JP2881149B1 - 箱の製作方法 - Google Patents
箱の製作方法Info
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- JP2881149B1 JP2881149B1 JP10124603A JP12460398A JP2881149B1 JP 2881149 B1 JP2881149 B1 JP 2881149B1 JP 10124603 A JP10124603 A JP 10124603A JP 12460398 A JP12460398 A JP 12460398A JP 2881149 B1 JP2881149 B1 JP 2881149B1
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Abstract
【要約】
【課題】 熟練者によらなくても、精巧な箱の製作が可
能な方法を提供する。 【解決手段】 箱の蓋、胴(側板)、底板の材料となる複
数枚の板1,2,3を重ねた状態で板の側面に沿って側面
から表面側又は裏面側が広幅となるように斜めにかつ周
回させて切断し、切断された各板の切断線より内側部を
広幅縁部側へ押し出し(落し込み)、この操作を単数又は
複数回行ない、かつ内部を切取り除去して製作すること
を特徴とする箱の製作方法である。
能な方法を提供する。 【解決手段】 箱の蓋、胴(側板)、底板の材料となる複
数枚の板1,2,3を重ねた状態で板の側面に沿って側面
から表面側又は裏面側が広幅となるように斜めにかつ周
回させて切断し、切断された各板の切断線より内側部を
広幅縁部側へ押し出し(落し込み)、この操作を単数又は
複数回行ない、かつ内部を切取り除去して製作すること
を特徴とする箱の製作方法である。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の板材を重ね
た状態で切断し、それに続く落し込み(本発明では押出
しと称す)技法によって、箱体を板材の組付けや型押し
成形によらないで製作する方法に関する。
た状態で切断し、それに続く落し込み(本発明では押出
しと称す)技法によって、箱体を板材の組付けや型押し
成形によらないで製作する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】箱の製作には、木材やプラスチック板材
を用いる場合、四方の側面、底面、蓋の天板、その四方
の縁部等多くの板材を準備したり、箱本体の上部に蓋と
の嵌め合い凸部を設ける場合には四方側板の上部へ嵌め
合い用の段差を工作するなど非常に手間が掛かってい
る。特に、内部に小箱を有する工芸品等では必要部材も
多いし、部材の接合面同士が密着しない場合も多い。本
発明で対象とする箱は小物や貴重品等を収容する精巧な
ものを要望されることが多いが、その製作の為には長年
の経験を有する熟練者を必要としている。
を用いる場合、四方の側面、底面、蓋の天板、その四方
の縁部等多くの板材を準備したり、箱本体の上部に蓋と
の嵌め合い凸部を設ける場合には四方側板の上部へ嵌め
合い用の段差を工作するなど非常に手間が掛かってい
る。特に、内部に小箱を有する工芸品等では必要部材も
多いし、部材の接合面同士が密着しない場合も多い。本
発明で対象とする箱は小物や貴重品等を収容する精巧な
ものを要望されることが多いが、その製作の為には長年
の経験を有する熟練者を必要としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者は熟
練者によらなくても、精巧な箱の製作が可能な方法につ
いて検討した。
練者によらなくても、精巧な箱の製作が可能な方法につ
いて検討した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討した結
果、板の側面に沿って側面から表面側又は裏面側が広幅
となるように斜めにかつ周回させて筒状に切断し、切断
された板の切断線より内側部を広幅縁部側へ押し出し
(落し込み)、この操作を単数又は複数回行ない、かつ内
部を切取り除去して製作することを特徴とする箱の製作
方法とした。ここにいう箱には、箱本体はもちろんのこ
と、蓋を設けたものにあっては、蓋も同様に製作でき、
箱本体には蓋の嵌め合いを完全にする突出縁を設けるこ
ともできる。この場合に、蓋を有する箱の場合、板は箱
の蓋、胴(側板)、底板の各材料となるものをいう。ま
た、箱の中へ仕切り箱や中蓋がある場合には、それも同
様の手法によって作ることができる。ここにいう切断に
用いられるのは糸鋸が最も使い易いが、これ以外にレー
ザ切断装置、高圧水切断装置等の他の切断手段でも構わ
ない。板の材質は木材が好ましいが、これ以外にプラス
チック、水牛の角等の動物資材、銅板等の金属板、石
板、セラミック等でも構わない。更に、蓋に皮革やクロ
スを張る等の装飾を施すこともできる。
果、板の側面に沿って側面から表面側又は裏面側が広幅
となるように斜めにかつ周回させて筒状に切断し、切断
された板の切断線より内側部を広幅縁部側へ押し出し
(落し込み)、この操作を単数又は複数回行ない、かつ内
部を切取り除去して製作することを特徴とする箱の製作
方法とした。ここにいう箱には、箱本体はもちろんのこ
と、蓋を設けたものにあっては、蓋も同様に製作でき、
箱本体には蓋の嵌め合いを完全にする突出縁を設けるこ
ともできる。この場合に、蓋を有する箱の場合、板は箱
の蓋、胴(側板)、底板の各材料となるものをいう。ま
た、箱の中へ仕切り箱や中蓋がある場合には、それも同
様の手法によって作ることができる。ここにいう切断に
用いられるのは糸鋸が最も使い易いが、これ以外にレー
ザ切断装置、高圧水切断装置等の他の切断手段でも構わ
ない。板の材質は木材が好ましいが、これ以外にプラス
チック、水牛の角等の動物資材、銅板等の金属板、石
板、セラミック等でも構わない。更に、蓋に皮革やクロ
スを張る等の装飾を施すこともできる。
【0005】
【発明の実施の形態】図1〜図6によって本発明の箱の
製作方法を詳細に説明する。図1は箱を製作するために
3枚の板1,2,3を重ねた状態の斜視図である。符号1
に示す板は蓋用板であり、その下に最も厚い胴部用板2
があり、最下部に底用板3が順に重ねられている。切断
に先駆けてこれらはずれを防止するために両面接着テー
プで貼り合わせるとよい。この時の断面を図3(a)(図1
中A−A矢視)に示す。この状態から切断装置を使用し
て、図2に示すように例えば矢印方向に切断する。切断
装置が糸鋸の場合は、上方から下方へやや外向きにドリ
ル等で穴を開け、そこを始点にして糸鋸で切断する。切
断線の様子を図3(b)に示す。切断は板の側面に沿って
側面から箱の表面側(上面側)の厚みが広幅となるよう
に、斜めに、しかも一巡して糸鋸が周回するようにワー
クを移動させながら切断する。次に第3図(c)に示すよ
うに、切断された各板の切断線より内側部を広幅縁部側
へ押し出す(落し込み)。そして、第3図(d)に示すよう
に切り残った底用板3aを取り去る。
製作方法を詳細に説明する。図1は箱を製作するために
3枚の板1,2,3を重ねた状態の斜視図である。符号1
に示す板は蓋用板であり、その下に最も厚い胴部用板2
があり、最下部に底用板3が順に重ねられている。切断
に先駆けてこれらはずれを防止するために両面接着テー
プで貼り合わせるとよい。この時の断面を図3(a)(図1
中A−A矢視)に示す。この状態から切断装置を使用し
て、図2に示すように例えば矢印方向に切断する。切断
装置が糸鋸の場合は、上方から下方へやや外向きにドリ
ル等で穴を開け、そこを始点にして糸鋸で切断する。切
断線の様子を図3(b)に示す。切断は板の側面に沿って
側面から箱の表面側(上面側)の厚みが広幅となるよう
に、斜めに、しかも一巡して糸鋸が周回するようにワー
クを移動させながら切断する。次に第3図(c)に示すよ
うに、切断された各板の切断線より内側部を広幅縁部側
へ押し出す(落し込み)。そして、第3図(d)に示すよう
に切り残った底用板3aを取り去る。
【0006】上記工程により図4(a)に示すように蓋4
が出来上がり、容器本体は図4(b)に示すように、内部
を切取り除去する必要がある。蓋4も容器本体もそれぞ
れ接着剤で接着する。容器本体5の内部の切断に先駆け
て図5(a)に示すように、底用板3と蓋4を取り除き、
次いで糸鋸で胴部用板2の内部を図4(b)のように切り
取る。切断時の断面を図5(b)に示す。この状態のもの
に図5(c)に示すように底用板3を下から嵌め込むと容
器本体5が出来上がる。蓋を安定に嵌める突出縁2aも設
けられている。これに蓋4を嵌めると図5(d)のように
蓋付き箱が出来上がる。図6はその斜視図である。
が出来上がり、容器本体は図4(b)に示すように、内部
を切取り除去する必要がある。蓋4も容器本体もそれぞ
れ接着剤で接着する。容器本体5の内部の切断に先駆け
て図5(a)に示すように、底用板3と蓋4を取り除き、
次いで糸鋸で胴部用板2の内部を図4(b)のように切り
取る。切断時の断面を図5(b)に示す。この状態のもの
に図5(c)に示すように底用板3を下から嵌め込むと容
器本体5が出来上がる。蓋を安定に嵌める突出縁2aも設
けられている。これに蓋4を嵌めると図5(d)のように
蓋付き箱が出来上がる。図6はその斜視図である。
【0007】図7〜図10は本発明の箱の製作方法を実施
して得られた箱の構造例である。図7の例は、箱本体に
嵌め合い蓋4を設けた例の断面図である。図8の例は蓋
4が深い(高い)例である。図9の例は内部へ中蓋6を有
する構造、図10は蓋4の方が箱本体5よりも大きい例で
ある。これらはいずれも板材を斜めに筒状に切断し、そ
れに続く落し込み技法によって作ることができる。
して得られた箱の構造例である。図7の例は、箱本体に
嵌め合い蓋4を設けた例の断面図である。図8の例は蓋
4が深い(高い)例である。図9の例は内部へ中蓋6を有
する構造、図10は蓋4の方が箱本体5よりも大きい例で
ある。これらはいずれも板材を斜めに筒状に切断し、そ
れに続く落し込み技法によって作ることができる。
【0008】
【発明の効果】本発明は以上のような箱の製作方法であ
るから、熟練者によらなくても、精巧な箱の製造が容易
にできる。特に表面側又は裏面側が広幅となるように斜
めに全周を切断し、糸鋸等の切断線の幅だけ離れて傾斜
面が対峙した状態から切断線より内側部を広幅縁部側へ
押し出すので、両者が完全に密着し、隙間が全く無い精
巧な箱の製作を可能にした。更に、板材の組付けによる
ものではなく糸鋸等による切断で製作するものなので、
箱の形状も様々に工夫できる。箱の中も外も基本的に自
由である。また、釘等の固着手段を必要とせず、材料無
駄も無い優れた特徴を有している。
るから、熟練者によらなくても、精巧な箱の製造が容易
にできる。特に表面側又は裏面側が広幅となるように斜
めに全周を切断し、糸鋸等の切断線の幅だけ離れて傾斜
面が対峙した状態から切断線より内側部を広幅縁部側へ
押し出すので、両者が完全に密着し、隙間が全く無い精
巧な箱の製作を可能にした。更に、板材の組付けによる
ものではなく糸鋸等による切断で製作するものなので、
箱の形状も様々に工夫できる。箱の中も外も基本的に自
由である。また、釘等の固着手段を必要とせず、材料無
駄も無い優れた特徴を有している。
【図1】箱を製作するために3枚の板を重ねた状態の斜
視図である。
視図である。
【図2】図1の状態で切断の方向を示す斜視図である。
【図3】(a)〜(d)は切断及び押出しの様子を示す断面図
である。
である。
【図4】(a)は蓋の斜視図、(b)は容器本体の切断軌跡を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図5】(a)〜(d)は内部の切取りにより箱として仕上げ
る様子を示す断面図である。
る様子を示す断面図である。
【図6】出来上がった箱の斜視図である。
【図7】蓋に嵌め合い突起を設けた例の断面図である。
【図8】蓋が深い例の断面図である。
【図9】内部へ中蓋を有する例の断面図である。
【図10】蓋の方が箱本体よりも大きい例の断面図であ
る。
る。
1 蓋用板 2 胴部用板 3 底用板 4 蓋 5 容器本体 6 中蓋
Claims (2)
- 【請求項1】 板の側面に沿って側面から表面側又は裏
面側が広幅となるように斜めにかつ周回させて筒状に切
断し、切断された板の切断線より内側部を広幅縁部側へ
押し出し(落し込み)、この操作を単数又は複数回行な
い、かつ内部を切取り除去して製作することを特徴とす
る箱の製作方法。 - 【請求項2】 箱の蓋、胴(側板)、底板の材料となる複
数枚の板を重ねた状態で板の側面に沿って側面から表面
側又は裏面側が広幅となるように斜めにかつ周回させて
切断し、切断された各板の切断線より内側部を広幅縁部
側へ押し出し(落し込み)、この操作を単数又は複数回行
ない、かつ内部を切取り除去して製作することを特徴と
する箱の製作方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10124603A JP2881149B1 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 箱の製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10124603A JP2881149B1 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 箱の製作方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2881149B1 true JP2881149B1 (ja) | 1999-04-12 |
| JPH11314208A JPH11314208A (ja) | 1999-11-16 |
Family
ID=14889535
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10124603A Expired - Fee Related JP2881149B1 (ja) | 1998-05-07 | 1998-05-07 | 箱の製作方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2881149B1 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4995498B2 (ja) * | 2006-06-22 | 2012-08-08 | 株式会社ウッドワン | フラッシュ構造ドアの製造方法 |
-
1998
- 1998-05-07 JP JP10124603A patent/JP2881149B1/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11314208A (ja) | 1999-11-16 |
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