JP2799355B2 - アルミ交差桟固定装置 - Google Patents

アルミ交差桟固定装置

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JP2799355B2
JP2799355B2 JP3091251A JP9125191A JP2799355B2 JP 2799355 B2 JP2799355 B2 JP 2799355B2 JP 3091251 A JP3091251 A JP 3091251A JP 9125191 A JP9125191 A JP 9125191A JP 2799355 B2 JP2799355 B2 JP 2799355B2
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忠男 柴崎
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,例えば建具の格子組み
等に好適に適用されるアルミ交差桟固定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種交差桟固定装置として,例えば実
開昭57−30076号,実開昭57−143386
号,実開昭58−156889号,実開昭59−126
091号,実開昭61−189983号等が知られてい
る。
【0003】これらによれば,いずれも一対の交差桟に
それぞれ相手側の交差桟を受入れる切欠部を設けるとと
もに双方の交差桟に係止するようにしたピース状のファ
スナー部材を用い,ファスナー部材を切欠部内に装着す
ることによって,このファスナー部材を介して一対の交
差桟を固定するものとしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし,これらはピー
ス状のファスナー部材を用いるものであるから,交差桟
の固定には,各交差桟の切欠き加工,一方の交差桟への
ファスナー部材装着,他方の交差桟の嵌合の工程を必要
とすることになり,格子組みのように固定箇所が多数に
亘る場合には,固定箇所毎多数のファスナー部材装着を
不可欠とし極めて煩雑である。
【0005】またファスナー部材は固定箇所の数に応じ
た数量を必要とすることによって,全体の生産コストを
大きく上昇させることになる。
【0006】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであって,その目的とする処は,ファスナー部材は
もとより,ネジ等をも用いることなく,一対の交差桟を
簡易且つ確実に固定し得る新規なアルミ交差桟固定装置
を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的に添
い,交差桟の固定に必須の切欠き加工段階で,各交差桟
に連結突起と連結受溝を残存させるようにし,これら連
結突起及び連結受溝の寸法関係を規制することによっ
て,連結突起を連結受溝に圧入係止して内部塑性変形に
より相互に結合固定せしめるようにしたものであって,
即ち,本発明は長手方向一対の切欠溝と該切欠溝間に桟
部を残存せしめることによって形成した連結突起とを具
有した一方の交差桟と,該一方の交差桟を受入れ嵌合す
る切欠部と該切欠部切欠き方向に対向壁を残存せしめる
ことによって形成した連結受溝とを具有した他方の交差
桟とを備え,上記一方の交差桟における連結突起幅及び
連結突起高さと他の交差桟における連結受溝幅及び連結
受溝深さにおける相対寸法をそれぞれ連結突起側で部分
的又は全体的に僅差大として,該連結突起を連結受溝に
圧入係止せしめてなることを特徴とするアルミ交差桟固
定装置に係り且つこれを発明の要旨として上記目的達成
の手段とするものである。
【0008】
【作用】本発明にあっては,連結突起を連結受溝に圧入
することによって,これらの間に主に連結突起側の圧潰
状の塑性変形を招来し,この塑性変形によって交差桟相
互の結合固定を行う。
【0009】このとき,連結突起と連結受溝との結合固
定は連結突起幅に応じた面状乃至線状の係止となり,交
差桟の嵌合と相まって固定を確実安定化する。
【0010】
【実施例】以下実施例を示す図面に従って本発明を更に
説明すれば,図中Aはアルミサッシ,Bはサッシ枠,C
はサッシ戸,Dは,このサッシ戸Cに硝子とともに框固
定することによってその室内側に配設装着した装飾格子
体を示す。
【0011】装飾格子体Dは,それぞれ上記框固定用の
嵌入フイン12を張出し突設した枠材11を外周におい
て枠組みしてなる格子枠10と,この格子枠10内にネ
ジ13止め固定することによって嵌め込み状に装着した
格子本体20とを備えてなる。
【0012】格子本体20は,横交差桟21a及び縦交
差桟21bを相互に直交するように桟組みしてなり,こ
れら各交差桟21は各交差位置において,それぞれ他の
交差桟と相互に固定せしめたものとしてある。
【0013】本例において交差桟21は,7.7mm×6
mmの外形寸法にして同一の断面形状に押出成型したアル
ミ製のものを共通するものとしてあり,これら交差桟2
1は,いずれも中央位置に上記ネジ13径に相応した上
下開口のタッピングホール22を形成するように,膨出
状に厚肉化した対向一体の膨出部23を備えるととも
に,開口位置における最小寸法L1を2mmに設定するこ
とによって,上記タッピングホール22と連通する中空
部24を備えた上下対称の断面を呈する形状のものとし
てある。
【0014】共用したこれら交差桟21のうちの一方の
交差桟,即ち本例における横交差桟21aは,図5及び
図6に示す如く,その長手方向に直交して平行配置せし
めた一対の切欠溝30を具有するとともに,これら切欠
溝30間に介設状となるように桟部を部分的に残存せし
めるようにすることによって形成した連結突起31を具
備したものとしてある。
【0015】切欠溝30位置は交差桟21の各交差位置
とし,これら切欠溝30内に他方の交差桟,即ち縦交差
桟21bを受入れ嵌合するようにその横幅は交差桟21
幅に合わせた6.5mm幅としてあり,各切欠溝30は連
結突起幅L2を2.4mmに設定し,また共に同一深さと
することによって連結突起高さL3を3.7mmに設定す
るように,切欠き加工によって形成せしめてある。
【0016】なお,図中32は連結突起31の先端にお
いて,後述の圧入に便ならしめるために設けた先細り部
を示す。
【0017】一方,本例において他方の交差桟とした縦
交差桟21bは,同様に横交差桟21aとの各交差位置
において,この横交差桟21を受入れ嵌合する同じく
6.5mm幅の切欠部40を具有したものとしてある。そ
して,この切欠部40の深さを上記と同様に3.7mmと
することにより,切欠部40の切欠き方向に,縦交差桟
21bにおける一対の対向壁25を残存させ,この対向
壁25間に残存中空部24による連結受溝41を形成具
有せしめてある。この連結受溝41の深さL4は,残存
対向壁25の高さから底壁の肉厚分を除き3.2mmに設
定してある。
【0018】交差桟21におけるタッピングホール23
開口位置の最小寸法L1を2mmとすることにより,タッ
ピングホール23に掛るように切欠部40を設けた縦交
差桟21bは,その連結受溝幅の寸法を部分的にこの2
mmの最小寸法L1としたことになり,従って横交差桟2
1aの連結突起幅L2の2.4mmとの相対寸法は,0.
4mmの僅差ながらL2>L1の関係となり,一方,連結
突起高さL3は3.7mm,連結受溝深さL4は3.2mm
であるので,同じく相対寸法は0.5mmの僅差ながらL
3>L4の関係となる。
【0019】このような関係にある交差桟21は,図3
に示すように,室外側に縦交差桟21bを,室内側に横
交差桟21aが位置するようにして結合固定せしめてあ
る。
【0020】即ち,この交差桟21の結合固定は,例え
ば横交差桟21a側から押圧力を加えるようにして,連
結突起31を連結受溝41に圧入係止することによって
なす。
【0021】圧入係止により,図9,図10に示す如く
に,幅において0.4mm大きく,高さにおいて0.5
mm大きい連結突起31が,連結受溝41内に,これら
の間に寸法差による内部塑性変形を招来して相互に結合
固定するに至っている。
【0022】このとき連結受溝41の膨出部23は切欠
部40に応じた長さを有するから,連結突起31の幅に
相応し,本例において中空部分を除いた長手方向に相互
に線状の係止となるに至り,交差桟21a,21bの嵌
合と相まって結合固定を確実化する。
【0023】更に本例にあっては,L3>L4としたこ
とにより,連結突起31は図10に示す如く,薄肉の底
壁が内方屈曲した凹陥状の内部塑性変形を招来し,これ
により連結受溝41の膨出部23との結合固定がより確
実になされるに至る。
【0024】本例にあって,縦交差桟21bの残存膨出
壁におけるタッピングホール23湾曲面は,上記連結突
起31圧入に際してガイドをなし,また,連結突起31
はその先端を先細り部32としてあるから,この湾曲面
と摺接して上記ガイド機能を向上し,圧入時の連結受溝
41位置内における上記塑性変形を有効且つ確実になす
ようにしてある。
【0025】図示した例は以上のとおりとしたが本発明
の実施に当っては,連結突起,連結受溝をいずれもU字
状に構成すること等により,これらの寸法差を全体的に
連結突起側で僅差大となるようにすることもでき,ま
た,上記の如く連結受溝の寸法を該受溝内で変えると
き,最小寸法を面状とし,或いは複数位置とする如くに
構成することもできる。
【0026】連結突起はこれを中空状となるようにすれ
ば一般に足りるが,もとより中実状のものとして塑性変
形を可及的に連結受溝側に分担せしめることも可能であ
る。
【0027】また交差桟の交差は上記90°に直交する
ものの他,傾斜交差するようにしてもよく,交差桟形状
を非中空のものとし,例えば開口側を治具で閉塞状に押
圧力を加えることもでき,連結突起,連結受溝の一方又
は双方に傾斜,湾曲等のガイド手段を設けないようにす
ることもでき,もとより建具等の建材に広く適用できる
ことになり,以上のように本発明の実施に当っては一方
又は他方の交差桟,一対の切欠溝,連結突起,切欠部,
連結受溝等の具体的形状,構造,寸法,用途等の態様
は,上記発明の要旨に反しない限り様々に変更でき,以
上図示し,説明したものに限る必要はない。
【0028】
【発明の効果】本発明は、長手方向一対の切欠溝と該切
欠溝間に桟部を残存せしめることによって形成した連結
突起とを具有した一方の交差桟と、該一方の交差桟を受
入れ嵌合する切欠部と該切欠部切欠き方向に対向壁を残
存せしめることによって形成した連結受溝とを具有した
他方の交差桟とを備え、上記一方の交差桟における連結
突起幅及び連結突起高さと他の交差桟における連結受溝
幅及び連結受溝深さにおける相対寸法をそれぞれ連結突
起側で部分的又は全体的に僅差大として、該連結突起を
連結受溝に圧入し連結突起先端を連結受溝の底にあてて
内部塑性変形により相互に結合固定せしめてなることを
特徴とするから、上記作用欄に記載した如く、交差桟間
の内部塑性変形により相互の結合した極めて強固な交差
桟の直接固定を行うことが可能となる。
【0029】そして,この直接固定は,従来必須とされ
たファスナーやネジ等を一切使用せずに,単に各交差桟
を加工して,連結突起を連結受溝に圧入するように押圧
力を与えるようにすればよいから,コストを低下させる
とともに作業工程におけるファスナー装着等を省略でき
て作業性を向上し,更にこの結合固定は,押圧力を与え
ることによってなし得るから人手,機械いずれによるも
簡易且つ確実になし得る上,結合固定の塑性変形は交差
桟の内部のものとなって,交差桟の外部に影響を与えな
いから,交差桟の外観や商品価値を損なうこともない。
【0030】本発明は,このようにコスト低下,作業性
向上とともに簡易且つ確実な直接固定をアルミの内部
性変形を用いることによって行う新規なアルミ交差桟固
定装置を提供するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】アルミサッシの横断面図
【図2】装飾格子体の背面図
【図3】交差桟の関係を示す拡大斜視図
【図4】交差桟の縦断面図
【図5】一方の交差桟の要部を示す側面図
【図6】一方の交差桟の要部を示す平面図
【図7】他方の交差桟の要部を示す側面図
【図8】他方の交差桟の要部を示す平面図
【図9】交差桟の固定状態を示す縦断面図
【図10】同じく交差桟の固定状態を示す縦断面図
【符号の説明】
D 装飾格子体 21 交差桟 21a 横交差桟 21b 縦交差桟 30 切欠溝 31 連結突起 40 切欠部 41 連結受溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭61−198182号(実開 昭63− 102883号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U) 実願 昭56−90922号(実開 昭57− 204384号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向一対の切欠溝と該切欠溝間に
    桟部を残存せしめることによって形成した連結突起とを
    具有した一方の交差桟と、該一方の交差桟を受入れ嵌合
    する切欠部と該切欠部切欠き方向に対向壁を残存せしめ
    ることによって形成した連結受溝とを具有した他方の交
    差桟とを備え、上記一方の交差桟における連結突起幅及
    び連結突起高さと他の交差桟における連結受溝幅及び連
    結受溝深さにおける相対寸法をそれぞれ連結突起側で部
    分的又は全体的に僅差大として、該連結突起を連結受溝
    に圧入し連結突起先端を連結受溝の底にあてて内部塑性
    変形により相互に結合固定せしめてなることを特徴とす
    るアルミ交差桟固定装置。
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JPH044145Y2 (ja) * 1986-12-23 1992-02-06

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