JP2811381B2 - 押出しブロー成形材料及び押出しブロー成形で構成された容器 - Google Patents

押出しブロー成形材料及び押出しブロー成形で構成された容器

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JP2811381B2 JP29140891A JP29140891A JP2811381B2 JP 2811381 B2 JP2811381 B2 JP 2811381B2 JP 29140891 A JP29140891 A JP 29140891A JP 29140891 A JP29140891 A JP 29140891A JP 2811381 B2 JP2811381 B2 JP 2811381B2
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出しブロー成形材料及
び押出しブロー成形で構成された容器に係り、特にパー
ル光沢を呈する押出しブロー成形材料及び押出しブロー
成形で構成された容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パール光沢を発現させる為、熱可塑性樹
脂に雲母等からなるパール顔料を添加することが行われ
ており、このようなパール顔料添加樹脂を溶融成形して
得られるパール光沢を呈する容器等が開発されている。
しかしながら、このようなパール顔料を用いる場合、外
観性の制御はパール顔料の粒径や添加量を変化させる程
度しか手法がなく、装飾性の面から更に変化に富んだ優
れた外観を有する容器が要求されているにもかかわら
ず、これに答えるには至っていない。又、パール顔料は
高価で、コストが嵩むといった欠点も有る。
【0003】これに対して、互いに相溶しない樹脂を組
み合わせた樹脂組成物を利用する方法が提案されてい
る。例えば、特公昭61−39336号公報に示される
如く、ポリエステル樹脂10〜99重量%と、ポリオレ
フィン樹脂1〜90重量%よりなる樹脂組成物で、か
つ、容器の肉薄部分が少なくとも一方向に配向されてな
る樹脂容器が提案されている。
【0004】又、特公昭61−24253号公報に示さ
れる如く、ポリエステル系樹脂99.5〜90重量%と
メタクリル系樹脂0.5〜10重量%からなる樹脂混合
物を延伸ブロー成形することにより得られるプラスチッ
ク製化粧品用瓶が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
技術は樹脂組成物を何らかの方法で延伸成形することを
前提としたものであり、この延伸工程を必要とすること
から、容器の構成には非常に複雑な成形機が必要とされ
ている。従って、そのコストが高く付き、低コスト化の
要請が極めて強い。
【0006】又、こうして得られた容器は、セロテープ
等の粘着性を有するテープによる剥離試験において著し
い表面剥離が起こり、その表面が毛羽立つ重大な欠点が
有る。このことは、容器表面にラベル貼付や印刷を施し
た場合、その接着堅牢度、印刷堅牢度に悪影響を及ぼす
のみではなく、僅かな擦れ等の外的因子によっても著し
く傷付き、外観を損ねることになる。
【0007】さらに、外観が重視される容器は、店頭で
の陳列において塵や埃などによる汚れが極端に嫌がられ
る為、帯電防止剤の添加が行われている。しかしなが
ら、これらの容器は、帯電防止剤を添加したものであっ
ても、その帯電防止効果が小さく、この為多量の帯電防
止剤の添加が要請されている。尚、帯電防止剤を例えば
2%以上も大量に樹脂組成物中に添加していると、前述
のセロテープ等の粘着性を有するテープによる剥離試験
において益々著しい表面剥離が起き、使用に耐えられな
いものとなることから、帯電防止剤の添加量は少ないも
のとせざるを得ず、従って店頭での陳列において塵や埃
などが付着し易く、商品価値の低下の防止には限度が有
った。
【0008】従って、本発明の第1の目的は、高価な成
形装置を必要としない、すなわち押出しブロー成形装置
で成形できる押出しブロー成形用の材料を提供すること
である。本発明の第2の目的は、押出しブロー成形装置
で成形された製品に表面剥離が起きにくく、しかもパー
ル光沢を呈して優れた外観を呈する製品を得る技術を提
供することである。
【0009】本発明の第3の目的は、押出しブロー成形
装置で成形された製品に塵や埃が付着しにくく、かつ、
表面剥離が起きにくく、しかもパール光沢を呈して優れ
た外観を呈する製品を得る技術を提供することにある。
【0010】
【課題を解決する為の手段】前記本発明の目的は、押出
しブロー成形に用いられる材料であって、主たる構成単
位がテレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキ
サンジメタノールからなる固有粘度が0.65〜1.4
0の熱可塑性ポリエステル樹脂60〜95重量部と、メ
タクリル系樹脂5〜40重量部とを含有することを特徴
とする押出しブロー成形材料によって達成される。
【0011】又、押出しブロー成形に用いられる材料で
あって、主たる構成単位がテレフタル酸、エチレングリ
コール及びシクロヘキサンジメタノールからなる固有粘
度が0.65〜1.40の熱可塑性ポリエステル樹脂6
0〜95重量部と、メタクリル系樹脂5〜40重量部
と、前記の樹脂100重量部に対して帯電防止剤0.0
5〜1.7重量部とを含有することを特徴とする押出し
ブロー成形材料によって達成される。
【0012】又、押出しブロー成形手段により構成され
た容器であって、この容器の素材として、主たる構成単
位がテレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキ
サンジメタノールからなる固有粘度が0.65〜1.4
0の熱可塑性ポリエステル樹脂60〜95重量部及びメ
タクリル系樹脂5〜40重量部を含有する組成物が用い
られてなることを特徴とする押出しブロー成形で構成さ
れた容器によって達成される。
【0013】又、押出しブロー成形手段により構成され
た容器であって、この容器の素材として、主たる構成単
位がテレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキ
サンジメタノールからなる固有粘度が0.65〜1.4
0の熱可塑性ポリエステル樹脂60〜95重量部、メタ
クリル系樹脂5〜40重量部及び前記の樹脂100重量
部に対して帯電防止剤0.05〜1.7重量部を含有す
る組成物が用いられてなることを特徴とする押出しブロ
ー成形で構成された容器によって達成される。
【0014】以下、本発明について詳述する。これまで
の容器のコストが高く付いていた原因の一つとして、延
伸成形することを前提としたものであり、この為の製造
装置が高く付いていることに鑑み、延伸成形の必要がな
い押出しブロー成形手段を採用することに着目した。そ
して、容器構成材料に要求される特性や押出しブロー成
形からの要求に基づく事項を子細に研究して行った結
果、主たる構成単位がテレフタル酸、エチレングリコー
ル及びシクロヘキサンジメタノールからなる固有粘度が
0.65〜1.40の熱可塑性ポリエステル樹脂60〜
95重量部と、メタクリル系樹脂5〜40重量部とを含
有する樹脂組成物は、前記の要望が満足されるものであ
ることを見出した。
【0015】しかも、延伸成形の必要がない押出しブロ
ー成形手段が採用された場合には帯電防止効果の面から
も好ましいものとなることが判明した。すなわち、前記
のような樹脂組成物に非イオン系、アニオン系、カチオ
ン系あるいは両性系の界面活性剤といった帯電防止剤が
添加され、これを押出しブロー成形手段により成形して
得た製品は、帯電防止剤の添加量が少なくても帯電防止
効果に優れたものであることが見出された。本発明にお
いて、帯電防止剤が有効に働く理由は、次のように考え
られる。すなわち、押出しブロー成形工程において、溶
融パリソンがダイから押し出され、金型で挟み込まれて
ブローされるまでの間の時間に、徐々に帯電防止剤が溶
融パリソン表面にブリードアウトしてくる為に、パリソ
ン表面の帯電防止剤濃度が高くなり、得られる成形品に
おいてもその効果が顕著になるものと推察される。これ
に対して、例えばインジェクションブロー等の延伸ブロ
ー成形法では、先ず、プリフォームのインジェクション
工程で溶融樹脂が金型内に送り込まれ、プリフォーム表
面は急激に樹脂のTg(ガラス転移温度)以下の温度ま
で冷やされる為、上記のようなブリードアウトが起き
ず、表面の帯電防止剤の濃度が上がらず、帯電防止効果
が出にくくなるものと推察される。つまり、樹脂組成物
の主組成はTgが室温よりも高い熱可塑性ポリエステル
を使用したものであることから、通常のポリオレフィン
樹脂でみられるような帯電防止剤が表面に経時的にブリ
ードアウトしてくるという現象は期待できず、成形時に
表面に出た帯電防止剤のみしか機能せず、さらには表面
に出た僅かの帯電防止剤は延伸成形によって表面での密
度が一層薄められることになり、結果的に帯電防止剤が
非常に効きにくいという事態になっているのであろうと
想像されたのである。
【0016】本発明における熱可塑性ポリエステル樹脂
は、主たる構成単位がテレフタル酸、エチレングリコー
ル及びシクロヘキサンジメタノールからなり、固有粘度
が0.65〜1.40の範囲内のものである。固有粘度
がこの範囲外の値のものである場合には、得られる成形
物の耐衝撃性が悪くなったり、又、成形性が悪くなった
りする為に好ましくない。
【0017】本発明における熱可塑性ポリエステル樹脂
の好ましい共重合比は、テレフタル酸100モルに対し
てエチレングリコールは50〜98モル、シクロヘキサ
ンジメタノールは2〜50モルであり、さらに好ましく
はテレフタル酸100モルに対してエチレングリコール
は65〜96モル、シクロヘキサンジメタノールは4〜
35モルである。この他にも物性に大きな影響を与えな
い範囲で少量の他のジカルボン酸やグリコールが共重合
されていても構わない。すなわち、ジカルボン酸成分と
してコハク酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、ドデカン酸、p−オキシ安息香酸が、又、グリコー
ル成分としてジエチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ネオペンチルグリコール、ポリエチレングリコー
ル、ポリテトラメチレングリコールなどが共重合成分と
して入っていても良い。
【0018】そして、上記のような熱可塑性ポリエステ
ル樹脂が用いられることによって、延伸成形ではなく、
押出しブロー成形手段による成形が簡単に行えるものと
なったのである。本発明におけるメタクリル系樹脂は、
例えばポリメチルメタクリレート、ポリエチルメタクリ
レート、ポリプロピルメタクリレート、ポリブチルメタ
クリレートやその他これらの共重合メタクリレートが挙
げられるが、ポリメチルメタクリレートが最も好まし
い。尚、これらは耐衝撃性等の性能改良の為、少量の他
のモノマーが共重合されていても良いし、他の添加剤が
添加されていても良い。
【0019】そして、上述の熱可塑性ポリエステル樹脂
60〜95重量部とメタクリル系樹脂40〜5重量部と
を、好ましくは熱可塑性ポリエステル樹脂80〜90重
量部とメタクリル系樹脂20〜10重量部とを、例えば
2軸混練機にて混練、混合し、樹脂組成物を得る。この
ようにして得られた樹脂組成物を通常の押出しブロー成
形機(ダイレクトブロー成形機)にてブロー成形するこ
とによってパール光沢を有する容器が得られる。この場
合、延伸ブロー成形のように熱可塑性ポリエステル樹脂
のTg以上の特殊な温度条件下で延伸ブローする必要が
全く無く、溶融パリソンに空気、窒素、その他のガスを
吹き込むことによって通常に成形することができ、その
結果パール光沢を有する容器が得られる。
【0020】塵や埃などの付着を防止する為に、すなわ
ち得られる容器に帯電防止効果を付与したい場合には、
成形前に0.05〜1.7重量%の範囲で帯電防止剤を
樹脂組成物に添加することが好ましい。帯電防止剤とし
ては、非イオン系、アニオン系、カチオン系、両性系の
界面活性剤などが挙げられる。例えば、非イオン系のも
のではポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシ
エチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテ
ル、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エス
テル等が挙げられる。アニオン系のものではアルキルス
ルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキル
硫酸塩、アルキルリン酸塩などが挙げられる。カチオン
系のものでは第4級アンモニウムクロライド、第4級ア
ンモニウム硫酸塩などが、又、両性系のものではアルキ
ルベタイン、アルキルイミダゾリン、アルキルアラニン
等が挙げられる。
【0021】上述の帯電防止剤のうち好ましくは、アル
キルスルホン酸塩、グリセリンモノ脂肪酸エステル、ポ
リオキシエチレンアルキルアミンである。アルキルスル
ホン酸塩の具体例としては、ドデシルスルホン酸ナトリ
ウム、ステアリルスルホン酸ナトリウムなど、C8 〜C
20のアルキル基を持つスルホン酸ナトリウム塩が挙げら
れる。グリセリンモノ脂肪酸エステルの具体例としては
ドデシルグリセライド、ステアリルグリセライド等、C
8 〜C20のアルキルモノグリセライドが挙げられる。
又、ポリオキシエチレンアルキルアミンの具体例として
は、ステアリルモノエタノールアミン、ステアリルジエ
タノールアミン、ラウリルモノエタノールアミン、ラウ
リルジエタノールアミン等のC8 〜C20のアルキルエタ
ノールアミンが挙げられる。尚、これらは単独または2
種類以上混合使用しても良く、又、この他に少量のシリ
カ、脂肪酸金属塩、高級アルコール等の添加物が入って
いても差し支えない。
【0022】以上のうち最も好ましくはアルキルスルホ
ン酸塩系の帯電防止剤である。このようにして得られた
容器は、その表面光沢が非常に均一で、きめが細かいパ
ール光沢を呈しており、しかもセロテープ剥離試験にお
いても全く表面が剥離せず、さらには良好な帯電防止効
果をもつものである。そして、このようにして得られた
本発明の容器は、モイスチャーローション、マッサージ
ローション、スキンローション、クレンジングローショ
ン、エモリエントローション、ベビーオイル等の各種ス
キンローション、化粧下クリーム、バニシングクリー
ム、エモリエントクリーム等のスキンクリーム、リキッ
ドファンデーション等の各種フェイスケア、スキンケ
ア、ボディケア、メーキャップ化粧品、シャンプー、リ
ンス、ヘアコンディショナー、パーマブロー剤、ヘアカ
ラー等のヘアケア用品、全身洗浄料、液体ハンドソープ
等のボディケア、ハンドケア用品、液体衣料用洗剤、黴
取り剤、ガラスクリーナー、漂白剤、柔軟剤、のり剤、
食器用洗剤、クレンザー、各種住居用洗剤、その他食料
品、医薬品など一般に優れた外観を必要とするものを充
填する容器として好適である。
【0023】
【実施例】以下、実施例を挙げて具体的に説明するが、
本発明はこれらの実施例にのみ限定されるものではな
い。 〔実施例1〕固有粘度が0.75で、テレフタル酸10
0モルに対してエチレングリコール72モル、1,4−
シクロヘキサンジメタノール28モルの割合から成る共
縮合重合体〔PETG6763、イーストマンコダック
社製、以下PETGと省略〕を66℃、760mmHg
で、又、ポリチメルメタクリレート〔デルペット560
F(旭化成社製)、以下PMMAと省略〕を70℃、7
60mmHgで各々一晩減圧乾燥した後、重量比で9
0:10の割合になるように混合し、この混合物を樹脂
温度250℃で2軸混練し(φ45mmの池貝鉄工
(株)製PCM45II−30型押出機を使用)、スト
ランド状に押出し、冷却後カッターで切断し、ペレット
を得た。このペレットを760mmHg、66℃で一晩
減圧乾燥した後、樹脂温度215℃、スクリュー回転数
22rpmでダイレクトブロー成形し(φ50mm、L
/Dが24のスクリューを備えた(株)タハラ製TZ5
033M型ダイレクトブロー成形機を使用)、ボトル重
量38gで容量300mlのパール光沢を呈する本発明
になる円筒ボトルを得た。
【0024】〔実施例2〕実施例1のPETG及びPM
MAを減圧乾燥後、重量比で80:20の割合になるよ
うに混合し、同様に溶融混練、ダイレクトブロー成形し
て容量300mlのパール光沢を呈する本発明になる円
筒ボトルを得た。 〔実施例3〕固有粘度が1.05で、テレフタル酸10
0モルに対してエチレングリコール96モル、1,4−
シクロヘキサンジメタノール4モルから成る共縮合重合
体を減圧乾燥後、重量比で90:10の割合になるよう
に混合し、実施例1と同様に溶融混練、ダイレクトブロ
ー成形して容量300mlのパール光沢を呈する本発明
になる円筒ボトルを得た。
【0025】〔比較例1〕実施例1のPETG及びPM
MAを減圧乾燥後、重量比で97:3の割合になるよう
に混合し、同様に溶融混練、ダイレクトブロー成形して
容量300mlの円筒ボトルを得た。 〔比較例2〕実施例1のPETG及びPMMAを減圧乾
燥後、重量比で50:50の割合になるように混合し、
同様に溶融混練、ダイレクトブロー成形して容量300
mlの円筒ボトルを得た。
【0026】〔比較例3〕実施例1のPETG及び低密
度ポリエチレン〔ミラソン50、三井石油化学工業社
製〕を重量比で90:10の割合になるように混合し、
実施例1と同様にして溶融混練、ダイレクトブロー成形
して容量300mlの円筒ボトルを得た。 〔比較例4〕固有粘度0.77のポリエチレンテレフタ
レート〔三井PET J125、三井ペット樹脂(株)
製〕を120℃で一晩熱風乾燥し、又、PMMAを実施
例1と同様に乾燥した後、重量比で90:10の割合に
なるように混合し、樹脂温度280℃で2軸混練して得
たペレットを樹脂温260℃でダイレクトブロー成形し
たが、ドローダウンが激しく、実用に供するボトルは得
られなかった。
【0027】〔実施例4〕実施例1の樹脂組成物100
重量部に対し、100℃、760mmHgで一晩減圧乾
燥したアルキルスルホン酸塩系の帯電防止剤〔エレスト
PC、花王(株)製〕を0.5重量部添加した組成物を
用いて同様に2軸混練後、樹脂温度215℃でダイレク
トブロー成形してボトル重量38g、容量300mlの
パール光沢を呈する本発明になる円筒ボトルを得た。
【0028】〔実施例5〕実施例1の樹脂組成物100
重量部に対し、100℃、760mmHgで一晩減圧乾
燥したアルキルスルホン酸塩系の帯電防止剤〔エレスト
PC、花王(株)製〕を1.0重量部添加した組成物を
用いて同様に2軸混練後、樹脂温度215℃でダイレク
トブロー成形してボトル重量38g、容量300mlの
パール光沢を呈する本発明になる円筒ボトルを得た。
【0029】〔比較例5〕固有粘度0.77のポリエチ
レンテレフタレート〔三井PET J125、三井ペッ
ト樹脂(株)製〕を120℃、760mmHgで一晩減
圧し、又、PMMAを実施例1と同様に乾燥した後、重
量比で90:10の割合になるように混合した樹脂組成
物100重量部に対し、100℃、760mmHgで一
晩減圧乾燥したアルキルスルホン酸塩系の帯電防止剤
〔エレストPC、花王(株)製〕を0.5重量部添加し
た組成物を同様に混練してペレットを得た。
【0030】このペレットを2軸延伸成形機(日精AS
B社製の2軸延伸ブロー成形機)により樹脂温度290
℃で射出圧力45kg/cm2 で試験管状のプリフォー
ムを射出成形し、次いで同成形機の予備加熱ステーショ
ンにて該プリフォームを約110℃に温調し、さらにブ
ローステーションにてブロー圧20kg/cm2 の圧力
で圧縮空気をプリフォーム内に吹き込み、面倍率4.5
倍、ボトル重量32g、容量300mlの円筒ボトルを
得た。
【0031】〔比較例6〕比較例5において帯電防止剤
の添加量を1.7重量部として同様に行い、容量300
mlの円筒ボトルを得た。 〔比較例7〕比較例5において帯電防止剤の添加量を
2.5重量部として同様に行い、容量300mlの円筒
ボトルを得た。
【0032】
【特性】上記実施例1〜3及び比較例1〜3の円筒ボト
ルについて、その外観、耐衝撃性及び表面剥離の特性を
調べたので、その結果を表1に示す。 表 1 ボトル外観性 耐 衝 撃 性 表面剥離性 5回 10回 実施例1 ◎ 0% 20% ○ 実施例2 ◎ 0% 30% ○ 実施例3 ◎ 0% 20% ○ 比較例1 △ 0% 10% ○ 比較例2 ○ 70% 100% △ 比較例3 × 0% 10% △ 外観性 ◎ ; 表面光沢の強いきらびやかなパール
光沢 ; 内部からの反射が強いパール光沢 △ ; 透過光が多く、反射光の弱いパール光沢 × ; パール光沢なし 衝撃性 ボトルに水道水を充填し、所定のキャップを
閉めた後、5℃で24時間コンディショニングしたボト
ルを1mの高さより落下させた。同条件のサンプルボト
ルを10本用意し、各ボトル共破損が発生するまでこれ
を繰り返す。但し、最高は10回とする。評価結果は、
5回及び10回までに破れた本数の割合で表示。
【0033】表面剥離性 ボトル表面縦方向に密着させ
たセロハンテープを一定荷重の下で瞬時に引き離した
後、該セロテープが密着していたボトルの表面状態を観
察し評価。 ;該表面で剥離無し △ ;該表面一部で剥離有り × ;該表面の全体にわたって剥離有り この表1から理解できようが、樹脂組成物が熱可塑性ポ
リエステルに低密度ポリエチレンを添加した系ではパー
ル光沢を呈さず、又、本発明の樹脂組成物の範囲を外れ
てPMMAの量が多いと耐衝撃性に劣り、かつ、パール
光沢特性も低下し、そしてPMMAの量が少ないとパー
ル光沢特性が悪い。
【0034】又、実施例4,5及び比較例5,6,7に
ついて、その外観、帯電防止及び表面剥離の特性を調べ
たので、その結果を表2に示す。 表 2 ボトル外観性 耐電防止能 表面剥離性 実施例4 ○ ○ ○ 実施例5 ○ ○ ○ 比較例5 ○ × △ 比較例6 △ △ △ 比較例7 × ○ × 帯電防止能 試料を25℃、50%RHで24時間コン
ディショニングした後、同条件下の置かれたダートチャ
ンバー装置内で試料に油煙を5分間吹き付け、その汚れ
の程度により帯電防止能を評価。
【0035】;ボトルに油煙の付着無し △ ;ボトルの一部に油煙の付着有り × ;ボトル全体に油煙が付着 この表2から理解できようが、2軸延伸ブロー成形によ
り得た容器は、表面剥離が起きやすいものであり、商品
価値がそれだけ低く、かつ、塵や埃の付着を効果的に防
止する為には帯電防止剤を多量に添加しなければならな
い。しかしながら、帯電防止剤を多量に添加してしまう
と、パール光沢が失われる結果となり、又、表面剥離も
起き易く、これまた商品価値が失われてしまう。
【0036】これに対して、押出しブロー成形による本
発明になるものでは、パール光沢が呈され、外観に優れ
たものであり、かつ、帯電防止特性に優れ、塵や埃が付
着しにくいものであり、さらには表面剥離が起きにくい
ものである。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押出しブロー成形に用いられる材料であ
    って、主たる構成単位がテレフタル酸、エチレングリコ
    ール及びシクロヘキサンジメタノールからなる固有粘度
    が0.65〜1.40の熱可塑性ポリエステル樹脂60
    〜95重量部と、メタクリル系樹脂5〜40重量部とを
    含有することを特徴とする押出しブロー成形材料。
  2. 【請求項2】 押出しブロー成形に用いられる材料であ
    って、主たる構成単位がテレフタル酸、エチレングリコ
    ール及びシクロヘキサンジメタノールからなる固有粘度
    が0.65〜1.40の熱可塑性ポリエステル樹脂60
    〜95重量部と、メタクリル系樹脂5〜40重量部と、
    前記の樹脂100重量部に対して帯電防止剤0.05〜
    1.7重量部とを含有することを特徴とする押出しブロ
    ー成形材料。
  3. 【請求項3】 上記熱可塑性ポリエステル樹脂は、テレ
    フタル酸100モルに対してエチレングリコールが50
    〜98モル、シクロヘキサンジメタノールが2〜50モ
    ルからなることを特徴とする請求項1又は請求項2記載
    の押出しブロー成形材料。
  4. 【請求項4】 押出しブロー成形手段により構成された
    容器であって、この容器の素材として、主たる構成単位
    がテレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキサ
    ンジメタノールからなる固有粘度が0.65〜1.40
    の熱可塑性ポリエステル樹脂60〜95重量部及びメタ
    クリル系樹脂5〜40重量部を含有する組成物が用いら
    れてなることを特徴とする押出しブロー成形で構成され
    た容器。
  5. 【請求項5】 押出しブロー成形手段により構成された
    容器であって、この容器の素材として、主たる構成単位
    がテレフタル酸、エチレングリコール及びシクロヘキサ
    ンジメタノールからなる固有粘度が0.65〜1.40
    の熱可塑性ポリエステル樹脂60〜95重量部、メタク
    リル系樹脂5〜40重量部及び前記の樹脂100重量部
    に対して帯電防止剤0.05〜1.7重量部を含有する
    組成物が用いられてなることを特徴とする押出しブロー
    成形で構成された容器。
  6. 【請求項6】 上記熱可塑性ポリエステル樹脂は、テレ
    フタル酸100モルに対してエチレングリコールが50
    〜98モル、シクロヘキサンジメタノールが2〜50モ
    ルからなることを特徴とする請求項4又は請求項5記載
    の押出しブロー成形で構成された容器。
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