JP3079105U - 自動車用ステアリングホイール装着体 - Google Patents

自動車用ステアリングホイール装着体

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JP3079105U JP2001000225U JP2001000225U JP3079105U JP 3079105 U JP3079105 U JP 3079105U JP 2001000225 U JP2001000225 U JP 2001000225U JP 2001000225 U JP2001000225 U JP 2001000225U JP 3079105 U JP3079105 U JP 3079105U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車のステアリングホイールの太さにおけ
る大幅な増大を回避しつつ、有効な指圧効果を容易に得
ることの出来る新規な構造の自動車用ステアリングホイ
ール装着体を提供すること。 【解決手段】 自動車用ステアリングホイール18のホ
イール部14またはスポーク部16に取り付けられる支
持部24に対して、ホイール部14またはスポーク部1
6における運転者に略対向位置する側の1/3周以下の
範囲に亘って密集状態で突出せしめられる多数の突起2
6を固設した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】
本考案は、自動車のステアリングホイール(ハンドル)に装着されて使用され る自動車用ステアリングホイール装着体に係り、特に、自動車の長時間の運転に 際して、運転者の肉体的および精神的なリフレッシュや疲労回復に有効な自動車 用ステアリングホイール装着体に関するものである。
【0002】
【背景技術】
良く知られているように、自動車の長距離運転や交通渋滞等による長時間の運 転に際しては、運転者に肉体的および精神的な疲労や緊張が蓄積されることによ り、運転者に眠気や運動神経の低下等が引き起こされ易く、それを原因として、 最悪の場合には交通事故が発生するおそれもある。
【0003】 そこで、このような肉体的および精神的な疲労や緊張を緩和させるために、従 来からステアリングホイールに刺激部分を設けて、マッサージ的な効果や、或い は眠気防止効果を発揮させるようにしたステアリングホイールへの装着体が幾つ か提案されている。例えば、実用新案登録第3004856号公報や実開平7− 33771号公報,特開平2000−288065号公報等に記載のものが、そ れである。
【0004】 ところが、これら公報に示されている従来のステアリングホイール装着体にあ っては、何れもハンドルの全周部分に巻きつけて装着するようにしたカバー構造 を有していると共に、巻きつけ方向の全周に亘って刺激部分としての突出部が形 成されているために、これをハンドルに装着するとハンドル把持部が全体的に大 径化してしまい、ハンドルが握りにくくなって、ステアリングの操作性を損なう おそれがあった。
【0005】 また、一般に、長時間運転による疲労や緊張をほぐすには、脳に好適な刺激を 与えるツボが多く刺激を感じ易い指の股部(指と指の間の部分)に対して、マッ サージ(指圧)効果を及ぼすことが望ましいとされている。しかしながら、上記 公報等に示されている従来のステアリングホイール装着体においては、ハンドル 把持部が装着体の厚みによって太くされていることにより、特に指の短い運転者 等にとっては、指の股部を十分に刺激することが困難であり、しかも、ハンドル 操作に悪影響を及ぼすおそれさえもあった。
【0006】
【解決課題】
ここにおいて、本考案は、上述の如き事情を背景として為されたものであって 、その解決課題とするところは、自動車のステアリングホイールの太さにおける 大幅な増大を回避しつつ、有効な指圧効果を容易に得ることの出来る新規な構造 の自動車用ステアリングホイール装着体を提供することにある。
【0007】 また、本考案は、運転者の疲労回復効果を有利に得ることができるとされてい る指の股の部分のマッサージ効果を、容易に得ることの出来る新規な構造の自動 車用ステアリングホイール装着体を提供することも目的とする。
【0008】
【解決手段】
以下、このような課題を解決するために為された本考案の態様を記載する。な お、以下に記載の各態様において採用される構成要素は、可能な限り任意の組み 合わせで採用可能である。また、本考案の態様乃至は技術的特徴は、以下に記載 のものに限定されることなく、明細書全体および図面に記載され、或いはそれら の記載から当業者が把握することの出来る考案思想に基づいて認識されるもので あることが理解されるべきである。
【0009】 すなわち、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第一の態様 は、ステアリングコラムに連結されるボス部と、該ボス部の外周側に離隔配置さ れたホイール部を、軸直角方向に延びるスポーク部で連結せしめた自動車用ステ アリングホイールに対して、該ホイール部または該スポーク部に取り付けられる 支持部と、該支持部に固設されて、前記ホイール部または前記スポーク部におけ る運転者に略対向位置する側の1/3周以下の範囲に亘って密集状態で突出せし められる多数の突起とを、有する自動車用ステアリングホイール装着体を、特徴 とする。
【0010】 このような本態様に係る自動車用ステアリングホイール装着体においては、支 持部から突出する突起が、ホイール部またはスポーク部の周方向(把持方向)で 1/3周以下の範囲に亘ってだけ形成されることから、突出部を全周に亘って形 成した従来構造のステアリングホイール装着体に比して、ステアリングホイール (ホイール部またはスポーク部)の太さ(周長)が著しく増大されることが回避 され得る。それ故、例えば、手の小さい女性ドライバー等においても、かかる装 着体を取り付けることによって、ステアリングホイールを握り難くなることに起 因するハンドルの操作性の低下が防止され得るのである。
【0011】 しかも、かかる装着体には、多数の突起が運転者に略対向位置する側に密集状 態で突設されていることから、運転者がステアリングホイールの突出方向に向か ってホイール部またはスポーク部に、例えば、指と指の間(指の股)を挿し込ん で、指の股部を装着体の突起に対して容易に当接させることが出来る。それ故、 密集状態の突起で指の股部等が効率的に刺激されることによって、ドライバーの 感覚神経が研ぎ澄まされるのであり、自動車の長時間の運転に際しても、ドライ バーの肉体的な又は精神的な疲労を可及的に軽減乃至は回復せしめることが出来 るのである。
【0012】 なお、本態様において、突起によってマッサージ効果を及ぼすことが可能な部 分は、前述の如き指の股部に限定されるものでなく、例えば、手の甲や指の腹, 掌等、ドライバーの所望する部分にマッサージ効果を及ぼすことも可能である。
【0013】 また、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第二の態様は、 前記第一の態様に従う構造とされた自動車用ステアリングホイール装着体におい て、前記支持部が、周上の一カ所に開口部を備えたC字形断面を有しており、該 開口部を拡開せしめて該支持部を前記ホイール部または前記スポーク部に取り付 けるようにされていることを、特徴とする。このような本態様においては、装着 体の支持部がC字形断面を有することにより、略円形断面を有するステアリング ホイールへの嵌め込み作業(装着)を容易に行うことが出来る。なお、支持部の 材質としては、元の形状に弾性的に復元し得るような弾性材で形成することが好 適とされる。具体的には、例えば、合成樹脂やゴム弾性体、或いは、ばね鋼等の 金属によって支持部を形成すると共に、ステアリングホイールの外径寸法よりも 支持部の内径寸法を小さく設定することにより、支持部をステアリングホイール に弾性的に挟み込ませて固定することが望ましい。また、支持部の材質には、金 属の表面に樹脂やゴム等を被覆して装飾したような複合材も好適に採用され得る 。
【0014】 さらに、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第三の態様は 、前記第二の態様に従う構造とされた自動車用ステアリングホイール装着体にお いて、前記支持部の周方向中央部分に対して周方向両端部分よりも厚肉で外周側 に突出する基台部が形成されていると共に、該基台部に対して前記突起が突出形 成されていることを、特徴とする。このような本態様においては、基台部によっ て突起の支持強度を有利に確保することが出来る。また、支持部の周方向両端部 分を薄肉とすることによって、ハンドルの大径化を可及的に抑えることが出来る 。それによって、ハンドルの握り易さとマッサージ効果の容易性が、両立して達 成され得る。
【0015】 更にまた、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第四の態様 は、前記第一乃至第三の何れかの態様に従う構造とされた自動車用ステアリング ホイール装着体において、前記支持部と前記突起が、互いに異なる材質で形成さ れていることを、特徴とする。このような本態様においては、突起には、適当な 弾性を有する材質を選択することによって、指の股部等に対してより効果的なマ ッサージ効果を行うことが出来る一方、支持部には、ステアリングホイールへの 固定性や装着の容易性等を考慮した材質のものを採用することが可能となる。
【0016】 また、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第五の態様は、 前記第一乃至第四の何れかの態様に従う構造とされた自動車用ステアリングホイ ール装着体において、前記多数の突起が、略同一方向に向かって互いに略平行に 突設されていることを、特徴とする。このような本態様においては、突起の突設 方向に、例えば、指と指の間を挿し込むことにより、指の股部を一度に多数の突 起に当接させることが可能となり、より効果的なマッサージ効果を与えることが 出来る。
【0017】 さらに、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第六の態様は 、前記第一乃至第五の何れかの態様に従う構造とされた自動車用ステアリングホ イール装着体であって、前記支持部において、該支持部を前記ホイール部または 前記スポーク部に固定する固定手段を付加的に設けたことを、特徴とする。この ような本態様においては、装着体とステアリングホイールの相対変位が略確実に 阻止されることとなり、装着体の滑り等に起因する不具合が、特別な処理を施さ なくても防止され得る。
【0018】 なお、支持部に設けられる固定手段としては、例えば、支持部をホイール部や スポーク部(ステアリングホイール)に固定する接着剤の他、ピンやリベット, ボルト等の固定部材が適宜に採用され得る。また、かかる固定手段としては、支 持部のステアリングホイールに対する固定力を確保すると共に、支持部の内周面 において、ホイール部またはスポーク部の表面に対する滑り止め機能も発揮せし める針状の突起や高摩擦係数のすべり止め材なども採用可能である。
【0019】 更にまた、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第七の態様 は、前記第一乃至第六の何れかの態様に従う構造とされた自動車用ステアリング ホイール装着体において、前記ホイール部に対して装着されるようになっており 、自動車直進状態で該ホイール部の鉛直方向最下端に位置する点を中心としてホ イール回転方向1/4周の範囲内にだけ前記突起が位置せしめられるようにした ことを、特徴とする。このような本態様においては、自動車の運転に際して、ス テアリングホイールの最も使用頻度の小さい部分に装着体が取り付けられること から、運転への悪影響をより有効に防止することが出来る。しかも、交通渋滞等 による運転の間断に際して、ステアリングホイール装着体へドライバーの指圧し たい手の箇所、例えば、指の股部等を楽に持っていくことが可能となり、マッサ ージ効果を一層簡易に行うことが出来る。
【0020】 また、自動車用ステアリングホイール装着体に関する本考案の第八の態様は、 前記第一乃至第六の何れかの態様に従う構造とされた自動車用ステアリングホイ ール装着体において、前記スポーク部に対して装着されるようになっていること を、特徴とする。このような本態様においては、かかる装着体がステアリング操 作に際して使用されることの少ないスポーク部に対してのみ装着することが出来 ることから、運転への悪影響を一層有利に防止することが出来ると共に、ステア リングホイールにおける装着スペースを有利に確保することが出来る。
【0021】
【考案の実施形態】
以下、本考案を、更に具体的に明らかにするために、本考案の実施形態につい て、図面を参照しつつ、詳細に説明する。
【0022】 先ず、図1〜5には、本考案の第一の実施形態としての自動車用ステアリング ホイールのホイール用グリップ10が示されている。このホイール用グリップ1 0は、ボス部12、ホイール部14およびスポーク部16からなるステアリング ホイール18のホイール部14に対して装着されている。そして、ホイール部1 4に装着されたホイール用グリップ10に対して、例えば、運転者の指の股部2 0を挿し込んでマッサージ効果を行うことにより、指の股部20を通じて運転者 の脳に刺激を与えて、リラックス効果や疲労回復効果等を発揮せしめるようにな っている(図5参照)。なお、以下の説明中、上下方向とは、原則として図中の 上下方向を言うものとする。
【0023】 より詳細には、ステアリングホイール18は、主要部がウレタン等の合成樹脂 や鉄等の金属材によって形成されている。ステアリングホイール18のボス部1 2は、図面に明示はされていないが、裏面側(ダッシュパネル側)にステアリン グホイールボスを備えており、かかるボスによってステアリングコラムに回転不 能に取り付けられるようになっている。また、ボス部12の表面側(運転席側) には、図示しないホーンボタンが装着されていると共に、このホーンボタンを覆 うホーンボタンカバー22が設けられている。一方、ステアリングホイール18 のホイール部14は、大径の円環形状を有しており、周方向の全周に亘って略一 定の円形断面とされている。そして、ホイール部14は、ボス部12の外周側に 離隔して略同一中心軸上に配設されている。そして、これらボス部12とホイー ル部14が、ボス部12およびホイール部14に一体形成されて径方向に延びる 、略矩形断面を有する4本のスポーク部16によって、一体的に連結されており 、それによって、自動車の操舵を行うステアリングホイール18が構成されてい る。而して、このようなステアリングホイール18のホイール部14に対して、 本実施形態のホイール用グリップ10が装着されている。
【0024】 かかるホイール用グリップ10は、図3〜4にも示されているように、支持部 としてのリング部24と、突起としての凸部26を含んで構成されている。この リング部24は、ポリプロピレン等の合成樹脂で形成されており、全体として長 手方向に湾曲した円弧形状を有している。
【0025】 また、リング部24は、長手方向において略一定のC字形断面を有しており、 周上の一箇所には、開口部としての切欠部28が長手方向に直線的に延びるよう にして連続形成されている。更に、リング部24は、周方向中央部分が周方向両 端部分よりも径方向外方に厚肉とされていることにより、その周方向中央部分に は、基台部としての厚肉ベース30が外周側に突出して形成されている。この厚 肉ベース30は、長手方向において略一定の半月状断面を有しており、リング部 24と一体形成されている。
【0026】 さらに、厚肉ベース30の上端面、換言すれば半月状断面における外周側の円 弧状面には、略全体に亘って多数の凸部26が形成されている。この凸部26は 、例えば、先細の略円錐形状を有しており、リング部24の径方向外方に向かっ て突出して延びるようにして厚肉ベース30と一体形成されている。また、多数 の凸部26は、いずれも略同一の突出高さを有しており、略同一方向に向かって 互いに略平行に、厚肉ベース30に密集状態で突設されている。これにより、多 数の凸部26の突出先端面は、リング部24(厚肉ベース30)の周方向中央部 分に行くに従って径方向外方に突出せしめられており、密集状態で全体として略 円弧形状を有している。
【0027】 なお、ホイール用グリップ10の形状や大きさは特に限定されるものでないが 、本実施形態において、ホイール用グリップ10(リング部24)の内径寸法は 、ステアリングホイール18におけるホイール部14の外径寸法よりも僅かに小 さく設定されていると共に、ホイール用グリップ10の長手方向の全長は、ホイ ール部14の円周の1/16〜1/12に設定されている。
【0028】 そして、このような構造とされたホイール用グリップ10は、図1〜2に示さ れているようにしてステアリングホイール18に装着せしめられる。即ち、ホイ ール用グリップ10は、リング部24の切欠部28を拡開せしめて、自動車直進 状態(図1のステアリングホイール18の位置状態)でホイール部14の鉛直方 向最下端に位置する点:Aを中心としてホイール部14に、換言すれば、軸方向 下方に位置する二本のスポーク部16,16の間のホイール部14に、嵌め込ま れて装着されている。
【0029】 また、特に本実施形態では、かかるホイール用グリップ10のホイール部14 への装着状態下において、ホイール用グリップ10の凸部26および厚肉ベース 30が、ホイール部14の周方向(にぎり方向)の1/3以下の範囲に亘って位 置決めされて、且つ運転者に略対向位置する側に突出するようにして固定的に取 り付けられている。なお、ホイール用グリップ10のホイール部14への固定力 は、ホイール用グリップ10が弾性を有する合成樹脂で形成されていると共に、 ホイール部14の外径寸法がホイール用グリップ10の内径寸法よりも大きく設 定されていることにより、ホイール用グリップ10の元の形状へ弾性的に復元し ようとする復元力によって確保されている。
【0030】 そして、本実施形態のホイール用グリップ10は、上述の如きステアリングホ イール18への装着状態下において、図5にも示されているように、ホイール部 14の表面側(運転者側)に突設された凸部26に対して、例えば、指と指の間 を挟み込んで指の股部20を当接させたり、或いは、特に図示されていないが、 その他の手の部位を挟み込んだり、押し当てたりすることによって、マッサージ 効果を行うことが出来るようになっている。
【0031】 そこにおいて、上述の如き構造とされたホイール用グリップ10にあっては、 多数の凸部26が運転者に略対向位置する側に密集状態で円弧形状に突設されて いることから、運転者がステアリングホイール18のホイール部14に、例えば 、指と指の間(指の股)等を挿し込んで、指の股部20をかかる凸部26に有利 に当接させることが出来る。それ故、脳の神経を刺激するのに効果的なツボとさ れている指の股部20を効果的にマッサージすることが可能となって、例えば、 自動車の長距離運転や交通渋滞等による長時間の運転に際しても、マッサージ効 果を通じて脳が刺激されることにより、眠気防止効果や疲労回復効果等が何れも 有効に発揮され得る。
【0032】 また、本実施形態のホイール用グリップ10にあっては、リング部24の周方 向両端部分が周方向中央部分よりも薄肉とされていることから、ステアリングホ イール18におけるホイール部14の大径化が軽減され得ることとなり、運転へ の悪影響を有利に防止することが出来る。
【0033】 しかも、本実施形態では、かかるホイール用グリップ10が、自動車の運転に 際してあまり使用されることのない、自動車直進状態で鉛直方向最下端部に位置 するホイール部14まわりに嵌め込まれて装着されていることから、運転への悪 影響が一層有利に回避され得るのである。
【0034】 次に、本考案の第二の実施形態としてのスポーク用グリップ32が、図6〜1 0に示されている。なお、以下の説明において、前記第一の実施形態としてのホ イール用グリップ10と同様な構造とされた部材および部位については、それぞ れ、図中に、前記第一の実施形態と同一の符号を付すことにより、それらの詳細 な説明を省略する。
【0035】 すなわち、本実施形態におけるスポーク用グリップ32は、図8〜9にも示さ れているように、前記第一の実施形態と同様に、支持部としてのリング部24と 、突起としての凸部26によって構成されている。このリング部24は、ポリプ ロピレン等の合成樹脂で形成されており、略矩形の筒形状を有している。
【0036】 また、リング部24は、長手方向において略一定の矩形枠断面を有しており、 対向する一対の幅広面34a,34bにおいて、一方の幅広面34aには、開口 部としての切欠部28が長手方向に直線的に延びるようにして形成されている。
【0037】 一方、リング部24における他方の幅広面34bには、略全体に亘って、外周 面上に突出する多数の凸部26が、リング部24と一体形成されている。凸部2 6は、いずれも略同一の突出高さを有しており、略同一方向に向かって互いに略 平行に、幅広面34b上に密集状態で配されている。これにより、リング部24 に突設される多数の凸部26の突出先端面は、幅広な平坦面とされている。
【0038】 なお、前記第一の実施形態と同様に、スポーク用グリップ32(リング部24 )の内径寸法は、ステアリングホイール18におけるスポーク部16の外径寸法 よりも僅かに小さく設定されていると共に、スポーク用グリップ32の軸方向長 さは、スポーク部16の長手寸法の1/2〜4/5に設定されている。
【0039】 このような構造とされた4つのスポーク用グリップ32は、図6〜7に示され ているようにしてステアリングホイール18に装着せしめられる。即ち、これら スポーク用グリップ32は、切欠部28を備えた幅広面34aがステアリングホ イール18の裏側(ステアリングコラム側)に、換言すれば、多数の凸部26を 備えた幅広面34bがステアリングホイール18の表側(運転席側)に、位置決 めされるようにして、リング部24の切欠部28を拡開せしめて、ステアリング ホイール18の各スポーク部16に嵌め込まれて装着されている。
【0040】 そして、そのような装着状態下において、図10にも示されているように、各 スポーク部16の表面側(運転者側)に突設された幅広の凸部26先端面に対し て、例えば、手の甲を押し当てたり、或いは、掌を当接させたりすることによっ て、マッサージ効果を行うことが出来るようになっている。
【0041】 従って、上述の如き構造とされたスポーク用グリップ32においては、スポー ク部16の表面側にだけ凸部26が形成されていることから、前記第一の実施形 態と同様の作用・効果が何れも有効に発揮され得る。
【0042】 しかも、本実施形態においては、前記第一の実施形態における凸部26の突出 先端面に比して、幅広な平坦面とされていることから、例えば、手の甲や掌等、 一般に、手の大きな部位に対してもマッサージ効果を効率的に行うことが出来る 。
【0043】 また、特に本実施形態においては、運転に際してあまり必要とされないスポー ク部16に対して装着されていることから、運転への悪影響を一層有利に防止す ることが出来るのである。
【0044】 以上、本考案の実施形態について詳述してきたが、これらはあくまでも例示で あって、本考案は、これら実施形態における具体的な記載によって、何等、限定 的に解釈されるものでない。
【0045】 例えば、ホイール用グリップ10やスポーク用グリップ32のステアリングホ イール18への固定手段には、リング部24の弾性力が用いられていたが、リン グ部24をステアリングホイール18に固定する接着剤の他、ピンやリベット, ボルト等の固定部材を採用することも可能である。
【0046】 また、リング部24の内周面において、ホイール用グリップ10やスポーク用 グリップ32の、ステアリングホイール18の表面に対する滑り止め手段として 、針状の突起や、高摩擦係数のすべり止め材などを採用しても良い。
【0047】 さらに、前記実施形態では、凸部26がリング部24と一体形成されていたが 、それぞれ、異なる材質で別体形成することも可能である。具体的には、例えば 、リング部24を硬質の合成樹脂で形成する一方、凸部26をエラストマ等の弾 性材で形成して、かかる凸部26をリング部24に固着させてなるホイール用グ リップ10やスポーク用グリップ32を採用することも出来る。
【0048】 また、凸部26の形状は例示の如き円錐形状に限定されるものでなく、例えば 、線状乃至はロッド状、先端球状等、嗜好に応じて各種の形状が採用され得る。
【0049】 その他、一々列挙はしないが、本考案は、当業者の知識に基づいて種々なる変 更、修正、改良等を加えた態様において実施され得るものであり、また、そのよ うな実施態様が、本考案の趣旨を逸脱しない限り、何れも、本考案の範囲内に含 まれるものであることは、言うまでもないところである。
【0050】
【考案の効果】
上述の説明からも明らかなように、本考案に従う構造とされた自動車用ステア リングホイール装着体においては、ホイール部またはスポーク部における運転者 に略対向位置する側の1/3周以下の範囲に亘ってだけ突起が形成されているこ とから、支持部および突起からなる装着体の突出高さによってステアリングホイ ール全体が太くなることが軽減されて、運転への悪影響を有利に防止することが 出来る。
【0051】 しかも、かかる装着体には、多数の突起が運転者に略対向位置する側に密集状 態で突設されていることから、例えば、指と指の間(指の股)等をステアリング ホイールに挿し込んで、マッサージ効果を容易に且つ効果的に行うことも出来る のであり、それによって、自動車の長時間の運転に際しても、運転者の肉体的な 又は精神的な疲労を効果的に軽減乃至は回復せしめることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第一の実施形態としてのホイール用グ
リップのステアリングホイールへの装着状態を示す全体
概略図である。
【図2】図1におけるII―II断面図である。
【図3】本考案の第一の実施形態としてのホイール用グ
リップの正面図である。
【図4】図3におけるIV―IV断面図である。
【図5】本考案の第一の実施形態としてのホイール用グ
リップの一使用例を示す説明図である。
【図6】本考案の第二の実施形態としてのスポーク用グ
リップのステアリングホイールへの装着状態を示す全体
概略図である。
【図7】図6におけるVII ―VII 断面図である。
【図8】本考案の第二の実施形態としてのスポーク用グ
リップの正面図である。
【図9】図8におけるIX―IX断面図である。
【図10】本考案の第二の実施形態としてのスポーク用
グリップの一使用例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ホイール用グリップ 12 ボス部 14 ホイール部 16 スポーク部 18 ステアリングホイール 24 リング部 26 凸部 32 スポーク用グリップ

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングコラムに連結されるボス部
    と、該ボス部の外周側に離隔配置されたホイール部を、
    軸直角方向に延びるスポーク部で連結せしめた自動車用
    ステアリングホイールに対して、該ホイール部または該
    スポーク部に取り付けられる支持部と、 該支持部に固設されて、前記ホイール部または前記スポ
    ーク部における運転者に略対向位置する側の1/3周以
    下の範囲に亘って密集状態で突出せしめられる多数の突
    起とを、有することを特徴とする自動車用ステアリング
    ホイール装着体。
  2. 【請求項2】 前記支持部が、周上の一カ所に開口部を
    備えたC字形断面を有しており、該開口部を拡開せしめ
    て該支持部を前記ホイール部または前記スポーク部に取
    り付けるようにされている請求項1に記載の自動車用ス
    テアリングホイール装着体。
  3. 【請求項3】 前記支持部の周方向中央部分に対して周
    方向両端部分よりも厚肉で外周側に突出する基台部が形
    成されていると共に、該基台部に対して前記突起が突出
    形成されている請求項2に記載の自動車用ステアリング
    ホイール装着体。
  4. 【請求項4】 前記支持部と前記突起が、互いに異なる
    材質で形成されている請求項1乃至3の何れかに記載の
    自動車用ステアリングホイール装着体。
  5. 【請求項5】 前記多数の突起が、略同一方向に向かっ
    て互いに略平行に突設されている請求項1乃至4の何れ
    かに記載の自動車用ステアリングホイール装着体。
  6. 【請求項6】 前記支持部において、該支持部を前記ホ
    イール部または前記スポーク部に固定する固定手段を付
    加的に設けた請求項1乃至5の何れかに記載の自動車用
    ステアリングホイール装着体。
  7. 【請求項7】 前記ホイール部に対して装着されるよう
    になっており、自動車直進状態で該ホイール部の鉛直方
    向最下端に位置する点を中心としてホイール回転方向1
    /4周の範囲内にだけ前記突起が位置せしめられるよう
    にした請求項1乃至6の何れかに記載の自動車用ステア
    リングホイール装着体。
  8. 【請求項8】 前記スポーク部に対して装着されるよう
    になっている請求項1乃至6の何れかに記載の自動車用
    ステアリングホイール装着体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20190098019A (ko) * 2018-02-13 2019-08-21 이현주 자동차 스티어링휠용 지압그립

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