JP2900612B2 - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JP2900612B2
JP2900612B2 JP3005326A JP532691A JP2900612B2 JP 2900612 B2 JP2900612 B2 JP 2900612B2 JP 3005326 A JP3005326 A JP 3005326A JP 532691 A JP532691 A JP 532691A JP 2900612 B2 JP2900612 B2 JP 2900612B2
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case
coil
combustion engine
internal combustion
ignition coil
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秀男 朝倉
基一 籾山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関用点火コイ
ルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、車の高性能化に伴い点火システム
も高性能化しており、点火コイル自体から発生する電磁
波ノイズも増加する傾向にある。しかし、車両各種制御
システムの電子化に伴い点火コイル自体から発生する電
磁波ノイズも低減させる必要性が大きくなっている。こ
のため、特開昭63−119211号公報では、点火コ
イルのケースの外周面を導電性物質で被覆するととも
に、この導電層をコイルのアース端子に接続することに
よりシールドすることが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この構造では
ケース外周面にシールド部となる導電層が設けられてい
るため外部から水等の影響を受けやすく導電層の耐久性
が問題となる。この発明の目的は、点火コイルから発生
する電磁波ノイズを低減させるために耐久性に優れたシ
ールド部(となる導電層)を有する内燃機関用点火コイ
ルを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、樹脂よりな
るケース内に、鉄心に巻回した低圧用一次コイル及び高
圧用二次コイルを、絶縁性注型樹脂でモールドした内燃
機関用点火コイルにおいて、前記ケースの内面での前記
高圧用二次コイルの高圧部分を除く領域に、当該ケース
と一体形成法による導電性塗料よりなる電磁波シールド
部を形成した内燃機関用点火コイルをその要旨とするも
のである。
【0005】
【作用】ケース内においてコイルから電磁波ノイズが発
生しても、導電性塗料よりなるシールド部にてケース外
部への放出が抑制される。又、高圧用二次コイルの高圧
部分にはシールド部が形成されていないので、絶縁破壊
が未然に防止される。
【0006】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図2には内燃機関用点火コイルの平
面図を示すとともに、図1には図2のA−A断面を示
す。内燃機関用点火コイルはケース1とそのケース1に
収納されるコイル本体2とからなっている。
【0007】図3にはそのケース1の平面図を示すとと
もに、図4には図3のB−B断面を、図5には図3のC
−C断面を示す。又、図6にはコイル本体2の平面図を
示すとともに、図7には図6のD−D断面を示す。図
6,7に示すように、コイル本体2は第1コア(鉄心)
3と第2コア4とを有し、横方向に延びる第2コア4に
対しその中央部から第1コア3が下方に延び、全体とし
てT字状に形成されている。第1コア3の外周には一次
コイル用ボビン5が配置され、その一次コイル用ボビン
5には低圧用一次コイル6が巻回されている。さらに、
低圧用一次コイル6の外周には二次コイル用ボビン7が
配置され、二次コイル用ボビン7には高圧用二次コイル
8が巻回されている。この高圧用二次コイル8はその上
部が高圧部分となっている。
【0008】そして、高圧用二次コイル8の巻き初めは
二次端子(高圧)9に接続されている。又、高圧用二次
コイル8の巻き終わりは低圧用一次コイル6の巻き初め
と共通になっており、一次端子のプラス端子10に接続
されている。さらに、低圧用一次コイル6の巻き終わり
は一次端子のマイナス端子11に接続されている。一
方、図3,4,5に示すように、ケース1は、有底円筒
状をなしている。このケース1にはコ字状の第3コア1
2が一体形成され、第3コア12はケース1の底部と側
面部に配置されている。
【0009】又、ケース1の内面には電磁波シールド部
13が形成されている。このシールド部13は導電性塗
料よりなり、ケース1と一体形成法により形成されてい
る。即ち、図8に示すように、固定金型14を用意し、
図9に示すように、固定金型14の表面における所定領
域にマスキング材15a,15bを配置する。そして、
固定金型14の表面に導電性塗料16を塗布する。さら
に、図10に示すように、マスキング材15a,15b
を除去し、固定金型14に対し可動金型17を配置し、
型14,17間にケースとなる絶縁性樹脂を充填するこ
とにより、導電性塗料16が熱及び圧力を受けて絶縁性
樹脂(ケース1)に強く密着する。
【0010】このとき、ケース1内にコイル本体2を収
納した状態においてケース1の内面における高圧用二次
コイル8の高圧部分は、マスキング材15aにより導電
性塗料によるシールド部13が形成されていない。即
ち、この部分は点火コイルに発生する高電圧のため電界
が集中して絶縁破壊が発生しやすいためシールド部13
が形成されていない。本実施例では、シールド部13が
形成されていない領域として、第1コア3の上部におけ
るケース1の内面全周、及び、ケース1の内面での二次
端子9が配置される領域としている。
【0011】又、本実施例では、ケース1となる樹脂と
して、東レ(株)社製、商品名;PBT1101G(3
0%ガラス繊維入りのポリブチレンテレフタレート)を
使用している。さらに、導電性塗料は、重量比でニッケ
ル粉末90%とアクリル樹脂10%を混合させたものを
使用し、約30μmの膜厚の導電層を設けている。
【0012】そして、図1,2に示すように、このよう
に形成されたケース1内に、コイル本体2が配置され、
コイル本体2が絶縁性注型樹脂18でモールドされてい
る。この内燃機関用点火コイルを車両等に搭載した場合
において、内燃機関用点火コイルのケース1内において
低圧用一次コイル6及び高圧用二次コイル8から電磁波
ノイズが発生するが、シールド部13にてそのノイズの
ケース1外部への放出が抑制される。
【0013】図11には、2種類の内燃機関用点火コイ
ル、即ち、シールド部13を形成した点火コイルと、シ
ールド部13を形成しない点火コイルとの電磁波ノイズ
の測定結果を示す。同図から明らかなように、シールド
部13を形成することによりノイズを低減することがで
きた。尚、このノイズの測定方法としては、図12に示
すように、電波シールド室19内でサンプルとしての点
火コイル20と測定アンテナ21とを所定間隔をおいて
配置し、電界強度計22により電界強度を測定したもの
である。
【0014】このように本実施例では、ケース1の内面
での高圧用二次コイル8の高圧部分を除く領域に、ケー
ス1と一体形成法による導電性塗料よりなるシールド部
13を形成した。その結果、ケース1の内面にシールド
部13が形成されているので、水等の影響を受けにくい
耐久性に優れたものとなる。又、高圧用二次コイル8の
高圧部分にはシールド部13が形成されていないので、
絶縁破壊が未然に防止される。さらに、シールド部13
がケース1と一体形成のためモールド後の後加工が不要
であるとともに、シールドカバー等が不要であり部品点
数が少なくなり、さらに、シールド部13をケース1成
形時の熱及び圧力により密着させているので密着性が高
く信頼性が高いものとなる。さらに、シールド部13を
約30μmの薄い導電層としたので点火コイルの大型化
及び重量増加を最小限にすることができる。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
耐久性に優れたものとすることができるとともに絶縁破
壊を回避することができる優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のA−A断面を示す図である。
【図2】内燃機関用点火コイルの平面図である。
【図3】ケースの平面図である。
【図4】図3のB−B断面を示す図である。
【図5】図3のC−C断面を示す図である。
【図6】コイル本体の平面図を示す図である。
【図7】図6のD−D断面を示す図である。
【図8】シールド部の形成のための製造工程図である。
【図9】シールド部の形成のための製造工程図である。
【図10】シールド部の形成のための製造工程図であ
る。
【図11】電磁波ノイズの測定結果を示す図である。
【図12】電磁波ノイズの測定方法を示す図である。
【符号の説明】
1 ケース、3 第1コア(鉄心)、6 低圧用一次コ
イル、8 高圧用二次コイル、13 シールド部、16
導電性塗料、18 絶縁性注型樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01F 38/12 H01F 27/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樹脂よりなるケース内に、鉄心に巻回し
    た低圧用一次コイル及び高圧用二次コイルを、絶縁性注
    型樹脂でモールドした内燃機関用点火コイルにおいて、
    前記ケースの内面での前記高圧用二次コイルの高圧部分
    を除く領域に、当該ケースと一体形成法による導電性塗
    料よりなる電磁波シールド部を形成したことを特徴とす
    る内燃機関用点火コイル。
JP3005326A 1991-01-21 1991-01-21 内燃機関用点火コイル Expired - Lifetime JP2900612B2 (ja)

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JPH04236408A JPH04236408A (ja) 1992-08-25
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JP2009295702A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Hanshin Electric Co Ltd 内燃機関用点火コイルおよび絶縁ケースの製造方法

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