発明に使用され
る発色現像液には、蛍光増白剤を含有してもよい。蛍光
増白剤としては、4,4’−ジアミノ−2,2’−ジス
ルホスチルベン系化合物が好ましい。蛍光増白剤の添加
量は発色現像液1リットル当り0〜5g、好ましくは
0.1g〜4gである。また、必要に応じてアルキルス
ルホン酸、アリールスルホン酸、脂肪族カルボン酸、芳
香族カルボン酸等の各種界面活性剤を添加してもよい。
【0072】発色現像補充液には、発色現像液に含有さ
れる化合物が含まれる。発色現像補充液の役割は、感光
材料の処理や自動現像機内での経時中の劣化によって減
少する化合物の発色現像液への補給と、逆に処理によっ
て感光材料から溶出する化合物の濃度をコントロールす
ることにより、現像性能を一定に保つことである。従っ
て、前者の化合物は発色現像タンク液よりも高濃度に、
また後者の化合物は低濃度になっている。前者の化合物
としては発色現像主薬や保恒剤であり、補充液中にはタ
ンク液の1.1〜2倍量含まれる。また、後者の化合物
としてはハロゲン化物(例えば臭化カリウム)を代表と
する現像抑制剤であり、補充液中にはタンク液の0〜
0.6倍含まれる。補充液中のハロゲン化物濃度として
は通常0.006モル/リットル以下であるが、低補充
化するほど濃度を減少させる必要があり、全く含まない
場合もある。また、処理や経時により濃度変化を起こし
にくい化合物は、通常発色現像タンク液とほぼ同濃度で
含有される。この例としてはキレート剤や緩衝剤であ
る。更に、発色現像補充液のpHは、処理によるタンク
液のpH低下を防ぐ為、タンク液よりも0.05〜0.
5程度高くする。このpHの差も補充量の減少と共に大
きくする必要がある。発色現像液の補充量は、感光材料
1m2 当たり3000ml以下で行われるが、100ml〜
1500mlであることが好ましく、最も好ましくは10
0ml〜600mlである。
【0073】発色現像液での処理温度は20〜50℃が
適当であり、好ましくは30〜45℃である。処理時間
は20秒〜5分が適当であり、好ましくは30秒〜3分
20秒であり、更に好ましくは1分〜2分30秒であ
る。また、発色現像浴は必要に応じて2浴以上に分割
し、最前浴あるいは最後浴から発色現像補充液を補充
し、現像時間の短縮化や更に補充量の低減を実施しても
よい。
【0074】本発明の処理方法はカラー反転処理にも好
ましく用いうる。反転処理は、黒白現像後に、必要に応
じて反転処理を施してから、カラー現像を行う。このと
きに用いる黒白現像液としては、通常知られているカラ
ー感光材料の反転処理に用いられる黒白第1現像液と呼
ばれるもので、黒白ハロゲン化銀感光材料の処理液に用
いられている黒白現像液に添加使用されているよく知ら
れた各種の添加剤を含有させることができる。代表的な
添加剤としては、1−フエニル−3−ピラゾリドン、メ
トールおよびハイドロキノンのような現像主薬、亜硫酸
塩のような保恒剤、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウ
ム、炭酸カリウム等のアルカリからなる促進剤、臭化カ
リウムや2−メチルベンツイミダゾール、メチルベンツ
チアゾール等の無機性もしくは有機性の抑制剤、ポリリ
ン酸塩のような硬水軟化剤、微量のヨウ化物やメルカプ
ト化合物からなる現像抑制剤をあげることができる。
【0075】上記の黒白現像液又は発色現像液を用いて
自動現像機で処理を行う際、現像液(発色現像液及び黒
白現像液)が空気と接触する面積(開口面積)はできる
だけ小さい方が好ましい。例えば、開口面積(cm2 )
を現像液の体積(cm3 )で割った値を開口率とする
と、開口率は0.01(cm-1)以下が好ましく、0.
005以下がより好ましい。
【0076】現像液は再生して使用することができる。
現像液の再生とは、使用済みの現像液をアニオン交換樹
脂や電気透析を行ったり、あるいは再生剤と呼ばれる処
理薬品を加えることにより現像液の活性を上げ、再び処
理液として使用することである。現像液再生を用いた処
理としては、現像液のオーバーフロー液を再生後、補充
液とする。この場合、再生率(補充液中のオーバーフロ
ー液の割合)は、50%以上が好ましく、特に70%以
上が好ましい。再生の方法としては、アニオン交換樹脂
を用いるの好ましい。特に好ましいアニオン交換樹脂の
組成及び樹脂の再生方法に関しては、三菱化成工業
(株)発行のダイアイオン・マニュアル(I)(198
6年第14版)に記載のものをあげることができる。ま
た、アニオン交換樹脂のなかでは特開平2−952号や
特開平1−281152号に記載された組成の樹脂が好
ましい。
【0077】本発明において、発色現像された感光材料
は、脱銀処理される。ここでいう脱銀処理とは、基本的
には漂白処理と定着処理からなるが、これらを同時に行
う漂白定着処理及びこれらの処理を組み合わせて構成さ
れる。代表的な脱銀処理工程は以下のものが挙げられ
る。 漂白−定着 漂白−漂白定着 漂白−水洗−定着 漂白−漂白定着−定着 漂白定着 定着−漂白定着 特に、上記の工程のなかでも、工程、、、が好
ましく、工程については、例えば特開昭61−753
52号に開示されている。工程については特開昭61
−143755号や特願平2−216389号に開示さ
れている。また、上記の工程に適用される漂白浴、定着
浴等の処理浴の槽構成は1槽であつても2槽以上(例え
ば2〜4槽、この場合向流補充方式が好ましい)であつ
てもよい。上記の脱銀工程は発色現像後に、リンス浴、
水洗浴や停止浴等を介して行ってもよいが、ネガ型感光
材料の際には発色現像後に直ちに行うことが好ましく、
反転処理の際には発色現像後に調整浴を介して行うのが
好ましい。
【0078】漂白液には、上述したように本発明の化合
物を含有することができる。本発明の漂白液の主成分と
して含有される漂白剤としては、赤血塩、塩化第二鉄、
重クロム酸塩、過硫酸塩、臭素酸塩等の無機化合物及び
アミノポリカルボン酸第二鉄錯塩、アミノポリホスホン
酸第二鉄錯塩の一部有機系化合物を挙げることができ
る。本発明では環境保全、取い扱い上の安全性、金属の
腐食性等の点からアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩を使
用するのが好ましい。
【0079】以下に、本発明におけるアミノポリカルボ
ン酸第二鉄錯塩の具体例を挙げるが、これらに限定され
るものではない。併せて、酸化還元電位を記す。 No. 化合物 酸化還元電位 (mV vs.NHE,pH=6) 1. N−(2−アセトアミド)イミノ二酢酸第二鉄錯塩 180 2. メチルイミノ二酢酸第二鉄錯塩 200 3. イミノ二酢酸第二鉄錯塩 210 4. 1,4−ブチレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩 230 5. ジエチレンチオエーテルジアミン四酢酸第二鉄錯塩 230 6. グリコールエーテルジアミン四酢酸第二鉄錯塩 240 7. 1,3−プロピレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩 250 8. エチレンジアミン四酢酸第二鉄錯塩 110 9. ジエチレントリアミン五酢酸第二鉄錯塩 80 10. トランス−1,2−シクロヘキサンジアミン四酢酸第二鉄酸塩 80
【0080】上記における漂白剤の酸化還元電位は、ト
ランスアクシヨンズ・オブ・ザ・フアラデイ・ソサイエ
テイ(Transactions of the Faraday Society)、55巻
(1959年)、1312〜1313頁に記載してある
方法によつて測定して得られる酸化還元電位で定義され
る。本発明において、迅速処理の観点と本発明の効果を
両立して有効に発揮する観点から酸化還元電位が150
mV以上の漂白剤が好ましく、より好ましくは酸化還元
電位が180mV、最も好ましくは200mV以上の漂
白剤である。酸化還元電位が高すぎると漂白カブリを生
じることから上限としては700mV以下、好ましくは
500mV以下である。これらのなかでも、特に好まし
いのは、化合物No. 7の1,3−プロピレンジアミン四
酢酸第二鉄錯塩である。
【0081】アミノポリカルボン酸第二鉄錯塩は、ナト
リウム、カリウム、アンモニウム等の塩で使用するが、
アンモニウム塩が最も漂白の速い点で好ましい。漂白液
での漂白剤の使用量は、漂白液1リットル当り好ましく
は0.01〜0.7モルであり、処理の迅速化や経時ス
テインの低減の上で0.15〜0.7モルが好ましい。
特に好ましいのは0.30〜0.6モルである。また漂
白定着液での漂白剤の使用量は漂白定着液1リットル当
り0.01〜0.5モルであり、好ましくは0.02〜
0.2モルである。また、本発明において、酸化剤は単
独で使用しても2種以上併用してもよく、2種以上併用
する場合は、合計で上記濃度範囲となるようにすればよ
い。なお、漂白液でアミノポリカルボン酸第二鉄錯塩を
使用する場合、前述のような錯塩の形で添加することも
できるが、錯形成化合物であるアミノポリカルボン酸と
第二鉄塩(例えば、硫酸第二鉄、塩化第二鉄、硝酸第二
鉄、硫酸第二鉄アンモニウム、燐酸第二鉄)とを共存さ
せて処理液中で錯塩を形成させてもよい。この錯形成に
よる場合は、アミノポリカルボン酸を、第二鉄イオンと
の錯形成に必要とする量よりもやや過剰に添加してもよ
く、過剰に添加するときには通常0.01〜10%の範
囲で過剰にすることが好ましい。
【0082】上記のような漂白液は、一般的にpH2〜
7.0で使用される。処理の迅速化を図る上では、漂白
液においてpHを2.5〜5.0が好ましく、更に好ま
しくは3.0〜4.8、特に好ましくは3.5〜4.5
とするのがよく、補充液は、通常2.0〜4.2として
用いるのがよい。本発明において、pHを前記領域に調
節するには、公知の酸を使用することができる。このよ
うな酸としては、pKa2〜5.5の酸が好ましい。本
発明におけるpKaは酸解離定数の逆数の対数値を表わ
し、イオン強度0.1モル/dm、25℃で求められた
値を示す。漂白液にpKaが2.0〜5.5の範囲にあ
る酸を0.5モル/リットル以上含有させることが、漂
白カブリや低温経時による補充液の沈澱を防止すること
ができることから好ましい。このpKa2.0〜5.5
の酸としては、リン酸などの無機酸、酢酸、マロン酸、
クエン酸等の有機酸のいずれであつてもよいが、上記の
改良により効果を有効に示すpKa2.0〜5.5の酸
は有機酸である。また、有機酸にあつてもカルボキシル
基を有する有機酸が特に好ましい。pKaが2.0〜
5.5の有機酸は一塩基性酸であつても多塩基性酸であ
つてもよい。多塩基性酸の場合、そのpKaが上記2.
0〜5.5の範囲にあれば金属塩(例えばナトリウムや
カリウム塩)やアンモニウム塩として使用できる。ま
た、pKa2.0〜5.5の有機酸は2種以上混合使用
することもできる。但し、ここでいう酸にはアミノポリ
カルボン酸、その塩及びそのFe錯塩は除く。
【0083】本発明に使用することのできるpKa2.
0〜5.5の有機酸の好ましい具体例を挙げると、酢
酸、モノクロル酢酸、モノブロモ酢酸、グリコール酸、
プロピオン酸、モノクロルプロピオン酸、乳酸、ピルビ
ン酸、アクリル酸、酪酸、イソ酪酸、ピバル酸、アミノ
酪酸、吉草酸、イソ吉草酸等の脂肪族系一塩基性酸;ア
スパラギン、アラニン、アルギニン、エチオニン、グリ
シン、グルタミン、システイン、セリン、メチオニン、
ロイシンなどのアミノ酸系化合物;安息香酸およびクロ
ロ、ヒドロキシ等のモノ置換安息香酸、ニコチン酸等の
芳香族系一塩基性酸;シユウ酸、マロン酸、コハク酸、
酒石酸、リンゴ酸、マレイン酸、フマル酸、オキサロ酢
酸、グルタル酸、アジピン酸等の脂肪族系二塩基性酸;
アスパラギン酸、グルタミン酸、シスチン等のアミノ酸
系二塩基性酸;フタル酸、テレフタル酸等の芳香族二塩
基性酸;クエン酸などの多塩基性酸など各種有機酸を列
挙することができる。これらの中でもヒドロキシル基及
びカルボキシル基を有する一塩基性酸が好ましく、特に
グリコール酸と乳酸が好ましい。グリコール酸と乳酸の
使用量は、漂白液1リットル当り0.2〜2モル、好ま
しくは0.5〜1.5モルである。これらの酸は本発明
の効果をより顕著に発揮させ、また臭気もなく漂白カブ
リを抑制するので好ましい。また、酢酸とグリコール酸
又は乳酸を併用することで沈澱と漂白カブリを同時に解
決する効果が顕著になることから好ましい。酢酸とグリ
コール酸又は乳酸の併用比率としては1:2〜2:1が
好ましい。これらの酸の全使用量は、漂白液とした状態
で1リットル当り0.5モル以上が適当である。好まし
くは1.2〜2.5モル/リットルである。さらに好ま
しくは1.5〜2.0モル/リットルである。
【0084】漂白液のpHを前記領域に調節する際、前
記の酸とアルカリ剤(例えば、アンモニア水、KOH、
NaOH、イミダゾール、モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン)を併用してもよい。中でも、アンモニ
ア水が好ましい。また、漂白液のスタート液を補充液か
ら調節する際の漂白スタータに用いるアルカリ剤として
は、炭酸カリウム、アンモニア水、イミダゾール、モノ
エタノールアミン又はジエタノールアミンを用いること
が好ましい。また漂白スタータを用いないで補充液をそ
のまま、あるいは希釈して使用してもよい。
【0085】本発明において、漂白液またはその前浴に
は、各種漂白促進剤を添加することができる。このよう
な漂白促進剤については、例えば、米国特許第3,89
3,858号明細書、ドイツ特許第1,290,821
号明細書、英国特許第1,138,842号明細書、特
開昭53−95630号公報、リサーチ・デイスクロー
ジヤー第17129号(1978年7月号)に記載のメ
ルカプト基またはジスルフイド基を有する化合物、特開
昭50−140129号公報に記載のチアゾリジン誘導
体、米国特許第3,706,561号明細書に記載のチ
オ尿素誘導体、特開昭58−16235号公報に記載の
沃化物、ドイツ特許第2,748,430号明細書に記
載のポリエチレンオキサイド類、特公昭45−8836
号公報に記載のポリアミン化合物などを用いることがで
きる。特に好ましくは英国特許第1,138,842号
明細書、特願平1−11256号に記載のようなメルカ
プト化合物が好ましい。本発明における漂白液には、漂
白剤および上記化合物の他に、臭化物、例えば臭化カリ
ウム、臭化ナトリウム、臭化アンモニウムまたは塩化
物、例えば塩化カリウム、塩化ナトリウム、塩化アンモ
ニウムなどの再ハロゲン化剤を含むことができる。再ハ
ロゲン化剤の濃度は処理液とした状態で1リットルあた
り0.1〜5.0モル、好ましくは0.5〜3.0モル
である。また、金属腐食防止剤として、硝酸アンモニウ
ムを用いることが好ましい。硝酸アンモニウムの好まし
い添加量は漂白液1リットルあたり0.1〜1モル、特
に好ましくは0.2〜0.5モルである。
【0086】本発明においては、補充方式を採用するこ
とが好ましく、漂白液の補充量は感光材料1m2 当り、
600ml以下が好ましく、更に好ましくは100〜5
00mlである。また漂白処理時間は120秒以下、好
ましくは50秒以下であり、より好ましくは40秒以下
である。なお、処理に際し、アミノポリカルボン酸第二
鉄錯塩を使用した漂白液にはエアレーシヨンを施して、
生成するアミノポリカルボン酸鉄(II)錯塩を酸化する
ことが好ましい。これにより酸化剤が再生され、写真性
能はきわめて安定に保持される。本発明における漂白液
での処理には、処理液の蒸発分に相当する水を供給す
る、いわゆる蒸発補正を行うことが好ましい。特に、発
色現像液や高電位の漂白剤を含有する漂白液において好
ましい。このような水の補充を行う具体的方法として
は、特に制限はないが、中でも特開平1−254959
号、同1−254960号公報記載の、漂白槽とは別の
モニター水槽を設置し、モニター水槽内の水の蒸発量を
求め、この水の蒸発量から漂白槽における水の蒸発量を
算出し、この蒸発量に比例して漂白槽に水を補充する方
法や特願平2−46743号、同2−47777号、同
2−47778号、同2−47779号、同2−117
972号明細書記載の液レベルセンサーやオーバーフロ
ーセンサーを用いた蒸発補正方法が好ましい。
【0087】本発明において漂白液により処理された後
の感光材料は、定着能を有する処理液で処理される。こ
こでいう定着能を有する処理液とは、具体的には定着液
及び漂白定着液である。漂白能を有する処理が、漂白定
着液で行なわれるときは、前述のの工程のようにそれ
が定着能を有する処理を兼ねてもよい。漂白液での漂白
処理後に漂白定着液で処理する前述のやの工程では
漂白液と漂白定着液の漂白剤を異なるものにしてもよ
い。前述のの工程のように間に水洗工程を有する場合
にはその液にも本発明の化合物を含有させてもよい。
【0088】定着能を有する処理液には定着剤が含有さ
れる。定着剤としてはチオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸ア
ンモニウム、チオ硫酸アンモニウムナトリウム、チオ硫
酸カリウムのようなチオ硫酸塩、チオシアン酸ナトリウ
ム、チオシアン酸アンモニウム、チオシアン酸カリウム
のようなチオシアン酸塩(ロダン塩)、チオ尿素、チオ
エーテル等をあげることができる。なかでも、チオ硫酸
アンモニウムを用いることが好ましい。定着剤の量は定
着能を有する処理液1リットル当り0.3〜3モル、好
ましくは0.5〜2モルである。また、定着促進の観点
から、チオ硫酸塩に前記チオシアン酸アンモニウム(ロ
ダンアンモニウム)、チオ尿素、チオエーテル(例えば
3,6−ジチア−1,8−オクタンジオール)を併用す
ることも好ましい。これらのうちチオ硫酸塩とチオシア
ン酸塩とを併用することが最も好ましい。特に、チオ硫
酸アンモニウムとチオシアン酸アンモニウムとの併用が
好ましい。併用するこれらの化合物の量は、定着能を有
する処理液1リットル当り0.01〜1モル、好ましく
は、0.1〜0.5モルで使用するのがよいが、場合に
より、1〜3モル使用することで定着促進効果を大巾に
高めることもできる。
【0089】定着能を有する処理液には、保恒剤として
亜硫酸塩(例えば亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、
亜硫酸アンモニウム)、ヒドロキシルアミン類、ヒドラ
ジン類、アルデヒド化合物の重亜硫酸塩付加物(例えば
アセトアルデヒド重亜硫酸ナトリウム、特に好ましくは
特願平1−298935号記載の化合物)又は特開平1
−231051号明細書に記載のスルフイン酸化合物な
どを含有させることができる。さらに、各種の蛍光増白
剤や消泡剤あるいは界面活性剤、ポリビニルピロリド
ン、メタノール等の有機溶剤を含有させることができ
る。
【0090】さらに定着能を有する処理液には処理液の
安定化の目的で各種アミノポリカルボン酸類や、有機ホ
スホン酸類等のキレート剤の添加が好ましい。好ましい
キレート剤としては、1−ヒドロキシエチリデン−1,
1−ジホスホン酸、エチレンジアミン−N,N,N’,
N’−テトラメチレンホスホン酸、ニトリロトリメチレ
ンホスホン酸、エチレンジアミン四酢酸、ジエチレント
リアミン五酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、1,
2−プロピレンジアミン四酢酸をあげることができる。
この中でも、1−ヒドロキシエチリデン−1,1−ジホ
スホン酸及びエチレンジアミン四酢酸が特に好ましい。
キレート剤の添加量としては、処理液1リットル当り
0.01〜0.3モル、好ましくは0.1〜0.2モル
である。
【0091】定着液のpHとしては、5〜9が好まし
く、さらには7〜8が好ましい。また、漂白定着液にお
いては、4.0〜7.0が好ましく、更に好ましくは、
5.0〜6.5である。また、漂白液又は第一の漂白定
着浴で処理された後の漂白定着液のpHとしては、6〜
8.5が好ましく、さらには6.5〜8.0が好まし
い。定着能を有する処理液をこのようなpH領域に調整
するため、また緩衝剤として、pKaが6.0〜9.0
の範囲の化合物を含有することが好ましい。これらの化
合物としては、イミダゾール、2−メチル−イミダゾー
ルの如きイミダゾール類が好ましい。これらの化合物は
好ましくは、処理液1リットルあたり0.1〜10モ
ル、好ましくは0.2モル〜3モルである。
【0092】漂白定着液はその他に前述した漂白液に含
有することのできる化合物を含有することができる。本
発明において、処理開始時の漂白定着液(スタート液)
は、前記した漂白定着液に用いられる化合物を水に溶解
して調製されるが、別途調製された漂白液と定着液を適
量混合して調製してもよい。補充方式を採用する場合の
定着液または漂白定着液の補充量としては感光材料1m
2 あたり100〜3000mlが好ましいが、より好ま
しくは300〜1800mlである。漂白定着液の補充
は漂白定着補充液として補充してもよいし、特開昭61
−143755号や特願平2−216389号記載のよ
うに漂白液と定着液のオーバーフロー液を使用して行っ
てもよい。また、前述の漂白処理同様、処理液補充とと
もに、蒸発分に相当する水を補充しつつ漂白定着処理を
行うことが好ましい。
【0093】また、本発明において定着能を有する処理
の合計処理時間は0.5〜4分、好ましくは0.5〜2
分、特に好ましくは0.5〜1分である。本発明におい
て漂白、漂白定着、定着の組合せよりなる脱銀工程の全
処理時間の合計は、好ましくは45秒〜4分、さらに好ま
しくは1分〜2分である。また、処理温度は25〜50
℃、好ましくは35〜45℃である。
【0094】本発明の定着能を有する処理液は公知の方
法で銀回収を行うことができ、このような銀回収を施し
た再生液を使用することができる。銀回収法としては、
電気分解法(仏国特許第2,299,667号記載)、
沈澱法(特開昭52−73037号、独国特許第2,3
31,220号記載)、イオン交換法(特開昭51−1
7114号、独国特許第2,548,237号記載)及
び金属置換法(英国特許第1,353,805号記載)
等が有効である。これらの銀回収法はタンク液中からイ
ンラインで行うと迅速処理適性が更に良好となるため好
ましい。
【0095】定着能を有する処理工程の後には、通常、
水洗処理工程を行う。定着能を有する処理液で処理後、
実質的な水洗を行わず本発明の安定液を用いた安定化処
理を行う簡便な処理方法を用いることもできる。水洗水
には、前述の安定液に含有させることのできる界面活性
剤、防バクテリア剤、防カビ剤、殺菌剤、キレート剤や
定着能を有する処理液に含有することができる保恒剤等
を含有することができる。水洗工程や安定化工程は、多
段向流方式が好ましく、段数としては2〜4段が好まし
い。補充量としては上限はないが環境への影響を最小に
するために必要最少限の量で補充することが好ましく、
単位面積当り前浴からの持込量の1〜50倍、好ましく
は2〜30倍、より好ましくは2〜15倍である。これ
らの水洗工程に用いられる水としては、水道水が使用で
きるが、イオン交換樹脂などによつてCa、Mgイオン
濃度を5mg/リットル以下に脱イオン処理した水、ハ
ロゲン、紫外線殺菌灯等より殺菌された水を使用するの
が好ましい。また、各処理液の蒸発分を補正するための
水は、水道水を用いてもよいが、上記の水洗工程に好ま
しく使用される脱イオン処理した水、殺菌された水とす
るのがよい。
【0096】また、水洗工程または安定化工程のオーバ
ーフロー液は前浴である定着能を有する浴に流入させる
方法を用いることにより、廃液量を低減させることがで
きるので好ましい。処理においては、漂白液、漂白定着
液、定着液のみならず、他の処理液(例えば、発色現像
液、水洗水、安定液)でも蒸発による濃縮を補正するた
めに、適当量の水または補正液ないし処理補充液を補充
することが好ましい。
【0097】本発明では、漂白処理以降の乾燥工程に入
るまでの処理液での総処理時間が1〜12分、好ましく
は1分〜3分、さらに好ましくは1分20秒〜2分の時
に、特に効果を有効に発揮する。本発明においては、乾
燥温度は50〜65℃が好ましく、特に50〜60℃が
より好ましい。乾燥時間は30秒〜2分が好ましく、特
に40秒〜80秒がより好ましい。
【0098】本発明における感光材料は、支持体上に少
なくとも青感色性層、緑感色性層、赤感色性層のハロゲ
ン化銀乳剤層の少なくとも1層が設けられていればよ
く、ハロゲン化銀乳剤層および非感光性層の層数および
層順に特に制限はない。典型的な例としては、支持体上
に、実質的に感色性は同じであるが感光度の異なる複数
のハロゲン化銀乳剤層からなる感光性層を有するハロゲ
ン化銀カラー写真感光材料であり、感光性層は青色光、
緑色光および赤色光のいずれかに感色性を有する単位感
光性層であり、多層ハロゲン化銀カラー写真感光材料に
おいては、一般に単位感光性層の配列が、支持体側から
順に赤感色性層、緑感色性層、青感色性層の順に設置さ
れる。しかし、目的に応じて上記設置順が逆であつて
も、また同一感色性層中に異なる感色性層が挟まれたよ
うな設置順をもとり得る。上記、ハロゲン化銀感光層の
間および最上層、最下層には各種の中間層等の非感光性
層を設けてもよい。中間層には、特開昭61−4374
8号、同59−113438号、同59−113440
号、同61−20037号、同61−20038号明細
書に記載されるようなカプラー等が含まれていてもよ
く、通常用いられるように混色防止剤、紫外線吸収剤や
ステイン防止剤などを含んでいてもよい。
【0099】各単位感光性層を構成する複数のハロゲン
銀乳剤層は、西独特許第1,121,470号あるいは
英国特許第923,045号に記載されるように高感度
乳剤層、低感度乳剤層の2層構成を好ましく用いること
ができる。通常は、支持体に向つて順次感光度が低くな
るように配列するのが好ましく、また各ハロゲン乳剤層
の間には非感光性層が設けられていてもよい。また、特
開昭57−112751号、同62−200350号、
同62−206541号、同62−206543号等に
記載されているように支持体より離れた側に低感度乳剤
層、支持体に近い側に高感度乳剤層を設置してもよい。
具体例として支持体から最も遠い側から、低感度青感光
性層(BL)/高感度青感光性層(BH)/高感度緑感
光性層(GH)/低感度緑感光性層(GL)/高感度赤
感光性層(RH)/低感度赤感光性層(RL)/の順、
またはBH/BL/GL/GH/RH/RLの順、また
はBH/BL/GH/GL/RL/RHの順等に設置す
ることができる。また特公昭55−34932号公報に
記載されているように、支持体から最も遠い側から青感
光性層/GH/RH/GL/RLの順に配列することも
できる。また特開昭56−25738号、同62−63
936号明細書に記載されているように、支持体から最
も遠い側から青感光性層/GL/RL/GH/RHの順
に配列することもできる。また特公昭49−15495
号公報に記載されているように上層を最も感光度の高い
ハロゲン化銀乳剤層、中層をそれよりも低い感光度の高
いハロゲン化銀乳剤層、下層を中層よりもさらに感光度
の低いハロゲン化銀乳剤層を配置し、支持体に向つて感
光度が順次低められた感光度の異なる3層から構成され
る配列が挙げられる。このような感光度の異なる3層か
ら構成される場合でも、特開昭59−202464号に
記載されているように、同一感色性層中において支持体
より離れた側から中感度乳剤層/高感度乳剤層/低感度
乳剤層の順に配置されてもよい。上記のようにそれぞれ
の感光材料の目的に応じて種々の層構成・配列を選択す
ることができる。
【0100】感光材料の支持体および支持体の下塗り層
およびバツク層を除く全構成層の乾燥膜厚は漂白カブ
リ、経時ステイン等の観点から12.0〜20.0μで
あることが好ましい。より好ましくは12.0〜18.
0μである。感光材料の膜厚は、測定する感光材料は2
5℃、50%RHの条件下に感光材料作製後7日間保存
し、まず初めに、この感光材料の全厚みを測定し、次い
で支持体上の塗布層を除去したのち再度その厚みを測定
し、その差を以つて上記感光材料の支持体を除いた全塗
布層の膜厚とする。この厚みの測定は、例えば接触型の
厚電変換素子による膜厚測定器(Anritus Electric Co.
Ltd., K−402BStand.) を使用して測定することが
できる。なお、支持体上の塗膜層の除去は次亜塩素酸ナ
トリウム水溶液を使用して行うことができる。また、走
査型電子顕微鏡を使用し、上記感光材料材の断面写真を
撮影(倍率は3,000倍以上が好ましい)し、支持体
上の全厚みを実測することもできる。
【0101】本発明における感光材料の膨潤率[(25
℃、H2 O中での平衡膨潤膜厚−25℃、55%RHで
の乾燥全膜厚/25℃、55%RHでの乾燥全膜厚)×
100]は50〜200%が好ましく、70〜150%
がより好ましい。膨潤率が上記数値よりはずれるとカラ
ー現像主薬の残存量が多くなり、また写真性能、脱銀性
などの画質、膜強度などの膜物性に悪影響を与えること
になる。
【0102】さらに、本発明における感光材料の膜膨潤
速度は、発色現像液中(38℃、3分15秒)にて処理
した時に到達する最大膨潤膜厚の90%を飽和膨潤膜厚
とし、この1/2 の膜厚に到達するまでの時間を膨潤速度
T1/2 と定義したときに、T1/2 が15秒以下であるの
が好ましい。より好ましくは9秒以下である。
【0103】本発明に用いられる感光材料の写真乳剤層
に含有されるハロゲン化銀は、ヨウ臭化銀、ヨウ塩臭化
銀、塩臭化銀、臭化銀、塩化銀いずれであつてもよい。
好ましいハロゲン化銀は約0.1〜30モル%のヨウ化
銀を含む、ヨウ臭化銀、ヨウ塩化銀もしくはヨウ塩臭化
銀である。特に好ましいのは2〜25モル%のヨウ化銀
を含むヨウ臭化銀である。
【0104】写真乳剤のハロゲン化銀粒子は、立方体、
八面体、十四面体のような規則的な結晶を有するもの、
球状、板状のような変則的な結晶形を有するもの、双晶
面などの結晶欠陥を有するもの、あるいはそれらの複合
形でもよい。ハロゲン化銀の粒径は、約0.2ミクロン
以下の微粒子でも投影面積直径が約10ミクロンに至る
までの大サイズ粒子でもよく、多分散乳剤でも単分散乳
剤でもよい。
【0105】本発明に使用できるハロゲン化銀写真乳剤
は、例えばリサーチ・デイスクロージヤー(RD)No.1
7643(1978 年12月)、22〜23頁、“I.乳剤製造
(Emulsion preparation andtypes)”および同No. 18
716(1979年11月)、648頁、グラフキデ著
「写真の物理と化学」、ポールモンテル社刊(P.Glaf
kides ,Chimie et Physique Photographique Paul
Montel , 1967)、ダフイン著「写真乳剤化学」、
フオーカルプレス社刊(G.F.Duffin ,Photographic
Emulsion Chemistry (Focal Press,1966))、ゼ
リクマンら著「写真乳剤の製造と塗布」、フオーカルプ
レス社刊( V.L.Zelikman et alMakingand Coating
Photographic Emulsion ,Focal Press ,1964)な
どに記載された方法を用いて調製することができる。
【0106】米国特許第3,574,628号、同第
3,655,394号及び英国特許第1,413,74
8号などに記載された単分散乳剤も好ましい。またアス
ペクト比が約5以上であるような平板状粒子も本発明に
使用できる。平板状粒子は、ガトフ著、フオトグラフイ
ク・サイエンス・アンド・エンジニアリング(Gutoff,P
hotographic Science and Engineering)、第14巻、
248〜257頁(1970年);米国特許第4,43
4, 226号、同第4,414,310号、同第4,4
30,048号、同第4,439,520号および英国
特許第2,112,157号などに記載の方法により調
製することができる。
【0107】結晶構造は一様なものでも、内部と外部と
が異質なハロゲン組成からなるものでもよく、相状構造
をなしていてもよい。また、エピタキシヤル接合によつ
て組成の異なるハロゲン化銀が接合されていてもよく、
また例えばロダン銀、酸化鉛などのハロゲン化銀以外の
化合物と接合されていてもよい。また種々の結晶形の粒
子の混合物を用いてもよい。
【0108】ハロゲン化銀乳剤は、通常、物理熟成、化
学熟成および分光増感を行ったものを使用する。このよ
うな工程で使用される添加剤は、リサーチ・デイスクロ
ージヤーNo. 17643(1978年12月)、同No.
18716(1979年11月)および、同No. 307
105(1989年11月)に記載されており、その該
当箇所を後掲の表にまとめた。本発明に使用できる公知
の写真用添加剤も上記の3つのリサーチ・デイスクロー
ジヤー(RD)に記載されており、下記に関連する記載
箇所を示した。 添加剤の種類 〔RD17643 〕 〔RD18716 〕 〔RD307105〕 1. 化学増感剤 23頁 648 頁右欄 866頁 2. 感度上昇剤 648 頁右欄 3. 分光増感剤、 23〜24頁 648 頁右欄 866 〜868 頁 強色増感剤 〜649 頁右欄 4. 増 白 剤 24頁 647 頁右欄 868頁 5. かぶり防止 24〜25頁 649 頁右欄 868 〜870 頁 剤、安定剤 6. 光吸収剤、 25〜26頁 649 頁右欄 873頁 フィルター 〜650 頁左欄 染料、紫外 線吸収剤 7. ステイン 25頁右欄 650 頁左欄 872頁 防止剤 〜右欄 8. 色素画像 25頁 650 頁左欄 872頁 安定剤 9. 硬 膜 剤 26頁 651 頁左欄 874 〜875 頁 10. バインダー 26頁 651 頁左欄 873 〜874 頁 11. 可塑剤、 27頁 650 頁右欄 876頁 潤滑剤 12. 塗布助剤、 26〜27頁 650 頁右欄 875 〜876 頁 表面活性剤 13. スタチツク 27頁 650 頁右欄 876 〜877 頁 防止剤 14. マツト剤 878 〜879 頁
【0109】本発明には種々のカラーカプラーを併用す
ることができ、その代表的な具体例は、前出のRDNo.1
7643、VII −C〜G及びRDNo.307105 、VII −C〜G
に記載された特許に記載されている。
【0110】イエローカプラーとしては、例えば米国特
許第3,933,501号、第4,022,620号、
同第4,326,024号、同第4,401,752
号、同第4,248,961号、特公昭58−1073
9号、英国特許第1,425,020号、同第1,47
6,760号、米国特許第3,973,968号、同第
4,314,023号、同第4,511,649号、欧
州特許第249,473A号等に記載のものが好まし
い。また1−アルキルシクロプロピルカルボニル型、イ
ンドリニルカルボニル型イエローカプラー、例えば欧州
公開特許第447969A号、特願平2−314522
号、同2−232857号、同2−26341号、同2
−296401号等に記載のものは特に好ましい。
【0111】マゼンタカプラーとしては2当量及び/又
は4当量の5−ピラゾロン系及びピラゾロアゾール系の
化合物が好ましく、米国特許第4,310,619号、
同第4,351,897号、欧州特許第73,636
号、米国特許第3,061,432号、同第3,72
5,064号、RDNo. 24220(1984年6
月)、特開昭60−33552号、RDNo. 24230
(1984年6月)、特開昭60−43659号、同6
1−72238号、同60−35730号、同55−1
18034号、同60−185951号、米国特許第
4,500,630号、同第4,540,654号、同
第4,556,630号、WO(PCT)88/047
95号等に記載のものが更に好ましい。
【0112】本発明では4当量マゼンタカプラーの少な
くとも1種を使用した際に有効な効果を発揮する。4当
量マゼンタカプラーで好ましいものは、下記一般式
(M)の4当量5−ピラゾロン系マゼンタカプラー又は
下記一般式(m)で表される4当量ピラゾロアゾール系
マゼンタカプラーである。
【0113】
【化31】
【0114】一般式(M)中、R4 はアルキル基、アリ
ール基、アシル基、またはカルバモイル基を表わす。A
rは置換又は無置換のフェニル基を表わす。尚、R4 、
Arのいずれかが、二価或いはそれ以上の多価の基とな
り二量体等の多量体を形成してもよく、また高分子主鎖
とカップリング母核とを連結してポリマーカプラーを形
成してもよい。一般式(m)中、R5 は水素原子または
置換基を表し、Zは窒素原子を2〜4個含む5員のアゾ
ール環を形成するに必要な非金属原子群を表し、該アゾ
ール環は置換基を有してもよく、縮合環を有してもよ
い。尚、R5 又は該アゾール環を置換する基のいずれか
が、二価或いはそれ以上の多価の基となり二量体等の多
量体を形成してもよく、また高分子主鎖とカップリング
母核とを連結してポリマーカプラーを形成してもよい。
【0115】R4 のアルキル基は炭素数1〜42の直鎖
又は分岐鎖のアルキル基、アラルキル基、アルケニル
基、アルキニル基、シクロアルキル基は又はシクロアル
ケニル基を表わし、アリール基は炭素数6〜46のアリ
ール基を表わし、アシル基は炭素数2〜32の脂肪族ア
シル基又は炭素数7〜46の芳香族アシル基を表わし、
カルバモイル基は炭素数2〜32の脂肪族カルバモイル
基又は炭素数7〜46の芳香族カルバモイル基を表わ
す。これらの基は置換基を有していても良く、それらは
炭素原子、酸素原子、窒素原子又はイオウ原子で連結す
る有機置換基又はハロゲン原子である。これらの置換基
としては、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、シア
ノ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、カルボキシ基、アミノ
基、アシル基、アリールオキシカルボニル基、アルコキ
シカルボニル基、カルバモイル基、アルコキシ基、アリ
ールオキシ基、ヘテロ環オキシ基、アシルオキシ基、カ
ルバモイルオキシ基、シリルオキシ基、アリールオキシ
カルボニルアミノ基、アシルアミノ基、アルキルアミノ
基、アニリノ基、ウレイド基、スルファモイルアミノ
基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホンアミド
基、アリールオキシカルボニルアミノ基、イミド基、ア
ルキルチオ基、アリールチオ基、ヘテロ環チオ基、スル
ファモイル基、スルホニル基、スルフィニル基、アゾ
基、ホスホニル基、アゾリル基、フッ素原子、塩素原
子、臭素原子等が挙げられる。
【0116】R4 は更に詳しくは、アルキル基 (例えば
メチル、エチル、ブチル、プロピル、オクタデシル、イ
ソプロピル、t−ブチル、シクロペンチル、シクロヘキ
シル、メトキシエチル、エトキシエチル、t−ブトキシ
エチル、フェノキシエチル、メタンスルホニルエチル、
2−(2,4−ジ−tert−アミルフェノキシ) エチ
ル) 、アリール基 (例えばフェニル、2−クロロフェニ
ル、2−メトキシフェニル、2−クロロ−5−テトラデ
カンアミドフェニル、2−クロロ−5−(3−オクタデ
セニル−1−サクシンイミド) フェニル、2−クロロ−
5−オクタデシルスルホンアミドフェニル、2−クロロ
−5−[2−( 4−ヒドロキシ−3−tert−ブチル
フェノキシ) テトラデカンアミドフェニル〕)、アシル
基 (例えばアセチル、ピバロイル、テトラデカノイル、
2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノキシ) ア
セチル、2−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェノ
キシ) ブタノイル、ベンゾイル、3−(2,4−ジ−t
ert−アミルフェノキシアセトアミド) ベンゾイル)
、カルバモイル基 (例えばN−メチルカルバモイル、
N,N−ジメチルカルバモイル、N−ヘキサデシルカル
バモイル、N−メチル−N−フェニルカルバモイル、N
−[3−{1−(2,4−ジ−tert−ペンチルフェ
ノキシ)ブチルアミド}]フェニルカルバモイル) を表
わす。R4 は好ましくはアリール基、アシル基である。
【0117】Arは置換又は無置換のフェニル基を表わ
す。置換基としてはハロゲン原子、アルキル基、シアノ
基、アルコキシ基、アルコキシカルボニル基もしくはア
シルアミノ基が好ましい。詳しく述べると、Arは例え
ばフェニル基、2,4,6−トリクロロフェニル基、
2,5−ジクロロフェニル基、2,4−ジメチル−6−
メトキシフェニル基、2,6−ジクロロ−4−メトキシ
フェニル基、2,6−ジクロロ−4−エトキシカルボニ
ルフェニル基、2、6−ジクロロ−4−シアノフェニル
基または4−[2−(2,4−ジ−tert−アミルフ
ェノキシ) ブチルアミド]フェニル基である。好ましく
は置換フェニル基であり、更には少なくとも1個以上の
ハロゲン原子(特に塩素原子)が置換したフェニル基の
場合が好ましく、特に2,4,6−トリクロロフェニル
基または2,5−ジクロロフェニル基が好ましい。
【0118】一般式(m)で表されるピラーゾロアゾー
ル系マゼンタカプラーのうち、好ましいものは、1H−
イミダゾ〔1,2−b〕ピラゾール、1H−ピラゾロ
〔1,5−b〕〔1,2,4〕トリアゾール、1H−ピ
ラゾロ〔5,1−c〕〔1,2,4〕トリアゾール及び
1H−ピラゾロ〔1,5−d〕テトラゾール骨格である
ものであり、それぞれ下記一般式〔m−1〕、〔m−
2〕、〔m−3〕及び〔m−4〕で表される。
【0119】
【化32】
【0120】
【化33】
【0121】
【化34】
【0122】
【化35】
【0123】一般式(m)及びこれらの式における
R5 、R51、R52及びR53について説明する。R5 及び
R51は、水素原子又は置換基を表し、置換基としては、
ハロゲン原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環基、
シアノ基、ヒドロキシ基、スルホ基、ニトロ基、カルボ
キシ基、アミノ基、アルコキシ基、アリールオキシ基、
アシルアミノ基、アルキルアミノ基、アニリノ基、ウレ
イド基、スルフアモイルアミノ基、アルキルチオ基、ア
リールチオ基、アルコキシカルボニルアミノ基、スルホ
ンアミド基、カルバモイル基、スルフアモイル基、スル
ホニル基、アルコキシカルボニル基、ヘテロ環オキシ
基、アゾ基、アシルオキシ基、カルバモイルオキシ基、
シリルオキシ基、アリールオキシカルボニルアミノ基、
イミド基、ヘテロ環チオ基、スルフイニル基、ホスホニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アシル基、アゾリ
ル基が挙げられる。これらの基は置換基を有していても
良く、このような置換基としてはR4 が有してもよい置
換基を挙げることができる。また、R5 及びR51は二価
の基又はそれ以上の多価の基となり二量体等の多量体を
形成してもよく、また高分子主鎖とカップリング母核と
を連結してポリマーカプラーを形成してもよい。
【0124】さらに詳しくは、R5 及びR51は各々水素
原子、ハロゲン原子(例えば、塩素原子、臭素原子)、
アルキル基(直鎖、分岐鎖、環状であってもよく、アル
キル基はアラルキル基、アルキニル基、シクロアルキル
基を包含する。好ましくは炭素数1〜32。例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、t−ブチル、ト
リデシル、2−メタンスルホニルエチル、3−(3−ペ
ンタデシルフエノキシ)プロピル、3−{4−{2−
〔4−(4−ヒドロキシフエニルスルホニル)フエノキ
シ〕ドデカンアミド}フエニル}プロピル、2−エトキ
シトリデシル、トリフルオロメチル、シクロペンチル、
3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロピ
ル)、アルケニル基(例えば、アリル)、アリール基
(例えば、フエニル、4−t−ブチルフエニル、2,4
−ジ−t−アミルフエニル、4−テトラデカンアミドフ
エニル)、ヘテロ環基(例えば、2−フリル、2−チエ
ニル、2−ピリミジニル、2−ベンゾチアゾリル)、シ
アノ基、ヒドロキシ基、スルホ基、ニトロ基、カルボキ
シ基、アミノ基、アルコキシ基(例えば、メトキシ、エ
トキシ、2−メトキシエトキシ、2−ドデシルオキシエ
トキシ、2−メタンスルホニルエトキシ)、アリールオ
キシ基(例えば、フエノキシ、2−メチルフエノキシ、
4−t−ブチルフエノキシ、3−ニトロフエノキシ、3
−t−ブチルオキシカルバモイルフエノキシ、3−メト
キシカルバモイルフェノキシ)、アシルアミノ基(例え
ば、アセトアミド、ベンズアミド、テトラデカンアミ
ド、2−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)ブタン
アミド、4−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフエノ
キシ)ブタンアミド、2−{4−(4−ヒドロキシフエ
ニルスルホニル)フエノキシ}デカンアミド)、アルキ
ルアミノ基(例えば、メチルアミノ、ブチルアミノ、ド
デシルアミノ、ジエチルアミノ、メチルブチルアミ
ノ)、アニリノ基(例えば、フエニルアミノ、2−クロ
ロアニリノ、2−クロロ−5−テトラデカンアミノアニ
リノ、2−クロロ−5−ドデシルオキシカルボニルアニ
リノ、N−アセチルアニリノ、2−クロロ−5−{α−
(3−t−ブチル−4−ヒドロキシフエノキシ)ドデカ
ンアミド}アニリノ)、ウレイド基(例えば、フエニル
ウレイド、メチルウレイド、N,N−ジブチルウレイ
ド)、スルフアモイルアミノ基(例えば、N,N−ジプ
ロピルスルフアモイルアミノ、N−メチル−N−デシル
スルフアモイルアミノ)、アルキルチオ基(例えば、メ
チルチオ、オクチルチオ、テトラデシルチオ、2−フエ
ノキシエチルチオ、3−フエノキシプロピルチオ、3−
(4−t−ブチルフエノキシ)プロピルチオ)、アリー
ルチオ基(例えば、フエニルチオ、2−ブトキシ−5−
t−オクチルフエニルチオ、3−ペンタデシルフエニル
チオ、2−カルボキシフエニルチオ、4−テトラデカン
アミドフエニルチオ)、アルコキシカルボニルアミノ基
(例えば、メトキシカルボニルアミノ、テトラデシルオ
キシカルボニルアミノ)、スルホンアミド基(例えば、
メタンスルホンアミド、ヘキサデカンスルホンアミド、
ベンゼンスルホンアミド、p−トルエンスルホンアミ
ド、オクタデカンスルホンアミド、2−メトキシ−5−
t−ブチルベンゼンスルホンアミド)、カルバモイル基
(例えば、N−エチルカルバモイル、N,N−ジブチル
カルバモイル、N−(2−ドデシルオキシエチル)カル
バモイル、N−メチル−N−ドデシルカルバモイル、N
−{3−(2,4−ジ−t−アミルフエノキシ)プロピ
ル}カルバモイル)、スルフアモイル基(例えば、N−
エチルスルフアモイル、N,N−ジプロピルスルフアモ
イル、N−(2−ドデシルオキシエチル)スルフアモイ
ル、N−エチル−N−ドデシルスルフアモイル、N,N
−ジエチルスルフアモイル)、スルホニル基(例えば、
メタンスルホニル、オクタンスルホニル、ベンゼンスル
ホニル、トルエンスルホニル)、アルコキシカルボニル
基(例えば、メトキシカルボニル、ブチルオキシカルボ
ニル、ドデシルオキシカルボニル、オクタデシルオキシ
カルボニル)、ヘテロ環オキシ基(例えば、1−フエニ
ルテトラゾール−5−オキシ、2−テトラヒドロピラニ
ルオキシ)、アゾ基(例えば、フエニルアゾ、4−メト
キシフエニルアゾ、4−ピバロイルアミノフエニルア
ゾ、2−ヒドロキシ−4−プロパノイルフエニルア
ゾ)、アシルオキシ基(例えば、アセトキシ)、カルバ
モイルオキシ基(例えば、N−メチルカルバモイルオキ
シ、N−フエニルカルバモイルオキシ)、シリルオキシ
基(例えば、トリメチルシリルオキシ、ジブチルメチル
シリルオキシ)、アリールオキシカルボニルアミノ基
(例えば、フエノキシカルボニルアミノ)、イミド基
(例えば、N−スクシンイミド、N−フタルイミド、3
−オクタデセニルスクシンイミド)、ヘテロ環チオ基
(例えば、2−ベンゾチアゾリルチオ、2,4−ジ−フ
エノキシ−1,3,5−トリアゾール−6−チオ、2−
ピリジルチオ)、スルフイニル基(例えば、ドデカンス
ルフイニル、3−ペンタデシルフエニルスルフイニル、
3−フエノキシプロピルスルフイニル)、ホスホニル基
(例えば、フエノキシホスホニル、オクチルオキシホス
ホニル、フエニルホスホニル)、アリールオキシカルボ
ニル基(例えば、フエノキシカルボニル)、アシル基
(例えば、アセチル、3−フエニルプロパノイル、ベン
ゾイル、4−ドデシルオキシベンゾイル)、アゾリル基
(例えば、イミダゾリル、ピラゾリル、3−クロロ−ピ
ラゾール−1−イル、トリアゾリル)を表わす。
【0125】R5 、R51として好ましくは、アルキル
基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基、ア
ルキルチオ基、ウレイド基、ウレタン基、アシルアミノ
基を挙げることができる。R52は、R51と同様の基であ
り、好ましくは水素原子、アルキル基、アリール基、ヘ
テロ環基、アルコキシカルボニル基、カルバモイル基、
スルフアモイル基、スルフイニル基、アシル基およびシ
アノ基である。またR53は、R51と同義の基であり、好
ましくは水素原子、アルキル基、アリール基、ヘテロ環
基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルキルチオ
基、アリールチオ基、アルコキシカルボニル基、カルバ
モイル基、アシル基であり、より好ましくは、アルキル
基、アリール基、ヘテロ環基、アルキルチオ基およびア
リールチオ基である。
【0126】本発明では、一般式(M)の4当量5−ピ
ラゾロン系マゼンタカプラーを使用した際に特に有効に
効果を発揮する。以下に、好ましい4当量マゼンタカプ
ラーの具体例を以下に列挙する。
【0127】
【化36】
【0128】
【化37】
【0129】
【化38】
【0130】
【化39】
【0131】
【化40】
【0132】
【化41】
【0133】
【化42】
【0134】
【化43】
【0135】
【化44】
【0136】
【化45】
【0137】
【化46】
【0138】
【化47】
【0139】
【化48】
【0140】
【化49】
【0141】本発明において、4当量マゼンタカプラー
の塗布量は、感光材料1m2 当り0.4×10-3〜3.
5×10-3モルであることが好ましい。なお、本発明に
おいては2当量マゼンタカプラーと併用しても問題はな
い。
【0142】シアンカプラーとしては、フエノール系お
よびナフトール系カプラーが挙げられ、米国特許第4,
052,212号、同第4,146,396号、同第
4,228,233号、同第4,296,200号、同
第2,369,929号、同第2,801,171号、
同第2,772,162号、同第2,895,826
号、同第3,772,002号、同第3,758,30
8号、同第4,334,011号、同第4,327,1
73号、西独特許公開第3,329,729号、欧州特
許第121,365A号、同第249,453A号、米
国特許第3,446,622号、同第4,333,99
9号、同第4,753,871号、同第4,451,5
59号、同第4,427,767号、同第4,690,
889号、同第4,254,212号、同第4,29
6,199号、特開昭61−42658号、特開平3−
196037号等に記載のものが好ましい。また、ピロ
ロトリアゾール、ピロロイミダゾール、イミダゾピラゾ
ール、イミダゾール、ピラゾロトリアゾール、環状活性
メチレン系シアンカプラー、例えば特願平2−3020
78号、同2−322051号、同3−226325
号、同3−236894号、特開昭64−32260
号、特開平2−141745号等に記載のものは特に好
ましい。
【0143】発色色素の不要吸収を補正するためのカラ
ード・カプラーは、RDNo. 17643のVII −G項、
米国特許第4,163,670号、特公昭57−394
13号、米国特許第4,004,929号、同第4,1
38,258号、英国特許第1,146,368号、特
願平2−50137号に記載のものが好ましい。また、
米国特許第4,774,181号に記載のカツプリング
時に放出された蛍光色素により発色色素の不要吸収を補
正するカプラーや、米国特許第4,777,120号に
記載の現像主薬と反応して色素を形成しうる色素プレカ
ーサー基を離脱基として有するカプラーを用いることも
好ましい。
【0144】発色色素が適度な拡散性を有するカプラー
としては、米国特許第4,366,237号、英国特許
第2,125,570号、欧州特許第96,570号、
西独特許(公開)第3,234,533号に記載のもの
が好ましい。
【0145】ポリマー化された色素形成カプラーの典型
例は、米国特許第3,451,820号、同第4,08
0,211号、同第4,367,282号、同第4,4
09,320号、同第4,576,910号、英国特許
第2,102,173号等に記載されている。
【0146】カツプリングに伴って写真的に有用な残基
を放出するカプラーも好ましく使用できる。現像時に画
像状に造核剤もしくは現像促進剤を放出するカプラーと
しては、英国特許第2,097,140号、同第2,1
31,188号、特開昭59−157638号、同59
−170840号に記載のものが好ましい。
【0147】その他、本発明の感光材料に用いることの
できるカプラーとしては、米国特許第4,130,42
7号等に記載の競争カプラー、欧州特許第173,30
2A号に記載の離脱後復色する色素を放出するカプラ
ー、RDNo. 11449、同No. 24241、特開昭6
1−201247号等に記載の漂白促進剤放出カプラ
ー、米国特許第4,553,477号等に記載のリガン
ド放出カプラー、特開昭63−75747号に記載のロ
イコ色素を放出するカプラー、米国特許第4,774,
181号に記載の蛍光色素を放出するカプラー等が挙げ
られる。
【0148】本発明に使用するカプラーは、種々の公知
分散方法により感光材料に導入できる。水中油滴分散法
に用いられる高沸点溶媒の例は米国特許第2,322,
027号などに記載されており、水中油滴分散法に用い
られる常圧での沸点が175℃以上の高沸点有機溶剤の
具体例としては、フタル酸エステル類(ジブチルフタレ
ート、ジシクロヘキシルフタレート、ジ−2−エチルヘ
キシルフタレート、デシルフタレート、ビス(2,4−
ジ−t−アミルフエニル)フタレート、ビス(2,4−
ジ−t−アミルフエニル)イソフタレート、ビス(1,
1−ジエチルプロピル)フタレートなど)、リン酸また
はホスホン酸のエステル類(トリフエニルホスフエー
ト、トリクレジルホスフエート、2−エチルヘキシルジ
フエニルホスフエート、トリシクロヘキシルホスフエー
ト、トリ−2−エチルヘキシルホスフエート、トリドデ
シルホスフエート、トリブトキシエチルホスフエート、
トリクロロプロピルホスフエート、ジ−2−エチルヘキ
シルフエニルホスホネートなど)、安息香酸エステル類
(2−エチルヘキシルベンゾエート、ドデシルベンゾエ
ート、2−エチルヘキシル−p−ヒドロキシベンゾエー
トなど)、アミド類(N,N−ジエチルドデカンアミ
ド、N,N−ジエチルラウリルアミド、N−テトラデシ
ルピロリドンなど)、アルコール類またはフエノール類
(イソステアリルアルコール、2,4−ジ−tert−
アミルフエノールなど)、脂肪族カルボン酸エステル類
(ビス(2−エチルヘキシル)セバケート、ジオクチル
アゼレート、グリセロールトリブチレート、イソステア
リルラクテート、トリオクチルシトレートなど)、アニ
リン誘導体(N,N−ジブチル−2−ブトキシ−5−t
ertオクチルアニリンなど)、炭化水素類(パラフイ
ン、ドデシルベンゼン、ジイソプロピルナフタレンな
ど)などが挙げられる。また補助溶剤としては、沸点が
約30℃以上、好ましくは50℃以上約160℃以下の
有機溶剤などが使用でき、典型例としては酢酸エチル、
酢酸ブチル、プロピオン酸エチル、メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノン、2−エトキシエチルアセテー
ト、ジメチルホルムアミドなどが挙げられる。
【0149】ラテツクス分散法の工程、効果および含浸
用のラテツクスの具体例は、米国特許第4,199,3
63号、西独特許出願(OLS)第2,541,274
号、同第2,541,230号などに記載されている。
【0150】また、これらのカプラーは前記の高沸点有
機溶媒の存在下または不存在下でローダブルラテツクス
ポリマー(例えば米国特許第4,203,716号)に
含浸させて、または水不溶性かつ有機溶媒可溶性のポリ
マーに溶かして親水性コロイド水溶液に乳化分散させる
ことができる。好ましくは、国際公開番号WO88/0
0723号明細書の第12〜30頁に記載の単独重合体
または共重合体が用いられる。特にアクリルアミド系ポ
リマーの使用が色像安定化等の上で好ましい。
【0151】本発明に使用できる適当な支持体は、例え
ば、前述のRDNo.17643の28頁及び同No.
18716の647頁右欄から648頁左欄に記載され
ている。本発明で感光層の塗布される側の反対側にはフ
ィルムの接着を防止し、フィルムカートリッジからの送
り出しを円滑にする滑り性を付与し、また帯電防止性を
付与する等の目的でバック層を設置することが出来る。
帯電防止剤については例えば特開昭54−15922
2、特公昭60−51693に記載のものが挙げられ
る。耐接着剤としてのマット剤、滑り剤の例は特開平4
−73736に記載されている。バック層のバインダー
は親水性、親油性のどちらも使用出来る。親油性バイン
ダーの例としては、塩化ビニール系樹脂、ポリ(メタ)
アクリルエステル系樹脂、セルロール誘導体、アクリル
樹脂、ウレタン樹脂、スチレン樹脂であり、親水性バイ
ンダーの例としてはゼラチンを挙げることが出来る。本
発明の支持体は、バック層に特開平4−73736記載
の磁気記録層を有しても良いし、又支持体自体が磁気記
録性を有しても良い。本発明は、種々の感光材料に適用
することができる。特に一般用若しくは映画用のカラー
ネガフィルム、スライド若しくはテレビ用の反転フィル
ムに使用するのが好ましい。
【0152】
【実施例】以下に実施例をもって本発明を詳細に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0153】実施例1 後述の多層カラー感光材料である試料101を作製し下
記の処理を行った。試料101の支持体を除く乾燥膜厚
は22μmであり、膨潤速度T1/2 は9秒であった。試
料101に階段状の露光を与え、これを自動現像機を用
いて以下により処理を行った。補充をしつつ処理を継続
し、安定浴での補充量の合計がタンク容量の3倍に達し
た時点で、表Aの各安定時間にて処理した試料101を
用いて画像保存性を調べた。尚、安定工程の時間は処理
ラックの長さを変えることで行った。処理工程及び処理
液組成を以下に示す。
【0154】 処理工程 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 (℃) (ml) (リットル) 発色現像 3分5秒 38.0 600 17 漂 白 50秒 38.0 140 5 漂白定着 50秒 38.0 − 5 定 着 50秒 38.0 420 5 水洗(1) 20秒 38.0 980 3 水洗 (2) 20秒 38.0 − 3 安 定 表Aに記載 38.0 560 3 乾 燥 1分 60 *補充量は感光材料1m2 当たりの量 水洗液は(2) から(1) への向流方式であり、水洗水のオ
ーバーフロー液は全て定着浴へ導入した。漂白定着浴へ
の補充は、自動現像機の漂白槽の上部並びに定着槽の上
部に切りかきを設け、漂白槽、定着槽への補充液の供給
により発生するオーバーフロー液の全てが漂白定着浴に
流入されるようにした。尚、現像液の漂白工程への持ち
込み量、漂白液の漂白定着工程への持ち込み量、漂白定
着液の定着工程への持ち込み量及び定着液の水洗工程へ
の持ち込み量は感光材料1m2 当たりそれぞれ65ml、
50ml、50ml、50mlであつた。また、クロスオーバ
ーの時間はいずれも3秒であり、この時間は前工程の処
理時間に包含される。以下に処理液の組成を示す。
【0155】 (発色現像液) 単位(g) スタート液 補充液 ジエチレントリアミン五酢酸 2.0 2.0 1−ヒドロキシエチリデン−1,1− 3.3 3.3 ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム 3.9 5.1 炭酸カリウム 37.5 39.0 臭化カリウム 1.4 0.4 ヨウ化カリウム 1.3mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 3.3 2−メチル−4−〔N−エチル−N− 4.5 6.0 (β−ヒドロキシエチル)アミノ〕 アニリン硫酸塩 水を加えて 1000ml 1000ml pH 10.05 10.15
【0156】 (漂白液) 単位(g) スタート液 補充液 1,3−ジアミノプロパン四酢酸 130 195 第二鉄アンモニウムー水塩 臭化アンモニウム 80 120 硝酸アンモニウム 15 25 ヒドロキシ酢酸 50 75 酢酸 40 60 水を加えて 1000ml 1000ml pH〔アンモニア水で調整〕 4.3 4.0
【0157】(漂白定着液)上記漂白スタート液と下記
定着スタート液の15対85(容量比)の混合液(pH
7.0)
【0158】 (定着補充液) 単位(g) 亜硫酸アンモニウム 55 チオ硫酸アンモニウム水溶液 840ml (700g/リットル) イミダゾール 50 エチレンジアミン四酢酸 40 水を加えて 1000ml pH〔アンモニア水、 酢酸で調整〕 7.45 (定着スタート液) 定着補充液を水道水で3倍に希釈した液(pH7.4)
【0159】(水洗水)水道水をH型強酸性カチオン交
換樹脂(ロームアンドハース社製アンバーライトIR−
120B)と、OH型強塩基性アニオン交換樹脂(同ア
ンバーライトIRA−400)を充填した混床式カラム
に通水してカルシウム及びマグネシウムイオン濃度を3
mg/リットル以下に処理し、続いて二塩化イソシアヌー
ル酸ナトリウム20mg/リットルと硫酸ナトリウム15
0mg/リットルを添加した。この液のpHは6.5〜
7.5の範囲にあった。
【0160】 (安定液) 単位(g) スタート液/補充液共通 p−トルエンスルフィン酸 0.1 ナトリウム ポリオキシエチレン−p−モノノニル 0.2 フェニルエーテル (平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 画像安定化剤 (表Aに記載) 表Aに記載 水を加えて 1000ml pH 7.2
【0161】〔画像保存性の評価〕上記の処理後の各試
料を、富士写真フイルム(株)製写真濃度計FSD10
3にてマゼンタ濃度を測定した後、60℃相対湿度20
%の条件にて2週間経時させ再び同様に濃度を測定し
た。処理後のマゼンタ濃度が1.5であった濃度段にお
ける濃度の減少量によりマゼンタ褪色を評価した。(M
褪色)
【0162】〔ホルムアルデヒド蒸気圧の測定〕上記の
処方にて各安定液を調液し、20m2 の小部屋に置いた
小型自動現像機に入れ、稼働状態で2時間経過した時点
での小部屋中のホルムアルデヒド蒸気をスペルコ社製ホ
ルムアルデヒド捕集管に捕集しガスクロマトグラフによ
り定量した。(HCHO 濃度) 表Aに、使用した各化合物の種類と量及び各評価結果を
示す。
【0163】
【表1】
【0164】
【表2】
【0165】表Aから判るように、従来用いられてきた
ホルムアルデヒドを含む安定液はホルムアルデヒドガス
を発生する。液中でのホルムアルデヒド濃度を下げれば
そのガス濃度も下がるが、これは作業環境許容濃度から
して全く不十分であるばかりか、褪色防止効果の減退を
招く。また公知の代替物であるヘキサメチレンテトラミ
ンを用いた場合には、多量の使用にもかかわらず褪色防
止効果は不十分である。また本発明の一般式(A)で表
される化合物のみを用いた場合、あるいは一般式(I)
で表される化合物を公知の画像安定化剤であるホルムア
ルデヒドと組み合わせて用いた場合においても、十分と
は言えない。前者では、ホルムアルデヒドガスの低減化
が不十分であり、また後者ではホルムアルデヒドガスの
低減化は達成されるものの、短時間処理における画像安
定化が不十分となる。しかるに、本発明の一般式(A)
の化合物と一般式(I)の化合物を併用した場合には、
ホルムアルデヒドガスの発生が殆ど無く、かつ短時間処
理においてもホルマリンを凌ぐすぐれた画像安定化効果
が得られることが判る。
【0166】試料101の作製は以下の様に行った。ま
た、以下に示した試料102から105を用いて上記の
各処理を行ったところ、同様な効果が得られた。なお、
添加物を示す記号は下記に示す意味を有する。ただし、
複数の効用を有する場合はそのうちの一つを代表して載
せた。UV;紫外線吸収剤、Solv;高沸点有機溶
剤、ExF;染料、ExS;増感色素、ExC;シアン
カプラー、ExM;マゼンタカプラー、ExY;イエロ
ーカプラー、Cpd;添加剤また、塗布量はハロゲン化
銀およびコロイド銀についてはg/m2 単位で表した銀
の量を、またカプラー、染料、添加剤およびゼラチンに
ついてはg/m2 単位で表した量を、また増感色素につ
いては同一層内のハロゲン化銀1モルあたりのモル数で
示した。
【0167】(試料101の作製)下塗りを施した三酢
酸セルロースフィルム支持体上に、下記に示すような組
成の各層よりなる多層カラー感光材料である試料101
を作製した。 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 0.24 ゼラチン 2.02 UV−3 4.4×10-2 UV−4 8.8×10-2 UV−5 10.0×10-2 Solv−2 0.30 第2層(中間層) ゼラチン 1.51
【0168】第3層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10 モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI型、球相当径0.93μm、球相当径の変動
係数43%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 1.80 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI型、球相当径0.45μm、球相当径の変動
係数 5%、14面体粒子) 塗布銀量 0.75 沃臭化銀乳剤(AgI 6モル%、コアシェル比 1:2 の
内部高AgI型、球相当径0.62μm、球相当径の変動係
数12%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.52 ゼラチン 5.20 ExS−12 5.16×10-3 ExS−1 2.84×10-3 ExS−3 3.80×10-4 ExS−13 4.6×10-4 ExC−10 0.84 ExC−3 3.6×10-2 ExC−4 5.0×10-2 ExY−4 4.2×10-2 Solv−1 0.38 Solv−2 0.76 第4層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI10.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.98μm、球相当径の変動係
数43%、板状粒子、直径/厚み比3.0 ) 塗布銀量 0.88 ゼラチン 0.86 ExS−12 0.13×10-3 ExS−1 0.70×10-3 ExS−3 0.92×10-4 ExS−13 0.12×10-4 ExC−10 2.90×10-2 ExC−4 6.20×10-2 ExC−5 6.60×10-2 Solv−1 0.18
【0169】第5層(中間層) ゼラチン 0.94 Cpd−5 3.20×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 0.24 Solv−1 5.0×10-2 Solv−2 2.1×10-2 第6層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 6.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.60μm、球相当径の変動係
数15%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.68 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.45μm、球相当径の変動係
数10%、14面体粒子) 塗布銀量 0.32 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.52μm、球相当径の変動係
数23%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.23 ゼラチン 1.77 ExS−14 2.21×10-3 ExS−4 2.19×10-3 ExS−15 2.32×10-3 ExM−8 0.48 ExM−2 3.1×10-2 ExM−6 0.15 ExM−9 2.0×10-2 ExY−4 3.1×10-2 Solv−1 0.40 第7層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10 モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.93μm、球相当径の変動係
数43%、板状粒子、直径/厚み比3.0 ) 塗布銀量 0.57 沃臭化銀乳剤(AgI 10 モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.75μm、球相当径の変動係
数33%、板状粒子、直径/厚み比3.5 ) 塗布銀量 0.38 ゼラチン 1.21 ExS−14 1.06×10-3 ExS−4 1.05×10-3 ExS−15 1.11×10-3 ExM−10 5.1×10-2 ExM−11 0.9×10-2 ExM−12 1.7×10-2 ExM−6 2.4×10-2 Cpd−5 1.4×10-2 Solv−1 0.21 Solv−2 3.0×10-2
【0170】第8層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 0.12 ゼラチン 1.58 Cpd−5 0.13 Solv−1 0.21 Solv−2 8.6×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 0.31 第9層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10 モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.98μm、球相当径の変動係
数43%、板状粒子、直径/厚み比3.0 ) 塗布銀量 0.25 沃臭化銀乳剤(AgI 4モル%、コアシェル比 1:2 の
内部高AgI 型、球相当径0.35μm、球相当径の変動係数
13%、14面体粒子) 塗布銀量 0.11 沃臭化銀乳剤(AgI 8モル%、コアシェル比 1:2 の
内部高AgI 型、球相当径0.55μm、球相当径の変動係数
8%、8面体粒子) 塗布銀量 0.14 ゼラチン 1.77 ExY−1 0.97 ExY−2 6.9×10-2 Cpd−5 1.2×10-2 Solv−1 0.32 第10層(中間層) ゼラチン 0.56 ExY−2 0.15 Solv−1 0.26 第11層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10 モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径1.45μm、球相当径の変動係
数23%、板状粒子、直径/厚み比3.0 ) 塗布銀量 0.87 沃臭化銀乳剤(AgI 10 モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI 型、球相当径0.75μm、球相当径の変動係
数23%、板状粒子、直径/厚み比2.5 ) 塗布銀量 0.42 ゼラチン 2.05 ExY−1 0.23 Cpd−5 2.7×10-3 Solv−1 7.7×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 0.48
【0171】第12層(中間層) 微粒子沃臭化銀乳剤(AgI 1.0モル%、均一AgI
型、球相当径0.07μm) 塗布銀量 0.26 ゼラチン 0.74 UV−1 0.11 UV−2 0.17 Solv−4 1.9×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 8.7×10-2 第13層(保護層) ゼラチン 0.47 B−1 (直径 1.5μm) 3.0×10-2 B−2 (直径 1.5μm) 3.6×10-2 B−3 1.8×10-2 W−5 1.8×10-2 H−1 0.24
【0172】こうして作製した試料には、上記の他に、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(ゼラチンに
対して平均200 ppm )、n−ブチル−p−ヒドロキシベ
ンゾエート(同約1,000 ppm )、および2−フェノキシ
エタノール(同約10,000 ppm)が添加された。さらにB
−4、B−5、F−1、F−2、F−3、F−4、F−
5、F−6、F−7、F−8、F−9、F−10、F−
11、F−12、F−13および鉄塩、鉛塩、金塩、白
金塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されている。各
層には上記の成分の他に、界面活性剤W−2、W−6、
W−4を塗布助剤や乳化分散剤として添加した。
【0173】(試料102の作製)下塗りを施した三酢
酸セルロースフィルム支持体上に、下記に示すような組
成の各層よりなる多層カラー感光材料である試料102
を作製した。 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀塗布量 0.20 ゼラチン 2.20 UV−1 0.11 UV−2 0.20 Cpd−1 4.0×10-2 Cpd−2 1.9×10-2 Solv−1 0.30 Solv−2 1.2×10-2 第2層(中間層) 微粒子沃臭化銀(AgI 1.0モル%、球相当径O.O7μ
m) 銀塗布量 0.15 ゼラチン 1.00 ExC−4 6.0×10-2 Cpd−3 2.0×10-2
【0174】第3層(第1赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 5.0モル%、表面高AgI型、球
相当径 0.9μm、球相当径の変動係数21%、平板状粒
子、直径/厚み比7.5) 銀塗布量 0.42 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、内部高AgI型、球
相当径 0.4μm、球相当径の変動係数18%、十四面体粒
子) 銀塗布量 0.40 ゼラチン 1.90 ExS−1 4.5×10-4モル ExS−2 1.5×10-4モル ExS−3 4.0×10-5モル ExC−1 0.65 ExC−3 1.0×10-2 ExC−4 2.3×10-2 Solv−1 0.32 第4層(第2赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 8.5モル%、内部高AgI型、球
相当径 1.0μm、球相当径の変動係数25%、板状粒子、
直径/厚み比3.0 ) 銀塗布量 0.85 ゼラチン 0.91 ExS−1 3.0×10-4モル ExS−2 1.0×10-4モル ExS−3 3.0×10-5モル ExC−1 0.13 ExC−2 6.2×10-2 ExC−4 4.0×10-2 Solv−1 0.10 第5層(第3赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 11.3モル%、内部高AgI型、
球相当径 1.4μm、球相当径の変動係数28%、板状粒
子、直径/厚み比6.0 ) 銀塗布量 1.50 ゼラチン 1.20 ExS−1 2.0×10-4モル ExS−2 6.0×10-5モル ExS−3 2.0×10-5モル ExC−2 8.5×10-2 ExC−5 7.3×10-2 ExC−6 1.0×10-2 Solv−1 0.12 Solv−2 0.12
【0175】第6層(中間層) ゼラチン 1.00 Cpd−4 8.0×10-2 Solv−1 8.0×10-2 第7層(第1緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 5.0モル%、表面高AgI型、球
相当径 0.9μm、球相当径の変動係数21%、平板状粒
子、直径/厚み比7.0) 銀塗布量 0.28 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、内部高AgI型、球
相当径 0.4μm、球相当径の変動係数18%、十四面体粒
子) 銀塗布量 0.16 ゼラチン 1.20 ExS−4 5.0×10-4モル ExS−5 2.0×10-4モル ExS−6 1.0×10-4モル ExM−1 0.50 ExM−2 0.10 ExM−5 3.5×10-2 Solv−1 0.20 Cpd−16 3.0×10-2 第8層(第2緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 8.5モル%、内部高AgI型、球
相当径 1.0μm、球相当径の変動係数25%、板状粒子、
直径/厚み比3.0 ) 銀塗布量 0.57 ゼラチン 0.45 ExS−4 3.5×10-4モル ExS−5 1.4×10-4モル ExS−6 7.0×10-5モル ExM−1 0.12 ExM−2 7.1×10-3 ExM−3 3.5×10-2 Solv−1 0.15 Cpd−16 1.0×10-2
【0176】第9層(中間層) ゼラチン 0.50 Solv−1 2.0×10-2 第10層(第3緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 11.3モル%、内部高AgI型、
球相当径 1.4μm、球相当径の変動係数28%、板状粒
子、直径/厚み比6.0 ) 銀塗布量 1.30 ゼラチン 1.20 ExS−4 2.0×10-4モル ExS−5 8.0×10-5モル ExS−6 8.0×10-5モル ExM−4 5.8×10-2 ExM−6 5.0×10-3 ExC−2 4.5×10-3 Cpd−5 1.0×10-2 Solv−1 0.25 第11層(イエローフィルター層) ゼラチン 0.50 Cpd−6 5.2×10-2 Solv−1 0.12 第12層(中間層) ゼラチン 0.45 Cpd−3 0.10
【0177】第13層(第1青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 2モル%、均一AgI型、球相当
径 0.55μm、球相当径の変動係数25%、平板状粒子、
直径/厚み比7.0 ) 銀塗布量 0.20 ゼラチン 1.00 ExS−7 3.0×10-4モル ExY−1 0.60 ExY−2 2.3×10-2 Solv−1 0.15 第14層(第2青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 19.0モル%、内部高AgI型、
球相当径 1.0μm、球相当径の変動係数16%、八面体粒
子) 銀塗布量 0.19 ゼラチン 0.35 ExS−7 2.0×10-4モル ExY−1 0.22 Solv−1 7.0×10-2 第15層(中間層) 微粒子沃臭化銀(AgI 2モル%、均一AgI型、球相
当径O.13μm) 銀塗布量 0.20 ゼラチン 0.36
【0178】第16層(第3青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 14.0モル%、内部高AgI型、
球相当径 1.7μm、球相当径の変動係数28%、板状粒
子、直径/厚み比5.0) 銀塗布量 1.55 ゼラチン 1.00 ExS−8 1.5×10-4モル ExY−1 0.21 Solv−1 7.0×10-2 第17層(第1保護層) ゼラチン 1.80 UV−1 0.13 UV−2 0.21 Solv−1 1.0×10-2 Solv−2 1.0×10-2 第18層(第2保護層) 微粒子塩化銀(球相当径 0.07μm) 銀塗布量 0.36 ゼラチン 0.70 B−1 (直径 1.5μm) 2.0×10-2 B−2 (直径 1.5μm) 0.15 B−3 3.0×10-2 W−1 2.0×10-2 H−1 0.35 Cpd−7 1.00
【0179】こうして作製した試料には上記の他に、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(ゼラチンに
対して平均200 ppm )、n−ブチル−p−ヒドロキシベ
ンゾエート(同約1,000 ppm )、および2−フェノキシ
エタノール(同約10,000 ppm)が添加された。さらにB
−4、B−5、W−2、W−3、F−1、F−2、F−
3、F−4、F−5、F−6、F−7、F−8、F−
9、F−10、F−11、F−12、F−13および鉄
塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム塩、ロジウム塩が
含有されている。
【0180】(試料103の作製)下塗りを施した三酢
酸セルロースフィルム支持体上に、下記に示すような組
成の各層よりなる多層カラー感光材料である試料103
を作製した。 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 0.15 ゼラチン 1.90 ExM−6 5.0×10-3 第2層(中間層) ゼラチン 2.10 UV−3 3.0×10-2 UV−4 6.0×10-2 UV−5 7.0×10-2 ExF−1 4.0×10-3 Solv−2 7.0×10-2 第3層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 2モル%、内部高AgI型、球相
当径 0.3μm、球相当径の変動係数29%、正常晶、双晶
混合粒子、直径/厚み比2.5 ) 銀塗布量 0.50 ゼラチン 1.50 ExS−2 1.0×10-4 ExS−1 3.0×10-4 ExS−3 1.0×10-5 ExC−8 0.11 ExC−1 0.11 ExC−9 3.0×10-2 ExC−6 1.0×10-2 Solv−1 7.0×10-3 第4層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4モル%、内部高AgI型、球相
当径0.55μm、球相当径の変動係数20%、正常晶、双晶
混合粒子、直径/厚み比1.0 ) 銀塗布量 0.85 ゼラチン 2.00 ExS−2 1.0×10-4 ExS−1 3.0×10-4 ExS−3 1.0×10-5 ExC−8 0.16 ExC−4 8.0×10-2 ExC−1 0.17 ExC−6 1.5×10-2 ExY−3 2.0×10-2 ExY−4 1.0×10-2 F−3 1.0×10-4 Solv−1 0.10 第5層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10モル%、内部高AgI型、球
相当径 0.7μm、球相当径の変動係数30%、双晶混合粒
子、直径/厚み比2.0) 銀塗布量 0.70 ゼラチン 1.60 ExS−2 1.0×10-4 ExS−1 3.0×10-4 ExS−3 1.0×10-5 ExC−10 7.0×10-2 ExC−11 8.0×10-2 ExC−6 1.5×10-2 Solv−1 0.15 Solv−2 8.0×10-2
【0181】第6層(中間層) ゼラチン 1.10 P−2 0.17 Cpd−4 0.10 Cpd−9 0.17 Solv−1 5.0×10-2 第7層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 2モル%、内部高AgI型、球相
当径 0.3μm、球相当径の変動係数28%、正常晶、双晶
混合粒子、直径/厚み比2.5 ) 銀塗布量 0.30 ゼラチン 0.50 ExS−9 5.0×10-4 ExS−5 2.0×10-4 ExS−6 0.3×10-4 ExM−6 3.0×10-2 ExM−1 0.20 ExY−3 3.0×10-2 Cpd−16 7.0×10-3 Solv−1 0.20 第8層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4モル%、内部高AgI型、球相
当径0.55μm、球相当径の変動係数20%、正常晶、双晶
混合粒子、直径/厚み比4.0 ) 銀塗布量 0.70 ゼラチン 1.00 ExS−9 5.0×10-4 ExS−5 2.0×10-4 ExS−6 3.0×10-5 ExM−6 3.0×10-2 ExM−1 0.25 ExM−3 1.5×10-2 ExY−3 4.0×10-2 Cpd−16 9.0×10-3 Solv−1 0.20 第9層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10モル%、内部高AgI型、球
相当径 0.7μm、球相当径の変動係数30%、正常晶、双
晶混合粒子、直径/厚み比2.0 ) 銀塗布量 0.50 ゼラチン 0.90 ExS−9 2.0×10-4 ExS−5 2.0×10-4 ExS−6 2.0×10-5 ExS−10 3.0×10-4 ExM−6 1.0×10-2 ExM−7 3.9×10-2 ExM−4 2.6×10-2 Cpd−5 1.0×10-2 Cpd−14 2.0×10-4 F−3 2.0×10-4 Solv−1 0.20 Solv−2 5.0×10-2
【0182】第10層(イエローフィルター層) ゼラチン 0.90 黄色コロイド 5.0×10-2 Cpd−4 0.20 Solv−1 0.15 第11層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4モル%、内部高AgI型、球相
当径 0.5μm、球相当径の変動係数15%、8面体粒子) 銀塗布量 0.40 ゼラチン 1.00 ExS−11 2.0×10-4 ExY−3 9.0×10-2 ExY−1 0.90 Cpd−5 1.0×10-2 Solv−1 0.30 第12層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10モル%、内部高AgI型、球
相当径 1.3μm、球相当径の変動係数25%、正常晶、双
晶混合粒子、直径/厚み比4.5 ) 銀塗布量 0.50 ゼラチン 0.60 ExS−11 1.0×10-4 ExY−1 0.12 Cpd−5 1.0×10-3 Solv−1 4.0×10-2
【0183】第13層(第1保護層) 微粒子沃臭化銀(平均粒径0.07μm、AgI 1モル%) 0.20 ゼラチン 0.80 UV−4 0.10 UV−5 0.10 UV−2 0.20 Solv−3 4.0×10-2 P−2 9.0×10-2 第14層(第2保護層) ゼラチン 0.90 B−1(直径 1.5μm) 0.10 B−2(直径 1.5μm) 0.10 B−3 2.0×10-2 H−1 0.40
【0184】更に、保存性、処理性、圧力耐性、防黴・
防菌性、帯電防止性、及び塗布性をよくするために、下
記のCpd−8、Cpd−10、Cpd−11、Cpd
−12、Cpd−13、P−1、W−2、W−4、W−
5を添加した。上記の他に、n−ブチル−p−ヒドロキ
シベンゾエートが添加された。さらにB−4、F−1、
F−4、F−5、F−6、F−7、F−9、F−10、
F−11、F−13および、鉄塩、鉛塩、金塩、白金
塩、イリジウム塩、ロジウム塩が含有されている。
【0185】(試料104の作製)下塗りを施した三酢
酸セルロースフィルム支持体上に、下記に示すような組
成の各層よりなる多層カラー感光材料である試料104
を作製した。 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 0.15 ゼラチン 2.33 ExM−4 0.11 UV−3 3.0×10-2 UV−4 6.0×10-2 UV−5 7.0×10-2 Solv−1 0.16 Solv−2 0.10 ExF−2 1.0×10-2 ExF−3 4.0×10-2 ExF−1 5.0×10-3 Cpd−12 1.0×10-3 第2層(低感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、均一AgI型、球相
当径 0.4μm、球相当径の変動係数30%、板状粒子、直
径/厚み比3.0 ) 塗布銀量 0.35 沃臭化銀乳剤(AgI 6.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI型、球相当径0.45μm、球相当径の変動
係数23%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.18 ゼラチン 0.77 ExS−2 2.4×10-4 ExS−1 1.4×10-4 ExS−6 2.3×10-4 ExS−3 4.1×10-6 ExC−1 0.09 ExC−9 4.0×10-2 ExC−12 8.0×10-2 ExC−8 0.08 第3層(中感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 6.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI型、球相当径0.65μm、球相当径の変動
係数23%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.80 ゼラチン 1.46 ExS−2 2.4×10-4 ExS−1 1.4×10-4 ExS−6 2.4×10-4 ExS−3 4.3×10-6 ExC−1 0.19 ExC−9 2.0×10-2 ExC−12 0.10 ExC−8 0.19 ExC−6 2.0×10-2 ExM−5 2.0×10-2 UV−4 5.7×10-2 UV−5 5.7×10-2 第4層(高感度赤感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 9.3モル%、コアシェル比 3:4
:2 の多重構造粒子、AgI含有量内部から24,0 ,6
モル%、球相当径0.75μm、球相当径の変動係数23
%、板状粒子、直径/厚み比2.5 ) 塗布銀量 1.49 ゼラチン 1.38 ExS−2 2.0×10-4 ExS−1 1.1×10-4 ExS−6 1.9×10-4 ExS−3 1.4×10-5 ExC−1 8.0×10-2 ExC−11 9.0×10-2 ExC−6 2.0×10-2 Solv−1 0.20 Solv−2 0.53
【0186】第5層(中間層) ゼラチン 0.62 Cpd−4 0.13 ポリエチルアクリレートラテックス 8.0×10-2 Solv−1 8.0×10-2 第6層(低感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、均一AgI型、球相
当径0.33μm、球相当径の変動係数37%、板状粒子、直
径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.19 ゼラチン 0.44 ExS−16 1.5×10-4 ExS−4 4.4×10-4 ExS−6 9.2×10-5 ExM−1 0.17 ExM−5 3.0×10-2 Solv−1 0.13 CpD−16 1.0×10-2 第7層(中感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、均一AgI型、球相
当径0.55μm、球相当径の変動係数15%、板状粒子、直
径/厚み比4.0 ) 塗布銀量 0.24 ゼラチン 0.54 ExS−16 2.1×10-4 ExS−4 6.3×10-4 ExS−6 1.3×10-4 ExM−1 0.15 ExM−5 4.0×10-2 ExY−4 3.0×10-2 Solv−1 0.13 Cpd−16 1.0×10-2 第8層(高感度緑感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 8.8モル%、銀量比 3:4 :2 の
多重構造粒子、AgI含有量内部から24, 0 , 3 モル
%、球相当径0.75μm、球相当径の変動係数23%、板状
粒子、直径/厚み比1.6 ) 塗布銀量 0.49 ゼラチン 0.61 ExS−4 4.3×10-4 ExS−6 8.6×10-5 ExS−5 2.8×10-5 ExM−1 8.0×10-2 ExM−6 3.0×10-2 ExY−4 3.0×10-2 ExC−1 1.0×10-2 ExC−11 1.0×10-2 Solv−1 0.23 Solv−2 5.0×10-2 Cpd−16 1.0×10-2 Cpd−5 1.0×10-2
【0187】第9層(中間層) ゼラチン 0.56 Cpd−4 4.0×10-2 ポリエチルアクリレートラテックス 5.0×10-2 Solv−1 3.0×10-2 UV−1 3.0×10-2 UV−2 4.0×10-2 第10層(赤感層に対する重層効果のドナー層) 沃臭化銀乳剤(AgI 8.0モル%、コアシェル比 1:2
の内部高AgI型、球相当径0.65μm、球相当径の変動
係数25%、板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.67 沃臭化銀乳剤(AgI 4.0モル%、均一AgI型、球相
当径 0.4μm、球相当径の変動係数30%、板状粒子、直
径/厚み比3.0 ) 塗布銀量 0.20 ゼラチン 0.87 ExS−16 6.7×10-4 ExM−2 0.16 Solv−1 0.30 Solv−5 3.0×10-2 第11層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 9.0×10-2 ゼラチン 0.84 Cpd−15 0.13 Solv−1 0.13 Cpd−4 8.0×10-2 Cpd−12 2.0×10-3 H−1 0.25
【0188】第12層(低感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 4.5モル%、均一AgI型、球相
当径 0.7μm、球相当径の変動係数15%、板状粒子、直
径/厚み比7.0 ) 塗布銀量 0.50 沃臭化銀乳剤(AgI 3.0モル%、均一AgI型、球相
当径 0.3μm、球相当径の変動係数30%、板状粒子、直
径/厚み比7.0 ) 塗布銀量 0.30 ゼラチン 2.18 ExS−7 9.0×10-4 ExC−1 0.14 ExY−3 0.17 ExY−1 1.09 Solv−1 0.54 第13層(中間層) ゼラチン 0.40 ExY−2 0.19 Solv−1 0.19 第14層(高感度青感乳剤層) 沃臭化銀乳剤(AgI 10.0モル%、内部高AgI型、
球相当径 1.0μm、球相当径の変動係数25%、多重双晶
板状粒子、直径/厚み比2.0 ) 塗布銀量 0.40 ゼラチン 0.49 ExS−7 2.6×10-4 ExY−3 1.0×10-2 ExY−1 0.20 ExC−1 1.0×10-2 Solv−1 9.0×10-2
【0189】第15層(第1保護層) 微粒子沃臭化銀乳剤(AgI 2.0モル%、均一AgI
型、球相当径0.07μm) 塗布銀量 0.12 ゼラチン 0.63 UV−1 0.11 UV−2 0.18 Solv−4 2.0×10-2 Cpd−7 0.10 ポリエチルアクリレートラテックス 9.0×10-2 第16層(第2保護層) 微粒子沃臭化銀乳剤(AgI 2.0モル%、均一AgI
型、球相当径0.07μm) 塗布銀量 0.36 ゼラチン 0.85 B−1 (直径 1.5μm) 8.0×10-2 B−2 (直径 1.5μm) 8.0×10-2 B−3 2.0×10-2 W−5 2.0×10-2 H−1 0.18
【0190】こうして作製した試料には上記の他に、
1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(ゼラチンに
対して平均200 ppm )、n−ブチル−p−ヒドロキシベ
ンゾエート(同約1,000 ppm )、および2−フェノキシ
エタノール(同約10,000 ppm)が添加された。さらにB
−4、B−5、F−1、F−2、F−3、F−4、F−
5、F−6、F−7、F−9、F−10、F−11、F
−12、F−13および鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イ
リジウム塩、ロジウム塩が含有されている。各層には上
記の成分の他に、界面活性剤W−2、W−6、W−4を
塗布助剤や乳化分散剤として添加した。
【0191】(試料105の作製)下塗りを施した三酢
酸セルロースフィルム支持体上に、下記に示すような組
成の各層を重層塗布し、多層カラー感光材料である試料
105を作製した。 第1層(ハレーション防止層) 黒色コロイド銀 銀 0.18 ゼラチン 1.40 第2層(中間層) 2,5−ジ−t−ペンタデシル ハイドロキノン 0.18 ExM−6 0.18 ExC−4 0.020 ExF−1 2.0×10-3 UV−3 0.060 UV−4 0.080 UV−5 0.10 Solv−1 0.10 Solv−2 0.020 ゼラチン 1.04 第3層(第1赤感乳剤層) 乳剤A 銀 0.25 乳剤B 銀 0.25 ExS−2 6.9×10-5 ExS−3 1.8×10-5 ExS−1 3.1×10-4 ExC−1 0.17 ExC−9 0.020 ExC−8 0.17 UV−3 0.070 UV−4 0.050 UV−5 0.070 Solv−1 0.060 ゼラチン 0.87 第4層(第2赤感乳剤層) 乳剤G 銀 1.00 ExS−2 5.1×10-5 ExS−3 1.4×10-5 ExS−1 2.3×10-4 ExC−1 0.20 ExC−4 0.050 ExC−9 0.015 ExC−8 0.20 UV−3 0.070 UV−4 0.050 UV−5 0.070 ゼラチン 1.30 第5層(第3赤感乳剤層) 乳剤D 銀 1.60 ExS−2 5.4×10-5 ExS−3 1.4×10-5 ExS−1 2.4×10-4 ExC−1 0.097 ExC−4 0.010 ExC−11 0.080 Solv−1 0.22 Solv−2 0.10 ゼラチン 1.63
【0192】第6層(中間層) Cpd−4 0.040 Solv−1 0.020 ゼラチン 0.80 第7層(第1緑感乳剤層) 乳剤A 銀 0.15 乳剤B 銀 0.15 ExS−6 3.0×10-5 ExS−5 1.0×10-4 ExS−4 3.8×10-4 ExM−6 0.021 ExM−1 0.26 ExM−3 0.030 ExY−3 0.025 Solv−1 0.10 Cpd−16 0.010 ゼラチン 0.63 第8層(第2緑感乳剤層) 乳剤C 銀 0.45 ExS−6 2.1×10-5 ExS−5 7.0×10-5 ExS−4 2.6×10-4 ExM−1 0.094 ExM−3 0.026 ExY−3 0.018 Solv−1 0.16 Cpd−16 8.0×10-3 ゼラチン 0.50 第9層(第3緑感乳剤層) 乳剤E 銀 1.20 ExS−6 3.5×10-5 ExS−5 8.0×10-5 ExS−4 3.0×10-4 ExM−6 0.013 ExM−7 0.065 ExM−4 0.019 Solv−1 0.25 Solv−2 0.10 ゼラチン 1.54
【0193】第10層(イエローフィルター層) 黄色コロイド銀 銀 0.050 Cpd−4 0.080 Solv−1 0.030 ゼラチン 0.95 第11層(第1青感乳剤層) 乳剤A 銀 0.080 乳剤B 銀 0.070 乳剤F 銀 0.070 ExS−7 3.5×10-4 ExY−3 0.042 ExY−1 0.72 Solv−1 0.28 ゼラチン 1.10 第12層(第2青感乳剤層) 乳剤G 銀 0.45 ExS−7 2.1×10-4 ExY−1 0.15 ExC−9 7.0×10-3 Solv−1 0.050 ゼラチン 0.78 第13層(第3青感乳剤層) 乳剤H 銀 0.77 ExS−7 2.2×10-4 ExY−1 0.20 SolV−1 0.070 ゼラチン 0.69
【0194】第14層(第1保護層) 乳剤I 銀 0.20 UV−1 0.11 UV−2 0.17 Solv−1 5.0×10-2 ゼラチン 1.00 第15層(第2保護層) H−1 0.40 B−1(直径 1.7 μm) 5.0×10-2 B−2(直径 1.7 μm) 0.10 B−3 0.10 Cpd−7 0.20 ゼラチン 1.20
【0195】更に、全層に保存性、処理性、圧力耐性、
防黴・防菌性、帯電防止性及び塗布性をよくするため
に、W−1、W−2、W−3、B−4、B−5、F−
1、F−2、F−3、F−4、F−5、F−6、F−
7、F−8、F−9、F−10、F−11、F−12、
F−13及び、鉄塩、鉛塩、金塩、白金塩、イリジウム
塩、ロジウム塩が含有されている。使用した乳剤A〜I
(沃臭化銀乳剤)は以下の通りである。
【0196】
【表3】
【0197】次に上記の試料101〜105で用いた化
合物の化学構造式又は化学名を下に示した。
【0198】
【化50】
【0199】
【化51】
【0200】
【化52】
【0201】
【化53】
【0202】
【化54】
【0203】
【化55】
【0204】
【化56】
【0205】
【化57】
【0206】
【化58】
【0207】
【化59】
【0208】
【化60】
【0209】
【化61】
【0210】
【化62】
【0211】
【化63】
【0212】
【化64】
【0213】
【化65】
【0214】
【化66】
【0215】
【化67】
【0216】
【化68】
【0217】
【化69】
【0218】
【化70】
【0219】
【化71】
【0220】
【化72】
【0221】
【化73】
【0222】
【化74】
【0223】
【化75】
【0224】実施例2 下記の処理工程及び処理液をシネ式自動現像機を用いて
行った。実施例1と同様に、各安定液にて試料101の
処理を行い、画像保存性の試験を行った。
【0225】 処理方法 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 (℃) (ml) (リットル) 発色現像 3分15秒 38 20 20 漂 白 3分30秒 38 25 40 水 洗 1分10秒 24 1200 20 定 着 3分20秒 38 25 30 水 洗 1分05秒 24 − 10 水 洗 1分00秒 24 1200 10 安 定 1分05秒 38 25 10 乾 燥 3分20秒 55 *補充量は35mm巾1m長さ当たり 水洗はからへの向流配管方式
【0226】次に、処理液の組成を記す。 (発色現像液) スタート液(g) 補充液(g) ジエチレントリアミン五酢酸 1.0 1.1 1−ヒドロキシエチリデン 3.0 3.2 −1,1−ジホスホン酸 亜硫酸ナトリウム 4.0 4.4 炭酸カリウム 30.0 37.0 臭化カリウム 1.4 0.3 沃化カリウム 1.5 mg − ヒドロキシルアミン硫酸塩 2.4 2.8 4−〔N−エチル−N−β− 4.5 6.0 ヒドロキシエチルアミノ〕− 2−メチルアニリン硫酸塩 水を加えて 1000 ml 1000 ml pH 10.05 10.15
【0227】 (漂白液) スタート液(g) 補充液(g) エチレンジアミン四酢酸 100.0 120.0 第二鉄ナトリウム三水塩 エチレンジアミン四酢酸 10.0 10.0 二ナトリウム塩 臭化アンモニウム 140.0 160.0 硝酸アンモニウム 30.0 35.0 3−メルカプト−1,2,4− 0.05 0.15 トリアゾール アンモニア水(27%) 6.5 ml 4.0 ml 水を加えて 1000 ml 1000 ml pH 6.0 5.7
【0228】 (定着液) スタート液(g) 補充液(g) エチレンジアミン四酢酸 0.5 0.7 二ナトリウム塩 亜硫酸ナトリウム 7.0 8.0 重亜硫酸ナトリウム 5.0 5.5 チオ硫酸アンモニウム 240.0 ml 280.0 ml 水溶液(700g/リットル) 水を加えて 1000 ml 1000 ml pH 6.7 6.6
【0229】 (安定液) スタート液(g) 補充液(g) ホルマリン 0. 3 ml 0. 33 ml (ホルムアルデヒド換算 4. 0 mmol 4. 4 mmol ) 表Bに記載の化合物 表Bに記載の量 ポリオキシエチレン−p− 0.2 g 0.22 g モノノニルフェニルエーテル (平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸 0.05 g 0.055 g 二ナトリウム塩 水を加えて 1.0 リットル 1.0リットル pH 7.2 7.3
【0230】処理後のフイルムを実施例1と同様にして
濃度測定を行なった後、60℃相対湿度70%の条件下
で2週間経時させ、中濃度部(マゼンタ濃度で1.5)
及び最低濃度部での濃度変化を調べた。試料により、中
濃度部でのマゼンタの褪色、及び最低濃度部でのイエロ
ーのステイン発生が認められ、これを表Bに記載した。
また、各安定液を50リットルのスケールで調合した際
の作業場所におけるホルムアルデヒドガスの濃度を実施
例1と同様に測定した結果も合わせて表Bに記した。
尚、ホルムアルデヒド、一般式(I)の化合物、及び一
般式(II)の化合物を混合すると、当量ずつ反応し一般
式(A)の化合物を生成する。例えば、No.13にお
いては、II−21が1モルで2級アミン1当量であるた
め4mmolの化合物A−26が生成し、過剰のI−4
が12mmol存在する。また、No.8においては、
II−22が1モルで2級アミン2当量であるため2mm
olの化合物A−35が生成し、過剰のI−4がやはり
12mmol存在する。
【0231】
【表4】
【0232】表Bよりわかるように、本発明(No.7
〜10、12〜14)を用いれば、ホルムアルデヒドガ
ス濃度を低減し、かつマゼンタ色素の褪色やイエロース
テインの生成を抑制することができる。
【0233】実施例3 下記の濃縮安定補充液を1リットル調整し、ポリエチレ
ン製で内容量1.2リットルの瓶に充填した。 (濃縮安定補充液) p−トルエンスルフィン酸 5.0 g ナトリウム ポリオキシエチレン−p−モノノニル 22.0 g フェニルエーテル (平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 5.0 g 画像安定化剤 (表Cに記載) 表Cに記載 水を加えて 1.0リットル pH 7.2 調製した濃縮液を40℃で経時させた後1ヶ月、6ヶ月
の時点で,液の濁りの有無を目視にて調べた。得られた
結果を表Cに示す。
【0234】
【表5】
【0235】尚、表Cにおける経時後の液濁りの評価基
準は以下の通りである。 ◎ :濁り、沈殿等なし ○ :極微かに濁りが発生 △ :濁りの他に容器の底に僅かに沈殿発生 × :容器の底に5mm以上の沈殿層が生成
【0236】ホルムアルデヒドの場合、容器の底に白色
の浮遊物が溜まった。公知のホルマリン代替物を含む試
料2及び3は1ヶ月の経時では、極微かな濁りしかなか
ったが、更に長期に保存すると、やはり白色の沈降物が
溜まってきた。また本発明の一般式(A)で表される化
合物を単独で用いた場合にも、これらに比べるとかなり
よくなるものの、やはり長期の保存では少しずつ沈降物
を生じた。これに対し本発明の一般式(A)で表される
化合物と、一般式(I)で表される化合物を併用する
と、長期の保存においても、液の状態に全く変化なく、
優れた安定性が達成されることが判る。
【0237】実施例4 下塗りを施した厚み 127μの三酢酸セルロースフィルム
支持体上に、下記の組成の各層より成る多層カラー反転
感光材料試料401を作製した。数字はm2 当りの添加
量を表わす。尚、添加した化合物の効果は記載した用途
に限らない。
【0238】第1層:ハレーション防止層 黒色コロイド銀 0.20g ゼラチン 1.9 g 紫外線吸収剤U−1 0.04g 紫外線吸収剤U−2 0.1 g 紫外線吸収剤U−3 0.1 g 紫外線吸収剤U−4 0.1 g 紫外線吸収剤U−6 0.1 g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.1 g 染料E−1の微結晶固体分散物 0.1 g 第2層:中間層 ゼラチン 0.40g 化合物Cpd−D 5 mg 化合物Cpd−L 5 mg 化合物Cpd−M 3 mg 高沸点有機溶媒Oil−3 0.1 g 染料D−4 0.4mg 第3層:中間層 表面及び内部をかぶらせた微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒
径0.06μm、変動係数18%、AgI含量 1モル%) 銀量 0.05g ゼラチン 0.4 g
【0239】第4層:低感度赤感性乳剤層 乳剤A 銀量 0.1 g 乳剤B 銀量 0.4 g ゼラチン 0.8 g カプラーC−1 0.15g カプラーC−2 0.05g カプラーC−9 0.05g 化合物Cpd−D 10 mg 高沸点有機溶媒Oil−2 0.1 g 第5層:中感度赤感性乳剤層 乳剤B 銀量 0.2 g 乳剤C 銀量 0.3 g ゼラチン 0.8 g カプラーC−1 0.2 g カプラーC−2 0.05g カプラーC−3 0.2 g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.1 g 第6層:高感度赤感性乳剤層 乳剤D 銀量 0.4 g ゼラチン 1.1 g カプラーC−1 0.3 g カプラーC−3 0.7 g 添加物P−1 0.1 g 第7層:中間層 ゼラチン 0.6 g 添加物M−1 0.3 g 混色防止剤Cpd−K 2.6mg 紫外線吸収剤U−1 0.1 g 紫外線吸収剤U−6 0.1 g 染料D−1 0.02g 化合物Cpd−D 5 mg 化合物Cpd−L 5 mg 化合物Cpd−M 5 mg
【0240】第8層:中間層 表面及び内部をかぶらせた沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06
μm、変動係数16%、AgI含量 0.3モル%) 銀量 0.02g ゼラチン 1.0 g 添加物P−1 0.2 g 混色防止剤Cpd−N 0.1 g 混色防止剤Cpd−A 0.1 g 第9層:低感度緑感性乳剤層 乳剤E 銀量 0.1 g 乳剤F 銀量 0.2 g 乳剤G 銀量 0.2 g ゼラチン 0.5 g カプラーC−7 0.05g カプラーC−8 0.20g 化合物Cpd−B 0.03g 化合物Cpd−D 10 mg 化合物Cpd−E 0.02g 化合物Cpd−F 0.02g 化合物Cpd−G 0.02g 化合物Cpd−H 0.02g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.1 g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.1 g 第10層:中感度緑感性乳剤層 乳剤G 銀量 0.3 g 乳剤H 銀量 0.1 g ゼラチン 0.6 g カプラーC−7 0.2 g カプラーC−8 0.1 g 化合物Cpd−B 0.03g 化合物Cpd−E 0.02g 化合物Cpd−F 0.02g 化合物Cpd−G 0.05g 化合物Cpd−H 0.05g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.01g
【0241】第11層:高感度緑感性乳剤層 乳剤I 銀量 0.5 g ゼラチン 1.0 g カプラーC−4 0.3 g カプラーC−8 0.1 g 化合物Cpd−B 0.08g 化合物Cpd−E 0.02g 化合物Cpd−F 0.02g 化合物Cpd−G 0.02g 化合物Cpd−H 0.02g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.02g 高沸点有機溶媒Oil−2 0.02g 第12層:中間層 ゼラチン 0.6 g 染料D−1 0.1 g 染料D−2 0.05g 染料D−3 0.07g 第13層:イエローフィルター層 黄色コロイド銀 銀量 0.07g ゼラチン 1.1 g 混色防止剤Cpd−A 0.01g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.01g 染料E−2の微結晶固体分散物 0.05g 第14層:中間層 ゼラチン 0.6 g
【0242】第15層:低感度青感性乳剤層 乳剤J 銀量 0.2 g 乳剤K 銀量 0.3 g 乳剤L 銀量 0.1 g ゼラチン 0.8 g カプラーC−5 0.2 g カプラーC−10 0.4 g 第16層:中感度青感性乳剤層 乳剤L 銀量 0.1 g 乳剤M 銀量 0.4 g ゼラチン 0.9 g カプラーC−5 0.3 g カプラーC−6 0.1 g カプラーC−10 0.1 g 第17層:高感度青感性乳剤層 乳剤N 銀量 0.4 g ゼラチン 1.2 g カプラーC−6 0.6 g カプラーC−10 0.1 g 第18層:第1保護層 ゼラチン 0.7 g 紫外線吸収剤U−1 0.04g 紫外線吸収剤U−2 0.01g 紫外線吸収剤U−3 0.03g 紫外線吸収剤U−4 0.03g 紫外線吸収剤U−5 0.05g 紫外線吸収剤U−6 0.05g 高沸点有機溶媒Oil−1 0.02g ホルマリンスカベンジャー Cpd−C 0.2 g Cpd−I 0.4 g 染料D−3 0.05g 化合物Cpd−N 0.02g
【0243】第19層:第2保護層 コロイド銀 銀量 0.1mg 微粒子沃臭化銀乳剤(平均粒径0.06μm、AgI含量 1
モル%) 銀量 0.1 g ゼラチン 0.4 g 第20層:第3保護層 ゼラチン 0.4 g ポリメチルメタクリレート(平均粒径1.5 μ) 0.1 g メチルメタクリレートとアクリル酸の4:6の共重合体
(平均粒径1.5 μ) 0.1 g シリコーンオイル 0.03g 界面活性剤W−1 3.0mg 界面活性剤W−2 0.03g
【0244】また、すべての乳剤層には上記組成物の他
に添加剤F−1〜F−8を添加した。さらに各層には上
記組成物の他にゼラチン硬化剤H−1及び塗布用、乳化
用界面活性剤W−3、W−4、W−5、W−6、W−7
を添加した。更に防腐、防黴剤としてフェノール、1,
2−ベンズイソチアゾリン−3−オン、2−フェノキシ
エタノール、フェネチルアルコール、p−ヒドロキシ安
息香酸ブチルエステルを添加した。
【0245】
【表6】
【0246】
【表7】
【0247】
【化76】
【0248】
【化77】
【0249】
【化78】
【0250】
【化79】
【0251】
【化80】
【0252】
【化81】
【0253】
【化82】
【0254】
【化83】
【0255】
【化84】
【0256】
【化85】
【0257】
【化86】
【0258】
【化87】
【0259】
【化88】
【0260】
【化89】
【0261】
【化90】
【0262】
【化91】
【0263】上記試料401を35mm幅にスリット
し、市販のフイルムと同じフォーマットでパーフォレー
ション加工した後に均一な露光を与え、下記に示す処理
工程に従い、吊り下げ式自動現像機を用いて処理を行っ
た。 処理工程 時間 温度 補充量* タンク容量 第一水洗 1 38 7.5 4 反 転 1 38 1.0 4 発色現像 4 38 1.0 12 調 整 2 38 1.0 4 漂 白 4 38 0.5 12 定 着 3 38 1.0 12 第二水洗(1) 1 38 ── 4 第二水洗(2) 1 38 7.5 4 安 定 0.3 38 0.7 4 乾 燥 2 50 *補充量は感光材料1m2 当たりの量 第二水洗(2)のオーバーフロー液は第二水洗(1) 浴に
導いた。
【0264】各処理液の組成は、以下の通りであった。 (黒白現像液) スタート液 補充液 単位(g) ニトリロ−N,N,N 2.0 2.0 −トリメチレンホス ホン酸・5ナトリウ ム塩 ジエチレントリアミン 3.0 3.0 五酢酸5ナトリウム 亜硫酸カリウム 30 30 ハイドロキノン・モノ 20 25 スルホン酸カリウム 炭酸カリウム 33 36 1−フェニル−4−メ 2.0 2.2 チル−4−ヒドロキ シメチル−3−ピラ ゾリドン 臭化カリウム 2.5 − チオシアン酸カリウム 1.2 1.2 沃化カリウム 2.0 mg 2.0 mg 水を加えて 1000 ml 1000 ml pH(25℃) 9.60 9.80 pHは塩酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0265】 (反転液) スタート液/補充液共通 単位(g) ニトリロ−N,N,N 2.0 −トリメチレンホス ホン酸・5ナトリウ ム塩 塩化第一スズ・2水塩 1.0 p−アミノフェノール 0.1 水酸化ナトリウム 8.0 氷酢酸 15ml 亜硫酸アンモニウム 20 水を加えて 1000 ml pH(25℃) 6.60 pHは酢酸又はアンモニア水で調整した。
【0266】 (発色現像液) スタート液 補充液 単位(g) ニトリロ−N,N,N 2.0 2.0 −トリメチレンホス ホン酸・5ナトリウ ム塩 ジエチレントリアミン 2.0 2.0 五酢酸5ナトリウム 塩 亜硫酸ナトリウム 7.0 8.0 リン酸3カリウム・1 2水塩 36 36 臭化カリウム 1.0 − 沃化カリウム 90 mg − 水酸化ナトリウム 3.0 3.5 シトラジン酸 1.5 1.5 N−エチル−(β−メ 10.5 10.5 タンスルホンアミド エチル)−3−メチ ル−4−アミノアニ リン硫酸塩 3,6−ジチアオクタ 3.5 3.5 ン−1,8−ジオール 水を加えて 1000 ml 1000 ml pH (25℃) 11.90 12.15 pHは塩酸又は水酸化カリウムで調整した。
【0267】 (調整液) スタート液/補充液共通 単位(g) エチレンジアミン四酢酸 8.0 ・2ナトリウム塩・2 水塩 亜硫酸ナトリウム 12 2−メルカプト−1,3, 0.5 4−トリアゾール 水を加えて 1000 ml pH(25℃) 6.00 pHは塩酸又は水酸化ナトリウムで調整した。
【0268】 (漂白液1) スタート液/補充液共通 単位(g) エチレンジアミン四酢酸 3 エチレンジアミン四酢酸 150 第二鉄アンモニウム ・2水塩 2−メルカプト−1,3, 0.5 4−トリアゾール 臭化アンモニウム 120 硝酸アンモニウム 25 水を加えて 1.0リットル pH(25℃) 5.00 pHは酢酸又はアンモニア水で調整した。
【0269】 (定着液) スタート液/補充液共通 単位(g) エチレンジアミン四酢酸 1.7 ・2ナトリウム・2 水塩 ベンズアルデヒド− 20 −o−スルホン酸 ナリウム 重亜硫酸ナトリウム 15 チオ硫酸アンモニウ 250ml ム(700 g /リットル ) 水を加えて 1.0リットル pH(25℃) 6.00 pHは酢酸又はアンモニア水で調整した。
【0270】 (安定液) 単位(g) スタート液/補充液共通 ポリオキシエチレン−p−モノノニル 0.2 フェニルエーテル (平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 画像安定化剤 (表Dに記載) 表Dに記載 水を加えて 1.0リットル pH 7.8
【0271】得られた試料を実施例1と同じように、画
像保存性試験を行った。画像保存性試験は80°C、3
日の条件で行った。また、明るい所で試料の目視観察を
行い、ムラの有無を調べた。
【0272】
【表8】
【0273】表Dに示される様に、公知のホルマリン代
替安定化剤を含む安定液においては、画像安定化効果を
出すために多い量で使用すると乾燥後のフイルムのパー
フォレーション部を中心に乾燥ムラが発生するという問
題が発生した。これに対して、本発明の安定液は、非常
に少ないホルマリン量で充分な褪色防止効果を持つこと
がわかる。また、処理後のフイルムに液が付着したまま
乾燥工程に入ることで乾燥ムラを起こし易い吊り下げ式
自動現像機での処理においても、ムラの発生が起きず、
優れた処理性を示すことがわかる。
【0274】また、上記処理において漂白液1の代わり
に漂白液2を用いて同様のテストを行ったところ、同様
の結果が得られた。
【0275】 (漂白液2) スタート液/補充液共通 単位(g) 1,3−ジアミノプロパ 3 ン四酢酸 1,3−ジアミノプロパ 120 ン四酢酸第二鉄アンモ ニウム・2水塩 グリコール酸 40 酢酸 30 臭化アンモニウム 120 硝酸アンモニウム 25 水を加えて 1.0リットル pH(25℃) 4.00 pHは酢酸又はアンモニア水で調整した。
【0276】実施例5 実施例1と同じ試験を処理ステップのみ以下の様に変え
て行った。 工程 処理時間 処理温度 補充量* タンク容量 (℃) (ml) (リットル) 発色現像 3分5秒 38.0 600 17 漂 白 50秒 38.0 140 5 漂白定着 50秒 38.0 − 5 定 着 50秒 38.0 420 5 水洗 30秒 38.0 980 3 安定 (1) 表Aに記載 38.0 − 3 安定(2) 安定(1) 38.0 560 3 に同じ 乾 燥 1分30秒 50 安定液は(2)から(1)への向流方式である。また水
洗水のオーバーフロー液は全て定着浴へ導入した。ここ
で用いた水洗水は通常の水道水をそのまま用いた。その
他は実施例1に同じである。画像保存性、ホルムアルデ
ヒド蒸気の測定を行ったところ、実施例1と同様の結果
が得られた。
【0277】実施例6 実施例4と同じ処理をその調整浴及び安定液を以下の様
に変更して行った。ここで、最終の安定工程の時間は1
分とし、調整工程の時間を表Eのごとく変えて処理を行
った。 (調整液) 単位(g) スタート液/補充液共通 エチレンジアミン四酢酸 8.0 ・2ナトリウム塩・2 水塩 2−メルカプト−1,3, 0.5 4−トリアゾール 画像安定化剤 (表Eに記載) 表Eに記載 水を加えて 1.0リットル pH(25℃) 7.5
【0278】 (安定液) スタート液/補充液共通 単位(g) ポリオキシエチレン−p−モノノニル 0.2 フェニルエーテル (平均重合度 10) エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.05 水を加えて 1.0リットル pH(25℃) 7.2
【0279】実施例1と同じ方法を用いて、得られた処
理済フィルムの画像保存性及びホルムアルデヒド蒸気圧
を評価した。
【0280】
【表9】
【0281】表Eに示されるように、本発明の化合物を
調整浴に含ませることにより、高い画像安定化効果とと
もに、ホルムアルデヒドガスが実質上出ないという、安
全な作業環境が達成されることが判る。特に一般式
(A)で表される化合物単独においてもホルムアルデヒ
ドガスは低下するが、完全ではなく、これに加えて、一
般式(I)で表される化合物を併用することにより完全
な抑止が達成されることがわかる。
【0282】実施例7 実施例1の試料101に於いて、支持体のバック面に特
開平4−73736号の実施例2−1記載のバック層を
設け、マゼンタカプラーExM−8の代わりにM−1又
はM−17のマゼンタカプラーを等モルで置き換えた以
外は、実施例1と同様の試料201及び202について
同じ試験を行ったところ、同様な結果が得られた。
【0283】実施例8 感光材料として、特開平2−90151号実施例2の試
料201において感光層とは反対側に特開平4−737
36号の実施例1記載のバック層を設けたもの、特開平
2−93641号実施例1の感材1及び実施例3の感材
9を用いて、実施例1の処理No.14〜No.20で
処理を行なったところ、ホルムアルデヒド蒸気圧が少な
く、且つ色素画像の堅牢性が優れ、感光材料の汚れも生
じなかった。
【0284】
【発明の効果】本発明を実施することにより、ホルムア
ルデヒド蒸気圧が少なく、且つ色素画像の退色防止効果
が優れ、感光材料の汚れも生じない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川本 博之 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写 真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−46654(JP,A) 特開 昭61−267761(JP,A) 特開 昭61−75354(JP,A) 特開 平1−254958(JP,A) 特開 昭62−75443(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(I)で表される化合物の少
    なくとも一種と下記一般式(A)で表される化合物の少
    なくとも1種を含有することを特徴とするハロゲン化銀
    カラー写真感光材料用処理液。 一般式(I) 【化1】 (上記一般式(I)において、Xは、含窒素ヘテロ芳香
    環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。) 一般式(A) 【化2】 (上記一般式(A)において、X0は含窒素ヘテロ芳香
    環で且つ非縮合の単環を形成するのに必要な非金属原子
    群を表わす。Ra及びRbは同一でも異なってもよく、
    それぞれアルキル基またはアルケニル基を表わす。Ra
    とRbは互いに結合して4〜8環を形成してもよい。)
  2. 【請求項2】 下記一般式(I)で表される化合物の少
    なくとも一種と下記一般式(A)で表される化合物の少
    なくとも1種を含有する処理液で処理することを特徴と
    するハロゲン化銀カラー写真感光材料の処理方法。 一般式(I) 【化3】 (上記一般式(I)において、Xは、含窒素ヘテロ芳香
    環を形成するのに必要な非金属原子群を表す。) 一般式(A) 【化4】 (上記一般式(A)において、X0は含窒素ヘテロ芳香
    環で且つ非縮合の単環を形成するのに必要な非金属原子
    群を表わす。Ra及びRbは同一でも異なってもよく、
    それぞれアルキル基またはアルケニル基を表わす。Ra
    とRbは互いに結合して4〜8環を形成してもよい。)
  3. 【請求項3】 ハロゲン化銀カラー写真感光材料が、4
    当量マゼンタカプラーの少なくとも一種を含有すること
    を特徴とする請求項2記載のハロゲン化銀カラー写真感
    光材料の処理方法。
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