JP3046842B2 - 送信信号の信号伝送品質レベルの決定方法及び装置 - Google Patents

送信信号の信号伝送品質レベルの決定方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 この発明は一般的には、信号品質測定装置に関するも
のであるが、より特定的には、送信機によって受信機へ
送信される一連の符号化データから成る情報信号の信号
伝送品質レベルを決定するための装置、及び関連する方
法に関する。
発明の背景 通信システムは、2つ或いはそれ以上の地点間におい
て情報を伝送するために動作しており、また、最低でも
通信チャネルによって相互接続された送信機及び受信機
を含んでいる。無線通信システムは、伝送チャネルが無
線周波数チャネルを含む通信システムであり、そこでは
その無線周波数チャネルはその通信スペクトラムの周波
数範囲によって定められる。
無線通信システムの一部分を構成する送信機は、情報
を無線周波数チャネルによって伝送するのに適した形に
変換する回路を有している。このような回路は、変調と
称されるプロセスを実行する変調回路を含んでいる。こ
のようなプロセスにおいては、伝送されるべき情報は無
線周波数の電磁波に刻み込まれる(impressed)。
その情報が刻み込まれた無線周波数の電磁波は、その
情報を伝送しようとする無線周波数チャネルにおいて規
定される周波数範囲内の1つの周波数である。無線周波
数の電磁波は、通常“キャリア信号(搬送波)”と称さ
れ、また情報信号によって変調された無線周波数の電磁
波は、変調信号(modulated signal)と称される。この
ような変調信号は、しばしば情報信号とも称され、情報
信号と変調信号という用語は、キャリアに変調された情
報を示すものとして、これ以後は相互交換可能な用語と
して使用される。
情報信号をキャリア信号に刻み込みそれによって情報
信号を形成するために様々な変調機構が知られている。
例えば、振幅変調、周波数変調、位相変調、そしてそれ
らの組み合わせが、情報信号を形成するために情報をキ
ャリア波に刻み込むことができる全ての変調機構であ
る。
無線通信システムは、物理的な相互接続が送信機と受
信機との間に必要がない点で有利であり、情報が一度情
報信号を形成するために変調されると、その情報信号は
長距離に渡って伝送することができる。
双方向の無線通信システムは、上述した無線通信シス
テムに類似した無線通信システムであるが、さらにある
地点への情報の伝送とその地点からの情報の伝送の両者
を可能にする。このような双方向の無線通信システムの
各地点では、送信機及び受信機の両者を備えている。1
つの地点に置かれる送信機及び受信機は、通常無線送受
信機(トランシーバー)、或いはさらに簡単には送受信
機と称されるユニットを構成している。
いくつかの双方向の無線通信システムでは、そこにお
いて動作するよう構成されている送受信機は、第1の無
線周波数チャネルで情報信号を送信し、かつ第2の周波
数チャネルで送信されてきた情報信号を受信するように
動作する。このような送受信機へまた送受信機によって
送信された信号は、異なる無線周波数チャネルによって
伝送されるので、2つ或いはそれ以上の送受信機間での
同時の双方向通信が可能である。双方向通信を有効に行
うために、信号は2つの無線周波数チャネルの各々で連
続的に送信される。このような双方向通信は、しばしば
送受信機のデュプレックス動作という言葉で一般的に言
及される。
このような双方向通信のために、電磁周波数スペクト
ラムのある周波数バンドが割り当てられてきた。例え
ば、800MHzと900MHzとの間に広がる周波数バンドは、米
国においてセルラー通信システムのために割り当てられ
てきた。他の周波数バンドも他の国において同様に割り
当てられてきている。複数の無線周波数チャネルがこの
ような周波数バンドの中で定められ、これによって莫大
な数の(あるタイプの送受信機構成をなしている)セル
ラー電話の動作が可能となる。
一般的には、セルラー通信システムは、基地局と称さ
れる複数の固定的に置かれた送受信機を、地理的な領域
にわたり空間的に距離をおいた地点に、設置することに
よって構成される。このような固定位置の基地局は、物
理的に一般の電話網に接続される。複数の基地局の配置
によって定められる地理的な領域内に位置している一般
に無線電話機と称される他の送受信機、例えば、自動車
の、持ち運び可能な、或いは携帯可能な無線電話機は、
基地局へかつ基地局から送信される変調信号を送信かつ
受信するように動作する。無線電話機の使用者は、それ
によって基地局が物理的に接続される一般の電話網の固
定位置(固定電話を意味する)と通信することができ
る。
セルラー通信網を構成する基地局は、少なくとも周期
的に無線電話機で検出可能なデータ信号を送信してい
る。無線電話機が最初に給電され(すなわち電源を入れ
た)とき、その無線電話機は基地局で発生されたそのよ
うなデータ信号を検出する。そのようなデータ信号に応
答して、無線電話機の送信機及び受信機の回路は、その
セルラー通信システムに割り当てられている伝送チャネ
ルのうちある特定のチャネルに同調される。それから、
音声或いはその他の通信の送信及び受信が開始する。
従来のセルラー通信システムにおいて動作する無線電
話機は、その無線電話機が受信する信号の信号強度を測
定する装置を通常は備えている。基地局から無線電話機
へ送信される信号の信号強度の表示は、それらの間の信
号伝送の品質の指標を提供する。
従来のセルラー通信システムにおいては、受信信号の
信号強度は、受信信号の伝送品質の量的な指標にすぎな
い。
受信機に信号が送信されている間に信号に導入された
(introduced)干渉の質的な指標は、それはまた信号伝
送の品質にも関連しているが、干渉が信号を歪ませ、ま
たそのような歪みが使用者が聞く最終的な信号の音声品
質に影響を与えるから、無線電話機の使用者に提供され
る。
一般的に、セルラー通信システムにおいて動作する送
受信機は、周波数変調技術による変調信号を発生する。
このようなセルラー通信システムの使用者人口が増加
すると、結果的に、限られた周波数帯域、従ってこのシ
ステムに割り当てられた限られた数の無線周波数チャネ
ルへアクセスする要求が増大する。このような使用に割
り当てられる周波数バンドをさらに効率良く使用する方
式が開発されてきた。
このような方法の多くは、情報を符号化された形式に
変調することを含んでいる。このようなプロセスでは、
情報は圧縮(compacted)され、このような情報を含む
情報信号はより効率的に伝送できる(つまり、同じ量の
情報が、より短時間で伝送できる)。加えて、このよう
なプロセスによって形成された情報信号は、連続的に伝
送される必要はなく、むしろ情報信号は離散的なバース
ト(bursts)で伝送することができる。情報を符号化で
きる1つの方式が、π/4シフト4相位相シフトキーイン
グ(π/4−QPSK)変調機構である。
様々なセルラー通信システムが提案されており、これ
らは、様々な実施段階にあり、そこでは、情報が符号化
され、そのような変調機構によって形成された情報信号
の送信(かつまた受信)を可能としている。例えば、米
国においては、そのようなシステムが提案されており、
それは米国デジタルセルラー(USDC)システムと称され
る。また、他のいくつかの国においても、かつ以下に示
す好ましい実施例の説明に関連して述べられるように、
多少類似したシステムが提案されており、それは移動通
信規格化グループ(GSM;Group Special Mobile:欧州に
おける移動通信の規格を決める団体)システムと称され
る。このシステムで使用する無線電話機も同様に開発さ
れている。
上述したUSDCやGSMシステムのように離散的に符号化
された情報信号が伝送されるどの通信システムにおいて
も、そのような信号を受信する受信機は情報信号を復号
しなければならない。その復号プロセスが復号回路によ
って実行されている間に、無線電話機へ送信される間に
信号に導入された干渉が除去される。結果として、無線
電話機の使用者は、無線電話機へ送信されてくる信号に
導入された音声に現れる程の(audible)量の干渉は検
出しない。
しかしながら、その伝送の間に信号に導入された干渉
のレベルが、無線電話機の復号回路の動作に干渉を与え
る程かなり大きいとき、無線電話機の使用者には、この
ような復号回路の適切な動作を妨げるほど干渉レベルが
大きい時間の間は、信号が供給されない。
従来のセルラー通信システムにおいて動作する無線電
話機(例えば、アナログ方式移動通信用電話機を示す)
とは違って、符号化された情報信号を送信及び受信する
よう動作する無線電話機(例えば、デジタル方式移動通
信用電話機を示す)の使用者は、無線電話機がその無線
電話機が受信する信号を完全に復号化できなくなるま
で、無線電話機へ送信される情報信号に導入された干渉
が過度のレベルになっているという警報(warning)を
ほとんど或いは全く受けとらない。
従来のセルラー通信システムにおいて動作する無線電
話機の使用者は、ある特定の地点において無線電話機に
よる通信の適合性についての判断を行うために、受信信
号強度の表示、及び無線電話機で発生される可聴信号の
品質の質的な評価に頼ることができるにすぎないが、一
方、離散的に符号化された情報信号を送信及び受信する
よう動作する無線電話機の使用者は、同様の判断をする
ことができない。
従って、必要なのは、受信機へ送信される離散的に符
号化された一連のデータから成る信号の信号伝送品質レ
ベルを決定するための装置であり、前記信号伝送品質レ
ベルは受信信号強度だけでなく信号に導入された干渉の
レベルをも示すものである。
発明の概要 従って、本発明は好適に、受信機へ送信される情報信
号の信号伝送品質レベルを決定する装置及び関連する方
法を提供する。
さらに、本発明は好適に、無線送受信機の受信機部の
ような、無線電話機を提供し、それはその受信機へ送信
される信号の信号レベルの大きさだけでなく、その信号
に導入された干渉のレベルをも指示する信号伝送品質レ
ベルの値を決定する。
本発明はさらに他の利点や特徴を提供するが、それら
の詳細は後に示す好ましい実施例の詳細な説明を読むこ
とによってさらに明らかになるであろう。
従って、本発明によると、送信機と受信機との間で伝
送される一連の符号化データで構成される情報信号の信
号伝送品質レベルを決定するための装置及びそれに関連
する方法が開示されている。送信機及び受信機との間で
伝送される信号の信号レベルの大きさが計算され、それ
によって受信信号強度の値が求められる。送信機と受信
機との間で伝送される情報信号に導入された干渉のレベ
ルが測定され、それによって干渉レベル値が求められ
る。受信信号強度の値は、干渉レベル値によって重み付
けされ、それによって送信機と受信機との間で伝送され
る信号の品質レベルを表す信号伝送品質レベル値が求め
られる。
図面の簡単な説明 本発明は、以下の添付する図面と照らし合わせて読め
ば、よりよく理解できるであろう。
図1は、受信機によって受信する信号品質レベルとそ
の信号強度との関係を表すグラフ表示である。
図2は、無線受信機の一部分を構成するために接続さ
れた受信機へ送信される信号の信号伝送品質レベル値を
決定するための本発明の好ましい実施例の装置のブロッ
ク図である。
図3は、図2におけるブロック形式で示される本発明
の好ましい実施例の装置の一部を構成する処理装置内に
おける具体化されたアルゴリズムの論理的流れ図であ
る。
図4は、図2のブロック図で示される受信機へ送信さ
れる情報信号の信号伝送品質レベルを示すための本発明
の好ましい実施例の装置の一部分を構成する表示要素の
ブロック図である。
図5は、受信機によって受信される信号のRXLEVとRXQ
UALの値と、それらの値の関数として求められる信号伝
送品質レベル値SQIとの間の関係の、3つの軸に沿った
グラフ表示である。
図6は、図2で示された信号伝送品質レベルを決定す
るための装置をその一部として含む本発明の好ましい実
施例の無線電話機のブロック図である。
図7は、図6におけるブロック形式で示された無線電
話機の斜視図である。
図8は、受信機へ送信される情報信号の信号伝送品質
レベルを決定するための本発明の好ましい方法の実施例
の各方法段階を表示した論理的流れ図である。
好ましい実施例の詳細な説明 初めに図1のグラフによる表示を参照すると、受信機
によって受信される信号の信号強度と信号品質との関係
が、一般的な量的表現として示されている。縦軸10は単
位のない信号品質の量に関して目盛られており、横軸16
は信号強度に関して目盛られている。
曲線22は、信号強度のみの関数として求められた信号
品質のプロットである。図に示すように、この方法によ
って数量化された信号品質は、信号強度に正比例する。
しかしながら、上述したように、受信機によって受信
された信号の信号品質は、実際には受信機へ送信される
間に信号に導入された干渉の量にも依存する。点線で示
した曲線26,30及び34は、このような干渉が考慮された
ときの受信信号の信号品質レベルを表す。軸16と一致し
て示される曲線34は、受信機によって受信された信号か
ら何の情報も得ることができないほどの導入された干渉
レベルを有する信号を表す。
従来のセルラー通信システムにおいて送信される信号
に導入された干渉の量についてはそのような歪が音声に
現れる結果として、質的な決定を行うことができる。し
かしながら、離散的に符号化された信号によって通信す
るように動作するセルラー通信システム(或いは離散的
に符号化された情報信号が使用される他の通信システ
ム)では、そのような干渉は、そのシステムにおいて動
作する無線電話機の受信機回路の一部を構成する復号回
路によって除去される。その結果、そのような無線電話
機の使用者には、その信号に導入された干渉レベルの表
示が与えられていない。
このような干渉または妨害は受信機回路で受信される
信号の信号品質に強く影響を与えるため、無線電話機の
使用者に、多数存在する一般の無線電話機の一部を成す
信号強度表示装置のような無線電話機で受信される信号
の信号強度の表示を提供することは、過度の干渉量に伴
う何らかの問題を無線電話機の使用者に前もって注意を
促すためには適切ではない。
従って、本発明の好ましい実施例は、受信機で受信さ
れる信号の信号強度と信号に導入された干渉のレベルと
の組み合わせたものを表す値を計算して、受信機へ送信
される信号の信号品質レベルを表す複合的かつ量的な値
を提供する。
ここで、図2のブロック図に移ると、参照数字100に
よって一般的に参照される装置が示されており、それは
点線で示されるブロックによって囲まれた要素を含んで
おり、受信機へ送信される信号の信号伝送品質レベル値
を決定するためのものである。図2に示されているよう
に、装置100は、参照数字210で一般的に参照される無線
受信機の一部分を形成している。無線受信機210は、例
えば、無線電話機のような無線送受信機の受信回路部分
を含んでいる。
無線受信機210へ送信される離散的に符号化された信
号はアンテナ216によって検出され、そこでライン220上
にその検出された信号を表す信号が生成される。ライン
220は、ダウンミキシング回路226へ結合され、そこでラ
イン220上に供給される信号を低周波数変換し(down−c
onvert)、ライン232上に低周波数変換された信号を生
成する。
ダウンミキシング回路226によってライン232上に生成
された信号は、回路226へ220によって供給される信号に
類似しているが、低周波数に変換されている。ライン22
0で回路226へ供給される信号は、受信機210への送信に
よって伝送された離散的に符号化された情報信号を表し
ているので、ライン232上に生成された信号も受信機210
へ送信された離散的に符号化された情報信号を同様に表
している。
ライン232は、復調器238へ結合され、かつ信号強度測
定回路244へも結合されている。信号強度測定回路244
は、ライン232上に生成された信号の信号強度(つまり
大きさ或いは振幅)を測定するように動作する。ライン
232上に生成された信号は、アンテナ216によって検出さ
れた信号を表しているため、ライン232上に生成された
信号の信号強度は、同様にアンテナによって検出された
信号の信号強度を表す。
信号強度測定回路244は、その測定に応答してライン2
48上に信号を生成する。もちろん、信号強度測定回路24
4は、無線受信機210の他の要素によって生成される信号
を測定するように配置され、同様に受信機によって受信
される信号の信号強度の表示を提供することもできるこ
とは、注目すべきである。
復調器238は、ライン232上に供給された低周波数変換
された信号を復調するように動作し、ライン252上に復
調信号を生成する。
ライン252は、誤り検出器258へ結合され、ライン252
上に生成された復調信号をその誤り検出器へ供給する。
誤り検出器258は、無線受信機210へ送信された離散的に
符号化された情報信号に導入された誤りを検出するよう
に動作する。誤り検出器258は、例えば、1990年11月21
日に“誤り検出システム”と題した米国特許出願番号第
616,517号で開示されたものと同様の回路で構成でき
る。
誤り検出器258は、誤り検出器258が受信機210によっ
て受信された信号の誤りを検出している間にライン264
上に信号を生成する。受信機210へ送信された離散的に
符号化された情報信号は、一連のデータビットから構成
されるので、誤り検出器258は、誤り検出器258が受信機
210へ送信される情報信号の一連のビットのうち誤った
1つの或いは複数のビットの存在を検出した時機を表示
する信号をライン264上へ生成するように動作する。
ライン264は、インバータ268を介してゲート272の入
力へ結合されている。ゲート272は、さらにライン252と
その(ゲートの)入力において結合され、それによって
復調器238によって生成された復調信号を受信する。ゲ
ート272は、誤り検出器258が誤ったビットの存在を検出
しない間は、供給される復調信号をライン276上に供給
するように動作する。逆に、誤り検出器258が誤った信
号の存在を示す信号をライン264上に生成したとき、ラ
イン276上には信号は生成されない。
ライン276は、復号器280へ結合され、そこでライン27
6上へ供給される復調信号を復号し、ライン284上に復号
化信号を生成する。ライン284は、トランスジューサー2
86へ結合され、供給された復号化信号を音声信号へ変換
する。
図に示すように、本発明の好ましい実施例の装置100
は、信号強度測定装置244と誤り検出器258を含んでい
る。信号強度測定装置244と誤り検出器258の実際の構成
は多様であるが、各要素によってライン248及び264上に
生成される信号はそれぞれ重要である。ライン248上に
生成される信号は、受信機210によって受信される信号
の信号強度を示す。また、ライン264上に生成される信
号は、受信機によって受信される離散的に符号化された
情報信号のビットの誤り率を示す。この値は、受信機へ
送信される信号に加えられる干渉量を表すものである。
ライン248及び264は、処理装置290へ結合され、好ま
しい実施例においては、それはマイクロプロセッサを含
んでいる。もちろん処理装置の他のタイプも代わりに使
用可能である。処理装置290は、ライン248上と264上に
供給された信号を組み合わせるように動作し、それによ
って受信機へ送信された信号の信号伝送品質レベルを示
す値を提供する。それによって求められた信号伝送品質
は受信機によって受信された信号強度だけでなく、さら
に受信機によって受信された信号に導入された干渉量の
示す値にも依存するため、それによって求められた信号
品質レベルは、さらに正確に受信機によって受信された
信号の実際の信号伝送品質レベルの真の値を提供する。
より好ましい実施例では、処理装置290は、ライン248上
に生成された信号の値(信号強度で表されている)を、
ライン264上に生成された信号の値(ビット誤り率を表
し、言い換えれば、受信機210へ送信される信号に導入
された干渉のレベルを表す)で重み付けるように動作す
る。
処理装置290は、ライン294上に信号を生成し、それは
受信機210によって受信された信号の信号伝送品質レベ
ルを表す。ライン294は、ディスプレイ要素298へ結合さ
れ、ライン294上に生成された信号によって示される信
号伝送品質レベルを適切な様式で表示する。
より好ましい実施例においては、処理装置290は、ラ
イン264上に生成される信号が誤ったビットを示す回数
を数え、その合計値に応答して、ライン248上に生成さ
れる信号のレベルが変更される。
次の図3の論理的流れ図に移ると、参照番号310によ
って一般的に参照されるアルゴリズムが示されており、
信号伝送品質レベルを求めるために処理装置290によっ
て実施できる。
開始ブロック316によって示されるアルゴリズムへ入
った後、判断ブロック322で示されるように、受信機210
が動作するための電源がオンになっているか否かの判断
が行われる。もし、受信機210が伝送されてくる信号を
受信するよう動作するための電源がオンになっていない
とき、停止ブロック328で示されるように、noという選
択肢が判断ブロックから出口へ選択される。逆にもし受
信機が信号を受信するように動作しているならば、yes
という選択肢がブロック334へ向かうように選択され、
そのブロックでは測定された信号強度の信号の代表値が
ブロセッサへ入力される。
次に、かつブロック340で示されるように、(ビット
誤り率によって示される)受信機で受信される信号に導
入された干渉の信号の代表値がプロセッサへ入力され
る。次に、かつブロック346によって示されるように、
信号強度の値が、受信機で受信される信号に導入された
干渉量の代表値で重み付けされる。最後に、ブロック35
2で示されるように、重み付けされた値の信号の代表値
が生成される。
このようなアルゴリズムは、受信機が信号を受信する
よう動作している限り繰り返して行われ、受信機で受信
する信号の信号伝送品質レベルの連続表示をそれによっ
て提供する。
受信機へ送信される信号の信号伝送品質レベルを決定
するための方法及び装置は、好都合なことに離散的に符
号化された情報信号が伝送されるどの通信システムにお
いても使用できる。前述したように、欧州のいくつかの
国々において使用されるGSMセルラー通信システムは、
離散的に符号化された情報信号を送信及び受信するよう
動作する通信システムを構成するものである。図2の装
置100の機能と同様の信号伝送品質レベルを決定する装
置が、好都合なことにこのシステムにおいて使用でき、
そこにおけるセルラー無線電話機の使用者にその信号伝
送品質レベルの量的な表示を提供する。以下の模範的な
例は特にGSMセルラー通信システムに関するものである
が、もちろんこの装置100はその他の通信方式において
も同様に使用できることは理解されるべきでる。
GSMセルラー通信システムの仕様は、好都合なことに
本発明の好ましい実施例において使用した2つのパラメ
ータを定義している。第1の値は“受信レベル”と称
し、頭字語のRXLEVによっても言及され、GSMセルラー通
信システムにおいて動作するセルラー無線電話機の受信
回路によって受信される信号の信号強度の量的な値の表
示である。
RXLEVの値は、0から63の間にわたる値で目盛られ、
強い信号の値(つまり大きな(high)大きさ(magnitud
es)或いは振幅(amplitudes)の信号)は高いRXLEV値
を有し、また弱い信号の値(つまり小さな(low)大き
さ或いは振幅の信号)は低いRXLEV値を有する。
第2の値は、“受信品質”と称し、頭字語のRXQUALに
よっても参照され、またもGSMセルラー通信システムに
おいて使用するセルラー無線電話機のような送受信機の
受信回路で受信された信号に導入された干渉量の量的な
値の表示である。RXQUALの値は、0から7の間にわたる
値で目盛られ、信号に加えられた大きな干渉量を有する
信号は、高いRXQUALの値を有し、また導入された小さな
干渉を有する信号は、低いRXQUAL値を有する。
RXLEV及びRXQUALの値を組み合わせることによって複
合値を構成し、またさらに特定的にRXLEVの値をRXQUAL
の値で重み付けすることによって、信号伝送品質レベル
値を求め、セルラー無線電話機の使用者に、無線電話機
で受信される信号の実際の信号品質の量的な表示を提供
できる。
このような信号伝送品質レベルの値に応答して、無線
電話機の使用者は、無線電話機が容易により品質のよい
通話が行える位置に移動できるまで、無線電話機での通
話を行うことを遅らせるよう選択できる。
従って、信号伝送品質レベルの値は、図2の装置100
の処理装置290のような処理回路によって、以下の数式
に従って計算することができる。
SQI=RXLEV*(1−(RXQUAL/A))*B ただし、 SQIは、信号伝送品質レベルの値、 RXLEVは、上記で定義したように受信レベル、 RXQUALは、上記で定義したように受信品質レベル、 Aは、第1のスケールファクタ、 Bは、第2のスケールファクタである。
第1のスケールファクタAは、値7が望ましい。第1
のスケールファクタAが値7で、またRXQUALの値もまた
値7(RXQUALは、大きな干渉量が受信機で受信される信
号に導入されたとき値7となる)のとき、信号伝送品質
レベルの値SQIは、RXLEVの大きさにかかわらず値0であ
る。このような方法では、受信機で受信した信号の信号
強度が極めて大きいときでも、もしその信号に導入され
た干渉のレベルがかなり高いときは、信号伝送品質レベ
ルの値は値0となる。
第2のスケールファクタBは、望ましくは、図2の装
置100の信号伝送品質レベルの値が表示されるディスプ
レイ要素298のようなディスプレイ要素の制約(constra
ints)に応じて決定される。より好ましい実施例におい
ては、スケールファクタBは値0.5である。SQIの値を計
算するよう動作する処理装置は、SQIの値が整数値であ
ることを保証するために、SQIの計算された値を切り捨
てたり、さもなければ修正することができる。
次に図4のブロック図へ移ると、ここでは参照数字39
8で一般的に参照された表示要素が、図2のブロック図
で示されたディスプレイ要素298に類似して示されてい
る。ここにおけるディスプレイ要素398は、液晶ディス
プレイを含み、ブロック404−1,404−2,404−3,...,404
−8で示される部分(portions)を有している。信号伝
送品質レベルの値は、ライン406によってディスプレイ
要素398へ供給され、そしてそこで生成された信号はデ
ィスプレイ要素398の部分(ここではブロック404−1か
ら404−8で示されている)のどこを点灯するかを決定
する。
図に示されているように、ライン406はマルチプレク
サ416へ結合されている。マルチプレクサ416の出力は、
液晶ディスプレイの部分404−1から404−8に結合され
ており、液晶ディスプレイのいろいろな部分を、ライン
406に供給される信号伝送品質レベルの値を表す信号値
に応答して点灯させる。ブロック404−1から404−5ま
れの斜線は、信号伝送品質レベルSQIが値5のときの5
つのLCD部分の点灯を示す。
次に、図5のグラフによる表示へ移ると、信号伝送品
質レベルの値SQIを形成するRXLEV及びRXQUAL値との間の
関係が表されている。軸454は、値0と7との間にわた
るRXQUALの値によって目盛られている。軸458は、0と6
3との間にわたる値を有するRXLEVによって目盛られてい
る。そして、軸462は、信号伝送品質レベルの値SQIで目
盛られ、SQIの値は、上記の式に従って0と8との間に
わたり値に目盛られている。
プロットの結果を観察すると、RXLEVが高い値でかつR
XQUALが低い値の場合、その結果としてのSQIの値は大き
な値となり、最大値で8となる。逆に、RXLEVの値が低
い値の場合は、その結果としてのSQIの値は、同様に低
い値となり、またRXQUALの値が高い値の場合は、SQIの
値は再び低い値となる。図5でグラフによって表されて
いるSQIの値は、信号伝送品質レベルの値の最大値が値
8であるように目盛られている。他のスケールファクタ
を使用することによって、異なる最大値のSQIの値を提
供することができる。
次に、図6のブロック図に移ると、無線電話機が、本
発明のより好ましい実施例の参照数字600で一般的に参
照され示されている。無線電話機600は、図2の装置100
と同様の信号伝送品質レベルを決定する装置を一部分と
して含んでいる。送信機によって送信される信号は、ア
ンテナ616によって検出され、そこで検出した信号を電
気的な信号にライン620上に変換する。ライン620は、ラ
イン632上にダウンミキシングされた信号を生成するダ
ウンコンバータ626へ結合される。
ライン632は、復調器638及び信号強度測定回路644へ
結合される。信号強度測定回路644は、ライン632上に生
成された信号の信号強度を測定するように動作する。
信号強度測定回路644は、その測定に応答してライン6
48上に信号を生成する。
復調器638は、ライン632上へ供給された信号を低周波
変換し、かつライン652上に復調信号を生成するように
動作する。
ライン652は、点数で示されたブロックによって囲ま
れた要素から構成される誤り検出器658へ結合される。
誤り検出器658は、アンテナ616で検出した離散的に符号
化された情報信号に導入された誤りを検出するように動
作する。
ライン652上に生成された復調信号は、ビタビ復号器
(Viterbi decoder)658−1及びハード判定変換器(ha
rd decision converter)658−2へ供給される。ビタビ
復号器658−1は、ライン658−3上に復号化信号を生成
し、畳み込み符号器658−4へ供給され、またハード判
定変換器658−2は、ライン658−5上にハード判定信号
を生成し、バッファ658−6へ供給される。
畳み込み符号器658−4は、ライン658−7上に符号化
信号を生成し、かつバッファ658−6は、ライン658−8
上に信号を生成する。また、ライン658−7及びライン6
58−8は、ゲート658−9の入力へそれぞれ結合されて
いる。ゲート658−9は、そこに供給された信号の値を
比較し、ゲート658−9へ供給された2つの信号の間の
不同性(つまりビット誤り)を示す出力信号をライン66
0上へ生成する。
ライン660上に生成された信号は、インバータ668によ
って反転され、次にゲート672へ供給される。ゲート672
への第2の入力は、ライン680上のブロック復号器676に
よって生成された復号化信号である。(復号器676は、
ライン658−3上で生成された信号を受信及び復号する
ために結合されている。)ゲート672は、ライン684上に
供給される復号化信号を生成し、その復号化信号は、誤
り検出器658によって生成された信号によって、その復
号化信号が過度の誤りの数を含まないことを示している
期間は、スピーカのようなトランスジューサ688へ結合
される。
ライン660上に生成された信号もまた処理装置690へ供
給される。ライン648もさらに処理装置690への入力とし
て結合されている。
処理装置690は、誤り検出器658によって検出されたビ
ット誤りの数の値の代表値によって信号強度の値を重み
付けるよう動作する。例えば、ライン648上に生成され
た信号は、GSMセルラー通信システムにおいて使用して
いるRXLEVの値に相当する値であることができ、またラ
イン660上に供給された信号は、RXQUALの値を決定する
ために処理装置690によって利用できる。このような実
施例においては、処理装置690は、上記に定義した信号
伝送品質レベルの値SQIを計算し、ディスプレイ要素698
へ結合されるライン694上にその計算した値の信号表示
を生成するように動作する。ディスプレイ要素698は、
例えば、図4のディスプレイ要素398と同様でよい。
無線電話機600は、さらに送信機回路を含み、ここで
はトランスジューサー770、変調器776、フィルタ788及
び増幅器794を含むように示されている。増幅器794は増
幅された信号をライン798上に生成し、それはアンテナ6
16へ結合される。
ディスプレイ要素698は、無線電話機600の受信回路に
よって受信された信号の実際の信号伝送品質レベルの量
的な値を表示するので、このような無線電話機の使用者
は、この無線電話機を使用するにあたり、どこで電話に
よる通話が最も良い状態で行うことができるかを、容易
に決定することができる。
次に、図7へ移ると、無線電話機600が、斜視図で示
されている。無線電話機600は、筐体部分806及び812を
含んで示されており、そこにはディスプレイ要素722が
取り付けられている。図6において構成されるブロック
で示される無線電話機600の他の要素は、筐体部分806及
び812で構成される筐体内に収容されている。
最後に、図8の論理的流れ図へ移ると、参照数字900
で一般的に参照されている本発明の好ましい実施例の方
法に関する各方法段階が示されている。始めに、ブロッ
ク906で示されているように、受信機へ送信された信号
の信号レベル強度が計算される。次に、ブロック図912
で示されているように、情報信号に加えられた干渉のレ
ベルが決定される。次に、ブロック918で示されている
ように、受信信号強度の値が干渉レベルで重み付けされ
る。最後に、ブロック924で示されているように、重み
付けされた値が表示される。
本発明は、様々な図で示した好ましい実施例に関して
説明してきたが、他の同様の実施例も使用でき、また本
発明と同じ機能を実行するために、本発明から離れるこ
となく修正したり追加したりすることができることは、
理解できる。従って、本発明はそれぞれの1つの実施例
に限られるべきではなく、むしろ添付した請求の範囲の
記述に従った広さ及び範囲で解釈されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ゴールド・アダム エフ アメリカ合衆国イリノイ州 60067、パ ラタイン、ウエスト・ウッド・ストリー ト 140 (56)参考文献 特開 平3−167924(JP,A) 特開 平2−241249(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信機と受信機との間で伝送される一連の
    符号化データから構成される情報信号の信号伝送品質レ
    ベルを決定する装置であって、 受信信号強度の値を求めるため前記送信機と前記受信機
    との間で伝送される前記信号の信号レベルの大きさを計
    算する手段と、 干渉レベルの値を求めるため前記送信機と前記受信機と
    の間で伝送される前記情報信号に導入された干渉のレベ
    ルを決定する手段と、 前記送信機と前記受信機との間の前記信号伝送の品質レ
    ベルを表す信号伝送品質レベルの値を求めるため、前記
    測定する手段によって求められた受信信号強度の値を前
    記決定する手段によって求められた干渉レベルの値で重
    み付けをする手段と、 を具備することを特徴とする信号伝送品質レベルを決定
    する装置。
  2. 【請求項2】前記計算する手段は、前記送信機と前記受
    信機との間で伝送される前記情報信号を表す受信信号の
    振幅を測定する手段を含むことを特徴とする請求項1記
    載の装置。
  3. 【請求項3】前記測定する手段によって求められた前記
    受信信号強度レベルの値は、前記送信機と前記受信機と
    の間で伝送される前記情報信号を表す受信信号の振幅に
    正比例する値であることを特徴とする請求項2記載の装
    置。
  4. 【請求項4】前記干渉レベルを決定する手段は、前記送
    信機と前記受信機との間で伝送される一連の前記情報信
    号から成る符号化データビットのビット誤り率を決定す
    る手段を含むことを特徴とする請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】前記干渉レベルを決定する手段によって求
    められた前記干渉レベルの値は、一連の前記情報信号か
    ら成る前記符号化データビットのビット誤りの数を表す
    ことを特徴とする請求項4記載の装置。
  6. 【請求項6】前記干渉レベルを決定する手段によって求
    められた前記干渉レベルの値は、前記符号化データの復
    号化の後に決定された一連の前記情報信号から成る前記
    符号化データのビット誤りの数を表すことを特徴とする
    請求項4記載の装置。
  7. 【請求項7】前記重み付けする手段は、前記受信信号強
    度の値と前記干渉レベル値を示す値との積を求め、それ
    によって求められた積が前記信号伝送品質レベルの値を
    形成する乗算する手段を含むことを特徴とする請求項1
    記載の装置。
  8. 【請求項8】前記重み付けする手段を構成する前記乗算
    する手段は、前記干渉レベル値を示す値で乗算された前
    記受信信号強度の値をスケーリングする手段をさらに含
    むことを特徴とする請求項7記載の装置。
  9. 【請求項9】前記スケーリングする手段は、前記干渉の
    レベルを決定する手段によって求められた前記干渉レベ
    ル値をスケーリングする手段を含むことを特徴とする請
    求項8記載の装置。
  10. 【請求項10】前記スケーリングする手段は、前記干渉
    レベル値を示す値で乗算された前記受信信号強度の値を
    スケーリングする手段を含むことを特徴とする請求項8
    記載の装置。
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