JP3033206B2 - トリガ発生回路 - Google Patents

トリガ発生回路

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JP3033206B2
JP3033206B2 JP3016596A JP1659691A JP3033206B2 JP 3033206 B2 JP3033206 B2 JP 3033206B2 JP 3016596 A JP3016596 A JP 3016596A JP 1659691 A JP1659691 A JP 1659691A JP 3033206 B2 JP3033206 B2 JP 3033206B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディジタルオシロスコー
プのトリガ発生回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的にディジタルオシロスコープで
は、モニタに信号波形を表示するタイミングを知らせる
トリガ発生回路の出力トリガとして、入力信号が、或る
設定した電圧レベルを超えると時間軸信号を発生するレ
ベルトリガが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトリガ発生回路では、以下のような問題点がある。
図3において、1は入力信号波形、2は入力信号がこの
レベルを超えた時にトリガを発生させるトリガレベルで
ある。この図に示すように入力信号1が大きなレベル変
動と小さなレベル変動が非同期で重畳し、そのレベル変
動範囲が重なっている場合に入力信号を小さなレベル変
動時で捕捉しようとすると、入力信号波形はトリガレベ
ル2をA点とB点で過ぎり、トリガがA,B両点でかか
り、波形が重なって表示される。これでは小さなレベル
変動時だけの入力信号の動向を観測することができな
い。
【0004】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的は、大きなレベル変動と小さなレベル変動
の複合入力信号に対して、小さなレベル変動が起こった
時のみトリガ信号を発生するトリガ発生回路を実現する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、2個のリファレンス電圧レベルを有し、入力信
号レベルが前記リファレンス電圧レベルを超えた時に時
間軸信号を発生するトリガ発生回路において、“+”端
子に入力信号が入力され、“−”端子にリファレンス電
圧が入力されて、入力信号がリファレンス電圧よりも高
い場合にHIGHレベルを出す第1のコンパレータと、
“+”端子に入力信号が入力され、“−”端子に前記第
1のコンパレータとは異なるレベルのリファレンス電圧
が入力されて、入力信号がリファレンス電圧よりも高い
場合にHIGHレベルを出す第2のコンパレータと、前
記第1のコンパレータの出力に並列に設けられ、該出力
を反転させる第1のインバータと、前記第2のコンパレ
ータの出力に並列に設けられ、該出力を反転させる第2
のインバータと、前記第1のコンパレータの出力と前記
第1のインバータの出力とを切り替える第1のスイッチ
と、前記第2のコンパレータの出力と前記第2のインバ
ータの出力とを切り替える第1のスイッチと連動する第
2のスイッチと、D端子が接地され、前記第1のスイッ
チの出力がクロック端子に入力され、負論理動作のセッ
ト信号とリセット信号の入力端子を有する第1のDFF
と、第2のスイッチの出力を遅延させる遅延素子と、前
記第1のDFFのQ出力がD端子に、前記第2のスイッ
チの出力が負論理のクロック端子に、前記遅延素子の出
力がリセット端子に入力される第2のDFFと、リセッ
ト信号の反転入力と、前記第2のスイッチの出力と、前
記第1のDFFのQ出力が入力され、その出力が該第1
のDFFのセット端子に入力されるオアゲートとを具備
することを特徴とするものである。
【0006】
【作用】第1、第2のコンパレータは、それぞれ異なる
レベルの2個のリファレンス電圧により入力信号を比較
して、リファレンス電圧より大きな入力信号に対して出
力を出し、オアゲート、第1のDFF及び第2のDFF
の動作により2個のリファレンス電圧を超える入力信号
に対してはトリガを出力せず、1個の小さいリファレン
ス電圧のみを超える入力信号に対してトリガを出力す
る。スイッチを切り替えるとコンパレータの出力はイン
バータによって反転され、谷の部分の大きなリファレン
ス電圧を超える入力信号に対してのみトリガを出力す
る。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0008】図1は本発明の一実施例の装置のブロック
図である。図において、11は入力信号をコンパレータ
A12及びコンパレータB13に入力可能なレベルに合
わせるために、入力信号を増幅若しくは減衰させるため
の入力回路である。コンパレータA12の“+”端子に
観測すべき入力信号が入力され、“−”端子にリファレ
ンス電圧が入力されていて、入力信号がリファレンス電
圧より大きい時に信号C1 を出力する。コンパレータB
13の“+”端子には同様に入力信号が入力され、
“−”端子には前記第1のコンパレータA12に入力さ
れるリファレンス電圧とは異なるレベルのリファレンス
電圧が入力され、リファレンス電圧よりも大きな入力信
号により信号C2 を出力する。14は2個のコンパレー
タA12、コンパレータB13に与える所望の値のリフ
ァレンス電圧をディジタル値で出力すると共にリセット
信号を出力するCPUで、各リファレンス電圧はDA変
換器A15とDA変換器B16によりアナログ信号に変
換されて、コンパレータA12とコンパレータB13の
リファレンス電圧として入力される。
【0009】17はコンパレータA12の出力信号を反
転させるインバータA、18はコンパレータB13の出
力信号を反転させるインバータBである。19はコンパ
レータA12の出力信号C1 と、信号C1 が反転された
インバータA17の出力とを切り替えるためのスイッチ
A、20はコンパレータB13の出力信号C2 と、信号
C2 が反転されたインバータB18の出力とを切り替え
るためのスイッチBである。
【0010】21はD端子が接地され、負論理のセット
端子とリセット端子を有するDFF 1 (Dフリップフロ
ップ)で、クロック端子にはスイッチA19の出力信号
C1 が入力され、その立ち上がりで動作する。リセット
信号はCPU14から入力され、LOW信号によりリセ
ットされる。又、セット端子にはオアゲート22の出力
信号Sが入力されている。オアゲート22にはCPU1
4からのリセット信号と、スイッチB20の出力信号C
2 とDFF1 21のQ1 出力とが入力されて、リセット
がかかっていない状態で他の2信号がLOWレベルの場
合出力信号SがDFF1 21のセット信号として入力さ
れる。
【0011】23はスイッチB20の出力信号を遅延さ
せる遅延素子である。24はD2端子にDFF121の出
力信号が入力され、リセット端子に遅延素子23の出力
信号が入力され、負論理のクロック端子にスイッチB2
0の出力信号が入力され、Q2端子からトリガ信号が出
力されるDFF2である。
【0012】次に、上記のように構成された実施例の動
作を図2のタイムチャートを参照して説明する。図にお
いて、(A)はスイッチA19、スイッチB20の動接
点cがa側に倒されている場合の図、(B)は上記スイ
ッチの動接点cがb側に倒されている場合の図である。
又、(イ)図は入力信号の波形図で、(A)ではリファ
レンス電圧L1 ,L2 が設定されており、(B)ではリ
ファレンス電圧L3 ,L4 が設定されている。(ロ)図
はCPU14から出力されるリセット信号で、このLO
WレベルでDFF1 20はリセットされる。(ハ)図は
コンパレータA12のスイッチA19を経由した出力信
号C1 の図、(ニ)図はコンパレータB13のスイッチ
B20を経由した出力信号C2 の図である。(ホ)図は
信号C2 の遅延素子23によって遅延された信号Rの
図、(ヘ)図はオアゲート22の出力信号Sの図、
(ト)図はDFF1 21のQ1 出力信号の図、(チ)図
はDFF 2 24のQ2出力信号であるトリガの図であ
る。
【0013】先ず、リファレンス電圧に対して入力信号
が超えた場合、即ち、入力信号波形の山になっている部
分でのトリガ発生方法について述べる。予めスイッチA
19とスイッチB20とをa接点の方に倒しておく。C
PU14からは図2に示すようにリファレンス電圧L1
とL2が設定されており、リファレンス電圧L1はDA変
換器A15においてアナログ信号に変換されてコンパレ
ータA12の“−”端子に入力されており、リファレン
ス電圧L2はDA変換器B16においてアナログ信号に
変換されてコンパレータB13の“−”端子に入力され
ている。ここで、L1とL2の関係はL1>L2となってい
る。又、CPU14から(ロ)図のリセット信号がDF
F121のリセット端子に入力されて、DFF121の出
力Q1はLOWになっている。次にリセット信号が図2
の(ロ)図に示すようにHIGHとなってリセットが解
除される。コンパレータB13の出力C2がLOWの場
合、オアゲート22の出力SがLOWとなって、DFF
121にセットがかかり、Q1出力はHIGHとなる。Q
1出力がHIGHとなるとオアゲート22の出力SはH
IGHとなる。この状態で入力信号がリファレンス電圧
L2を超えL1より高くなった時、コンパレータA12の
出力C1が立ち上がり、この立ち上がりによりDFF12
1はラッチされ、Q1出力はLOWとなる。次に入力信
号が下がり始め、リファレンス電圧L2のレベルより下
がった時点で、信号C2は(ニ)図に示すように立ち下
がり、DFF224のクロックとして入力されるがDF
F121のQ1出力はLOWなので、DFF224の出力
は変化しない。又、信号C2が立ち下がり、DFF121
のQ1出力がLOWなので、オアゲート22の出力Sが
LOWになる。従って、Q1信号は再びHIGHにな
り、(ヘ)図に示すようにS信号はHIGHに戻る。こ
の時点では信号C2が立ち下がらないため、DFF224
は動作しない。このように入力信号がリファレンス電圧
L1,L2を共に超える場合にはDFF224の出力レベ
ルはLOWのままでトリガは出力されない。
【0014】次に、(イ)図の入力信号波形の右側にあ
る小さい変化の山において、リファレンス電圧L2 のみ
を超える場合、C1 が立ち上がらないため、DFF1 2
1はラッチせず、Q1 出力はHIGHを保持している。
入力信号がL2 より下がった時点でコンパレータB13
の出力C2 が立ち下がり、DFF2 24のクロック信号
として入力されるため、DFF2 24はD2 入力をラッ
チして、Q2 端子からトリガが出力される。C2 信号は
遅延素子23で遅延させられてDFF2 24のリセット
端子に入力されてDFF2 24をリセットする。この時
点で(チ)図に示すQ2 信号即ちトリガ信号はLOWと
なる。このトリガ信号のパルス幅は遅延素子23の遅延
量により定まる。以上説明したようにリファレンス電圧
L1 ,L 2 にまたがった大きなレベル変動にはトリガ信
号は出力されず、小さなリファレンス電圧L2 だけを超
える小さな変動に対してトリガを発生する。
【0015】次に、設定されたリファレンス電圧よりも
入力信号のレベルが下がった場合、即ち波形の谷の部分
でトリガをかける方法について述べる。スイッチA1
9、スイッチB20を予めb接点の方に倒しておき、コ
ンパレータA12に入力するレファレンス電圧をL3 、
コンパレータB13に入力するリファレンス電圧をL4
としてCPU14から出力する。この場合、L3 <L4
とする。この状態で入力信号を入れると、コンパレータ
の出力信号C1 ,C2 はインバータA17、インバータ
B18により反転されているので、以後の動作は山の部
分を検出する上記の場合と全く同じ動作をする。即ち、
リファレンス電圧L3 ,L4にまたがる大きな谷の場合
にはトリガ出力されず、リファレンス電圧L4 のみを超
える小さなレベル変動の時にのみトリガが出力される。
【0016】以上説明したように本実施例によれば、大
きなレベル変動と小さなレベル変動がある入力信号にお
いて、小さなレベル変動時にトリガを発生することが可
能になった。例えば、大きなレベル変動によってリンギ
ングを起している信号の減衰時を観測したい場合や、外
乱等によってノイズがクロック信号にのっている場合の
ノイズを捕らえたい時、又、データバスにおいてデータ
がぶつかって中途半端なレベルの信号が出ている場合の
検出時等に効果を発揮する。
【0017】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、大きなレベル変動と小さなレベル変動の複合入力信
号に対して、小さなレベル変動が起った時のみトリガ信
号を発生することができるようになり、実用上の効果は
大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置のブロック図である。
【図2】図1の装置の動作のタイムチャートである。
【図3】入力信号波形とトリガレベルとの関係を示す図
である。
【符号の説明】
12 コンパレータA 13 コンパレータB 17 インバータA 18 インバータB 19 スイッチA 20 スイッチB 21 DFF1 22 オアゲート 23 遅延素子 24 DFF2

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のリファレンス電圧レベルを有し、
    入力信号レベルが前記リファレンス電圧レベルを超えた
    時に時間軸信号を発生するトリガ発生回路において、 “+”端子に入力信号が入力され、“−”端子にリファ
    レンス電圧が入力されて、入力信号がリファレンス電圧
    よりも高い場合にHIGHレベルを出す第1のコンパレ
    ータ(12)と、 “+”端子に入力信号が入力され、“−”端子に前記第
    1のコンパレータ(12)とは異なるレベルのリファレ
    ンス電圧が入力されて、入力信号がリファレンス電圧よ
    りも高い場合にHIGHレベルを出す第2のコンパレー
    タ(13)と、前記第1のコンパレータ(12)の出力
    に並列に設けられ、該出力を反転させる第1のインバー
    タ(17)と、 前記第2のコンパレータ(13)の出力に並列に設けら
    れ、該出力を反転させる第2のインバータ(18)と、 前記第1のコンパレータ(12)の出力と前記第1のイ
    ンバータ(17)の出力とを切り替える第1のスイッチ
    (19)と、 前記第2のコンパレータ(13)の出力と前記第2のイ
    ンバータ(18)の出力とを切り替える第1のスイッチ
    (19)と連動する第2のスイッチ(20)と、 D端子が接地され、前記第1のスイッチ(19)の出力
    がクロック端子に入力され、負論理動作のセット信号と
    リセット信号の入力端子を有する第1のDFF(21)
    と、 第2のスイッチ(20)の出力を遅延させる遅延素子
    (23)と、 前記第1のDFF(21)のQ出力がD端子に、前記第
    2のスイッチ(20)の出力が負論理のクロック端子
    に、前記遅延素子(23)の出力がリセット端子に入力
    される第2のDFF(24)と、 リセット信号の反転入力と、前記第2のスイッチ(2
    0)の出力と、前記第1のDFF(21)のQ出力が入
    力され、その出力が該第1のDFF(21)のセット端
    子に入力されるオアゲート(22)とを具備することを
    特徴とするトリガ発生回路。
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