JP2947732B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2947732B2
JP2947732B2 JP7195459A JP19545995A JP2947732B2 JP 2947732 B2 JP2947732 B2 JP 2947732B2 JP 7195459 A JP7195459 A JP 7195459A JP 19545995 A JP19545995 A JP 19545995A JP 2947732 B2 JP2947732 B2 JP 2947732B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複写機等の画像形
成装置に関し、特に画素濃度ヒストグラムを用いて濃度
自動調整を行い最適な画像を得るデジタル式電子形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子複写機等の画像形成装置は、
従来のアナログ式の他にデジタル形式のものが普及して
いる。原稿濃度をセンサで検知しながら原稿照明ランプ
の明るさを変化させ、最適画質を得る、いわゆる自動露
光機能はアナログ複写機では一般的な機能である。この
機能をデジタル式電子複写機にて実現する場合、従来、
種々の技法が用いられてきた。画素濃度ヒストグラムを
用いて、最適な画像を得る手法も一般的であり、特公昭
64−6588号公報や特公平3−30143号公報等
にはヒストグラムを用いた濃度自動調整が提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ヒストグラムを用いた
デジタル式電子複写機の自動濃度調整では、ヒストグラ
ムの数値を参照して濃度補正用の基準値を求める為、ヒ
ストグラムが原稿上の濃度分布状態を忠実に表わしてい
ないと、適正な補正用基準値を算出することができず、
自動濃度調整が不可能、或いは不良画像が出力されてし
まうといった問題が生じる。
【0004】例えば図18に示すように、原稿ガラス9
2上に原稿が原稿スケール91に突きあてられずに置か
れ、かつ原稿カバーが開いているような場合、原稿以外
の部分は全て黒部として読み込まれる為、ヒストグラム
上には、この黒部のデータが累積されてしまう。
【0005】この為、ここで作られるヒストグラムは、
原稿の濃度分布を正確に反映したものではなく、適正な
補正基準値を求めることが不可能となる。その結果、良
好な自動濃度調整画像を得ることができない。
【0006】図19は実際に画像データがサンプリング
され、ヒストグラムを作成した時の代表的なヒストグラ
ム傾向を示す。図19(a)は原稿カバー開時のヒスト
グラム。図19(b)は原稿カバー閉時(原稿カバーは
白)のヒストグラムの例である。
【0007】図19(a)では原稿以外の部分が黒部と
してデータ入力されてしまい、黒部の頻度が高くなって
しまう。本来ならば図19(b)のように、原稿上の文
字等の黒部が黒側のピークとして現れるのが望ましい。
【0008】従って本発明の目的は、原稿カバーが開い
ている状態でも適切に自動濃度調整を行い、良好な複写
画像が得られるデジタル画像複写機を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による画像形成装置は、 原稿を主走査方向
に読み取り、更にこの主走査方向と異なる副走査方向に
沿って読み取り動作を繰り返し、原稿画像内の各画素の
画素濃度を走査ライン毎に提供するスキャナ手段と、前
記スキャナ手段から1走査ライン分の画素濃度データを
受信する毎に、最初から直前の走査ラインまでに含まれ
る各画素濃度と、現在の走査ラインに含まれる各画素濃
度と、副走査方向の走査ラインカウント数に応じて変化
する重み付け係数とを用いて、濃度ヒストグラムを作成
し、前記濃度ヒストグラムを用いて画素濃度補正用の補
正基準値を算出し、受信した各画素濃度データを前記補
正基準値に基づいて補正し、補正された画素濃度データ
を提供する濃度補正手段と、前記濃度補正手段による自
動濃度調整モードをユーザの入力に基づいて設定するモ
ード設定手段と、前記原稿台に載置された前記原稿を覆
う原稿カバーと、前記原稿カバーが開いているか判断す
る判断手段と、画素濃度データを基に画像を形成する画
像形成手段とを具備し、更に、前記モード設定手段によ
り前記自動濃度調整が設定されていない場合、前記読取
手段及び前記画像形成手段を動作させ画像を形成する手
段と、前記モード設定手段により前記自動濃度調整が設
定され、前記判断手段により前記原稿カバーが閉まって
いると判断された場合、前記読取手段によるプリスキャ
ンを行うことなく、前記読取手段、前記濃度補正手段及
び前記画像形成手段を動作させて、濃度補正された画像
を形成する第1の自動濃度調整手段と、前記モード設定
手段により前記自動濃度調整手段が設定され、前記判断
手段により前記原稿カバーが開いていると判断された場
合、前記読取手段を制御して前記原稿をプリスキャン
し、原稿台に載置された原稿の位置を検出し、この位置
に対応する領域をヒストグラム作成領域として設定する
領域設定手段と、前記スキャナ手段により再び前記原稿
を走査し、該スキャナ手段から提供される画素濃度デー
タの内から、前記領域設定手段により設定されたヒスト
グラム作成領域に相当する画素濃度データをサンプリン
グするサンプリング手段と、前記サンプリング手段から
前記濃度補正手段に前記画素濃度データを転送し、該濃
度補正手段から得られる補正された濃度データを前記画
像形成手段に提供し、濃度補正された画像を形成する第
2の自動濃度調整手段とを具備する。自動濃度調整モー
ドが設定され原稿カバーが閉じている場合、プリスキャ
ンを行わずに自動濃度調整コピーが行われる。原稿カバ
ーが開いている場合は、先ずプリスキャンを行い原稿位
置を認識し、原稿領域に対してのみヒストグラムが作成
され、原稿外の領域のデータに影響されることなく自動
濃度調整コピーが行われる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の一実施例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明が適用される
画像形成装置の概略構成を示す。この画像形成装置は原
稿を読取るスキャナ部1と、スキャナ部1又は図示しな
い外部装置から供給される画像信号に応じて用紙上に画
像を形成するプリンタ部2とから構成されている。
【0019】スキャナ部1は、複写すべき原稿が載置さ
れる原稿台117、原稿台117上に載置された原稿を
押える開閉自在な原稿カバー109、原稿台117上に
載置された原稿を照明する光源としての蛍光灯3、蛍光
灯3からの光照射による原稿からの反射光を光電変換す
る光電変換手段としてのCCD形ラインセンサ4を有し
ている。なお、蛍光灯3には、その管壁を一定温度に加
熱するための加熱手段としての図示しないランプヒータ
が設置されている。又、原稿台117には、原稿を載置
する原稿ガラス92と原稿を突き当てて原稿位置を測る
原稿スケール91とが設けられている。
【0020】蛍光灯3の側方には、蛍光灯3からの光を
原稿に効率良く収束させるためのリフレクタ115が配
設されている。又、蛍光灯3とラインセンサ4との間に
は、原稿からラインセンサ4へ向かう光、すなわち、原
稿からの反射光が通過される光路を折曲げるための複数
のミラー112〜114、及び上記反射光をラインセン
サ4の受光面に集束させるためのレンズユニット116
などが配設されている。
【0021】原稿台117上に載置された原稿は、蛍光
灯3、及びミラー112〜114からなる走査系が原稿
台117の下面に沿って矢印a方向に往復動移動するこ
とにより、その往復時に露光走査される。この場合、ミ
ラー113、114は光路長を保持するように、ミラー
112の1/2の速度にて移動する。
【0022】上記走査系の走査による原稿からの反射
光、つまり、蛍光灯3の光照射による原稿からの反射光
は、ミラー112〜114によって反射された後、レン
ズユニット116を通り、ラインセンサ4に導かれ、原
稿の像がラインセンサ4の受光面に結像される。
【0023】なお、蛍光灯3、ラインセンサ4、ミラー
112〜114、及び、レンズユニット116によって
走査ユニット108が構成されている。そして、蛍光灯
3、リフレクタ115、及びミラー112は第1キャリ
ッジ111に設けられ、ミラー113,114は第2キ
ャリッジ110に設けられ、これらのキャリッジ11
1,110はそれぞれ図示しないモータによって移動さ
れる。
【0024】プリンタ部2は像担持体としての感光体ド
ラム6を有し、この感光体ドラム6は円筒状であって、
図示しないモータなどによって所望の方向に回転可能に
構成され、所望の電位に帯電されるとともに、プリント
データに応じて変調されたビーム光が照射されることに
より静電潜像が形成される。
【0025】感光体ドラム6の周囲には、感光体ドラム
6の表面を帯電する帯電装置102、感光体ドラム6の
表面に複写あるいは出力すべき画像情報としてのプリン
トデータに応じて変調されたレーザビーム光を出力する
レーザユニット5、レーザユニット5からのビーム光に
よって感光体ドラム6上に形成された静電潜像にトナー
を付着せしめることで現像する現像装置7、現像された
感光体ドラム6上のトナー像を、後述する給紙部9から
供給される用紙上に転写する転写装置105、及び感光
体ドラム6上に吸着した用紙を剥離する剥離装置106
などが順に配設されている。
【0026】感光体ドラム6の周囲であって、剥離装置
106よりも下流側には、感光体ドラム6の表面に残っ
たトナーを除去するクリーナユニット104、及び、感
光体ドラム6上の電位を次の画像形成のために消去する
消去装置107が順に配設されている。
【0027】現像装置7と転写装置105との間には、
感光体ドラム6上に形成されたトナー像を転写するため
の用紙を、感光体ドラム6と転写装置105との間に向
かって供給する給紙部9が設けられている。
【0028】トナー像が転写された用紙が感光体ドラム
6から剥離装置106で剥離される方向には、用紙にト
ナー像を定着させるための定着装置8、及び、剥離装置
106で剥離された用紙を定着装置8に向かって搬送す
るための搬送装置103が配設されている。
【0029】定着装置8でトナー像が定着された用紙
は、排紙ローラ119によって排紙トレイ10に排出さ
れる。
【0030】図2は、上記画像形成装置の制御系の概略
構成を示すブロック図である。この装置は、主CPU1
1、コントロールパネルCPU12、スキャナCPU1
3、及びプリンタCPU14によって制御されている。
主CPU11は、コントロールパネルCPU12、スキ
ャナCPU13、及びプリンタCPU14と通信してこ
れらを制御している。
【0031】コンパネ(コントロールパネル)CPU1
2は、ROM15とRAM16と接続され、これらのデ
ータをもとにコンパネ17上のスイッチの検知、LED
の点灯、消灯、表示器の制御等を行っている。スキャナ
CPU13は、主CPU11との通信によりコントロー
ルされておりROM21、RAM22のデータをもと
に、図示しないモータ、ソレノイド等のメカコン(メカ
ニカルコンポーネント)23の制御、ADF(オートド
キュメントフィーダ)24、エディタ25、A/D(ア
ナログ・デジタル変換回路)26、SHD(シェーディ
ング補正回路)27、ラインメモリ28等の制御を行っ
ている。
【0032】プリンタCPU14は、主CPU11との
通信によりコントロールされておりROM31、RAM
32のデータをもとに、図示しないモータ、ソレノイド
等のメカコン33の制御、ソータ34、LCF(ラージ
カセットフィーダ)35、レーザ変調回路36、レーザ
ドライブ回路37等の制御を行っている。
【0033】主CPU11はROM41とRAM42に
格納された制御プログラムに従って、画像形成装置を総
合的に制御する。データ切り替え及びバッファメモリ4
3はスキャナ部1で読取ったデータをどこへ送るか、
又、プリンタ部2へはどのデータを送るのかの切り替え
及びバッファリングを行う。画像処理部44には画像デ
ータからヒストグラムを作成し、そのヒストグラムを基
に画像データを補正する回路、及び本発明による自動濃
度調整部が設けられている。圧縮伸張回路45は画像デ
ータの圧縮伸張を行い、ページメモリ回路46は画像デ
ータをページ毎に蓄える。
【0034】ディスプレイメモリ48はディスプレイ4
7上へ表示される画像のデータを格納し、プリンタコン
トローラ50はパソコン(パーソナルコンピュータ)4
9からのコードデータを画像データに展開する。ディス
プレイフォントROM51はディスプレイメモリ48上
にコードデータを展開し、プリントフォントROM52
はページメモリ46上にコードデータを展開し、圧縮メ
モリ53は圧縮伸張回路45により圧縮されたデータを
蓄える。主CPU11には以上説明したコンポーネント
の他、ハードディスクドライブ54、光ディスクドライ
ブ55、ファクシミリアダプタ56とのインターフェー
スを行うI/Fコントローラ57が接続されている。
【0035】図3は画像処理部44の概略構成を示すブ
ロック図である。ヒストグラム作成回路80はスキャナ
部1からの画像データから濃度ヒストグラムを作成す
る。補正基準値算出部81はヒストグラム作成回路80
で作成されたヒストグラムに基づいて補正基準値(後
述)を算出する。レンジ補正回路82は補正基準値算出
部81からの補正基準値を用いて濃度レンジ(後述)を
補正し、リアルタイムに自動濃度調整を行なう。
【0036】タイミング信号発生部83はクロック発生
部84からのクロック信号に基づいて、画像処理部44
内の各ブロックに必要な各種タイミング信号を発生す
る。画質改善回路85はローパスフィルタ及び高域強調
回路などが含まれ、レンジ補正回路82によりレンジ補
正された画像の画質を更に改善する。拡大/縮小回路8
6は必要に応じて画像を拡大/縮小し、階調処理回路8
7はディザ法又は誤差拡散法を用いて画像の階調を処理
する。このようにして処理された画像信号はプリンタ部
2に送られ画像が形成される。
【0037】図4は、ヒストグラム作成回路80により
作成される濃度ヒストグラムの概略を示す。例えば、A
4の1枚の画像を読込む場合、400dpi で読込んだと
すると、全画素数Gは次のようになる。
【0038】 G=210×297×(400/25.4)2 この画素数Gの各画素は濃度を有し、ここでは、その濃
度を8ビットにて表現する。図4(a)における横軸
は、この濃度即ち画素値を示し、縦軸はその濃度に対
し、どの濃度の画素が何個存在したかを示す頻度(画素
数)である。
【0039】図4(a)に示すように本実施例では濃度
を16に分割し256段階の濃度を16段階に簡略化て
いる。即ち8ビットの画素値の内、下位4ビットは無視
される。16分割を採用することによりハードウエアは
大幅に簡略化される。16分割でもヒストグラムとして
必要な情報量は、自動濃度調整機能においては十分確保
されている。図4(b)は均等16分割の仕方を示し、
分割番号0は画素値0〜Fの範囲、分割番号1は画素値
10〜1Fの範囲、以下同様に分割番号Fまで画素値範
囲が設定される。
【0040】次に、補正基準値算出部81及びレンジ補
正回路82のレンジ補正について説明する。レンジ補正
はアナログ複写機における自動露光機能での下地カット
等に使用される機能である 一般に、原稿をデジタル的に読取り、濃度ヒストグラム
を作成すると図5(a)のようになる。新聞のような原
稿の場合、下地濃度がかなりあるので図5(a)のMで
示すように下地濃度部分に山が1つでき、Nのように文
字濃度部分にも1つの山ができる。ここで、アナログ複
写機では、露光ランプを制御して下地濃度部を排除でき
るが、デジタル複写機では、それができないので下記の
ような方法で同様の効果を得ている。
【0041】簡単な例で説明すると、図5(a)に示す
Mの山とNの山のピークポイントに対応する濃度DW と
DB を求め、下記の計算を行なうことにより、濃度ヒス
トグラムを図5(b)に示すような分布に変換する。こ
こで、濃度DW とDB は補正基準値と呼ばれ、ヒストグ
ラム作成回路80が作成した各走査ラインでのヒストグ
ラムを基に補正基準値算出部81が算出する。
【0042】 DN =(DI −DW )×FFH /(DB −DW ) ここでDI は入力画素濃度、DN は補正された画素濃
度、FFH は最高画素濃度である。すなわち、図5
(a)におけるM〜N間のレンジ(濃度幅)は0〜FF
hのレンジに広げられる。
【0043】次に、ヒストグラム作成方式を概説する。
下記式は本発明におけるヒストグラム作成の基本計算式
であり、ヒストグラムは主走査ライン毎に作成される。
1ラインのヒストグラム作成処理が終るごとにレンジ補
正の基準値を求め、その基準値を基にレンジ補正処理を
行なっている。又、ヒストグラムを構成する総データ数
は常に一定の値である。
【0044】A´=A−αA+αB ここで、 A´:現ラインの各濃度に対応する補正
された頻度(画素数) A :前ラインまでに計算された各濃度に対応する頻度 B :現ラインの各濃度に対応する頻度 α :重み係数 重み係数αは、各ラインで累積される頻度値に掛ける値
で、ヒストグラムに対する寄与率を示している。このα
の値は図6に示すように、ライン数に対応して設定さ
れ、14値(2のべき乗分の1)すなわち、1,1/
2,1/4,1/8,1/16,1/32,……,1/
2048,1/4096,1/8192(=1/213)
の中から選択される。
【0045】次にヒストグラム作成回路80について説
明する。ヒストグラム作成回路80は、第1に1ライン
読取り中に、入力画素毎にA´=(A´)+αBを計算
し、第2に1ライン読取りから次のライン読取りの間、
即ち画素濃度が入力されていないとき、前記ヒストグラ
ムの各濃度の頻度について(A´)=A−αAを計算す
る。このようにしてヒストグラム作成回路80は、現ラ
インに関する補正された頻度値 A´=A−αA+αB
を生成する。このようにして作成されたヒストグラムか
ら、補正基準値算出部81によりレンジ補正用の基準値
が算出される。
【0046】又、ヒストグラム作成には2モード、モー
ド0及びモード1が提供され、必要に応じて一方のモー
ドが選択される。
【0047】モード0:副走査ライン数に依存した重み
付け係数変動加算モード モード1:入力画素に対する重み付け係数一定加算モー
ド モード0は、前述したように主走査ラインのカウント数
に応じて係数αの値を変化させ、ヒストグラムを作成す
る。モード1は、主走査ラインのカウント値に関係な
く、係数を一定としてヒストグラムを作成する。
【0048】図7はヒストグラム作成回路80の詳細な
構成を示すブロック図である。スイッチ62の一方の端
子にはスキャナ部1からの画素濃度信号IDAT4〜I
DAT7が入力され、カウンタ63からの出力データ信
号CDT00〜CDT03が他方の端子に入力される。
スイッチ62は又、タイミング信号発生部83からの選
択信号に応じてどちらかの入力信号を選択し、選択後の
信号SLDT0〜SLDT3をセレクタ66とクロック
発生部64へ出力する。ここで画素濃度信号IDAT4
〜IDAT7は、画素濃度の上位4ビットであり、ID
AT0〜3は前述された理由により無視される。タイミ
ング信号発生部83からのタイミング信号CTL0は各
ラインの間、即ち画素濃度信号が読み込まれていないと
きハイレベルとなり、スイッチ62はカウンタ63から
の信号を選択し出力する。
【0049】カウンタ63は、(A´)=A−αAを計
算する時にクロック発生部64及びセレクタ66に必要
な値(カウント値)を供給する。カウンタ63は前述の
画素濃度信号が読み込まれていないとき、クロック発生
部64の16の出力が順番に選択されて発生するための
4ビットカウント値を発生する。カウンタ63はタイミ
ング信号発生部83からカウンタクロック信号CT1C
Kが入力され、タイミング信号発生部83からのカウン
タクリア信号CT1CLによりクリアされる。カウンタ
クリア信号CT1CLは画素濃度信号が読み込まれてい
るときローレベルとなり、カウンタ63をクリアする。
【0050】クロック発生部64は選択入力信号SLD
T0〜3に応じて、16の出力FCK0〜Fの1出力を
入力クロック信号MCKの周期で選択し出力する。図8
はクロック発生部64の入出力信号の関係を示す。
【0051】ヒストグラムレジスタ(フリップフロッ
プ)651 〜65F は各画素濃度に対する補正された頻
度(WDAT)を、入力クロック信号FCK0〜Fの立
ち上がり時にラッチし出力する。入力信号WDATは前
述のA’−αA又は(A’)+αBである。ヒストグラ
ムレジスタ651 〜65F からの補正された頻度信号H
0〜HFは、補正基準値算出部81へも出力される。
【0052】セレクタ66は、ヒストグラムレジスタ6
51 〜65F からの16段階の各濃度H0〜HFに対応
した頻度(画素数)が入力され、スイッチ62からの入
力信号SLDT0〜SLDT3に応じて、H0〜HFの
16データ(各々バス幅26ビット)のうち1データを
選択し信号HSDTを出力する。
【0053】副走査ライン数カウンタ76は図14のタ
イミングチャートに示すように、タイミング信号発生部
83からのライン同期信号HDENが入力され、カウン
ト値信号FDAT00〜FDAT12をクロック発生部
75へ出力し、主CPU11からのクリア信号CRST
によって、原稿1ページが走査される毎にクリアされ
る。
【0054】クロック発生部75は、副走査ライン数カ
ウンタ76からの出力信号FDAT0〜FDAT12、
及びスキャナ部1からの画素同期クロック信号GCKが
入力され、信号HCKをカウンタ74及び加算値生成部
71へ出力する。クロック発生部75は、信号FDAT
の値が1,3,7,F,1F,3F,7F,1FF,3
FF,7FF,FFF,1FFFのいづれかのときに、
入力画素同期クロック信号の1クロックを出力する。ク
ロック発生部75は、アンド回路で構成され、ライン数
信号FDATが全て”1”のとき、即ちFDAT=1,
3(11),7(111)、F(1111)…のとき、
1クロックを出力する。
【0055】カウンタ74は、クロック発生部75から
のクロック信号HCKが入力され、モード0のときカウ
ント値信号CDT20〜CDT23をセレクタ68へ出
力する。カウンタ74も主CPU11からのクリア信号
CRSTによってページ毎にクリアされる。カウント値
CDT20〜CDT23は図6のようにαを選択するた
めの値である。
【0056】固定係数値レジスタ78はモード1のとき
の固定係数値を出力する。スイッチ79はCPU11か
らのモード信号SL1に応じて切り替わり、モード0の
ときカウンタ74側に設定され、モード1のときレジス
タ78側に設定される。
【0057】減算値生成部67は、(A´)=A−αA
を計算する際の”αA”を出力する。減算値生成部67
は、セレクタ66からの出力信号HSDTが入力され、
信号HSDTを2のべき乗で除算した値を生成する(信
号HSDTをシフトする)。
【0058】セレクタ68は各ラインの間、即ち画素信
号が読み込まれていないときに行なわれる演算(A´)
=A−αAの”αA”を、入力信号SSL0〜SSL3
に応じて決定する。すなわち、セレクタ68は入力信号
SSL0〜SSL3の値が”1”の場合は(信号HSD
Tの値)/2、入力値が”2”の場合は(信号HSDT
の値)/22 、……、入力値がCの場合は(信号HSD
Tの値)/213を出力する。
【0059】減算部70は、減算(A´)=A−αAを
行なう。減算部70は、セレクタ66からの濃度信号H
SDT(上式のA)が入力され、セレクタ68からの減
算数信号SDT(上式のαA)が入力され、その減算結
果として信号YDATが出力される。
【0060】加算値生成部(シフトレジスタ)71は、
A´=(A´)+αBを計算する際の「αB」を生成す
る。加算値生成部71は、クロック発生部75からのク
ロックの信号HCKが入力されて信号XDATを加算部
69へ出力する。加算値生成部71も又、主CPU11
からのクリア信号CRSTによってページ毎にクリアさ
れる。図9は、加算値生成部71の出力例を示すもの
で、クリア信号CRSTの入力時にイニシャル値出力2
000Hで、その後クロック発生部75からのクロック
信号HCKが入る毎に現状値の1/2を出力する。この
出力は16進数であるので、例えば現状値2000Hの
1/2は1000Hとなり、現状値1000Hの1/2
は800Hとなる。図10は、信号FDATの変化に対
応する各信号の変化を示す。
【0061】加算部69は、加算A´=(A´)+αB
を行なう。加算部69は、セレクタ66からの頻度信号
HSDT、及び加算値生成部71からの加算データの信
号XDATが入力され、その加算結果として信号ZDA
Tを出力する。図10は、信号ZDATの加算例を示す
ものである。
【0062】スイッチ77は、(A´)=A−αAとA
´=(A´)+αBの演算の切換えを行なう。スイッチ
77の一方の端子には、加算部69からの加算結果信号
ZDATが入力され、及び減算部70からの減算結果信
号YDATが他方の端子に入力され、選択信号CTL1
に応じて一方の入力を選択し、選択結果信号WDATを
ヒストグラムレジスタ651 〜65F へ出力する。
【0063】次に、図7に示す構成によるヒストグラム
の作成を図12、図13、図14のタイミングチャート
を参照して説明する。
【0064】図12は1ライン読取り中に、入力画素毎
にA´=(A´)+αBを計算するときの様子を示すタ
イミングチャートである。信号MCKはメインクロック
で、画素信号に同期している。信号VDENはページ同
期信号で、信号HDENはライン同期信号である。スキ
ャナ部1からの画素濃度信号IDAT4〜IDAT7
は、画素濃度の上位4ビットであり、スイッチ62へ入
力される。副走査有効信号CTL0はこの場合イネーブ
ル(ローレベル)であり、スイッチ62は、入力IDA
T4〜IDAT7をセレクタ66及びクロック発生部6
4へ送る。
【0065】セレクタ66は画素信号IDAT4〜ID
AT7即ち選択入力信号の値に応じて、ヒストグラムレ
ジスタ651 〜65F の出力(頻度)を選択し、選択さ
れた頻度信号HSDTを出力する。信号HSDTは加算
部69でライン数に応じて重み付けされる係数(XDA
T)が加算される。スイッチ77はこの場合入力信号C
TL1により加算部69側に設定されているので、加算
結果信号ZDATはヒストグラムレジスタ651 〜65
F へ戻る。
【0066】次にクロック発生部64は、画素信号ID
AT4〜IDAT7に応じてクロック信号FCK0〜F
CKFを出力する。各ヒストグラムレジスタ651 〜6
Fは各クロック信号FCK0〜FCKFの立ち上がり
で、スイッチ77の出力信号WDATの値を各々ラッチ
即ち格納する。1ラインの各画素につき、上記処理が行
われることにより、1ラインのヒストグラムが生成さ
れ、画素濃度調整用の基準値が算出され、その基準値は
次ラインでの処理に利用される。
【0067】次に、1ライン読取りから次のライン読取
りの間、即ち画素濃度信号が入力されていないとき、ヒ
ストグラムの各濃度の頻度について(A´)=A−αA
を計算する。
【0068】図13はその減算処理の様子を示すタイミ
ングチャートである。スイッチ62は選択信号CTL0
によりカウンタ63側へ切換えられ、スイッチ77は選
択信号CTL1により減算器70側へ切換えられる。セ
レクタ68は、副走査カウンタ数によって決まる係数
(モード0時)又は固定係数(モード1時)にて、各々
のヒストグラム値を減算する。この減算動作が終った
後、通常のヒストグラム作成動作に移る。上述したよう
な動作を繰り返すことにより、モードを0に設定した場
合、各主走査ラインを読み込む度に総データ量一定のヒ
ストグラムが作成される。尚、モードを1に設定し、重
み付け係数を固定にした場合には、原稿画像の急激な濃
度変化にも対応したヒストグラムが得られる。
【0069】このように、リアルタイムでのヒストグラ
ム作成はできるが、前述したように、原稿カバー109
が開いているような場合、良好なヒストグラムを作成す
ることはできない。
【0070】次に上記問題を解決する為の本発明による
自動濃度調整装置について説明する。図15は本発明に
おける複写機の動作を表わしたフローチャートである。
【0071】すなわち、コピーボタンが押され、コピー
開始が告げられると、自動濃度調整モードか否かを判定
し(ST1)、否の場合はマニアル通常コピーモードに
てコピー動作を実行する(ST2)。是の場合には原稿
カバーが開状態か否かを判定し(ST3)、閉っている
場合には通常の自動濃度調整コピー動作を実行し(ST
4)、開いている場合には画像読取スキャナ1のキャリ
ッジ111,110は、プリスキャン動作を開始する
(ST5)。
【0072】プリスキャン動作実施中に、CPU11は
画像データを読み取りながら、原稿の位置を認識する
(ST6)。原稿の位置を認識する為には、入力画像デ
ータを所定の閾値で2値化し、2値化されたデータを元
に、原稿部分か否かを判定すれば良い。図16はヒスト
グラム作成用の有効領域を説明するための図であり、原
稿ガラス上に原稿がずれて載置された場合を示してる。
CPU11は原稿に外接する最小矩形(点線)をヒスト
グラム作成用の原稿濃度有効領域として認識し、対角線
両端の座標、(x1 、y1 )、(x2 ,y2 )をRAM
42に記憶する。
【0073】このとき、上記2値化されたデータをまび
き、まびいた2値化データにより上記有効領域を計算す
ることができ、この場合は処理速度が向上する。又、斜
めになっている実際の原稿領域のみをヒストグラム作成
用の有効領域として記録しても良い。この場合は、座標
記憶領域及び処理時間が多く必要となる。
【0074】原稿の位置を認識した後、ヒストグラム作
成回路80に対し、ヒストグラム作成領域を設定すると
ともに(ST7)、読み取りキャリッジをスキャン開始
位置まで戻し、次の本スキャンにて自動濃度調整コピー
動作が行われ(ST8)、コピー出力が得られる。
【0075】次に図17にて、本発明によるヒストグラ
ム作成領域設定部について説明する。図3のタイミング
信号発生手段83には図17で示すように主走査有効領
域信号生成部100及び副走査有効領域信号生成部10
1が含まれている。
【0076】主走査有効領域信号生成部100は、主走
査有効領域スタート位置レジスタ94、主走査有効領域
エンドレジスタ95、主走査有効領域信号発生部93よ
り構成される。前記2個のスタート及びエンドレジスタ
94、95には、CPU11から、図16のx2 、x1
が各々設定される。また、主走査有効領域信号発生部9
3には、水平同期信号及び基本クロックが入力されてお
り、CPU11により設定されたレジスタ値に応じた主
走査有効領域信号を出力する。
【0077】副走査有効領域生成部101は、副走査有
効領域スタート位置レジスタ97、副走査有効領域エン
ド位置レジスタ98、副走査有効領域信号発生部96よ
り構成され、前記2個のスタート及びエンドレジスタ9
7、98はCPU11により、図16のy1 、y2 が各
々設定される。また、副走査有効領域信号発生部96に
は、ページ同期信号及び水平同期信号が入力されてお
り、CPU11により設定されたレジスタの値に応じた
副走査有効領域信号を出力する。
【0078】即ち、この2つの生成部100、101よ
り出力される主走査有効領域信号と副走査有効領域信号
の論理積部分(図16の点線部分)について、ヒストグ
ラム作成回路はヒストグラムを作成する。
【0079】
【発明の効果】このように、本発明によれば、プリスキ
ャン動作により原稿以外の部分でのデータサンプリング
を行わずにヒストグラムを作成できる為、適正な補正基
準値により、自動濃度調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る画像形成装置の概略構成
を示す断面図。
【図2】図2はこの発明に係る画像形成装置の制御系の
概略構成を示す図。
【図3】図3はこの発明に係る画像形成装置における画
像処理部の概略構成を示す図。
【図4】図4はこの発明において作成されるヒストグラ
ムを説明するための図。
【図5】図5は補正基準値及びレンジ補正を説明するた
めのヒストグラム図。
【図6】図6はモード0における副走査ライン数と、そ
れに対応する係数αを説明するための図。
【図7】図7はこの発明の一実施例に係る画像形成装置
におけるヒストグラム作成回路の構成を示すブロック
図。
【図8】図8はクロック発生部における入力画素濃度に
対応する出力クロック信号のタイミングを説明するため
の図。
【図9】図9は加算値生成部の出力例を示す図。
【図10】図10は信号FDATの変化に対応する各信
号の変化を示す図。
【図11】図11は信号ZDATの加算例を示す図。
【図12】図12はヒストグラム作成回路の動作を説明
するためのタイミングチャート。
【図13】図13はヒストグラム作成回路の動作を説明
するためのタイミングチャート。
【図14】図14はヒストグラム作成回路の動作を説明
するためのタイミングチャート。
【図15】図15は本発明による複写機の動作を表わし
たフローチャート。
【図16】図16はヒストグラム作成用の有効領域を説
明するための図。
【図17】図17は本発明によるヒストグラム作成領域
設定部の構成を示す図。
【図18】図18は原稿ガラス上に載置された原稿を示
す図。
【図19】図19は原稿画像のヒストグラムを作成した
時の代表的なヒストグラム傾向を示す。
【符号の説明】
1…スキャナ部 2…プリンタ部 3…蛍光灯光源 6…感光体ドラム 7…現像装置 91…原稿スケール 92…原稿ガラス 102…帯電装置 104…クリーナユニット 105…転写装置 106…剥離装置 107…消去装置 108…走査ユニット 116…レンズユニット 117…原稿台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−95554(JP,A) 特開 昭60−218639(JP,A) 特開 昭63−30873(JP,A) 特開 昭60−26366(JP,A) 特開 昭59−15264(JP,A) 特開 平6−202449(JP,A) 特開 平6−202448(JP,A) 特開 平6−178099(JP,A) 特開 平7−23224(JP,A) 特開 平5−328129(JP,A) 特開 昭61−6634(JP,A) 特開 平4−368058(JP,A) 実開 昭63−54151(JP,U) 実開 平4−22739(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03G 15/00 303 G03G 21/00 370 - 540 H04N 1/40 - 1/409

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原稿を主走査方向に読み取り、更にこの主
    走査方向と異なる副走査方向に沿って読み取り動作を繰
    り返し、原稿画像内の各画素の画素濃度を走査ライン毎
    に提供するスキャナ手段と、 前記スキャナ手段から 1走査ライン分の画素濃度データ
    を受信する毎に、最初から直前の走査ラインまでに含ま
    れる各画素濃度と、現在の走査ラインに含まれる各画素
    濃度と、副走査方向の走査ラインカウント数に応じて変
    化する重み付け係数とを用いて、濃度ヒストグラムを作
    成し、前記濃度ヒストグラムを用いて画素濃度補正用の
    補正基準値を算出し、受信した各画素濃度データを前記
    補正基準値に基づいて補正し、補正された画素濃度デー
    タを提供する濃度補正手段と、 前記濃度補正手段による自動濃度調整モードをユーザの
    入力に基づいて設定するモード設定手段と、 前記原稿台に載置された前記原稿を覆う原稿カバーと、 前記原稿カバーが開いているか判断する判断手段と、 画素濃度データを基に画像を形成する画像形成手段とを
    具備する画像形成装置であって該画像形成装置は更に、 前記モード設定手段により前記自動濃度調整が設定され
    ていない場合、前記読取手段及び前記画像形成手段を動
    作させ画像を形成する手段と、 前記モード設定手段により前記自動濃度調整が設定さ
    れ、前記判断手段により前記原稿カバーが閉まっている
    と判断された場合、前記読取手段によるプリスキャンを
    行うことなく、前記読取手段、前記濃度補正手段及び前
    記画像形成手段を動作させて、濃度補正された画像を形
    成する第1の自動濃度調整手段と、 前記モード設定手段により前記自動濃度調整手段が設定
    され、前記判断手段により前記原稿カバーが開いている
    と判断された場合、前記読取手段を制御して前記原稿を
    プリスキャンし、原稿台に載置された原稿の位置を検出
    し、この位置に対応する領域をヒストグラム作成領域と
    して設定する領域設定手段と、 前記スキャナ手段により再び前記原稿を走査し、該スキ
    ャナ手段から提供される画素濃度データの内から、前記
    領域設定手段により設定されたヒストグラム作 領域に
    相当する画素濃度データをサンプリングするサンプリン
    グ手段と、 前記サンプリング手段から前記濃度補正手段に前記画素
    濃度データを転送し、該濃度補正手段から得られる補正
    された濃度データを前記画像形成手段に提供し、濃度補
    正された画像を形成する第2の自動濃度調整手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
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