JP2936744B2 - インクジェットプリンタの歪補正装置 - Google Patents

インクジェットプリンタの歪補正装置

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JP2936744B2
JP2936744B2 JP3023128A JP2312891A JP2936744B2 JP 2936744 B2 JP2936744 B2 JP 2936744B2 JP 3023128 A JP3023128 A JP 3023128A JP 2312891 A JP2312891 A JP 2312891A JP 2936744 B2 JP2936744 B2 JP 2936744B2
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秀行 大森
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、帯電制御方式によるイ
ンクジェットプリンタの印字歪を軽減する歪補正装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】この種のインクジェットプリンタの歪補
正装置は、印字歪(印字位置が目的位置からずれる)を
軽減するための帯電信号補正係数を、特開平1−97659号
公報に記載のように、縦ドツト位置情報及び間引き情報
に応じて異なる補正係数となるように設定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの従来
技術では、縦ドット全てについて補正係数を定めると膨
大なデ−タが必要となる。また、ある縦ドット数以上と
未満で分離して設定すると、補正が大雑把になり木目細
かい歪補正ができない。
【0004】本発明の目的は、最小限のデ−タで木目細
かい歪補正ができるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、縦ドット構成
と印字歪(印字位置のずれ)の関係に着目したとき、1
つの文字の上部ドットと下部ドットが歪易いので、これ
らの歪易いドットに対する補正係数とそれ以外のドット
に対する補正係数を分けて設定し、また、複数の行を同
時に印字する多段印字の場合は、特に行と行の間の段間
スペース部のドットが歪易いのでこのドットに対する補
正係数を分けて設定したことを特徴とする。
【0006】
【作用】インク粒子に帯電するために階段波状のデータ
を作成し、この階段波を予め補正係数で補正して印字に
使用する。階段波状のデータを作成するときに、対象ド
ットの位置を常にカウントしておき、予め歪のでやすい
ドット位置だと判断したら、所定の補正係数で補正す
る。
【0007】歪のでやすい場所に独立した補正係数を設
定することにより、最小限のデータで木目細かい歪補正
ができるようになる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0009】図1は制御装置のブロツク図である。1は
全体の制御を司るCPU(中央処理装置)であり、RO
M(リード・オンリ・メモリ)2に記憶されたプログラ
ムやデータ等を読み取り、解釈して、各種の制御処理を
行う。3はRAM(ランダム・アクセス・メモリ)で、
プログラム進行時の一時記憶レジスタやデータレジスタ
等として利用される読み書き可能な記憶装置である。C
PU1はバス6を介して各種情報の授受を行う。5はフ
ァーストイン・ファーストアウト・レジスタ(以下FI
FOと略す。)で、印字に使用する印字ドットマトリク
スデータの伝達を仲介するものである。8はセレクタ
で、FIFO5から出力されるパラレルデータをシリア
ルデータに変換する。10はシフトレジスタで、セレク
タ8でシリアル信号に変換されたデータをシフトするた
めのものである。4はPIA(周辺インタフェース・ア
ダプタ)で、パラレルの出力ポートをもつ。7はトータ
ルドットカウンタで、(マトリクスの縦ドット数)+
(遊びドット数)をカウントする。
【0010】11は発信回路で、前記CPU1のクロツ
ク信号の他に各種のタイミング信号を発生する。13は
ドットカウンタで、縦方向ドットを計数するためのカウ
ンタである。14はビデオRAMで、階段波信号(出力
端子D0〜D7)を格納したRAMである。15はコン
トロールRAMで、各種デバイス(FIFO5,セレク
タ8等)を制御するための信号を出力する。
【0011】ANDゲート16は、ビデオRAM14か
ら出力される階段波信号をゲーティングするものであ
る。17はD/Aコンバータで、デジタル値をアナログ
値に変換してビデオアンプ18に与える。ビデオアンプ
18はビデオ信号の増幅を行ない、帯電電極20への帯
電信号を発生する。ノズル19からは加圧インクが噴出
しており、該ノズル19には励振アンプ27で増幅した
励振信号が印加される。これにより、噴出インクは帯電
電極20の内部で規則正しく粒子(インク粒子25)化
し、荷電される。該インク粒子25は、偏向電極21,
22と高圧源23とで形成した静電界中を飛行する間に
荷電量に応じて偏向されて印字面に付着する。そして、
印字に使用しないインク粒子はガター24で回収して再
使用のために蓄積する。28はPIAで、外部機器との
インターフェースを行う。29は印字開始センサで、被
印字物の到来を検出して印字開始の指令を発生するもの
である。30は入出力ターミナルで、各種のデータ設定
に使用する。被印字物26は矢印方向に移動している間
にその印字面に印字が行われる。
【0012】次に、図2〜図4を用いて歪の例と補正の
概要を説明する。図2(a)は歪のない理想の印字が行
われたときの文字形状を示す。この例は2段印字であ
り、通常よく見受けられる歪は、図2(b)に示すよう
な歪である。この歪を縦ドットの位置で分類すると、条
件1〜条件7に分類できる。つまり 条件1は、最上段の1番上のドットを示す。
【0013】条件2は、最上段の上から2番目のドット
を示す。
【0014】条件3は、最上段の下から2番目のドット
を示す。
【0015】条件4は、最上段の一番下のドットを示
す。
【0016】条件5は、最下段の下から2番目のドット
を示す。
【0017】条件6は、最下段の一番下のドットを示
す。
【0018】条件7は、条件1から条件6以外のドット
を示す。
【0019】図3には、3段印字の場合の条件を示す。
中段の下から2番目のドットは条件3となり、中段の下
から1番目のドットは条件4となる。
【0020】図4には、1段印字で縦ドット数が16の
場合の条件を示す。1段印字の場合は条件3と条件4は
なくなる。
【0021】図5には、各条件において考慮すべき、前
後のドットを示す。aは前の前、bは前、cは後、dは
後の後のドットの粒子に関するものであることを示す。
【0022】図6には、条件1〜7における補正係数の
一覧を示す。階段波を作成するときに、どの条件に該当
するかを調べて、図6の計算要領により計算する。
【0023】次に、図1に戻り、本実施例の動作につい
て説明する。まず、印字内容を入出力ターミナル30を
使って予め入力しておく。この内容はPIA28を経由
してCPU1によりRAM3に記憶される。また、印字
フォーマットつまり、文字の高さとか印字の段数(1段
印字〜4段印字のいずれか)とか、使用するマトリクス
の大きさ(横×縦が5×7ドットと12×16ドットの
何れか等)を前記入出力ターミナル30を使用して設定
する。この設定に基づき階段波を作成していくとき、現
在のステップが条件1〜7のいずれに該当するかを判断
しながら、順次図6の計算要領に則り計算を行う。CP
U1は、その結果をバス6を経由してビデオRAM14
へ書き込む。
【0024】次に、印字開始センサ29より印字開始指
令が入ると印字処理に移る。CPU1は、先に入力済の
印字データに基づき、所望の印字ドットマトリクスデー
タを探しだし、FIFO5へ印字する順番につめこんで
いく。本実施例の場合、FIFO5のビット幅は8ビットで
ある。FIFO5を通つて出力ポートヘでたデータは、
セレクタ8によつて順番にシリアルデータに変換され
る。FIFO5の出力C0,C1,C2は8ビットのデ
ータのうちから1ビットを抜き出すためのセレクト信号
の出力端子である。シフトレジスタ10は並列出力(Q
A〜QD)をもち、このうちの出力QCを印字用のビッ
トデータとして使用する。すなわち、シフトレジスタ1
0の出力QCが、印字すべき印字マトリクスデータを出
力する端子である。その他の出力QA,QB,QD,Q
Eは、ビデオRAM14のセレクト信号として用いる。
ビデオRAM14には補正された階段波データが事前に
書き込まれていて、ドットカウンタ13によって階段波
の小さいステップから順番に読みだされていく。このと
き、前記シフトレジスタ10の出力QA,QB,QD,
QEにより補正された階段波が出力される。
【0025】トータルドットカウンタ7は1列分の全ド
ットをカウントするものであり、1列分の偏向走査終了
でドットカウンタ13をクリヤする。本実施例で使用し
ているカウンタ類は、全て、発信回路11からのクロツ
ク信号CKに同期して動作するものである。
【0026】ビデオRAM14は、縦方向のドットカウ
ントとシフトレジスタ10の出力QA,QB,QD,Q
Eからのアドレス信号により該当する階段波データをAN
Dゲート16ヘ出力するものである。このようにして、
ANDゲート16からデジタルビデオ信号が出力され、
D/Aコンバータ17でアナログ信号に変換され、ビデ
オアンプ18で増幅されて帯電電極20へ印加する帯電
信号を発生し、インク粒子25を荷電する。荷電したイ
ンク粒子25は、偏向電極21,22で作成される静電
界で偏向され、被印字物26の印字面に印字を行う。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、印字の縦方向のドット
位置毎に歪の発生傾向を分類し、歪のでる傾向が類似し
ている場合はその係数を統合整理して設定した最適の補
正係数を選択して荷電量を補正する構成としたことによ
り、少ない補正係数データで最適の補正を行って印字歪
を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる制御装置のブロック図である。
【図2】2段印字で文字歪がある場合と無い場合の印字
ドット説明図である。
【図3】3段印字の場合の条件説明図である。
【図4】1段印字で縦ドット数が16の場合の条件説明
図である。
【図5】各条件において考慮すべき前後のドット説明図
である。
【図6】条件1〜条件7における補正係数説明図であ
る。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…PIA、5
…FIFO、7…トータルドットカウンタ、8…セレク
タ、10…シフトレジスタ、3…ドットカウンタ、14
…ビデオRAM、15…コントロールRAM、19…ノ
ズル、20…帯電電極、21…偏向電極、22…偏向電
極、23…高圧源、25…インク粒子、26…被印字
物、29…印字開始センサ、30…入出力ターミナル。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加圧インクを噴出するノズルを一定周波数
    で振動させ、該ノズルから噴出するインクを一定周期で
    粒子化せしめ、階段波状の帯電信号を帯電電極に与える
    ことにより前記インク粒子に電荷を付与して該荷電イン
    ク粒子を偏向電界中を飛行せしむることによりy方向に
    偏向し、このy方向の偏向とほぼ直角に被印字物を相対
    移動させることにより文字を印字するインクジェットプ
    リンタにおいて、印字の縦方向のドット位置毎に歪の発
    生傾向を分類し、歪のでる傾向が類似している場合はそ
    の係数を統合整理して補正係数の種類を設定し、該補正
    係数に応じた帯電信号を発生するようにしたことを特徴
    とするインクジェットプリンタの歪補正装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、1本のノズルで複数行
    の印字を行うインクジェットプリンタにおいては、ドッ
    ト位置の認識を行内の各ドット位置毎に行つて歪の発生
    傾向を分類し、歪のでる傾向が類似している係数を統合
    整理して補正係数の種類を設定したことを特徴とするイ
    ンクジェットプリンタの歪補正装置。
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