JP2768151B2 - 地すべり抑止構造 - Google Patents

地すべり抑止構造

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JP2768151B2
JP2768151B2 JP19114092A JP19114092A JP2768151B2 JP 2768151 B2 JP2768151 B2 JP 2768151B2 JP 19114092 A JP19114092 A JP 19114092A JP 19114092 A JP19114092 A JP 19114092A JP 2768151 B2 JP2768151 B2 JP 2768151B2
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piles
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山本  彰
邦興 平間
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Obayashi Corp
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  • Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地すべり抑止構造に関
し、特に、地表から地滑り面を貫通して打ち込んだ多数
の抑止杭からなる地すべり抑止構造に関する。
【0002】
【従来の技術】地滑りは、一般に土地の一部が地下水等
に起因して滑る現象又はこれに伴なって移動する現象を
いい、土中のせん断抵抗の弱い部分を地滑り面として、
これに沿って上部の土塊が滑り落ちるものである。
【0003】かかる地滑りを防止する方法として、従来
より、地滑り発生地の自然現象をかえること、すなわち
地滑りを起こさせようとする地下水等の要因を除去又は
軽減すること等によって地滑りを防止する抑制工法と、
地中に打込んだ、杭打ち工やシャフト工などによる杭体
等の構造物自体の抑止力により、地滑り運動を停止させ
る抑止工法とが主として採用されている。
【0004】そして、前記抑止工法の一例として、地表
から地滑り面を貫通して打ち込んだ多数の杭、すなわち
多数の抑止杭からなる地すべり抑止構造が知られてい
る。この従来の抑止構造20は、図4に示すように、多
数の抑止杭21を地滑り方向Xに対して垂直な方向に一
列あるいは複数列直線的に配置するもので、複数列配置
する場合には、その杭頭部をトラス構造等による連結部
22により一体化している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の抑止杭による地すべり抑止構造では、一般的に最
も滑り深さの大きい中央部分での滑り荷重が大きくなる
ため、中央部に配置した杭の負担が大きくなるととも
に、各杭の受け持つ荷重にアンバランスを生じ、したが
って多数の抑止杭が一体構造物として効率良く均等に地
滑り荷重を支持することができず、構造物が必要以上に
大規模になるという問題があった。
【0006】また、各抑止杭は滑り面より下方の地盤に
よって支持される片持ちばりとなるため大きな剛性を必
要とするという課題があり、これに対応するため抑止杭
の上端においても荷重を支持する方法が考えられるが、
上記杭頭部をトラス構造等により連結する方法では、連
結部の下流側に生じる引張荷重に抗して抑止杭の上端を
支持できるだけの強度を有さず、また、抑止杭の上端を
アンカーにより支持する方法では、地滑り面は一般にそ
の傾斜が緩いのでアンカーの併用が困難であり、したが
って、いずれの方法でも抑止杭の剛性を低減することが
できないという問題があった。
【0007】そこで、この発明は以上の問題点を解消す
るためになされたもので、抑止杭による地すべり抑止構
造において、多数の抑止杭が一体的に均等に滑り荷重を
受け持つことのできる、合理的かつ経済的な地すべり抑
止構造を提供することを目的とする。
【0008】また、本発明は、抑止杭の上端部を強固に
支持することにより、抑止杭の剛性を低減してその規模
を小さくすることのできる地すべり抑止構造を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を鑑
みてなされたものであり、その要旨は、地表から地滑り
面を貫通して打ち込んだ多数の抑止杭からなる地すべり
抑止構造において、前記多数の抑止杭を、地滑り方向に
対し上流側に突出するアーチ状に配設するとともに、杭
頭部をアーチ状の連結材により一体連結することを特徴
とする地すべり抑止構造にある。
【0010】ここで、前記抑止杭とは、杭打ち工やシャ
フト工等によって地中に打ち込まれた鋼管杭、コンクリ
ート杭等の柱体や、鉄筋鋼棒、鋼管パイプ等のロッド状
部材等をいう。また、前記アーチ状の連結材は、例えば
杭頭部を巻き込んでコンクリートをアーチ状に打設する
ことにより構築することができるが、予め形成したアー
チ状の鋼製部材等を杭頭部に取付けることにより形成し
てもよい。
【0011】また、本発明の地すべり抑止構造は、前記
連結材を、前記多数の抑止杭のアーチ状の配設線形に沿
って形成される固定部と、該固定部から前記地滑り方向
の下流側に、アーチ状にかつ所定の断面積を有するよう
に突出して抑止杭にかかる地滑り荷重を圧縮力として支
持する荷重支持部とによって構成することが好ましい。
ここで、前記所定の断面積とは、地滑り荷重、アーチ
形状の曲率半径、抑止杭の本数等を鑑み、受け持つべき
圧縮加重に応じて適宜設計されるものである。
【0012】
【作用】上記構成を有する本発明の地滑り抑止構造で
は、アーチ状に連設配置されるとともに杭頭部を一体連
結された多数の抑止杭は、全体として各杭が相互に力を
及ぼしあう一体構造を形成し、均等に地滑り荷重を受け
持つことができる。
【0013】また、アーチ状の連結材は、そのアーチ効
果によって、抑止杭の上端部においても地滑り荷重を圧
縮荷重として支持することにより、抑止杭の剛性を軽減
する。 また、前記連結材に、固定部から突出する所定
断面積の荷重支持部を設ければ、地滑り荷重をより強固
に支持して抑止杭の規模をさらに簡易なものにすること
ができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて詳細
に説明する。
【0015】本実施例の地すべり抑止構造10は、図1
に示すように、地滑り範囲AにおけるX方向の地滑りを
抑止すべく構築されたもので、X方向の上流側に突出し
てアーチ状に、所定間隔をおいて連続打設された多数の
抑止杭11と、抑止杭11の杭頭部を一体連結する、ア
ーチ状に構築された連結材12とによって構成される。
抑止杭11は、各種杭打ち工により地中に打設された
例えば鋼管杭で、アーチ状の抑止構造10の両端部に位
置する大規模杭15と、これらの間に位置する小規模杭
16の二種類が用いられる。大規模杭15は、小規模杭
16の数倍の大きさの直径を有するとともに、地滑り範
囲Aを外れて打設され、アーチ状の連結材12を介して
伝達される反力を受け持つに足る十分な強度及び剛性を
備えるものである。一方、小規模杭16は、地滑り範囲
A内において、図2に示すように、地表面Bより地滑り
面Cを貫通してその下方の地盤14に至り、その下端部
を下方地盤14に定着して地滑り荷重を支持している。
【0016】そして、抑止杭11の上端、すなわち杭頭
部は、図1及び図3に示すように、アーチ状の連結材1
2によって一体連結されている。アーチ状の連結材12
は、小規模杭16の杭頭部を巻込むとともに大規模杭1
5と一体化して、コンクリートを打設することによりア
ーチ状に構築される。そして連結材12は、連続打設さ
れる小規模杭16のアーチ状の配設線形に沿って構築さ
れた肉厚の小さい固定部17と、固定部17から地滑り
方向Xの下流側に突出する肉厚の大きい荷重支持部18
とによって構成されている。固定部17は、抑止杭11
をアーチ状に一体連結した状態で固定する機能を有し、
一方荷重支持部18は、小規模杭16にかかる地滑り荷
重をアーチ効果により圧縮荷重として支持し、これを両
端部の大規模杭15に伝える機能を有する。また、荷重
支持部18は、受け持つべき圧縮加重、すなわち設計地
滑り荷重、アーチ形状の曲率半径、抑止杭11の本数等
を鑑みて適宜設計される圧縮荷重に応じた必要断面積を
備えるべく、その幅、高さ等の断面形状が決定される。
【0017】以上の構成を有する本実施例の地すべり抑
止構造10では、小規模杭16は、下端部を下方地盤1
4に定着して地滑り荷重を支持するのみならず、その上
端部を連結材12によりアーチ状に一体連結しているの
で、連結材12のアーチ効果により上端部でも支持され
る。また、各抑止杭11は連結材12を介して相互に力
を及ぼし合い、これによって各抑止杭11が均等に地滑
り荷重を支持することになる。
【0018】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
地すべり抑止構造は、多数の抑止杭を、地滑り方向に対
し上流側に突出するアーチ状に配設するとともに、杭頭
部をアーチ状の連結材により一体連結するので、連結材
を介して多数の抑止杭が一体的に均等に滑り荷重を受け
持つことにより、抑止杭を小規模にし、あるいは打設本
数を減少して合理的かつ経済的に地すべり抑止構造を構
築することを可能にする。また、連結材のアーチ効果に
より地滑り荷重を抑止杭の上端部でも支持することによ
り、抑止杭の剛性を低減することができるので、さらに
経済的に地すべり抑止構造を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(イ)は本発明にかかる地すべり抑止構造の構
成を示す説明図である。(ロ)は(イ)のD部拡大図で
ある。
【図2】図1(イ)のY−Yに沿った断面図である。
【図3】連結材の構成を示す破断斜視図である。
【図4】従来の、多数の抑止杭からなる地すべり抑止構
造の説明図である。
【符号の説明】
10 地滑り抑止構造 11 抑止杭 12 連結材 17 固定部 18 荷重支持部 X 地滑り方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−51336(JP,A) 特開 昭57−54632(JP,A) 特開 昭58−17931(JP,A) 特開 平5−171654(JP,A) 特開 昭50−127401(JP,A) 特公 昭47−41561(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 17/20 106

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地表から地滑り面を貫通して打ち込んだ
    多数の抑止杭からなる地すべり抑止構造において、前記
    多数の抑止杭を、地滑り方向に対し上流側に突出するア
    ーチ状に配設するとともに、杭頭部をアーチ状の連結材
    により一体連結することを特徴とする地すべり抑止構
    造。
  2. 【請求項2】 前記連結材が、前記多数の抑止杭のアー
    チ状の配設線形に沿って形成される固定部と、該固定部
    から前記地滑り方向の下流側に、アーチ状にかつ所定の
    断面積を有するように突出して抑止杭にかかる地滑り荷
    重を圧縮力として支持する荷重支持部とからなることを
    特徴とする請求項1に記載の地すべり抑止構造。
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JP6438711B2 (ja) * 2014-08-28 2018-12-19 大成建設株式会社 斜面安定化構造
CN113684841B (zh) * 2021-08-10 2022-11-22 广西大学 一种让位抗滑双排桩支护结构

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