JP2960802B2 - 複合交絡糸の製造方法 - Google Patents
複合交絡糸の製造方法Info
- Publication number
- JP2960802B2 JP2960802B2 JP3202495A JP20249591A JP2960802B2 JP 2960802 B2 JP2960802 B2 JP 2960802B2 JP 3202495 A JP3202495 A JP 3202495A JP 20249591 A JP20249591 A JP 20249591A JP 2960802 B2 JP2960802 B2 JP 2960802B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- composite
- entangled
- yarns
- entanglement
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 239000002131 composite material Substances 0.000 title claims description 59
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims description 7
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 15
- 230000000644 propagated effect Effects 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 16
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 11
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 8
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 5
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 4
- 230000002301 combined effect Effects 0.000 description 3
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 3
- 238000007665 sagging Methods 0.000 description 3
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000012467 final product Substances 0.000 description 2
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 2
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 2
- 239000002759 woven fabric Substances 0.000 description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 238000013329 compounding Methods 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 1
- 230000006735 deficit Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000008034 disappearance Effects 0.000 description 1
- 238000004043 dyeing Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 230000001747 exhibiting effect Effects 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,複合糸を構成する糸条
間に糸長差があり,かつ交絡と実撚を有する複合交絡糸
の製造方法に関するものである。
間に糸長差があり,かつ交絡と実撚を有する複合交絡糸
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より,数多くの複合糸の製造方法が
提案されており,複合糸の形態としては,芯鞘構造を基
本にしたものが圧倒的に多くを占めている。これら従来
の複合糸技術の基本となるところは,鞘部を構成する糸
条と芯部を構成する糸条の機能を異ならせ,前者は主と
して布帛の外観や性能,触感を中心に,後者は風合の調
整や布帛の基本構成を目的として選択されている。これ
らの複合糸の製造方法は,例えば,特公平1-23576号公
報, 特公昭61-40778号公報等で提案されている。
提案されており,複合糸の形態としては,芯鞘構造を基
本にしたものが圧倒的に多くを占めている。これら従来
の複合糸技術の基本となるところは,鞘部を構成する糸
条と芯部を構成する糸条の機能を異ならせ,前者は主と
して布帛の外観や性能,触感を中心に,後者は風合の調
整や布帛の基本構成を目的として選択されている。これ
らの複合糸の製造方法は,例えば,特公平1-23576号公
報, 特公昭61-40778号公報等で提案されている。
【0003】これら従来の方法で得られる複合糸は,い
ずれもそれなりの効果と実用性を有するものではある
が,いずれも複合糸として供給される個々の糸条の特性
の組み合わせに特徴を有するものであり,本発明の目的
とする複合糸を効果的に得,かつその特性を次工程以降
も維持し,さらに工程通過性の良好な複合糸を製造でき
る方法についての提案はなされていないのが現状であ
る。
ずれもそれなりの効果と実用性を有するものではある
が,いずれも複合糸として供給される個々の糸条の特性
の組み合わせに特徴を有するものであり,本発明の目的
とする複合糸を効果的に得,かつその特性を次工程以降
も維持し,さらに工程通過性の良好な複合糸を製造でき
る方法についての提案はなされていないのが現状であ
る。
【0004】すなわち,従来の方法で得られる各種の複
合糸の問題点は,複合糸を構成する各糸条の特性には充
分な考慮がなされているが,複合形態には配慮がなされ
ておらず,単に交絡により複合されているのみであるか
ら交絡状態の変動による複合斑が多く,このため後工程
での張力や熱の影響で複合状態が不安定となり,結果と
して十分にその特性を発揮できないという点であった。
合糸の問題点は,複合糸を構成する各糸条の特性には充
分な考慮がなされているが,複合形態には配慮がなされ
ておらず,単に交絡により複合されているのみであるか
ら交絡状態の変動による複合斑が多く,このため後工程
での張力や熱の影響で複合状態が不安定となり,結果と
して十分にその特性を発揮できないという点であった。
【0005】一方,特公昭61-13009号公報や特公平3-2
3657号公報には,2本の糸条を撚糸しながら交絡処理を
施して複合糸を製造する方法が記載されているが,得ら
れる複合糸を構成する2本の糸条間には糸長差がなく,
糸長差のある複合糸に見られる開繊部のループやたるみ
を抑えるために実撚を付与することはできなかった。
3657号公報には,2本の糸条を撚糸しながら交絡処理を
施して複合糸を製造する方法が記載されているが,得ら
れる複合糸を構成する2本の糸条間には糸長差がなく,
糸長差のある複合糸に見られる開繊部のループやたるみ
を抑えるために実撚を付与することはできなかった。
【0006】すなわち,複合糸において,芯鞘構造の特
徴を生かすため,各糸条間の糸長差を多くするように混
繊,交絡処理を行うと,糸長差がループやたるみとなっ
て残ることは避けられない。このため,後工程における
工程通過性が低下するとともに,これらのループやたる
みは,最終製品においても,そのまま残存して著しく品
位を低下させるという欠点がある。このように,十分な
糸長差を与えても,結果的にはそれが生かされず,逆に
トラブルや品質低下の原因となっているのが実情であ
る。
徴を生かすため,各糸条間の糸長差を多くするように混
繊,交絡処理を行うと,糸長差がループやたるみとなっ
て残ることは避けられない。このため,後工程における
工程通過性が低下するとともに,これらのループやたる
みは,最終製品においても,そのまま残存して著しく品
位を低下させるという欠点がある。このように,十分な
糸長差を与えても,結果的にはそれが生かされず,逆に
トラブルや品質低下の原因となっているのが実情であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来の問題点を解決し,糸長差を有する複合構造が容易に
得られ, 複合糸の特性を後工程においても十分維持し,
その特徴を生かすことが可能であり,かつ工程通過性に
も優れた複合交絡糸を製造する方法を提供することを技
術的な課題とするものである。
来の問題点を解決し,糸長差を有する複合構造が容易に
得られ, 複合糸の特性を後工程においても十分維持し,
その特徴を生かすことが可能であり,かつ工程通過性に
も優れた複合交絡糸を製造する方法を提供することを技
術的な課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は,少なくとも2
本の糸条を異なる速度で交絡処理域に送り出し,巻取り
時に施す撚が伝播しないようにして供給糸条群を混繊,
交絡させた後,交絡数より少ない実撚を加えながら巻取
ることを特徴とする複合交絡糸の製造方法を要旨とする
ものである。
本の糸条を異なる速度で交絡処理域に送り出し,巻取り
時に施す撚が伝播しないようにして供給糸条群を混繊,
交絡させた後,交絡数より少ない実撚を加えながら巻取
ることを特徴とする複合交絡糸の製造方法を要旨とする
ものである。
【0009】以下,本発明について詳細に説明する。通
常,交絡処理は,糸長差の有無にかかわらず,2本以上
の糸条を混繊するに際して,その混繊形態を保持し,か
つ工程通過性を向上させるために不可欠な要素ではある
が,過度の交絡付与は複合糸の特性を消失させ,また,
少ない交絡付与では,ループやたるみの発生により十分
な糸長差の複合糸が得難いという欠陥を有している。さ
らに,後工程で受ける張力や熱収縮力でその交絡が解か
れやすく,結果として糸条の長手方向に均一な交絡を形
成することが困難であり,品質面からも好ましくない問
題を有している。
常,交絡処理は,糸長差の有無にかかわらず,2本以上
の糸条を混繊するに際して,その混繊形態を保持し,か
つ工程通過性を向上させるために不可欠な要素ではある
が,過度の交絡付与は複合糸の特性を消失させ,また,
少ない交絡付与では,ループやたるみの発生により十分
な糸長差の複合糸が得難いという欠陥を有している。さ
らに,後工程で受ける張力や熱収縮力でその交絡が解か
れやすく,結果として糸条の長手方向に均一な交絡を形
成することが困難であり,品質面からも好ましくない問
題を有している。
【0010】本発明では,このような交絡付与の欠点を
解消するために,糸道の上流及び下流側がローラで仕切
られた処理域で供給糸条群を混繊, 交絡させた後, 撚を
交絡処理域に伝播させることなく交絡数より少ない実撚
を加えながら巻取ることにより,糸条の長手方向にほぼ
均一に付加される実撚で糸長差の大きい複合糸に発生し
やすいループやたるみを抑え,後工程で交絡が消滅して
複合糸が不均一となることを防止するとともに,工程通
過性にも優れた複合交絡糸を製造することができるもの
である。
解消するために,糸道の上流及び下流側がローラで仕切
られた処理域で供給糸条群を混繊, 交絡させた後, 撚を
交絡処理域に伝播させることなく交絡数より少ない実撚
を加えながら巻取ることにより,糸条の長手方向にほぼ
均一に付加される実撚で糸長差の大きい複合糸に発生し
やすいループやたるみを抑え,後工程で交絡が消滅して
複合糸が不均一となることを防止するとともに,工程通
過性にも優れた複合交絡糸を製造することができるもの
である。
【0011】本発明において重要な点は,巻取り時に施
す撚が伝播しないようにして供給糸条群を混繊,交絡さ
せた後,交絡数より少ない実撚を加えながら巻取ること
である。このため,第1に,交絡処理域が撚の伝播によ
る影響を受けず,供給糸条は完全に張力管理され,安定
した状態で混繊,交絡処理が施されるので,長手方向に
均一に混繊,交絡させることができる。第2に,混繊,
交絡された複合糸は,交絡処理域を通過直後に実撚が付
与されるので,混繊,交絡後の複合糸はしごかれること
なく,構成糸条間に糸長差が存在していても,比較的安
定した状態で実撚が付与されるのである。実撚の付与法
としては,例えばリング撚糸捲取機構を採用すればよ
い。第3に,実撚付与法としてリング撚糸捲取機構によ
るパーン捲きを採用すれば,高速で,かつ捲姿の安定し
た品位の複合交絡糸を得ることができる。
す撚が伝播しないようにして供給糸条群を混繊,交絡さ
せた後,交絡数より少ない実撚を加えながら巻取ること
である。このため,第1に,交絡処理域が撚の伝播によ
る影響を受けず,供給糸条は完全に張力管理され,安定
した状態で混繊,交絡処理が施されるので,長手方向に
均一に混繊,交絡させることができる。第2に,混繊,
交絡された複合糸は,交絡処理域を通過直後に実撚が付
与されるので,混繊,交絡後の複合糸はしごかれること
なく,構成糸条間に糸長差が存在していても,比較的安
定した状態で実撚が付与されるのである。実撚の付与法
としては,例えばリング撚糸捲取機構を採用すればよ
い。第3に,実撚付与法としてリング撚糸捲取機構によ
るパーン捲きを採用すれば,高速で,かつ捲姿の安定し
た品位の複合交絡糸を得ることができる。
【0012】本発明において,混繊,交絡された複合糸
に加える実撚数を,交絡数より少なくする理由は次のと
おりである。
に加える実撚数を,交絡数より少なくする理由は次のと
おりである。
【0013】構成糸条間に所定の糸長差があり,かつ混
繊,交絡によって拘束力の強い交絡部と弱い開繊部が糸
条の長手方向に交互に存在する芯鞘構造の複合糸におい
て,構成糸条の複合効果を十分に発揮させるためには,
交絡部と開繊部の比率が重要な要素となる。前記したよ
うに,過度の交絡は交絡部の比率を高め,目的とする複
合糸の特性を消失させる。また,少ない交絡は開繊部の
たるみやループの発生を促し,十分な糸長差のある複合
糸を得ることができない。通常,複合効果は交絡数を基
準として判断され,好ましい交絡数は,目標とする複合
糸によっても異なるが,30〜 100個/mが一般的であ
り,特に40〜70個/mが最も複合効果を発揮させるうえ
で好ましいとされている。この程度の交絡数で複合糸を
構成する糸条間に付与できる糸長差は,通常10%が限界
とされており,それを超えると,混繊,交絡によって得
られる複合糸からループやたるみが突出し,後工程での
工程通過性に著しい障害を生じるとともに,最終製品に
おいても,ループやたるみが品質を低下させる原因とな
る。
繊,交絡によって拘束力の強い交絡部と弱い開繊部が糸
条の長手方向に交互に存在する芯鞘構造の複合糸におい
て,構成糸条の複合効果を十分に発揮させるためには,
交絡部と開繊部の比率が重要な要素となる。前記したよ
うに,過度の交絡は交絡部の比率を高め,目的とする複
合糸の特性を消失させる。また,少ない交絡は開繊部の
たるみやループの発生を促し,十分な糸長差のある複合
糸を得ることができない。通常,複合効果は交絡数を基
準として判断され,好ましい交絡数は,目標とする複合
糸によっても異なるが,30〜 100個/mが一般的であ
り,特に40〜70個/mが最も複合効果を発揮させるうえ
で好ましいとされている。この程度の交絡数で複合糸を
構成する糸条間に付与できる糸長差は,通常10%が限界
とされており,それを超えると,混繊,交絡によって得
られる複合糸からループやたるみが突出し,後工程での
工程通過性に著しい障害を生じるとともに,最終製品に
おいても,ループやたるみが品質を低下させる原因とな
る。
【0014】この課題を解決するため,本発明では,複
合糸の交絡数より少ない実撚を,交絡処理に引き続いて
付与することにより,高糸長差の複合交絡糸を得ようと
するものであり,従来無理とされていた10%を超える最
大20%までの糸長差を与えることにより,各糸条のもつ
特徴を最大に発揮できる,より好適な芯鞘構造を有する
複合交絡糸を製造することが可能である。本発明におけ
る重要な点は,複合交絡糸を製造するにあたり,交絡と
実撚の特性をうまく組み合わせて活用したことである。
引き揃え合撚によって得られる実撚部は,交絡部と同様
に拘束力を有するが,過度の実撚は,工程通過性を向上
させる反面,複合効果を消失させる。逆に,実撚が少な
い場合は,糸条群の拘束力が低下するため,糸条間に糸
長差をつけると,ガイド等のしごきによってネツプが生
じ,品質低下をもたらす。このように,交絡と実撚は比
較的類似の効果と欠点を有しているが,本発明者らは,
この両者をうまくかみ合わせることにより,お互いの欠
点をカバーし,複合効果が最大に導き出される条件があ
ることを見出したのである。
合糸の交絡数より少ない実撚を,交絡処理に引き続いて
付与することにより,高糸長差の複合交絡糸を得ようと
するものであり,従来無理とされていた10%を超える最
大20%までの糸長差を与えることにより,各糸条のもつ
特徴を最大に発揮できる,より好適な芯鞘構造を有する
複合交絡糸を製造することが可能である。本発明におけ
る重要な点は,複合交絡糸を製造するにあたり,交絡と
実撚の特性をうまく組み合わせて活用したことである。
引き揃え合撚によって得られる実撚部は,交絡部と同様
に拘束力を有するが,過度の実撚は,工程通過性を向上
させる反面,複合効果を消失させる。逆に,実撚が少な
い場合は,糸条群の拘束力が低下するため,糸条間に糸
長差をつけると,ガイド等のしごきによってネツプが生
じ,品質低下をもたらす。このように,交絡と実撚は比
較的類似の効果と欠点を有しているが,本発明者らは,
この両者をうまくかみ合わせることにより,お互いの欠
点をカバーし,複合効果が最大に導き出される条件があ
ることを見出したのである。
【0015】すなわち,本発明では,交絡効果の欠点を
解消するために,交絡処理後,適度の実撚を交絡に連続
した工程で付与することにより,糸条の長手方向にほぼ
均一に付加される実撚効果で糸長差の大きい複合糸にみ
られるループやたるみを抑え,後工程での交絡の消滅に
よる複合糸の不均一化を防止するとともに,工程通過性
をも向上した複合交絡糸を得ることができるのである。
本発明を要約すれば,混繊,交絡によって糸長差を十分
に付与し,発生したループやたるみを実撚によって抑え
ようとするものである。
解消するために,交絡処理後,適度の実撚を交絡に連続
した工程で付与することにより,糸条の長手方向にほぼ
均一に付加される実撚効果で糸長差の大きい複合糸にみ
られるループやたるみを抑え,後工程での交絡の消滅に
よる複合糸の不均一化を防止するとともに,工程通過性
をも向上した複合交絡糸を得ることができるのである。
本発明を要約すれば,混繊,交絡によって糸長差を十分
に付与し,発生したループやたるみを実撚によって抑え
ようとするものである。
【0016】本発明者らは鋭意研究の結果,実撚数が交
絡数を超えると,糸条長手方向に占める拘束部の比率が
高くなり,糸長差の効果や複合化の効果が著しく減少
し,好ましくないことを見出した。好ましい実撚数は,
交絡数の1/2〜1/3程度である。
絡数を超えると,糸条長手方向に占める拘束部の比率が
高くなり,糸長差の効果や複合化の効果が著しく減少
し,好ましくないことを見出した。好ましい実撚数は,
交絡数の1/2〜1/3程度である。
【0017】なお,本発明においても,糸長差が20%を
超えると,より大きなループやたるみの発生により前述
した効果は少なくなるので,糸長差は20%以下,特に15
%以下が好ましい。また,糸長差が少なくなると,ルー
プやたるみが少なくなり,実撚による集束効果が乏しく
なるため,糸長差が1%以上となるように糸条を交絡処
理域に供給するのが好ましい。
超えると,より大きなループやたるみの発生により前述
した効果は少なくなるので,糸長差は20%以下,特に15
%以下が好ましい。また,糸長差が少なくなると,ルー
プやたるみが少なくなり,実撚による集束効果が乏しく
なるため,糸長差が1%以上となるように糸条を交絡処
理域に供給するのが好ましい。
【0018】また,本発明において,供給糸となる糸条
としては,混繊,交絡が良好な点から,実質的に実撚を
有しないか,もしくは30T/M以下の少ない実撚を有す
るマルチフイラメント糸条が好ましい。
としては,混繊,交絡が良好な点から,実質的に実撚を
有しないか,もしくは30T/M以下の少ない実撚を有す
るマルチフイラメント糸条が好ましい。
【0019】本発明を実施するために使用する装置とし
ては,例えば図1で示したように,少なくとも2本の供
給糸をそれぞれ所定の速度で送り出す複数のフイードロ
ーラ1,2と,複数の供給糸に混繊,交絡処理を施す交
絡ノズル3,交絡処理後の複合糸を加撚ゾーンへ送り出
すデリベリローラ4及びリング撚糸等の撚糸機構付の捲
取部5を有するものが必要である。
ては,例えば図1で示したように,少なくとも2本の供
給糸をそれぞれ所定の速度で送り出す複数のフイードロ
ーラ1,2と,複数の供給糸に混繊,交絡処理を施す交
絡ノズル3,交絡処理後の複合糸を加撚ゾーンへ送り出
すデリベリローラ4及びリング撚糸等の撚糸機構付の捲
取部5を有するものが必要である。
【0020】上記の装置を用い,2本の糸条を,フイー
ドローラ1,2の速度を異ならせて供給糸間に糸長差を
付与しつつ交絡ノズル3に供給し,巻取り時に付与する
実撚に影響さることなく混繊,交絡を付与した後,デリ
ベリローラ4を経てリング撚糸機構付の捲取部5で交絡
数より少ない実撚を付与しながら巻き取ることにより,
本発明の目的とする複合交絡糸を製造することが可能と
なる。
ドローラ1,2の速度を異ならせて供給糸間に糸長差を
付与しつつ交絡ノズル3に供給し,巻取り時に付与する
実撚に影響さることなく混繊,交絡を付与した後,デリ
ベリローラ4を経てリング撚糸機構付の捲取部5で交絡
数より少ない実撚を付与しながら巻き取ることにより,
本発明の目的とする複合交絡糸を製造することが可能と
なる。
【0021】
【実施例】次に,本発明を実施例により具体的に説明す
る。 実施例1〜3,比較例1 図1に示した装置を用い,フイードローラ1に30d/12f
のポリエチレンテレフタレートフイラメントAを, フイ
ードローラ2に55d/168fのポリエチレンテレフタレート
フイラメントBを供給した。その際,糸条Bが鞘糸にな
るように糸条Aより送り出し量を15%大きくし,空気圧
力3kg/cm2 の交絡ノズル3で混繊,交絡処理を施した
後,デリベリローラ4通過後の複合糸にリング撚糸機構
付の捲取部5で実撚を加えながら巻取り,複合交絡糸を
得た。
る。 実施例1〜3,比較例1 図1に示した装置を用い,フイードローラ1に30d/12f
のポリエチレンテレフタレートフイラメントAを, フイ
ードローラ2に55d/168fのポリエチレンテレフタレート
フイラメントBを供給した。その際,糸条Bが鞘糸にな
るように糸条Aより送り出し量を15%大きくし,空気圧
力3kg/cm2 の交絡ノズル3で混繊,交絡処理を施した
後,デリベリローラ4通過後の複合糸にリング撚糸機構
付の捲取部5で実撚を加えながら巻取り,複合交絡糸を
得た。
【0022】得られた複合交絡糸を経糸及び緯糸に用い
て製織し,最終染色仕上げ工程を経て織物を得た。得ら
れた複合交絡糸及び織物の性状を表1に示す。
て製織し,最終染色仕上げ工程を経て織物を得た。得ら
れた複合交絡糸及び織物の性状を表1に示す。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように,実撚数が交絡数
を超える80T/Mのもの(比較例1)は,撚数が多過ぎ
るため,芯鞘構造の複合糸としての形態が損なわれ,布
帛に複合糸の特徴を発揮できないものであった。
を超える80T/Mのもの(比較例1)は,撚数が多過ぎ
るため,芯鞘構造の複合糸としての形態が損なわれ,布
帛に複合糸の特徴を発揮できないものであった。
【0025】一方,実撚数が交絡数より少ない実施例1
〜3からのものは,いずれも複合糸としての形態もよ
く,布帛に複合糸の特徴がよく発揮されたものであっ
た。その中で,実撚数が交絡数の1/2を超える50T/
Mのもの(実施例3)は,実施例2からのものより布帛
の外観がやや低下したものであった。逆に,実撚数が交
絡数の1/3より少ない12T/Mのもの(実施例1)
は,ループやたるみが実施例2からのものよりやや大き
いものであった。
〜3からのものは,いずれも複合糸としての形態もよ
く,布帛に複合糸の特徴がよく発揮されたものであっ
た。その中で,実撚数が交絡数の1/2を超える50T/
Mのもの(実施例3)は,実施例2からのものより布帛
の外観がやや低下したものであった。逆に,実撚数が交
絡数の1/3より少ない12T/Mのもの(実施例1)
は,ループやたるみが実施例2からのものよりやや大き
いものであった。
【0026】
【発明の効果】以上のように,本発明は,混繊,交絡処
理と交絡数より少ない実撚の付加をそれぞれ独立した区
域で,かつ連続的に行うので,本発明によれば,交絡の
保持とループやたるみの抑制を効果的に行うことが可能
であり,その効果として,糸長差を十分に持ち,かつ品
位に優れた芯鞘構造の複合交絡糸を安定して製造するこ
とができるものである。
理と交絡数より少ない実撚の付加をそれぞれ独立した区
域で,かつ連続的に行うので,本発明によれば,交絡の
保持とループやたるみの抑制を効果的に行うことが可能
であり,その効果として,糸長差を十分に持ち,かつ品
位に優れた芯鞘構造の複合交絡糸を安定して製造するこ
とができるものである。
【図1】本発明の複合交絡糸の製造方法に使用する装置
の概略工程図である。
の概略工程図である。
1,2 フイードローラ 3 交絡ノズル 4 デリベリローラ 5 リング撚糸機構付の捲取部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI D02J 1/00 D02J 1/00 M (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D02G 3/22 D02G 3/04 D02G 3/26 D02G 3/36 D02J 1/00 Fタームテーマコード4L036
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも2本の糸条を異なる速度で交
絡処理域に送り出し,巻取り時に施す撚が伝播しないよ
うにして供給糸条群を混繊,交絡させた後,交絡数より
少ない実撚を加えながら巻取ることを特徴とする複合交
絡糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202495A JP2960802B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 複合交絡糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3202495A JP2960802B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 複合交絡糸の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525730A JPH0525730A (ja) | 1993-02-02 |
| JP2960802B2 true JP2960802B2 (ja) | 1999-10-12 |
Family
ID=16458440
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3202495A Expired - Fee Related JP2960802B2 (ja) | 1991-07-16 | 1991-07-16 | 複合交絡糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2960802B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5275587B2 (ja) * | 2007-06-28 | 2013-08-28 | 帝人株式会社 | 極細二層構造糸及びそれからなるワイピングクロス |
-
1991
- 1991-07-16 JP JP3202495A patent/JP2960802B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0525730A (ja) | 1993-02-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0525730A (ja) | 複合交絡糸の製造方法 | |
| JP2960753B2 (ja) | 複合交絡糸の製造方法 | |
| JP2951867B2 (ja) | 複合嵩高糸 | |
| JPS6142011B2 (ja) | ||
| JPS6327458B2 (ja) | ||
| JPH02145826A (ja) | カサ高毛羽系の製造方法 | |
| JP2878751B2 (ja) | フアンシーヤーンの製造方法 | |
| JPS63270826A (ja) | カスリ調融着複合糸およびその製造方法 | |
| JP2621951B2 (ja) | 毛羽糸 | |
| JP2621973B2 (ja) | 毛羽糸の製造方法 | |
| JP2833622B2 (ja) | カスリ調複合加工糸およびその製造方法 | |
| JPS61146830A (ja) | スパンライク様2層構造毛羽糸の製造法 | |
| JP2971078B2 (ja) | 部分嵩高糸の製造方法 | |
| JP3105976B2 (ja) | 捲縮斑を有するポリエステル複合仮撚糸及びその製造方法 | |
| JP3137681B2 (ja) | 繊維束の牽切方法 | |
| JP3464729B2 (ja) | 強撚糸調仮撚加工糸及びその製造方法 | |
| JPS6022091B2 (ja) | 嵩高性捲縮毛羽糸の製造法 | |
| JPH108341A (ja) | 複合意匠糸及びその製造方法 | |
| JPS6111335B2 (ja) | ||
| JPH1181080A (ja) | ストレッチ性を有するスパンライク糸およびその製造方法 | |
| JP3232662B2 (ja) | スパン調太さムラを有する複合仮撚糸の製造方法 | |
| JPH0525729A (ja) | 複合交絡糸 | |
| JPS6327459B2 (ja) | ||
| JPS5836232A (ja) | 複合結束糸およびその製造方法 | |
| JPS6028532A (ja) | 自己撚糸の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |