JP3088082B2 - コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチ - Google Patents
コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチInfo
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- JP3088082B2 JP3088082B2 JP08309072A JP30907296A JP3088082B2 JP 3088082 B2 JP3088082 B2 JP 3088082B2 JP 08309072 A JP08309072 A JP 08309072A JP 30907296 A JP30907296 A JP 30907296A JP 3088082 B2 JP3088082 B2 JP 3088082B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンバインにおけ
る刈取脱穀入切クラッチに係るものである。 【0002】 【従来技術】コンバインには、各種の作業クラッチが設
けられているが、操作頻度の高いクラッチは、刈取クラ
ッチと脱穀クラッチとである。刈取脱穀作業に際して
は、脱穀クラッチを入にして脱穀部を駆動すると共に、
刈取クラッチを入にして刈取部をも駆動する。そして、
圃場の一辺を刈り終え、他辺へ向けて機体を回行させる
際には、その都度、刈取クラッチを切にして刈取部の駆
動を停止する。 【0003】また、このようなクラッチは、テンション
クラッチ式に構成すると安価に提供できる。この場合、
刈取部及び脱穀部に至る各テンションベルトを各テンシ
ョンロ−ラ−の当接・離脱によって緊張弛緩させるもの
とし、これらのテンションロ−ラ−を、各連繋部材(ロ
ッド,スプリング等)を介して、刈取クラッチレバ−及
び脱穀クラッチレバ−によって操作する構成を採る。 【0004】そして、これら刈取クラッチレバ−及び脱
穀クラッチレバ−は、操作性を高めるため、運転席近傍
の位置に併設する。この刈取クラッチレバ−及び脱穀ク
ラッチレバ−の併設構成として、例えば、実開昭60−
116828号公報には、刈取クラッチレバ−及び脱穀
クラッチレバ−を、運転席近傍に設けた前後方向の支持
フレ−ムに軸支し、前記各連繋部材を前記刈取クラッチ
レバ−と脱穀クラッチレバ−とから前後同方向(具体的
には後方)に配置した構成が記載されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかして、テンション
式のクラッチにおいては、テンションロ−ラ−をテンシ
ョンベルトの張力に抗して接離させるため、このテンシ
ョンロ−ラ−から連繋部材を介してクラッチレバ−の軸
支部にかなりの反力が作用する。従って、例えば上記の
実開昭60−116828号公報に記載されているよう
に、刈取クラッチレバ−と脱穀クラッチレバ−との基部
を近づけて軸支し、各クラッチレバ−から各テンション
ロ−ラ−への連繋部材を前後同方向へ配置した場合、例
えば一方の刈取クラッチレバ−を入切操作すると、その
反力で、軸支部が上下動ないし前後動する。この結果、
接近した軸支部に設けた他方の脱穀クラッチレバ−も上
下動ないし前後動して、この脱穀クラッチレバ−からテ
ンションロ−ラ−までの距離が変化してこれへの連繋部
材の配索状態に影響を与え、脱穀クラッチの確実な入切
操作を阻害するという問題が生じる。 【0006】また、上記実開昭60−116828号公
報に記載されているように、刈取クラッチレバ−と脱穀
クラッチレバ−とが座席の後側側方に配置されている場
合、座席に着座した操縦者は、このレバ−を、左手を後
方に伸ばして操作しなければ ならず、この操作を楽な姿
勢で行うことができない。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次のような技術的手段を講じ
る。即ち、エンジン3と、刈取部の入力軸31と、脱穀
部の入力軸20と、エンジン3と入力軸31の間に設け
た刈取テンションベルト33と、エンジン3と入力軸2
0の間に設けた脱穀テンションベルト22と、前記テン
ションベルト33を緊張弛緩させるテンションロ−ラ−
34と、前記テンションベルト22を緊張弛緩させるテ
ンションロ−ラ−23と、前記テンションロ−ラ−34
を連繋部材36を介して操作する刈取クラッチレバ−1
6と、前記テンションロ−ラ−23を連繋部材25を介
して操作する脱穀クラッチレバ−15とを設けると共
に、刈取クラッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15
のそれぞれの基部を近づけて座席5近傍に設けた前後方
向の支持部材12に軸支して座席5の前部側方に配置
し、前記連繋部材36と連繋部材25とを前記刈取クラ
ッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15とから夫々前
後相反する方向に配置したことを特徴とするコンバイン
における刈取脱穀入切クラッチの構成としたものであ
る。 【0008】この構成により、エンジン3を駆動した状
態で、作業者が脱穀クラッチレバ−15を入操作する
と、連繋部材25を介してテンションロ−ラ−23が脱
穀テンションベルト22を押圧して緊張させ、これによ
って、エンジン3の動力が脱穀部の入力軸20に入力さ
れて脱穀部が駆動される。また、刈取クラッチレバ−1
6を入操作すると、連繋部材36を介してテンションロ
−ラ−34が刈取テンションベルト33を押圧して緊張
させ、これによって、エンジン3の動力が刈取部の入力
軸31に入力されて刈取部が駆動される。 【0009】このように、各クラッチを入切操作する場
合には、各テンションロ−ラ−23,34を各テンショ
ンベルト22,33の張力に抗して接離させるため、こ
のテンションロ−ラ−23,34から各連繋部材25,
36を介して各クラッチレバ−15,16の支持部材1
2における軸支部にかなりの反力が作用する。しかしな
がら、前記連繋部材25と連繋部材36とは、前記刈取
クラッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15とから夫
々前後相反する方向に配置されているため、例え前述の
ような反力が同時に作用しても、この反力同士が前後相
反する方向に作用して相殺されるため、各クラッチレバ
−15,16の軸支部の前後動が少なくなる。 【0010】これにより、各クラッチレバ−15,16
から各テンションロ−ラ−23,34への連繋部材2
5,36の配索状態に与える影響が少なくなり、刈取ク
ラッチ、脱穀クラッチの入切操作性の低下が少なくな
る。また、各クラッチレバ−15,16の軸支部の支持
強度をいたずらに上げなくともその強度を保ち得、構成
を簡素なものとすることができる。 【0011】しかも、各クラッチレバ−15,16が座
席5の前部側方に配置されているため、座席5に着座し
た操縦者は、この各クラッチレバ−15,16を左手で
容易に操作することができる。 【0012】 【発明の効果】以上のように、本発明は、エンジン3
と、刈取部の入力軸31と、脱穀部の入力軸20と、エ
ンジン3と入力軸31の間に設けた刈取テンションベル
ト33と、エンジン3と入力軸20の間に設けた脱穀テ
ンションベルト22と、前記テンションベルト33を緊
張弛緩させるテンションロ−ラ−34と、前記テンショ
ンベルト22を緊張弛緩させるテンションロ−ラ−23
と、前記テンションロ−ラ−34を連繋部材36を介し
て操作する刈取クラッチレバ−16と、前記テンション
ロ−ラ−23を連繋部材25を介して操作する脱穀クラ
ッチレバ−15とを設けると共に、刈取クラッチレバ−
16と脱穀クラッチレバ−15のそれぞれの基部を近づ
けて座席5近傍に設けた前後方向の支持部材12に軸支
して座席5の前部側方に配置し、前記連繋部材36と連
繋部材25とを前記刈取クラッチレバ−16と脱穀クラ
ッチレバ−15とから夫々前後相反する方向に配置した
ことを特徴とするコンバインにおける刈取脱穀入切クラ
ッチとしたので、脱穀クラッチレバ−15と刈取クラッ
チレバ−16との軸支部の位置を安定させ、両クラッチ
の入切操作性を良好に維持できる。 【0013】また、各クラッチレバ−15,16の軸支
部自体の支持強度の点でも有利に構成することもでき、
構成を簡素なものとして、製造時の組立て作業や、作業
時のメンテナンス等を容易に行うことができる。しか
も、各クラッチレバ−15,16が座席5の前部側方に
配置されているため、座席5に着座した操縦者がこの各
クラッチレバ−15,16を容易に操作でき、操作性の
向上及びこれに伴う作業能率の向上を達することができ
る。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明すると、1はフレ−ム、2はフレ−ム1の下方に取
付けた走行装置であり、フレ−ム1の前側には刈取部
が、フレ−ム1の上方には刈取部により刈取った穀稈を
脱穀する自動送込式脱穀装置がそれぞれ設けられる。 【0015】フレ−ム1の前側の右側上部位置にはエン
ジン3が設けられ、エンジン3の上面と側面とをエンジ
ンカバ−4で包囲し、エンジンカバ−4の上部に座席5
を設ける。6はエンジン3の前方に設けた操作部カバ−
である。エンジン3の左側の側部に、伝動装置室7を形
成し、該室7にエンジン3から走行装置2に至るミッシ
ョンケ−ス8を設ける。9は刈取部伝動フレ−ムであ
る。前記伝動装置室7の前側には操作部カバ−6の左側
が位置し、伝動装置室7の後側の上部に後壁10を設
け、伝動装置室7の上側は上壁11で覆う。 【0016】前記伝動装置室7内の上部位置には、後側
は後壁10に固定され、前側は操作部カバ−6に固定さ
れている前後方向の支持杆(支持部材)12を横設す
る。支持杆12は下向きコ型のチャンネル鋼で形成さ
れ、支持杆12の前後中間位置の上面に軸受取付金具1
3を固定し、取付金具13には左右方向のクラッチシャ
フト14を横設する。 【0017】クラッチシャフト14には、脱穀クラッチ
レバ−15と、刈取クラッチレバ−16の各下部をそれ
ぞれ軸止する。前記エンジン3には出力軸17を設け、
出力軸17にはプ−リ−18とプ−リ−19をそれぞれ
固定し、脱穀部の下部に入力軸20を設け、入力軸20
にプ−リ−21を固定し、プ−リ−19とプ−リ−21
との間にテンションベルト22を設け、テンションベル
ト22にテンションロ−ラ−23を当接させる。 【0018】テンションロ−ラ−23は揺動腕24に軸
止され、揺動腕24には、脱穀クラッチレバ−15に上
端を軸止したロッド(連繋部材)25の下端をバネ26
介して連結する。27は前記ミッションケ−ス8の入力
軸であり、入力軸27には、プ−リ−28とプ−リ−2
9が取付けられ、前記プ−リ−18とプ−リ−29との
間にベルト30が掛け回される。 【0019】31は刈取部伝動フレ−ム9の上部位置に
設けた刈取入力軸であり、刈取入力軸31にはプ−リ−
32が固着され、プ−リ−28とプ−リ−32との間に
テンションベルト33が掛け回され、テンションベルト
33にテンションロ−ラ−34が当接する。テンション
ロ−ラ−34は、揺動腕35に取付けられ、揺動腕35
にロッド36の下端を連結し、ロッド(連繋部材)36
の上端を刈取クラッチレバ−16に連結する。 【0020】しかして、前記軸受取付金具13を設けた
支持杆12の下部位置には、補強用のサポ−トフレ−ム
37の上端を固定し、サポ−トフレ−ム37の下端は、
ミッションケ−ス8等の固定部材に固着する。次に作用
を述べる。エンジン3を始動し、走行クラッチを入にす
ると、出力軸17→プ−リ−18→ベルト30→プ−リ
−29→入力軸27→ミッションケ−ス8と回転は伝達
され、走行装置2が回転して前後進する。 【0021】しかして、脱穀クラッチレバ−15を第1
図の実線の位置にして「入」にすると、ロッド25を上
動させ、バネ2を介して揺動腕24を回動させ、テンシ
ョンロ−ラ−23をテンションベルト22に押圧するの
で、テンションベルト22は緊張し、プ−リ−19の回
転をテンションベルト22を介してプ−リ−21に伝
え、入力軸20を回転させるから、脱穀部は運転され
る。 【0022】又、刈取クラッチレバ−16を「入」にす
ると、ロッド36を引き上げ、揺動腕35を回転させて
テンションロ−ラ−34をテンションベルト33に当接
させて緊張させるので、プ−リ−28の回転はプ−リ−
32に伝達され、刈取部を回転させる。前記のように、
走行クラッチ及び刈取クラッチを「入」にするときは、
脱穀クラッチレバ−15、あるいは刈取クラッチレバ−
16を前後に回動させて、テンションロ−ラ−23かテ
ンションロ−ラ−34を回動させることになるので、前
記レバ−15,16を回動操作する都度、支持杆12は
力を受けて撓むことになり、支持杆12が撓むと、つい
で操作するレバ−の切替が不確実になる問題がでる。 【0023】しかし、支持杆12の、脱穀クラッチレバ
−15と刈取クラッチレバ−16を軸着した部分には、
縦のサポ−トフレ−ム37の上端を固定し、サポ−トフ
レ−ム37の下端はミッションケ−ス8に固定したの
で、支持杆12の撓みはなく、一方を回転させたときの
撓みをなくするので、他方のクラッチ操作が正確に「入
切」できる。
る刈取脱穀入切クラッチに係るものである。 【0002】 【従来技術】コンバインには、各種の作業クラッチが設
けられているが、操作頻度の高いクラッチは、刈取クラ
ッチと脱穀クラッチとである。刈取脱穀作業に際して
は、脱穀クラッチを入にして脱穀部を駆動すると共に、
刈取クラッチを入にして刈取部をも駆動する。そして、
圃場の一辺を刈り終え、他辺へ向けて機体を回行させる
際には、その都度、刈取クラッチを切にして刈取部の駆
動を停止する。 【0003】また、このようなクラッチは、テンション
クラッチ式に構成すると安価に提供できる。この場合、
刈取部及び脱穀部に至る各テンションベルトを各テンシ
ョンロ−ラ−の当接・離脱によって緊張弛緩させるもの
とし、これらのテンションロ−ラ−を、各連繋部材(ロ
ッド,スプリング等)を介して、刈取クラッチレバ−及
び脱穀クラッチレバ−によって操作する構成を採る。 【0004】そして、これら刈取クラッチレバ−及び脱
穀クラッチレバ−は、操作性を高めるため、運転席近傍
の位置に併設する。この刈取クラッチレバ−及び脱穀ク
ラッチレバ−の併設構成として、例えば、実開昭60−
116828号公報には、刈取クラッチレバ−及び脱穀
クラッチレバ−を、運転席近傍に設けた前後方向の支持
フレ−ムに軸支し、前記各連繋部材を前記刈取クラッチ
レバ−と脱穀クラッチレバ−とから前後同方向(具体的
には後方)に配置した構成が記載されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかして、テンション
式のクラッチにおいては、テンションロ−ラ−をテンシ
ョンベルトの張力に抗して接離させるため、このテンシ
ョンロ−ラ−から連繋部材を介してクラッチレバ−の軸
支部にかなりの反力が作用する。従って、例えば上記の
実開昭60−116828号公報に記載されているよう
に、刈取クラッチレバ−と脱穀クラッチレバ−との基部
を近づけて軸支し、各クラッチレバ−から各テンション
ロ−ラ−への連繋部材を前後同方向へ配置した場合、例
えば一方の刈取クラッチレバ−を入切操作すると、その
反力で、軸支部が上下動ないし前後動する。この結果、
接近した軸支部に設けた他方の脱穀クラッチレバ−も上
下動ないし前後動して、この脱穀クラッチレバ−からテ
ンションロ−ラ−までの距離が変化してこれへの連繋部
材の配索状態に影響を与え、脱穀クラッチの確実な入切
操作を阻害するという問題が生じる。 【0006】また、上記実開昭60−116828号公
報に記載されているように、刈取クラッチレバ−と脱穀
クラッチレバ−とが座席の後側側方に配置されている場
合、座席に着座した操縦者は、このレバ−を、左手を後
方に伸ばして操作しなければ ならず、この操作を楽な姿
勢で行うことができない。 【0007】 【課題を解決するための手段】この発明は、上述の如き
課題を解決するために、次のような技術的手段を講じ
る。即ち、エンジン3と、刈取部の入力軸31と、脱穀
部の入力軸20と、エンジン3と入力軸31の間に設け
た刈取テンションベルト33と、エンジン3と入力軸2
0の間に設けた脱穀テンションベルト22と、前記テン
ションベルト33を緊張弛緩させるテンションロ−ラ−
34と、前記テンションベルト22を緊張弛緩させるテ
ンションロ−ラ−23と、前記テンションロ−ラ−34
を連繋部材36を介して操作する刈取クラッチレバ−1
6と、前記テンションロ−ラ−23を連繋部材25を介
して操作する脱穀クラッチレバ−15とを設けると共
に、刈取クラッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15
のそれぞれの基部を近づけて座席5近傍に設けた前後方
向の支持部材12に軸支して座席5の前部側方に配置
し、前記連繋部材36と連繋部材25とを前記刈取クラ
ッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15とから夫々前
後相反する方向に配置したことを特徴とするコンバイン
における刈取脱穀入切クラッチの構成としたものであ
る。 【0008】この構成により、エンジン3を駆動した状
態で、作業者が脱穀クラッチレバ−15を入操作する
と、連繋部材25を介してテンションロ−ラ−23が脱
穀テンションベルト22を押圧して緊張させ、これによ
って、エンジン3の動力が脱穀部の入力軸20に入力さ
れて脱穀部が駆動される。また、刈取クラッチレバ−1
6を入操作すると、連繋部材36を介してテンションロ
−ラ−34が刈取テンションベルト33を押圧して緊張
させ、これによって、エンジン3の動力が刈取部の入力
軸31に入力されて刈取部が駆動される。 【0009】このように、各クラッチを入切操作する場
合には、各テンションロ−ラ−23,34を各テンショ
ンベルト22,33の張力に抗して接離させるため、こ
のテンションロ−ラ−23,34から各連繋部材25,
36を介して各クラッチレバ−15,16の支持部材1
2における軸支部にかなりの反力が作用する。しかしな
がら、前記連繋部材25と連繋部材36とは、前記刈取
クラッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15とから夫
々前後相反する方向に配置されているため、例え前述の
ような反力が同時に作用しても、この反力同士が前後相
反する方向に作用して相殺されるため、各クラッチレバ
−15,16の軸支部の前後動が少なくなる。 【0010】これにより、各クラッチレバ−15,16
から各テンションロ−ラ−23,34への連繋部材2
5,36の配索状態に与える影響が少なくなり、刈取ク
ラッチ、脱穀クラッチの入切操作性の低下が少なくな
る。また、各クラッチレバ−15,16の軸支部の支持
強度をいたずらに上げなくともその強度を保ち得、構成
を簡素なものとすることができる。 【0011】しかも、各クラッチレバ−15,16が座
席5の前部側方に配置されているため、座席5に着座し
た操縦者は、この各クラッチレバ−15,16を左手で
容易に操作することができる。 【0012】 【発明の効果】以上のように、本発明は、エンジン3
と、刈取部の入力軸31と、脱穀部の入力軸20と、エ
ンジン3と入力軸31の間に設けた刈取テンションベル
ト33と、エンジン3と入力軸20の間に設けた脱穀テ
ンションベルト22と、前記テンションベルト33を緊
張弛緩させるテンションロ−ラ−34と、前記テンショ
ンベルト22を緊張弛緩させるテンションロ−ラ−23
と、前記テンションロ−ラ−34を連繋部材36を介し
て操作する刈取クラッチレバ−16と、前記テンション
ロ−ラ−23を連繋部材25を介して操作する脱穀クラ
ッチレバ−15とを設けると共に、刈取クラッチレバ−
16と脱穀クラッチレバ−15のそれぞれの基部を近づ
けて座席5近傍に設けた前後方向の支持部材12に軸支
して座席5の前部側方に配置し、前記連繋部材36と連
繋部材25とを前記刈取クラッチレバ−16と脱穀クラ
ッチレバ−15とから夫々前後相反する方向に配置した
ことを特徴とするコンバインにおける刈取脱穀入切クラ
ッチとしたので、脱穀クラッチレバ−15と刈取クラッ
チレバ−16との軸支部の位置を安定させ、両クラッチ
の入切操作性を良好に維持できる。 【0013】また、各クラッチレバ−15,16の軸支
部自体の支持強度の点でも有利に構成することもでき、
構成を簡素なものとして、製造時の組立て作業や、作業
時のメンテナンス等を容易に行うことができる。しか
も、各クラッチレバ−15,16が座席5の前部側方に
配置されているため、座席5に着座した操縦者がこの各
クラッチレバ−15,16を容易に操作でき、操作性の
向上及びこれに伴う作業能率の向上を達することができ
る。 【0014】 【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面により
説明すると、1はフレ−ム、2はフレ−ム1の下方に取
付けた走行装置であり、フレ−ム1の前側には刈取部
が、フレ−ム1の上方には刈取部により刈取った穀稈を
脱穀する自動送込式脱穀装置がそれぞれ設けられる。 【0015】フレ−ム1の前側の右側上部位置にはエン
ジン3が設けられ、エンジン3の上面と側面とをエンジ
ンカバ−4で包囲し、エンジンカバ−4の上部に座席5
を設ける。6はエンジン3の前方に設けた操作部カバ−
である。エンジン3の左側の側部に、伝動装置室7を形
成し、該室7にエンジン3から走行装置2に至るミッシ
ョンケ−ス8を設ける。9は刈取部伝動フレ−ムであ
る。前記伝動装置室7の前側には操作部カバ−6の左側
が位置し、伝動装置室7の後側の上部に後壁10を設
け、伝動装置室7の上側は上壁11で覆う。 【0016】前記伝動装置室7内の上部位置には、後側
は後壁10に固定され、前側は操作部カバ−6に固定さ
れている前後方向の支持杆(支持部材)12を横設す
る。支持杆12は下向きコ型のチャンネル鋼で形成さ
れ、支持杆12の前後中間位置の上面に軸受取付金具1
3を固定し、取付金具13には左右方向のクラッチシャ
フト14を横設する。 【0017】クラッチシャフト14には、脱穀クラッチ
レバ−15と、刈取クラッチレバ−16の各下部をそれ
ぞれ軸止する。前記エンジン3には出力軸17を設け、
出力軸17にはプ−リ−18とプ−リ−19をそれぞれ
固定し、脱穀部の下部に入力軸20を設け、入力軸20
にプ−リ−21を固定し、プ−リ−19とプ−リ−21
との間にテンションベルト22を設け、テンションベル
ト22にテンションロ−ラ−23を当接させる。 【0018】テンションロ−ラ−23は揺動腕24に軸
止され、揺動腕24には、脱穀クラッチレバ−15に上
端を軸止したロッド(連繋部材)25の下端をバネ26
介して連結する。27は前記ミッションケ−ス8の入力
軸であり、入力軸27には、プ−リ−28とプ−リ−2
9が取付けられ、前記プ−リ−18とプ−リ−29との
間にベルト30が掛け回される。 【0019】31は刈取部伝動フレ−ム9の上部位置に
設けた刈取入力軸であり、刈取入力軸31にはプ−リ−
32が固着され、プ−リ−28とプ−リ−32との間に
テンションベルト33が掛け回され、テンションベルト
33にテンションロ−ラ−34が当接する。テンション
ロ−ラ−34は、揺動腕35に取付けられ、揺動腕35
にロッド36の下端を連結し、ロッド(連繋部材)36
の上端を刈取クラッチレバ−16に連結する。 【0020】しかして、前記軸受取付金具13を設けた
支持杆12の下部位置には、補強用のサポ−トフレ−ム
37の上端を固定し、サポ−トフレ−ム37の下端は、
ミッションケ−ス8等の固定部材に固着する。次に作用
を述べる。エンジン3を始動し、走行クラッチを入にす
ると、出力軸17→プ−リ−18→ベルト30→プ−リ
−29→入力軸27→ミッションケ−ス8と回転は伝達
され、走行装置2が回転して前後進する。 【0021】しかして、脱穀クラッチレバ−15を第1
図の実線の位置にして「入」にすると、ロッド25を上
動させ、バネ2を介して揺動腕24を回動させ、テンシ
ョンロ−ラ−23をテンションベルト22に押圧するの
で、テンションベルト22は緊張し、プ−リ−19の回
転をテンションベルト22を介してプ−リ−21に伝
え、入力軸20を回転させるから、脱穀部は運転され
る。 【0022】又、刈取クラッチレバ−16を「入」にす
ると、ロッド36を引き上げ、揺動腕35を回転させて
テンションロ−ラ−34をテンションベルト33に当接
させて緊張させるので、プ−リ−28の回転はプ−リ−
32に伝達され、刈取部を回転させる。前記のように、
走行クラッチ及び刈取クラッチを「入」にするときは、
脱穀クラッチレバ−15、あるいは刈取クラッチレバ−
16を前後に回動させて、テンションロ−ラ−23かテ
ンションロ−ラ−34を回動させることになるので、前
記レバ−15,16を回動操作する都度、支持杆12は
力を受けて撓むことになり、支持杆12が撓むと、つい
で操作するレバ−の切替が不確実になる問題がでる。 【0023】しかし、支持杆12の、脱穀クラッチレバ
−15と刈取クラッチレバ−16を軸着した部分には、
縦のサポ−トフレ−ム37の上端を固定し、サポ−トフ
レ−ム37の下端はミッションケ−ス8に固定したの
で、支持杆12の撓みはなく、一方を回転させたときの
撓みをなくするので、他方のクラッチ操作が正確に「入
切」できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】側面図。
【図2】正面図。
【符号の説明】
1 フレ−ム
2 走行装置
3 エンジン
4 エンジンカバ−
5 座席
6 操作部カバ−
7 伝動装置室
8 ミッションケ−ス
9 刈取部伝動フレ−ム
10 後壁
11 上壁
12 支持杆(支持部材)
13 取付金具
14 クラッチシャフト
15 脱穀クラッチレバ−
16 刈取クラッチレバ−
17 軸
18 プ−リ−
19 プ−リ−
20 脱穀入力軸
21 プ−リ−
22 テンションベルト
23 テンションロ−ラ−
24 揺動腕
25 ロッド
26 バネ
27 入力軸
28 プ−リ−
29 プ−リ−
30 ベルト
31 刈取入力軸
32 プ−リ−
33 テンションベルト
34 テンションロ−ラ−
35 揺動腕
36 ロッド
37 サポ−トフレ−ム
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭57−47418(JP,A)
実開 昭60−116828(JP,U)
実開 昭52−95833(JP,U)
実開 昭58−38235(JP,U)
実開 昭55−157030(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.エンジン3と、刈取部の入力軸31と、脱穀部の入
力軸20と、エンジン3と入力軸31の間に設けた刈取
テンションベルト33と、エンジン3と入力軸20の間
に設けた脱穀テンションベルト22と、前記テンション
ベルト33を緊張弛緩させるテンションロ−ラ−34
と、前記テンションベルト22を緊張弛緩させるテンシ
ョンロ−ラ−23と、前記テンションロ−ラ−34を連
繋部材36を介して操作する刈取クラッチレバ−16
と、前記テンションロ−ラ−23を連繋部材25を介し
て操作する脱穀クラッチレバ−15とを設けると共に、
刈取クラッチレバ−16と脱穀クラッチレバ−15のそ
れぞれの基部を近づけて座席5近傍に設けた前後方向の
支持部材12に軸支して座席5の前部側方に配置し、前
記連繋部材36と連繋部材25とを前記刈取クラッチレ
バ−16と脱穀クラッチレバ−15とから夫々前後相反
する方向に配置したことを特徴とするコンバインにおけ
る刈取脱穀入切クラッチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08309072A JP3088082B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08309072A JP3088082B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチ |
Related Child Applications (2)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32253496A Division JPH09172850A (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチ |
| JP08322533A Division JP3088083B2 (ja) | 1996-12-03 | 1996-12-03 | コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09163856A JPH09163856A (ja) | 1997-06-24 |
| JP3088082B2 true JP3088082B2 (ja) | 2000-09-18 |
Family
ID=17988550
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08309072A Expired - Fee Related JP3088082B2 (ja) | 1996-11-20 | 1996-11-20 | コンバインにおける刈取脱穀入切クラッチ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3088082B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60116828U (ja) * | 1984-01-16 | 1985-08-07 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1996
- 1996-11-20 JP JP08309072A patent/JP3088082B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09163856A (ja) | 1997-06-24 |
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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