JP2916570B2 - 電気接続端子 - Google Patents

電気接続端子

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JP2916570B2 JP5347139A JP34713993A JP2916570B2 JP 2916570 B2 JP2916570 B2 JP 2916570B2 JP 5347139 A JP5347139 A JP 5347139A JP 34713993 A JP34713993 A JP 34713993A JP 2916570 B2 JP2916570 B2 JP 2916570B2
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  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電気接続端子に関し、
特に大電流を必要とする装置に適した導電性の優れた電
気接続端子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような大電流用の電気接続端
子としては、図6および図7に示すように、雄型接続子
が嵌入されるΩ状に弾性変形させた良導電性の硬質金属
板から成る電気接触子を内部に配設した箱型の雌型接続
子が使用されてきた。このような雌型接続子は2つの要
素から構成され、その一方の要素は、後方に加締可能な
導線接続部102を連成した断面コの字状の底板101
と、その両側を長さ方向に沿った2か所において起立さ
せた一対の側壁板103と、これら側壁板をさらに互い
に内側に折り曲げて前記底板101と平行に成した上板
104とから成る箱型の雌型接続子本体100であり、
その他方の要素はΩ状の金属板の両端部を舌片状雄型部
材を受容し易くするために互いに外側に湾曲させた拡開
状案内片106とし、次いで上記舌片状雄型部材に直接
摺動および接触する互いに内側に突出した喉部107を
連成し、さらに前記2つの側壁板間において長さ方向の
位置決めをしかつ前記底板101に接触させるために、
両側に張り出した上下一対の係止突部108を中間部分
に連成した電気接触子105である。組立てに際して
は、図7に示されるように、電気接触子105の係止突
部108を2つの側壁板103の間に嵌入することによ
り位置決めし、その後側壁板103および上板104を
断面が矩形を形成するように曲げることにより雌型接続
子本体100内に取付け、さらに導線加締め部102に
導線110をあてがって導線被覆109を被覆加締め部
103に当てがい、次いで周囲から加締めて完成する。
【0003】従って、使用に際して雄型接続子Mを備え
た機器側のソケットAが電気接続子本体100内部に配
設された電気接触子105の喉部107に挟持される。
このことに依り、電流は導線110から導線加締め部1
02、底板101、側壁板103、上板104を介して
電気接触子105の係止突部108に通じ、さらに喉部
107を通って雄型接続子Mに至る。従って電流は数カ
所の点接触部分を通って雄型接続子に流れることとな
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に大電流を必要と
する機器の接続子として上記した形式のものを使用する
場合は、発熱やアーク発生の防止と言った点に注意を要
する。それ故に両者の接触部分の電気抵抗を低減するこ
とが必要であり、そのためには出来る限り導電率の異な
る部材間での接触箇所を回避することが肝要である。こ
のことは、電気の一般特性である電流は抵抗の高い部
分、即ち導電率の低い部分、から低い部分、即ち導電率
の高い部分へ流れると言う事実があるからである。も
し、仮に導電率の高い部材と低い部材とを接触させて大
電流を流そうとした場合、電流は導電率の低い部材の方
へは流れないが、無理に導電率の低い部材、すなわち抵
抗の高い部材を介して流そうとすれば、その部材は発熱
してまい極めて危険である。
【0005】しかしながら、一般には製造上の問題から
一方の要素である雌型接続子は加工性の良い亜鉛軟鉄板
あるいは真鍮板により製造され、また他方の要素である
電気接触子は燐青銅板或いは銅板の如き加工性の劣る材
料から製造される。因みに、前者は後者より導電性が劣
るという事実を考慮すると、両部材間には明らかに大き
な電気抵抗が発生し、上記した問題が生ずることとな
る。
【0006】しかるに、本発明は導電率の異なる部材間
での接触を排除して接触部分の電気抵抗を低減すること
により高い安全性を確保しかつ製造も容易な、特に電気
自動車の如き大電流機器に適応する導電性の優れた電気
接続端子を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、雄型接触子を有する雄型端子と、
この雄型接触子を貫通孔内に受容する雌型端子と、該貫
通孔の軸線に沿ってその内部に保持されかつ前記雄型接
触子の外周面と面接触可能な良導電性材料から成る弾性
接触子部材と、該雌型端子の後端に保持用段部を介して
同じく前記軸線に沿って連設された導線加締め部および
被覆加締め部とを備え、前記被覆加締め部が導線被覆を
加締め固定すると共に導線加締め部が導線と共に前記弾
性接触子部材を加締め固定するように成した電気接続端
子において、 前記弾性接触子部材が、中央部が縮径され
た環状の弾性接触子と、細長い帯状の導通部により前記
弾性接触子に一体的に接続されかつ前記貫通孔を通って
前記導線加締め部に伸びて導線と共に加締められる加締
め片とを有し更に、前記貫通孔内に弾性接触子を軸方
向に固定する収納室を画成するために、その入口端部近
傍および前記保持用段部の内側にそれぞれ縮径部分が形
成されていることを特徴とする電気接続端子が提供され
る。
【0008】
【0009】更に、上記目的は、前記弾性接触子部材
、一枚の良導電性の硬質金属板から一体成形されてい
ることに依っても達成できる
【0010】
【作用】導線からの或いは雄型端子からの電流は導線加
締め部において弾性接触子部材と一体的に形成された加
締め片と導線とは直接一緒に加締め接続されるので、導
線と雄端子間には点接触部分が存在しなくなり、また弾
性接触子部材は一体的に良導電性材料で出来ているので
通常の導電性材料で出来た雌型端子には殆ど電流が流れ
ず優れた導電性を得ることが出来る。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係わる電気接続子の一実施例
を図面に従って説明する。図1において、本発明に係わ
る電気接続子の一方の要素である丸棒状の接触子1を備
えた雄型端子2と、この雄型接触子を受容する丸形断面
の貫通孔4を穿設した筒状の雌型端子3とが示されてお
り、この貫通孔4は雌型端子3の雄型端子2が当接する
先端部分から導線加締め部7を連設している保持用段部
6までの筒状部分を貫通しているものであり、なお、雄
型端子に関しては一般に良く知られた形式であるので詳
しい説明は省略する。
【0012】他方、雌型端子3は貫通孔4の略中間部分
において軸線Aに沿って弾性接触子5が僅かに軸方移動
可能に収容されている。この弾性接触子部材5は、例え
ば燐青銅の如き機械加工性は悪いが電気抵抗の低い良導
電性硬質金属からできており、雄型接触子1の外周面に
接触可能な環状の弾性接触子11と加締め片9とを一体
的に有し、これら弾性接触子11と加締め片9とが弾性
接触子11から軸方向に伸長する細い帯状の導通部10
により電気的に接続されており、更に弾性接触子11
軸方向中央部は半径方向内方に向いた縮径部分16を有
すると共に半径方向外方に向かって弾性を有している。
【0013】また、雌型端子3の後端には括れた保持用
段部6が形成されており、機器の側壁に直接或いはゴム
ブッシュ等を介して取付けられる。さらに雌型端子
この保持用段部の後方には同じく軸線に沿ってそれぞ
れ1対の拡開した羽根状平板から成る導線加締め部7と
その後方に被覆加締め部8が形成されており、これら2
つの加締め部はそれぞれ接続される導線20および導線
被覆21を組立て最終段階において加締め固定される。
【0014】通常これら加締め部は普通の導電率を有す
る材料からできており、図4および図5に示すように一
体的に折り曲げて加締められるのであるが、本発明にお
いては、これら加締め部は前記した弾性接続子部材5に
電気的に接続された加締め片9が直接導線20と直接接
続するので電気絶縁材料の使用が可能であり、製造およ
び組立て上の都合に合わせてアルミ片等安価な或いは加
締め易い材料を端子本体内にインサートして絶縁性合成
樹脂にて一体成形することも可能である。
【0015】更に、雌型端子3の貫通孔4はその入口端
部近傍に雄型接触子1の嵌入時の半径方向の位置決めを
行うための前方縮径部分12を有しており、またこの縮
径部分は同時に図3に示した如く、弾性接触子部材5を
軸線方向に沿って保持するために、保持用段部6の括れ
た部分の貫通孔内面に設けられた後方縮径部分13とに
よって軸線方向に画成された接触子収納室14を提供し
ている。従って、弾性接触子部材5の導通部10は後方
縮径部分13を越えて導線加締め部7にまで伸長するた
めに台形状に折り曲げられて使用される。また、導線加
締め部7において導通部10と接続している加締め片9
は図5に示したように多数の導線をその上に一緒に束ね
た形となり、良好な電気接触を達成している。また、接
触子収納室14の長さは弾性接触子11の軸線方向長さ
よりも長く縮径部分16の半径方向外方に向かう弾性を
確保している。
【0016】図2において明らかように、弾性接触子
11は、製造段階では長方形であり、その長さ方向中央
部における帯状範囲において、縮径部分16の弾性を確
保するための横方向に等間隔に配された多数のスリット
15が穿設されている。なお、弾性接触子部材5の製造
にあたっては、弾性接触子11と加締め片9とこれらを
電気的に接続する導通部10とを図示のように1枚の良
導電性の硬質金属板から打ち抜きプレスにより1個取り
により製造されても良いが、大量生産に供する場合に
は、図示のものを長さ方向(図中では左右)に連続して
前もって製作しておき、所定の長さ隣接するスリット間
を切断して1つの部材とする方法が最適である。なお、
仕上げに際しては、両端部をスポット溶接或いは蝋付け
等により環状に成形し、ついで軸方向中央部を外方より
マンドレル等により絞り加工して縮径部分16を形成す
ることが好ましい。また、スリット15は必ずしも長さ
方向に対して垂直である必要はなく、多少傾斜していて
も充分な弾性作用が発揮されれば良く、雄型接続子1の
嵌入に際し磨耗等の問題が無ければ完成状態において実
質的に軸方向に向いていれば良い。
【0017】更に、加締め片9は図示の場合は短冊状の
平板であるが、導線加締め部の側面に沿った位置に当て
がう場合には軸線方向に沿って湾曲している方がより好
ましく、また加締め部が筒状である場合等は、むしろ好
ましい結果が得られる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による電気
接続端子は、雌型端子を通常の導線率を有する材料でま
た弾性接続子を良導電性材料で出来ているので、導線を
流れる電流の大半は弾性接触子部材を介して雄型接触子
へ流れて行き、他の部分には流れず、従って雌型端子を
極めて導電率が低いか絶縁性の成形加工性に優れた合成
樹脂材料の如き材料にて容易に一体成形することも可能
であり、2つの導電率の異なる部材を使用したことおよ
びこれらの接触部分を極力排除した事による接触抵抗お
よび集中抵抗に起因する発熱等の危険は完全に回避さ
れ、また生産性の極めて大きな向上が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に依る電気接続子の分解斜視図である。
【図2】本発明に依る電気接続子に使用される弾性接触
子部材の平面展開図である。
【図3】図1の矢印I−Iにおける断面図を用いた雌型
端子組立て説明図である。
【図4】本発明に依る電気接続子の雌型端子の後端部分
と導線との加締め接続状態を示す斜視図である。
【図5】図4の矢印II−IIにおける断面図である。
【図6】従来の電気接続子における雌型接続子の分解斜
視図である。
【図7】図6に示した従来の電気接続子の使用状態説明
図である。
【符号の説明】 1 雄型接触子 2 雄型端子 3 雌型端子 4 貫通孔 5 弾性接触子部材 6 保持用段部 7 導線加締め部 8 被覆加締め部 9 加締め片 10 導通部 11 弾性接触子 12 前方縮径部分 13 後方縮径部分 14 接触子収納室 15 スリット 16 縮径部分 20 導線 21 導線被覆 100 雌型接続子本体 101 底板 102 電線接続部分 103 側壁板 104 上板 105 電気接触子 106 拡開状案内片 107 喉部 108 係止突部 109 導線被覆 110 導線 A ソケット M 雄型接触子

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄型接触子を有する雄型端子と、この雄
    型接触子を貫通孔内に受容する雌型端子と、該貫通孔の
    軸線に沿ってその内部に保持されかつ前記雄型接触子の
    外周面と面接触可能な良導電性材料から成る弾性接触子
    部材と、該雌型端子の後端に保持用段部を介して同じく
    前記軸線に沿って連設された導線加締め部および被覆加
    締め部とを備え、前記被覆加締め部が導線被覆を加締め
    固定すると共に導線加締め部が導線と共に前記弾性接触
    子部材を加締め固定するように成した電気接続端子にお
    いて、 前記弾性接触子部材が、中央部が縮径された環状の弾性
    接触子と、細長い帯状の導通部により前記弾性接触子に
    一体的に接続されかつ前記貫通孔を通って前記導線加締
    め部に伸びて導線と共に加締められる加締め片とを有
    更に、前記貫通孔内に弾性接触子を軸方向に固定する収
    納室を画成するために、その入口端部近傍および前記保
    持用段部の内側にそれぞれ縮径部分が形成されている
    とを特徴とする電気接続端子。
  2. 【請求項2】 前記弾性接触子部材が、一枚の良導電性
    の硬質金属板から一体成形されていることを特徴とする
    請求項1に記載の電気接続端子。
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