JP2736341B2 - パワーシートの駆動装置 - Google Patents
パワーシートの駆動装置Info
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 1
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- 239000013585 weight reducing agent Substances 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、車輌のシートを前後方向並びに上下に移動
可能とするパワーシートの駆動装置に関する。 従来の技術 従来のパワーシートについて第7図を参照して説明す
る。車体の床に固定された対のロアレール1、1に、常
法に従い、ロアレール1、1に対し摺動自在にアッパレ
ール2、2を配す。両レール1、2の断面形状は公知の
ものとする。左右のアッパレール2を連結プレート3を
用いて接続し、左右のアッパレール2の動きを常に同一
とさせる。 アッパレール2の後部のブラケット4と、連結プレー
ト3上のギヤボックス5との間にスクリューシャフト6
を配し、このスクリューシャフト6に、ロアレール1に
支持されたナット7を螺合させる。ギヤボックス5は、
シャフト8を介して連結プレート3上のクラッチボック
ス9に接続される。このクラッチボックス9へのパワー
を可逆電動モータ10で確保する。モータ10の回転は、ク
ラッチボックス9内の3個の従動回転体の何れかを電磁
クラッチを介して選択し、シャフト8に入力させられ
る。シャフト8の回転は、ギヤボックス5により方向変
換させられ、スクリューシャフト6を回転させるが、ナ
ット7がロアレール1に固定されているので、スクリュ
ーシャフト6の回転は、その回転方向に応じて、ナット
7に対してスクリューシャフト6を前後進させる。この
結果、スクリューシャフト6の回転に応じて、アッパレ
ール2及び連結プレート3を、ロアレール1に対し、前
後進させ、シート(図示なし)を前後進させる。 対のアッパレール2の前方部をトルクロッド11、12を
用いて連結する。両トルクロッド11、12は、アッパレー
ル2に対して回転自在である。トルクロッド11に固定さ
れたブラケット13を用いてシート(図示なし)の前部を
支持させる。一端がトルクロッド11に枢支されたリンク
14の他端にナット15を配し、このナット15にスクリュー
ロッド16を係合し、このスクリューロッド16をギヤボッ
クス17を介して回転シャフト18に接続する。シャフト18
をクラッチボックス9内の従動回転体に連結する。かく
して、クラッチボックス9内の図示しない電磁クラッチ
を選択操作し、シャフト18を回転させると、この回転
は、スクリューロッド16を回転させる。このため、ナッ
ト15がスクリューロッド16に沿って移動し、リンク14を
前後進させ、トルクロッド11を回動させ、ブラケット13
即ちシートの前部を昇降させる。 アッパレール2に回動自在に支承されたトルクロッド
12に、ナット19を保持したブラケット20を枢支させ、こ
のナット19にスクリューロッド21を係合させ、このスク
リューロッド21をギヤボックス22を介してシャフト23に
接続する。シャフト23を、クラッチボックス9内の従動
回転体に連結させる。トルクロッド12は、リンク24及び
ブラケット25を用いて、シートの後部に連結させられ
る。クラッチボックス9内の電磁クラッチの選択により
シャフト23を回転させると、スクリューロッド21が回転
し、ナット19をこのスクリューロッド21に沿って移動さ
せ、ブラケット19を介してトルクロッド12を回動させ
る。このロッド12の回動は、リンク24を前後方向に移動
させ、ブラケット25即ちシートの後部を昇降させる。 発明が解決しようとする問題点 従来のクラッチボックス内には、特開昭58−97528号
公報にみられる如く、シートの前後進動、シート前部の
昇降並びにシート後部の昇降を行う駆動軸に電磁クラッ
チを介して結合された3個の従動回転体を用い、3個の
電磁クラッチを適宜切換えることで、これら3個の常時
噛合う従動回転体からの出力の一つを選択的に駆動軸に
伝達させることで、シートの前後進動、シート前部並び
にシート後部の昇降の何れかを行う。しかし、3個の従
動回転体(実際にはモータに連結されたギヤ)を常時噛
合せ回転させることは、作動音が大きく騒音の原因とな
る。又、3個の電磁クラッチの使用は、全体の重量を増
大させることになり、望まれるシートの軽量化に背を向
けることになる。 それ故に、本発明は、従動回転体の数を減らし且つ電
磁クラッチを使用しない手段を提供することで、前述し
た従来技術の不具合を解消させることを、解決すべき問
題点とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、前述した問題点を解決するために、対のギ
ヤを用い、第1のギヤを第1及び第2のクラッチを介し
てシートの前後部を昇降させるリンクに通じるシャフト
に結合させ、第2のギヤを第3のクラッチを介してシー
ト前後進動用のリンクに結合させ、これらクラッチを選
択的に係脱させることで、シートの前後進動、シート前
部及び/又は後部の昇降を可能にさせる。本発明は、こ
れらクラッチの係脱をなすために、各クラッチに連結さ
せたウォームホイールを用いる。 作用 (イ) 第1と第2のクラッチをリリース(オフ)させ
且つ第3のクラッチをオンとさせると、シートの前後進
動(モータの回転方向によりその向きが決る)を可能に
する。 (ロ) 第3のクラッチをオフ(但し、第3のギヤと第
3のクラッチとが同回転)とし、第1のクラッチをオン
とさせると、第1と第2のギヤは回転し、第1のギヤの
回転がシートの前部の昇降を可能にする。 (ハ) 第3のクラッチをオフ状態にして且つ第3のギ
ヤとはフリー状態(第3のクラッチを非回転とする)と
し、第2のクラッチをオンとさせると、第1のギヤの回
転がシートの後部の昇降を可能にする。 (ニ) 第3のクラッチを前記(ハ)の状態にして、第
1と第2のクラッチを共にオンとさせると、第1のギヤ
の回転がシートの前後部を共に昇降させる。 前述した動作に際し、クラッチ側からの動きはウォー
ムギヤによって阻止されるので、クラッチの位置を常に
保ち且つクラッチの振動を防止する。 実施例 本発明は、クラッチボックスを除いて、第7図に示す
例に適用できるので、クラッチボックス以外の説明は、
第7図を参照することにし、その説明は、ここでは省略
し、改良されたクラッチボックスの例についてのみ以下
に説明する。 第1図及び第2図を参照して、クラッチボックス26の
例を述べる。シートの前部を昇降させる機構(第7図の
13、14、15、16、17で表される部品)に連結される第1
のシャフト18と、シートの後部を昇降させる機構(第7
図の12、19、20、21、22、24、25で表される部品)に連
結される第2のシャフト23を同心関係に配し、両シャフ
ト8、23の対向端部に従動回転体となる第1のギヤ27を
回転自在に支承する。第1のシャフト18に対しその軸心
方向に摺動するが該シャフト18と同回転する第1のクラ
ッチ28をシャフト18に配す。この第1のクラッチ28に第
1のシャフト18と平行関係に配された第1のシフトホー
ク29を連結する。シフトホーク29と第1のクラッチ28と
の連結は、第2図に示す如く、クラッチ28の環状溝31に
第1のシフトホーク29の二又部30を係合することで行な
う。 第1のクラッチ28が第1図でみて右方へ強制される
と、第1のクラッチ28の爪34と第1のギヤ27の側部に設
けた爪35とが離反し、第1のギヤ27の回転は、第1のシ
ャフト18に伝達されない。 第2のシャフト23に対しその軸心方向に摺動するが、
該シャフト23と同回転する第2のクラッチ36をシャフト
23に配す。第2のクラッチ36に、第2のシャフト23と平
行関係に配された第2のシフトホーク37を連結する。シ
フトホーク37と第2のクラッチ36の連結は、第2図に示
す如く、クラッチ36の環状溝38に、第2のシフトホーク
37の二又部40を係合することで行なう。第2のクラッチ
36が第1図でみて左方へ強制されると、第2のクラッチ
36の爪42と第1のギヤ27の左側部に設けた爪43とが離反
し、第1のギヤ27の回転は、第2のシャフト23に伝達さ
れない。 シートを前後に摺動させる第3のシャフト8に、第3
のクラッチ44を設ける。クラッチ44は、第3のシャフト
8に対し、回転及び摺動自在にして、第2のギヤ45に回
転自在に滑合された左半体46と、第3のシャフト8にス
プライン係合し、第3のシャフト8と同回転し且つ第3
のシャフト8に対し摺動自在な右半体47とよりなる。両
半体46、47の対向面に爪49、50を設け、第3のクラッチ
44を形成する。第2のギヤ45と左半体46との間に補助ク
ラッチ51を介在させ、左半体46を右方へ移動した時、こ
の補助クラッチ51がオンとなり第2のギヤ45の回転が左
半体46に伝達され、両者45、46を同回転するが、この
時、第3のクラッチ46、47がオンであると、右半体47が
回転し、これにスプライン係合する第3のシャフト8が
回転することになる。第3のクラッチ46、47がオフであ
ると、第2のギヤ45と左半体46のみが回転する。 右半体47を、第1のシフトホーク29とほゞ同形状の第
3のシフトホーク52に連結する。第3のシフトホーク52
は二又部53を有す。左半体46を、第2のシフトホーク37
と実質的に同形状の第4のシフトホーク54に連結する。 第3のシフトホーク52と右半体47との連結は、第3の
シフトホーク52の二又部53を、右半体47の環状溝60に挿
入することで成される。第4のシフトホーク54と左半体
46との連結は、左半体46の環状溝61に二又部55を挿入す
ることで成される。 第1及び第3のシフトホーク29、52は、略半円形状の
ウォームホイール62で連結させる。ウォームホイール62
は、対の離間した長穴を貫通するピンを用いて両シフト
ホーク29、52に連結される。又、第2及び第4のシフト
ホーク37、54は、ウォームホイール63に連結させる。ウ
ォームホイール63は、対の離間した長穴を貫通するピン
を用いて両シフトホーク37、54に連結される。 第1のウォームホイール62を、小型電動モータ57に結
合したウォームギヤ56と噛合し、第2のウォームホイー
ル63を別の小型電動モータ59に結合したウォームギヤ58
と噛合させる。 〔シートを前後進させる時(第3図参照)〕 第1のウォームホイール62をモータ57により反時計方
向に回転させ、第1クラッチ28をオフとし且つ第3クラ
ッチ44をオンとする。又、第2のウォームホイール63を
モータ59により時計方向に回転させ第2クラッチ36をオ
フとし、補助クラッチ51をオンとさせる。この状態で、
モータ10を作動させると、第1及び第2のギヤ27、45が
回転する。第1のギヤ27は、第1及び第2のシャフト1
8、23に対し、空転するか、第2のギヤ45の回転は、補
助クラッチ51、左半体46と右半体47を介して第3のシャ
フト8に伝達され、第3のシャフト8の回転方向に応じ
て、第7図に示すスクリューシャフト6を前後進させ、
シートを前後にスライドさせる。 〔シートの前部の昇降(第4図参照)〕 第3図の状態からは、第1のウォームホイール62を時
計方向に回転させて、第1及び第3のシフトホーク29、
52を、第4図の矢印方向に動かし、第3のクラッチ44を
オフとし且つ第1のクラッチ28をオンとさせる。この結
果、モータ10からの回転は第1のギヤ27、及び第1のク
ラッチ28を介して第1のシャフト18のみを回転させ、シ
ャフト18に連なるシートの前部を、モータの回転方向に
応じて昇降させる。この場合、第2のギヤ45と左半体46
とが回転するが、右半体47と第3のシャフト8の回転は
ない。 〔シートの後部の昇降(第5図参照)〕 第3図の状態からは、第2のウォームホイール63を小
型モータ59により反時計方向に回転させ、第5図の矢印
の如く、第2のシフトホーク37により第2のクラッチ36
をオンとし、又、第4のシフトホーク54により左半体46
を左方へ移動させ、補助クラッチ51及び第3のクラッチ
44をオフとさせる。この結果モータ10の回転は、第1の
ギヤ27から第2のシャフト23に伝達され、又、第2のギ
ヤ45を左半体46に対し空転させる。第2のシャフト23の
回転はリンク24を介してシートの後部に伝達され、シー
トの後部を、モータ10の回転方向に応じて、昇降させ
る。 〔シートの前後部の同時昇降(第6図参照)〕 第3図の状態からは、第1のウォームホイール62を時
計方向に回転させて、第1のクラッチ28を左方へ移動さ
せてこれをオンとし、又、第3のクラッチ44の右半体47
を右方へ動かすことで、第3のクラッチ44をオフとさせ
る。第2のウォームホイール63を反時計方向に回転させ
て、第2のクラッチ36をオンとすると同時に、左半体46
を左方へずらし、補助クラッチ51をオフとさせる。(第
6図中の矢印参照)。この結果、モータ10からの回転
は、第1のギヤ27と両クラッチ28、36を介して、第1及
び第2のシャフト18、23に伝達されて、これらシャフト
18、23を同時回転させる。従って、モータ10の回転方向
に応じて、両シャフト18、23に通じるシートの前後部を
同時に昇降させ得る。この場合、第2のギヤ45は、左半
体46上を空転する。 効果 本発明では、正逆回転モータにより2個の回転従動体
(第1と第2のギヤ)を回転させるのみであるから、回
転抵抗、騒音が小さく、又、クラッチの切換に小型モー
タを使用できるので安価である。 又、小型モータを一個用いて、2個のクラッチを操作
するので、2個の小型モータにより、全てのクラッチ操
作が可能でありウォームギヤの使用は、クラッチ側から
の負荷をモータに伝えず、クラッチの位置を一定とさせ
得る。
可能とするパワーシートの駆動装置に関する。 従来の技術 従来のパワーシートについて第7図を参照して説明す
る。車体の床に固定された対のロアレール1、1に、常
法に従い、ロアレール1、1に対し摺動自在にアッパレ
ール2、2を配す。両レール1、2の断面形状は公知の
ものとする。左右のアッパレール2を連結プレート3を
用いて接続し、左右のアッパレール2の動きを常に同一
とさせる。 アッパレール2の後部のブラケット4と、連結プレー
ト3上のギヤボックス5との間にスクリューシャフト6
を配し、このスクリューシャフト6に、ロアレール1に
支持されたナット7を螺合させる。ギヤボックス5は、
シャフト8を介して連結プレート3上のクラッチボック
ス9に接続される。このクラッチボックス9へのパワー
を可逆電動モータ10で確保する。モータ10の回転は、ク
ラッチボックス9内の3個の従動回転体の何れかを電磁
クラッチを介して選択し、シャフト8に入力させられ
る。シャフト8の回転は、ギヤボックス5により方向変
換させられ、スクリューシャフト6を回転させるが、ナ
ット7がロアレール1に固定されているので、スクリュ
ーシャフト6の回転は、その回転方向に応じて、ナット
7に対してスクリューシャフト6を前後進させる。この
結果、スクリューシャフト6の回転に応じて、アッパレ
ール2及び連結プレート3を、ロアレール1に対し、前
後進させ、シート(図示なし)を前後進させる。 対のアッパレール2の前方部をトルクロッド11、12を
用いて連結する。両トルクロッド11、12は、アッパレー
ル2に対して回転自在である。トルクロッド11に固定さ
れたブラケット13を用いてシート(図示なし)の前部を
支持させる。一端がトルクロッド11に枢支されたリンク
14の他端にナット15を配し、このナット15にスクリュー
ロッド16を係合し、このスクリューロッド16をギヤボッ
クス17を介して回転シャフト18に接続する。シャフト18
をクラッチボックス9内の従動回転体に連結する。かく
して、クラッチボックス9内の図示しない電磁クラッチ
を選択操作し、シャフト18を回転させると、この回転
は、スクリューロッド16を回転させる。このため、ナッ
ト15がスクリューロッド16に沿って移動し、リンク14を
前後進させ、トルクロッド11を回動させ、ブラケット13
即ちシートの前部を昇降させる。 アッパレール2に回動自在に支承されたトルクロッド
12に、ナット19を保持したブラケット20を枢支させ、こ
のナット19にスクリューロッド21を係合させ、このスク
リューロッド21をギヤボックス22を介してシャフト23に
接続する。シャフト23を、クラッチボックス9内の従動
回転体に連結させる。トルクロッド12は、リンク24及び
ブラケット25を用いて、シートの後部に連結させられ
る。クラッチボックス9内の電磁クラッチの選択により
シャフト23を回転させると、スクリューロッド21が回転
し、ナット19をこのスクリューロッド21に沿って移動さ
せ、ブラケット19を介してトルクロッド12を回動させ
る。このロッド12の回動は、リンク24を前後方向に移動
させ、ブラケット25即ちシートの後部を昇降させる。 発明が解決しようとする問題点 従来のクラッチボックス内には、特開昭58−97528号
公報にみられる如く、シートの前後進動、シート前部の
昇降並びにシート後部の昇降を行う駆動軸に電磁クラッ
チを介して結合された3個の従動回転体を用い、3個の
電磁クラッチを適宜切換えることで、これら3個の常時
噛合う従動回転体からの出力の一つを選択的に駆動軸に
伝達させることで、シートの前後進動、シート前部並び
にシート後部の昇降の何れかを行う。しかし、3個の従
動回転体(実際にはモータに連結されたギヤ)を常時噛
合せ回転させることは、作動音が大きく騒音の原因とな
る。又、3個の電磁クラッチの使用は、全体の重量を増
大させることになり、望まれるシートの軽量化に背を向
けることになる。 それ故に、本発明は、従動回転体の数を減らし且つ電
磁クラッチを使用しない手段を提供することで、前述し
た従来技術の不具合を解消させることを、解決すべき問
題点とする。 問題点を解決するための手段 本発明は、前述した問題点を解決するために、対のギ
ヤを用い、第1のギヤを第1及び第2のクラッチを介し
てシートの前後部を昇降させるリンクに通じるシャフト
に結合させ、第2のギヤを第3のクラッチを介してシー
ト前後進動用のリンクに結合させ、これらクラッチを選
択的に係脱させることで、シートの前後進動、シート前
部及び/又は後部の昇降を可能にさせる。本発明は、こ
れらクラッチの係脱をなすために、各クラッチに連結さ
せたウォームホイールを用いる。 作用 (イ) 第1と第2のクラッチをリリース(オフ)させ
且つ第3のクラッチをオンとさせると、シートの前後進
動(モータの回転方向によりその向きが決る)を可能に
する。 (ロ) 第3のクラッチをオフ(但し、第3のギヤと第
3のクラッチとが同回転)とし、第1のクラッチをオン
とさせると、第1と第2のギヤは回転し、第1のギヤの
回転がシートの前部の昇降を可能にする。 (ハ) 第3のクラッチをオフ状態にして且つ第3のギ
ヤとはフリー状態(第3のクラッチを非回転とする)と
し、第2のクラッチをオンとさせると、第1のギヤの回
転がシートの後部の昇降を可能にする。 (ニ) 第3のクラッチを前記(ハ)の状態にして、第
1と第2のクラッチを共にオンとさせると、第1のギヤ
の回転がシートの前後部を共に昇降させる。 前述した動作に際し、クラッチ側からの動きはウォー
ムギヤによって阻止されるので、クラッチの位置を常に
保ち且つクラッチの振動を防止する。 実施例 本発明は、クラッチボックスを除いて、第7図に示す
例に適用できるので、クラッチボックス以外の説明は、
第7図を参照することにし、その説明は、ここでは省略
し、改良されたクラッチボックスの例についてのみ以下
に説明する。 第1図及び第2図を参照して、クラッチボックス26の
例を述べる。シートの前部を昇降させる機構(第7図の
13、14、15、16、17で表される部品)に連結される第1
のシャフト18と、シートの後部を昇降させる機構(第7
図の12、19、20、21、22、24、25で表される部品)に連
結される第2のシャフト23を同心関係に配し、両シャフ
ト8、23の対向端部に従動回転体となる第1のギヤ27を
回転自在に支承する。第1のシャフト18に対しその軸心
方向に摺動するが該シャフト18と同回転する第1のクラ
ッチ28をシャフト18に配す。この第1のクラッチ28に第
1のシャフト18と平行関係に配された第1のシフトホー
ク29を連結する。シフトホーク29と第1のクラッチ28と
の連結は、第2図に示す如く、クラッチ28の環状溝31に
第1のシフトホーク29の二又部30を係合することで行な
う。 第1のクラッチ28が第1図でみて右方へ強制される
と、第1のクラッチ28の爪34と第1のギヤ27の側部に設
けた爪35とが離反し、第1のギヤ27の回転は、第1のシ
ャフト18に伝達されない。 第2のシャフト23に対しその軸心方向に摺動するが、
該シャフト23と同回転する第2のクラッチ36をシャフト
23に配す。第2のクラッチ36に、第2のシャフト23と平
行関係に配された第2のシフトホーク37を連結する。シ
フトホーク37と第2のクラッチ36の連結は、第2図に示
す如く、クラッチ36の環状溝38に、第2のシフトホーク
37の二又部40を係合することで行なう。第2のクラッチ
36が第1図でみて左方へ強制されると、第2のクラッチ
36の爪42と第1のギヤ27の左側部に設けた爪43とが離反
し、第1のギヤ27の回転は、第2のシャフト23に伝達さ
れない。 シートを前後に摺動させる第3のシャフト8に、第3
のクラッチ44を設ける。クラッチ44は、第3のシャフト
8に対し、回転及び摺動自在にして、第2のギヤ45に回
転自在に滑合された左半体46と、第3のシャフト8にス
プライン係合し、第3のシャフト8と同回転し且つ第3
のシャフト8に対し摺動自在な右半体47とよりなる。両
半体46、47の対向面に爪49、50を設け、第3のクラッチ
44を形成する。第2のギヤ45と左半体46との間に補助ク
ラッチ51を介在させ、左半体46を右方へ移動した時、こ
の補助クラッチ51がオンとなり第2のギヤ45の回転が左
半体46に伝達され、両者45、46を同回転するが、この
時、第3のクラッチ46、47がオンであると、右半体47が
回転し、これにスプライン係合する第3のシャフト8が
回転することになる。第3のクラッチ46、47がオフであ
ると、第2のギヤ45と左半体46のみが回転する。 右半体47を、第1のシフトホーク29とほゞ同形状の第
3のシフトホーク52に連結する。第3のシフトホーク52
は二又部53を有す。左半体46を、第2のシフトホーク37
と実質的に同形状の第4のシフトホーク54に連結する。 第3のシフトホーク52と右半体47との連結は、第3の
シフトホーク52の二又部53を、右半体47の環状溝60に挿
入することで成される。第4のシフトホーク54と左半体
46との連結は、左半体46の環状溝61に二又部55を挿入す
ることで成される。 第1及び第3のシフトホーク29、52は、略半円形状の
ウォームホイール62で連結させる。ウォームホイール62
は、対の離間した長穴を貫通するピンを用いて両シフト
ホーク29、52に連結される。又、第2及び第4のシフト
ホーク37、54は、ウォームホイール63に連結させる。ウ
ォームホイール63は、対の離間した長穴を貫通するピン
を用いて両シフトホーク37、54に連結される。 第1のウォームホイール62を、小型電動モータ57に結
合したウォームギヤ56と噛合し、第2のウォームホイー
ル63を別の小型電動モータ59に結合したウォームギヤ58
と噛合させる。 〔シートを前後進させる時(第3図参照)〕 第1のウォームホイール62をモータ57により反時計方
向に回転させ、第1クラッチ28をオフとし且つ第3クラ
ッチ44をオンとする。又、第2のウォームホイール63を
モータ59により時計方向に回転させ第2クラッチ36をオ
フとし、補助クラッチ51をオンとさせる。この状態で、
モータ10を作動させると、第1及び第2のギヤ27、45が
回転する。第1のギヤ27は、第1及び第2のシャフト1
8、23に対し、空転するか、第2のギヤ45の回転は、補
助クラッチ51、左半体46と右半体47を介して第3のシャ
フト8に伝達され、第3のシャフト8の回転方向に応じ
て、第7図に示すスクリューシャフト6を前後進させ、
シートを前後にスライドさせる。 〔シートの前部の昇降(第4図参照)〕 第3図の状態からは、第1のウォームホイール62を時
計方向に回転させて、第1及び第3のシフトホーク29、
52を、第4図の矢印方向に動かし、第3のクラッチ44を
オフとし且つ第1のクラッチ28をオンとさせる。この結
果、モータ10からの回転は第1のギヤ27、及び第1のク
ラッチ28を介して第1のシャフト18のみを回転させ、シ
ャフト18に連なるシートの前部を、モータの回転方向に
応じて昇降させる。この場合、第2のギヤ45と左半体46
とが回転するが、右半体47と第3のシャフト8の回転は
ない。 〔シートの後部の昇降(第5図参照)〕 第3図の状態からは、第2のウォームホイール63を小
型モータ59により反時計方向に回転させ、第5図の矢印
の如く、第2のシフトホーク37により第2のクラッチ36
をオンとし、又、第4のシフトホーク54により左半体46
を左方へ移動させ、補助クラッチ51及び第3のクラッチ
44をオフとさせる。この結果モータ10の回転は、第1の
ギヤ27から第2のシャフト23に伝達され、又、第2のギ
ヤ45を左半体46に対し空転させる。第2のシャフト23の
回転はリンク24を介してシートの後部に伝達され、シー
トの後部を、モータ10の回転方向に応じて、昇降させ
る。 〔シートの前後部の同時昇降(第6図参照)〕 第3図の状態からは、第1のウォームホイール62を時
計方向に回転させて、第1のクラッチ28を左方へ移動さ
せてこれをオンとし、又、第3のクラッチ44の右半体47
を右方へ動かすことで、第3のクラッチ44をオフとさせ
る。第2のウォームホイール63を反時計方向に回転させ
て、第2のクラッチ36をオンとすると同時に、左半体46
を左方へずらし、補助クラッチ51をオフとさせる。(第
6図中の矢印参照)。この結果、モータ10からの回転
は、第1のギヤ27と両クラッチ28、36を介して、第1及
び第2のシャフト18、23に伝達されて、これらシャフト
18、23を同時回転させる。従って、モータ10の回転方向
に応じて、両シャフト18、23に通じるシートの前後部を
同時に昇降させ得る。この場合、第2のギヤ45は、左半
体46上を空転する。 効果 本発明では、正逆回転モータにより2個の回転従動体
(第1と第2のギヤ)を回転させるのみであるから、回
転抵抗、騒音が小さく、又、クラッチの切換に小型モー
タを使用できるので安価である。 又、小型モータを一個用いて、2個のクラッチを操作
するので、2個の小型モータにより、全てのクラッチ操
作が可能でありウォームギヤの使用は、クラッチ側から
の負荷をモータに伝えず、クラッチの位置を一定とさせ
得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられるクラッチボックスの平面
図、第2図はその分解斜視図、第3図はシートスライド
時の各クラッチの位置を示す説明図、第4図はシートの
前部昇降時の各クラッチの状態を示す説明図、第5図は
シートの後部昇降時の各クラッチの状態を示す説明図、
第6図はシートの前後部同時昇降時の説明図、および第
7図はシートの駆動機構を示す平面図である。 図中:1、2……レール、6……スクリューシャフト、8
……第3のシャフト、13……シートクッション前部取付
部、10……正逆回転モータ、18……第1のシャフト、23
……第2のシャフト、24……リンク、26……クラッチボ
ックス、27……第1のギヤ、28……第1のクラッチ、36
……第2のクラッチ、44……第3のクラッチ、45……第
2のギヤ、56、58……ウォームギヤ、62、63……ウォー
ムホイール。
図、第2図はその分解斜視図、第3図はシートスライド
時の各クラッチの位置を示す説明図、第4図はシートの
前部昇降時の各クラッチの状態を示す説明図、第5図は
シートの後部昇降時の各クラッチの状態を示す説明図、
第6図はシートの前後部同時昇降時の説明図、および第
7図はシートの駆動機構を示す平面図である。 図中:1、2……レール、6……スクリューシャフト、8
……第3のシャフト、13……シートクッション前部取付
部、10……正逆回転モータ、18……第1のシャフト、23
……第2のシャフト、24……リンク、26……クラッチボ
ックス、27……第1のギヤ、28……第1のクラッチ、36
……第2のクラッチ、44……第3のクラッチ、45……第
2のギヤ、56、58……ウォームギヤ、62、63……ウォー
ムホイール。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.車体の床に固定された対のロアレール、該ロアレー
ルに対し摺動自在なアッパレール、該アッパレールにシ
ートを保持させ且つシートを昇降させるシート保持装
置、前記アッパレールを前記ロアレールに対しその前後
方向に摺動させるアッパレール摺動装置、前記両装置を
駆動するための駆動装置とを有し、該駆動装置が駆動モ
ータと、該モータの出力軸の回転を受ける第1のギヤ
と、該第1のギヤと同心関係に配され且つ前記シート保
持装置に連結される第1と第2のシャフトと、前記第1
のギヤと前記第1と第2のシャフトとの間に配された第
1及び第2のクラッチと前記第1のギヤと噛合う第2の
ギヤと、該第2のギヤと同心関係に配され且つ前記アッ
パレール摺動装置に連結された第3のシャフトと、前記
第2のギヤと第3のシャフトとの間に配された第3のク
ラッチと、前記第1と第2のクラッチがオフの時前記第
3のクラッチをオンとし且つ前記第1又は前記第2のク
ラッチの一方がオンの時前記第3のクラッチをオフとさ
せるための、前記第1のクラッチと前記第3のクラッチ
とを連結する第1のウォームホイール及び前記第2のク
ラッチと前記第3のクラッチとを連結する第2のウォー
ムホイールと、前記両ウォームホイールを個別に回動さ
せる小型電動モータとを有し、前記第1及び第2のウォ
ームホイールが夫々前記小型電動モータに連結された第
1及び第2のセクタギヤであり、前記第1のセクタギヤ
により前記第1のクラッチと前記第3のクラッチとを長
穴を介して連結し、且つ、前記第2のセクタギヤにより
前記第2のクラッチと前記第3のクラッチとを連結して
いることを特徴とするパワーシートの駆動装置。 2.前記第1のギヤを前記駆動モータの出力軸側のギヤ
に噛合せたことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項
のパワーシートの駆動装置。 3.前記第1及び第2のフライホイールが略半円形をな
し前記小型電動モータに結合されたウォームギヤと噛合
うことを特徴とする特許請求の範囲第(2)項のパワー
シートの駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62245971A JP2736341B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | パワーシートの駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62245971A JP2736341B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | パワーシートの駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6490829A JPS6490829A (en) | 1989-04-07 |
| JP2736341B2 true JP2736341B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=17141559
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62245971A Expired - Fee Related JP2736341B2 (ja) | 1987-09-30 | 1987-09-30 | パワーシートの駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2736341B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6133333A (ja) * | 1984-07-25 | 1986-02-17 | Secoh Giken Inc | パワ−シ−ト |
-
1987
- 1987-09-30 JP JP62245971A patent/JP2736341B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6490829A (en) | 1989-04-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |