JP2995437B2 - 車両用空調装置のコンプレッサ容量制御装置 - Google Patents

車両用空調装置のコンプレッサ容量制御装置

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JP2995437B2
JP2995437B2 JP4025723A JP2572392A JP2995437B2 JP 2995437 B2 JP2995437 B2 JP 2995437B2 JP 4025723 A JP4025723 A JP 4025723A JP 2572392 A JP2572392 A JP 2572392A JP 2995437 B2 JP2995437 B2 JP 2995437B2
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temperature
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control signal
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、可変容量コンプレッ
サを有する車両用空調装置において、コンプレッサの容
量が変化することによって発生するアイドル時のエンジ
ン回転数のばらつきを抑制するためのコンプレッサ容量
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用空調装置は走行用エンジン
により駆動される方式が採用されており、このために空
調装置の負荷の変動によって走行用エンジンにかかる負
荷が変動するために、特にアイドル時において走行用エ
ンジンの回転数のばらつきが発生していた。
【0003】このアイドル時のエンジン回転数のばらつ
きを抑制するために、特開昭61−135953号公報
に示されるアイドル回転数制御装置は、走行用エンジン
を駆動源とする空調装置にかかる冷房負荷に関連した物
理量を検出する第1のセンサと、該第1のセンサからの
信号を入力し冷房負荷を算出する冷房負荷算出装置と、
該冷房負荷に応じてアイドル回転数を制御する制御装置
によって構成され、第1のセンサによって検出された冷
房負荷に関連した物理量の信号から冷房負荷算出手段に
よって冷房負荷量を演算し、この冷房負荷が大きい場合
にはアイドル回転数を通常より高く設定するものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の引例に
おいては、空調装置の稼動が安定した状態において、第
1のセンサによって検出される値が、例えば熱負荷の変
化やエバポレータ温度分布変化等によって変動するため
に、これに対応して可変容量コンプレッサの負荷が変動
し、このためにエンジンのアイドル回転数を一定に保持
するためには、エンジン制御装置で実行されるプログラ
ムを複雑にしてきめの細かいエンジン制御を行えるよう
にする必要が生じると共に、これに対応させるためにエ
ンジン制御系の構造が複雑になるという問題点があっ
た。また、ディーゼル車のように一定のアイドルアップ
しか行わない車両においては、可変容量コンプレッサの
容量変化におけるエンジン負荷の変動がそのままアイド
ル回転数の変動として現れてしまうという問題点があっ
た。
【0005】このために、この発明は、エンジン負荷と
なるコンプレッサの負荷の変動を抑制することによって
エンジンの低回転運転時のエンジン回転数のばらつきを
抑制する車両用空調装置のコンプレッサ容量制御装置を
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】しかして、この発明を図
1により説明すると、空調ダクト内に冷却手段と加熱手
段から構成される温調手段を有し、前記冷却手段が少な
くともコンプレッサ、コンデンサ、膨張弁、及びエバポ
レータから構成される冷房サイクルであり、このコンプ
レッサが吐出する冷媒量を外部からの制御信号によって
可変することができる容量可変コンプレッサ10である
車両用空調装置において、エバポレータ温度を検出する
エバポレータ温度検出手段100と、車両の車速を検出
する車速検出手段110と、少なくとも前記エバポレー
タ温度検出手段100によって検出されたエバポレータ
温度、環境状態を示す環境信号及び車室内設定温度から
目標エバポレータ温度を演算する目標エバポレータ温度
演算手段120と、前記車速検出手段110によって検
出された車速が所定値以上、若しくは車速が所定値以下
で且つ前記エバポレータ温度検出手段100によって検
出されたエバポレータ温度が前記目標エバポレータ温度
に到達していない時は、前記目標エバポレータ温度と検
出されたエバポレータ温度との差から第1のゲインによ
って前記制御信号を演算すると共に、前記車速が所定値
以下で、且つエバポレータ温度が目標エバポレータ温度
に到達した場合は、前記目標エバポレータ温度と検出さ
れたエバポレータ温度との差から前記第1のゲインより
も小さい第2のゲインによって前記制御信号を演算する
コンプレッサ容量制御信号演算手段130と、このコン
プレッサ容量制御信号演算手段130によって演算され
た制御信号によってコンプレッサ容量を可変するコンプ
レッサ容量制御手段140とを具備することにある。
【0007】
【作用】したがってこの発明においては、エバポレータ
検出手段100によって検出されたエバポレータ温度
が、目標エバポレータ温度演算手段120によって演算
された目標エバポレータ温度に到達しない場合は、第1
のゲインによってコンプレッサ容量制御信号を演算する
と共に、前記エバポレータ温度が前記目標エバポレータ
温度に到達しており、かつ車速検出手段110によって
検出された車速が所定値以下の場合には第1のゲインよ
り小さい第2のゲインによってコンプレッサ容量制御信
号を演算することによって、エバポレータ温度が目標エ
バポレータ温度に到達し、且つエンジンの回転数が低い
場合にはコンプレッサ容量変化が抑制されるためにエン
ジンに対する負荷が抑制され、上記課題が達成できるも
のである。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例について図面により
説明する。
【0009】図2において示される車両用空調装置は、
空調ダクト1の上流に空気吸入ユニット2を有してい
る。この空気吸入ユニット2は、内気導入口3、外気導
入口4、及びこれら内気導入口3と外気導入口4を適宜
開閉する内外気切換ドア(インテークドア)5を有して
おり、このインテークドア5はアクチュエータ6によっ
て駆動されるものである。
【0010】この空気吸入ユニット2の下流には、送風
機7が設けられ、この送風機7の下流には温調手段とし
てのエバポレータ8及びヒータコア9が設けられてい
る。前記エバポレータ8は、走行用エンジン14と電磁
クラッチ15を介して連結される下記する容量可変機構
24を有する可変容量コンプレッサ10、コンデンサ1
1、及びレシーバタンク12と直列に配管結合されて冷
房サイクルを構成している。また、ヒータコア9は走行
用エンジン14から供給される冷却水を熱源とするもの
で、このヒータコア9の上流側には、このヒータコア9
を通過する空気量を調整するためのエアミックスドア1
6が設けられており、このエアミックスドア16はアク
チュエータ17によって駆動するものである。
【0011】空調ダクト1の最下流には、デフ吹出口1
8、ベント吹出口19、フット吹出口20が車室21内
に向かって開口しており、モードドア22a,22b,
22cによって適宜選択されて開口するものであり、モ
ードドア22a,22b,22cはアクチュエータ23
によって駆動するものである。
【0012】以上の構成の車両用空調装置において、イ
ンテークドア5によって選択された内気導入口3又は外
気導入口4から送風機7の駆動によって吸入された内気
又は外気は、エバポレータ8を通過することによって冷
却される。この冷却された空気は、エアミックスドア1
6に開度によってヒータコア9を通過する空気とヒータ
コア9をバイパス(迂回)する空気に分けられる。ヒー
タコア9を通過して加熱された空気とヒータコア9を迂
回した冷却されたままの空気は、ヒータコア9の下流側
で混合されて所望の温度に温調された空気になるもので
ある。この温調された空気は、モードドア22a,22
b,22cによって選択された吹出口18,19,20
から車室21内に吹き出し、車室21を温調するもので
ある。
【0013】可変容量コンプレッサ10は、例えばワブ
ルプレート型のもので、図3にこのワブルプレート型の
例を示してその構成を概説する。
【0014】電磁クラッチ15を介して走行用エンジン
14に連結される駆動軸51はコンプレッサ本体10a
内に挿入され、この駆動軸51にワブルプレート52が
ヒンジボール53を介して結合されている。このワブル
プレート52は、コンプレッサ本体16aに形成された
クランク室54にヒンジボール53を支点として駆動軸
51に対して揺動自在に支持されており、このワブルプ
レート52に連結されたピストン55を揺動各に応じて
シリンダボア56内で往復動させるようにしてある。
【0015】このコンプレッサ10には、圧力制御弁5
7がクランク室54に臨むように設けられている。この
圧力調整弁57は、クランク室54と吸入側へ通じる吸
入室58との連通状態を調節する弁体59と、吸入室5
8内の圧力に応じて前記弁体59を動かす圧力応動部材
60と、前記弁体59を電磁コイル61への通電量I
SOL (容量可変制御信号)に応じて動かすソレノイド6
2とを有し、電磁コイル61への通電量ISOL を外部か
らコントロールすることにより、ピストン55とシリン
ダボア56との間からクランク室54内に漏れるブロー
バイガスが吸入側へ戻る量を調整している。
【0016】これによって、この圧力調整弁57等から
コンプレッサ10の容量を変える容量可変機構24が構
成され、電磁コイル61に流れる通電量ISOL が上昇し
てソレノイド62の磁力が上昇すると、弁体59がクラ
ンク室57と吸入室58との連通を絞る方向に力が働
き、クランク室57から吸入室58へ漏れるブローバイ
ガスの量が少なくなる。このために、クランク室57の
圧力が増大してピストン55のストローク、即ちコンプ
レッサ吐出容量が小さくなるものである。
【0017】この空調装置を制御するために、少なくと
も図示しない中央演算処理装置(CPU)、ランダムア
クセスメモリ(RAM)、読出専用メモリ(ROM)、
入出力ポート(I/O)等によって構成されるそれ自体
公知であるマイクロコンピュータ41が設けられてい
る。このマイクロコンピュータ41には、車室21に設
けられた車室内温度センサ43、外気温度センサ44、
エバポレータ温度検出センサ45、日射センサ46、及
び車両の速度を検出する車速センサ47からの信号がマ
ルチプレクサ(MPX)47に入力され、マイクロコン
ピュータ41からの指示によって順次A/D変換器48
を介してマイクロコンピュータ41に入力されるもので
ある。また、このマイクロコンピュータ41には下記す
る操作パネル25からの信号が入力されるものである。
【0018】操作パネル25は、空調制御を自動で行う
ためのAUTOスイッチ31、空調装置の稼動を停止さ
せるOFFスイッチ32、吸入空気モードを手動により
内気循環モード又は外気導入モードに切り換えるREC
スイッチ33、吹出モードを手動によりデフモードに設
定するDEFスイッチ34、冷房サイクルの稼動を手動
によりON/OFFするA/Cスイッチ35、外気温度
を表示部30に提示するAMBスイッチ36、車室内温
度の設定を行うアップスイッチ28a及びダウンスイッ
チ28bからなる車室内温度設定器28、送風機6の風
量を手動により設定するFANスイッチ27、吹出モー
ドを手動により上吹出モード(ベントモード)若しくは
下吹出モード(ヒートモード)に設定するMODEスイ
ッチ26、及びマイクロコンピュータ41によって表示
回路29を介して制御される現在の空調状態を表示する
表示部30とによって構成されている。
【0019】前記センサ43〜47及び前記操作パネル
25からマイクロコンピュータ41に入力された信号
は、マイクロコンピュータ41において所定のプログラ
ムで処理された制御信号に変換されて各出力回路40a
〜40eに出力され、この出力回路40a〜40eを介
してアクチュエータ6,17,23、送風機7、容量可
変機構24、電磁クラッチ15が制御されるものであ
る。
【0020】図4において示されるものは、マイクロコ
ンピュータ41で実行される空調制御のメインルーチン
のフローチャート図で、以下このフローチャートに従っ
て説明すると、図示しないイグニッションスイッチが投
入されてステップ200から開始される空調制御のメイ
ンルーチンは、ステップ210において操作パネル25
からのデータがスイッチ(SW)データとして入力さ
れ、また、ステップ220においては、温度センサ4
3,44,45,46及び速度検出センサ47からの信
号が各センサデータ入力として読み込まれる。
【0021】ステップ220において前記データ、車室
内温度Td、外気温度Ta、日射量TSUN 、エバポレー
タ温度Te、及び車室内設定温度TSET から下記する数
式1によって熱負荷信号としての総合信号Tが演算され
る。
【0022】
【数1】 T=K1 Td+K2 Ta+K3 SUN +K4 Te−K5 SET +K6
【0023】尚、K1 ,K2 ,K3 ,K4 ,K5 は車両
のマッチした最適な空調効果を上がるように実験により
求められた利得定数であり、K6 は同様にして求められ
た補正項である。
【0024】ステップ240において実行されるインテ
ークドア5の制御は、AUTOスイッチ31が投入され
た場合には、総合信号Tに基づき図5(a)で示す特性
線に従って内気循環(REC)モード若しくは外気導入
(FRE)モードに自動的に切り換えられるものであ
り、またRECスイッチ33が操作された場合にはその
指示によってRECモード若しくはFREモードに手動
により切換られるものである。
【0025】ステップ250において実行される送風機
7の制御は、AUTOスイッチ31が投入されている場
合には、総合信号Tに基づき図5(b)で示す特性線に
従って最大回転(MAX HI)、低回転(LOW)、
高回転(HI)、及びそれらの間をリニアに変化させ、
またFANスイッチ27によって手動により低回転(L
OW)、中回転(MID)、高回転(HI)、若しくは
最大回転(MAX HI)に切り換えられるものであ
る。
【0026】ステップ260において実行されるエアミ
ックスドア16の制御は、総合信号Tに基づき図5
(c)で示す特性線に従ってヒータコア9を全閉するフ
ルクール(F/C)位置からヒータコア9を全開するフ
ルホット(F/H)位置までをリニアに変化させるもの
である。
【0027】ステップ270において実行されるモード
ドア22a,22b,22cの制御は、AUTOスイッ
チ33が投入されている場合には、総合信号Tに基づき
図5(d)に従ってベント吹出口19を開口するベント
(VENT)モード、ベント吹出口19及びフット吹出
口20の開口割合を総合信号Tによってリニアに変化さ
せるバイレベル(BI/L)モード、若しくはフット吹
出口20のみを開口するヒート(HEAT)モードに切
り換え、またMODEスイッチ26によってベント吹出
口19のみを開口する上吹出モード若しくはフット吹出
口20のみを開口する下吹出モードに手動により切り換
えるものである。
【0028】ステップ280においては下記するコンプ
レッサ制御を実行し、ステップ290においては、DE
Fスイッチ34の投入による制御、操作パネル25の表
示部30の制御等のその他の制御が実行され、ステップ
210に回帰するものである。
【0029】図6及び図7に示すコンプレッサ制御(C
OMP制御)のサブルーチンI(SUB I)は、ステ
ップ300から開始され、ステップ310において操作
パネル25のOFFスイッチ32の操作状況の判定がな
され、OFFスイッチ32が押されていない場合にはス
テップ320に進んでA/Cスイッチ35がONか否か
の判定が成され、ステップ310でOFFスイッチ32
が押された場合及びステップ320においてA/Cスイ
ッチ35がOFFである場合には、ステップ330に進
んでマニュアルによる「A/C OFF」が設定され、
ステップ340においてコンプレッサ10のOFFモー
ドの制御が実行されるものである。
【0030】前記ステップ320においてA/Cスイッ
チ35がONである場合には、ステップ350において
外気温度Taの判定がなされる。この判定においてはヒ
ステリシスが設けられており、−6℃においてBからA
へ、−2℃においてAからBへ移行するもので、Aが選
択された場合には冷却する必要なしとして、結合子Cを
介してステップ340に進んでコンプレッサ10をOF
Fモードにするものである。また、ステップ350にお
いてBが選択された場合にはステップ360においてA
/Cスイッチ35がONされているか否かの判定を行
う。
【0031】このステップ360においてA/Cスイッ
チ35がONされている場合には、ステップ430に進
み、A/Cスイッチ35がONされていない場合にはス
テップ370に進んでDEFスイッチ34がONされて
いるか否かの判定が行われる。この判定においてDEF
スイッチ34がONされている場合には、ステップ43
0に進むものである。このステップ430においてはマ
ニュアルによる「A/C MAX」が設定され、結合子
Eを介してステップ440に進むものである。
【0032】また、380においては、温度設定器28
によって車室内設定温度TSET が最低温度に設定された
場合(MAX COOL)にはステップ440に進み、
それ以外の場合にはステップ390に進んで、温度設定
器28によって車室内設定温度TSET が最高温度に設定
された場合(MAX HEAT)には結合子Cを介して
前記ステップ340に進んでコンプレッサ10を停止す
るものである。
【0033】前記ステップ380,390において車室
内設定温度TSET が、最低温度又は最高温度に設定され
ていない場合には、ステップ400に進んで、外気温度
Taが所定値以上であるか否かの判定がなされる。この
判定においてはヒステリシスが設けられており、所定値
以上の場合は外気温度が高いと判定されて(B)、無条
件にステップ460においてコンプレッサ10の通常O
Nモードが設定されるものである。また、ステップ40
0の判定において外気温度Taが所定値以下でAが選択
された場合、ステップ410においてインテークドア5
の制御状態が判定され、内気循環(REC)モードであ
る場合には、ステップ420を回避して前記ステップ4
60に進み、外気導入(FRE)モードの場合にはステ
ップ420に進んでエアミックスドア16の開度を判定
する。
【0034】この判定においてはヒステリシスが設けら
れており、エアミックスドア16の開度ΘX が所定値以
下である場合にはステップ460に、所定値以上である
場合にはステップ340に進むものである。
【0035】ステップ460においてコンプレッサ10
の通常ONモードが設定された後、ステップ470にお
いては目標エバポレータ温度T’eの演算が、総合信号
Tに基づいて図8で示す特性線に従って求められるもの
である。この後、ステップ480において下記するSU
B II コンプレッサ容量制御が実行され、ステップ49
0からメインルーチンに復帰するものである。
【0036】以上説明したように、SUB Iのコンプ
レッサ制御(COMP制御)においては、操作パネル2
5のOFFスイッチ32が投入された場合、A/Cスイ
ッチ35がOFFの場合、外気温度が所定値以下の場
合、温度設定器28によって車室内設定温度TSET が最
高温度に設定されたMAX HEATである場合、若し
くはエアミックスドア16の開度Θxが所定値以上であ
る場合には、コンプレッサ10を停止させるCOMP
OFFモードに設定され、またA/Cスイッチ35がO
Nである場合、DEFスイッチ34がONである場合、
若しくは車室内設定温度TSET が最低温度に設定された
MAX COOLである場合はA/C MAXモードに
設定されるものである。さらに、それ以外の場合には通
常ONモードが設定されるものである。
【0037】図9に示されるコンプレッサ10の容量制
御サブルーチン(SUB II)は、ステップ500から
開始されて、ステップ510において車速の判定が成さ
れる。この判定においては、車速が降下している場合に
は10〔km/h〕でBからAに移行し、車速が上昇し
ている場合には20〔km/h〕でAからBに移行する
ヒステリシスが設けられており、10〔km/h〕から
20〔km/h〕の間においてはAが優先されるもので
ある。この判定において、車速が所定値以下(A)の場
合にはエンジン回転数が低いと判定してステップ520
に進み、所定値以上(B)の場合にはステップ540に
進むものである。
【0038】ステップ520においては、下記するコン
プレッサ容量設定プログラムにおいてプログラム1(P
ROG I)が実行されたことを示すFLAG1が1で
あるか否かの判定を行い、FLAG1が1である場合に
は、ステップ560に進み、1でない場合にはステップ
530に進んで、エバポレータ温度Teと目標エバポレ
ータ温度T’eの大きさの判定を行う。この判定におい
て、エバポレータ温度Teが目標エバポレータ温度T’
eよりも低い場合には、ステップ560に進み、エバポ
レータ温度Teが目標エバポレータ温度T’e以上であ
る場合にはステップ580に進むものである。
【0039】ステップ540及びステップ580におい
て指定されるプログラム2(PROGII)は、図10
(a)で示されるPROG IIの実線で示される通常の
特性線によってISOL の比例項(PI)がエバポレータ
温度Teと目標エバポレータ温度T’eとの差によって
演算され、さらに図10(b)で示されるPROG II
の実線で示される特性線によってISOL の積分項(I
I)が演算されるもので、これによってISOL は下記す
る数式2により演算されるものである。
【0040】
【数2】ISOL =PI+II
【0041】また、ステップ560で指定されるプログ
ラム1(PROG I)は、図10(a),(b)のP
ROG Iの一点鎖線で示される特性線によって比例項
(PI)及び積分項(II)が求められるもので、この
PROG IはPROG IIよりも利得(ゲイン)が小
さくなっているため、演算されたISOL 値の変動を小さ
くなるものである。尚、図10に示される特性線図は、
図9の一点鎖線700で囲まれた部分において使用され
るものである。
【0042】この後、ステップ540及び580によっ
てPROG IIによってISOL が求められた場合にはス
テップ550,590でFLAG1を“0”とし、ステ
ップ560においてPROG IによってISOL を求め
た場合にはFLAG1を“1”とし、ステップ600か
らサブルーチン(SUB I)に復帰するものである。
【0043】これによって、図11で示すように、空調
装置の稼動初期時において通常のゲイン(PROG I
I)によってコンプレッサ容量制御が行われ、エバポレ
ータ温度Teが急速に下降する。この後、エバポレータ
温度Teが目標エバポレータ温度T’eと等しくなった
後、コンプレッサ容量制御は小さいゲイン(PROG
I)によって制御されることとなるために、エバポレー
タ温度検出センサ45の検出値Teが他の制御機器の影
響により変動した場合(図11(a))においても、I
SOL 値への変化を抑制できるために、図11中(c)で
示されるエンジン回転数のばらつきを抑制できるもので
ある。尚、図11(b),(c)中で示される破線は、
PROG IIの利得による制御を継続した場合のもの
で、検出された前記エバポレータ温度Teの変動による
SOL 値の変動によりエンジン負荷が変動し、これによ
ってエンジン回転数にばらつきが生じていることを表す
ものである。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、空調装置の始動初期において、エバポレータ温度と
目標エバポレータ温度との差が大きい場合には、コンプ
レッサ容量を決定するコンプレッサ容量制御信号を演算
するための各項のゲインを大きくし、エバポレータ温度
が目標エバポレータ温度に到達した後は、コンプレッサ
容量制御信号を演算するための各項のゲインを前記ゲイ
ンに比して小さくすることによってエバポレータ温度の
変動によるコンプレッサ容量制御信号への影響を抑制す
るために、エンジンの低回転時のエンジン回転数のばら
つきを抑制できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の構成を示した機能ブロック図であ
る。
【図2】この発明の実施例に係る車両用空調装置の構成
を示した説明図である。
【図3】この発明の実施例に係る可変容量コンプレッサ
の断面図である。
【図4】マイクロコンピュータで実行される空調装置の
メインルーチンのフローチャート図である。
【図5】(a)は総合信号と内気導入モード切換の関係
を示した特性線図であり、(b)は総合信号と送風機の
回転の関係を示した特性線図であり、(c)は総合信号
とエアミックスドア開度の関係を示した特性線図であ
り、(d)は総合信号と吹出モードの関係を示した特性
線図である。
【図6】マイクロコンピュータで実行されるコンプレッ
サ制御のサブルーチンのフローチャート図の前半部分で
ある。
【図7】マイクロコンピュータで実行されるコンプレッ
サ制御のサブルーチンのフローチャート図の後半部分で
ある。
【図8】総合信号と目標エバポレータ温度との関係を示
した特性線図である。
【図9】マイクロコンピュータで実行されるコンプレッ
サ容量制御のサブルーチンのフローチャート図である。
【図10】(a)はエバポレータ温度Teと目標エバポ
レータ温度T’eの差と比例項との関係を示した特性線
図であり、(b)はエバポレータ温度Teと目標エバポ
レータ温度T’eの差と積分項との関係を示した特性線
図である。
【図11】(a)はエバポレータ温度Teの変動を示し
たタイミングチャート図であり、(b)はISOL 値のタ
イミングチャート図であり、(c)はエンジン回転数の
タイミングチャート図である。
【符号の説明】
10 可変容量コンプレッサ 100 エバポレータ温度検出手段 110 車速検出手段 120 目標エバポレータ温度手段 130 コンプレッサ容量制御信号演算手段 140 コンプレッサ容量制御手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空調ダクト内に冷却手段と加熱手段から
    構成される温調手段を有し、前記冷却手段が少なくとも
    コンプレッサ、コンデンサ、膨張弁、及びエバポレータ
    から構成される冷房サイクルであり、このコンプレッサ
    が吐出する冷媒量を外部からの制御信号によって可変す
    ることができる容量可変コンプレッサである車両用空調
    装置において、 エバポレータ温度を検出するエバポレータ温度検出手段
    と、 車両の車速を検出する車速検出手段と、 少なくとも前記エバポレータ温度検出手段によって検出
    されたエバポレータ温度、環境状態を示す環境信号及び
    車室内設定温度から目標エバポレータ温度を演算する目
    標エバポレータ温度演算手段と、 前記車速検出手段によって検出された車速が所定値以
    上、若しくは車速が所定値以下で且つ前記エバポレータ
    温度検出手段によって検出されたエバポレータ温度が前
    記目標エバポレータ温度に到達していない時は、前記目
    標エバポレータ温度と検出されたエバポレータ温度との
    差から第1のゲインによって前記制御信号を演算すると
    共に、前記車速が所定値以下で、且つエバポレータ温度
    が目標エバポレータ温度に到達した場合は、前記目標エ
    バポレータ温度と検出されたエバポレータ温度との差か
    ら前記第1のゲインよりも小さい第2のゲインによって
    前記制御信号を演算するコンプレッサ容量制御信号演算
    手段と、 このコンプレッサ容量制御信号演算手段によって演算さ
    れた制御信号によってコンプレッサ容量を可変するコン
    プレッサ容量制御手段とを具備することを特徴とする車
    両用空調装置のコンプレッサ容量制御装置。
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