JP2972088B2 - 金属板の切板の包装方法ならびにその切板の積み重ねに供するスキッド板 - Google Patents

金属板の切板の包装方法ならびにその切板の積み重ねに供するスキッド板

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JP2972088B2
JP2972088B2 JP6207935A JP20793594A JP2972088B2 JP 2972088 B2 JP2972088 B2 JP 2972088B2 JP 6207935 A JP6207935 A JP 6207935A JP 20793594 A JP20793594 A JP 20793594A JP 2972088 B2 JP2972088 B2 JP 2972088B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は金属板の切板の包装方
法ならびにその金属板の切板の積み重ねに供せられるス
キッド板に係り、詳しくは、金属板の切板をスキッド板
上に積み重ねてスキッド板とともに包装する際に、この
包装材として熱収縮性フィルムを利用し作業性よく包装
し、併せて、高度な気密性が保持されて湿気による錆な
どが発生することのない包装方法ならびにそれに供せら
れるスキッド板に係る。
【0002】
【従来の技術】 金属製品のうち、鋼板などの金属板の
切板はスキッド板上に積み重ねて一つのロットとし、こ
のロット側面に防錆紙を巻く一方、この防錆紙をスキッ
ド板にテーピングすることにより、包装し、内容物の切
板のロットの密閉性を保った状態で市場などに送り出し
ている。
【0003】この包装方法を大別すると、次の2つの方
法に分けられる。
【0004】まず、その一つの方法は、特開昭50−1
46478号公報、特開昭50−146479号公報に
記載される方法である。この方法は、ポリエチレンその
他の熱収縮性フィルムが加熱高温状態で収縮するところ
を利用して包装する方法である。したがって、金属板な
どの切板をスキッド板上に積み重ね、これらを熱収縮性
フィルムで包み加熱処理する。
【0005】すなわち、図3は熱収縮性フィルムを用い
た包装方法の一例を示す。図3に示すように、金属板な
どの切板3を積み重ね、このロットを熱収縮性フィルム
4で包装し、その後、加熱処理してフィルムを収縮して
包装される。
【0006】 この方法は、後記の次の方法に較べる
と、明らかな通り、包装時の手数がほとんどかからず、
作業性が向上する。しかし、気密性の方からみると、後
記の次の方法に比較して相当劣り、防錆不足などによる
品質の劣化などで問題がある。
【0007】これに対し、次の方法は図4ならびに図5
に示す手作業による包装方法である。
【0008】この方法は、図4ならびに図5に示すよう
に、スキッド板7の上に金属板などの切板3を積み重
ね、この積み重ねたロットの側面に防錆紙5を巻く。そ
の後、この巻かれた防錆紙5において、防錆紙5相互間
をテ−プ6aでテ−ピングする一方、防錆紙5とスキッ
ド板7の間もテ−プ6bでテ−ピングする。
【0009】しかし、次の方法は、気密性が高いという
利点もあるが、先の方法と比較すると明らかなように、
全てが手作業で行なわれるため、作業性が大巾に劣る。
作業性、なかでも、包装時のテ−プ貼り、開梱時のテ−
プはがしなどに問題があり、この改善が望まれている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記欠点の
解決を目的とし、具体的には、スキッド板上に積み重ね
られた金属板の切板を熱収縮性のフィルムを用いて包装
するのにも拘らず、良好な気密性も保持できる包装方法
ならびにそれに供するスキッド板を提案する。
【0011】すなわち、上記の通り、切板を積み重ねた
ロットの側面に防錆紙を巻き、防錆紙と防錆紙および防
錆紙とスキッド板との間にテ−プでテ−ピングしたとき
には、内容物への気密性を保つことができるが、作業性
(例えば、テ−プ貼りや、開梱時のテ−プはがし)に問
題がある。
【0012】これに対し、ロットなどを熱収縮性のフィ
ルムで包んで加熱処理する包装方法であると、容易に包
装できるが、気密性が劣る。とくに、フィルム収縮時の
熱収縮性フィルムとロットとの密着性が劣り、湿気によ
る錆が発生する。
【0013】本発明は、熱収縮性フィルムを利用した包
装であるが、前記課題を解決したものを提供する。
【0014】
【課題を解決するための手段】 すなわち、本発明方法
は金属板の切板が積み重ねられるスキッド板の側面の全
周にわたり外周溝を形成しておき、このスキッド板上に
切板を積み重ねてから、この積み重ねられた切板に熱収
縮性フィルムを、その端部がスキッド板の外周溝に達す
るようにかぶせ、その後、加熱することにより、熱収縮
性フィルムを熱収縮させて、熱収縮性フィルムを積み重
ねた切板の外周に密着させる一方、熱収縮性フィルムの
端部をスキッド板の側面の外周溝中に入り込ませて密着
させることを特徴とする。
【0015】 この金属板の切板を積み重ねるべきスキ
ッド板は、金属板の切板が積み重ねられるスキッド板で
あって、このスキッド板の側面の全周にわたって、積み
重ねられた切板をおおう熱収縮性フィルムの端部が入り
込んで密着固定される外周溝を設けて成ることを特徴と
する。そこで、これらの手段ならびにその作用について
図面によって更に具体的に説明する。
【0016】まず、図1は本発明方法で鋼板などの切板
を重ね合わせたロットの包装方法の一例の説明図であ
り、図2は図1で示す包装体の断面図である。
【0017】図1ならびに図2において、3は金属板な
どの切板、4は熱収縮性のフィルム、1はスキッド板を
示し、スキッド板1の上に切板3が積み重ねられる。こ
の切板3から成るロットは熱収縮性のフィルム4で包装
し、その後、従来例と同様に加熱する。このように加熱
すると、フィルム4は収縮し、ロットの外周にフィルム
4が密着する。
【0018】このように包装する場合、スキッド板1の
外周に沿って、例えば幅5mm×深さ5mm程度の外周
溝2を形成しておき、この状態で加熱処理すると、包装
のときにフィルム4の端部、なかでも、端縁を外周溝2
内にはめ合わせられる。
【0019】更に詳しく説明すると、外周溝2を介して
フィルム4で包装し、そのときに、ある程度フィルム4
を外周溝2に対してある程度余裕を持たせて包装して
も、加熱時にフィルム4が熱収縮する。このために、フ
ィルム4の端縁は外周溝2の中に入り、フィルム4はス
キッド板1に密着し、気密性が十分に保持できる。
【0020】
【実施例】予め、スキッド板1の外周面に沿って幅5m
m×深さ5mmの外周溝2を形成した。このスキッド板
1の上に切板3を積み重ねてロットとしてから、このロ
ットの外側ならびにスキッド板1の外周の囲りを図1に
示す通り、ポリエチレンのフィルム4で囲んだ。
【0021】このようにスキッド板1上の切板3のロッ
トの外側面などに単にフィルム4を巻いておく状態であ
っても、これを加熱処理すると、フィルム4の上縁は図
1の矢印方向に収縮して折曲る一方、下縁のところは外
周溝2の中にはめ合わされ、図2に示すように、収縮し
て包装された。
【0022】この時、ロット下端付近のフィルム4はス
キッド板1の外周溝2に沿って収縮して入るため、内容
物に対する気密性が増加した。
【0023】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、本発明はスキ
ッド板の側面に外周溝を形成しておき、このスキッド板
上に切板を積み重ねてから、これら切板を熱収縮性フィ
ルムをかぶせてから加熱処理する。このようにすると、
熱収縮性フィルムはこの加熱処理によって収縮し、フィ
ルムの端部はスキッド板の側面の外周溝中にはめ合わせ
て密着固定される。
【0024】したがって、本発明によって切板のロット
を熱収縮性のフィルムで包装したときには、フィルムは
スキッド板の外周溝に沿って収縮するので、気密性が十
分に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法による包装態様の一例の説明図であ
る。
【図2】本発明方法によって加熱処理したのちの包装体
の断面図である。
【図3】防錆紙を用いた従来の包装方法を示す説明図で
ある。
【図4】図3に示すところを上側からみた説明図であ
る。
【図5】熱収縮性のフィルムを用いた包装方法を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 スキッド板 2 外周溝 3 切板 4 熱収縮性のフィルム 5 防錆紙 6a テ−プ 6b テ−プ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 青木 文男 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社 鉄鋼開発・生産本部千葉 製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭53−59590(JP,A) 特開 平1−153431(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B 5B 53/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の切板が積み重ねられるスキッド
    板の側面の全周にわたり外周溝を形成しておき、このス
    キッド板上に前記切板を積み重ねてから、この積み重ね
    られた切板に熱収縮性フィルムを、その端部が前記スキ
    ッド板の外周溝に達するようにかぶせ、その後、加熱す
    ることにより、前記熱収縮性フィルムを熱収縮させて、
    前記熱収縮性フィルムを積み重ねた切板の外周に密着さ
    せる一方、前記熱収縮性フィルムの端部を前記スキッド
    板の側面の外周溝中に入り込ませて密着させることを特
    徴とする金属板の切板の包装方法。
  2. 【請求項2】 金属板の切板が積み重ねられるスキッド
    板であって、このスキッド板の側面の全周にわたって、
    積み重ねられた前記切板をおおう熱収縮性フィルムの端
    部が入り込んで密着固定される外周溝を設けて成ること
    を特徴とする金属板の切板の積み重ねに供せられるスキ
    ッド板。
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