JP2995623B1 - 耐熱離型性に優れた表面処理鋼板 - Google Patents
耐熱離型性に優れた表面処理鋼板Info
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- JP2995623B1 JP2995623B1 JP23743998A JP23743998A JP2995623B1 JP 2995623 B1 JP2995623 B1 JP 2995623B1 JP 23743998 A JP23743998 A JP 23743998A JP 23743998 A JP23743998 A JP 23743998A JP 2995623 B1 JP2995623 B1 JP 2995623B1
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Abstract
【要約】
【課題】 繰り返し使用が可能で、耐熱性、離型性、表
面平滑性、熱的特性(熱伝導率、線膨張係数等)等がす
べて優れている離型材に有用な表面処理鋼板の提供。 【解決手段】 鋼板またはめっき鋼板に樹脂皮膜が形成
されている表面処理鋼板であって、前記樹脂皮膜につい
て、粘度グレードISO VG460のギヤ油を用いて
鋼板表面温度180℃で接触角を測定した場合、前記ギ
ヤ油の接触角が15°以上である耐熱離型性に優れた表
面処理鋼板。
面平滑性、熱的特性(熱伝導率、線膨張係数等)等がす
べて優れている離型材に有用な表面処理鋼板の提供。 【解決手段】 鋼板またはめっき鋼板に樹脂皮膜が形成
されている表面処理鋼板であって、前記樹脂皮膜につい
て、粘度グレードISO VG460のギヤ油を用いて
鋼板表面温度180℃で接触角を測定した場合、前記ギ
ヤ油の接触角が15°以上である耐熱離型性に優れた表
面処理鋼板。
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温にさらされて
も良好な離型性を示す耐熱離型性に優れた表面処理鋼板
に関するものである。本発明の表面処理鋼板は、プリン
ト基板の製造工程中の熱プレス時に、金型とプリント基
板上の銅箔等とが密着するのを防ぐため、あるいは複数
のプリント基板を一挙に熱プレスする際に各層の間に挟
んで銅箔同士が密着するのを防ぐためなどに使用される
離型材として有用である。また、高撥油性鋼板として、
種々の用途に使用することもできる。
も良好な離型性を示す耐熱離型性に優れた表面処理鋼板
に関するものである。本発明の表面処理鋼板は、プリン
ト基板の製造工程中の熱プレス時に、金型とプリント基
板上の銅箔等とが密着するのを防ぐため、あるいは複数
のプリント基板を一挙に熱プレスする際に各層の間に挟
んで銅箔同士が密着するのを防ぐためなどに使用される
離型材として有用である。また、高撥油性鋼板として、
種々の用途に使用することもできる。
【0002】
【従来の技術】プリント配線板として銅張積層板が知ら
れている。銅張積層板は、熱硬化性樹脂を紙やガラスク
ロスのような基材に含浸させて得られたプリプレグの上
に銅箔を重ねて、プレスで加熱圧着することにより製造
される。例えば、両面銅張り積層板では、プレス機の金
型−銅箔−プリプレグ−型板−プリプレグ−銅箔−プレ
ス機の金型という順で接触することとなる。このとき、
金型の表面の凹凸が銅箔に転写するのを防ぐため、ある
いは金型と銅箔が密着してしまうのを防ぐため、金型と
銅箔の間には、離型材と呼ばれる部材が介装される。
れている。銅張積層板は、熱硬化性樹脂を紙やガラスク
ロスのような基材に含浸させて得られたプリプレグの上
に銅箔を重ねて、プレスで加熱圧着することにより製造
される。例えば、両面銅張り積層板では、プレス機の金
型−銅箔−プリプレグ−型板−プリプレグ−銅箔−プレ
ス機の金型という順で接触することとなる。このとき、
金型の表面の凹凸が銅箔に転写するのを防ぐため、ある
いは金型と銅箔が密着してしまうのを防ぐため、金型と
銅箔の間には、離型材と呼ばれる部材が介装される。
【0003】離型材に要求される特性は、離型性がよい
こと、銅箔に対する汚染がないこと、銅箔表面を平滑な
まま維持できること(離型材の表面の荒れが、銅箔に転
写しないこと、あるいは型材の表面性状が銅箔に転写し
ないこと)、耐熱性が優れていること、等が挙げられ
る。また、加圧・加熱時に、銅箔と離型材の位置関係が
ずれないように、熱膨張係数が銅箔と同程度であること
も、要求特性の一つである。さらに、多層プレスを行う
場合には、離型材の熱伝導率が良好であることが望まれ
る。各積層板に速やかに熱が伝わって、プレス時間を短
縮できるからである。最近では、離型材を繰り返し使用
して、資源の無駄を無くしたいという要求も出されてい
る。
こと、銅箔に対する汚染がないこと、銅箔表面を平滑な
まま維持できること(離型材の表面の荒れが、銅箔に転
写しないこと、あるいは型材の表面性状が銅箔に転写し
ないこと)、耐熱性が優れていること、等が挙げられ
る。また、加圧・加熱時に、銅箔と離型材の位置関係が
ずれないように、熱膨張係数が銅箔と同程度であること
も、要求特性の一つである。さらに、多層プレスを行う
場合には、離型材の熱伝導率が良好であることが望まれ
る。各積層板に速やかに熱が伝わって、プレス時間を短
縮できるからである。最近では、離型材を繰り返し使用
して、資源の無駄を無くしたいという要求も出されてい
る。
【0004】これまで使用されてきた離型材としては、
フッ素樹脂等の難接着性樹脂からなる離型性フィルム、
離型剤をコーティングした金属箔(アルミ箔等)や離型
紙、あるいは、鏡面仕上げしたステンレス板等が挙げら
れる。しかしながら、これらの離型材は、上記要求特性
から見て種々の問題を有している。すなわち、離型性フ
ィルム、離型用金属箔および離型紙は、平坦度が不充分
であり、銅箔の平滑性が高度に要求される場合には適用
できない。また、薄くて取り扱い作業性が良くないとい
う問題がある。しかも使い捨てを前提としているので再
利用するための工夫は何ら行われていない。一方、鏡面
仕上げしたステンレス板は、表面平滑性が優れている
が、再利用するためには研磨および洗浄工程が必要であ
り、離型材のコストアップにつながっていた。
フッ素樹脂等の難接着性樹脂からなる離型性フィルム、
離型剤をコーティングした金属箔(アルミ箔等)や離型
紙、あるいは、鏡面仕上げしたステンレス板等が挙げら
れる。しかしながら、これらの離型材は、上記要求特性
から見て種々の問題を有している。すなわち、離型性フ
ィルム、離型用金属箔および離型紙は、平坦度が不充分
であり、銅箔の平滑性が高度に要求される場合には適用
できない。また、薄くて取り扱い作業性が良くないとい
う問題がある。しかも使い捨てを前提としているので再
利用するための工夫は何ら行われていない。一方、鏡面
仕上げしたステンレス板は、表面平滑性が優れている
が、再利用するためには研磨および洗浄工程が必要であ
り、離型材のコストアップにつながっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明では、繰
り返し使用が可能で、耐熱性、離型性、表面平滑性、熱
的特性(熱伝導率、線膨張係数等)等がすべて優れてい
る離型材として使用できる表面処理鋼板の提供を課題と
して掲げた。
り返し使用が可能で、耐熱性、離型性、表面平滑性、熱
的特性(熱伝導率、線膨張係数等)等がすべて優れてい
る離型材として使用できる表面処理鋼板の提供を課題と
して掲げた。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明の耐熱離
型性に優れた表面処理鋼板は、鋼板またはめっき鋼板に
樹脂皮膜が形成されている表面処理鋼板であって、前記
樹脂皮膜は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリアミドイミド、ケトン系樹脂、全芳香族系
ポリエステル、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹
脂のうちのいずれかの樹脂の皮膜であり、かつ、この樹
脂皮膜について、粘度グレードISOVG460のギヤ
油を用いて鋼板表面温度180℃で接触角を測定した場
合、前記ギヤ油の接触角が15°以上であるところに要
旨を有するものである。高温状態での樹脂皮膜の撥油性
が離型材の離型性に大きく影響を及ぼすことが本発明者
らによって見出され、また撥油性が、上記特定条件下で
の接触角の値によって、再現性良好に把握できることも
見出されたことから、上記要件を必須要件とした。
型性に優れた表面処理鋼板は、鋼板またはめっき鋼板に
樹脂皮膜が形成されている表面処理鋼板であって、前記
樹脂皮膜は、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリアミドイミド、ケトン系樹脂、全芳香族系
ポリエステル、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹
脂のうちのいずれかの樹脂の皮膜であり、かつ、この樹
脂皮膜について、粘度グレードISOVG460のギヤ
油を用いて鋼板表面温度180℃で接触角を測定した場
合、前記ギヤ油の接触角が15°以上であるところに要
旨を有するものである。高温状態での樹脂皮膜の撥油性
が離型材の離型性に大きく影響を及ぼすことが本発明者
らによって見出され、また撥油性が、上記特定条件下で
の接触角の値によって、再現性良好に把握できることも
見出されたことから、上記要件を必須要件とした。
【0007】上記樹脂皮膜は、該皮膜に対し、JIS
K 5400に規定されている鉛筆引っかき試験の試験
機法を行ったときに得られる鉛筆引っかき値(鉛筆硬
度)が、2H以上であることが好ましい。鉛筆硬度が2
Hより小さいと、銅箔の平滑性の維持が難しいためであ
る。
K 5400に規定されている鉛筆引っかき試験の試験
機法を行ったときに得られる鉛筆引っかき値(鉛筆硬
度)が、2H以上であることが好ましい。鉛筆硬度が2
Hより小さいと、銅箔の平滑性の維持が難しいためであ
る。
【0008】上記樹脂皮膜についてJIS B 060
1に準じて測定した算術平均表面粗さ(Ra)は、0.
5μm以下であることが好ましい。離型材の表面が荒れ
ていると、銅箔に転写されて、正確なプリント回路を形
成することができなくなることがある。
1に準じて測定した算術平均表面粗さ(Ra)は、0.
5μm以下であることが好ましい。離型材の表面が荒れ
ていると、銅箔に転写されて、正確なプリント回路を形
成することができなくなることがある。
【0009】上記樹脂皮膜が、離型剤として、シリコー
ン樹脂および/またはフッ素樹脂を含むこと、表面粗化
剤を含有することは、いずれも本発明の表面処理鋼板の
好ましい実施態様であり、離型性の向上や銅箔の汚染防
止に一層効果的である。また、離型材として良好な特性
を発揮するためには、上記樹脂皮膜の付着量が、0.5
〜8.0g/m2 であることが好ましい。
ン樹脂および/またはフッ素樹脂を含むこと、表面粗化
剤を含有することは、いずれも本発明の表面処理鋼板の
好ましい実施態様であり、離型性の向上や銅箔の汚染防
止に一層効果的である。また、離型材として良好な特性
を発揮するためには、上記樹脂皮膜の付着量が、0.5
〜8.0g/m2 であることが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の表面処理鋼板は、鋼板ま
たはめっき鋼板に樹脂皮膜が形成されたものである。離
型材として使用する場合、アルミ板は熱伝導率が大きく
プレス型の熱が積層板に早く伝わり熱効率的には好まし
いが、線膨張係数が銅箔よりも大きく、プレス中に銅箔
と離型材がずれてしまうため好ましくない。鋼板は適度
に良好な熱伝導率を有する上に、線膨張係数が12.5
×10-6であり、銅箔の線膨張係数17×10-6に近い
ため、銅箔と離型材とがずれるような不都合は起こらな
い。鋼板としては、耐食性に優れているステンレス鋼板
や、ステンレス鋼板以外の鋼板をそのまま、またはめっ
きを施して使用することができる。めっきは、単一金属
または各種合金を用いて、公知の方法で行う。めっき方
法は特に限定されない。Znめっき鋼板やZn合金めっ
き鋼板が特性が良いので好ましい。なお、めっき鋼板を
用いる場合には、樹脂皮膜をめっき層上に設ける前に、
クロメート処理を施しても良い。クロメート皮膜の存在
によって樹脂皮膜との密着性が向上し、防錆効果も付与
されるからである。
たはめっき鋼板に樹脂皮膜が形成されたものである。離
型材として使用する場合、アルミ板は熱伝導率が大きく
プレス型の熱が積層板に早く伝わり熱効率的には好まし
いが、線膨張係数が銅箔よりも大きく、プレス中に銅箔
と離型材がずれてしまうため好ましくない。鋼板は適度
に良好な熱伝導率を有する上に、線膨張係数が12.5
×10-6であり、銅箔の線膨張係数17×10-6に近い
ため、銅箔と離型材とがずれるような不都合は起こらな
い。鋼板としては、耐食性に優れているステンレス鋼板
や、ステンレス鋼板以外の鋼板をそのまま、またはめっ
きを施して使用することができる。めっきは、単一金属
または各種合金を用いて、公知の方法で行う。めっき方
法は特に限定されない。Znめっき鋼板やZn合金めっ
き鋼板が特性が良いので好ましい。なお、めっき鋼板を
用いる場合には、樹脂皮膜をめっき層上に設ける前に、
クロメート処理を施しても良い。クロメート皮膜の存在
によって樹脂皮膜との密着性が向上し、防錆効果も付与
されるからである。
【0011】本発明の表面処理鋼板は、樹脂皮膜が高温
で撥油性を有するものでなければならない。高温状態で
の樹脂皮膜の撥油性が離型材の離型性に大きく影響を及
ぼすことが本発明者らによって見出され、また撥油性
が、特定条件下での接触角の値によって、再現性良好に
把握できることも見出されたためである。
で撥油性を有するものでなければならない。高温状態で
の樹脂皮膜の撥油性が離型材の離型性に大きく影響を及
ぼすことが本発明者らによって見出され、また撥油性
が、特定条件下での接触角の値によって、再現性良好に
把握できることも見出されたためである。
【0012】樹脂皮膜の接触角は、次の条件で測定す
る。液滴を作るために使用するのは、粘度グレードIS
O VG460のギヤ油とする。ギヤ油の粘度が接触角
に影響を及ぼすと考えられ、また引火点が高いほうが安
全性に優れているので、上記粘度グレードのギヤ油を用
いる。例えば、出光興産社製「ダフニスーパーギヤオイ
ル460」を用いることができ、この油は、動粘度が4
0℃で459.9mm2s、100℃で30.85mm2
s、引火点274℃、密度(15℃)0.9028、
全酸価0.38mgKOH/gである。接触角測定温度
は180℃とする。すなわち、表面処理鋼板の表面温度
が180℃を示している状態で測定する。ギヤ油で樹脂
皮膜表面に液滴を形成し、接触角計(例えば、協和界面
化学社製「CD−DT・A 型」)で接触角を測定する。
る。液滴を作るために使用するのは、粘度グレードIS
O VG460のギヤ油とする。ギヤ油の粘度が接触角
に影響を及ぼすと考えられ、また引火点が高いほうが安
全性に優れているので、上記粘度グレードのギヤ油を用
いる。例えば、出光興産社製「ダフニスーパーギヤオイ
ル460」を用いることができ、この油は、動粘度が4
0℃で459.9mm2s、100℃で30.85mm2
s、引火点274℃、密度(15℃)0.9028、
全酸価0.38mgKOH/gである。接触角測定温度
は180℃とする。すなわち、表面処理鋼板の表面温度
が180℃を示している状態で測定する。ギヤ油で樹脂
皮膜表面に液滴を形成し、接触角計(例えば、協和界面
化学社製「CD−DT・A 型」)で接触角を測定する。
【0013】本発明では、ギヤ油の接触角が15°以上
でなければならない。接触角が15°より小さいと、撥
油性が発現せず、離型性に劣る離型材となるため好まし
くない。
でなければならない。接触角が15°より小さいと、撥
油性が発現せず、離型性に劣る離型材となるため好まし
くない。
【0014】上記樹脂皮膜は、該皮膜に対し、JIS
K 5400に規定されている鉛筆引っかき試験の試験
機法を行ったときに得られる鉛筆引っかき値(鉛筆硬
度)が、2H以上であることが好ましい。鉛筆硬度が2
Hより小さいと、樹脂皮膜に疵が入りやすくなるため、
この疵が銅箔に転写される可能性があり好ましくない。
K 5400に規定されている鉛筆引っかき試験の試験
機法を行ったときに得られる鉛筆引っかき値(鉛筆硬
度)が、2H以上であることが好ましい。鉛筆硬度が2
Hより小さいと、樹脂皮膜に疵が入りやすくなるため、
この疵が銅箔に転写される可能性があり好ましくない。
【0015】上記樹脂皮膜についてJIS B 060
1に準じて測定した算術平均表面粗さ(Ra)は、0.
5μm以下であることが好ましい。離型材の表面が荒れ
ていると、銅箔に転写されて、正確なプリント回路を形
成することができなくなることがある。
1に準じて測定した算術平均表面粗さ(Ra)は、0.
5μm以下であることが好ましい。離型材の表面が荒れ
ていると、銅箔に転写されて、正確なプリント回路を形
成することができなくなることがある。
【0016】樹脂皮膜の主成分は有機樹脂である。本発
明の表面処理鋼板を離型材として用いる場合には、加熱
プレスの際に高温環境となるため、耐熱性に優れた有機
樹脂を用いる。具体例としては、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド、ポリエ
ーテルエーテルケトン等のケトン系樹脂、全芳香族系ポ
リエステル、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂
等が使用可能である。これらの樹脂に組み合わせること
が知られている公知の架橋剤を添加してもよい。樹脂中
のポリマー鎖同士を架橋することにより緻密な皮膜が形
成されるので、皮膜硬度の向上を図ることができる。
明の表面処理鋼板を離型材として用いる場合には、加熱
プレスの際に高温環境となるため、耐熱性に優れた有機
樹脂を用いる。具体例としては、エポキシ樹脂、フェノ
ール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド、ポリエ
ーテルエーテルケトン等のケトン系樹脂、全芳香族系ポ
リエステル、不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂
等が使用可能である。これらの樹脂に組み合わせること
が知られている公知の架橋剤を添加してもよい。樹脂中
のポリマー鎖同士を架橋することにより緻密な皮膜が形
成されるので、皮膜硬度の向上を図ることができる。
【0017】樹脂皮膜の離型性を高めるために、皮膜構
成成分として離型剤を添加することが好ましい。離型剤
としては、シリコーン樹脂やフッ素樹脂を用いる。樹脂
皮膜の表面エネルギーを低下させ、撥油性を向上させる
ためである。離型剤の量は、皮膜中0.5〜10重量%
が好ましい。離型剤が少なすぎると、離型性が発現せ
ず、逆に多すぎると、樹脂皮膜から離型剤が銅箔側に転
写され、回路印刷時にインクを弾く不都合が生じるため
好ましくない。
成成分として離型剤を添加することが好ましい。離型剤
としては、シリコーン樹脂やフッ素樹脂を用いる。樹脂
皮膜の表面エネルギーを低下させ、撥油性を向上させる
ためである。離型剤の量は、皮膜中0.5〜10重量%
が好ましい。離型剤が少なすぎると、離型性が発現せ
ず、逆に多すぎると、樹脂皮膜から離型剤が銅箔側に転
写され、回路印刷時にインクを弾く不都合が生じるため
好ましくない。
【0018】また、離型性を高めるためには、皮膜表面
を粗化する機能を有する表面粗化剤を皮膜中に含有させ
ることが好ましい。皮膜表面が荒すぎて、Raが0.5
μmを超えることは好ましくないが、皮膜表面が微細に
粗化されている方が離型性が良好となるからである。表
面粗化剤としては、SiO2 、Al2 O3 、MgO等の
粒子状無機添加剤を用いることができる。
を粗化する機能を有する表面粗化剤を皮膜中に含有させ
ることが好ましい。皮膜表面が荒すぎて、Raが0.5
μmを超えることは好ましくないが、皮膜表面が微細に
粗化されている方が離型性が良好となるからである。表
面粗化剤としては、SiO2 、Al2 O3 、MgO等の
粒子状無機添加剤を用いることができる。
【0019】樹脂皮膜の付着量は、0.5〜8.0g/
m2 とすることが好ましい。付着量が少ないと、鋼板素
地の凹凸を樹脂皮膜によって平滑化することができず、
凹凸が銅箔へ転写してしまうことがある。また、離型
性、耐食性が不充分となる。上記範囲内であれば、硬い
鋼板に適切な付着量で樹脂皮膜が形成されているので、
銅箔およびプリプレグの下に位置する型材の凹凸(15
〜80μm程度)が、プリプレグや銅箔を介して離型材
の樹脂皮膜に転写することはない。しかし、樹脂皮膜の
付着量が8.0g/m2 を超えると、鋼板の拘束力の影
響が皮膜表面には及ばなくなり、型材の凹凸が樹脂皮膜
に転写して、離型材の再使用ができなくなることがあ
る。
m2 とすることが好ましい。付着量が少ないと、鋼板素
地の凹凸を樹脂皮膜によって平滑化することができず、
凹凸が銅箔へ転写してしまうことがある。また、離型
性、耐食性が不充分となる。上記範囲内であれば、硬い
鋼板に適切な付着量で樹脂皮膜が形成されているので、
銅箔およびプリプレグの下に位置する型材の凹凸(15
〜80μm程度)が、プリプレグや銅箔を介して離型材
の樹脂皮膜に転写することはない。しかし、樹脂皮膜の
付着量が8.0g/m2 を超えると、鋼板の拘束力の影
響が皮膜表面には及ばなくなり、型材の凹凸が樹脂皮膜
に転写して、離型材の再使用ができなくなることがあ
る。
【0020】本発明の表面処理鋼板は、鋼板またはめっ
き鋼板に、樹脂皮膜構成成分を配合した樹脂皮膜用組成
物を調整し、ディッピング法、ロールコーター法、ナイ
フコーター法、スプレー法等の公知の塗布方法で塗布
し、皮膜を加熱固化すること荷より製造することができ
る。
き鋼板に、樹脂皮膜構成成分を配合した樹脂皮膜用組成
物を調整し、ディッピング法、ロールコーター法、ナイ
フコーター法、スプレー法等の公知の塗布方法で塗布
し、皮膜を加熱固化すること荷より製造することができ
る。
【0021】本発明の表面処理鋼板は、銅張積層板を製
造する際の離型材として有用である。従来使用されてい
た鏡面仕上げのステンレス板や離型フィルムの代わりに
使用でき、また何度でも繰り返して使用することができ
る。離型材を用いて積層板を得るには、銅箔とプリプレ
グや型材等を積層し、金型と銅箔の間や、1つの積層板
用銅箔と隣接する他の積層板用銅箔との間に離型材を介
装してプレスを行えばよい。
造する際の離型材として有用である。従来使用されてい
た鏡面仕上げのステンレス板や離型フィルムの代わりに
使用でき、また何度でも繰り返して使用することができ
る。離型材を用いて積層板を得るには、銅箔とプリプレ
グや型材等を積層し、金型と銅箔の間や、1つの積層板
用銅箔と隣接する他の積層板用銅箔との間に離型材を介
装してプレスを行えばよい。
【0022】
【実施例】以下実施例によって本発明をさらに詳述する
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することはすべて
本願発明に含まれる。
が、下記実施例は本発明を制限するものではなく、本発
明の趣旨を逸脱しない範囲で変更実施することはすべて
本願発明に含まれる。
【0023】実施例1 鋼板は、クロメート処理(Cr付着量20g/m2 )を
施した電気亜鉛めっき鋼板(Zn付着量20g/m2 、
板厚0.8mm)を用いた。表1〜3に、すべての実験
No.についての樹脂皮膜の配合、接触角、鉛筆硬度、
算術平均粗さRaを示した。なお、表中、樹脂皮膜のベ
ース樹脂は、エポキシ樹脂(A)、ポリイミド樹脂
(B)、フェノール樹脂(C)、ケトン系樹脂(D)、
シリコーン樹脂(E)のいずれかを使用した。離型材
は、シリコーン樹脂(a)またはフッ素樹脂(b)を用
い、皮膜中の重量として0〜15重量%となるように配
合した。表面粗化剤は、Al2 O3 、SiO2 、
MgOのいずれかを用い、皮膜中の重量として0〜20
重量%となるように配合した。皮膜の付着量は、表に示
したように、0.25〜15g/m2 の間で変更した。
撥油性、鉛筆硬度、Ra等の条件の調整上、必要な場合
にイソシアネート系の架橋剤を添加した。
施した電気亜鉛めっき鋼板(Zn付着量20g/m2 、
板厚0.8mm)を用いた。表1〜3に、すべての実験
No.についての樹脂皮膜の配合、接触角、鉛筆硬度、
算術平均粗さRaを示した。なお、表中、樹脂皮膜のベ
ース樹脂は、エポキシ樹脂(A)、ポリイミド樹脂
(B)、フェノール樹脂(C)、ケトン系樹脂(D)、
シリコーン樹脂(E)のいずれかを使用した。離型材
は、シリコーン樹脂(a)またはフッ素樹脂(b)を用
い、皮膜中の重量として0〜15重量%となるように配
合した。表面粗化剤は、Al2 O3 、SiO2 、
MgOのいずれかを用い、皮膜中の重量として0〜20
重量%となるように配合した。皮膜の付着量は、表に示
したように、0.25〜15g/m2 の間で変更した。
撥油性、鉛筆硬度、Ra等の条件の調整上、必要な場合
にイソシアネート系の架橋剤を添加した。
【0024】〔試験方法〕下記実施例で用いた試験方法
は下記の通りである。
は下記の通りである。
【0025】(1)接触角 表面処理鋼板の表面温度が180℃を示している状態
で、ギヤ油(出光興産社製「ダフニスーパーギヤオイル
460」)で樹脂皮膜表面に液滴を形成し、協和界面化
学社製「CD−D T・A 型」で接触角を測定した。
で、ギヤ油(出光興産社製「ダフニスーパーギヤオイル
460」)で樹脂皮膜表面に液滴を形成し、協和界面化
学社製「CD−D T・A 型」で接触角を測定した。
【0026】(2)表面粗さ 東京精密社製の表面粗さ形状測定器「サーフコム554
A」を用いて、JISB 0601に規定されている方
法に則り、算術平均表面粗さRaを求めた。
A」を用いて、JISB 0601に規定されている方
法に則り、算術平均表面粗さRaを求めた。
【0027】(3)鉛筆硬度 JIS K 5400に規定されている鉛筆引っかき試
験の試験機法にのっとり、塗膜に擦り傷がついたときの
鉛筆引っかき値(鉛筆硬度)を測定した。
験の試験機法にのっとり、塗膜に擦り傷がついたときの
鉛筆引っかき値(鉛筆硬度)を測定した。
【0028】(4)離型性 熱プレスの上型と下型の間に、離型材−プリプレグ粉−
銅箔(35μm)−プリプレグ粉−離型材の順番で積層
して30kgf/cm2 で加圧し、180℃で60分間
保持した。その後室温まで冷却し、型開きを行い、離型
材と銅箔およびプリプレグの積層体とを剥がした。離型
材表面にプリプレグ粉が付着していないかを目視で観察
し、下記基準で評価した。なお、プリプレグ粉は、ガラ
スクロスにエポキシ樹脂を含浸させた後、乾燥して半硬
化させたものを2〜5mmに粉砕して作成した。評価基
準を以下に示す。 ◎:付着なし ○:わずかに付着あり △:付着粉10%未満 ×:付着粉10%以上
銅箔(35μm)−プリプレグ粉−離型材の順番で積層
して30kgf/cm2 で加圧し、180℃で60分間
保持した。その後室温まで冷却し、型開きを行い、離型
材と銅箔およびプリプレグの積層体とを剥がした。離型
材表面にプリプレグ粉が付着していないかを目視で観察
し、下記基準で評価した。なお、プリプレグ粉は、ガラ
スクロスにエポキシ樹脂を含浸させた後、乾燥して半硬
化させたものを2〜5mmに粉砕して作成した。評価基
準を以下に示す。 ◎:付着なし ○:わずかに付着あり △:付着粉10%未満 ×:付着粉10%以上
【0029】(5)繰り返し離型性 同じ離型材を用いて、上記操作を繰り返し実施し、離型
材にプリプレグ粉が付着した時点を、繰り返し使用が可
能な限度(回数)とした。
材にプリプレグ粉が付着した時点を、繰り返し使用が可
能な限度(回数)とした。
【0030】(6)耐転写性 熱プレスの上型と下型の間に、離型材−銅箔(35μ
m)−プリプレグ−型材−銅箔(35μm)−プリプレ
グ粉−離型材の順番で積層して加圧し、180℃で60
分間保持した。その後室温まで冷却し、離型材と積層板
を剥離した。離型材表面に型材の凹凸が転写していない
か目視で観察し、下記基準で評価した。 ◎:転写なし ○:わずかに転写あり △:転写面積10%未満 ×:転写面積10%以上
m)−プリプレグ−型材−銅箔(35μm)−プリプレ
グ粉−離型材の順番で積層して加圧し、180℃で60
分間保持した。その後室温まで冷却し、離型材と積層板
を剥離した。離型材表面に型材の凹凸が転写していない
か目視で観察し、下記基準で評価した。 ◎:転写なし ○:わずかに転写あり △:転写面積10%未満 ×:転写面積10%以上
【0031】(7)銅箔汚染性 (6)と同様にしてプレス試験を行った後、積層板をエ
タノールに浸漬し、引き上げたときの銅箔表面の濡れ状
態を目視で観察して、離型材が銅箔を汚染したかどうか
を下記基準で評価した。 ◎:濡れ面積100% ○:濡れ面積99%以上100%未満 △:濡れ面積95%以上99%未満 ×:濡れ面積95%未満
タノールに浸漬し、引き上げたときの銅箔表面の濡れ状
態を目視で観察して、離型材が銅箔を汚染したかどうか
を下記基準で評価した。 ◎:濡れ面積100% ○:濡れ面積99%以上100%未満 △:濡れ面積95%以上99%未満 ×:濡れ面積95%未満
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】
【表3】
【0035】実施例2 接触角、皮膜硬度、算術平均表面粗さRaが離型材とし
ての性能に及ぼす影響を検討するために、表4に、本発
明例のNo.1〜9と、比較例33〜34および参考例
38〜42の結果をまとめた。油の接触角が15°より
小さい比較例33〜34では、離型性が悪い。鉛筆硬度
が小さい参考例No.38〜40やRaの大きいNo.
41〜42は、特に耐転写性が悪いことがわかる。
ての性能に及ぼす影響を検討するために、表4に、本発
明例のNo.1〜9と、比較例33〜34および参考例
38〜42の結果をまとめた。油の接触角が15°より
小さい比較例33〜34では、離型性が悪い。鉛筆硬度
が小さい参考例No.38〜40やRaの大きいNo.
41〜42は、特に耐転写性が悪いことがわかる。
【0036】
【表4】
【0037】実施例3 樹脂皮膜の付着量とベース樹脂の種類とを検討するた
め、表5に本発明例No.28〜32と10〜14、お
よび参考例No.51〜52の結果をまとめた。付着量
が多くなると、繰り返し離型性や耐転写性が悪化する傾
向にあることがわかった。ベース樹脂はA〜Eのいずれ
も良好な特性を示した。
め、表5に本発明例No.28〜32と10〜14、お
よび参考例No.51〜52の結果をまとめた。付着量
が多くなると、繰り返し離型性や耐転写性が悪化する傾
向にあることがわかった。ベース樹脂はA〜Eのいずれ
も良好な特性を示した。
【0038】
【表5】
【0039】実施例4 離型剤の種類と添加量について検討し、結果を表6に示
した。比較例No.35〜37では、離型性、耐転写性
等いずれの特性も劣っているが、離型剤が多すぎると、
銅箔への耐汚染性が悪くなる(参考例No.44、4
5、43)。離型剤は、a、bのいずれも良好な特性を
示した。
した。比較例No.35〜37では、離型性、耐転写性
等いずれの特性も劣っているが、離型剤が多すぎると、
銅箔への耐汚染性が悪くなる(参考例No.44、4
5、43)。離型剤は、a、bのいずれも良好な特性を
示した。
【0040】
【表6】
【0041】実施例5 表面粗化剤の種類と添加量について検討し、結果を表7
に示した。表面粗化剤量の少ない参考例No.46〜4
8は、繰り返し離型性や耐転写性の劣ることがわかる。
しかし添加量が多くなると、全体的に特性が低下する傾
向を示した。表面粗化剤は、〜のいずれも良好な特
性を示した。
に示した。表面粗化剤量の少ない参考例No.46〜4
8は、繰り返し離型性や耐転写性の劣ることがわかる。
しかし添加量が多くなると、全体的に特性が低下する傾
向を示した。表面粗化剤は、〜のいずれも良好な特
性を示した。
【0042】
【表7】
【0043】
【発明の効果】本発明の表面処理鋼板は、鋼板またはめ
っき鋼板表面に撥油性の樹脂皮膜が形成されており、耐
熱離型性や表面硬度、平滑度に優れている。従って、プ
リント配線板用等の積層板をプレスする場合の離型材と
して使用できる。特に、本発明の表面処理鋼板は、耐熱
性や離型性、耐転写性等に優れているので、鏡面仕上げ
のステンレス板や、離型剤をコーティングしたアルミ箔
といった従来の離型材と異なり、特別な処理をせずに繰
り返し使用することができるので、コストダウンおよび
資源保護の点から有用な発明である。なお、本発明の表
面処理鋼板は、離型材以外にも、撥油性鋼板として、各
種分野に適用可能である。
っき鋼板表面に撥油性の樹脂皮膜が形成されており、耐
熱離型性や表面硬度、平滑度に優れている。従って、プ
リント配線板用等の積層板をプレスする場合の離型材と
して使用できる。特に、本発明の表面処理鋼板は、耐熱
性や離型性、耐転写性等に優れているので、鏡面仕上げ
のステンレス板や、離型剤をコーティングしたアルミ箔
といった従来の離型材と異なり、特別な処理をせずに繰
り返し使用することができるので、コストダウンおよび
資源保護の点から有用な発明である。なお、本発明の表
面処理鋼板は、離型材以外にも、撥油性鋼板として、各
種分野に適用可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 梶田 富男 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所 加古川製鉄所内 (72)発明者 中村 秀樹 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所 加古川製鉄所内 (72)発明者 増田 賢紀 兵庫県加古川市金沢町1番地 株式会社 神戸製鋼所 加古川製鉄所内 (72)発明者 小野 樹雄 千葉県千葉市稲毛区六方町260番地 サ ン・アルミニウム株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−53026(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B32B 15/08 B05D 7/14 B29C 43/32
Claims (6)
- 【請求項1】 鋼板またはめっき鋼板に樹脂皮膜が形成
されている表面処理鋼板であって、前記樹脂皮膜は、エ
ポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリア
ミドイミド、ケトン系樹脂、全芳香族系ポリエステル、
不飽和ポリエステル樹脂、シリコーン樹脂のうちのいず
れかの樹脂の皮膜であり、かつ、この樹脂皮膜について
粘度グレードISO VG460のギヤ油を用いて鋼板
表面温度180℃で接触角を測定した場合、前記ギヤ油
の接触角が15°以上であることを特徴とする耐熱離型
性に優れた表面処理鋼板。 - 【請求項2】 上記樹脂皮膜について、JIS K 5
400に規定されている鉛筆引っかき試験の試験機法を
行って得られる鉛筆引っかき値が、2H以上である請求
項1に記載の耐熱離型性に優れた表面処理鋼板。 - 【請求項3】 上記樹脂皮膜のJIS B 0601に
準じて測定した算術平均表面粗さ(Ra)が0.5μm
以下である請求項1または2に記載の耐熱離型性に優れ
た表面処理鋼板。 - 【請求項4】 上記樹脂皮膜が、離型剤として、シリコ
ーン樹脂および/またはフッ素樹脂を含むものである請
求項1〜3のいずれかに記載の耐熱離型性に優れた表面
処理鋼板。 - 【請求項5】 上記樹脂皮膜が、表面粗化剤を含有する
ものである請求項1〜4のいずれかに記載の耐熱離型性
に優れた表面処理鋼板。 - 【請求項6】 上記樹脂皮膜の付着量が、0.5〜8.
0g/m2 である請求項1〜5のいずれかに記載の耐熱
離型性に優れた表面処理鋼板。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23743998A JP2995623B1 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 耐熱離型性に優れた表面処理鋼板 |
| TW088113762A TW590885B (en) | 1998-08-24 | 1999-08-11 | Surface-coated steel sheet with good heat resistance and releasability |
| KR1019990033475A KR100310560B1 (ko) | 1998-08-24 | 1999-08-14 | 양호한 내열성 및 이형성을 가진 표면처리강판 |
| CN 99111464 CN1245752A (zh) | 1998-08-24 | 1999-08-16 | 有优良的耐热和隔离能力的表面涂渍钢片 |
| SG9904160A SG84542A1 (en) | 1998-08-24 | 1999-08-24 | Surface-coated steel sheet with good heat resistance and releasability |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23743998A JP2995623B1 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 耐熱離型性に優れた表面処理鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2995623B1 true JP2995623B1 (ja) | 1999-12-27 |
| JP2000062087A JP2000062087A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=17015383
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23743998A Expired - Fee Related JP2995623B1 (ja) | 1998-08-24 | 1998-08-24 | 耐熱離型性に優れた表面処理鋼板 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2995623B1 (ja) |
| CN (1) | CN1245752A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4245394B2 (ja) * | 2003-03-27 | 2009-03-25 | 新日鉄マテリアルズ株式会社 | 無機ポリマー膜で被覆されたステンレス箔 |
-
1998
- 1998-08-24 JP JP23743998A patent/JP2995623B1/ja not_active Expired - Fee Related
-
1999
- 1999-08-16 CN CN 99111464 patent/CN1245752A/zh active Pending
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1245752A (zh) | 2000-03-01 |
| JP2000062087A (ja) | 2000-02-29 |
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|---|---|---|---|
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