JP2852603B2 - 電動パチンコ機の電動打球装置 - Google Patents

電動パチンコ機の電動打球装置

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JP2852603B2 JP6102038A JP10203894A JP2852603B2 JP 2852603 B2 JP2852603 B2 JP 2852603B2 JP 6102038 A JP6102038 A JP 6102038A JP 10203894 A JP10203894 A JP 10203894A JP 2852603 B2 JP2852603 B2 JP 2852603B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動パチンコ機の電動
打球装置に係わり、その目的とするところはパチンコ機
による遊技中に誤って操作ハンドルから手を離したと
き、打球杆が発射レール側の原位置に戻るのを確実に阻
止するようにした改良された、電動パチンコ機の電動打
球装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、電動機により駆動するカ
ムによって打球杆を弾発動作させて、パチンコ球を打球
する電動パチンコ機においては、前記のように、打球す
る1個のパチンコ球が位置する発射レールの打球位置に
臨ませてばね性の打球子を備えて、前記パチンコ機の前
面枠に回動自在に枢支した打球杆を、電動機により駆動
するカムによりスプリング(引張りばね)の引張り力に
抗して打球位置の後方に傾動し、前記駆動カムによる打
球杆との摺接が解かれると、打球杆はスプリングの弾発
力(引張り力)により戻り回動してパチンコ球を弾発的
に打球する電動打球装置が取付けられている。
【0003】前記電動打球装置は、遊技者がパチンコ機
の前面に設けた操作ハンドルを一定の角度回動して操作
スイッチを投入すると、電動機の回転子軸に減速歯車群
を介して駆動連結する出力軸に止着した駆動カムによ
り、打球杆を操作ハンドルの巻取プーリに連結ワイヤー
を介して張設したスプリングの引張り力に抗して発射レ
ールから遠ざかる方向に後退させながら一定の角度で傾
動させ、前記駆動カムが所定の範囲回動して打球杆との
傾動が解かれると、前記打球杆はスプリングの弾発力に
より打球方向に急速回動して発射レール上のパチンコ球
を、前記発射レールから誘導レールを介してパチンコ機
の遊技盤内に打出すように構成されている。そして、遊
技者が任意に操作ハンドルの回動角度を変更することに
より、スプリングの弾発力を打球杆の傾動角度に応じて
自由に可変させることができるため、打球杆を間欠的
に、かつ、弾発応答性を変化させてパチンコ球を打球す
ることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前記の電動打
球装置においては、電動機により駆動カムを回動させ、
打球杆をスプリングの引張り力に抗して一定の角度傾動
させながら、間欠的に弾発させてパチンコ球を打球する
ように構成されているので、例えば、遊技者が遊技途中
に操作ハンドルから手を離した場合、操作スイッチの投
入解除により電動機は通電が断れて回動を停止するとと
もに、打球杆自体もスプリングの引張り力により電動機
を逆回転させながら発射レール側に戻る。この際、即
ち、打球杆が電動機の駆動停止に伴いスプリングの引張
り力により不意に原位置に戻った場合、打球杆自体の打
球力が弱められている結果、打球力の不足によりパチン
コ球は一旦打球されるものの、大部分が誘導レールから
発射レールの所に戻ってしまう。又、電動打球装置は打
球杆が原位置に戻り、かつ、次にパチンコ球を打球する
ために後退を始めると、パチンコ球供給装置から次に打
球するパチンコ球が、自動的に1個宛発射レール上に供
給されるように構成されているため、発射レール上に
は、都合2個のパチンコ球が存在することとなる。
【0005】この結果、打球杆を再始動させると、打球
杆はスプリングの引張り力によって発射レール上の1個
のパチンコ球を打球する弾発力が付与されているため、
発射レール上に2個のパチンコ球が存在すると、打球力
の不足によってパチンコ球を遊技盤内に弾き返すことが
難しく、しかも、打球杆が発射レール側の原位置に戻る
度に、パチンコ球供給装置からパチンコ球が1個づつ発
射レール上に自動供給されるため、短時間(数秒間)の
間に相当数のパチンコ球が発射レール上に並存すること
となり、遊技者は遊技再開後しばらくの間は、パチンコ
球を正常に遊技盤内に打出すことができず、苛立ちと不
快感を催すことがあった。
【0006】このため、遊技者の不快感等を除去するた
めに、操作ハンドルから不意に手を離すことにより電動
機の通電が断たれた場合、打球杆を例えば、ストッパー
手段によって所定の傾動位置で保持させたり、あるい
は、発射レール上にパチンコ球が未発射のまま残ってい
る場合は、パチンコ球供給装置から次に打球するパチン
コ球を発射レール上に供給できないようにする手段等が
種々開発されている。しかし、これらの手段を電動打球
装置に具備させることは、打球装置の構造をいたずらに
複雑化してその製作に手間がかかるばかりか、複雑化に
伴い部品点数が増大して製作コストを高くするという問
題があった。
【0007】本発明は、前記の問題点に鑑み、電動機の
回転子軸に減速歯車群を介して駆動結合した出力軸に、
該出力軸の逆回転を阻止する手段を取付け、この電動機
を備えたパチンコ機において操作ハンドルから手を離し
たとき、前記電動機の出力軸が外力を受けて逆回転する
ことにより、打球杆が原位置に復帰するのを確実に防ぐ
ようにした電動パチンコ機の電動打球装置を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の問題点
を解決するために、電動機の出力軸には、外輪の内周面
に多数の切欠を設け、かつ、これら各切欠の上面にカム
面を形成し、前記切欠内にはローラ,リーフスプリン
グ,スプリング受体を配置し、前記外輪の両側を環状の
閉塞プレートにより閉鎖してローラ等が外部に飛び出さ
ないように構成したローラ形の一方向クラッチを嵌着す
ることにより、出力軸を常に一方向のみに回転自在とな
し、この一方向クラッチを備えた電動機を、例えば、パ
チンコ球を弾発打球する電動パチンコ機の電動打球装置
の駆動手段として使用する。
【0009】即ち、電動機の前記出力軸の突端に弓状の
駆動カムを取付け、この駆動カムと接離可能に摺接する
打球杆をパチンコ機の前面枠裏側に回動自在に枢支し、
前記打球杆には、操作ハンドルの巻取プーリに巻付け、
巻戻し可能に係着した連結ワイヤーを介して張設したス
プリングを掛止し、このスプリングの引張り力によって
前記打球杆を常に発射レール側に付勢させる。又、この
打球杆の上方には、パチンコ球を前記打球杆が発射レー
ルから後退傾動して打球態勢をとる度に、順次1個づつ
供給するパチンコ球供給装置を具備して電動パチンコ機
の電動打球装置を概略構成する。
【0010】
【作用】本発明は電動機の出力軸に、この出力軸を常時
一方向にのみに回動させる一方向クラッチが具備されて
いるので、前記電動機を例えば、電動パチンコ機のパチ
ンコ球を打球する装置の駆動源に使用した場合、電動打
球装置を駆動してパチンコ球をパチンコ機の遊技盤内に
打出しているとき、不意に操作ハンドルから手を離す
と、操作ハンドルはその内部の復帰ばねと打球杆に弾発
力を付与するスプリングとの力により原位置に復帰し、
操作スイッチを遮断して電動機への通電を断つ。この
際、打球杆はスプリングの引張り力により駆動カムを介
して電動機を逆回転させて発射レール側のスタート地点
に戻ろうとするが、電動機の出力軸には逆回転を阻止す
る一方向クラッチが事前に内蔵されている関係上、前記
打球杆は発射レール側に戻ることなく電動機が停止した
時点での位置で傾動したまま保持される。従って、従来
のように、打球杆が原位置に復帰してからの一定時間後
に再始動を行った際、パチンコ球供給装置が作動して、
次に打球するパチンコ球を発射レールに供給し、この発
射レール上に2個のパチンコ球が存在するという問題を
確実に解決することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1ないし図7によ
って説明する。図1は本発明の電動パチンコ機の電動打
球装置に用いる逆回転防止装置を内蔵した電動機の要部
切欠断面図である。図1において、1は電動機本体を示
し、図示しない固定子鉄心と、該固定子鉄心に巻装した
コイルと、固定子鉄心内に回転自在に挿入した回転子
と、この回転子に挿着されてケース2内の上,下部に配
設した図示しない軸受部材に回転自在に支承される回転
子軸3とによって概略構成されている。4は前記電動機
本体1のケース2上部に乗載されて、該ケース2とは取
付ねじ5により締着固定されたギヤボックスであり、こ
のギヤボックス4内には、電動機本体1の回転子軸3の
回転数を所要の回転数に減速して出力軸6に伝達する減
速歯車群7が内蔵されており、この減速歯車群7と前記
電動機本体1とによって電動機Aを構成する。そして、
前記電動機Aの出力軸6は図1で示すように、減速歯車
群7の最終歯車7aに貫通固着されてその一方(下方
端)は、ギヤボックス4底面の凹部に軸受7bを介して
回転自在に挿入されており、他方(上方端)はギヤボッ
クス4の上面開口部に取外し自在に被着した蓋板8に取
付けられる軸受取付体9を貫通して電動機Aの上面に突
出されている。
【0012】前記軸受取付体9の凹所9aには出力軸6
を常に一方向にのみ回転させる一方向クラッチ10が収
容されている。この一方向クラッチ10は図6に示すよ
うに、筒状の外輪11と、この外輪11の内周面に等間
隔を保って多数形成した切欠12と、これら各切欠12
の上面の一部に形成したカム面13と、前記切欠12内
に配置したローラ14,リーフスプリング15,リーフ
スプリング受体16と、更に、外輪11の軸方向の両側
端部に配置したローラ14,リーフスプリング15,リ
ーフスプリング受体16の飛び出しを防止する閉塞プレ
ートa(図1参照)とによって形成されており、前記リ
ーフスプリング15はローラ14をカム面13から遠ざ
かる方向に常時押圧付勢する。前記一方向クラッチ10
は図1において、出力軸6側にローラ14を当接させた
状態で、外輪11を軸受取付体9の凹所9a内に嵌着す
ることにより軸受取付体9に取付けることができる。
【0013】そして、前記一方向クラッチ10は図6に
おいて、出力軸6を矢印方向(反時計方向)に回転させ
ると、ローラ14はリーフスプリング15によりカム面
13から遠ざかる方向に付勢されて空転するため、前記
出力軸6は図6の矢印方向(反時計方向)に、回転子軸
3の回転数を減速して出力することが可能となる。一方
出力軸6を図7の矢印方向(時計方向)に回転させよう
とすると、ローラ14はリーフスプリング15を押圧し
てカム面13と出力軸6外周面との間に形成されている
楔状空間に押し込まれるため、ローラ14は時計方向に
大きな摩擦力を受けて空転することができず、この結
果、出力軸6はローラ14との間で生じる摩擦力によっ
て時計方向に回転(逆回転)することができない。
【0014】次に、前記電動機Aを本発明の電動パチン
コ機における電動打球装置の駆動源として使用した実施
例を図2ないし図3により説明する。先づ図2におい
て、21は電動式のパチンコ機を示し、22は機枠23
の前部開口部側に前面枠用のヒンジ24によって開閉自
在に装着した前面枠で、この前面枠22にはガラス枠2
2aと、パネル22bとが個別に開閉できるように設け
られ、裏側には遊技盤25が、前面枠22のガラス枠2
2aを塞ぐようにして取付けられている。そして、前記
前面枠22のパネル22b前面にはパチンコ球bの供給
皿26が、前面枠22の前面下部にはパチンコ球bを貯
留する受皿27と、パチンコ球bを打球する打球杆28
を駆動操作する操作ハンドル29とがそれぞれ取付けら
れており、前記操作ハンドル29が位置する前面枠22
の裏面側には、操作ハンドル29の回動操作によってパ
チンコ球bを、打球杆28により発射レール30から誘
導レール31に沿って遊技盤25内に打球する電動打球
装置32が設けられている。
【0015】図3において、電動打球装置32は、図2
で示す前面枠22の下部裏面に設けた図示しない取付基
板に取付けたパチンコ球bを打球する打球杆28と、こ
の打球杆28を発射レール30の後部側(図3の左側)
に所定の角度傾動させる前記電動機Aと、パネル22b
の裏面に取付けられてパチンコ球bを発射レール30の
打球位置30aに1個宛供給するパチンコ球供給装置3
3とによって構成されている。前記打球杆28は基部を
図示しない取付基板に回動自在に枢着し、その枢支部に
はローラ部材34を回転自在に取付けた駆動レバー35
が、打球杆28と共動可能に取付けられており、又、自
由端となる上方端側には、発射レール30の打球位置3
0aに突入してパチンコ球bを弾発的に打球するバネ性
の打球子28aを備え、更に、打球杆28の長さ方向の
途中には、スプリング(引張りばね)36の一端を止着
し、スプリング36の他方端には連結ワイヤー37の始
端を掛止する。そして、前記連結ワイヤー37は、図示
しない取付基板に設けた滑動ローラc,cに張架して1
80°方向転換させてその終端側を、前記操作ハンドル
29の回動軸に取付けた図示しない巻取りプーリに係着
することにより、スプリング36を図3で示すように、
水平に張架された状態で、打球杆28を発射レール30
の打球位置30a側に常時引張って(付勢して)保持さ
せる。38は駆動レバー35の回動軌跡と合致する位置
において、電動機Aの出力軸6先端に止着した弓状の駆
動カムで、電動機Aは前記駆動カム38がその回動途中
において、駆動レバー35と摺接して打球杆28を、ス
プリング36の弾発力に抗して打球位置30aから遠ざ
かる方向に傾動させる。
【0016】次に、前面枠22のパネル22b裏面に設
けたパチンコ球供給装置33は、供給皿26と連通する
開口39を図3のように、一方に備えた球供給ケース4
0と、このケース40内に配置されてパチンコ球bを1
列に整列して発射レール30上に供給する球制御樋41
と、球供給ケース40の開口39と反対側に位置し、か
つ、発射レール30の打球位置30aと対応して開口し
た球流下口42と、球流下口42に近接してケース40
に枢支され、かつ、前記球流下口42を開閉させて球制
御樋41から供給されるパチンコ球bを1個宛発射レー
ル30上に供給するストッパー43とからなり、図3で
示すように、発射レール30上において、図2に示すパ
ネル22bの裏面に、パチンコ球bの供給皿26と連通
可能に取付けられている。なお、図3において、44は
打球杆28の長さ方向のほぼ中央に一方端を固着してス
プリング36と平行に延出した鉤形のロッド、45は前
記ロッド44の自由端側に形成したフック部46と接離
する揺動片47と、この揺動片47の上端において取付
基板と枢支されて、前記ストッパー43の底面と常時接
触するカム片48とを一体的に形成した揺動枠体で、打
球杆28が発射レール30の位置から後退して傾動を開
始するとき、ロッド44のフック部46にて前記揺動枠
体45を作動させることにより、ストッパー43を球流
下口42内で開閉させてパチンコ球bを1個宛発射レー
ル30上に供給することができるように構成されてい
る。
【0017】次に動作について説明する。電動機Aの軸
受取付体9の凹所9aに嵌着されて出力軸6に軸着した
一方向クラッチ10は、本実施例の電動打球装置32の
駆動源として使用する際、反時計方向に回転するもの
の、時計方向には制動作用が働いて回転することのない
ように設定してある場合について説明する。図4,5に
おいて、パチンコ球bを打球する場合は、図2に示す操
作ハンドル29を右方向に所定の角度回動すると、操作
ハンドル29内の図示しない操作スイッチが投入されて
電動機Aを起動する。又、前記操作ハンドル29を一定
の角度回動することにより、その回動軸に軸着した図示
しない巻取プーリが回動し、連結ワイヤー37を図3に
おいて、左方向に引張ってスプリング36の弾発力を遊
技者の好みの強さに設定することができる。
【0018】電動機Aの起動により出力軸6に止着した
駆動カム38は、図4の矢印方向(反時計方向)に回転
し、駆動カム38のカム面38aが打球杆28の駆動レ
バー35に取付けたローラ部材34に当接して前記駆動
レバー35を間欠回動する。この結果、打球杆28は図
5に示すように、スプリング36の引張り力に抗して打
球方向と反対側に回動される。前記打球杆28がその支
点Xを中心として発射レール30から遠ざかる方向に傾
動すると、該打球杆28に取付けたロッド44は同一方
向に後退しフック部46により揺動枠体45の揺動片4
7を、図5のように揺動枠体45の支点Yを中心として
時計方向に回動する。揺動枠体45が時計方向に回動す
ると、そのカム片48によりパチンコ球供給装置33の
ストッパー43は、球供給ケース40内において反時計
方向に回動し、図4に示すように、ストッパー43の第
1の止片43aに係止されていたパチンコ球bの係止を
瞬間的に解く。前記係止が解かれたパチンコ球bは、球
流下口42内を落下して発射レール30の打球位置30
aに図5に2点鎖線で示すように保持される。そして、
球制御樋41内に整列して供給される次に打球するパチ
ンコ球bは、ストッパー43が反時計方向に順次回動す
るにつれて球流下口42内を上昇する第2の止片43b
により、球制御樋41の最下端の位置で受止められて、
球流下口42内に落下するのを防止する。前記のよう
に、ストッパー43の作動によりパチンコ球bは打球杆
28の後退時に球流下口42内に落下することなく球制
御樋41の最下部に保持されるため、発射レール30の
打球位置30aには、打球するパチンコ球bが複数個落
下することなく、常に1個だけ保持させることができ
る。
【0019】そして、駆動カム38が一定範囲回動して
打球杆28を図5の1点鎖線の位置から実線の位置まで
後退させると、ローラ部材34を介して駆動レバー35
が図5に示す状態から、カム面38aとの接触が外れ
て、駆動レバー35とともに打球杆28はスプリング3
6の弾発力により、図4のように発射レール30の打球
位置30a方向に急速回動されて、上方端の打球子28
aが発射レール30の打球位置30aに存在するパチン
コ球bを遊技盤25内に向けて打出す。このあと電動機
Aの駆動により駆動カム38は連続回転し、駆動レバー
35を間欠回動させ、打球杆28をスプリング36の弾
発力に抗して傾動させることにより、前記同様にパチン
コ球bの打球動作が繰返される。そして、打球杆28が
発射レール30の打球位置30aから少し離れる毎にパ
チンコ球bは、パチンコ球供給装置33から発射レール
30の打球位置30aに1個づつ順次供給されて打球す
る。又、電動機Aの出力軸6は、パチンコ球bを1分間
に打球する数量に合せて、回転数が減速歯車群7により
設定されている。
【0020】前記のようにして、パチンコ球bを打球し
ているとき、操作ハンドル29から手を誤って離すと、
操作ハンドル29はその内部に設けた図示しない復帰ば
ねとスプリング36の引張り力により急速に原位置に復
帰して操作スイッチの投入を解除する。このため、電動
機Aは通電が断れて停止する。電動機Aが停止すると
き、打球杆28が図5に1点鎖線及び実線で示す位置に
存在している場合、前記打球杆28はスプリング36の
引張り力によって発射レール30側に戻り回動しようと
する。即ち、電動機Aを、駆動レバー35、駆動カム3
8を介してスプリング36の引張り力により逆回転させ
ようとする。この場合、電動機Aの出力軸6には、軸受
取付体9の凹所9aに嵌着した一方向クラッチ10が挿
着されているため、電動機Aの出力軸6が逆回転するの
を良好に阻止して、打球杆28を図5に示す1点鎖線、
あるいは、実線で示す位置に固定保持させることができ
る。
【0021】前記のように、出力軸6がスプリング36
の引張り力により逆回転しようとした場合、図7で示す
ように、出力軸6は矢印方向(時計方向)に回動しよう
とする。しかし、この場合、ローラ14はリーフスプリ
ング15を押圧してカム面13と出力軸6の外周面との
間に存在する楔状空間に押し込まれて空転することがで
きなくなる。即ち、カム面13と出力軸6との間で大き
な摩擦力を受けることになる結果、出力軸6は制動力が
加えられた状態で、図7の時計方向に回動するのを阻害
されることとなる。このため、打球杆28は図5に示す
位置で停止させておくことが可能となる。従って、発射
レール30の打球位置30aにあるパチンコ球bは打球
されない。
【0022】そして、前記の状態で、操作ハンドル29
を再び握りこれを時計方向に回動して図示しない操作ス
イッチを再投入すると、電動機Aは通電され、出力軸6
は図6で示す矢印方向に回転を再開し、打球杆28を停
止していた地点から再駆動させてパチンコ球bの打球を
開始するものである。このように、本発明においては、
電動機Aの出力軸6が電動機Aの停止時に外力を受けて
逆回転することが全くないため、電動パチンコ機の電動
打球装置32においても、打球杆28が原位置に復帰
し、この地点から再始動することにより、パチンコ球b
が発射レール30の打球位置30aに新たに追加され
て、発射レール30上に複数のパチンコ球bが存在する
ことにより、パチンコ球bを遊技盤25内に打出すこと
が困難となる問題を確実に解消し、遊技者に不快感を与
えるということは全くない。なお、電動機の逆回転阻止
機能は、電動機の逆回転によって機器の機能が損われる
ファクシミリや複写機等の駆動装置にも使用することが
できることは勿論である。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように、電動機の
出力軸には、この出力軸を常に一方向にしか回転させる
ことができない一方向クラッチを内蔵し、電動機が通電
を断れたとき、外力により出力軸が逆回転しないように
構成されているので、通電停止時に電動パチンコ機の打
球杆が電動機が逆回転することにより、パチンコ球の発
射位置側に移動するといった問題を確実に解決すること
ができる。
【0024】即ち、本発明を電動パチンコ機の電動打球
装置にその駆動源として使用した場合、パチンコ遊技中
に誤って操作ハンドルから手を離すことにより、電動機
への通電が断れても、打球杆は電動機が停止した時点
で、原位置に復帰することなくその位置に保持されてい
るため、従来のように、打球杆がスプリングの引張り力
を受けて電動機を逆回転させながら原位置に復帰するこ
とにより、パチンコ球の打球操作を再開するとき、発射
レール上に複数のパチンコ球が供給されてパチンコ球の
打球操作に支障が生じるという問題を確実に解決するこ
とが可能となり、電動パチンコの遊技者に不快感を与え
るといった問題を良好に解消することができる。
【0025】又、打球杆が電動機の停止によって原位置
に復帰するのを防ぐために、打球杆をストッパー等の手
段で原位置に保持させたり、あるいは、パチンコ球が発
射レール上に残っている限りパチンコ球の供給を断つ手
段を別に設ける必要は全くなく、電動打球装置の駆動源
に逆回転防止手段を具備させるだけでよいので、電動打
球装置の構成を簡素に、かつ、経済的に製作できる利点
もあり利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の逆回転防止装置を具備した電動機の要
部切欠断面図である。
【図2】本発明の逆回転防止装置を有する電動機を備え
た電動パチンコ機の正面図である。
【図3】電動機の使用状態を示す電動パチンコ機におけ
る電動打球装置の斜視図である。
【図4】電動打球装置の動作前の状態を説明するための
説明図である。
【図5】電動打球装置の動作途中の状態を説明するため
の説明図である。
【図6】一方向クラッチを反時計方向に作動させる場合
の説明図である。
【図7】一方向クラッチを時計方向に作動させる場合の
説明図である。
【符号の説明】
6 出力軸 7 減速歯車群 10 一方向クラッチ 21 電動パチンコ機 28 打球杆 32 電動打球装置 33 パチンコ球供給装置 38 駆動カム A 電動機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 7/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減速歯車群を内蔵して回転子の回転数を
    減速回転させて前記減速歯車群の最終歯車に設けた出力
    軸を所要の回転数に減速回転させるようにした電動機に
    おいて、前記電動機の出力軸に、この出力軸を常に一定
    方向に回転させるための一方向クラッチを具備させ、こ
    の一方向クラッチを備えた出力軸に弓状の駆動カムを取
    付け、この駆動カムにパチンコ機の前面枠に枢支した打
    球杆を接離可能に摺接し、前記打球杆に出力軸を一定方
    向以外に回動させる外力が加えられたとき、前記出力軸
    を回転停止状態に保持させて、前記打球杆を停止位置に
    固定保持させるようにしたことを特徴とする電動パチン
    コ機の電動打球装置。
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JPS6062859U (ja) * 1983-10-03 1985-05-02 日本サーボ株式会社 ワンウエイクラツチ付モ−タ
JPS619646U (ja) * 1984-06-22 1986-01-21 自動車電機工業株式会社 ワイパモータ

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