JP3000562B2 - 新規4′‐エピ‐4′‐アミノアンスラサイクリン - Google Patents

新規4′‐エピ‐4′‐アミノアンスラサイクリン

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JP3000562B2 JP2502349A JP50234990A JP3000562B2 JP 3000562 B2 JP3000562 B2 JP 3000562B2 JP 2502349 A JP2502349 A JP 2502349A JP 50234990 A JP50234990 A JP 50234990A JP 3000562 B2 JP3000562 B2 JP 3000562B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は抗腫瘍活性を有する新しい種類のアンスラサ
イクリン配糖体、それらの製造方法、それらを含有する
医薬組成物及び幾つかの哺乳動物の腫瘍の治療にそれら
を使用することに関する。本発明は幾つかの新規中間体
の製造にも関する。
本発明は一般式1及び2: (式中、R1は水素、弗素、ヒドロキシ及びアミノから成
るグループから選択され、R2及びR3は共にヒドロキシを
表わすか又はR2とR3の1つが水素、ニトロ若しくはアミ
ノであってR2とR3のもう1つがヒドロキシである)を有
するアンスラサイクリン配糖体及びその医薬上許容し得
る塩を提供する。好ましい塩は塩酸塩である。
一般式1及び2のアンスラサイクリン配糖体には次の
ものが挙げられる。
4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′
−エピ−アミノ−ダウノルビシン (1a:R1=R2=R3=OH) 4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′
−エピ−アミノ−ドキソルビシン (2a:R1=R2=R3=OH) 4−デメトキシ−4−アミノ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシン (1b:R1=NH2,R2=R3=OH) 4−デメトキシ−4−アミノ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシン (2b:R1=NH2,R2=R3=OH) 4−デメトキシ−4−フルオロ−3′−デアミノ−4′
−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシン (1c:R1=F,R2=R3=OH) 4−デメトキシ−4−フロオロ−3′−デアミノ−4′
−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシン (2c:R1=F,R2=R3=OH) 4−デメチル−6−デオキシ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシン (1d:R1=R3=OH,R2=H) 4−デメチル−6−デオキシ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシン (2d:R1=R3=OH,R2=H) 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノ
ルビシン (1e:R1=H,R2=OH,R3=NO2) 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン (2e:R1=H,R2=OH,R3=NO2) 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノ
ルビシン (1f:R1=H,R2=NO2,R3=OH) 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン (2f:R1=H,R2=NO2,R3=OH) 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノ
ルビシン (1g:R1=H,R3=NH2,R2=OH) 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン (2g:R1=H,R3=NH2,R2=OH) 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノ
ルビシン (1h:R1=H,R2=NH2,R3=OH) 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン (2h:R1=H,R2=NH2,R3=OH) 本発明の新規アンスラサイクリン配糖体抗生物質、即
ち式1及び2の抗生物質は(a)一般式3又は6: (式中、R1,R2及びR3は、R2もR3もアミノ基でないこと
を除き、前記定義と同じである)のアグリコンと(b)
式4: (式中、Xはハロゲン、好ましくは塩素である)の保護
ハロ糖の縮合生成物である。
前記のアンスラサイクリンの製造のための合成方法に
は次の2方法がある。即ち図式Iに記載する方法Aは式
3のアグリコンの使用を含み、図式IIに示す方法Bは式
6のアグリコンの使用を含む。式2のC−6又はC−11
アミノ化合物の製造は図式IIIに説明する。
方法A 本発明は、式2の配糖体についてR2もR3もアミノ基で
はないことを除いて、前記定義と同じ式1又は2のアン
スラサイクリン配糖体、又はその医薬上許容し得る酸付
加塩の製造方法を提供する。その方法は次のステップを
包含する。
(i)式3: (式中、R2もR3もアミノ基でないことを除いて、R1,R2
及びR3は前記定義と同じである)のアグリコンを、式4: (式中、Xはハロゲンである)の1−ハロ−2,3,4,6−
テトラデオキシ−4−(N−トリフルオロアセトアミ
ド)−L−エリトロ−ヘキソピラノシドと縮合するこ
と、 (ii)こうして得られる式5: (式中、R1,R2及びR3はステップ(i)の定義と同じで
ある)の化合物からN−トリフルオロアセチル基を除去
し、前記の式1(但し、R2もR3もアミノ基でないとす
る)のアンスラサイクリン配糖体を得ること、 (iii)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の
式1の配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変える
こと、 (iv)所望により、ステップ(ii)で得られる、前記の
式1のR2及びR3の1つがニトロ基である配糖体、又はス
テップ(iii)で得られるその前記の塩を還元して、前
記の式1のR2及びR3がアミノ基である配糖体を得、かつ
所望により、前記の式1のR2及びR3の1つがアミノ基で
ある配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変えるこ
と、 (v)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の式
1の配糖体又はステップ(iii)で得られるその医薬上
許容し得る酸付加塩を臭素化し、こうして得られる14−
ブロモ誘導体を加水分解して、前記定義の式2の対応す
るアンスラサイクリン配糖体を形成すること、並びに、 (vi)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上許
容し得る酸付加塩に変えること。
この手順により、対応するアグリコン3と保護ハロ糖
4からアンスラサイクリン配糖体の製造ができるように
なる。手順はUS−A−4,107,423号に記載のそれと同様
である。カップリング生成物をダウノルビシン誘導体1
に加水分解し、US−A−3,803,124号に記載の方法によ
り対応するドキソルビシン誘導体2に変換することがで
きる。
図式Iの反応系列の出発物質は、よく知られている4
−デメチルダウノマイシノン(3a:R1=R2=R3=OH)、
アグリコンである4−デメトキシ−4−アミノダウノマ
イシノン(3b:R1=NH2,R2=R3=OH)(EP−A−028826
8)、4−デメトキシ−4−フルオロダウノマイシノン
(3c:R1=F,R2=R3=OH)[G.W.Morrow及びJ.Swenton,
J.Org.Chem.;52,713,1987]及び4−デメチル−6−デ
オキシダウノマイシノン(3d:R1=R3=OH,R2=H)[US
−A−4,600,537号]である。C−11及びC−6ニトロ
アグリコンである4−デメトキシ−11−デオキシ−11−
ニトロダウノマイシノン(3e:R1=H,R2=OH,R3=NO2
及び4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロダウノ
マイシノン(3f:R1=H,R2=NO2,R3=OH)であって、両
方ともUS−A−4,749,693号に記載されている。
式3のアグリコンは一般に、モレキュラーシーブとト
リフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に式4の化合物
と室温でステップ(i)の反応させ、N−トリフルオロ
アセチル配糖体5a−fの1つを形成する。式1a−fの化
合物は、穏やかなアルカリ加水分解によりアミノ保護基
を除去して得られる。ステップ(ii)では、式5の化合
物はアセトンに溶解し、0.2N水酸化ナトリウム水溶液を
用いて、温度0℃で1時間穏やかなアルカリ加水分解に
付するのが好ましく、これにより前記の式1の配糖体を
得る。メタノール性塩化水素を用いて処理することによ
り塩酸塩を生じる。
ステップ(iv)では、還元はPd/C、たとえば10%Pd/C
を用いる処理により行うのが典型的である。従って、式
1のニトロ配糖体又はその塩は10%Pd/Cの存在下にメタ
ノールとシクロヘキセンの混合物中で10分間還流し得
る。得られる式1のアミノ配糖体は前記のようなその塩
酸塩として単離することができる。
好ましくは、式1の前記配糖体を無水メタノールとジ
オキサンの混合物に溶解し、臭素のクロロホルム溶液を
用いてステップ(v)で処理して対応する14−ブロモ誘
導体を得る。これをギ酸ナトリウムの水溶液を用いて室
温で2日間加水分解し、前記の式2の配糖体を遊離塩基
として得る。ステップ(vi)で前記の式2の配糖体をそ
の塩酸塩として単離する。塩酸塩としての式2の配糖体
の単離は、メタノール性塩化水素を用いて配糖体を処理
することにより行うものが典型的である。
この方法の実施態様により、4−デメチルダウノマイ
シノン(3a)を、乾燥塩化メチレンに溶解し、モレキュ
ラーシーブとトリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下
に1−クロロ−2,3,4,6−テトラデオキシ−4−(N−
トリフルオロアセトアミド)−L−エリトロ−ヘキソピ
ラノシド(4)と室温で1時間反応させて、N−保護グ
リコシド5aを得る。これをアセトンに溶解し、0.2N水酸
化ナトリウム水溶液を用いて、温度0℃で1時間、穏や
かなアルカリ加水分解に付して、式1aの化合物を遊離塩
基として得る。このものは、無水のメタノール性塩化水
素を用いて処理し、その塩酸塩として単離する。
所望により、1aを塩化メチレン中で臭素と反応させて
その14−ブロモ誘導体を得る。これをギ酸ナトリウムの
水溶液を用いて窒素雰囲気中で室温で48時間加水分解し
た後、式2dの化合物を遊離塩基として得る。これを無水
メタノール性塩化水素を用いて処理して、その塩酸塩と
して単離する。
方法B 本発明は、R2もR3もアミノ基ではないことを除き、前
記定義の式2のアンスラサイクリン配糖体、又はその医
薬上許容し得る酸付加塩の製造方法を提供する。その方
法は次のステップを包含する。
(i′)式6: (式中、R2もR3もアミノ基でないことを除き、R1,R2
びR3は前記定義と同じである)の14−保護アグリコン
を、前記定義と同じ式4の1−ハロ−2,3,4,6−テトラ
デオキシ−4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L
−エリトロ−ヘキソピラノシドと縮合すること、 (ii′)得られる式7: (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)のN−
保護配糖体から14−保護基を除去して、式8: (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)の化合
物を得ること、 (iii′)式8の化合物を、式9: (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)の9,14
−オルトホルメート誘導体に変換すること、 (iv′)N−トリフルオロアセチル基とオルトホルメー
ト保護基を除去して、前記の式2の配糖体を得ること、
並びに、 (v′)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上
許容し得る酸付加塩に変換すること。
この手順により、(a)対応する14−ヒドロキシル化
保護アグリコンと(b)保護ハロ糖4のカップリングに
より、一般式2のアンスラサイクリン配糖体の製造がで
きるようになる。その手順はUS−A−4,107,423号に記
載のものと同様である。図式IIには、ドキソルビシン誘
導体2a−fまでの経路を描いてある。出発物質はアグリ
コン3a−fであって、適当な官能基が導入され、側鎖が
14−アセトキシ誘導体として保護されたアグリコンであ
る。
ステップ(i′)で、式6のアグリコンをモレキュラ
ーシーブとトリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に
式4の1−クロロ−ヘキサピラノシドと室温で反応させ
るのが典型的である。ステップ(ii′)では、式7の化
合物を炭酸カリウムを用い窒素雰囲気中で0℃で4時間
処理するのが好ましい。一般的にはステップ(iii′)
では式8の化合物を、オルトギ酸トリエチルを用いて、
たとえば塩化メチレン中で、p−トルエンスルホン酸ピ
リジニウム塩の存在下に室温で1時間処理する。
好ましくはステップ(iv′)で、式9の化合物を穏や
かなアルカリ加水分解に付してN−トリフルオロアセチ
ル基を除去し、酢酸を用いて処理しオルトホルメート保
護基を除去し、前記の式2の配糖体を遊離塩基として得
る。これをステップ(v′)で無水メタノール性塩化水
素を用いて処理し、配糖体をその塩酸塩として単離す
る。
更に詳細には、1つの実施態様において、4−デメト
キシ−11−デオキシ−11−ニトロダウノマイシノン(3
d:R1=H,R2=OH,R3=NO2)を乾燥ジオキサンに溶解し、
臭素の塩化メチレン溶液を用いて室温で2時間処理し、
次いでヘキサンを用いて沈殿させる。残留物をアセトン
に溶解し、酢酸カリウムを添加して1時間撹拌しアセト
キシ誘導体6dを得る。その化合物を乾燥塩化メチレンに
溶解して前記のように1−クロロ−2,3,4,6−テトラデ
オキシ−4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L−
エリトロ−ヘキソピラノシド(4)と反応させ、保護さ
れた14−アセトキシ−N−トリフルオロアセチル配糖体
7dを得る。
保護基を除去するため、化合物7dをまずメタノールに
溶解して、窒素雰囲気中炭酸カリウムを用い0℃で4時
間処理し8dを得る。次いでこれをオルトギ酸トリエチル
を用いて塩化メチレン中で、p−トルエンスルホン酸ピ
リジニウム塩の存在下に室温で1時間処理して9,14−オ
ルトホルメート誘導体9eを得る。これを穏やかなアルカ
リ加水分解に付してN−保護基を除去し、最後に酢酸を
用いて処理し、オルトホルメート保護基を除去して遊離
塩基として化合物1eを得る。これを無水メタノール性塩
化水素を用いて処理することにより、その塩酸塩として
単離する。
本発明は、前記式2のアンスラサイクリン配糖体(式
中、R1が前記定義と同じで、R2及びR3の1つがヒドロキ
シであり、R2及びR3のもう1つがアミノ基である)、又
はその医薬上許容し得る酸付加塩の製造方法をも提供す
る。その方法は下記ステップを包含する。
(i′)前記定義の式9(式中、R2及びR3の1つがヒド
ロキシであってR2及びR3のもう1つがニトロ基である)
の9,14−オルトホルメート誘導体のC−6又はC−11の
ニトロ基を還元すること、 (ii′)このようにして形成したC−6又はC−11アミ
ノ基含有化合物からN−トリフルオロアセチル基とオル
トホルメート保護基を除去して、前記の式2の配糖体を
得ること、並びに、 (iii′)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬
上許容し得る酸付加塩に変換すること。
図式IIIは、対応するC−6及びC−11保護ニトロ配
糖体から出発して式2のC−6及びC−11アミノアンス
ラサイクリンまでの経路を示す。9,14−オルトホルメー
トニトロ誘導体9e又は9fは、そのニトロ化合物を10%Pd
/Cの存在下にメタノール及びシクロヘキセンの混合物中
で10分間還流し、たとえば方法A又は方法Bについて前
記したように、塩基性媒質中でN−トリフルオロアセチ
ル基を除去し、酢酸を用いてオルトホルメート保護基を
除去して、それぞれアミノ配糖体2g又は2hに変換し得
る。化合物2g及び2hは無水メタノール性塩化水素を用い
て処理することによりそれぞれの塩酸塩に変換し得る。
前記により明らかなように、本発明の方法は幾つかの
新規中間体の製造と使用を含む。これらもまた、本発明
の範囲内であり、特に式5及び7〜9の化合物がそれで
ある。
本発明は、医薬上許容し得る担体若しくは希釈剤と共
に、式1若しくは2のアンスラサイクリン配糖体又はそ
の医薬上許容可能な酸付加塩を含む医薬組成物をも提供
する。慣用の担体及び希釈剤を使用し得る。組成物は慣
用の仕方で製剤化し及び投与し得る。
本発明の化合物はヒト又は動物の体の治療方法に有用
である。それらは抗腫瘍剤として有用である。治療上有
効量を患者に投与する。腫瘍の成長を抑制するのに充分
な量を投与し得る。腫瘍は結腸腺癌又はグロス白血病腫
瘍であり得る。
本発明の化合物の生物活性をドキソルビシン及び4−
デメトキシダウノルビシン(4−dem−DNR)と対比し、
LoVo(ヒト結腸腺癌)細胞及びLoVo/DX細胞に対してイ
ンビトロで生物活性の試験を行った。結果を表1に示
す。
以下の実施例により本発明を説明する。
実施例1 4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′
−エピ−アミノ−ダウノルビシン塩酸塩(1a)の調製 0.76g(2mmol)の4−デメチルダウノマイシノン(3
a)をモレキュラーシーブ(4Å)の存在下に300mlの無
水塩化メチレンを用いて溶解した。混合物を10℃に冷却
し、窒素を通じて泡立たせ、0.86g(3.2mmol)の1−ク
ロロ−2,3,4,6−テトラデオキシ−4−(N−トリフル
オロアセトアミド)−L−エリトロ−ヘキソピラノシド
(4)の40mlの無水塩化メチレン中の溶液及び0.78g
(3.0mol)のトリフルオロメタンスルホン酸銀の40mlの
ジエチルエーテル中の溶液を撹拌下に滴下して添加し
た。20分後、反応混合物を30mlの炭酸水素ナトリウム飽
和水溶液を用いて処理し過した。有機層を水洗し、無
水硫酸ナトリウム上で乾燥し、溶媒を真空下に除去し
た。残留物を塩化メチレンとアセトン(体積比98:2)の
混合物を使用し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー
により0.8gの4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デ
オキシ−4′−エピ−N−トリフルオロアセチルダウノ
ルビシン(5a)を得た。化合物5aをアセトンに溶解し、
0.2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて0℃で処理して、
トリフルオロアセチル保護基を除去した。1時間後溶液
をpH8.1に調整し、塩化メチレンを用いて繰返し抽出し
た。有機抽出物をまとめ、乾燥して小容量となるまで濃
縮した後、無水メタノール性塩化水素を用いてpH3.5に
酸性化した。ジエチルエーテルの添加により、塩酸塩と
して0.64g(収率54%)の標題化合物1aを得た。融点168
〜169℃(分解を伴う)。Kieselgel Plate(Merck
F254)、溶媒系:塩化メチレン/メタノール/酢酸/水
(体積比80:20:7:3)のTLC Rf:0.73。MS−FD:[M]+4
97。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ:1.21(d,J=6.2Hz,3H,
5′−CH3),1.6〜1.8(m,4H,2′−CH2,3′−CH2),2.1
〜2.3(m,2H,8−CH2),2.27(s,3H,COCH3),2.85(m,1
H,4′−H),2.95(m,2H,10−CH2),4.11(dq,J=6.2,
9.9Hz,1H,5′−H),4.98(m,1H,7−H),5.22(s,1H,9
−OH),7.40(dd,J=2.0,7.5Hz,1H,3−H),7.82(m,2
H,1−H,2−H),8.10(bs,3H,4′−NH3+),11.96(s,1
H,11−OH),12.87(s,1H,6−OH),13.40(s,1H,4−O
H)。
実施例2 4−デメトキシ−4−アミノ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシン塩酸塩
(1b)の調製 0.38g(1mmol)の4−デメトキシ−4−アミノダウノ
マイシノン(3b)を実施例1に記載の手順に従って、0.
37g(1.5mmol)の1−クロロ−2,3,4,6−テトラデオキ
シ−4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L−エリ
トロ−ヘキソピラノシド(4)とカップリングし、0.35
g(収率60%)の標題化合物1bを塩酸塩として得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf:0.45。1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ(特定シグナ
ルのみ):2.27(s,3H,COCH3),2.85(m,1H,4′−H),
4.98(m,1H,7−H),6.80(bd,2H,4−NH2),6.93(d,J
=8.0Hz,1H,3−H),7.46(t,J=8.0Hz,1H,2−H),7.6
4(d,J=8.0Hz,1H,1−H),8.10(bs,3H,4′−NH3+),
13.52(s,1H,11−OH),14.00(s,6−OH)。
実施例3 4−デメトキシ−4−フルオロ−3′−デアミノ−4′
−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシン塩酸
塩(1c)の調製 0.38g(1mmol)の4−デメトキシ−4−フルオロダウ
ノマイシノン(3c)を実施例1に記載の手順に従って、
0.37g(1.5mmol)の1−クロロ−2,3,4,6−テトラデオ
キシ−4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L−エ
リトロ−ヘキソピラノシド(4)とカップリングし、0.
48gのN−トリフルオロアセチル誘導体5cを得た。
標準手順に従ってN−保護基を除去した後、0.40g
(収率74%)の標題化合物1cを得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf:0.68,融点158〜159℃(分解を伴う)。
実施例4 4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′
−エピ−アミノ−ドキソルビシン塩酸塩(2a)の調製 0.3g(0.6mmol)の4−デメチル−3′−デアミノ−
4′−デオキシ−4′−エピ−アミノダウノルビシン
(1a)を無水メタノールとジオキサンの混合物に溶解
し、US−A−3,803,124号に記載の方法により、100mlの
塩化メチレン中9gの臭素を含む溶液1.2mlを添加して、1
4−ブロモ誘導体を得た。これを20mlのアセトンに溶解
して2mlの水に溶解した0.4gのギ酸ナトリウムを用いて
処理した。反応混合物を室温で2日間撹拌し、次いで水
を添加して塩化メチレンを用いて抽出した。標準的な仕
上操作の後、得られた赤い溶液を真空下に濃縮して小容
量とし、無水メタノール性塩化水素を用いてpH3.5に調
整し、次いで過剰のジエチルエーテルを添加して、0.2g
(収率75%)の標題化合物2aを塩酸塩で得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf:0.60。
実施例5 4−デメチル−6−デオキシ−14−アセチル−アドリア
マイシノン(6d)の調製 150mlの無水ジオキサン中に0.85g(2.3mmol)の4−
デメチル−6−デオキシ−ダウノマイシノン(3d)を溶
解した溶液に、100mlの塩化メチレン中に9gの臭素を含
む溶液4.6mlを添加した。混合物を室温に2時間放置
し、その後で、n−ヘキサンを添加してブロモ誘導体を
沈殿させて回収した。残留物を300mlのアセトンを用い
て溶解し、攪拌下に2.7gの酢酸カリウムを添加した。1
時間後、反応混合物を塩化メチレンを用いて希釈し、水
洗した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、過
して減圧下に溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、0.75g(収率76%)の標
題化合物6dを得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.13。
EI−MS:[M]+462。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ:1.88(dd,J=9.3,13.1
Hz,1H,8ax−H),2.06(s,3H,COCH3),2.41(dd,J=5.
7,13.1Hz,1H,8e−H),2.76〜3.04(2つのd,J=18.6H
z,2H,10−CH2),4.57(m,1H,7−H),5.09〜5.23(2つ
のd,J=17.8Hz,1H,COCH2 OCO),5.89(d,J=6.6Hz,1H,7
−OH),6.10(s,1H,9−OH),7.39(dd,J=1.5,7.9Hz,1
H,3−H)7.7〜7.9(m,2H,1−H,2−H),7.90(s,1H,6
−H),12.60〜12.90(2つのbs,2H,4−OH,11−OH)。
実施例6 4−デメチル−6−デオキシ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−N−トリフルオロアセチル−ド
キソルビシン(8d)の調製 0.61g(1.43mmol)の4−デメチル−6−デオキシ−1
4−アセチル−アドリアマイシノン(6d)を、250mlの無
水塩化メチレン及び150mlの無水テトラヒドロフランを
用いて溶解した。混合物を10℃に冷却し、窒素を通じて
泡立て、50mlの無水塩化メチレンに溶解した1g(4mmo
l)の1−クロロ−2,3,4,6−テトラデオキシ−4−(N
−トリフルオロアセトアミド)−L−エリトロ−ヘキソ
ピラノシド(4)及び50mlのジエチルエーテルに溶解し
た1g(4mmol)のトリフルオロメタンスルホン酸銀を、
撹拌下に滴下して添加した。20分後、反応混合物を20ml
の炭酸水素ナトリウム飽和水溶液を用いて処理し過し
た。有機層を水洗し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し
て、真空下に溶媒を除去した。残留物をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付して、0.4g(収率44%)の4
−デメチル−6−デオキシ−14−アセチル−3′−デア
ミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−N−トリフルオロ
アセチルドキソルビシン(7d)を得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比9:1)のTLC Rf:0.45。
FD−MS:[M]+636。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ(特定シグナルのみ):
1.06(d,J=6.0Hz,3H,5′−CH3),1.6〜2.0(m,5H,8ax
−H,2′−CH2,3′−CH2),2.05(s,3H,COCH3),3.56
(m,1H,4′−H),3.93(m,1H,5′−H),5.14(m,2H,C
OCH2 OCO),5.17(m,1H,1′−H),9.37(bd,J=8.6Hz,
1H,NHCOCF3),12.45,12.91(2つのs,2H,4−OH,11−O
H)。
化合物7dを200mlのメタノールを用いて溶解し、2mlの
炭酸カリウムの10%水溶液を用いて0℃で処理して、窒
素雰囲気下に0℃に4時間放置した。
溶液を酢酸を用いて中和し、水で希釈して生成物を塩
化メチレンを用いて抽出した。シリカゲル過後、0.25
gの標題化合物8dを回収した(収率89%)。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比9:1)のTLC Rf:0.26。
FD−MS:[M]+593。
実施例7 4−デメチル−6−デオキシ−3′−デアミノ−4′−
デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシン,塩酸
塩(2d)の調製 実施例6に記載のようにして調製した生成物8d 0.2g
(0.33mmol)を60mlの乾燥塩化メチレンを用いて溶解
し、15mlのオルトギ酸トリエチル及び0.1gのp−トルエ
ンスルホン酸ピリジニウム塩を添加した。1時間後、溶
液を水洗し、無水硫酸ナトリウム上で乾燥して、減圧下
に小容量となるまで濃縮した。溶液をn−ヘキサン中に
注入して、9,14−オルトギ酸エステル誘導体9dの沈殿を
過して集めた。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.7。
残留物を200mlの0.2N水酸化ナトリウム水溶液を用い
て溶解し、溶液を窒素雰囲気下に8℃で10時間放置し
た。それから溶液を酢酸を用いてpH8.5に調整し、塩化
メチレンを用いて抽出した。標準的な仕上げ操作の後、
得られた遊離塩基を酢酸の水溶液を用いて室温で2時間
処理した。混合物は炭酸水素ナトリウム水溶液を用いて
pH8.5とし、塩化メチレンを用いて抽出した。溶媒を真
空下に除去して、残留物をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーに付し、0.12g(収率66%)の標題化合物を遊
離塩基として得た。これを無水メタノール性塩化水素を
用いて処理して塩酸塩2dに変換した。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf:0.52。融点155℃(分解)。
FD−MS:[M]+438。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ:1.21(d,J=6.2Hz,3H,
5′−CH3),1.7〜2.0(m,5H,8ax−H,2′−CH2,3′−C
H2),2.4〜2.5(m,1H,8e−H),2.77,3.08(2つのd,J
=17.7Hz,2H,10−CH2),2.88(m,1H,4′−H),3.95(d
q,J=6.2,9.8Hz,1H,5′−H),4.55(d,J=5.5Hz,2H,CH
2 OH),4.76(m,1H,7−H),4.84(t,J=5.5Hz,1H,CH2
OH),5.20(m,1H,1′−H),5.93(s,1H,9−OH),7.40
(dd,J=1.6,7.7Hz,1H,3−H),7.7〜7.9(m,2H,2−H,1
−H),7.74(s,1H,6−H)。
実施例8 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−14−アセ
チルアドリアマイシノン(6e)の調製 2.3g(5.7mmol)の4−デメトキシ−11−デオキシ−1
1−ニトロ−ダウノマイシノン(3e)を、実施例5に記
載した手順に従って、1.8g(収率70%)の標題化合物6e
に変換した。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.2。
FD−MS:[M]+455。
1H NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.11(ddd,J=1.8,5.0,1
5.0Hz,1H,8ax−H),2.18(s,3H,COCH3),2.56(ddd,J
=2.2,2.2,15.0Hz,1H,8e−H),2.88(dd,J=2.2,18.2H
z,1H,10e−H),3.18(d,J=18.2Hz,1H,10ax−H),3.4
2(dd,J=1.8,3.3Hz,1H,7−OH),4.68(s,1H,9−OH),
5.04,5.34(2つのd,J=18.2Hz,2H,COCH2 OCO),5.42
(m,1H,7−H),7.88(m,2H,2−H,3−H),8.29(m,2H,
1−H,4−H),13.71(s,1H,6−OH)。
実施例9 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−9,14−オ
ルトホルメート−3′−デアミノ−4′−デオキシ−
4′−エピ−N−トリフルオロアセチル−ドキソルビシ
ン(9e)の調製 1.76g(3.8mmol)の生成物6eを実施例1に記載の手順
に従ってトリフルオロメタンスルホン酸銀の存在下に1.
3g(5.2mmol)のクロロ糖4と縮合して、1.13g(収率44
%)の14−アセチル−N−トリフルオロアセチル−誘導
体7eを得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.37。
FD−MS:[M]+665。
1H NMR(200MHz,CDCl3)δ:1.28(d,J=5.8Hz,3H,5′
−CH3),1.8〜1.9(m,4H,2′−CH2,3′−CH2),2.10(d
d,J=3.8,15.0Hz,1H,8ax−H),2.18(s,3H,COCH3),2.
56(ddd,J=1.6,1.6,15.0Hz,1H,8e−H),2.94(dd,J=
1.6,18.3Hz,1H,10e−H),3.19(d,J=18.3Hz,1H,10ax
−H),3.7〜4.1(m,2H,4′−H,5′−H),4.94,5.32
(2つのd,J=17.8Hz,2H,COCH2 OCO),5.40(m,2H,7−
H,1′−H),6.55(bd,J=8.6Hz,1H,NHC=CF3),7.87
(m,2H,2−H,3−H),8.2〜8.4(m,2H,1−H,4−H),1
3.70(s,1H,6−OH)。
生成物7eを1000mlのメタノールを用いて溶解し、0℃
に冷却した後、炭酸ナトリウムの10%水溶液を撹拌下に
窒素雰囲気中で添加した。3時間後、混合物を酢酸を用
いてpH7とし、、水を用いて希釈して、生成物を標準的
手順に従って塩化メチレンを用いて抽出した。粗製物を
ジエチルエーテルから晶出させて、0.9g(収率87%)の
化合物、4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−
3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−N−ト
リフルオロアセチル−ドキソルビシン(8e)を得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.17。
生成物8eを実施例7の記載のようにp−トルエンスル
ホン酸ピリジニウム塩の存在下にオルトギ酸トリエチル
を用いて処理し、0.78g(収率76%)の標題化合物9eを
得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.48。
実施例10 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン(2e)の調製 実施例7に記載の手順に従って、0.32g(0.43mmol)
の化合物9eを初めに塩基性媒質中で加水分解してN−保
護基を除去し、次いで酢酸を用いてオルトギ酸エステル
保護基を除去した。無水メタノール性塩化水素を用いて
処理し、0.16g(収率61%)の標題化合物2eを塩酸塩と
して得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸(体積比80:20:1)のTLC Rf:
0.30。
融点159℃(分解)MS−FD:[M]+527。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6,50℃)δ:1.23(d,J=6.2H
z,3H,5′−CH3),1.7〜1.9(m,4H,2′−CH2,3′−C
H2),2.26(m,2H,8−CH2),2.82(m,2H,10−CH2),2.84
(m,1H,4′−H),4.16(dq,J=6.2,9.5Hz,1H,5′−
H),4.4〜4.7(m,3H,COCH2 OH,COCH2 OH),5.08(m,1
H,7−H),5.24(m,1H,1′−H),5.53(s,1H,9−OH),
7.98(m,2H,2−H,3−H),8.1〜8.3(m,2H,1−H,4−
H)。
実施例11 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン塩酸塩(2g)の調製 実施例9に記載のようにして調製した、0.32g(0.43m
mol)の4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−
9,14−エチル−オルトホルメート−3′−デアミノ−
4′−デオキシ−4′−エピ−N−トリフルオロアセチ
ルドキソルビシン(9e)を、200mlのメタノールに溶解
して、20mlのシクロヘキセン及び0.2gの10%Pd/Cを撹拌
下に添加した。混合物を10分間還流させ、次いで室温で
冷却して触媒を別し、真空下に溶媒を除去した。残留
物を0.2N水酸化ナトリウム水溶液を用いて回収し、窒素
雰囲気下に10℃に8時間保った。その後、酢酸を用いて
溶液をpH5にし、室温に2時間放置した。混合物を炭酸
水素ナトリウム水溶液を用いて中和し、塩化メチレンを
用いて抽出し、標準的な仕上げ操作の後、11−アミノ誘
導体を遊離塩基として得た。それをメタノール性塩化水
素を用いて処理し、0.15g(収率55%)の標題化合物2g
を得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸(体積比80:20:1)のTLC Rf:
0.23。融点162〜164℃(分解)。FD−MS:[M]+497。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6,50℃)δ:1.23(d,J=6.2H
z,3H,5′−CH3),1.7〜1.9(m,4H,2′−CH2,3′−C
H2),2.21(m,2H,8−CH2),2.80(m,2H,4′−H),2.88
(m,2H,10−CH2),4.18(dq,J=6.2,9.5Hz,1H,5′−
H),4.67(m,3H,COCH2 OH,COCH2 OH),5.05(m,1H,7−
H),5.28(m,1H,1′−H),5.31(s,1H,9−OH),7.88
(m,2H,2−H,3−H),8.27(m,2H,1−H,4−H),8.18,
8.40(2つのbm,4H,11−NH2,4′−NH2)。
実施例12 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロ−14−アセ
チル−アドリアマイシノン(6f)の調製 2g(5mmol)の4−デメトキシ−6−デオキシ−6−
ニトロ−ダウノマイシノン(3f)を、実施例5に記載の
手順に従って、1.7g(収率75.6%)の14−アセチル誘導
体に変換した。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.32。
FD−MS:[M]+455。
1H NMR(200MHz,CDCl3)δ:2.12(dd,J=14.9,4.8Hz,
1H,8ax−H),2.20(s,3H,OCOCH3),2.53(ddd,J=2.0,
2.4,14.9Hz,1H,8e−H),3.15(d,J=19.3Hz,1H,10ax−
H),3.38(dd,J=2.0,19.3Hz,1H,10e−H),3.43(m,1
H,7−OH),5.00(m,1H,7−H),5.15,5.31(2つのd,J
=17.9Hz,2H,COCH2 OCO),7.89(m,2H,2−H,3−H),8.
30(m,2H,1−H,4−H),14.46(s,1H,11−OH)。
実施例13 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロ−9,14−オ
ルトホルメート−3′−デアミノ−4′−デオキシ−
4′−エピ−N−トリフルオロアセチル−ドキソルビシ
ン(9f)の調製 1.7g(3.7mmol)の4−デメトキシ−6−デオキシ−
6−ニトロ−14−アセチル−アドリアマイシノン(6f)
を、実施例1に記載のようにトリフルオロメタンスルホ
ン酸銀の存在下に、1.6g(6mmol)の1−クロロ−2,3,
4,6−テトラデオキシ−4−(N−トリフルオロアセト
アミド)−L−エリトロ−ヘキソピラノシド(4)とカ
ップリングして、1g(収率41%)のN−トリフルオロア
セチル誘導体7fを得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積比95:5)のTLC Rf:0.50。
FD−MS:[M]+665。
0.5g(0.75mmol)の化合物7fを、実施例9に記載のよ
うにp−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩の存在下に
オルトギ酸トリエチルを用いて処理し、クロマトグラフ
により分離した後、0.3g(収率60%)の標題化合物9f
を、80/20のモル比の2つのジアステレオマーの混合物
として得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/アセトン(体積95:5)のTLC Rf:0.65。
1H NMR(220MHz,CDCl3)δ:1.1〜1.3(m,6H,5′−C
H3,OCH2 CH3),1.6〜2.0(m,4H,2′−CH2,3′−CH2),
2.3〜2.7(m,2H,8−CH2),3.33(s,2H,10−CH2),3.6〜
3.7(m,2H,OCH2 CH3),3.75(m,1H,4′−H),3.90(d
q,J=6.2,9.5Hz,1H,5′−H),4.32,4.45(2つのd,J=
17.4Hz,COCH2 O主異性体),4.20,4.35(2つのd,J=16.
8Hz,COCH2 O少量異性体),4.87(m,1H,1′−H),5.01,
5.14(dd,J=5.3,5.3Hz,1H,7−H主,7−H少),5.70,5.
72(s,1H,CH−OCH2 CH3主,CH−OCH2 CH3少),6.04(bd,
J=9.0Hz,1H,NHCOCF3),7.85(m,2H,2−H,3−H),8.27
(m,2H,1−H,4−H),13.52,13.55(s,1H,11−OH主,11
−OH少)。
実施例14 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン塩酸塩(2f)の調製 前記のようにして調製した0.3g(0.44mmol)の化合物
9fを200mlの0.2N水酸化ナトリウム水溶液に溶解し、窒
素雰囲気下に0℃に10時間保持した。溶液を酢酸を用い
てpH8.5にし、塩化メチレンを用いて抽出した。水溶液
をpH8.1に調整し、塩化メチレンを用いて繰返し抽出し
た。有機抽出物をまとめ、乾燥して濃縮し小容量とした
後、無水メタノール性塩化水素を用いてpH3.5に酸性化
した。
ジエチルエーテルの添加により、塩酸塩として0.062g
(収率25%)の標題化合物2fを得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比30:4:1:0.5)のTL
C Rf:0.30。融点155〜157℃(分解を伴う)。MS−FD:
[M]+527。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ:1.18(d,J=6.3Hz,3H,
5′−CH3),1.6〜1.9(m,4H,2′−CH2,3′−CH2),2.1
〜2.5(m,2H,8−CH2),2.84(m,1H,4′−H),3.01(m,
2H,10−CH2),4.06(dq,J=6.3,9.3Hz,1H,5−H),4.53
(m,2H,CH2 OH),5.07(m,1H,7−H),5.26(1H,1′−
H),5.50(m,1H,CH2 OH),7.88(m,2H,2−H,3−H),
8.14(bs,3H,4′−NH3+),8.24(m,2H,1−H,4−H)。
実施例15 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソ
ルビシン塩酸塩(2h)の調製 実施例13に記載のようにして調製した、0.15g(0.22m
mol)の9,14−オルトギ酸エステル誘導体9fを、150mlの
メタノールと15mlのシクロヘキセンに溶解して、実施例
11に記載したように0.15gの10%Pd/Cを用いて処理し、
無水メタノール性塩化水素の添加により、0.02g(収率1
8.5%)の6−アミノ誘導体2hを得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比30:4:1:0.5)のTL
C Rf:0.22。MS−FD:[M]+497。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6,50℃)δ:1.18(d,J=6.3H
z,3H,5′−CH3),1.6〜1.9(m,4H,2′−CH2,3′−C
H2),2.1〜2.5(m,2H,8−CH2),2.84(m,1H,4′−H),
3.01(m,2H,10−CH2),4.06(bq,J=6.3,9.3Hz,1H,5−
H),4.53(m,2H,CH2 OH),5.07(m,1H,7−H),5.26
(1H,1′−H),5.50(m,1H,CH2 OH),7.88(m,2H,2−
H,3−H),8.14(bs,3H,4′−NH3+),8.24(m,2H,1−
H,4−H)。
実施例16 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノダウノル
ビシン塩酸塩(1f)の調製 0.78g(1.76mmol)の4−デメトキシ−6−デオキシ
−6−ニトロ−ダウノマイシノン(3f)を、実施例1に
記載の手順に従って、1−クロロ−2,3,4,6−テトラデ
オキシ−4−(N−トリフルオロアセトアミド)−L−
エリトロ−ヘキソピラノシド(4)とカップリングし、
0.26g(収率62%)の標題化合物1fを塩酸塩として得
た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf=0.42。MS−FD[M]+511。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ(特定シグナルのみ):
2.34(s,3H,COCH3);3.10(d,J=18.7Hz,1H,10ax−
H);3.27(dd,J=1.8,18.7Hz,1H,10−eq−H),5.11
(dd,J=2.3,4.3Hz,1H,7−H);7.8〜7.9(m,2H,2−H,3
−H);8.10(bs,3H,4′−NH3+);8.2〜8.4(m,2H,1−
H,4−H);13.55(s,1H,11−OH)。
実施例17 4−デメトキシ−6−デオキシ−6−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノダウノル
ビシン塩酸塩(1h)の調製 0.3g(0.5mmol)の化合物1fを、200mlのメタノールと
20mlのシクロヘキセンに溶解して0.2gの10%Pd/Cを用い
て処理した。10分間還流後、触媒を別して溶媒を真空
下に除去した。メタノール/エチルエーテルから晶出し
た後、0.2g(収率76%)の標題化合物1hを塩酸塩として
得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf=0.39。MS−FD:[M]+431。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ(特定シグナルのみ):
1.18(d,J=6.3Hz,3H,5′−CH3);1.6〜1.9(m,4H,2′
−CH2,3′−CH2);2.1〜2.5(m,2H,8−CH2);2.84(m.,
1H,4′−H);3.01(m,2H,10−CH2);4.06(bq,J=6.3,
9.3Hz,1H,5−H);5.7(m,1H,7−H);5.26(m,1H,1′
−H);7.8〜7.9(m,2H,2−H,3−H);8.10(bs,3H,4′
−NH3+);8.2〜8.4(m,2H,1−H,4−H)。
実施例18 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−ニトロ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノ
ルビシン塩酸塩(1e)の調製 0.58g(1.46mmol)の4−デメトキシ−11−デオキシ
−11−ニトロ−ダウノマイシノン(3e)を、実施例1に
記載の手順に従って糖(4)とカップリングし、通常の
仕上げ操作の後、0.5g(収率61%)の標題化合物1eを塩
酸塩として得た。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf=0.44。MS−FD:[M]+511。
1H NMR(200MHz,DMSO−d6)δ(特定シグナルのみ):
1.18(d,J=6.3Hz,3H,5′−CH3);1.6〜1.8(m,4H,2′
−CH2,3′−CH2);2.1〜2.5(m,2H,8−CH2);2.37(s,3
H,COCH3);3.07(m,2H,10−CH2);4.06(bq,J=6.3,9.3
Hz,1H,5′−H);5.03(m,1H,7−H);5.32(m,1H,1′
−H);7.8〜7.9(m,2H,2−H,3−H);8.10(bs,3H,4−
NH3+);8.2〜8.4(m,2H,1H,4H),13.7(s,1H,6−O
H)。
実施例19 4−デメトキシ−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デ
アミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミノダウノル
ビシン塩酸塩(1g)の調製 0.2g(0.36mmol)の化合物1eを、実施例17に記載の手
順に従って、その還元されたアミノ誘導体1gに変換し
た。
収率80%。
Kieselgel Plate(Merck F254)、溶媒系:塩化メチ
レン/メタノール/酢酸/水(体積比80:20:7:3)のTLC
Rf=0.41。MS−FD:[M]+481。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フアイアルデイ,ダニエラ イタリー国、27100・パビア、ビア・カ ツシニーノ・42 (72)発明者 ステフアネツリ,ステフアニア イタリー国、20100・ミラン、ビア・リ パモンテイ・193 (72)発明者 スアラート,アントニーノ イタリー国、20100・ミラン、ビア・デ ツリ・インブリアニ・39 (56)参考文献 特開 平1−294669(JP,A) ・Biomed Environ M ass Spectrom.,13[7 ](1986)p.319−326 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 309/14 C07H 15/252 REGISTRY(STN) CA(STN)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式1又は2: (式中、R1は水素、弗素、ヒドロキシ又はアミノから成
    るグループから選択され、R2及びR3は共にヒドロキシを
    表わすか又はR2とR3の1つが水素、ニトロ若しくはアミ
    ノであってR2とR3のもう1つがヒドロキシである)を有
    するアンスラサイクリン配糖体及びその医薬上許容し得
    る酸付加塩。
  2. 【請求項2】4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デ
    オキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシン又はその
    塩酸塩、4−デメトキシ−4−アミノ−3′−デアミノ
    −4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ダウノルビシ
    ン又はその塩酸塩、及び4−デメトキシ−4−フルオロ
    −3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピ−アミ
    ノダウノルビシン又はその塩酸塩から成るグループから
    選択される、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】4−デメチル−3′−デアミノ−4′−デ
    オキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシン又はその
    塩酸塩、4−デメチル−6−デオキシ−3′−デアミノ
    −4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシ
    ン又はその塩酸塩、4−デメトキシ−11−デオキシ−11
    −ニトロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エ
    ピ−アミノ−ドキソルビシン又はその塩酸塩、4−デメ
    トキシ−11−デオキシ−11−アミノ−3′−デアミノ−
    4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシン
    又はその塩酸塩、4−デメトキシ−6−デオキシ−6−
    ニトロ−3′−デアミノ−4′−デオキシ−4′−エピ
    −アミノ−ドキソルビシン又はその塩酸塩、及び4−デ
    メトキシ−6−デオキシ−6−アミノ−3′−デアミノ
    −4′−デオキシ−4′−エピ−アミノ−ドキソルビシ
    ン又はその塩酸塩から成るグループから選択される、請
    求項1の記載の化合物。
  4. 【請求項4】式2の配糖体についてR2もR3もアミノ基で
    はないことを除いて請求項1記載の定義と同じ式1又は
    2のアンスラサイクリン配糖体、又はその医薬上許容し
    得る酸付加塩の製造方法であって、 (i)式3: (式中、R2もR3もアミノ基でないことを除いて、R1,R2
    及びR3は請求項1記載の定義と同じである)のアグリコ
    ンを、式4: (式中、Xはハロゲンである)の1−ハロ−2,3,4,6−
    テトラデオキシ−4−(N−トリフルオロアセトアミ
    ド)−L−エリトロ−ヘキソピラノシドと縮合するこ
    と、 (ii)こうして得られる式5: (式中、R1,R2及びR3はステップ(i)の定義と同じで
    ある)の化合物からN−トリフルオロアセチル基を除去
    して、前記の式1(但し、R2もR3もアミノ基でないとす
    る)のアンスラサイクリン配糖体を得ること、 (iii)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の
    式1の配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に変える
    こと、 (iv)所望により、ステップ(ii)で得られる、前記の
    式1のR2及びR3の1つがニトロ基である配糖体、又はス
    テップ(iii)で得られるその前記の塩を還元して、前
    記の式1のR2及びR3の1つがアミノ基である配糖体を
    得、かつ所望により、前記の式1のR2及びR3の1つがア
    ミノ基である配糖体をその医薬上許容し得る酸付加塩に
    変えること、 (v)所望により、ステップ(ii)で得られる前記の式
    1の配糖体又はステップ(iii)で得られるその医薬上
    許容し得る酸付加塩を臭素化し、こうして得られる14−
    ブロモ誘導体を加水分解して、前記定義の式2の対応す
    るアンスラサイクリン配糖体を形成すること、並びに、 (vi)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上許
    容し得る酸付加塩に変えること を包含する方法。
  5. 【請求項5】R2もR3もアミノ基ではないことを除き請求
    項1記載の定義と同じ式2のアンスラサイクリン配糖体
    又はその医薬上許容し得る酸付加塩の製造方法であっ
    て、 (i′)式6: (式中、R2もR3もアミノ基でないことを除き、R1,R2
    びR3は請求項1記載の定義と同じである)の14−保護ア
    グリコンを、請求項4記載の定義と同じ式4の1−ハロ
    −2,3,4,6−テトラデオキシ−4−(N−トリフルオロ
    アセトアミド)−L−エリトロ−ヘキソピラノシドと縮
    合すること、 (ii′)得られる式7: (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)のN−
    保護配糖体から14−保護基を除去して、式8: (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)の化合
    物を得ること、 (iii′)式8の化合物を、式9: (式中、R1,R2及びR3は前記定義と同じである)の9,14
    −オルトホルメート誘導体に変換すること、 (iv′)N−トリフルオロアセチル基とオルトホルメー
    ト保護基を除去して、前記の式2の配糖体を得ること、
    並びに、 (v′)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬上
    許容し得る酸付加塩に変換すること、 を包含する方法。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の式2(式中、R1が請求項
    1記載の定義と同じで、R2及びR3の1つがヒドロキシで
    あり、R2及びR3のもう1つがアミノ基である)のアンス
    ラサイクリン配糖体又はその医薬上許容し得る酸付加塩
    の製造方法であって、 (i′)請求項5記載の定義の式9(式中、R2及びR3
    1つがヒドロキシであってR2及びR3のもう1つがニトロ
    基である)の9,14−オルトホルメート誘導体のC−6又
    はC−11のニトロ基を還元すること、 (ii′)このようにして形成したC−6又はC−11アミ
    ノ基含有化合物からN−トリフルオロアセチル基とオル
    トホルメート保護基を除去して、前記の式2の配糖体を
    得ること、並びに、 (iii′)所望により、前記の式2の配糖体をその医薬
    上許容し得る酸付加塩に変換すること を包含する方法。
  7. 【請求項7】医薬上許容し得る担体又は希釈剤と共に、
    請求項1記載の定義の式1若しくは2のアンスラサイク
    リン配糖体又はその医薬上許容し得る酸付加塩を含む抗
    腫瘍剤。
  8. 【請求項8】抗腫瘍薬として使用するための、請求項1
    に記載の式1若しくは2のアンスラサイクリン配糖体又
    はその医薬上許容し得る酸付加塩。
  9. 【請求項9】請求項4記載の定義の式5の化合物。
  10. 【請求項10】請求項5記載の定義の式7,8又は9の化
    合物。
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