JP2857727B2 - Vリブドベルトによる動力伝達装置 - Google Patents
Vリブドベルトによる動力伝達装置Info
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Description
動力伝達装置に関するものである。
は平ベルト状としたVリブドベルトを用いた動力伝達装
置は公知である。ところで、このようなリブを有するベ
ルト(1)は、通常、図2(イ)に示すように複数のリ
ブを備えた駆動プーリ(2)と、直径が駆動プーリに比
し極めて大径である平プーリの従動プーリ(3)、同じ
く平プーリのテンションプーリ(4)の間にわたって掛
け渡されて動力を伝達する際、駆動プーリ(2)のリブ
はベルト(1)のリブ溝と接触し、テンションプーリ
(4)はベルト背面の平ベルト部と接触するとしても、
平プーリである従動プーリ(3)では図2(ロ)に示す
ようにベルト(1)のリブ面(1a)が平プーリ(3)
の平坦面に接触するようになっている。
ベルトのリブ面が接触している場合、負荷のかかってい
ないテンションプーリは別として負荷のかかっている従
動プーリでは静摩擦力を越える力がベルトにかかるとベ
ルトが従動プーリ上で瞬間的にスリップを起こし、ステ
イックスリップを発生して従動プーリが振動し音を発す
る。そして、このステイックスリップは静摩擦係数と動
摩擦係数の差が大きい程発生し易い。そこで静摩擦係数
を小さくし動摩擦係数に近づけ、ステイックスリップを
防止するべく、平プーリに接触するベルトのリブゴムに
カットした短繊維を練り込み、リブ表面にカットした繊
維を露出させるようにしたり、リブゴム表面にカットし
た繊維を付着させることが試みられている。
ックスリップを防止し発音を防止するため、上記カット
繊維を増量すると、ベルトの寿命が短くなったり、また
通常小プーリである駆動リブプーリ上でのグリップ力が
低下しスリップが大きくなる。また、従動プーリ自体を
リブプーリとすることも考えられるが、このようにする
と、その直径が駆動プーリに比して非常に大きいため、
わずかなアライメントの狂いが駆動プーリでのベルトの
アライメントに大きく作用して脱輪や早期リブゴムの摩
耗を生じる問題がある。
ドベルトの各プーリへの掛け方に着目し、平プーリでは
リブ面でなく、プーリ背面の平ベルト部で接触させるこ
とにしてリブ面での動力伝達性能を低下させることな
く、リブ背面の材質変更だけで従動側平プーリ上でのス
テイックスリップ音を防止し、併せてリブの亀裂を防ぎ
ベルト寿命の長期化をはかることを目的とするものであ
る。
る本発明は、一方の面に複数のリブを有し、他方の面は
布又はゴム表面を有する平ベルト状であるVリブドベル
トを、複数のリブを有する駆動プーリと、直径が前記駆
動プーリの10倍以上の平プーリである従動プーリと、
直径が前記駆動プーリより大径の平プーリであるテンシ
ョンプーリとの間にわたり掛張してなる動力伝達系にお
いて、前記駆動プーリをVリブドベルトのリブ溝のみ接
触させ、従動プーリとテンションプーリとは何れもベル
ト背面の平ベルト部のみと接触させるようにしたことを
特徴とするものである。なお、ここで上記ベルトの平ベ
ルト部の材質は通常のゴムに限らず、フリクション帆
布、ソーキング帆布、カット繊維入りゴムなど種々の材
質を自由に変更可能である。
り、従来の如くリブ部分の摩擦係数を低下させなくて
も、平ベルト部の材質を変更することによりリブ背面の
摩擦係数を低下させるだけで、あるいは平ベルト部が接
触するため、接触面積が増加し、その結果面圧が下がり
摩擦係数を低下させなくても駆動側の動力伝達能力とは
関係なく従動側の動力伝達能力を変更し平プーリ上での
ステイックスリップ音防止対策が可能となる。
説明する。図1(イ)は本発明に係るベルトの掛け方例
を示し、図1(ロ)に示す一面に複数のリブ(1a)を
もち、他方の面は布又はゴムを表面とした平ベルト状を
なすVリブドベルト(1)が、複数のリブを有する駆動
プーリ(2)と、直径が前記駆動プーリ(2)に比し1
0倍以上、通常30倍以上の平プーリである従動プーリ
(3)と、直径が駆動プーリ(2)より大径のテンショ
ンプーリ(4)間にわたり、その駆動プーリ(2)のリ
ブがVリブドベルト(1)のリブ面におけるリブ溝のみ
と接触し、従動プーリ(3)とテンションプーリ(4)
とは何れも図1(ロ)に示すようにベルト背面の平ベル
ト部のみと接触するように掛け回されている。
触状態は、図2と対比して分かるように大径の平プーリ
である従動プーリ(3)において逆の面となっており、
従来例を示す図2ではリブ面(1a)が従動プーリ
(3)の平坦な面と接触しているが、本発明例では平ベ
ルト部の平坦な面が従動プーリ(3)の平坦な面と面接
触により接触している。この場合、本発明における上記
平ベルト部は布又はゴムであり、具体的には通常のゴム
の外、フリクション帆布、リーキング帆布、カット繊維
入りゴムなどである。これらの各材質は夫々適宜選択し
て変更使用可能である。そして、これによってリブ背面
の平ベルト部の摩擦係数に変化を与えることができる。
す如き従来の伝達装置と比較した結果を揚げる。従動プ
ーリ(3)に駆動プーリ(2)の約41倍の径(604
φ)を有する平プーリを用い、同様構造のVリブドベル
ト(1)(平ベルト部はゴム)を図1,図2の如く夫々
掛張してテンションプーリ(4)に45kgの負荷を加え
て1600回の繰り返し作動を行った。
平坦な面で厚さ方向の圧縮を受け約1500回位の繰り
返しでリブに亀裂が生じた。また、この装置ではステイ
ックスリップによるスリップ音が発生した。この装置の
リブ部分の静摩擦係数は2.06、一方動摩擦係数は
1.72であり、両者の差は0.34であった。
達装置を用いたところ、リブ背面の静摩擦係数は0.5
0、動摩擦係数は0.45であり、ステイックスリップ
によるスリップ音の発生は見られなかった。また、従動
プーリにベルト背面の平ベルト部で接触することにより
リブ部先端が、従動プーリ上で厚さ方向の圧縮を受ける
ことがなく1600回の繰り返しによってもリブ亀裂は
起こらなかった。従って本発明によるものは従動プーリ
が駆動プーリに比し遙かに大径の場合において従来の装
置に比しリブ背面で平プーリである従動プーリを駆動
し、スリップ音の発生を防止し得ることが実証された。
用いた動力伝達装置において、直径が駆動プーリに比し
10倍以上である大径の平プーリからなる従動プーリ上
でリブ面を接触させず、ベルト背面の平ベルト部で接触
させ伝達するようにしたため、リブ先端が平坦なプーリ
接触面で厚さ方向の圧縮を受けることがなく、従って上
記大径の従動プーリに伝達する場合でもリブ亀裂などの
故障が起こり難くベルト寿命の長期化をはかることがで
きると共に、リブ面による動力伝達性能を低下させるこ
となく、リブ背面の平ベルトの材質によって従動プーリ
である大径の平プーリを駆動し、駆動側の動力伝達能力
と無関係に従動側の動力伝達能力を変更してリブ背面の
摩擦係数の変化だけでステイックスリップ音を防止する
ことができる効果を奏する。なお、本発明は特に平プー
リが乾燥機用のドラムのように温度が高い場合にはリブ
ゴムの硬度上昇が遅く、長期寿命化につながる利点があ
る。
(イ)はベルト掛張状態を示す概要図で、(ロ)はベル
トと従動プーリとの接触状況を示す図である。
ベルト掛張状態を示す概要図、(ロ)はベルトと従動プ
ーリとの接触状況を示す図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 一方の面に複数のリブを有し、他方の面
は布又はゴム表面を有する平ベルト状であるVリブドベ
ルトを、複数のリブを有する駆動プーリと、直径が前記
駆動プーリの10倍以上の平プーリである従動プーリ
と、直径が前記駆動プーリより大径の平プーリであるテ
ンションプーリとの間にわたり掛張してなる動力伝達系
であって、前記駆動プーリはVリブドベルトのリブ溝の
みと接触し、従動プーリとテンションプーリとは何れも
ベルト背面の平ベルト部のみと接触することを特徴とす
るVリブドベルトによる動力伝達装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP4131766A JP2857727B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | Vリブドベルトによる動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4131766A JP2857727B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | Vリブドベルトによる動力伝達装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05302652A JPH05302652A (ja) | 1993-11-16 |
| JP2857727B2 true JP2857727B2 (ja) | 1999-02-17 |
Family
ID=15065670
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4131766A Expired - Fee Related JP2857727B2 (ja) | 1992-04-24 | 1992-04-24 | Vリブドベルトによる動力伝達装置 |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6332444Y2 (ja) * | 1984-09-14 | 1988-08-30 |
-
1992
- 1992-04-24 JP JP4131766A patent/JP2857727B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
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| JPH05302652A (ja) | 1993-11-16 |
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