JP2900701B2 - トーションバマウント式キャブマウンティング - Google Patents

トーションバマウント式キャブマウンティング

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JP2900701B2
JP2900701B2 JP4127643A JP12764392A JP2900701B2 JP 2900701 B2 JP2900701 B2 JP 2900701B2 JP 4127643 A JP4127643 A JP 4127643A JP 12764392 A JP12764392 A JP 12764392A JP 2900701 B2 JP2900701 B2 JP 2900701B2
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    • F01MLUBRICATING OF MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; LUBRICATING INTERNAL COMBUSTION ENGINES; CRANKCASE VENTILATING
    • F01M11/00Component parts, details or accessories, not provided for in, or of interest apart from, groups F01M1/00 - F01M9/00
    • F01M11/04Filling or draining lubricant of or from machines or engines
    • F01M11/0458Lubricant filling and draining

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チルト式キャブをフレ
ーム上に搭載するキャブマウンティングに関し、特に、
キャブがトーションバにブッシュを介して枢着されてい
る、トーションバマウント式キャブマウンティングに関
する。
【0002】
【従来の技術】大型トラック等の自動車には、キャブを
チルトできるようにしたチルト式キャブをそなえたもの
がある。例えば、図9はフルフローティング式のキャブ
マウンティングを示す斜視図である。図示するように、
キャブ1Aの下部にそなえられたメインシル1は、フレ
ーム2上にフローティング機構を介して結合されてい
る。つまり、フレーム2の前部にはロアブラケット9を
介してヒンジ15′が設けられており、メインシル1の
前部は、アッパブラケット11を介してこのヒンジ1
5′にチルト可能に枢支されている。そして、ヒンジ1
5′よりも後方に設けられたキャブチルトシリンダ51
によってチルト方向へ油圧駆動されるようになってい
る。
【0003】また、通常の水平状態のキャブ1Aを支持
するために、メインシル1の前部は、コイルスプリング
3A′とショックアブソーバ3B′とからなる前部支持
機構3′でフレーム2上に浮かせて弾性支持されてい
る。また、キャブ1Aの後部は、ブリッジ13A上にコ
イル13Bを介して弾性支持されたフローチングレバー
13C上に載るようになっている。これにより、キャブ
1Aは前後で、フレーム2上に浮いたように弾性支持さ
れ、キャブ1Aの路面からの振動が吸収されるようにな
っている。
【0004】なお、13Dは油圧ラッチである。一方、
キャブチルトシリンダ51を設けずに手動でチルト操作
するキャブマウンティングがあり、構成が簡素で且つ低
コストである利点をもつ。この手動チルト式のもので
は、図9中に鎖線で示すように、キャブ1Aの枢支部分
に、キャブ1Aをチルト方向に付勢するトーションバ
4,5を設けて、このトーションバ4,5による加勢で
容易に手動チルト操作できるように構成している。
【0005】具体的には、トーションバ4,5のトーシ
ョンを発生する軸端部にトーションバと一体回転するよ
うにトーションバアーム6を取り付けて、このトーショ
ンバアーム6の旋回端部でキャブ1Aの下端面(メイン
シル1の下端面を含む)に当接させる。そして、このト
ーションバアーム6を通じて、キャブ1Aをチルト方向
に付勢するように構成する。
【0006】また、この構造の場合も、例えば図10に
示すように、ロアブラケット9の上部にヒンジ15′が
配設されて、キャブ1Aはこのヒンジ15′上に設けら
れる。なお、図10において、23はフレーム、25は
クロスパイプである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
にトーションバ4,5をそなえたキャブマウンティング
では、キャブ1Aを支持するヒンジ15′を、トーショ
ンバ4,5の上方又は側方に設けることになり、ヒンジ
15′とトーションバ4,5とが干渉しないようにする
には、設置スペースを大きくとる必要があり、限られた
スペースに設置するには、設置位置が規制されやすい。
【0008】そこで、トーションバ4,5のうちの1つ
にヒンジ15′を設置する構造が考えられた。つまり、
トーションバ4又は5を軸芯としてヒンジ15′を設置
することで、これらをコンパクトに配置することができ
る。ところが、トーションバ4又は5を軸芯としてヒン
ジ15を設置すると、トーションバ4又は5がヒンジ1
5′と摺動するので、この摺動部分が十分な滑らかさを
保つように、この部分の潤滑を確実に行なう必要があ
る。
【0009】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、トーションバにキャブヒンジを装着しなが
ら、トーションバとキャブヒンジとを滑らかに摺動でき
るようにした、トーションバマウント式キャブマウンテ
ィングを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため、本発明のトー
ションバマウント式キャブマウンティングは、チルト式
キャブをフレーム上に搭載するキャブマウンティングに
おいて、上記キャブをチルト方向に付勢するトーション
バをそなえ、該キャブが該トーションバにキャブヒンジ
を介して枢支され、該トーションバと該キャブヒンジ側
との間の摺動面に潤滑剤を供給すべく、該摺動面の側部
に潤滑剤供給口が形成されるとともに、該摺動面に潤滑
剤供給溝が形成されて、該摺動面の端部に、外部からの
ダスト類の進入を防止するダストカバーが設けられ、
ダストカバー内側で該摺動面を構成する該トーションバ
の外周面にはテーパ状のテーパ部が形成され、該ダスト
カバーには該テーパ部に弾性的に摺接するリップが設
けられていることを特徴としている。
【0011】
【0012】
【0013】
【作用】上述の本発明のトーションバマウント式キャブ
マウンティング(請求項1)では、キャブはトーション
バにキャブヒンジを介して枢支されながら、トーション
バの付勢力で加勢されてチルト動作する。この時、トー
ションバとキャブヒンジ側とが摺動するが、トーション
バとキャブヒンジ側との間の摺動面には、摺動面の側部
に形成された潤滑剤供給口及び摺動面に形成された潤滑
剤供給溝を通じて、潤滑剤が供給される。また、この摺
動面の端部は、ダストカバーによって保護され、外部か
らのダスト類の進入を防止されるとともに、上述の潤滑
剤の漏出も抑制される。特に、該ダストカバー内側で該
摺動面を構成する該トーションバの外周面にはテーパ状
のテーパ部が形成され、該ダストカバーには該テーパ部
に弾性的に摺接するリップ部が設けられているので、リ
ップ部のテーパ部への摺接により、上述の外部からのダ
スト類の進入防止や潤滑剤の漏出が確実に抑制される。
【0014】
【実施例】以下、図面により、本発明の一実施例として
のトーションバマウント式キャブマウンティングについ
て説明すると、図1はその要部(キャブ前端側の枢支
部)の構成を示す正面図、図2はその要部構成を示す分
解斜視図、図3はその要部構成を拡大して示す正面図、
図4はそのダストカバーの1つを示す斜視図、図5はそ
のダストカバーを示す要部断面図、図6はそのもう1つ
のダストカバーを示す断面図、図7はそのダストカバー
の案出過程に提案された構造を示す断面図、図8はその
サイドプレートを示す断面図である。
【0015】このキャブマウンティングは、手動チルト
式のチルトキャブ車にそなえられ、図1,2に示すよう
に、キャブ1Aのメインシル1の下端面前部が、フレー
ム2,23上に枢支されている固定式キャブマウンティ
ングである。そして、キャブ1Aをチルト方向に付勢す
るトーションバ4,5が設けられ、手動によるチルト時
に操作をアシストするようになっている。なお、フレー
ム23はクロスメンバである。
【0016】なお、キャブ1Aをチルトしない時には、
キャブ1Aの後端側に設けられた図示しないラッチ機構
によって、この姿勢に固定され、キャブチルト時には、
ラッチ機構を解除することで、上述のトーションバ4,
5の付勢力が発揮されて手動操作できるようになってい
る。また、トーションバ4,5はロアブラケット9を介
してフレーム2上に設置されており、これらのトーショ
ンバ4,5の一方(ここでは5)の両端部にキャブヒン
ジ15が設けられ、左右のメインシル1はアッパブラケ
ット11を介してキャブヒンジ15に結合されている。
【0017】つまり、トーションバ4,5は、固定端を
ロアブラケット9にセレーション結合して、トーション
を発揮する自由端をロアブラケット9に回転自在に軸支
されてそなえられる。例えば、トーションバ4は、図
1,2中左側が固定端であり、この左端部をロアブラケ
ット9にセレーション結合して、図2中右側の自由端を
ロアブラケット9に回転自在に軸支され、さらに、この
自由端には、ロアブラケット9の外側にトーションバア
ーム6をセレーション結合されている。
【0018】また、トーションバ5は、図1,2中右側
が固定端であり、この右端部をロアブラケット9にセレ
ーション結合して、図2中左側の自由端をロアブラケッ
ト9に回転自在に軸支され、さらに、この自由端には、
ロアブラケット9の外側にトーションバアーム6をセレ
ーション結合されている。そして、各トーションバアー
ム6の旋回端部がキャブ1Aの下端面(ここでは、メイ
ンシル1の下端面)に当接されている。そして、トーシ
ョンバ4,5に発生したトーションが、このトーション
バアーム6を通じて、キャブ1Aをチルト方向へ付勢す
る付勢力として発揮されるようになっている。
【0019】また、このトーションバアーム6が当接す
るメインシル1の下端面には、トーションバサポート8
が取り付けられている。このトーションバサポート8
は、図2に示すように、上下板金の間にゴム等の弾性体
を介装した構造になっており、トーションバアーム6の
作用端を弾性的に受け止めるようになっている。なお、
図2中、14はスナップリング、31はワッシャであ
る。
【0020】そして、上方に位置するトーションバ5の
両端部に、キャブヒンジ15が配設されている。つま
り、図1,3に示すように、トーションバ5の両端部の
ロアブラケット9にセレーション結合又は枢着されてい
る部分5Bは、キャブ1Aを支持するために拡径されて
いる。なお、この拡径部5Bとこれよりも中央側の通常
径の部分5Cとの間には、テーパ部5Aが形成されてい
る。
【0021】このトーションバ5の拡径部5Bのロアブ
ラケット9の内側に、樹脂製のブッシュ29が摺動でき
るように嵌合しており、このブッシュ29の外周に、キ
ャブヒンジ15が嵌着している。なお、ここでは、ブッ
シュ29が加工性のよい樹脂で形成されるが、ブッシュ
29を金属製にすることも考えられる。また、ロアブラ
ケット9の軸受部9Bには、これと異なるブッシュ20
が内装されている。
【0022】キャブヒンジ15は、内筒15Aと外筒1
5Bとの間に、ゴム等の弾性体からなるクッション部材
15Cが介装されており、外周をケース22で被覆され
ている。このクッション部材15Cの上部の内筒15A
側には室15Dが設けられており、この室15D内に
は、オイル等の液体が封入されており、キャブヒンジ1
5は、液封式クッションヒンジとして構成されている。
なお、室15D内の封入液により、キャブヒンジ15の
上下方向の剛性が弱められるとともに上下方向への減衰
作用が加わって、キャブ1Aをソフトに支持できるよう
になっている。
【0023】このキャブヒンジ15は、アッパブラケッ
ト11を介してメインシル1に結合されるが、このアッ
パブラケット11は、鋳物であって、ヒンジ取付部11
Aと、メインシル1に取り付けられるメインシル取付面
11B,11Cと、位置決め用突起11Dとがそなえら
れている。ヒンジ取付部11Aは、アッパブラケット1
1の下部に設けられ、キャブヒンジ15のケース22の
上半部が接合するように半筒型の軸受け状に形成されて
いる。そして、同様にキャブヒンジ15の下半部に接合
するキャップ18と結合してボルト等により結合され
て、キャブヒンジ15の外周に装着される。
【0024】メインシル取付面11B,11Cは、それ
ぞれメインシル1の下面及び外側面に接合するように形
成されており、この取付面11B,11Cでボルト19
によってメインシル1に装着される。位置決め用突起1
1Dは、メインシル取付面11B下部に下方へ向けて突
設されており、この突起11Dの左右方向の位置は、キ
ャブヒンジ15の左右方向の位置に対応して設定されて
いる。つまり、この突起11Dの外側面が、キャブヒン
ジ15の内端面に当接するかまたは僅かなクリアランス
で接近するように位置すると、メインシル1がキャブヒ
ンジ15に対して所定の左右位置になるように、突起1
1Dの左右方向の位置が設定されているのである。
【0025】ところで、図3に示すように、ブッシュ2
9の側部(即ちロアブラケット9の軸受部回りのフラン
ジ部9A)には、ブッシュ29の潤滑面(内周面)29
Cに潤滑剤としてのグリースを供給するための供給口
(潤滑剤供給口)としてのグリースニップル26が形成
されている。なお、潤滑剤はグリースに限定されるもの
ではない。
【0026】また、ブッシュ29の潤滑面29Cには、
詳細には図示しないが潤滑剤供給溝としてのグリース溝
29Dが形成されており、このグリース溝29Dは螺旋
状に形成され、潤滑面29Cの全周にわたってグリース
を供給できるようになっている。なお、グリース溝29
Dは螺旋状に限るものでない。また、トーションバ5の
拡径部5Bの外周にグリース溝を設けてもよい。
【0027】さらに、グリースニップル26から潤滑面
29Cに形成されたグリース溝29Dへグリースを確実
に供給できるように、フランジ部9Aの内周近傍には、
環状溝32が形成されている。即ち、ロアブラケット9
に対してブッシュ29が回動しうるので、グリースニッ
プル26の出口とグリース溝29Dの入口とが整合しな
い場合が生じることがあって、対してブッシュ29が回
動しうるので、グリースニップル26から直接グリース
29Dにグリースを供給できない場合があり、これを
回避するために、環状溝32を設けているのである。
【0028】そして、ブッシュ29の端部(即ち、摺動
面の端部)には、直接又は間接的に、外部からの水やダ
スト類の進入を防止するとともに内部のグリースを保持
するダストカバー27,28が設けられている。つま
り、ブッシュ29の外端側にはブッシュ20が設けられ
るが、このブッシュ20はロアブラケット9に固定され
ており、トーションバ5と摺動するので、このブッシュ
20とトーションバ5との摺接面にもグリースが導かれ
るようになっている。また、このブッシュ20の摺接面
にもブッシュ29のものと同様のグリース溝またはこれ
に相当するグリース供給溝が形成されている。
【0029】そして、図4,5に示すように、このブッ
シュ20の外端に、ダストカバー27が設けられてい
る。このダストカバー27は、ゴム等の弾性体で構成さ
れており、トーションバアーム6の内側面とブッシュ2
0の内端面との間に介装されている。そして、ダストカ
バー27は、トーションバアーム6の内側面及びトーシ
ョンバ5の外周面とに圧着する環状の基部27Aと、こ
の基部27Aから突設されてブッシュ20の内端面に当
接する環状のリップ部27Bとをそなえている。
【0030】また、基部27Aの内周面27Cが曲面状
に盛り上がって形成され、トーションバ5の外周面には
この内周面27Cが嵌合する曲面状の溝5Bが形成され
ている。ダストカバー27の装着時には、この溝5Bに
内周面27Cが嵌合するので、所定位置への装着が容易
になり、装着後にダストカバー27の姿勢が所定の状態
に保持されるようになっている。
【0031】このため、リップ部27Bが万遍なくブッ
シュ20の内端面に当接して、外部からの水やダスト類
の進入を防止するとともに内部のグリースを保持するよ
うになっている。なお、このダストカバー27は、トー
ションバ5の一端側(つまり、トーションバアーム6を
そなえたトーション発生端)にのみ設けられている。
【0032】一方、ブッシュ29の内端側には、ダスト
カバー28が直接設けられている。このダストカバー2
8は、図6に示すように、ブッシュ29の外周に密着し
て嵌合された基部28Aと、基部28Aから延設された
リップ部28Bとをそなえている。このリップ部28B
が、トーションバ5のテーパ部5A外周に弾性的に当接
している。
【0033】このようにリップ部28Bがテーパ部5A
に適当に傾斜して当接するため、リップ部28Bの内径
が符号28B′に示すように所定のもの(直径d)より
も大きい場合には、テーパ部5Aの径の大きい部分にリ
ップ部28B′が当接して、リップ部28Bの内径が符
号28B″に示すように所定のものよりも小さい場合に
は、テーパ部5Aの径の小さい部分にリップ部28B″
が当接して、いずれも、テーパ部5Aに確実に密着す
る。
【0034】したがって、例えば図7に示すように、リ
ップ部28Bをトーションバ5の平行部(通常径の部
分)5Cに当接させた構造ではリップ部28Bがトーシ
ョンバ5の周面から離隔してしまうことがあるが、本構
造ではこれが防止されるようになっているのである。な
お、このダストカバー28は、トーションバ5の両端側
にそれぞれ設けられている。
【0035】また、図3,8に示すように、ブッシュ2
9の外端にはフランジ29Aが形成されており、このフ
ランジ29Aの外側面がロアブラケット9の軸受部回り
ののフランジ部9Aに摺接している。そして、これらの
ブッシュ29及びロアブラケット9とキャブヒンジ15
の外側面との間には、キャブヒンジ15の横変位を抑制
するサイドプレート(変位抑制プレート)30が設けら
れている。
【0036】このサイドプレート30は、プレート本体
30Aに、緩衝用弾性材としてのラバー製のスペーサ
(ラバースペーサ)30Bを焼き付けて被覆した構造に
なっている。そして、プレート本体30Aは、段付きの
円板状に形成されて、その外周側部分の外面をロアブラ
ケット9のフランジ部9Aに直接当接している。また、
このプレート本体30Aの外周側部分の内面には、ラバ
ースペーサ30Bが十分な厚みで形成されており、この
ラバースペーサ30Bにキャブヒンジ15側の外端面が
当接している。つまり、キャブヒンジ15側のヒンジ取
付部11Aの外端面が、厚みのあるラバースペーサ30
Bを介してプレート本体30Aに当接している。
【0037】また、プレート本体30Aの内周側部分3
0Dはブッシュ29のフランジ29Aの厚み程度だけ内
側にやや偏倚しており、この内周側部分30Dは、その
内面から内周および外面にかけてラバースペーサ30B
の肉厚の薄い延長部30Cで被覆されている。そして、
このラバースペーサ延長部30Cにブッシュ29のフラ
ンジ29Aが当接している。
【0038】本発明のトーションバマウント式キャブマ
ウンティングは、上述のように構成されるので、キャブ
チルト操作するには、図示しないラッチ機構を解除する
ことで、トーションバ4,5に発生したトーションが、
トーションバアーム6を通じて、キャブ1Aをチルト方
向へ付勢する付勢力として発揮されるようになり、手動
で容易にキャブチルト操作できる。
【0039】そして、非チルト時には、キャブ1Aの前
端部は、トーションバ5を介して装着されたキャブヒン
ジ15に支持される。このキャブヒンジ15は、液封式
クッションヒンジとして構成され、キャブヒンジ15の
上下方向の剛性が適当に弱められるとともに上下方向へ
の減衰作用が加わるので、キャブ1Aがソフトに支持さ
れて、乗り心地が向上する。
【0040】そして、走行時に生じるキャブヒンジ15
の変形や、トーションバ5の捩(トーション)によっ
て、キャブヒンジ15内のブッシュ29とトーションバ
5との間が摺動するが、この潤滑面29Cには、グリー
スニップル26から注入された潤滑用のグリースが環状
溝32からグリース溝29Dを通じて供給されるので、
潤滑面29Cは常に良好な潤滑状態が保たれて、ブッシ
ュ29とトーションバ5とが滑らかに摺動する。
【0041】また、ダストカバー27,28によって、
潤滑面29C側への外部からの水やダスト類の進入が防
止され、また、内部のグリースが保持される。特に、ダ
ストカバー27は、装着時にトーションバ5の溝5Bに
内周面27Cが嵌合することで所定位置への装着が容易
になり、装着後にダストカバー27の姿勢が所定の状態
に保持され、リップ部27Bが万遍なくブッシュ20の
内端面に当接して、外部からの水やダスト類の進入を防
止するとともに内部のグリースを保持する。
【0042】さらに、ダストカバー28は、リップ部2
8Bがテーパ部5Aに適当に傾斜して当接するため、リ
ップ部28Bの内径が大きい場合にも小さい場合にも、
テーパ部5Aの径の小さい部分にリップ部28B″が当
接して、いずれも、テーパ部5Aに適当なシール状態で
確実に密着する。そして、キャブヒンジ15は、サイド
プレート30により横変位を抑制されるが、このサイド
プレート30には、プレート本体30Aの外周側部分の
内面に、ラバースペーサ30Bが十分な厚みで形成され
ており、このラバースペーサ30Bにキャブヒンジ15
側の外端面が当接しているので、走行時に、クッション
部材15Cの横移動が防止され、また、この横移動によ
るキャブヒンジ15側のヒンジ取付部11A外端面が、
厚みのあるラバースペーサ30Bを介してプレート本体
30Aに当接しているので、サイドプレート30との打
音(ゴリゴリ音)が解消される効果がある。
【0043】また、サイドプレート30は、ラバースペ
ーサ30Bの延長部30Cを介してブッシュ29と当接
しているので、このブッシュ29との打音も解消され
る。また、キャブ1Aのメインシル1をキャブヒンジ1
5上に搭載する際には、メインシル1に取り付けられる
アッパブラケット11の下面の位置決め用突起11Dに
より、アッパブラケット11のキャブヒンジ15に対す
る左右位置を容易に整合できる。したがって、キャブ1
Aの左右の位置ずれが抑制されて、しかもキャブ1Aの
正しい位置への搭載を容易に行なえるようになる。ま
た、突起11Dを設けることも、アッパブラケット11
の鋳造時に一体に形成することができ、低コストで上述
の効果を得られる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のトーショ
ンバマウント式キャブマウンティングによれば、チルト
式キャブをフレーム上に搭載するキャブマウンティング
において、上記キャブをチルト方向に付勢するトーショ
ンバをそなえ、該キャブが該トーションバにキャブヒン
ジを介して枢支され、該トーションバと該キャブヒンジ
との間の摺動面に潤滑剤を供給すべく、該摺動面の側部
に潤滑剤供給口が形成されるとともに、該摺動面に潤滑
剤供給溝が形成されて、該摺動面の端部に、外部からの
ダスト類の進入を防止するダストカバーが設けられ、
ダストカバー内側で該摺動面を構成する該トーションバ
の外周面にはテーパ状のテーパ部が形成され、該ダスト
カバーには該テーパ部に弾性的に摺接するリップが設
けられるという構成により、走行時にキャブの揺動によ
り生じるキャブヒンジの変形や、トーションバの捩(ト
ーション)によって、キャブヒンジ側とトーションバと
の間が摺動するが、この摺動面(潤滑面)には、潤滑剤
供給口から注入された潤滑剤が潤滑剤供給溝を通じて供
給されるので、摺動面は常に良好な潤滑状態が保たれ
て、キャブヒンジ側とトーションバとが滑らかに摺動す
る。このため、キャブヒンジの耐久性が向上して、キャ
ブヒンジ部分からの異音の発生も防止される。
【0045】また、ダストカバーによって、外部からの
水やダスト類の摺動面(潤滑面)側への進入が防止さ
れ、また、内部の潤滑剤が漏出することなく保持され、
上述の潤滑効果が長く保たれる。また、ダストカバーに
設けられたリップが摺動面に摺接することによって、
上述のような外部からの水やダスト類の摺動面(潤滑
面)への進入が確実に防止され、また、内部の潤滑剤の
保持も確実に行なわれる。特に、ダストカバーのリップ
部はトーションバの外周面のテーパ部に摺接しているた
め、リップ部の内径の大きさに製造誤差があっても、リ
ップ部は確実にトーションバの外周面に摺接するように
なる。これにより、外部からの水やダスト類の潤滑面側
への進入が一層確実に防止され、内部の潤滑剤の漏出も
一層確実に抑制されることになり、潤滑効果をより長く
保つことができる。
【0046】
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングの要部(キャブ前端側の枢支
部)の構成を示す正面図である。
【図2】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングの要部構成を示す分解斜視図
である。
【図3】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングの要部構成を拡大して示す正
面図である。
【図4】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングのダストカバーの1つを示す
斜視図である。
【図5】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングのダストカバーの1つを示す
斜視図である。
【図6】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングのもう1つのダストカバーを
示す断面図である。
【図7】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングのダストカバーの案出過程に
提案された構造を示す断面図である。
【図8】本発明の一実施例としてのトーションバマウン
ト式キャブマウンティングのサイドプレートを示す断面
図である。
【図9】一般的なチルト式キャブのマウンティングをキ
ャブのパネル部分を透視して示す斜視図である。
【図10】従来のチルト式キャブのマウンティングのキ
ャブヒンジの配置を示す正面図である。
【符号の説明】
1 メインシル 1A キャブ 1B メインシルの下端面 2 フレーム 3 前部支持機構 4,5 トーションバ 5A トーションバ5のテーパ部 5B トーションバ5の拡径部 5C トーションバ5の通常径の部分 6 トーションバアーム 7 ストッパ 8 トーションバサポート 8A ゴム等の弾性体 8B 板金 8C 受け部 9 ロアブラケット 9A フランジ部 9B ロアブラケット9の軸受部 10 キャブヒンジ 11 ブラケット 11A ヒンジ取付部 11B,11C メインシル取付面 11D 位置決め用突起 14 スナップリング 15 キャブヒンジ 15A 内筒 15B 外筒 15C クッション部材 15D 室 18 キャップ 19 ボルト 20 ブッシュ 22 キャブヒンジケース 23 フレーム 26 供給口(潤滑剤供給口)としてのグリースニップ
ル 27,28 ダストカバー 27A ダストカバー27の基部 27B ダストカバー27のリップ部 27C ダストカバー27の内周面 28A ダストカバー28の基部 28B,28B′,28B″ ダストカバー28のリッ
プ部 29 ブッシュ 29A ブッシュ29のフランジ 29C ブッシュ29の潤滑面 29D 潤滑剤供給溝としてのグリース溝 30 サイドプレート(変位抑制プレート) 30A プレート本体 30B 緩衝用弾性材としてのラバースペーサ 30C ラバースペーサ延長部 30D プレート本体30Aの内周側部分 31 ワッシャ 32 環状溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 33/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チルト式キャブをフレーム上に搭載する
    キャブマウンティングにおいて、上記キャブをチルト方
    向に付勢するトーションバをそなえ、該キャブが該トー
    ションバにキャブヒンジを介して枢支され、該トーショ
    ンバと該キャブヒンジ側との間の摺動面に潤滑剤を供給
    すべく、該摺動面の側部に潤滑剤供給口が形成されると
    ともに、該摺動面に潤滑剤供給溝が形成されて、該摺動
    面の端部に、外部からのダスト類の進入を防止するダス
    トカバーが設けられ、該ダストカバー内側で該摺動面を
    構成する該トーションバの外周面にはテーパ状のテーパ
    部が形成され、該ダストカバーには該テーパ部に弾性的
    摺接するリップが設けられていることを特徴とす
    る、トーションバマウント式キャブマウンティング
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