JP3028497U - 伸縮棒及び伸縮棚 - Google Patents
伸縮棒及び伸縮棚Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 嵩張らずにコンパクトに収納し、効率的に搬
送できるようになる。 【解決手段】 並列に6本配設された大径パイプ15
と、各大径パイプ15の基端部を一体的に支持して一側
壁に当接される大径パイプ支持ホルダ16と、各大径パ
イプ15の先端部から内部に挿入され大径パイプ15か
ら出没することで全体が伸縮する6本の小径パイプ21
と、この各小径パイプ21を並列に配設した状態でその
先端部を一体的に支持して他側壁に当接される小径パイ
プ支持ホルダ22と、各支持ホルダ16,22の各壁面
側にそれぞれ取り付けられ直接に一側壁及び他側壁に圧
着される圧着板25とからなる。圧着板25はその下側
部25Aを大きく形成した。圧着板25の取付け角度を
調整できる取付け角可変機構を備えた。取付け角可変機
構は、キー溝29と凸条32とを有して構成されてい
る。
送できるようになる。 【解決手段】 並列に6本配設された大径パイプ15
と、各大径パイプ15の基端部を一体的に支持して一側
壁に当接される大径パイプ支持ホルダ16と、各大径パ
イプ15の先端部から内部に挿入され大径パイプ15か
ら出没することで全体が伸縮する6本の小径パイプ21
と、この各小径パイプ21を並列に配設した状態でその
先端部を一体的に支持して他側壁に当接される小径パイ
プ支持ホルダ22と、各支持ホルダ16,22の各壁面
側にそれぞれ取り付けられ直接に一側壁及び他側壁に圧
着される圧着板25とからなる。圧着板25はその下側
部25Aを大きく形成した。圧着板25の取付け角度を
調整できる取付け角可変機構を備えた。取付け角可変機
構は、キー溝29と凸条32とを有して構成されてい
る。
Description
【0001】
本考案は相対向して位置する2つの壁の間にその間隔に合せて伸縮させて掛け 渡し、物を掛けたり載せたりする伸縮棒及び伸縮棚に関する。
【0002】
一般に2つのパイプを伸縮可能につないで相対向する2つの壁の間に掛け渡す 伸縮棒としては、実開昭61−166208号公報に記載の「パイプへの筒状部 材の固定構造」が知られている。この構造を図9に基づいて概説する。
【0003】 図中の1は外パイプである。この外パイプ1の内部には内パイプ2が挿入され ている。外パイプ1の先端部には筒状部材3が設けられている。この筒状部材3 には、外パイプ1の軸線と直角方向にネジ穴3Aが設けられている。このネジ穴 3Aには先端部が角錐形状に形成された固定ネジ4が螺合されている。内パイプ 2の先端には、この装置を相対向する壁面に取り付けた後、最終的に微調整して 締め付けるための締付け部材5が設けられている。この締付け部材5に螺合した ネジ軸6の先端には、壁面に圧着される端部材7が取り付けられている。さらに 、外パイプ1の基端にも端部材8が取り付けられている。これら端部材7,8の 壁面への圧着面形状は通常、ネジ軸6及び外パイプ1の中心軸を中心とする正方 形状や円形状に成形されている。
【0004】 以上のように構成された伸縮棒を相対向する壁面に取り付けるときは以下のよ うにして行なわれる。
【0005】 固定ネジ4が緩んでいる状態で内パイプ2を外パイプ1に対して出没させて、 大まかな長さを調整する。この状態で固定ネジ4を締め付けて角錐形状の先端部 を内パイプ2の外側表面にくい込ませて、外パイプ1と内パイプ2とを互いに固 定する。次いで対向する壁面に取り付け、締付け部材5で全長を最終的に微調整 して壁面間に締め付け、端部材7,8をそれぞれ対向した壁面に圧着して全体を 固定する。
【0006】 また、以上の構成の伸縮棒を並列に複数本配設して、物を載置できる棚状にし た伸縮棚も知られている。
【0007】
ところで前記従来技術では、端部材7,8の当接面形状がネジ軸6等を中心に した円形状等に成形されているため、この端部材7,8が壁面に圧着された状態 ではこれら端部材7,8の当接面全体に均一に圧力が加わる。これにより、伸縮 棒を壁面間に確実に支持することができる。
【0008】 ところが、この伸縮棒に物を掛けると、端部材7,8には、壁面に押圧される 力だけでなく、掛けられた物による荷重が下方に加わる。このため、端部材7, 8の壁面への当接面では、その下部においてより強い力が作用することになる。 この結果、端部材7,8の当接面の面積が小さい場合には、下方へ作用する荷重 を端部材7,8が支えきれずに壁面からずれるおそれがあるという問題点がある 。
【0009】 本考案は以上述べたような問題点に鑑みてなされたもので、壁面に確実に支持 できる伸縮棒及び伸縮棚を提供することを目的とする。
【0010】
前述した課題を解決するために第1の考案に係る伸縮棒は、基端部が一側壁に 当接される大径パイプと、基端部が前記大径パイプの先端部からその内部に挿入 されこの大径パイプに対して出没することで全体が伸縮して先端部が他側壁に当 接される小径パイプと、前記大径パイプの基端部及び小径パイプの先端部に取り 付けられ直接に一側壁及び他側壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棒において 、前記圧着板が、前記各パイプに対して着脱自在に取り付けられ壁面に圧着され た状態で前記各パイプから受ける下方への荷重を支持するようにその下側部を大 きく成形されると共に、圧着板の各パイプへの取付け角度を調整できる取付け角 可変機構を備えたことを特徴とする。
【0011】 この構成により、各パイプに物が掛けられて圧着板に下方への荷重が加わった 場合、大きく形成された圧着板の下側部が壁面に強く圧着される。即ち、圧着板 の下側部が広い面積で壁面に圧着されて、各パイプから受ける荷重を確実に支持 する。これにより、伸縮棒が壁面に確実に支持される。
【0012】 また、伸縮棒を相対向する壁面に取り付けるときには、圧着板を取付け角可変 機構によって任意の角度に調整して、各パイプに取り付ける。取り付ける際には 、大きく形成された圧着板の下側部が下方に位置するように取り付ける。この伸 縮棒を収納するときや搬送するときには、圧着板の各パイプへの取り付け角度を 調整して取り付けておくことで、嵩張らずコンパクトに収納することができ、効 率的に搬送することができる。
【0013】 第2の考案に係る伸縮棒は、前記取付け角可変機構が、前記圧着板及び各パイ プのいずれか一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けられた嵌合凸部と、これ ら嵌合凹部または嵌合凸部のいずれか一方に1または複数設けられたキー溝と、 他方に1または複数設けられ前記キー溝に嵌合する凸条とから構成されたことを 特徴とする。
【0014】 この構成により、圧着板の各パイプへの取付け角度を調整する場合には、取付 け角可変機構の嵌合凹部と嵌合凸部とを互いに離脱させ、圧着板を各パイプに対 して任意の角度に回転させ、キー溝と凸条とを合わせて互いに嵌合させる。
【0015】 第3の考案に係る伸縮棒は、基端部が一側壁に当接される大径パイプと、基端 部が前記大径パイプの先端部からその内部に挿入されこの大径パイプに対して出 没することで全体が伸縮して先端部が他側壁に当接される小径パイプと、前記大 径パイプの基端部及び小径パイプの先端部に取り付けられ直接に一側壁及び他側 壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棒において、前記圧着板を壁面に固定する 固定手段を備えたことを特徴とする。
【0016】 この構成により、固定手段で圧着板を壁面に固定することで、各パイプから加 わる下方への荷重を確実に支持することができる。
【0017】 第4の考案に係る伸縮棒は、基端部が一側壁に当接される大径パイプと、基端 部が前記大径パイプの先端部からその内部に挿入されこの大径パイプに対して出 没することで全体が伸縮して先端部が他側壁に当接される小径パイプと、前記大 径パイプの基端部及び小径パイプの先端部に取り付けられ直接に一側壁及び他側 壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棒において、前記圧着板が、壁面に圧着さ れた状態で前記大径パイプ及び小径パイプから受ける下方への荷重を支持するよ うに、その下側部を大きく成形され、前記各パイプに対して着脱自在に取り付け られると共に、圧着板の各パイプへの取付け角度を調整できる取付け角可変機構 を備えたことを特徴とする。前記取付け角可変機構は、前記圧着板及び各パイプ のいずれか一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けられた嵌合凸部と、これら 嵌合凹部または嵌合凸部のいずれか一方に1または複数設けられたキー溝と、他 方に1または複数設けられ前記キー溝に嵌合する凸条とから構成されたことを特 徴とする。さらに圧着板に、壁面に固定する固定手段を備えたことを特徴とする 。
【0018】 この構成により、各パイプに物が掛けられて圧着板に下方への荷重が加わった 場合、大きく形成された圧着板の下側部が壁面に圧着されて、各パイプから受け る荷重を確実に支持する。これにより、伸縮棒が壁面に確実に支持される。圧着 板は取付け角可変機構によって任意の角度に調整する。具体的には、嵌合凹部と 嵌合凸部とを互いに離脱させ、圧着板を各パイプに対して任意の角度に回転させ て、キー溝と凸条とを合わせた状態で互いに嵌合させる。重い物を掛ける場合に は、固定手段で圧着板を壁面に固定する。また、伸縮棒を収納するときや搬送す るときには、圧着板の各パイプへの取り付け角度を調整して取り付けて、嵩張ら ないようにコンパクトに収納し、効率的に搬送する。
【0019】 第5の考案に係る伸縮棚は、所定間隔をおいて並列に複数本配設された大径パ イプと、この各大径パイプを並列に配設した状態でその基端部を一体的に支持し て一側壁に当接される大径パイプ支持ホルダと、前記各大径パイプの先端部から その内部にそれぞれ挿入されこの大径パイプに対して出没することで全体が伸縮 する複数本の小径パイプと、この各小径パイプを並列に配設した状態でその先端 部を一体的に支持して他側壁に当接される小径パイプ支持ホルダと、前記大径パ イプ支持ホルダ及び小径パイプ支持ホルダの各壁面側にそれぞれ取り付けられ直 接に一側壁及び他側壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棚において、前記圧着 板が、前記各支持ホルダに対して着脱自在に取り付けられ壁面に圧着された状態 で前記各支持ホルダから受ける下方への荷重を支持するようにその下側部を大き く成形されると共に、圧着板の各支持ホルダへの取付け角度を調整できる取付け 角可変機構を備えたことを特徴とする。
【0020】 この構成により、伸縮棚に物が載置して圧着板に下方への荷重が加わった場合 、大きく形成された圧着板の下側部が壁面に強く圧着される。即ち、圧着板の下 側部が広い面積で壁面に圧着されて、各支持ホルダから受ける荷重を確実に支持 する。これにより、伸縮棚が壁面に確実に支持される。
【0021】 また、伸縮棚を相対向する壁面に取り付けるときには、圧着板を取付け角可変 機構によって任意の角度に調整して、各支持ホルダに取り付ける。取り付ける際 には、大きく形成された圧着板の下側部が下方に位置するように取り付ける。こ の伸縮棚を収納するときや搬送するときには、圧着板の各支持ホルダへの取り付 け角度を調整して取り付けておくことで、嵩張らずコンパクトに収納することが でき、効率的に搬送することができる。
【0022】 第6の考案に係る伸縮棚は、前記取付け角可変機構が、前記圧着板及び各支持 ホルダのいずれか一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けられた嵌合凸部と、 これら嵌合凹部または嵌合凸部のいずれか一方に1または複数設けられたキー溝 と、他方に1または複数設けられ前記キー溝に嵌合する凸条とから構成されたこ とを特徴とする。
【0023】 この構成により、圧着板の各支持ホルダへの取付け角度を調整する場合には、 取付け角可変機構の嵌合凹部と嵌合凸部とを互いに離脱させ、圧着板を各支持ホ ルダに対して任意の角度に回転させ、キー溝と凸条とを合わせて互いに嵌合させ る。
【0024】 第7の考案に係る伸縮棚は、所定間隔をおいて並列に複数本配設された大径パ イプと、この各大径パイプを並列に配設した状態でその基端部を一体的に支持し て一側壁に当接される大径パイプ支持ホルダと、前記各大径パイプの先端部から その内部にそれぞれ挿入されこの大径パイプに対して出没することで全体が伸縮 する複数本の小径パイプと、この各小径パイプを並列に配設した状態でその先端 部を一体的に支持して他側壁に当接される小径パイプ支持ホルダと、前記大径パ イプ支持ホルダ及び小径パイプ支持ホルダの各壁面側にそれぞれ取り付けられ直 接に一側壁及び他側壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棚において、前記圧着 板を壁面に固定する固定手段を備えたことを特徴とする。
【0025】 この構成により、固定手段で圧着板を壁面に固定することで、各支持ホルダか ら加わる下方への荷重を確実に支持することができる。
【0026】 第8の考案に係る伸縮棚は、所定間隔をおいて並列に複数本配設された大径パ イプと、この各大径パイプを並列に配設した状態でその基端部を一体的に支持し て一側壁に当接される大径パイプ支持ホルダと、前記各大径パイプの先端部から その内部にそれぞれ挿入されこの大径パイプに対して出没することで全体が伸縮 する複数本の小径パイプと、この各小径パイプを並列に配設した状態でその先端 部を一体的に支持して他側壁に当接される小径パイプ支持ホルダと、前記大径パ イプ支持ホルダ及び小径パイプ支持ホルダの各壁面側にそれぞれ取り付けられ直 接に一側壁及び他側壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棚において、前記圧着 板が、壁面に圧着された状態で前記大径パイプ支持ホルダ及び小径パイプ支持ホ ルダから受ける下方への荷重を支持するように、その下側部を大きく成形され、 前記各支持ホルダに対して着脱自在に取り付けられると共に、圧着板の各支持ホ ルダへの取付け角度を調整できる取付け角可変機構を備えたことを特徴とする。 前記取付け角可変機構は、前記圧着板及び各支持ホルダのいずれか一方に設けら れた嵌合凹部と、他方に設けられた嵌合凸部と、これら嵌合凹部または嵌合凸部 のいずれか一方に1または複数設けられたキー溝と、他方に1または複数設けら れ前記キー溝に嵌合する凸条とから構成されたことを特徴とする。さらに、前記 圧着板に、壁面に固定する固定手段を備えたことを特徴とする。
【0027】 この構成により、各支持ホルダに物が載置して圧着板に下方への荷重が加わっ た場合、大きく形成された圧着板の下側部が壁面に圧着されて、各支持ホルダか ら受ける荷重を確実に支持する。これにより、伸縮棚が壁面に確実に支持される 。圧着板は取付け角可変機構によって任意の角度に調整する。具体的には、嵌合 凹部と嵌合凸部とを互いに離脱させ、圧着板を各支持ホルダに対して任意の角度 に回転させて、キー溝と凸条とを合わせた状態で互いに嵌合させる。重い物を載 置する場合には、固定手段で圧着板を壁面に固定する。また、伸縮棚を収納する ときや搬送するときには、圧着板の各支持ホルダへの取り付け角度を調整して取 り付けて、嵩張らないようにコンパクトに収納し、効率的に搬送する。
【0028】
以下、本考案の実施形態を添付図面を参照しながら説明する。
【0029】 [構成] 本実施形態では伸縮棚について説明する。本実施形態に係る伸縮棚11の全体 構成は、図1及び図2に示すようになっている。この伸縮棚11は主に基端棚部 12と先端棚部13から構成されている。基端棚部12は、所定間隔をおいて並 列に6本配設された大径パイプ15と、この各大径パイプ15を並列に配設した 状態でその基端部(図中の左端部)を一体的に支持する大径パイプ支持ホルダ1 6と、各大径パイプ15の先端部を一体的に支持する先端支持ホルダ17とから 構成されている。
【0030】 各大径パイプ15の基端部は大径パイプ支持ホルダ16で塞がれている。先端 部は先端支持ホルダ17で支持された状態で解放して構成されている。先端支持 ホルダ17は、後述する各小径パイプ21が各大径パイプ15にそれぞれ挿入さ れた状態でこの各小径パイプ21が大径パイプ15から抜けないようにするスト ッパとしての機能を有している。さらに、先端支持ホルダ17の両側端部(各大 径パイプ15のうち最外側に位置する大径パイプ15に対応した位置)には、大 径パイプ15内に挿入された小径パイプ21を大径パイプ15と一体的に固定す るための固定ネジ18が設けられている。この固定ネジ18は先端が尖ったボル トによって構成されている。この固定ネジ18が、先端支持ホルダ17側に設け られたナット(図示せず)に螺合して締め付けられることで、その尖った先端部 が小径パイプ21に食い込んで、大径パイプ15と小径パイプ21とを互いに固 定するようになっている。
【0031】 先端棚部13は、基端棚部12の各大径パイプ15の先端部からその内部にそ れぞれ挿入されこの大径パイプ15に対して出没することで棚全体が伸縮する6 本の小径パイプ21と、この各小径パイプ21を並列に配設した状態でその先端 部を一体的に支持する小径パイプ支持ホルダ22と、伸縮棚11を相対向する壁 面間に掛け渡して取り付ける際に最終的に締め付ける締付け部材23とから構成 されている。
【0032】 6本の大径パイプ15及び小径パイプ21のうち、最外側の2本(15A,2 1A)はその直径を他のパイプ15,21よりも大きく成形され、十分な強度が 持たされている。締付け部材23は、最外側の2本の小径パイプ21Aにそれぞ れ取り付けられ、その内部に埋め込まれたボルト及びナットによって構成されて いる。具体的には、締付け部材23のナットが小径パイプ21A側に回転可能に 取り付けられ、ボルトがナットに螺合した状態でその先端が小径パイプ支持ホル ダ22側に取り付けられている。これにより、ナットを回転させることでボルト が少しずつ出没して、大径パイプ支持ホルダ16と小径パイプ支持ホルダ22と の距離(伸縮棚11の全長)を微調整できるようになっている。
【0033】 大径パイプ支持ホルダ16及び小径パイプ支持ホルダ22のそれぞれの外側面 (相対向する壁面側の面)には圧着板25が2つずつ取り付けられている。この 圧着板25は、伸縮棚11を相対応する壁面に掛け渡して取り付ける際に、各壁 面に直接に圧着されるもので、その下側部25Aを大きくして釣り鐘型に形成さ れている。これは、圧着板25が壁面に圧着された状態で、大径パイプ支持ホル ダ16及び小径パイプ支持ホルダ22側から受ける下方への荷重を十分に支持で きるようにするためである。
【0034】 この圧着板25は具体的には図3から図5に示すように構成されている。なお 、図3は圧着板25を示す側面断面図、図4は圧着板25を示す平面図、図5は 圧着板25を示す裏面図である。
【0035】 この圧着板25の一側面である、壁面への圧着面26は、その一方(図中の左 方)を円弧状に、他方を四角形状に成形して全体を釣り鐘状に形成されている。 この圧着面26には、滑り止め用のゴム27が貼り付けられている。圧着板25 の他側面には、取付け角可変機構を構成する嵌合凹部28が設けられている。こ の嵌合凹部28は、圧着板25の一方に偏った位置に設けられている。これによ り、下側部25Aが大きく構成されている。嵌合凹部28には、大径パイプ15 A及び小径パイプ21Aの延長線上の嵌合凸部である後述のパイプ挿入筒31A ,31B(図7参照)が嵌合され、伸縮棚11の荷重が直接にかかってくるよう になっている。この嵌合凹部28は具体的には、全体を円筒形の窪み状に形成さ れ、その内周壁面に8条のキー溝29が設けられている。この嵌合凹部28の底 部の中央には、圧着板25を壁面に固定するための固定手段としてのネジ穴30 が設けられ、圧着板25自体がネジ(図示せず)で壁面に固定できるようになっ ている。
【0036】 基端棚部12の大径パイプ支持ホルダ16及び先端棚部13の小径パイプ支持 ホルダ22は、ほぼ同じ構成を有しており、その外側面が図6から図8に示すよ うになっている。即ち、並列に6本並べた大径パイプ15または小径パイプ21 の端部を一定間隔をおいて一体的に固定できるように、横長の四角柱状、または 板状に形成されている。内部には、各大径パイプ15及び小径パイプ21の端部 が嵌合される円柱の袋筒状のパイプ挿入筒31が一定間隔をおいて配設されてい る。この各パイプ挿入筒31のうち、最外側のパイプ挿入筒31A,31Bは、 他よりも大径の大径パイプ15A及び小径パイプ21Aに合わせて大径に形成さ れている。さらに、このパイプ挿入筒31A,31Bは、大径パイプ支持ホルダ 16及び小径パイプ支持ホルダ22の外側面から外部に延出して形成されており 、この部分が圧着板25の嵌合凹部28に嵌合する嵌合凸部となっている。この 嵌合凸部としてのパイプ挿入筒31A,31Bの外周面には、前記嵌合凹部28 の8条のキー溝29に対応して8条の凸条32が形成されている。これらキー溝 29及び凸条32はそれぞれ45度の等間隔に配設されている。これにより、圧 着板25は45度間隔に任意の角度で、パイプ挿入筒31A,31Bに着脱自在 に嵌合できるようになっている。
【0037】 そして、これら圧着板25の嵌合凹部28、大径パイプ支持ホルダ16及び小 径パイプ支持ホルダ22のパイプ挿入筒31A,31B、嵌合凹部28のキー溝 29、パイプ挿入筒31A,31Bの凸条32によって取付け角可変機構が構成 されている。なお、大径パイプ支持ホルダ16及び小径パイプ支持ホルダ22の 構成は、全体的にほぼ同様であるが、大径パイプ15及び小径パイプ21の外径 の違いに合わせてパイプ挿入筒31の内径が異なっている。
【0038】 [作用] 以上のように構成された伸縮棚11を相対向した壁面に取り付ける場合は以下 のようにして行なう。
【0039】 伸縮棚11が梱包された状態では、各圧着板25はパイプ挿入筒31A,31 Bに対して、図8に示すように、大径パイプ支持ホルダ16及び小径パイプ支持 ホルダ22と同じ方向に内側へ向けて取り付けられている。これは、圧着板25 を図6のように大径パイプ支持ホルダ16等と直交する方向に配設すると、包装 されたときに嵩張り、収納効率や搬送時の作業効率が悪くなるためにである。即 ち、収納、搬送時には図8に示すように、圧着板25を嵩張らないように取り付 けて、収納効率及び搬送効率を向上させている。
【0040】 このため、まず圧着板25をパイプ挿入筒31A,31Bから取り外して、図 8の状態から図6の状態に、キー溝29及び凸条32を合わせて付け直す。
【0041】 次いで、基端棚部12に対して先端棚部13を引き出し、伸縮棚11を取り付 ける壁面の間隔に合せて大まかな長さを設定する。この状態で固定ネジ18によ って大径パイプ15と小径パイプ21とを一体的に固定する。即ち、基端棚部1 2と先端棚部13とを一体的に固定する。
【0042】 次いで、伸縮棚11を壁面間に掛け渡し、2つの締付け部材23で伸縮棚11 の全長を僅かずつ延ばして4つの圧着板25を各壁面に圧着させる。
【0043】 これで取り付け作業は終了する。この状態で、伸縮棚11の上側に物を載置す ると、その荷重で大径パイプ支持ホルダ16及び小径パイプ支持ホルダ22を介 して各圧着板25に下方への力が作用するが、この下方への力は、圧着板25の 大きく成形された下側部25Aによって確実に支持される。
【0044】 伸縮棚11の上に大きな重い荷物を載置する場合には、圧着板25のネジ穴3 0にネジを挿入してこの圧着板25を壁面に直接に固定する。各圧着板25はそ れぞれの位置及び角度を合わせて取り付ける。この状態で、伸縮棚11のパイプ 挿入筒31A,31Bを各圧着板25に合わせて取り付け、締付け部材23で微 調整して固定する。
【0045】 [効果] 以上のように構成された伸縮棚11では、壁面に圧着された状態の圧着板25 の下側部25Aを大きく形成したので、各支持ホルダ16,22側から受ける荷 重を確実に支持することができるようになる。これにより、伸縮棚11が壁面に 確実に支持される。
【0046】 伸縮棚11を収納するときや搬送するときには、圧着板25の各支持ホルダ1 6,22への取り付け角度を取付け角可変機構によって調整して、圧着板25の 下側部25Aを図8に示すように内側に向けて配設しておく。これにより、嵩張 らず、コンパクトに収納することができると共に、効率的に搬送することができ るようになる。
【0047】 取付け角可変機構によって圧着板25を任意の取り付け角度で各支持ホルダ1 6,22に取り付けることができるため、取り付ける場所に合わせた最適の角度 に設定することができるようになる。これにより、種々の条件、例えば壁面に凹 凸がある場合に圧着板25を適宜回転させそれを避けて取り付けることで、壁面 の場所を選ばずに取り付けることができるようになる。
【0048】 取付け角可変機構をキー溝29及び凸条32を有して構成し、圧着板25を各 支持ホルダ16,22に対して任意の角度に回転させてキー溝29と凸条32と を互いに嵌合させるようにしたので、圧着板25を各支持ホルダ16,22に対 して滑ることなく確実に取り付けることができるようになる。
【0049】 また、圧着板25に固定手段としてのネジ穴30を設けたので、より確実に伸 縮棚11を壁面に取り付けることができるようになる。
【0050】 [変形例] (1) 前記実施形態では、大径パイプ15及び小径パイプ21を6本ずつ配設 した伸縮棚11を例に説明したが、これら大径パイプ15及び小径パイプ21を 1本ずつ用いて伸縮棒を構成した場合も、前記実施形態同様の作用、効果を奏す ることができる。即ち、図1及び図2に示す大径パイプ15、小径パイプ21、 固定ネジ18、締付け部材23とから伸縮棒を構成し、大径パイプ15及び小径 パイプ21の端部に圧着板25を取り付けるようにしてもよい。大径パイプ15 と圧着板25との間及び小径パイプ21と圧着板25との間には取付け角可変機 構を設ける。この取付け角可変機構は、圧着板25に設けられた嵌合凹部と、大 径パイプ15及び小径パイプ21の端部にそれぞれ設けられた嵌合凸部と、嵌合 凹部の内周面に設けられたキー溝と、嵌合凸部の外周に設けられた前記キー溝に 嵌合する凸条とによって構成される。これらは前記実施形態と同様の構成になっ ている。
【0051】 (2) 前記実施形態では、圧着板25の固定手段としてネジ穴30を用い、ネ ジによって圧着板25を壁面に固定するようにしたが、ネジの代わりに釘によっ て圧着板25を壁面に固定するようにしてもよい。さらに、圧着面26に突起を 設けてもよい。この突起としては、釘のような金属のものや、圧着板25と同じ 材料(合成樹脂)のものを用いることができる。
【0052】 (3) 嵌合凹部28及び嵌合凹部並びにキー溝29及び凸条32は、その配設 位置を互いに逆にしてもよい。これによっても、前記実施形態同様の作用、効果 を奏することができる。
【0053】
以上詳細に説明したように本考案によれば、次のような効果を奏することがで きる。
【0054】 (1) 壁面に圧着された状態の圧着板の下側部を大きく形成したので、掛けら れたり、載置されたりする物の荷重を確実に支持することができるようになる。
【0055】 (2) 取付け角可変機構によって圧着板をその取り付け角度を調整して取り付 けることができるようにしたので、この圧着板を特定角度に合わせて取り付ける ことにより、嵩張らず、コンパクトに収納することができると共に、効率的に搬 送することができるようになる。
【0056】 (3) 取付け角可変機構によって圧着板を任意の取り付け角度で取り付けるこ とができるため、取り付ける場所に合わせた最適の角度に設定することができる ようになる。これにより、種々の条件、例えば壁面に凹凸がある場合に圧着板を 適宜回転させそれを避けて取り付けることで、壁面の場所を選ばずに取り付ける ことができるようになる。
【0057】 (4) 圧着板に固定手段を設けたので、より確実に伸縮棒または伸縮棚を壁面 に取り付けることができるようになる。
【0058】 (5) 取付け角可変機構をキー溝及び凸条を有して構成し、圧着板を各支持ホ ルダまたは各パイプの端部に対して任意の角度に回転させてキー溝と凸条とを互 いに嵌合させるようにしたので、圧着板を各支持ホルダに対して滑ることなく確 実に取り付けることができるようになる。
【図1】本考案に係る伸縮棚を示す正面図である。
【図2】本考案に係る伸縮棚を示す平面図である。
【図3】圧着板を示す側面断面図である。
【図4】圧着板を示す平面図である。
【図5】圧着板を示す裏面図である。
【図6】圧着板の下側部を支持ホルダと直交させて取り
付けた状態を示す側面図である。
付けた状態を示す側面図である。
【図7】支持ホルダを示す側面図である。
【図8】圧着板の下側部を支持ホルダと平行に内側に向
けて取り付けた状態を示す側面図である。
けて取り付けた状態を示す側面図である。
【図9】従来の伸縮棒を示す正面図である。
11:伸縮棚、12:基端棚部、13:先端棚部、1
5:大径パイプ、16:大径パイプ支持ホルダ、17:
先端支持ホルダ、18:固定ネジ、21:小径パイプ、
22:小径パイプ支持ホルダ、23:締付け部材、2
5:圧着板、25A:下側部、28:嵌合凹部、29:
キー溝、30:ネジ穴、32:凸条。
5:大径パイプ、16:大径パイプ支持ホルダ、17:
先端支持ホルダ、18:固定ネジ、21:小径パイプ、
22:小径パイプ支持ホルダ、23:締付け部材、2
5:圧着板、25A:下側部、28:嵌合凹部、29:
キー溝、30:ネジ穴、32:凸条。
Claims (8)
- 【請求項1】 基端部が一側壁に当接される大径パイプ
と、基端部が前記大径パイプの先端部からその内部に挿
入されこの大径パイプに対して出没することで全体が伸
縮して先端部が他側壁に当接される小径パイプと、前記
大径パイプの基端部及び小径パイプの先端部に取り付け
られ直接に一側壁及び他側壁に圧着される圧着板とを備
えた伸縮棒において、 前記圧着板が、前記各パイプに対して着脱自在に取り付
けられ壁面に圧着された状態で前記各パイプから受ける
下方への荷重を支持するようにその下側部を大きく成形
されると共に、圧着板の各パイプへの取付け角度を調整
できる取付け角可変機構を備えたことを特徴とする伸縮
棒。 - 【請求項2】 請求項1に記載の伸縮棒において、 前記取付け角可変機構が、前記圧着板及び各パイプのい
ずれか一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けられた
嵌合凸部と、これら嵌合凹部または嵌合凸部のいずれか
一方に1または複数設けられたキー溝と、他方に1また
は複数設けられ前記キー溝に嵌合する凸条とから構成さ
れたことを特徴とする伸縮棒。 - 【請求項3】 基端部が一側壁に当接される大径パイプ
と、基端部が前記大径パイプの先端部からその内部に挿
入されこの大径パイプに対して出没することで全体が伸
縮して先端部が他側壁に当接される小径パイプと、前記
大径パイプの基端部及び小径パイプの先端部に取り付け
られ直接に一側壁及び他側壁に圧着される圧着板とを備
えた伸縮棒において、 前記圧着板を壁面に固定する固定手段を備えたことを特
徴とする伸縮棒。 - 【請求項4】 請求項2に記載の伸縮棒において、 前記圧着板を壁面に固定する固定手段を備えたことを特
徴とする伸縮棒。 - 【請求項5】 所定間隔をおいて並列に複数本配設され
た大径パイプと、この各大径パイプを並列に配設した状
態でその基端部を一体的に支持して一側壁に当接される
大径パイプ支持ホルダと、前記各大径パイプの先端部か
らその内部にそれぞれ挿入されこの大径パイプに対して
出没することで全体が伸縮する複数本の小径パイプと、
この各小径パイプを並列に配設した状態でその先端部を
一体的に支持して他側壁に当接される小径パイプ支持ホ
ルダと、前記大径パイプ支持ホルダ及び小径パイプ支持
ホルダの各壁面側にそれぞれ取り付けられ直接に一側壁
及び他側壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棚におい
て、 前記圧着板が、前記各支持ホルダに対して着脱自在に取
り付けられ壁面に圧着された状態で前記各支持ホルダか
ら受ける下方への荷重を支持するようにその下側部を大
きく成形されると共に、圧着板の各支持ホルダへの取付
け角度を調整できる取付け角可変機構を備えたことを特
徴とする伸縮棚。 - 【請求項6】 請求項5に記載の伸縮棚において、 前記取付け角可変機構が、前記圧着板及び各支持ホルダ
のいずれか一方に設けられた嵌合凹部と、他方に設けら
れた嵌合凸部と、これら嵌合凹部または嵌合凸部のいず
れか一方に1または複数設けられたキー溝と、他方に1
または複数設けられ前記キー溝に嵌合する凸条とから構
成されたことを特徴とする伸縮棚。 - 【請求項7】 所定間隔をおいて並列に複数本配設され
た大径パイプと、この各大径パイプを並列に配設した状
態でその基端部を一体的に支持して一側壁に当接される
大径パイプ支持ホルダと、前記各大径パイプの先端部か
らその内部にそれぞれ挿入されこの大径パイプに対して
出没することで全体が伸縮する複数本の小径パイプと、
この各小径パイプを並列に配設した状態でその先端部を
一体的に支持して他側壁に当接される小径パイプ支持ホ
ルダと、前記大径パイプ支持ホルダ及び小径パイプ支持
ホルダの各壁面側にそれぞれ取り付けられ直接に一側壁
及び他側壁に圧着される圧着板とを備えた伸縮棚におい
て、 前記圧着板を壁面に固定する固定手段を備えたことを特
徴とする伸縮棚。 - 【請求項8】 請求項6に記載の伸縮棚において、 前記圧着板を壁面に固定する固定手段を備えたことを特
徴とする伸縮棚。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996001144U JP3028497U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 伸縮棒及び伸縮棚 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1996001144U JP3028497U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 伸縮棒及び伸縮棚 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3028497U true JP3028497U (ja) | 1996-09-03 |
Family
ID=43163566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1996001144U Expired - Lifetime JP3028497U (ja) | 1996-02-28 | 1996-02-28 | 伸縮棒及び伸縮棚 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3028497U (ja) |
-
1996
- 1996-02-28 JP JP1996001144U patent/JP3028497U/ja not_active Expired - Lifetime
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