JP2955416B2 - 光学ディスクの再生装置 - Google Patents

光学ディスクの再生装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンパクトディスクな
どのような光学ディスクを読出して再生するための装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、光学ディスクであるコンパク
トディスク(略称CD)を再生するためのいわゆるCD
プレーヤでは、その内部に温度検出素子が設けられてお
り、これによって検出される温度が予め定める値未満で
あるときにはコンパクトディスクは回転したままに保た
れ、このコンパクトディスクを駆動するモータの熱、お
よびコンパクトディスクを読取るために用いられるレー
ザダイオードなどの光源の熱によって、さらに増幅回路
などの電気回路からの熱によって、温度が上昇してゆ
き、温度検出素子によって検出される温度が予め定める
温度以上の高温度になったときには、自動停止してコン
パクトディスクの再生を温度が低下するまで継続して停
止する。これによってレーザダイオード、およびレーザ
光のための合成樹脂製レンズなどの熱による故障を防い
でいる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような先行技術で
は、CDプレーヤ内の温度検出素子によって検出される
温度が、前記予め定める値以上であるときには、動作が
停止したままとなる。したがってコンパクトディスクに
曲などの音響信号がストアされているときには再生する
ことができないのは勿論、そのコンパクトディスクが、
いわゆるCD−ROMとして用いられ音響信号以外の信
号がストアされているときにも、動作が停止したままと
なり、不便を来している。
【0004】本発明の目的は、温度上昇による故障を防
ぎ、しかも温度が上昇したときであっても、音響信号以
外の信号を読出し不便さを可及的に抑制して使い勝手を
向上することができるようにした光学ディスクの再生装
置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、情報が記録さ
れた光学ディスクを回転駆動する駆動手段と、前記駆動
手段により回転駆動された光学ディスクから情報を読出
す読出手段とを有し、前記光学ディスクから音響情報以
外の情報を再生する光学ディスクの再生装置において、
前記光学ディスクの情報の読出指令操作を行う入力手段
と、前記読出手段の付近の温度を検出する温度検出手段
と、前記温度検出手段により検出された温度が予め定め
る温度未満の場合には、前記光学ディスクの回転駆動を
維持するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段
と、前記温度検出手段により検出された温度が予め定め
る温度以上の場合には、前記入力手段による読出指令操
作が行われたときのみ前記駆動手段と前記読出手段を読
出動作が終了するまで駆動させる制御手段を備えること
を特徴とする光学ディスクの再生装置である。
【0006】また本発明は、光学ディスクを回転駆動す
る駆動手段と、前記駆動手段により回転駆動された光学
ディスクから情報を読出す読出手段とを有する光学ディ
スクの再生装置において、前記光学ディスクの情報の読
出指令操作を行う入力手段と、前記読出手段の付近の温
度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段により
検出された温度が予め定める温度以上の場合に、読出す
べき情報が音響情報のときには前記駆動手段と前記読出
手段の動作を禁止し、読出すべき情報が音響情報以外の
情報のときには前記入力手段による読出指令操作により
前記駆動手段と前記読出手段を読出動作が終了するまで
動作させる制御手段とを備えることを特徴とする光学デ
ィスクの再生装置である。
【0007】
【作用】以上のように特許請求の範囲第1項に記載され
た光学ディスクの再生装置では、車載用に好適であり、
コンパクトディスクなどのような光学ディスクは、いわ
ゆるCD−ROMとして用いられ、自動車の走行場所な
どを知ることができるようにするための地図情報がスト
アされており、温度検出素子によって検出される温度が
予め定める温度未満であって低い場合には、光学ディス
クを常に回転したままに保ち、したがって入力手段によ
って希望する情報の読出し指令操作が行われたときには
直ちにその希望する情報の再生読出しが可能である。ま
た温度検出素子によって検出される温度が予め定める
値、たとえば80℃以上である場合には、入力手段によ
って読出し指令操作が行われたとき、その希望する情報
の読出しを行うときだけ光学ディスクが駆動源によって
回転駆動され、光学ピックアップ手段および移動制御手
段による読出し動作が行われる。このような希望する情
報の光学ディスクからの読出しに要する時間は、たとえ
ば2〜3秒程度であり、短時間であるので、これによっ
て生じる温度上昇は、実質的に無視することができる程
度に小さく、したがって温度の上昇を抑制しつつ、使い
勝手の向上を図ることができる。
【0008】また光学ディスクに音楽の曲などの音響信
号がストアされており、または光学ディスクに自動車の
走行位置などの地図情報がストアされているとき、次の
動作が行われる。すなわち温度検出素子によって検出さ
れる温度が予め定める値未満である場合には、その光学
ディスクに音響信号がストアされているときには光学デ
ィスクを回転駆動したままとし、その光学ディスクに地
図情報などのように音響信号以外の信号がストアされて
いるときには、光学ディスクを回転駆動したままとし、
あるいはまた入力手段によって読出し指令操作が行われ
たときのみ回転駆動して読出し動作を行う。また検出さ
れる温度が予め定める値以上である場合には、その光学
ディスクに音響信号がストアされているときには、その
再生を停止したままとし、また光学ディスクに音響信号
以外の信号がストアされているときには、入力手段によ
って読出し指令操作が行われたときに、希望する情報を
読出す期間だけ読出し動作が行われ、その希望する情報
の読出しが終了した後には光学ディスクの駆動源、光学
ピックアップ手段および移動制御手段などを休止して、
読出し再生動作を停止する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明の一実施例のブロック図であ
る。自動車に搭載されるいわゆる車載用のCDプレーヤ
において、ドライバ1が設けられ、CD−ROMとして
用いられるコンパクトディスクである光学ディスク2の
再生を行って、目視表示手段3によって自動車の走行位
置などを表示することができ、またこの光学ディスク2
に音楽の曲などの音響信号がストアされているとき、ス
ピーカ4によってその音響を再生することができる。
【0010】ドライバ1のデッキ5には、光学ディスク
2を回転駆動するモータなどの駆動源6が備えられ、回
転駆動される光学ディスク2のストア内容を、光学ピッ
クアップ手段7によって読取る。この光学ピックアップ
手段7は、移動制御手段8によって移動されてトラッキ
ング制御などが行われ、読出し再生が行われる。光学ピ
ックアップ手段7は、光学ディスク2にレーザ光を照射
するレーザダイオードと、そのレーザ光の光学ディスク
2による反射光を受光する受光素子とを備え、またレー
ザ光の集束のための合成樹脂製レンズなどを備える。
【0011】デッキ5の近傍には、温度検出素子9が備
えられる。温度検出素子9によって検出される温度T
が、予め定める温度T1、たとえば80℃以上になる
と、光学ピックアップ手段7などが熱によって故障を生
じるおそれがあり、この問題を解決するために本発明が
実施される。ドライバ1には、マイクロコンピュータな
どによって実現される処理回路10が備えられる。
【0012】自動車の走行位置を照査するために用いら
れるコンパクトディスクである光学ディスク2には地図
情報がストアされており、位置検出手段11によって検
出される自動車の現在位置は、マイクロコンピュータな
どによって実現される処理回路12に与えられる。また
入力手段13の出力は、処理回路12に与えられる。前
記入力手段13は、光学ディスク2の希望する情報の読
出し指令操作を行うためのものであって、これによって
読出・再生された光学ディスク2からの地図は、駆動回
路14によって駆動される表示手段3において表示さ
れ、この表示手段3に表示された地図上で、自動車の現
在位置などが表示される。
【0013】処理回路10には入力手段15が備えら
れ、光学ディスク2に音楽の曲などの音響信号がストア
されているとき、その音響信号を選択するなどして、光
学ディスク2にストアされている音響信号の読出し指令
操作が行われる。光学ディスク2から読出された音響信
号は、増幅回路16によって増幅され、スピーカ4によ
って音響化される。
【0014】図2は、図1に示される実施例の動作を説
明するためのフローチャートである。ステップa1から
ステップa2に移り、温度検出素子9によって検出され
る温度Tが、予め定める温度T1未満であるかどうかが
判断される。この予め定める温度T1は、前述のように
たとえば80℃であってもよい。ステップa2におい
て、検出温度Tが予め定める温度T1未満であるときに
はステップa3に移り、光学ディスク2のデッキ5を動
作させて連続的な再生動作を行う。すなわちモータ6に
よって光学ディスク2を回転駆動したままとし、光学ピ
ックアップ手段7の光学ディスク2に対する焦点合せを
常に行っており、移動制御手段8が能動化される。この
状態で入力手段13または15からの読出し指令操作が
行われると、読出し動作が遅延することなく直ちに、希
望する地図情報または希望する音楽の曲などの音響信号
の読出しを行うことができる。
【0015】ステップa2において検出温度Tが予め定
める温度T1以上であることが判断されるとステップa
4に移り、デッキ5において装填されている光学ディス
ク2は、音響信号がストアされているコンパクトディス
クであるか、または地図情報がストアされているCD−
ROMであるか判断される。光学ディスク2に地図情報
などがストアされており、いわゆるCD−ROMである
ことが判断されるとステップa4からステップa6に移
り、入力手段13の読出し指令操作が行われたときステ
ップa6ではデッキ5が能動化され、これによって駆動
源6は光学ディスク2を回転駆動し、ステップa7では
光学ピックアップ手段7が移動制御手段8によって移動
されて光学ディスク2にストアされている地図情報など
のデータが読込まれる。ステップa8では、入力手段1
3によって読出し指令操作された情報の全てが光学ディ
スク2から読出されたかどうかが判断され、読出しが完
了したときにはステップa9に移り、デッキ5を不能動
化して休止する。
【0016】このようにして、光学ディスク2に地図な
どの情報がストアされており、したがって光学ディスク
2がいわゆるCD−ROMであるときには、前述のステ
ップa6〜a9の動作が、たとえば2〜3秒間で行われ
る。このことによって、デッキ5の能動化によるドライ
バ1の温度上昇は、ごく僅かであり、または殆どなく、
したがってデッキ5などの熱による故障を防ぐことがで
きるとともに、入力手段13の操作によって光学ディス
ク2の情報を読出すことができ、使い勝手が良好であ
る。
【0017】デッキ5に装填されている光学ディスク2
が、音響信号のストアされたコンパクトディスクなどの
光学ディスク2であるときには、前記ステップa4から
ステップa5に移り、そのデッキ5は休止されたままで
あり、すなわち駆動源6は休止され、また光学ピックア
ップ手段7および移動制御手段8は休止したままであ
る。これによってドライバ1の温度上昇が防がれる。
【0018】こうしてステップa9,a5においてデッ
キ5が休止することによって、ドライバ1内の温度が低
下してその検出温度Tが予め定める温度T1未満になる
と、前述のステップa3において、再び再生が可能とな
る。
【0019】本発明の他の実施例として、ドライバ1は
CD−ROMである光学ディスク2の読出しを専用とす
る機種であってもよく、このとき音響信号がストアされ
ている光学ディスクの読出しを行わず、したがって入力
手段15、増幅回路16およびスピーカ4は省略される
構成であってもよい。
【0020】前述の実施例では、光学ディスク2がCD
−ROMであって、検出温度Tが予め定める温度T1未
満であるとき、光学ディスク2は駆動源6によって回転
駆動されたままであり、光学ピックアップ手段7および
移動制御手段8が動作されるように構成されたけれど
も、本発明の他の実施例として、入力手段13によって
読出し指令操作が行われたときにのみ駆動源6が能動化
されて光学ディスク2が回転駆動されて光学ピックアッ
プ手段7および移動制御手段8の働きによってその光学
ディスク2の内容が読出されるように構成され、その読
出しが完了した後には、再びデッキ5が休止状態となる
ように構成されてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、CD−R
OMなどのように音響信号以外のたとえば地図情報など
がストアされている光学ディスクを再生することができ
る装置において、温度検出素子によって検出される温度
が予め定める値、たとえば80℃未満であるときには、
その光学ディスクを駆動源によって連続的に回転駆動し
たままとし、これによって入力手段で読出し指令操作が
行われたときには、速やかに光学ディスクの情報を読出
すことができる。
【0022】また、温度検出素子によって検出される温
度が前記予め定める値以上であるときには、入力手段に
よって読出し指令操作が行われて、希望する情報を読出
すべきときだけ駆動源によって光学ディスクを回転駆動
し、光学ピックアップ手段および移動制御手段によって
その希望する情報を読出し、この読出し後には駆動源、
光学ピックアップ手段および移動制御手段を休止したま
まとする。したがって、検出される温度が低いときには
希望する情報を常に読出すことができるとともに、温度
検出素子によって検出される温度が前述のように予め定
める値以上である場合であっても、読出し動作を行い、
この読出し動作は、一般にはたとえば2〜3秒などのよ
うに短時間であるので、これによって温度が上昇するこ
とが防がれ、熱による故障の発生を防ぐことができる。
【0023】また本発明によれば、検出温度が前記予め
定める値未満である場合、その光学ディスクに音楽の曲
などのような音響信号がストアされているときには光学
ディスクを回転駆動したままとし、光学ピックアップ手
段と移動制御手段とによってその音響信号を連続して読
出して再生することができる。また、光学ディスクに音
響信号以外のたとえば地図情報などの信号がストアされ
ているときには、その光学ディスクは回転されて読出さ
れたままの状態が保たれてもよく、あるいはまた入力手
段によって読出し指令操作が行われたときのみ光学ディ
スクを駆動源によって回転駆動して光学ピックアップ手
段および移動制御手段によって再生を行うようにしても
よく、特に光学ディスクを回転したままに保つことによ
って、入力手段による読出し応答速度の向上を図ること
ができる。
【0024】検出温度が前記予め定める値以上になった
場合、その光学ディスクに音響信号がストアされている
ときにはこの駆動源による光学ディスクの回転駆動を停
止するとともに、光学ピックアップ手段および移動制御
手段を休止したままとして温度の上昇を防ぐ。また、光
学ディスクに地図情報などのように音響信号以外の情報
がストアされているときには、入力手段によって読出し
指令操作が行われたときだけ、駆動手段によって光学デ
ィスクを回転駆動し、光学ピックアップ手段および移動
制御手段によって読出しを行い、その光学ディスク内の
希望する情報の読出しが終了した後には駆動源による光
学ディスクの回転駆動を停止するとともに、光学ピック
アップ手段および移動制御手段を休止し、こうして温度
の上昇を防いで熱による故障の発生を防ぐ。このような
音響信号以外の地図情報などの光学ディスクからの読出
し再生に必要な時間は、たとえば2〜3秒であり短時間
であるので、温度がさらに上昇してしまうことが抑制さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体のブロック図である。
【図2】図1に示される実施例の動作を説明するための
フローチャートである。
【符号の説明】
1 ドライバ 2 光学ディスク 3 目視表示手段 4 スピーカ 5 デッキ 6 駆動源 7 光学ピックアップ手段 8 移動制御手段 10,12 処理回路 13,15 入力手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/00 G11B 19/04 501 G11B 19/12 501 G11B 33/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報が記録された光学ディスクを回転駆
    動する駆動手段と、前記駆動手段により回転駆動された
    光学ディスクから情報を読出す読出手段とを有し、前記
    光学ディスクから音響情報以外の情報を再生する光学デ
    ィスクの再生装置において、 前記光学ディスクの情報の読出指令操作を行う入力手段
    と、 前記読出手段の付近の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度が予め定める温
    度未満の場合には、前記光学ディスクの回転駆動を維持
    するように前記駆動手段を制御する駆動制御手段と、 前記温度検出手段により検出された温度が予め定める温
    度以上の場合には、前記入力手段による読出指令操作が
    行われたときのみ前記駆動手段と前記読出手段を読出動
    作が終了するまで動作させる制御手段を備えることを特
    徴とする光学ディスクの再生装置。
  2. 【請求項2】 光学ディスクを回転駆動する駆動手段
    と、前記駆動手段により回転駆動された光学ディスクか
    ら情報を読出す読出手段とを有する光学ディスクの再生
    装置において、 前記光学ディスクの情報の読出指令操作を行う入力手段
    と、 前記読出手段の付近の温度を検出する温度検出手段と、 前記温度検出手段により検出された温度が予め定める温
    度以上の場合に、読出すべき情報が音響情報のときには
    前記駆動手段と前記読出手段の動作を禁止し、読出すべ
    き情報が音響情報以外の情報のときには前記入力手段に
    よる読出指令操作により前記駆動手段と前記読出手段を
    読出動作が終了するまで動作させる制御手段とを備える
    ことを特徴とする光学ディスクの再生装置。
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