JP2968314B2 - チタン含有高銀品位硬質銀合金 - Google Patents
チタン含有高銀品位硬質銀合金Info
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- JP2968314B2 JP2968314B2 JP15857790A JP15857790A JP2968314B2 JP 2968314 B2 JP2968314 B2 JP 2968314B2 JP 15857790 A JP15857790 A JP 15857790A JP 15857790 A JP15857790 A JP 15857790A JP 2968314 B2 JP2968314 B2 JP 2968314B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、銀合金の組成技術の分野に属する。
〈発明の概要〉 この出願の発明は、高銀品位の硬質銀合金に関する発
明であり、特に、重量配合比が銅0.01%〜1.0%,ニッ
ケル0.01%〜1.0%,チタン0.01%〜1.0%、そして、更
にゲルマニウム0.01%〜1.0%,残銀97%以上の組成の
チタン含有高銀品位硬質銀合金に係る発明である。
明であり、特に、重量配合比が銅0.01%〜1.0%,ニッ
ケル0.01%〜1.0%,チタン0.01%〜1.0%、そして、更
にゲルマニウム0.01%〜1.0%,残銀97%以上の組成の
チタン含有高銀品位硬質銀合金に係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、銀は、目視するに美麗な所謂銀白色を呈
する色調や製品化する際の良好な加工性等の優れた点か
ら貨幣や、各種の銀器や,装身具等に広く使用されてい
る。
する色調や製品化する際の良好な加工性等の優れた点か
ら貨幣や、各種の銀器や,装身具等に広く使用されてい
る。
而して、その物理的特性として電気抵抗が低く、熱伝
導性が高く、又、化学的特性として耐酸化性に優れてい
ること等のメリットの点から電気接点等の各種分野に於
ける工業的利用も多いものである。
導性が高く、又、化学的特性として耐酸化性に優れてい
ること等のメリットの点から電気接点等の各種分野に於
ける工業的利用も多いものである。
特に、貨幣,銀器,装身具等は所謂ロストワックス法
や機械加工手段により作られ、その素材材料として高銀
品位銀合金が広く用いられている。
や機械加工手段により作られ、その素材材料として高銀
品位銀合金が広く用いられている。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、該種在来態様の高銀品位銀合金は硬度
が極めて低いことによる加工硬化性が悪いばかりか、経
時的に軟化がし易く、更には、結晶が粗大であり、加工
中に損傷が生じたり、製品の使用中に微小傷からの摩耗
が生ずることがある等の欠点があった。
が極めて低いことによる加工硬化性が悪いばかりか、経
時的に軟化がし易く、更には、結晶が粗大であり、加工
中に損傷が生じたり、製品の使用中に微小傷からの摩耗
が生ずることがある等の欠点があった。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づく、素材
材料としての高銀品位銀合金の問題点を解決すべき技術
的課題とし、加工硬化性、折出硬化性が良く、経時的に
軟化が生ぜず、そのうえ、溶解鋳造性が良いようにし装
身具等の身飾品類のみならず、工業的にも広く利用出来
るようにして、金属製品産業における加工技術利用分野
に益する優れたチタン含有高銀品位硬質銀合金を提供せ
んとするものである。
材料としての高銀品位銀合金の問題点を解決すべき技術
的課題とし、加工硬化性、折出硬化性が良く、経時的に
軟化が生ぜず、そのうえ、溶解鋳造性が良いようにし装
身具等の身飾品類のみならず、工業的にも広く利用出来
るようにして、金属製品産業における加工技術利用分野
に益する優れたチタン含有高銀品位硬質銀合金を提供せ
んとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの
出願の発明の構成は前述課題を解決するために、重量比
において、銅,ニッケル,チタンの各々を重量比で0.01
%〜1.0%、更にゲルマニウムを重量比で0.01%〜1.0%
とし、残銀97%以上とする高銀品位硬質銀合金とし、ロ
ストワックス法や機械加工手段が良好に行え、良好な加
工硬化性,析出硬化性が良く、溶解鋳造性に優れ、結晶
微細化にプラスし、経時的軟化が生じないようにし、最
終製品の使用中における損耗等も生じないようにした技
術的手段を講じたものである。
出願の発明の構成は前述課題を解決するために、重量比
において、銅,ニッケル,チタンの各々を重量比で0.01
%〜1.0%、更にゲルマニウムを重量比で0.01%〜1.0%
とし、残銀97%以上とする高銀品位硬質銀合金とし、ロ
ストワックス法や機械加工手段が良好に行え、良好な加
工硬化性,析出硬化性が良く、溶解鋳造性に優れ、結晶
微細化にプラスし、経時的軟化が生じないようにし、最
終製品の使用中における損耗等も生じないようにした技
術的手段を講じたものである。
〈発明の原理的背景〉 而して、先述特許請求の範囲の構成における各添加元
素の重量配合比についての限定理由を定性的,定量的に
実験に基づいて説明すれば次の通りである。
素の重量配合比についての限定理由を定性的,定量的に
実験に基づいて説明すれば次の通りである。
先ず、銅については、結晶の粗大化を防止し、更に、
析出硬化によって硬度を増すための機能保持が必要であ
るのみならず、加工硬化性を高める機能のために必要で
あり、0.01%未満の添加では充分にこれら機能が得られ
ず、又、1.0%以上になるとこれら機能が損われること
が確認され、したがって、0.01%〜1.0%を最適重量配
合比の範囲としたものである。
析出硬化によって硬度を増すための機能保持が必要であ
るのみならず、加工硬化性を高める機能のために必要で
あり、0.01%未満の添加では充分にこれら機能が得られ
ず、又、1.0%以上になるとこれら機能が損われること
が確認され、したがって、0.01%〜1.0%を最適重量配
合比の範囲としたものである。
次に、ニッケルについては、結晶を微細化して鋳造
材、及び、軟化処理材の硬度を高めるために有効であ
り、0.01%未満ではその効果がほとんど期待出来ず、
又、1.0%より多くなると溶解鋳造性が劣化することが
分ったことから、0.01%〜1.0%をその望ましい重量配
合比の範囲としたものである。
材、及び、軟化処理材の硬度を高めるために有効であ
り、0.01%未満ではその効果がほとんど期待出来ず、
又、1.0%より多くなると溶解鋳造性が劣化することが
分ったことから、0.01%〜1.0%をその望ましい重量配
合比の範囲としたものである。
又、チタンについては、加工硬化性,析出硬化性をよ
り助長するために極めて有効に作用するものであり、0.
01%未満の添加では実用上の効果が無く、又、1.0%を
越えると加工性、更には、溶解鋳造性が劣ることを実験
により確認され、そのために最適な添加範囲を重量配合
比において0.01%〜1.0%としたものである。
り助長するために極めて有効に作用するものであり、0.
01%未満の添加では実用上の効果が無く、又、1.0%を
越えると加工性、更には、溶解鋳造性が劣ることを実験
により確認され、そのために最適な添加範囲を重量配合
比において0.01%〜1.0%としたものである。
最後に、ゲルマニウムについては、低加工率時の加工
硬化性に極めて有効に働くばかりか、溶解鋳造性を良好
にするためにも必要であるものであり、その従量配合比
が0.01%より少ない場合はみるべき効果がなく、逆に1.
0%を越すと結晶の微細化を抑制する不具合が生ずるこ
とが確かめられ、そのため、最適な重量配合比の範囲を
0.01%〜1.0%としたものである。
硬化性に極めて有効に働くばかりか、溶解鋳造性を良好
にするためにも必要であるものであり、その従量配合比
が0.01%より少ない場合はみるべき効果がなく、逆に1.
0%を越すと結晶の微細化を抑制する不具合が生ずるこ
とが確かめられ、そのため、最適な重量配合比の範囲を
0.01%〜1.0%としたものである。
次に、この出願の発明の実施例を化学成分と成分配合
比を重量比で公知例と併せて示せば、第1表の通りであ
る。
比を重量比で公知例と併せて示せば、第1表の通りであ
る。
尚、上記公知例の合金は、JISH 2141の銀地金であ
る。
る。
上記第1表の実施例の第1〜7の各試料、及び、第8
の公知例試料については、各素材を各々当業者に周知の
高周波加熱溶解炉を使用して溶解し、t10×w50×L150mm
の形状に鋳造した後、冷間圧延ロールにてt5mmの所定形
状に圧延し、次に、上述の如くして得た各実施例試料、
及び、公知例試料を次の如く処理して硬さ測定用試片と
し、硬さ測定をした。
の公知例試料については、各素材を各々当業者に周知の
高周波加熱溶解炉を使用して溶解し、t10×w50×L150mm
の形状に鋳造した後、冷間圧延ロールにてt5mmの所定形
状に圧延し、次に、上述の如くして得た各実施例試料、
及び、公知例試料を次の如く処理して硬さ測定用試片と
し、硬さ測定をした。
〈硬さ測定用試片〉 (1)t5mmの所定形状の圧延材を700℃の電気炉中で60
分間保持した後水中で急冷した軟化処理材の試片。
分間保持した後水中で急冷した軟化処理材の試片。
(2)軟化処理材をt4.5mmまで圧延加工した10%加工材
の試片。
の試片。
(3)軟化処理材をt0.5mmまで圧延加工した90%加工材
の試片。
の試片。
〈硬さ測定方法〉 マイクロビッカース硬度計を用い、荷重100g、荷重保
持時間30秒で上述各試片の硬さ測定を行った。
持時間30秒で上述各試片の硬さ測定を行った。
〈経時的軟化の有無測定方法〉 上記(1),(2),(3)の各試料試片を37℃の恒
温室中で50日間保持し、その硬さの変化を調べた。
温室中で50日間保持し、その硬さの変化を調べた。
そして、その硬さ測定結果を次の第2表に示す。
上記第2表に示された硬さ測定結果から明白なよう
に、この出願の発明の高銀品位硬質銀合金は、従来の合
金に比べて硬度が著るしく向上し、しかも、経時軟化が
生じないという良好な特性を具備することが分る。
に、この出願の発明の高銀品位硬質銀合金は、従来の合
金に比べて硬度が著るしく向上し、しかも、経時軟化が
生じないという良好な特性を具備することが分る。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、高銀品位硬質銀合金
の持つ本来的な優れた特性を失うことなく硬さを向上出
来、しかも、加工硬化された材料は全く経時的軟化を生
じないばかりでなく、複雑な成分配合比であるにもかか
わらず、溶解鋳造性が良く、加工硬化性や折出硬化性も
良いことから、鋳造材としての利用も著しく容易とな
り、又、結晶微細化が促進されて加工中の損傷や使用中
の摩耗を防止出来、したがって、この出願の発明はの高
銀品位硬質銀合金は貨幣、銀器、装身具材としての利用
は勿論のこと、電気接点等の工業的利用も有意に出来る
という優れた効果がある。
の持つ本来的な優れた特性を失うことなく硬さを向上出
来、しかも、加工硬化された材料は全く経時的軟化を生
じないばかりでなく、複雑な成分配合比であるにもかか
わらず、溶解鋳造性が良く、加工硬化性や折出硬化性も
良いことから、鋳造材としての利用も著しく容易とな
り、又、結晶微細化が促進されて加工中の損傷や使用中
の摩耗を防止出来、したがって、この出願の発明はの高
銀品位硬質銀合金は貨幣、銀器、装身具材としての利用
は勿論のこと、電気接点等の工業的利用も有意に出来る
という優れた効果がある。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C22C 5/06 - 5/10
Claims (1)
- 【請求項1】重量配合比で銅が0.01%〜1.0%,ニッケ
ルが0.01%〜1.0%,チタンが0.01%〜1.0%,ゲルマニ
ウムが0.01%〜1.0%,残97%以上の銀より成り、良好
な加工硬化性,析出硬化性,溶解鋳造性を有し、結晶微
細化に、プラスし、経時的軟化が生じないようにされて
いることを特徴とするチタン含有高銀品位硬質銀合金。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15857790A JP2968314B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | チタン含有高銀品位硬質銀合金 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15857790A JP2968314B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | チタン含有高銀品位硬質銀合金 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0452238A JPH0452238A (ja) | 1992-02-20 |
| JP2968314B2 true JP2968314B2 (ja) | 1999-10-25 |
Family
ID=15674731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15857790A Expired - Fee Related JP2968314B2 (ja) | 1990-06-19 | 1990-06-19 | チタン含有高銀品位硬質銀合金 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2968314B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6406664B1 (en) * | 1999-08-16 | 2002-06-18 | Lawrence H. Diamond | Silver germanium alloy |
-
1990
- 1990-06-19 JP JP15857790A patent/JP2968314B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0452238A (ja) | 1992-02-20 |
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